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JP2569965Y2 - 育児椅子 - Google Patents

育児椅子

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Publication number
JP2569965Y2
JP2569965Y2 JP1478692U JP1478692U JP2569965Y2 JP 2569965 Y2 JP2569965 Y2 JP 2569965Y2 JP 1478692 U JP1478692 U JP 1478692U JP 1478692 U JP1478692 U JP 1478692U JP 2569965 Y2 JP2569965 Y2 JP 2569965Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
rotation
wheel
childcare
leg member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1478692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0574354U (ja
Inventor
健造 ▲葛▼西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aprica Kassai KK filed Critical Aprica Kassai KK
Priority to JP1478692U priority Critical patent/JP2569965Y2/ja
Publication of JPH0574354U publication Critical patent/JPH0574354U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569965Y2 publication Critical patent/JP2569965Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、床面上を転動する車
輪を備え、車輪の転動によって移動可能とされた育児椅
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乳幼児を座らせるための育児椅子におい
て、床面上を転動する車輪を備えるものがある。車輪を
備える育児椅子にあっては、乳幼児を着座させたままで
も椅子を任意の場所まで移動させることが容易である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した育児椅子にお
いて、これを前後に往復移動させることによって、ゆり
かごのような動作を与え、それによって、乳幼児を自然
に眠りへと誘う使用方法が考えられる。しかしながら、
このような使用方法においては、育児者自らが、育児椅
子の往復移動を制御しなければならないため、特に長時
間にわたって育児椅子を前後に往復移動させなければな
らない場合、育児者の負担が極めて大きなものとなる。
【0004】それゆえに、この考案の目的は、上述した
ように、前後に往復移動させて、ゆりかごのように使用
する際の便宜が図られた、育児椅子を提供しようとする
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、座席部分、
およびこの座席部分を支えるための複数の脚部材を備
え、これら脚部材の各下端部には、回転可能な車輪が取
付けられた、育児椅子に向けられるものであって、上述
した技術的課題を解決するため、車輪の車軸に対して回
転可能に設けられる揺動体と、車輪の回転と揺動体の回
転とを選択的に一体化するための係合体と、揺動体上の
点と脚部材上の点との間に連結される弾性体とを備える
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】この考案において、係合体により車輪の回転と
揺動体の回転とが一体化されると、車輪の回転に伴って
揺動体も回転される。このとき、揺動体と脚部材とが弾
性体により連結されているので、揺動体の回転には、弾
性体が及ぼす弾性が働く。したがって、揺動体がある角
度を中心としていずれの方向に回転しても、各々の回転
角度が大きくなるに従って大きくなる力が、その回転方
向とは逆の方向に揺動体に及ぼされる。
【0007】
【考案の効果】このように、この考案によれば、上述し
た揺動体に及ぼされる弾性に基づき、車輪の回転に対し
て、ある角度に戻そうとする力が及ぼされる。したがっ
て、この育児椅子を前後に往復移動させたとき、その往
復移動の各終端において、椅子は逆方向に移動されるよ
うに付勢されるので、育児者が椅子に対して往復移動さ
せるための操作を行なうに際して必要な制御のための労
的負担を軽減することができる。
【0008】また、上述したように、車輪の回転には、
弾性が働いているので、育児椅子の往復移動の各終端で
の方向変換動作を円滑に行なうことができる。したがっ
て、この育児椅子に着座されている乳幼児に対して、往
復移動の各終端における方向変換による衝撃を低減する
ことができる。
【0009】また、上述したように車輪の回転と揺動体
の回転とが一体化されたときには、揺動体の回転可能な
角度範囲が弾性体によって規制されるので、車輪の回転
に対して実質的にブレーキを及ぼすことができる。した
がって、この育児椅子が思いがけなく自走することを防
止でき、乳幼児を着座させたままで、育児者は、育児椅
子から安心して離れることができる。
【0010】また、車輪の回転を揺動体の回転と独立さ
せれば、車輪が本来有する作用をそのまま生かすことが
でき、乳幼児を着座させたまま、育児椅子を任意の場所
まで移動させることが容易である。
【0011】なお、この考案において、揺動体に一方端
が回動可能に連結されかつ脚部材に他方端が回動可能に
連結された剛体からなる長手の連結リンクをさらに備え
ていてもよい。この連結リンクの一方端および他方端の
少なくとも一方における連結部分は、当該連結リンクの
長手方向に延びる長穴と当該長穴内に受け入れられるピ
ンとの組合せによって構成される。このように、連結リ
ンクを備えることによって、車輪の回転と揺動体の回転
とが一体化されたとき、車輪の回転可能な角度範囲を確
実に規定することができる。そのため、前述したような
育児椅子の往復移動のための操作がより容易になるとと
もに、育児椅子の自走を防止する効果がより高められ
る。
【0012】
【実施例】図3および図4には、この考案の一実施例に
よる育児椅子1全体の外観が側面図で示されている。こ
の育児椅子1は、高さ調整可能とされ、その座席部分2
が最も高い位置にもたらされた状態が図3に示され、そ
れが最も低い位置にもたらされた状態が図4に示されて
いる。
【0013】座席部分2は、座部3および背もたれ部4
を備える。背もたれ部4は、図3と図4とを対比すれば
わかるように、その傾斜角度が変更可能、すなわちリク
ライニング可能とされる。背もたれ部4は、図3に示し
た状態と図4に示した状態との間にある中間的な傾斜角
度をとることもできる。
【0014】座部3の両側には、側壁5が位置される。
また、座部3の前方端から下方へ張出して、足台6が設
けられる。
【0015】座席部分2は、複数の脚部材、すなわち第
1の脚部材7および第2の脚部材8によって支えられて
いる。これら脚部材7および8は、それぞれ、左右に1
つずつ対称的に配置される。第1の脚部材7の上方端
は、側壁5の後方端部に設けられたブラケット9にピン
10を介して回動可能に取付けられる。また、第2の脚
部材8の上方端は、座部3の側部において前後方向にス
ライド可能に設けられたスライダ11にピン12を介し
て回動可能に取付けられる。また、第1および第2の脚
部材7および8は、各々の中間部においてピン13を介
して互いに回動可能に連結される。
【0016】このような構成において、スライダ11の
スライド動作に従って、たとえば図3および図4に示す
ように、座席部分2の高さが変更される。なお、このよ
うな機構は、この考案の要旨とは直接関連がないので、
その詳細な説明を省略する。この考案は、高さ調整機能
を持たない育児椅子にも適用することができる。
【0017】第1および第2の脚部材7および8の下端
部には、それぞれ、回転可能な車輪14および15が取
付けられる。この考案にとって特徴ある構成が、第2の
脚部材8および車輪15に関連して採用されている。図
1および図2には、この第2の脚部材8の下端部近傍の
構成が拡大されて示されている。ここで、図1は、図2
の線I−Iに沿う断面図であり、図2は、脚部材8の上
面図である。
【0018】車輪15の車軸16のまわりには、車輪1
5と固定的に複数の放射方向に延びるリブ17が形成さ
れる。また、車軸16に対して回転可能に揺動体18が
設けられる。揺動体18は、前述したリブ17を受け入
れるケース部分19、ならびにケース部分19から張出
すブラケット部分20および筒状部分21を備える。
【0019】筒状部分21には、係合体22が、図1に
おいて実線で示す位置と想像線で示す位置との間で移動
可能なように保持される。係合体22は、そこに設けら
れたストッパ23が筒状部分21に設けられた長手のガ
イド穴24に受け入れられることによって、その移動範
囲が規定される。また、係合体22は、そこに設けられ
た係合突起25が筒状部分21に設けられた2つの係合
穴26および27のいずれかに係合することにより、前
述した実線で示す位置と想像線で示す位置とのいずれか
に安定的に保持される。係合体22の、筒状部分21か
ら露出する端部には、操作部28が設けられ、他方の端
部には、前述したリブ17に係合する係合部29が設け
られる。図1において実線で示すように、係合部29が
リブ17に係合したときには、車輪15の回転と揺動体
18の回転とが一体化される。他方、想像線で示すよう
に、係合部29がリブ17から離れたときには、車輪1
5は、揺動体18とは独立して回転されることができ
る。
【0020】揺動体18のブラケット部分20には、ピ
ン30が取付けられ、他方、脚部材8には、ピン31が
取付けられる。これらピン30とピン31との間には、
たとえばコイルばねからなる弾性体32が連結される。
【0021】また、剛体からなる長手の連結リンク33
の一方端が、ピン30を介して揺動体18に回動可能に
連結される。連結リンク33の他方端は、ピン31を介
して脚部材8に回動可能に連結される。この実施例で
は、連結リンク33と脚部材8との連結部分において、
連結リンク33の長手方向に延びる長穴34とこの長穴
34内に受け入れられるピン31との組合わせが採用さ
れる。なお、このような構成は、連結リンク33と揺動
体18との連結部分において採用されても、連結リンク
33の両端部において採用されてもよい。
【0022】以下、図1および図2を主として参照し
て、この育児椅子1の操作方法および動作について説明
する。
【0023】図1において想像線で示すように、係合体
22が引上げられている状態では、係合突起25が上側
の係合穴27に係合して、その状態が安定に保たれると
ともに、係合部29がリブ17から離れていて、車輪1
5は自由に回転することができる。したがって、この状
態において、育児椅子1は、任意の場所まで容易に移動
されることができる。
【0024】他方、図1において実線で示すように、操
作部28を介して係合体22を押し込めば、係合突起2
5が下側の係合穴26に係合して、その状態が安定に保
たれるとともに、係合部29がリブ17に係合して、車
輪15の回転と揺動体18の回転とが一体化される。こ
の状態において、車輪15が回転したとき、揺動体18
も回転し、これに伴って、図1において想像線で示すよ
うに、連結リンク33が、ピン31を中心として回動さ
れるとともに、ピン31が長穴34内で移動し得る長さ
だけ並進移動される。したがって、この連結リンク33
の作用により、揺動体18および車輪15の回転可能な
角度範囲が所定の範囲内に確実に限定される。また、上
述した揺動体18および車輪15の回転に対して、弾性
体32から及ぼされる弾性が働く。すなわち、ある角度
を中心としていずれの方向に回転しても、各々の回転角
度が大きくなるに従って大きくなる力が、その回転方向
とは逆の方向に揺動体18および車輪15に及ぼされ
る。したがって、この状態において、乳幼児を自然に眠
りへと誘うため、育児椅子1を前後に往復移動させるこ
とを容易に制御することができる。また、この状態で
は、車輪15が所定の角度範囲内でしか回転できないた
め、育児椅子1の自走を防止することができる。
【0025】以上、この考案を、図示の実施例に関連し
て説明したが、この考案の範囲内において、その他、い
くつかの変形例が可能である。
【0026】たとえば、この考案における特徴的構成と
しての揺動体18、係合体22および弾性体32は、第
2の脚部材8に関連して設けられたが、この場合、2つ
の第2の脚部材8の両方に設けられても、いずれか一方
に設けられてもよい。また、このような特徴的構成は、
第1の脚部材7に関連して設けられても、第1および第
2の脚部材7および8の双方に関連して設けられてもよ
い。
【0027】また、車輪15の回転と揺動体18の回転
とを選択的に一体化するための係合体22自身の構造お
よびその保持構造は、図示のものには限らない。車輪の
回転と揺動体の回転とを選択的に一体化できる構造であ
れば、係合体自身の構造およびその保持構造は、任意に
変更することができる。たとえば、係合体が車輪とも揺
動体とも独立して取扱える別体の部品として用意し、こ
のような係合体を車輪の一部および揺動体の一部の双方
に係合させて、車輪の回転と揺動体の回転とを一体化す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による育児椅子に含まれる
脚部材8の下端部を示す拡大図であり、図2の線I−I
に沿う断面図である。
【図2】図1に示した部分の上面図である。
【図3】図1および図2に示した脚部材8を備える育児
椅子1の全体を示す側面図であり、その座席部分2が最
も高い位置にもたらされた状態を示す。
【図4】図3に示した育児椅子1を示す側面図であり、
その座席部分2が最も低い位置にもたらされた状態を示
す。
【符号の説明】
1 育児椅子 2 座席部分 7,8 脚部材 14,15 車輪 16 車軸 17 リブ 18 揺動体 22 係合体 32 弾性体 33 連結リンク 34 長穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席部分、および前記座席部分を支える
    ための複数の脚部材を備え、前記脚部材の各下端部に
    は、回転可能な車輪が取付けられた、育児椅子におい
    て、 前記車輪の車軸に対して回転可能に設けられる揺動体
    と、 前記車輪の回転と前記揺動体の回転とを選択的に一体化
    するための係合体と、 前記揺動体上の点と前記脚部材上の点との間に連結され
    る弾性体とを備えることを特徴とする、育児椅子。
  2. 【請求項2】 前記揺動体に一方端が回動可能に連結さ
    れかつ前記脚部材に他方端が回動可能に連結された剛体
    からなる長手の連結リンクをさらに備え、前記連結リン
    クの一方端および他方端の少なくとも一方における連結
    部分は、当該連結リンクの長手方向に延びる長穴と当該
    長穴内に受け入れられるピンとの組合わせによって構成
    される、請求項1に記載の育児椅子。
JP1478692U 1992-03-19 1992-03-19 育児椅子 Expired - Lifetime JP2569965Y2 (ja)

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JP1478692U JP2569965Y2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 育児椅子

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JP1478692U JP2569965Y2 (ja) 1992-03-19 1992-03-19 育児椅子

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Publication Number Publication Date
JPH0574354U JPH0574354U (ja) 1993-10-12
JP2569965Y2 true JP2569965Y2 (ja) 1998-04-28

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JPH0574354U (ja) 1993-10-12

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Effective date: 19971216