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JP2574928B2 - プルタイプクラッチのレリーズ機構 - Google Patents

プルタイプクラッチのレリーズ機構

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JP2574928B2
JP2574928B2 JP2134756A JP13475690A JP2574928B2 JP 2574928 B2 JP2574928 B2 JP 2574928B2 JP 2134756 A JP2134756 A JP 2134756A JP 13475690 A JP13475690 A JP 13475690A JP 2574928 B2 JP2574928 B2 JP 2574928B2
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JP
Japan
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clutch
ring
claw
stopper
bearing assembly
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稔 阿部
哲治 高野
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EKUSEDEI KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/085Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation the clutch actuation being of the pull type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S192/01Removable members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等に使用されるプルタイプの摩擦ク
ラッチに関し、より具体的には、クラッチハウジング内
に配置した油圧シリンダによりレリーズベアリングを移
動させるようにしたレリーズ機構に特に適した構造を提
供するものである。
[従来の技術] この種のレリーズ機構は、例えば米国特許第4,687,08
4号に記載されている。そこに記載されている構造で
は、ダイヤフラムスプリングに連結するリレーズベアリ
ング組立体と、クラッチハウジングに固定される油圧シ
リンダ組立体とが、組立作業の途中までは互いに分離し
た要素として組み立てられ、組立作業の最終段階におい
て両者が連結される。
その連結のために、レリーズベアリング組立体及びシ
リンダ組立体の両者には、それぞれ、円周方向に間隔を
隔てた複数の爪が設けてある。シリンダ組立体の爪はレ
リーズベアリング組立体の爪の間に入り込んでおり、両
方の爪は、それらの外周に設けた溝に嵌合するリングに
より軸方向に連結されている。この構造では、組立作業
において、予め連結リングをレリーズベアリング組立体
の爪の溝に嵌めておき、組立作業の最終段階で、シリン
ダ組立体全体をレリーズベアリング組立体の後方の位置
から前方へ移動させると、シリンダ組立体の爪が連結リ
ングを一時的に押し広げてその内側を通過し、爪が所定
位置に到達すると連結リングが両方の爪の溝に嵌合す
る。従って、組立は比較的容易である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記構造によると、装置を分解する場合
に、一方の爪から他方の爪を簡単に外せるようにはなっ
ておらず、従って、レリーズベアリング組立体からシリ
ンダ組立体を容易に外すことが困難である。
本発明は上記問題を解決した構造を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、ダイヤフラムス
プリングの内周部をクラッチの軸方向後方へ引くことに
よりクラッチが遮断されるプルタイプのクラッチにおい
て、ダイヤフラムスプリングの内周部にレリーズベアリ
ング組立体を連結し、レリーズベアリング組立体の軸方
向後方においてクラッチのハウジングにシリンダ組立体
を取り付け、レリーズベアリング組立体に軸方向後方へ
突出した複数の第1爪を設け、シリンダ組立体のピスト
ンに、軸方向前方へ突出した複数の第2爪を一体的に設
け、第1及び第2の爪を、それぞれ、クラッチ円周方向
に隙間を隔てて配置して、クラッチ円周方向に隣接する
2個の第1爪の間に第2爪が入るようにし、第2爪の外
周に、クラッチ円周方向に延び、かつ、半径方向に伸縮
できる連結リングをクラッチ軸方向に移動不能に取り付
け、第1爪の外周に、連結リングが軸方向移動不能に嵌
まる連結溝を形成し、第1爪の後端部外周に、該端部に
対してその後方の位置から連結リングが前進した時に、
連結リングの内周に係合して該リングを拡開できる案内
部を設け、前方の離脱位置から後方の係合位置の間を移
動できるリングストッパーと、該ストッパーを後方へ付
勢するストッパー用ばねとをレリーズベアリング組立体
に設け、上記係合位置において、リングストパーが連結
溝に嵌まった連結リングの外周に嵌合するようにし、リ
ングストッパーとシリンダ組立体とに、互いに軸方向の
工具挿入用の隙間を隔てて対向する工具受け部を設けた
ことを特徴としている。
[作用] この構造によると、組立作業では、シリンダ組立体の
第2の爪に連結リングを嵌めた状態で、シリンダ組立体
全体をレリーズベアリング組立体の後方の位置から前方
へ移動させる。そうすると、連結リングが第1の爪によ
り一時的に押し広げられ、両方の爪が互いに相手側の爪
の間の隙間に到達すると、連結リングが弾性的に収縮し
て連結溝に嵌まり、両者は軸方向相対移動不能に連結さ
れる。
この連結が完了した状態では、リングストッパーがス
トッパー用ばねに付勢されて係合位置に移動しており、
連結リングが半径方向外方へ拡開すること、すなわち、
連結溝から外れることは、リングストッパーにより防止
される。
レリーズベアリング組立体からシリンダ組立体を外す
場合には、リングストッパーとシリンダ組立体とに設け
た工具受け部の間に適当な工具を挿入し、その工具によ
りリングストッパーを離脱位置へ押す。これにより、連
結リングは拡開できる状態となり、従って、第2の爪を
後方へ移動させることにより、第2の爪に保持された連
結リングは第1の爪の連結溝から外れる。これにより、
レリーズベアリング組立体からシリンダ組立体を後方へ
外すことが可能となる。
[実施例] 第1図において、クラッチ出力軸1に連結するクラッ
チディスク2の外周のフェーシング3をプレッシャープ
レート4によりフライホイール5に押し付けるようにな
っている。プレッシャープレート4の後方にはダイヤフ
ラムスプリング6が配置されている。フライホイール5
の外周部には、ダイヤフラムスプリング6の外周端部を
支持するクラッチカバー7が固定されている。ダイヤフ
ラムスプリング6は、半径方向中間部がプレッシャープ
レート4の背面突起に連結している。ダイヤフラムスプ
リング6の内周部はレリーズベアリング組立体10に連結
し、ベアリング組立体10にはそのクラッチ軸方向後方
(矢印A方向)に配置したシリンダ組立体11が連結して
いる。
クラッチ遮断動作では、シリンダ組立体11は矢印Aの
ごとくベアリング組立体10をクラッチ軸方向後方へ引張
り、それにより、ダイヤフラムスプリング6の内周部が
同方向に引張られてプレッシャープレート4がフェーシ
ング3から離れ、クラッチが遮断される。上述の構造及
び基本動作は周知である。
上述の各部はクラッチハウジング12の内部に収容され
ており、シリンダ組立体11はその筒状の外側シリンダ15
の後端部がクラッチハウジング12に固定されている。そ
して、本発明によると、ベアリング組立体10とシリンダ
組立体11に関して次のような改良が施されている。
ベアリング組立体10はベアリング16と、その外周に取
り付けられてダイヤフラムスプリング6に連結する外側
ケース17と、ベアリング16の内周に固定される内側ケー
ス18とを備えている。
外側ケース17はベアリング16のアウターレースの外周
に嵌合する筒状の部分20と、そのアウターレースの後端
面に当接するフランジ状の部分21と、両者間を一体に延
びて半径方向外方かつ後方へ突出した湾曲部分22と、部
分21の内周から後方へ突出した筒状の部分23とを備えて
おり、部分23の後端部外周にコーンスプリング24の内周
部が掛け止められている。ダイヤフラムスプリング6の
内周は部分23の半径方向外側に隙間を隔てて位置してお
り、ダイヤフラムスプリング6の内周部が部分22の後端
面とコーンスプリング24の外周部とで挾持されている。
内側ケース18はベアリング16のインナーレースの内周
面に沿って延びる筒状の部分30と、部分30の前端部から
半径方向外方へ突出したラウンジ状の部分31と、部分30
の後端部から半径方向内方へ突出したフランジ上の部分
32と、部分32の内周部から後方へ突出した筒状の部分33
と、部分33から後方へ突出した後述する複数の爪35とを
備えている。
部分31はベアリング16のインナーレースの前端面に係
合している。部分30の後端部外周にはばね受け36が取り
付けてあり、ばね受け36とベアリング16のインナーレー
スとの間にウエーブスリンプ37が介装されている。又、
部分30はベアリング16の内周に対してわずかな隙間を隔
てている。
上述のごとくベアリング16、外側ケース17、内側ケー
ス18を構成することにより、使用開始前にそれらがダイ
ヤフラムスプリング6に対して半径方向にずれている場
合でも、使用を開始することにより、それらが相対的に
半径方向に移動し、各部の正確な同心関係が確保され
る。
前記シリンダ15の半径方向内側には筒状のピストン40
が配置されている。ピストン40は後端部に外向きフラン
ジ状の端壁41を一体に備え、端壁41がシリンダ15の内周
面に摺動自在に当接している。又シリンダ15は前端部に
内向きフランジ状の端壁42を備え、端壁42の内周がピス
トン40の筒状本体の外周に摺動自在に当接している。こ
れにより、シリンダ15とピストン40本体との間には作動
室43が形成されている。作動室43の軸方向両端部にはシ
ール45が配置してある。又両シール45の間には圧縮コイ
ルばねからなる戻しばね46が配置してある。シリンダ15
の前部には半径方向外方へ突出したボス47が設けてあ
り、そのボス47の内部に作動室43と外部通路(図示せ
ず)とをつなぐ通路48が設けてある。この外部通路は、
クラッチハウジング12の外まで延びて油圧制御機構(図
示せず)に接続している。
ピストン40の前端部には内向きフランジ部50が一体に
設けてある。フランジ部50の内周には筒状部材51が嵌合
している。筒状部材51はフランジ部50よりも前方へ突出
して前記部分33及び爪35の内周に摺動自在に嵌合してい
る。フランジ部50の後端部は半径方向外方へ延長されて
おり、その延長部がピストン40の筒状本体の内周に固定
されている。
第2図は分解状態におけるベアリング組立体10及びシ
リンダ組立体11の部分拡大断面略図である。この図から
明らかなように、前記ピストン40のフランジ部50の内周
部からは、前方へ複数の爪55が一体に突出している。こ
れらの爪55は互いに等間隔を隔てて円周方向にならんで
いる。又前述の内側ケース18の爪35も互いに等間隔を隔
てて円周方向にならんでいる。より具体的には、隣接す
る2個の間の隙間56に1個の爪35を挿入し、換言すれ
ば、隣接する2個の爪35の間の隙間57に1個の爪55を挿
入できるようになっている。
そのように両方の爪35、55を組み合わせた状態で、両
者は連結リング60により軸方向に移動不能に連結され
る。連結リング60は爪55(及び組み立て状態での爪35)
の外周面に沿って延びており、その半径方向の弾性変形
を許容するために、1箇所に切れ目(図示せず)を備え
ている。各爪55の外周面には連結リング60が入り込む保
持溝61が設けてあり、各爪35の外周面には連結リング60
が嵌合する連結溝62が設けてある。
保持溝61は深く、その深さはリング60の直径とほぼ同
じである。又、保持溝61が断面形状が矩形で、その両側
面は半径方向に延びる平坦な面で形成されている。この
ように保持溝61を構成することにより、連結リング60
は、後述する組立作業及び分解作業において、溝61内で
半径方向に変形することは可能であるが、軸方向に移動
することは実質的に不可能である。
他方の連結溝62は比較的浅い円弧状断面の溝で形成さ
れている。従って、リング60が連結溝62に嵌まると、そ
のままの状態では、リング60は連結溝62に対して軸方向
に移動できないが、強制的に連結リング60を後方(A)
へ押すことにより、リング60は溝62の湾曲底面に案内さ
れて拡開し、溝62から連結リング60を比較的容易に移動
させることができる。
更に各爪35の先端部外周面には後方かつ半径方向内方
へ傾斜した傾斜面(案内部65)が形成されている。又、
爪35の半径方向外側には、筒状のストッパー70が設けて
ある。ストッパー70は、クラッチ軸方向に延びる筒状本
体と、その前端部から半径方向内方へ突出した内向きフ
ランジ71と、後端部から半径方向外方へ突出した外向き
フランジ72とを一体に有している。内向きフランジ71は
内周が部分33の外周に摺動自在に当接している。又、部
分33の後端部外周にはリング状のスナップリング73が取
り付けてあり、これにより、内向きフランジ71が第2図
に示す係合位置(後述する)よりも後方へ移動すること
が防止されている。ストッパー70の筒状本体の外側、か
つ、外向きフランジ72と前記ばね受け36との間には圧縮
コイルスプリング75が設けてある。
この構造によると、図示のごとく連結リング60を保持
溝61に嵌めてピストン40全体をケース18の後方から前方
へ移動させることにより両者を連結することができる。
すなわち、そのように前進させて爪35及び爪55を、それ
ぞれ、隙間56、57に入り込ませると、まず、案内部65が
連結リング60の内周に係合し、更に前進させると、第3
図の如く、案内部65がリング60を押し広げてリング60が
爪35の案内部65と連結溝62との間の外周面部分に乗り上
げ、更に前進させて両方の爪35、55が相対的に第1図の
所定位置に到達すると、連結リング60が収縮して連結溝
62に入り込み、これにより両者は軸方向相対移動に連結
される。
又上述の連結動作の途中では、拡開したリング60が外
向きフランジ72の内周に当接してストッパー70全体を前
方の退避位置へ移動させ、連結リング60が連結溝62に嵌
合すると、スプリング75の作用によりストッパー70が第
1図の係合位置まで戻る。その係合位置では、ストッパ
ー70の内周面が連結リング60の外周に係合又は近接して
連結リング60の拡開を阻止し、従って、連結リング60が
連結溝62から外れることが防止される。このように、ケ
ース18とピストン40とは簡単に連結することができ、実
際のクラッチ組立作業では、両者は次のようにして連結
される。
第1図において、ケース18はベアリング組立体10の一
部分として予め組み立てられる。又ベアリング組立体10
全体はダイヤフラムスプリング6に組み付けられ、ダイ
ヤフラムスプリング6はクラッチカバー7やプレッシャ
ープレート4と共にフライホイール5に組み付けられ
る。一方、別の場所においてピストン40はシリンダ組立
体11の一部分として図示のごとく組み立てられる。その
様な組立ての後、シリンダ組立体11はクラッチハウジン
グ12と共にベアリング組立体10に対して図示の位置まで
後方から組み付けられ、その組み付けにより、前述のご
とく、ピストン40とケース18とが自動的に連結される。
このように実際の組立作業では、ピストン40を組み込
んだシリンダ15を前方へ押してピストン40をケース18側
へ前進させるが、その点を考慮して、第3図に示すブロ
ック76がピストン40に一時的に装着される。
第3図において、環状又はフランジ状の受け部材78が
爪55の基端部(後端部)の周囲に設けてある。受け部材
78はピストン40の筒状本体の前端面に当接しており、適
当な手段でピストン40に固定されている。受け部材78は
ピストン40の筒状本体よりも半径方向外方へ突出してお
り、組立作業では、受け部材78とシリンダ端壁42との間
にブロック76が介装されている。
斜視図である第4図のごとく、ブロック76は円弧状の
部材で、その長手方向の中間部から工具挿入用の孔を備
えた突起77が半径方向外方へ突出している。第3図にお
いて、ブロック76はピストン40の外周の1/2以下の範囲
を覆っており、従って、ピストン40に対して半径方向に
着脱でき、前述の組み立てが完了すると、取り外され
る。
このようなブロック76を採用したことにより、上述の
組立作業において、シリンダ15を前方へ押す際に、ばね
46が圧縮されてピストン40がシリンダ15に対して相対的
に後退すること(ピストン40が前進しないこと)が防止
される。
次にピストン40とケース18との分解作業及びそのため
の構造を説明する。
第5図に示すごとく、受け部材78と外向きフランジ72
(受け部材)との間には隙間80が形成されており、隙間
80へ棒状の工具81を挿入し、ストッパー70を強制的に第
5図に示す離脱位置まで前方へ移動させる。このように
すると、連結リング60は自由に拡開できる状態となり、
この状態でピストン40を前方へ引くことにより、連結リ
ング60が爪55の溝61内に保持されたまま、連結溝62から
外れ、ピストン40をケース18から後方へ外すことが可能
となる。
更に、ピストン40をそのように後方へ移動させる力の
源として、前述の戻しばね46が次のように作用する。
すなわち、分解作業時には、作動室43は加圧されてい
ない。一方、ピストン40とケース18は連結しているの
で、ダイヤフラムスプリング6(第1図)の弾力により
ピストン40は最大限に前方へ移動させられている。従っ
て、ばね46は大きく圧縮されているが、前述のごとく工
具81によりストッパー70を外すと、戻しばね46の弾力が
ピストン40に対して後向きに作用し、それにより、連結
リング60を溝62から外すことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によると、ベアリング組立
体10とシリンダ組立体11との連結部の構造に改良を施し
たので、両者を簡単に連結できるだけではなく、単純な
工具81を利用して両者を簡単に分解することも可能とな
り、従って、保守点検性や整備性に優れたクラッチのレ
リーズ機構を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面略図、第2図は分解状態に
おける拡大部分断面略図、第3図は連結作業の途中段階
を示す断面略図、第4図は第3図のブロックの斜視図、
第5図は分解作業の途中段階を示す断面略図である。 1……出力軸、6……ダイヤフラムスプリング、10……
ベアリング組立体、11……シリンダ組立体、12……クラ
ッチハウジング、33……部分、55……爪、60……連結リ
ング、61……保持溝、62……連結溝、70……ストッパ
ー、72……外向きフランジ、75……スプリング、78……
受け部材、80……隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤフラムスプリングの内周部をクラッ
    チの軸方向後方へ引くことによりクラッチが遮断される
    プルタイプのクラッチにおいて、ダイヤフラムスプリン
    グの内周部にレリーズベアリング組立体を連結し、レリ
    ーズベアリング組立体の軸方向後方においてクラッチの
    ハウジングにシリンダ組立体を取り付け、レリーズベア
    リング組立体に軸方向後方へ突出した複数の第1爪を設
    け、シリンダ組立体のピストンに、軸方向前方へ突出し
    た複数の第2爪を一体的に設け、第1及び第2の爪を、
    それぞれ、クラッチ円周方向に隙間を隔てて配置して、
    クラッチ円周方向に隣接する2個の第1爪の間に第2爪
    が入るようにし、第2爪の外周に、クラッチ円周方向に
    延び、かつ、半径方向に伸縮できる連結リングをクラッ
    チ軸方向に移動不能に取り付け、第1爪の外周に、連結
    リングが軸方向移動不能に嵌まる連結溝を形成し、第1
    爪の後端部外周に、該端部に対してその後方の位置から
    連結リングが前進した時に、連結リングの内周に係合し
    て該リングを拡開できる案内部を設け、前方の離脱位置
    から後方の係合位置の間を移動できるリングストッパー
    と、該ストッパーを後方へ付勢するストッパー用ばねと
    をレリーズベアリング組立体に設け、上記係合位置にお
    いて、リングストパーが連結溝に嵌まった連結リングの
    外周に嵌合するようにし、リングストッパーとシリンダ
    組立体とに、互いに軸方向の工具挿入用の隙間を隔てて
    対向する工具受け部を設けたことを特徴とするプルタイ
    プクラッチのレリーズ機構。
JP2134756A 1990-05-24 1990-05-24 プルタイプクラッチのレリーズ機構 Expired - Fee Related JP2574928B2 (ja)

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US07/807,830 US5183141A (en) 1990-05-24 1991-05-09 Release mechanism for pull-type clutch
DE19914191068 DE4191068T (ja) 1990-05-24 1991-05-09
DE4191068A DE4191068C2 (de) 1990-05-24 1991-05-09 Kupplung
PCT/JP1991/000619 WO1991018222A1 (en) 1990-05-24 1991-05-09 Releasing mechanism of pull-type clutch

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JP2574928B2 true JP2574928B2 (ja) 1997-01-22

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