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JP2564979Y2 - 枠組足場体の構造 - Google Patents

枠組足場体の構造

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Publication number
JP2564979Y2
JP2564979Y2 JP1512393U JP1512393U JP2564979Y2 JP 2564979 Y2 JP2564979 Y2 JP 2564979Y2 JP 1512393 U JP1512393 U JP 1512393U JP 1512393 U JP1512393 U JP 1512393U JP 2564979 Y2 JP2564979 Y2 JP 2564979Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brace
pair
handrail
frame
vertical frames
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1512393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0667679U (ja
Inventor
正明 藤谷
東二郎 伊藤
惠一 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP1512393U priority Critical patent/JP2564979Y2/ja
Publication of JPH0667679U publication Critical patent/JPH0667679U/ja
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Publication of JP2564979Y2 publication Critical patent/JP2564979Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工事用の通路や作業用
の架設床として組み立てられる枠組足場体の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の枠組足場体の構造の一例を
示したものである。図中10は略直方体状の足場単体で
あり、所定寸法隔てて立設された一対の縦枠11と縦枠
11間に設けられた横枠12とからなる略H字型の枠体
13を対向状態に配置し、その横枠12間を足場板等の
布枠14で接続することにより形成されている。
【0003】この足場単体10において、対向状態に配
置された枠体13のうち少なくとも一方の対向する縦枠
11間でかつ布枠14の上方には、安全性の面から布枠
14に沿って略矩形状の手摺枠15が設置され、また布
枠14の下方には構造的な強度の面からクロスブレース
材16が取り付けられており、従来の枠組足場体17は
このような足場単体10を上下横方向に複数積み上げる
ことにより形成されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに従来の枠組足場体17では手摺枠15部分とクロス
ブレース材16部分があり、それらをいちいち分けて組
み立てなければならないため、組立及び解体作業が非常
に煩雑となっていた。また、枠組足場体17の使用時や
組立及び解体作業時の安全性をより向上させるために手
摺枠15の部分を増やそうとすると、反対にクロスブレ
ース材16部分が減ってしまうため構造的な強度を維持
できないという問題もあった。本考案は上記課題に鑑み
てなされたものであり、組立及び解体作業を簡単に行う
ことができ、しかも使用時や組立及び解体作業時の安全
性をより向上させることができる枠組足場体の構造を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、所定寸法隔てて立設された一対の縦枠と該
縦枠間に設けられた横枠とからなる略H字型の枠体を対
向状態に配置すると共に、その横枠間を布枠で接続して
一つの略直方体状の足場単体を形成し、該足場単体を上
下横方向に複数積み上げて足場体を形成する枠組足場体
の構造において、前記対向状態に配置された枠体の少な
くとも一方の対向する縦枠間には、前記布枠の上方にそ
の布枠に沿って手摺材が設置されると共に、該手摺材と
前記布枠との間に一対のブレース材が取り付けられたも
のであって、前記手摺材はその略中央位置に長さ調整可
能な調整部が設けられてなり、かつ前記一対のブレース
材は、その各一端が前記手摺材の両端にそれぞれ回動可
能に接続されると共に、他方のブレース材が一方のブレ
ース材の略中央で枢動可能に軸承されてなるもので、該
一対のブレース材は、前記手摺材の両端と該一対のブレ
ース材の各他端が前記対向する縦枠のそれぞれに係着さ
れて、前記手摺材と前記布枠との間に取り付けられてい
るようにしたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、一対のブレース材は、各ブレ
ース材の一端が手摺材の両端にそれぞれ回動可能に接続
され、かつ他方のブレース材が一方のブレース材の略中
央で枢動可能に軸承されてなるので、対向状態に配置さ
れた枠体の少なくとも一方の対向する縦枠間に、手摺材
と一対のブレース材の双方が設置される。この結果、手
摺部分が従来より多くなるうえ、組立及び解体作業が煩
雑とならない。また前記手摺材はその略中央位置に調整
部が設けられているので、前記一対のブレース材の枢動
に応じてその長さが調整可能となり、組立及び解体作業
時において前記手摺材とブレース材が取扱い易くなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る枠組足場体の構造の実施
例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の枠組足場
体の構造において足場単体の一例を示した正面図であ
り、図2は図1に示した足場単体を構成する枠体の一例
を示した正面図である。図中20は略直方体状の足場単
体20であり、所定寸法隔てて立設された一対の縦枠2
1と縦枠21間に設けられた横枠22とからなる略H字
型の枠体23を対向状態に配置し、その横枠22間を足
場板等の布枠24で接続することにより形成されてい
る。
【0008】上記した一対の縦枠21にはそれぞれ、横
枠22の上方でかつ上下に例えば短い略円柱状のピン2
5が、対向状態でしかも枠体23内に突出する状態で取
り付けられており、対向状態に配置されたもう一方の縦
枠21にも同様にピン25が取り付けられている。また
各ピン25の下部には例えばバネ力によってピン25内
に納まったりピン25外に突出したりする係止部25a
が設けられており、この係止部25aによって、後述す
る如く手摺材26や一対のブレース材27がピン25部
分に保持されるようになっている。
【0009】一方、対向状態に配置された枠体23の少
なくとも一方の対向する縦枠21間には、本実施例では
対向状態に配置された枠体23の両方の対向する縦枠2
1間に、上部側の各ピン25に係着された状態で布枠2
4に沿って手摺材26が設置されている。この手摺材2
6は、図3にも示した如く外パイプ26aと、一端が外
パイプ26aの一端側に挿入される、外パイプ26aよ
り径の細い中パイプ26bとからなり、手摺材26の略
中央位置となる外パイプ26aと中パイプ26bとの接
合部分には調整部30が設けられて、手摺材26の長さ
を調整できるようになっている。
【0010】すなわち、図4に示したように手摺材26
の外パイプ26aの一端側の上部にボルト孔31が穿設
され、かつボルト孔31の上部にはナット32を介して
固定ボルト33の下端が挿入されており、このような外
パイプ26aの一端側に中パイプ26bの一端が挿入さ
れた状態となっている。そして、手摺材26が所要の長
さになるまで中パイプ26bをその長さ方向にスライド
させた後、固定ボルト33で中パイプ26bを固定する
ことにより、所要の長さの手摺材26が得られるように
構成されている。
【0011】また、上記した手摺材26と布枠24との
間には一対のブレース材27が、その各一端が手摺材2
6の両端、つまり上部側の各ピン25部分に配置され、
かつ各他端が対向する縦枠21の下部側の各ピン25に
係着された状態で取り付けられている。この一対のブレ
ース材27は、図3に示したように一方のブレース材2
7aの一端、他方のブレース材27bの一端が手摺材2
6の両端にそれぞれ回動可能に接続され、かつ他方のブ
レース材27bが一方のブレース材27aの略中央で枢
動可能に軸承されてなるもので、各ブレース材27a、
27bの一端と手摺材26の両端は、例えば図4に示し
たような円筒状のワッシャー28に嵌め込まれることに
よって回動可能に接続されている。
【0012】従って、手摺材26と一対のブレース材2
7は持ち運ぶ際等一つに束ねられ、また2点がバラバラ
になることなく以下のような状態で各縦枠21に設けら
れた各ピン25に係着される。ワッシャー28により接
続された一方のブレース材27aの一端及び手摺材26
の一端の上部側のピン25への係着状態と、同じくワッ
シャー28により接続された他方のブレース材27bの
一端と手摺材26の他端の上部側のピン25への係着状
態を図6に、また図6におけるX方向の矢視図を図7に
示す。
【0013】すなわち、図に示したようにワッシャー2
8により接続された一方のブレース材27a及び手摺材
26の一端と、他方のブレース材27b及び手摺材26
の一端は、さらにそれぞれのワッシャー28自体がピン
25に嵌め込まれて係着される。またこのとき、ピン2
5の下部に設けられた係止部25aによって各ワッシャ
ー28はピン25から外れずに保持される。
【0014】一方、ブレース材27a、27bの各他端
は下部側の各ピン25に直接嵌め込まれて各縦枠21に
係着され、このことによって手摺材26と布枠24との
間に一対のブレース材27がクロスした状態で取り付け
られる。そして、上記の如く形成された足場単体20を
従来と同様にして上下横方向に複数積み上げることによ
り、枠組足場体が形成される。なお、手摺材26を構成
する外パイプ26a、中パイプ26bと一対のブレース
材27は、束ねやすいように例えば図6に示した如く、
互いに対向する側が略平らに形成された断面略半円状の
パイプからなり、また外パイプ26a、中パイプ26b
の各他端と一対のブレース材27の各端部は板状に加工
され、それぞれの端部にはワッシャー28やピン25に
嵌め込まれる略円形の孔が穿設されている。
【0015】以上のように本実施例によれば、一対のブ
レース材27同士がそれぞれの略中央で枢動可能に軸承
され、その一対のブレース材27の各一端が手摺材26
の両端に回動可能に接続されているので、対向状態に配
置された枠体23の少なくとも一方の対向する縦枠21
間に、手摺材26と一対のブレース材27の双方を設置
することができる。従って、従来のように手摺部分とブ
レース部分をいちいち分けて組立及び解体作業する必要
がないため、その際の作業を非常に簡単に行うことがで
きる。
【0016】また、一対のブレース材27に対して必ず
一本の手摺材26が設けられることとなり、手摺部分が
従来より多くなるので、枠組足場体の使用時や組立及び
解体作業時の安全性をより向上させることができる。こ
の結果、作業者が親綱を用いずに安全帯を使用するだけ
で作業を行うことができる。さらに手摺材26はその略
中央位置に調整部30が設けられているので、一対のブ
レース材27の枢動に応じてその長さが調整可能とな
り、組立及び解体作業時において手摺材26とブレース
材27が取扱い易く、また手摺材26と一対のブレース
材27の2点は組立及び解体作業時にバラバラになら
ず、しかも一つに束ねられるので持ち運びの際等に非常
に便利である。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案の枠組足場体
の構造によれば、対向状態に配置された枠体の少なくと
も一方の対向する縦枠間に、手摺材と一対のブレース材
の双方を設置することができる。従って、手摺部分とブ
レース部分をいちいち分けて組立及び解体作業する必要
がないため、その際の作業を非常に簡単に行うことがで
きる。
【0018】また、一対のブレース材に対して必ず一本
の手摺材が設けられることとなり、手摺部分が従来より
多くなるので、枠組足場体の使用時や組立及び解体作業
時の安全性をより向上させることができる。この結果、
作業者が親綱を用いずに安全帯を使用するだけで作業を
行うことができる。さらに前記手摺材はその略中央位置
にその長さ調整が可能な調整部が設けられているので、
組立及び解体作業時において前記手摺材とブレース材が
取扱い易く、また前記手摺材と一対のブレース材の2点
は組立及び解体作業時にバラバラにならず、しかも一つ
に束ねられるので持ち運びの際等に非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の枠組足場体の構造において足場単体の
一例を示した正面図である。
【図2】図1に示した足場単体を構成する枠体の一例を
示した正面図である。
【図3】手摺材と一対のブレース材の構造を示した模式
図である。
【図4】調整部の拡大断面図である。
【図5】ワッシャーの一例を示した斜視図である。
【図6】ワッシャーにより接続された手摺材と一対のブ
レース材の一端の上部側のピンへの係着状態を示した概
略平面図である。
【図7】図5におけるX方向の矢視図である。
【図8】従来の枠組足場体の構造の一例を示した斜視図
である。
【符号の説明】
20 足場単体 21 縦枠 22 横枠 23 枠体 24 布枠 26 手摺
材 27、27a、27b ブレース材 28 ワッ
シャー 30 調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−52090(JP,U) 実開 平7−19483(JP,U) 実開 昭59−179942(JP,U) 実開 平5−52091(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法隔てて立設された一対の縦枠と
    該縦枠間に設けられた横枠とからなる略H字型の枠体を
    対向状態に配置すると共に、その横枠間を布枠で接続し
    て一つの略直方体状の足場単体を形成し、該足場単体を
    上下横方向に複数積み上げて足場体を形成する枠組足場
    体の構造において、 前記対向状態に配置された枠体の少なくとも一方の対向
    する縦枠間には、前記布枠の上方にその布枠に沿って手
    摺材が設置されると共に、該手摺材と前記布枠との間に
    一対のブレース材が取り付けられたものであって、 前記手摺材は、その略中央位置に長さ調整可能な調整部
    が設けられてなり、 かつ前記一対のブレース材は、その各一端が前記手摺材
    の両端にそれぞれ回動可能に接続されると共に、他方の
    ブレース材が一方のブレース材の略中央で枢動可能に軸
    承されてなるもので、 該一対のブレース材は、前記手摺材の両端と該一対のブ
    レース材の各他端が前記対向する縦枠のそれぞれに係着
    されて、前記手摺材と前記布枠との間に取り付けられて
    いることを特徴とする枠組足場体の構造。
JP1512393U 1993-03-05 1993-03-05 枠組足場体の構造 Expired - Lifetime JP2564979Y2 (ja)

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JPH0667679U JPH0667679U (ja) 1994-09-22
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JP2635927B2 (ja) * 1994-03-31 1997-07-30 アルインコ株式会社 仮設足場枠の交叉状連結部材
JP5406009B2 (ja) * 2009-12-25 2014-02-05 アルインコ株式会社 可搬式作業台

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