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JP2578328B2 - 背圧タ−ビン発電機の出力制御方法 - Google Patents

背圧タ−ビン発電機の出力制御方法

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Publication number
JP2578328B2
JP2578328B2 JP60168184A JP16818485A JP2578328B2 JP 2578328 B2 JP2578328 B2 JP 2578328B2 JP 60168184 A JP60168184 A JP 60168184A JP 16818485 A JP16818485 A JP 16818485A JP 2578328 B2 JP2578328 B2 JP 2578328B2
Authority
JP
Japan
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output
pressure
turbine
control valve
generator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60168184A
Other languages
English (en)
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JPS6229706A (ja
Inventor
計介 江藤
守 小滝
剛 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP60168184A priority Critical patent/JP2578328B2/ja
Publication of JPS6229706A publication Critical patent/JPS6229706A/ja
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Publication of JP2578328B2 publication Critical patent/JP2578328B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、背圧タービン発電機の出力を定格値以内に
保つ方法に関する。詳しくは、タービンの背圧によりプ
ラント蒸気ヘッダーの圧力を制御する場合において、発
電機の出力を定格値等の許容値以内に保つ方法に関す
る。
[背景技術とその問題点] プラント蒸気ヘッダーの圧力は、生産工程における蒸
気消費量の変動により変化する。
従来、プラント蒸気ヘッダーの圧力によりタービンへ
の蒸気供給量を制御していたため、発電機の出力が定格
値を超過することがあった。これを防止するため、発電
機の出力が定格値に達する前に、早めにプラント蒸気ヘ
ッダーの圧力制御を、タービンの背圧による制御から蒸
気加減弁(高圧側と低圧側との間にタービンに対して並
列に設けられた弁)による制御に手動で切換る必要があ
った。
このような切換操作は、非常に煩雑である。しかも、
蒸気加減弁を通過する蒸気は発電に関与せず、ボイラか
らの蒸気が有効に利用されないため、プラント効率が低
下していた。
[発明の目的] ここに、本発明の目的は、ボイラからの蒸気を有効利
用しつつ、生産工程における蒸気消費量の変動に対して
も、発電機の出力を許容値以内に保ったままタービンの
低圧側圧力を一定に維持することができる背圧タービン
発電機の出力制御方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用] そのため、本発明では、背圧タービンによって駆動さ
れる発電機の出力を制御する方法において、前記発電機
の出力を検出するとともに、前記タービンの低圧側の圧
力を検出し、前記発電機の検出出力か許容値を超過した
ときおよび前記検出出力が許容未満でかつ前記タービン
の検出圧力が設定範囲よりも高くなったとき前記タービ
ンの入口側と高圧側との間に設けられたタービン入口制
御弁を閉方向に制御するとともに、前記検出圧力が設定
範囲より低くかつ前記検出出力が前記許容値よりも低い
規定出力未満のとき前記タービン入口制御弁を開方向に
制御する一方、このタービン入口制御弁が開方向に制御
されたときに前記検出出力が許容値を超過した場合およ
び前記検出圧力が設定範囲より低くなったときに前記検
出出力が前記規定出力以上の場合には、前記タービンに
並列に設けられた蒸気加減弁を開方向へ制御する、こと
を特徴としている。
従って、発電機の検出出力が許容値を超過したとき、
タービン入口制御弁を閉方向に制御するようにしたの
で、発電機の出力を許容値以内に抑えることができる。
また、検出出力が許容値未満でかつタービンの検出圧
力が設定範囲より高くなったとき、タービン入口制御弁
を閉方向に制御する一方、検出圧力が設定範囲より低く
かつ前記検出出力が前記許容値よりも低い規定出力未満
のとき前記タービン入口制御弁を開方向に制御するよう
にしたので、生産工程の蒸気消費量の変動があっても、
タービン入口制御弁の制御により、発電機の出力を許容
値以内に保ったままタービンの低圧側の圧力を設定範囲
内に保つことができる。従って、ボイラからの蒸気を有
効に利用できるから、プラント効率を低下させることが
ない。
また、タービン入口制御弁が開方向に制御されたとき
に前記検出出力が許容値を超過した場合および検出圧力
が設定範囲より低くなったときに前記検出出力が前記規
定出力以上の場合には、蒸気加減弁を開方向へ制御する
ようにしたので、生産工程の蒸気消費量を変動に対して
タービン入口制御弁の制御だけでは対応できない場合で
も、蒸気加減弁の制御により、発電機の出力を許容値以
内に保ったままタービンの低圧側の圧力を設定範囲内に
保つことができる。
[実施例] 第1図は本発明の方法をエネルギープラントに応用し
た一実施例を示している。同図において、ボイラ11に接
続された高圧側のボイラ主蒸気ヘッダー12には、タービ
ン入口制御弁13を介して背圧タービン14が接続されてい
る。タービン14の背気は低圧側のプラント蒸気ヘッダー
15に供給されている。
プラント蒸気ヘッダー15には、その低圧側の蒸気を生
産工程16へ供給する複数の分岐配管161,162,163が接続
されているとともに、発信器を内蔵した圧力検出器17が
設けられている。また、高圧側のボイラ主蒸気ヘッダー
12と低圧側のプラント蒸気ヘッダー15との間には、前記
圧力検出器17から送信される制御信号により開閉される
蒸気加減弁18が接続されている。
タービン14には、カップリング19を介して発電機20が連
結されている。発電器20からの出力は、発信器を内蔵し
た発電機出力検出器21により検出され、その検出信号
は、調節器22へ送信される。調節器22は、前記発電機出
力検出器21からの信号と前記圧力検出器17からの信号と
に応じて前記タービン入口制御弁13の開度を制御する。
次に、本実施例の作用を、第2図のフローチャートを
参照して説明する。タービン14が駆動されると、調節器
22において、まず発電機出力検出器21からの信号、つま
り発電器20の出力が定格値よりも僅か高い許容値(例え
ば、定格値の上限を16000KWとすると、16300KW)を超過
しているかが判断される。このとき、発電機20の出力が
許容値を超過していれば、調節器22からの閉信号により
タービン入口制御弁13が閉方向に動作される。タービン
入口制御弁13か閉方向に動作すると、タービン14に供給
される蒸気量が制限される結果、発電機20の出力が低下
される。やがて、発電機20の出力が許容値以内まで低下
とすると、調節器2からの閉信号が停止され、次の判別
が実行される。従って、発電機20の出力は許容値以内に
抑えられる。
発電機20の出力が許容値を超過していなければ、続い
て圧力検出器17からの圧力、つまりプラント蒸気ヘッダ
ー15の圧力が予め設定された設定範囲内であるかが判断
される。プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲内で
あれば、タービン入口制御弁13の開度はそのままに維持
されたままである。従って、この条件下で運転が継続さ
れる。
プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲内でなけれ
ば、続いてそのプラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範
囲より高いかが判断される。プラント蒸気ヘッダー15の
圧力が設定範囲より高ければ、調理器22からの閉信号に
よりタービン入口制御弁13が閉方向に動作される。する
と、タービン14からの背圧が低下するので、プラント蒸
気ヘッダー15の圧力が設定範囲の上限以下に保たれる。
従って、例えば生産工程16の蒸気消費量の減少によって
プラント蒸気のヘッダー15の圧力が上昇しても、タービ
ン入口制御弁13が閉方向へ動作されるので、プラント蒸
気ヘッダー15の圧力は設定範囲の上限以内に抑えられ
る。
逆に、プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲より
高くなければ、つまり低ければ、続いて発電機出力検出
器21からの出力が定格値の上限等の規定出力(例えば、
16000KW)以上かが判断される。このとき、発電機20の
出力が規定出力以上でなければ、調節機22からの開信号
によりタービン入口制御弁13が開方向へ動作される。タ
ービン入口制御弁13が開方向へ動作すると、タービン14
え供給される蒸気量が増加し、その結果背圧が上昇する
ので、プラント蒸気ヘッダー15の圧力および発電機20の
出力が増大する。やがて、発電機20の出力が許容値に達
していないことを条件として、プラント蒸気ヘッダー15
の圧力が設定範囲の下限に達すると、調節器22からの開
信号が停止され、次の処理が実行される。従って、例え
ば生産工程16の蒸気消費量の増加によってプラント蒸気
ヘッダー15の圧力が低下しても、発電機20の出力が規定
出力未満の場合には、タービン入口制御弁14が開方向へ
動作されるので、プラント蒸気ヘッダー15の圧力は設定
範囲の下限以上に維持される。
ただ、プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲の下
限より低下しても、発電機20の出力が規定出力以上であ
れば、そのまま運転が継続される。この場合およびター
ビン入口制御弁13が開方向へ動作されたときに発電機20
の出力が許容値を超過してしまった場合には、蒸気加減
弁18が開方向に動作される。従って、タービン14の背圧
が増加しないためにプラント蒸気ヘッダー15の圧力が上
昇しないときでも、蒸気加減弁18によってプラント蒸気
ヘッダー15の圧力は常に一定に保たれる。
従って、本実施例によれば、発電機20の出力を発電出
力検出器21により検出し、この検出出力が許容値を超過
している場合、タービン入口制御弁13を閉方向に制御す
るようにしたので、発電機20の出力を許容値以内に保つ
ことができる。
また、プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲より
高い場合、タービン制御弁13を閉方向へ制御する一方、
設定範囲より低くかつ発電機20の出力が規定出力未満の
場合、タービン入口制御弁13を開方向へそれぞれ動作さ
せるようにしたので、発電機20の出力を許容値以内に保
ったままプラント蒸気ヘッダー15の圧力を設定範囲内に
保つことができる。しかも、これらの制御にあたって
も、タービン入口制御弁13の開度を調整するようにした
ので、ボイラー11からの蒸気を有効に利用でき、プラン
ト効率を低下させることがない。
また、プラント蒸気ヘッダー15の圧力が設定範囲の下
限より低下しても、発電機20の出力が規定出力以上の場
合およびタービン入口制御弁13が開方向へ動作されたと
きに発電機20の出力が許容値を超過してしまった場合に
は、蒸気加減弁18を開方向に動作させるようにしたの
で、タービン14の背圧が増加しないためにプラント蒸気
ヘッダー15の圧力が上昇しないときでも、蒸気加減弁18
によってプラント蒸気ヘッダー15の圧力を常に一定に保
つことができる。従って、生産工程に供給される蒸気圧
を常に一定に維持することができる。
なお、実施に当って、許容値としては、上記実施例で
述べた定格値より僅か高い値に限られるものでなく、任
意でよく、例えば定格値の上限でもよい。このようにす
ると、発電機20の出力を定格値以内に保つことができ
る。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、ボイラーからの蒸気を
有効に利用しつつ、生産工程における蒸気消費量の変動
に対しても、発電機の出力を許容値以内に保ったままタ
ービンの低圧側圧力を一定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を応用したエネルギープラントの
プロセスを示すフロー図、第2図はそのフローチャート
である。 12……ボイラ主蒸気ヘッダー、13……タービン入口制御
弁、14……背圧タービン、15……プラント蒸気ヘッダ
ー、17……圧力検出器、18……蒸気加減弁、20……発電
機、21……発電機出力検出器、22……調節器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背圧タービンによって駆動される発電機の
    出力を制御する方法において、 前記発電機の出力を検出するとともに、前記タービンの
    低圧側の圧力を検出し、 前記発電機の検出出力が許容値を超過したときおよび前
    記検出出力が許容未満でかつ前記タービンの検出圧力が
    設定範囲よりも高くなったとき前記タービンの入口側と
    高圧側との間に設けられたタービン入口制御弁を閉方向
    に制御するとともに、 前記検出圧力が設定範囲より低くかつ前記検出出力が前
    記許容値よりも低い規定出力未満のとき前記タービン入
    口制御弁を開方向に制御する一方、 このタービン入口制御弁が開方向にう制御されたときに
    前記検出出力が許容値を超過した場合および前記検出圧
    力が設定範囲より低くなったときに前記検出出力が前記
    規定出力以上の場合には、前記タービンに並列に設けら
    れた蒸気加減弁を開方向へ制御する、 ことを特徴とする背圧タービン発電機の出力制御方法。
JP60168184A 1985-07-30 1985-07-30 背圧タ−ビン発電機の出力制御方法 Expired - Lifetime JP2578328B2 (ja)

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JP2016008793A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 山陽ハイミール株式会社 蒸気発電システム

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