JP2574667Y2 - 質量流量計 - Google Patents
質量流量計Info
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導管中を流れる流体の
質量流量を測定する質量流量計に関する。
質量流量を測定する質量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】前記質量流量計の従来技術として、例え
ば本願出願人に係る特願昭60−273837号に開示されるよ
うなディジタル化質量流量計がある。図2は、このディ
ジタル化質量流量計の構成を概略的に示すもので、この
図において、1は例えば矢印方向に流体Fが流れる導管
である。2,3は導管1に対して上流側、下流側に互い
に独立して巻設された、例えば自己加熱形の感熱コイル
よりなる抵抗体である。4,5は抵抗体2,3をそれぞ
れブリッジ回路の構成要素として含む定温度制御回路
で、これらの定温度制御回路4, 5は、互いに同一部品
より構成されており、抵抗体2と抵抗体3との温度が常
に相等しくかつ一定になるように制御し、センサ出力と
しての信号Su ,Sd をそれぞれ出力する。
ば本願出願人に係る特願昭60−273837号に開示されるよ
うなディジタル化質量流量計がある。図2は、このディ
ジタル化質量流量計の構成を概略的に示すもので、この
図において、1は例えば矢印方向に流体Fが流れる導管
である。2,3は導管1に対して上流側、下流側に互い
に独立して巻設された、例えば自己加熱形の感熱コイル
よりなる抵抗体である。4,5は抵抗体2,3をそれぞ
れブリッジ回路の構成要素として含む定温度制御回路
で、これらの定温度制御回路4, 5は、互いに同一部品
より構成されており、抵抗体2と抵抗体3との温度が常
に相等しくかつ一定になるように制御し、センサ出力と
しての信号Su ,Sd をそれぞれ出力する。
【0003】6は前記センサ出力Su ,Sd を順次取り
込むマルチプレクサ、7はマルチプレクサ6によって入
力されるセンサ出力Su ,Sd を、順次AD変換するA
D変換器である。8,9はAD変換器7によってディジ
タル信号に変換されたセンサ出力Su ,Sd をそれぞれ
入力とする減算回路、加算回路であり、減算回路8から
は減算出力(Su −Sd )が、また、加算回路7からは
加算出力(Su +Sd)がそれぞれ出力される。10は前
記出力(Su −Sd ),(Su +Sd )を入力として、
f Q (S u −S d ,S u +S d )/f T (S u +S d )
なる割算を行い、これに所定の係数を乗じて質量流量を
算出するCPUである。
込むマルチプレクサ、7はマルチプレクサ6によって入
力されるセンサ出力Su ,Sd を、順次AD変換するA
D変換器である。8,9はAD変換器7によってディジ
タル信号に変換されたセンサ出力Su ,Sd をそれぞれ
入力とする減算回路、加算回路であり、減算回路8から
は減算出力(Su −Sd )が、また、加算回路7からは
加算出力(Su +Sd)がそれぞれ出力される。10は前
記出力(Su −Sd ),(Su +Sd )を入力として、
f Q (S u −S d ,S u +S d )/f T (S u +S d )
なる割算を行い、これに所定の係数を乗じて質量流量を
算出するCPUである。
【0004】このように構成された質量流量計において
は、周囲温度の影響を効果的に補償することができ、周
囲温度が変化しても出力特性が変化しないといった効果
を奏する。
は、周囲温度の影響を効果的に補償することができ、周
囲温度が変化しても出力特性が変化しないといった効果
を奏する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記センサ
出力Su ,Sd には、流量に起因する信号成分Qと温度
に起因する信号成分Tとがそれぞれ含まれている。い
ま、D=Su −Sd 、A=Su +Sd とすると、信号D
はその殆どが流量信号成分Qとなり、温度成分信号Tは
僅かであり、また、信号Aはその殆どが温度信号成分T
となり、流量信号成分Qは僅かである。そして、信号レ
ベルとしては、D≪Aである。つまり、流量変化による
センサ出力の変化が温度変化によるセンサ出力の変化に
比べて非常に小さい(1/20以下)である。
出力Su ,Sd には、流量に起因する信号成分Qと温度
に起因する信号成分Tとがそれぞれ含まれている。い
ま、D=Su −Sd 、A=Su +Sd とすると、信号D
はその殆どが流量信号成分Qとなり、温度成分信号Tは
僅かであり、また、信号Aはその殆どが温度信号成分T
となり、流量信号成分Qは僅かである。そして、信号レ
ベルとしては、D≪Aである。つまり、流量変化による
センサ出力の変化が温度変化によるセンサ出力の変化に
比べて非常に小さい(1/20以下)である。
【0006】そして、従来の質量流量計においては、前
記センサ出力Su ,Sd をそのままAD変換器7に入力
していたので、AD変換器7が前記流量信号成分Qを分
解能よく読み込むことができず、その結果、精度の高い
測定を行うのが困難であった。
記センサ出力Su ,Sd をそのままAD変換器7に入力
していたので、AD変換器7が前記流量信号成分Qを分
解能よく読み込むことができず、その結果、精度の高い
測定を行うのが困難であった。
【0007】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、AD変換器における
流量信号の分解能を上げることにより、精度の高い測定
を行うことができる質量流量計を提供することにある。
もので、その目的とするところは、AD変換器における
流量信号の分解能を上げることにより、精度の高い測定
を行うことができる質量流量計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、f Q (S u −S d ,S u +
S d )/f T (S u +S d )に基づいて導管中の流体の
質量流量を求めるようにした質量流量計において、信号
(Su −Sd )と(Su +Sd )とにおける信号レベル
を合わせた後、AD変換するようにしている。
め、本考案においては、f Q (S u −S d ,S u +
S d )/f T (S u +S d )に基づいて導管中の流体の
質量流量を求めるようにした質量流量計において、信号
(Su −Sd )と(Su +Sd )とにおける信号レベル
を合わせた後、AD変換するようにしている。
【0009】
【作用】信号(Su −Sd )と(Su +Sd )とにおけ
る信号レベルを合わせた後、AD変換するようにしてい
るので、流量信号成分Qの分解能が上がり、それだけ、
精度の高い測定を行うことができる。
る信号レベルを合わせた後、AD変換するようにしてい
るので、流量信号成分Qの分解能が上がり、それだけ、
精度の高い測定を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
明する。
【0011】図1は、本考案に係る質量流量計の構成を
概略的に示すもので、この図において前記図1と同一符
号は同一物を示している。図1において、11, 12はセン
サ出力Su ,Sd をそれぞれ入力とするアナログの減算
回路、加算回路であり、それぞれアナログの減算出力
(Su −Sd )、加算出力(Su +Sd )を出力する。
そして、13は減算回路11の出力(Su −Sd )をn倍
(n>1、例えば4または8倍)するn倍増幅器であ
る。
概略的に示すもので、この図において前記図1と同一符
号は同一物を示している。図1において、11, 12はセン
サ出力Su ,Sd をそれぞれ入力とするアナログの減算
回路、加算回路であり、それぞれアナログの減算出力
(Su −Sd )、加算出力(Su +Sd )を出力する。
そして、13は減算回路11の出力(Su −Sd )をn倍
(n>1、例えば4または8倍)するn倍増幅器であ
る。
【0012】14は前記n倍増幅器13の出力n(Su −S
d )と加算回路12の出力(Su +Sd )とを順次取り込
むマルチプレクサ、15はマルチプレクサ14によって入力
される信号を、順次AD変換するAD変換器である。16
はCPUで、このCPU16には、AD変換後の信号n
(Su −Sd ), (Su +Sd )が入力される。そし
て、CPU16は、信号n(Su −Sd )に1/nを乗じ
た後、これを(Su +Sd)で割算する。その後、前記
割算で得られるf Q (S u −S d ,S u +S d )/f T
(S u +S d )に所定の係数を乗じて質量流量を算出す
るように構成されている。
d )と加算回路12の出力(Su +Sd )とを順次取り込
むマルチプレクサ、15はマルチプレクサ14によって入力
される信号を、順次AD変換するAD変換器である。16
はCPUで、このCPU16には、AD変換後の信号n
(Su −Sd ), (Su +Sd )が入力される。そし
て、CPU16は、信号n(Su −Sd )に1/nを乗じ
た後、これを(Su +Sd)で割算する。その後、前記
割算で得られるf Q (S u −S d ,S u +S d )/f T
(S u +S d )に所定の係数を乗じて質量流量を算出す
るように構成されている。
【0013】上記実施例に示したように、センサ出力S
u ,Sd をAD変換器15に入力する前に、n倍増幅器13
において信号(Su −Sd )をn倍(n>1)している
ので、それだけ流量信号成分Qが増幅され、この増幅さ
れた信号をAD変換器15に入力してやることにより、前
記Qを分解能よく読み込むことができる。その結果、精
度の高い測定結果を得ることができる。
u ,Sd をAD変換器15に入力する前に、n倍増幅器13
において信号(Su −Sd )をn倍(n>1)している
ので、それだけ流量信号成分Qが増幅され、この増幅さ
れた信号をAD変換器15に入力してやることにより、前
記Qを分解能よく読み込むことができる。その結果、精
度の高い測定結果を得ることができる。
【0014】本考案は、上述の実施例に限られるもので
はなく、例えば図1における実施例において、n倍増幅
器13を取り去り、加算回路12の直後に加算回路12の出力
(Su +Sd )を1/n倍(n>1)するための乗算回
路を設けて、(Su +Sd )/nなる信号をCPU16に
入力し、その後、この(Su +Sd )/nをn倍しても
よい。また、信号(Su −Sd ),(Su +Sd )をそ
れぞれ相異なる増幅度で増幅して、両者の信号レベルを
合わせるようにしてもよい。
はなく、例えば図1における実施例において、n倍増幅
器13を取り去り、加算回路12の直後に加算回路12の出力
(Su +Sd )を1/n倍(n>1)するための乗算回
路を設けて、(Su +Sd )/nなる信号をCPU16に
入力し、その後、この(Su +Sd )/nをn倍しても
よい。また、信号(Su −Sd ),(Su +Sd )をそ
れぞれ相異なる増幅度で増幅して、両者の信号レベルを
合わせるようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
流量信号成分をAD変換する場合における分解能が大幅
に改善されるので、精度の高い測定を行うことができる
ようになった。なお、本考案は、質量流量を計測する部
分と流量を制御する部分を併せ持つ構成の流量制御装置
にも適用できる。
流量信号成分をAD変換する場合における分解能が大幅
に改善されるので、精度の高い測定を行うことができる
ようになった。なお、本考案は、質量流量を計測する部
分と流量を制御する部分を併せ持つ構成の流量制御装置
にも適用できる。
【図1】本考案に係る質量流量計の一構成例を概略的に
示す図である。
示す図である。
【図2】従来の質量流量計の構成を概略的に示す図であ
る。
る。
【符号の説明】 1…導管、2,3…抵抗体、4,5…定温度制御回路、
15…AD変換器、Su,Sd …定温度制御回路の出力、
F…流体。
15…AD変換器、Su,Sd …定温度制御回路の出力、
F…流体。
Claims (1)
- 【請求項1】 流体が流れる導管に、流体の温度に応じ
て抵抗値が変化する2つの抵抗体を、上流側、下流側に
互いに独立して設けると共に、これらの抵抗体をそれぞ
れ含む2つの定温度制御回路を互いに独立して設け、こ
れらの定温度制御回路によって前記両抵抗体の温度を常
に相等しくかつ一定となるように制御し、上流側に位置
する抵抗体に対応する定温度制御回路の出力Su と、下
流側に位置する抵抗体に対応する定温度制御回路の出力
Sd とするとき、fQ (Su −Sd ,Su +Sd )/f
T (Su +Sd )に基づいて前記導管中の流体の質量流
量を求めるようにした質量流量計において、信号(Su
−Sd )と(Su +Sd)とにおける信号レベルを合わ
せた後、AD変換するようにしたことを特徴とする質量
流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013159U JP2574667Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 質量流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992013159U JP2574667Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 質量流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564733U JPH0564733U (ja) | 1993-08-27 |
JP2574667Y2 true JP2574667Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=11825396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992013159U Expired - Fee Related JP2574667Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 質量流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574667Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-08 JP JP1992013159U patent/JP2574667Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564733U (ja) | 1993-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |