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JP2567062Y2 - 掃除機の駆動装置 - Google Patents

掃除機の駆動装置

Info

Publication number
JP2567062Y2
JP2567062Y2 JP3798293U JP3798293U JP2567062Y2 JP 2567062 Y2 JP2567062 Y2 JP 2567062Y2 JP 3798293 U JP3798293 U JP 3798293U JP 3798293 U JP3798293 U JP 3798293U JP 2567062 Y2 JP2567062 Y2 JP 2567062Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
blower
belt
input pulley
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3798293U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0710023U (ja
Inventor
康司 矢ヶ崎
立昭 滝川
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島芝浦機械株式会社 filed Critical 石川島芝浦機械株式会社
Priority to JP3798293U priority Critical patent/JP2567062Y2/ja
Publication of JPH0710023U publication Critical patent/JPH0710023U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567062Y2 publication Critical patent/JP2567062Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路、公園、遊園地、
競輪場、競馬場等の屋外におけるゴミの清掃に用いられ
る掃除機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や公園等の屋外において使用
される掃除機としては、例えば、実公昭62−1295
号公報に開示されたものが知られている。ここで、この
掃除機においては、走行輪の外周面に接離する摩擦輪を
設け、エンジンからの動力によって摩擦輪を回転駆動さ
せ、この摩擦輪を走行輪に押付けることによって走行輪
を回転駆動させると共に掃除機を走行させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】エンジンからの動力に
よって回転駆動される摩擦輪を走行輪に押付けることに
よって走行輪を回転駆動させているため、走行輪に対す
る動力伝達性能が低下し、傾斜地での登坂性等が低下す
る。また、摩擦輪及び走行輪の摩耗が激しく、この摩耗
が大きくなると走行輪に対する摩擦輪の押付け力が減少
し、走行輪に対する動力伝達性能がさらに低下する。ま
た、左右の走行輪に対して摩擦輪による動力の伝達が同
じように行なわれるため、走行輪を駆動している状態で
の旋回性が悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、エンジンと、
このエンジンにより駆動される送風機と、吸込ダクトを
介して前記送風機の吸込側に接続された吸込部と、排出
ダクトを介して前記送風機の排出側に接続された集塵部
と、前記エンジンにより駆動される駆動輪とを有する自
走式の掃除機において、前記駆動輪の車軸に入力プーリ
を有するデファレンシャル機構を連結し、前記エンジン
からの動力を動力伝達用のベルトを介して前記入力プー
リへ伝達するベルト伝達機構を設け、前記入力プーリに
巻回された前記ベルトに対するテンション付与を断続す
るテンション断続機構を設けた。
【0005】
【作用】本考案では、エンジンからの動力がベルト伝達
機構を介してデファレンシャル機構の入力プーリに伝達
され、この動力がデファレンシャル機構と車軸とを介し
て駆動輪へ伝達される。このため、駆動輪に対する動力
伝達性能が高くなり、かつ、デファレンシャル機構の作
動により駆動輪を駆動している際の旋回性が向上する。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図2は本発明に係る掃除機の全体構造を示し
た斜視図であり、図1はその縦断側面図である。この掃
除機には前輪1が取付けられたフレーム2と駆動輪であ
る後輪3が取付けられたシャーシ4とが設けられてお
り、シャーシ4は後輪3の車軸5を支点として上下方向
へ揺動自在にフレーム2に連結されている。また、前記
シャーシ4にはエンジン6と減速機7とが搭載されてお
り、エンジン6の出力軸8には送風機9が直結されると
共にプーリ10が固定されている。なお、前記減速機7
には90゜の角度をもって配置された入力軸11と出力
軸12とが設けられている。
【0007】つぎに、前記後輪3が連結されている前記
車軸5にはデファレンシャル機構(図示せず)が連結さ
れ、このデファレンシャル機構には入力プーリ13が設
けられている。そして、前記エンジン6からの動力を前
記入力プーリ13へ伝達するベルト伝達機構14が設け
られており、このベルト伝達機構14は、前記プーリ1
0と、前記入力軸11に固定されたプーリ15と、前記
プーリ10,15間に巻回された動力伝達用のベルト1
6と、前記出力軸12に固定されたプーリ17と、この
プーリ17と前記入力プーリ13との間に巻回された動
力伝達用のベルト18とによって構成されている。さら
に、前記ベルト18に対するテンション付与を断続する
テンション断続機構19が設けられており、このテンシ
ョン断続機構19は、前記車軸5の回りに回動自在に取
付けられたテンションアーム20と、テンションアーム
20の先端部に取付けられたテンションローラ21と、
テンションアーム20に一体形成されたレバー22と、
スプリング23を介してレバー22に連結されたワイヤ
24等により構成されている。
【0008】前記送風機9の吸込側には吸込ダクト25
を介して吸込部である吸込ノズル26が接続され、送風
機9の排出側には排出ダクト27を介して集塵部28が
接続されている。そして、この掃除機には、前記エンジ
ン6や送風機9及び吸込ダクト25や排出ダクト27等
を覆うフロントカバー29と、前記集塵部28を覆う本
体カバー30とが取付けられており、本体カバー30の
上面部には、エンジン6の回転数調節用のレバー31
や、前記ワイヤ24の一端が連結されたクラッチレバー
32や、前記シャーシ4を上下方向へ揺動させることに
より前記吸込ノズル26と掃除面との間隔を調節する吸
込ノズル上下調節用ハンドル33等が設けられている。
【0009】つぎに、前記集塵部28は、前記排出ダク
ト27の排出側先端部に取付けられた内袋34と、排出
ダクト27の排出側先端部に取付けられると共に内袋3
4を覆う外袋35と、外袋35を囲む剛体構造物のカゴ
36とによって形成されている。なお、前記内袋34は
集塵されるゴミのうち大きめのゴミを集塵するためのも
ので、内袋34の前記排出ダクト27への取付けは、内
袋34の開口部をゴムバンド37で排出ダクト27の排
出側先端部に締付けることにより着脱自在に行なわれて
いる。また、前記外袋35は微細ゴミを集塵するための
もので、外袋35の前記排出ダクト27への取付けも、
外袋35の開口部をゴムバンド38で排出ダクト27の
排出側先端部に締付けることにより行なわれ、さらに、
この外袋35は支持ひも等の支持部材(図示せず)によ
り前記カゴ36の内周面にそわせた状態で支持されてい
る。また、前記カゴ36は前記シャーシ4に固着されて
おり、前記排出ダクト27の排出側先端部がこのカゴ3
6内に挿入されている。
【0010】ここで、前記カゴ36は左右両側が開放さ
れた形状に形成されており、前記外袋35におけるカゴ
36の開放部に対向する左右両側には前記内袋34を出
し入れするためのファスナ39が取付けられている。
【0011】このような構成において、エンジン6の駆
動に伴ってエンジン6からの動力がプーリ10,15や
ベルト16を介して減速機7へ伝達され、さらに、プー
リ17やベルト18を介して入力プーリ13へ伝達され
る。そして、入力プーリ13へ伝達された動力はデファ
レンシャル機構を介して車軸5へ伝達され、車軸5に連
結された後輪3が回転駆動されることにより掃除機が自
走する。
【0012】また、エンジン6からの動力によって送風
機9が駆動され、吸込ノズル26から吸込ダクト25と
排出ダクト27とを経て集塵部28へ至る空気の流れが
発生し、吸込ノズル26から吸い込まれたゴミがこれら
の吸込ダクト25内と排出ダクト27内とを流れて集塵
部28へ排出される。集塵部28へ排出されたゴミのう
ち大きめのゴミは内袋34内に集塵され、内袋34を通
過した微細ゴミは外袋35内に集塵される。そして、微
細ゴミが除去されて清浄になった空気のみが外袋35を
通過し、この空気はカゴ36の開放部等からエンジン6
側へ流れ、エンジン6の冷却を行ないつつ車外へ放出さ
れる。
【0013】ここで、エンジン6から後輪3への動力伝
達は、二本のベルト16,18を用いたベルト伝達機構
14で行なっているため、後輪3に対する動力伝達性能
が高くなり、傾斜地での登坂性能等が高くなる。さら
に、車軸5にデファレンシャル機構が連結されているた
め、エンジン6からの動力によって後輪3を駆動させて
いる際における旋回性が向上する。
【0014】また、エンジン6から後輪3への動力伝達
の断続は、クラッチレバー32を操作してテンションア
ーム20を回動させると共にテンションローラ21をベ
ルト18に接離させることにより行なうが、この動力伝
達の断続を行なう箇所が車軸5の直前であるため、動力
伝達を遮断した際において車軸5に作用する負荷が小さ
くなり、手押しによる掃除機の移動を容易に行なえる。
【0015】
【考案の効果】本考案は上述のように、エンジンと、こ
のエンジンにより駆動される送風機と、吸込ダクトを介
して前記送風機の吸込側に接続された吸込部と、排出ダ
クトを介して前記送風機の排出側に接続された集塵部
と、前記エンジンにより駆動される駆動輪とを有する自
走式の掃除機において、前記駆動輪の車軸に入力プーリ
を有するデファレンシャル機構を連結し、前記エンジン
からの動力を動力伝達用のベルトを介して前記入力プー
リへ伝達するベルト伝達機構を設けたので、エンジンか
ら駆動輪への動力伝達性能を高くすることができると共
に傾斜地での登坂性能等を向上させることができ、ま
た、車軸に連結したデファレンシャル機構の働きによっ
て駆動輪を駆動している際の旋回性を向上させることが
でき、さらに、入力プーリに巻回されたベルトに対する
テンション付与を断続するテンション断続機構を設けた
ので、エンジンからの動力伝達が車軸の直前位置で遮断
されるために動力伝達を遮断した際における駆動輪に作
用する負荷が小さくなり、動力伝達を遮断した状態で行
なう手押しによる掃除機の移動を容易に行なうことがで
きる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における掃除機を示した縦断
側面図である。
【図2】掃除機の全体構造を示した斜視図である。
【図3】動力伝達機構の部分を拡大して示した側面図で
ある。
【符号の説明】
3 駆動輪 5 車軸 6 エンジン 9 送風機 13 入力プーリ 14 ベルト伝達機構 16,18 ベルト 19 テンション断続機構 25 吸込ダクト 26 吸込部 27 排出ダクト 28 集塵部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンにより駆動さ
    れる送風機と、吸込ダクトを介して前記送風機の吸込側
    に接続された吸込部と、排出ダクトを介して前記送風機
    の排出側に接続された集塵部と、前記エンジンにより駆
    動される駆動輪とを有する自走式の掃除機において、前
    記駆動輪の車軸に入力プーリを有するデファレンシャル
    機構を連結し、前記エンジンからの動力を動力伝達用の
    ベルトを介して前記入力プーリへ伝達するベルト伝達機
    構を設け、前記入力プーリに巻回された前記ベルトに対
    するテンション付与を断続するテンション断続機構を設
    けたことを特徴とする掃除機の駆動装置。
JP3798293U 1993-07-13 1993-07-13 掃除機の駆動装置 Expired - Lifetime JP2567062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3798293U JP2567062Y2 (ja) 1993-07-13 1993-07-13 掃除機の駆動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3798293U JP2567062Y2 (ja) 1993-07-13 1993-07-13 掃除機の駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0710023U JPH0710023U (ja) 1995-02-10
JP2567062Y2 true JP2567062Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=12512779

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JP3798293U Expired - Lifetime JP2567062Y2 (ja) 1993-07-13 1993-07-13 掃除機の駆動装置

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Effective date: 19971209