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JP2563825B2 - 液圧式変速装置 - Google Patents

液圧式変速装置

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Publication number
JP2563825B2
JP2563825B2 JP63135651A JP13565188A JP2563825B2 JP 2563825 B2 JP2563825 B2 JP 2563825B2 JP 63135651 A JP63135651 A JP 63135651A JP 13565188 A JP13565188 A JP 13565188A JP 2563825 B2 JP2563825 B2 JP 2563825B2
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JP
Japan
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cylinder
liquid
swash plate
annular cavity
chamber
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久夫 長友
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NAGATOMO RYUTAI KIKAI KENKYUSHO JUGEN
Original Assignee
NAGATOMO RYUTAI KIKAI KENKYUSHO JUGEN
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H39/00Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution
    • F16H39/04Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit
    • F16H39/06Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type
    • F16H39/08Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders
    • F16H39/10Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing
    • F16H39/14Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing with cylinders carried in rotary cylinder blocks or cylinder-bearing members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液圧力式圧変速装置、特に、入力軸の回転動
力を液体を介して出力軸に速度を変えて伝達するのに好
適な液圧式変速装置に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、動力によって回転駆動される油圧ポンプから吐
出された圧油を油圧モータに供給することによって油圧
モータを回転駆動し、上記油圧ポンプ及び油圧モータの
いずれか一方を可動容量型とすることによって油圧モー
タの回転速度を変化させていた。
これは油圧モータに入力された全動力が圧油を介して
油圧モータに伝達されるために動力損失が大きくなり、
また、油圧ポンプ及び油圧モータは伝達される最大動力
に対応しうる容量としなければならないので大型とな
り、かつ、高価となる。
これに対処するため、動力を機械的に伝達する動力と
液体を介して伝達する動力に2分割し、第負荷時には機
械的に伝達される動力を大きくすることによって動力の
伝達効率を向上させるようにした液圧式変速装置が提案
された。
この種液圧式変速装置の1例が第12図ないし第14図に
示されている。
第12図において、01は軸で、その右端はこれに楔着さ
れた接手02を介して静止体03に回転不能に係止され、そ
の左端にはシリンダパレル04が楔着されている。このシ
リンダパレル04にはその右端面からその軸芯を中心とす
る円筒面上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて軸方
向に伸びる複数(図には7個)のシリンダ05が穿設さ
れ、これら各シリンダ05内にはそれぞれピストン06が液
密摺動自在に嵌挿されている。これら各ピストン06の球
形外端06aはスリッパパッド07にみそ摺り運動自在に抱
持され、これらスリッパパッド07はリテーナ08によって
保持されて斜盤09に固定されたライナー010の表面に摺
接せしめられている。斜盤09は軸01と直交する傾転動軸
011まわりに傾転自在に支持され、その外周から放射方
向に伸びるスタイダ01はリング状のガイド013の溝013a
内に摺動自在に嵌挿されている。
しかして、ガイド013を軸01の方向に移動させること
により斜盤09は傾転軸011をまわりに傾転してライナー0
10の表面、即ち、傾斜摺動面の傾斜角を任意に変更でき
るようになっている。シリンダパレル04の左端面には、
第13図に示すように、各シリンダ05に連通するまゆ型の
シリンダポート014が開口し、これらシリンダポート014
は、第14図に示すように、バルブブロック015の右端面
に開口する三日月型の高圧ポート016又は低圧ポート017
に整合するようになっている。
018は出力軸で、軸01と同志に配置され、この出力軸0
18は右端にはシリンダバレル019が楔着されている。こ
のシリンダパレル019にはその左端面からその軸芯を中
心とする円筒面上に円周方向に沿って所定の間隔を隔て
て軸方向に伸びる複数(図には7個)のシリンダ021が
穿設され、これら各シリンダ021内にはそれぞれピスト
ン022が液密摺動自在に嵌挿されている。これら各ピス
トン022の球形外部022aはストリッパパッド023にみそ摺
り運動可能に抱持され、これらストリッパパッド023は
リテーナ024によって保持されて左側内部ケーシング034
と一体化された斜盤025に固定されたライナー026の表面
に摺接せしめられている。シリンダバレル019の右端面
には各シリンダ021に連通する第13図に示すものと同様
のまゆ型のシリンダポート027が開口し、これらシリン
ダポート027はバルブブロック015の左端面に開口する第
14図に示すものと同様の三日月型の高圧ポート028又は
低圧ポート029に整合するようになっている。そして、
この高圧ポート028は高圧液体流路030を介して高圧ポー
ト016に連通せしめられ、また、低圧ポート029は低圧液
体流路031を介して低圧ポート017に連通せしめられてい
る。バルブブロック015の中心を貫通し、これに固定さ
れたロッド051の右方突出端にシリンダパレル04が軸受0
32を介して軸承され、その左方突出端にはシリンダパレ
ル019が軸受020を介して軸承されている。
バルブブロック015はその外周縁において右側内部ケ
ーシング033の左端面と左側内部ケーシング034の右端面
によって挟持され、これらはボルト035によって一体に
締結されている。右側内部ケーシング033の右端から右
方に伸びる筒状部033a内を軸01が貫通し、筒状部033aは
その中に配置された軸受036によって軸01に軸承され、
軸受036の右側に配置された軸封装置037によって筒状部
033aと軸01との隙間が軸封されている。そして、筒状部
033aの右端外周にはキー052を介してピニオン038が楔合
され、筒状部033aの右端に螺入されたナット039によっ
て抜出が阻止されている。一方、左側内部ケーシング03
4の左端から左方に伸びる筒状部034a内を出力軸018が貫
通し、この筒状部034aはその中に配置された軸受040に
よって出力軸018に軸承され、軸受040の左側に配置され
た軸封装置041によって筒状部034aと出力軸018との隙間
が軸封されている。傾転軸011の両端は右側内部ケーシ
ング033に軸支されている。042は図示しない手段により
静止体03に固定された外部ケーシングで、筒状体043と
その右側開口を掩蓋する端板044とをボルト045で一体に
締結してなり、筒状体043の左端部は軸受046によって左
側内部ケーシング034の筒状態部034aに軸承され、その
左側に配置された軸封装置047によって筒状体043と筒状
部034aとの隙間が軸封止されている。また、端板044は
軸048によって右側内部ケーシング033の筒状部033aに軸
承され、軸受048の右側に配置された軸封装置049によっ
て端板044と筒状部033aとの隙間が軸封されている。
しかして、ピニオン038を回転駆動すると、右側内部
ケーシング033、左側内部ケーシング034、バルブブロッ
ク015及び斜盤09並びに025が一緒に回転する。これに伴
って、バルブブロック015はその右端面がシリンダバレ
ル04の左端面と摺接し、その左端面がシリンダバレル01
9の右端面と摺接しながらシリンダバレル04及び019に対
して相対回転し、また、スリッパパッド07が斜盤09に固
定されたライナ010の傾斜摺動面上を摺動し、スリッパ
パッド023が斜盤025に固定されたライナ026の傾斜摺動
面上を摺動する。
かくして、ピストン06がシリンダ05内を軸方向に沿っ
て往復動し、シリンダポート014が三日月型の低圧ポー
ト017と整合している間はピストン06が往行程を行って
シリンダ05内の液体を吐出し、シリンダポート014が高
圧ポート016と整合している間はピストン06が復行程を
行ってシリンダ05内に液体を吸込む。
シリンダ05から吐出された液体はシリンダポート01
4、低圧ポート017、低圧液体流路031、三日月型の低圧
ポート029、シリンダポート027を経てシリンダ021内に
入り、ピストン022を押進する。すると、ピストン022は
復行程を開始し、その球形外端022aがスリッパパッド02
3を介して斜盤025に固定されたライナー026の傾斜摺動
面上に摺接しているので、シリンダバレル019及びこれ
に楔着された出力軸018が回転する。
ピストン022が復行程を終了して下死点を過ぎると往
行程を開始して、シリンダ021内の高圧液体を吐出し、
この高圧液体はシリンダポート027、高圧ポート028、高
圧液体流路030、高圧ポート016、シリンダポート014を
経てシリンダ05内に吸い込まれる 今、ピニオン038の回転数をn1、出力軸018の回転数を
n2、シリンダ05のストローク容量をV1、シリンダ021の
ストローク容量をv2とすれば、 が成立する。
斜盤025の傾斜角を変えることができないので、V2
一定であるが、ガイド013を軸01の方向に沿って移動さ
せることにより斜盤09を傾転軸011まわりに傾転してそ
の傾斜角を変更すれば、V1は任意に変化させることがで
きるので、出力軸018の回転数を任意に変更できる。
一方、斜盤09の傾斜角を零としたとき、ピストン06は
往復動しないのでV1が零となり、液体の漏洩がなけれ
ば、ピストン022も往復動しないので、シリンダバレル0
19は斜盤025やバルブブロック015とともにあたかも錠止
されたようになってピニオン038と同じ速度で回転し、
ピニオン038から入力された動力はシリンダバレル019を
介して機械的に出力軸018に伝達される。
この液圧式変速装置においては、バルブブロック015
がシリンダバレル04及び019と摺動しながら相対回転す
るので、これら摺動面における摩擦損失が避けられず、
また、これら摺動面の摩耗、摺動面からの液体の漏洩が
避けられない。
また、斜盤09は傾転軸011を介して右側内部ケーシン
グ033に回動自在に支持されていて、ピニオン038の回転
に伴って回転するため、動的アンバランスが極めて大き
い。
更に、斜盤09には高周波の振動荷重が印加されるの
で、スライダー012及びガイド013の信頼度を確保するこ
とが極めて困難である。
また、軸01を回転不能に係止しなければならないの
で、その軸芯から偏心した駆動軸から歯車列、チェーン
等を介してピニオン038に動力を入力しなければならな
いという致命的とも言える問題点を抱えている。
更に、外部ケーシング042の内部に内部ケーシング033
及び034を配設しなければならないので、構造が複雑、
かつ、大型となる等の不具合があるため実用の域に達し
ていない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点に対処するために発明されたもの
であって、第1の発明要旨とすることころは、第1の回
転軸と、この第1の回転軸と所定の間隔を隔てて同芯に
配列されて上記第1の回転軸に対して相対回転しうる第
2の回転軸と、上記第1の回転軸に契着された第1のシ
リンダバレルと、上記第2の回転軸と同芯にこれに対し
て相対回転可能に配設された第2のシリンダバレルと、
上記第1のシリンダバレルの内端面と上記第2のシリン
ダバレルの内端面との間に配置されこれらと一体化され
たバルブブロックと、上記第1のシリンダバレルにその
外端面から穿設されてその軸芯を中心とする円上に円周
方向に沿って所定の間隔を隔てて実質的にその軸芯方向
に伸びる複数の第1のシリンダと、静止したケーシング
に支持され上記第1の回転軸に直交する傾転軸まわりに
傾転しうる傾斜面を有する第1の斜盤と、上記第1のシ
リンダ内にそれぞれ液密摺動自在に嵌挿されその外端が
上記第1のシリンダバレルの回転に伴って上記第1の斜
盤の傾斜面に摺接することによって往復動する複数の第
1のピストンと、上記第2のシリンダバレルにその外端
面から穿設されてその軸芯を中心とする円上に円周方向
に沿って所定の間隔を隔てて実質的にその軸芯方向に伸
びる複数の第2のシリンダと、上記第2の回転軸と一体
化された第2の斜盤と、上記第2のシリンダ内にそれぞ
れ液密摺動自在に嵌挿されその外端が上記第2の回転軸
の回転に伴って上記第2の斜盤の傾斜面に摺接すること
によって往復動する複数の第2のピストンと、上記バル
ブブロックに限界され上記第1のシリンダに連通する第
1のシリンダポートが開口する第1の環状腔所と、この
第1の環状腔所内に液密摺動自在に嵌装されてこの第1
の環状腔所を外側室と内側室とに仕切りこの第1の環状
腔所内で偏心揺動することにより上記第1のシリンダポ
ートを上記外側室又は上記内側室に選択的に連通させる
第1の円形リングと、上記バルブブロックに限界された
上記第2のシリンダに連通する第2のシリンダポートが
開口する第2の環状腔所と、この第2の環状腔所内に液
密摺動自在に嵌装されてこの第2の環状腔所を外側室と
内側室とに仕切りこの第2の環状腔所内で偏心揺動する
ことにより上記第2のシリンダポートを上記外側室又は
上記内側室に選択的に連通させる第2の円形リングと、
上記第1の環状腔所の外側室と上記第2の環状腔所の外
側室を連通する第1の共通液体流路と、上記第1の環状
腔所の内側室と上記第2の環状腔所の内側室とを連通す
る第2の共通液体流路と、上記バルブブロックに穿設さ
れた孔内を液密摺動自在に貫通して上記第1の円形リン
グの外周面に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて内端
が衝接することにより放射方向に往復動する複数の第1
の駆動ロッドと、上記バルブブロックに穿設された孔内
を液密摺動自在に貫通して上記第2の円形リングの内周
面に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて外端が衝接す
ることにより放射方向に往復動する複数の第2の駆動ロ
ッドと、上記バルブブロックのまわりに配設されてその
軸芯から上記傾転軸の軸芯方向に沿って所定の偏心量だ
け偏心せしめられ上記第1の駆動ロッドのそれぞれの外
端が衝接する円筒状のカム面を有する第1のカムリング
と、上記バルブブロックの中心に穿設された穴内に配設
されて上記第2の回転軸の内端にその軸芯から第2の斜
盤の傾斜面の中立線の方向に沿って所定の偏心量だけ偏
心して突出された偏心ピンによって駆動され上記第2の
駆動ロッドのそれぞれの内端が衝接する円筒状のカム面
を有する第2のカムリングとを具えていることを特徴と
する液圧式変速装置にある。
更に、第2のピストンの球形外端を抱持して第2の斜
盤の傾斜面に摺接しながら円周方向に沿って摺動するス
リッパパッドと、上記第2の斜盤の外端面に穿設されて
軸方向に伸びる凹所内に液密摺動自在に嵌挿されケーシ
ングの内端面に摺動自在に摺接するバランスパッドと、
上記バランスパッドの頂面と上記凹所とによって限界さ
れる圧力室に第2のシリンダ内の高圧の液体を上記スリ
ッパパッドの摺動面と第2の斜盤の傾斜面とによって限
界されるポケット及び逆止弁を経て供給する液体通路と
を設けることができ、更に、第1の回転軸と同芯に軸方
向に沿って液密摺動自在に配設された安全弁スプールが
その一方の端面に作用する第1又は第2の共通液体流路
内の液体による押圧力がその他方の端面に作用する補給
液体による押圧力より大きくなったときに軸方向に移動
して上記第1の共通液体流路と第2の共通液体流路を互
いに連通させる安全弁機構を設けることができる。ま
た、安全弁スプールに第1及び第2の共通液体流路に連
通する補給液体通路を穿設し、この補給液体通路にそれ
ぞれ逆止弁を組み込むこともできる。
(作用) 本発明においては、第1の回転軸を回転駆動すると、
これに楔着された第1のシリンダバレル及びこれと一体
化された第2のシリンダバレル及びバルブブロックが回
転する。これに伴って、第1のピストンの外端が第1の
斜盤の傾斜面上を円周方向に摺動することにより第1の
ピストンが第1のシリンダ内で軸方向に往復動し、第2
のピストンの外端が第2の斜盤の傾斜面上を円周方向に
摺動することにより第2のピストンが第2のシリンダ内
で軸方向に往復動する。これと同時に第1の駆動ロッド
の外端が第1のカムリングのカム面に摺接して第1の駆
動ロッドが放射方向に往復動することにより第1の円形
リングが第1の環状腔所内で偏心揺動し、この第1の円
形リングによって第1のシリンダポートを外側室に介し
て第1の共通液体流路又は内側室を介して第2の共通液
体流路に選択的に連通させ、また、第2の駆動ロッドの
内端が第2のカムリングのカム面に摺接して第2の駆動
ロッドが放射方向に往復動することにより第2の円形リ
ングが第2の環状腔所内で偏心揺動し、この第2の円形
リングによって第2のシリンダポートを外側室を介して
第1の共通液体流路又は内側室を介して第2の共通液体
流路に連通させる。
かくして、往行程中の第2のピストンが嵌挿された第
2のシリンダから吐出された高圧の液体が第2のシリン
ダポート、第2の共通液体流路、第1のシリンダポート
を経て復行程中の第1のピストンが嵌挿された第1のシ
リンダ内に供給され、往行程中の第1のピストンが嵌挿
されている第1のシリンダから吐出された低圧の液体が
第1のシリンダポート、第1の共通液体流路、第2のシ
リンダポートを経て復行程中の第2のピストンが嵌挿さ
れた第2のシリンダ内に吸い込まれる。
第1の斜盤を傾転軸まわりに傾転してその傾斜面の傾
斜角を変更することにより第2の回転軸の回転速度が変
化し、第1の斜盤の傾斜面の傾斜角を零とすれば、第2
の回転軸は第2のシリンダバレルと一体となって第1の
回転軸と同じ速度で回転する。
また、第2の回転軸に動力を入力して第1の回転軸か
ら動力を取り出すこともできる。
また、請求項(2)記載の構成とすることによって、
第2のシリンダ内の高圧の液体をスリッパパッドの摺動
面と第2の斜盤の傾斜面とによって限界されるポケット
及び逆止弁を経てバランスパッドの頂面と凹所とによっ
て限界される圧力室に供給してバランスパッドをケーシ
ングの内端面に圧接させ、その反力によって第2の回転
軸に負荷される軸推力を軽減する。
更に、請求項(3)記載の構成とすることによって、
安全弁スプールの一方の端面に作用する第1又は第2の
共通液体流路の液体による押圧力が他方の端面に作用す
る補給液体による押圧力より大きくなったとき安全弁ス
プールが軸方向に移動して第1の共通液体流路と第2の
共通液体流路とを互いに連通させる。
請求項(4)記載の構成とすれば、変速装置の回転方
向やいずれの回転軸に動力を入力するかを問わず、液体
圧が過大になるのを防止できるとともに補給液体を補給
できる。
(実施例) 本発明の1実施例が第1図ないし第4図に示されてい
る。
第1図において、1は第1の回転軸、2は第2の回転
軸で、第1の回転軸1と所定の間隔を隔てて同芯に配列
されている。3は第1のシリンダバレルで、第1の回転
軸1に楔着されている。4は第2のシリンダバレルで、
第2の回転軸2と同芯にこれに対して回転可能に配置さ
れている。5はバルブブロックで、第1のシリンダバレ
ル3の内端面及び第2のシリンダバレル4の内端面とに
よって挟持されピン等を介してこれらと一体に固定され
ている。第1のシリンダバレル3にはその軸芯を中心と
する円上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて複数
(図には7ケ)のシリンダ6が第1のシリンダバレル3
の外端面から穿設されて実質的にその軸芯方向に伸びて
いる。これらシリンダ6内にはそれぞれ第1のピストン
7が液密摺動自在に嵌挿され、これら第1のピストン7
の球形外端7aはそれぞれスリッパパッド8にみそ摺り運
動可能に抱持されている。これらスリッパパッド8はリ
テーナ9によって保持されその摺動面8aは第1の斜盤10
の傾斜面10aに摺接せしめられている。第1の斜盤10は
第1の回転軸1の軸芯に直交する傾転軸11まわりに回動
可能にこの傾転軸11を介してケーシング12に支持されて
いる。第2のシリンダバレル4にはその軸芯を中心とす
る円上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて複数(図
には7個)のシリンダ13が第2のシリンダバレル4の外
端面から穿設されて実質的にその軸芯方向に伸びてい
る。これらシリンダ13内にはそれぞれ第2のピストン14
が液密摺動自在に嵌挿され、これら第2のピストン14の
球形外端14aはそれぞれスリッパパッド15にみそ摺り運
動可能に抱持されている。これらスリッパパッド15はリ
テーナ16によって保持され、その摺動面15aは第2の斜
盤17の傾斜面17aに摺接せしめられている。この第2の
斜盤17は第2の回転軸2と一体化されている。バルブブ
ロック5の第1のシリンダバレル3に対向する面にはそ
の軸芯を中心とする円環状の溝120が穿設され、この溝1
20と第1のシリンダバレル3の内端面とによってバルブ
ブロック5内に円環状の腔所121が限界されている。
また、バルブブロック5の第2のシリンダバレル4に
対向する面にはその軸芯を中心とする円環状の溝122が
穿設され、この溝122と第2のシリンダバレル4の内端
面とによってバルブブロック5内に円環状の腔所123が
限界されている。
腔所121の放射方向中央部には第1のシリンダ6の底
に連通する第1のシリンダポート21の長円形の開口21a
が開口し、また、腔所123の放射方向中央部には第2の
シリンダ13の底に連通する第2のシリンダポート30の長
円形の開口30aが開口する。
そして、腔所121の放射方向外端部は円周方向に沿っ
て所定の間隔を隔ててバルブブロック5に穿設された多
数の第1の共通液体流路124を介して腔所123の放射方向
外端部と連通し、また、腔所121の放射方向内端部は円
周方向に沿って所定の間隔を隔ててバルブブロック5に
穿設された第2の共通液体流路125を介して腔所123の放
射方向外端部と連通している。
腔所121内には長円形の開口21aが配列されているピッ
チ円と略同じ径を有しこれら長円形の開口21aの短軸寸
法より若干大きい肉厚を具えた第1の円形リング126が
液密摺動自在に嵌装され、この第1の円形リング126に
よって腔所121は外側室121aと内側室121bとに仕切られ
ている。
同様に腔所123内には各長円形の開口30aが配列されて
いるピッチ円と略同じ径を有しこれら長円形の開口30a
の短軸寸法より若干大きい肉厚を具えた第2の円形リン
グ127が液密摺動自在に嵌装され、この第2の円形リン
グ127によって腔所123は外側室123aと内側室123bとに仕
切られている。
第1の円形リング126の外周面には円周方向に沿って
所定の間隔を隔てて等長の複数(図には7ケ)の駆動ロ
ッド128の内端が摺接し、これら駆動ロッド128はバルブ
ブロック5に穿設されて放射方向に伸びる孔129内を液
密摺動自在に貫通してその外端はボールベアリング19の
内レースからなるカムリング19aの内面、即ち、円筒状
のカム面19bに衝接している。
ボールベアリング19はバルブブロック5のまわりに位
置するようにケーシング12の内周面に取り付けられてバ
ルブブロック5の軸芯から傾転動軸11の軸芯方向に沿っ
て所定の偏心量δだけ偏心している。
また、第2の円形リング127の内周面には円周方向に
沿って所定の間隔を隔てて等長の複数(図には5ケ)の
駆動ロッド130の外端が摺接し、これら駆動ロッド130は
バルブブロック5に穿設されて放射方向に伸びる孔131
内を液密摺動自在に貫通してその内端はカムリング28の
外面、即ち、円筒状のカム面28aに摺接している。
このカムリング28はピン29に回動自在に軸支され、こ
のピン29は第2の回転軸2の内端に穿設されて第2の回
転軸2の軸芯から第2の斜盤17の傾斜面17aの中立線の
方向に沿って所定の偏心量δだけ偏心している。なお、
理解の便宜のため第1図には傾転軸11と直交する方向に
沿ってδだけ偏心した図が画かれている。
そして、バルブブロック5と第1のシリンダバレル3
とは円周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる複数
(図には7ケ)のボルト132によって互いに連結され、
また、バルブブロック5と第2のシリンダパレル4とは
円周方向に所定の間隔を隔てて軸方向に伸びる複数(図
には7ケ)のボルト133によって互いに連結されてい
る。
ケーシング12は筒状部31とその一方の開口を掩蓋する
端板32と他方の開口を掩蓋する端板33からなり、これら
はボルト34、35によってOリング等を介して一体に締結
されている。第1の回転軸1は端板32を貫通し、その貫
通部には軸受36とその外側に軸封装置37が配設されてい
る。第2の回転軸2は端板33を貫通し、その貫通部には
軸受38とその外側に軸封装置39が配設されている。第1
のシリンダパレル3、第2のシリンダパレル4及びバル
ブブロック5は一体とされてケーシング12内に収容さ
れ、第1のシリンダパレル3の外周と筒状部31の内周と
の間に配置された軸受40及び2のシリンダバレル4の外
周と端板33の内周との間に配置された軸受41を介してケ
ーシング12に回転自在に支持されている。
軸受36と軸封装置37との間にはシールリング42が配置
され、端板32に開口する補給ポート43から供給された補
給液体がシールリング42に穿設された流路44、第1の回
転軸1に穿設された流路45及び逆止弁46及び第1のシリ
ンダパレル3に穿設された流路47及び腔所121の外側室1
21aを経て第1の共通液体流路124に連通している。ま
た、図示していないが、流路45は逆止弁を経て第2の共
通液体流路125に連通している。第1のピストン7の球
形外端7aにはこれを貫通する孔7bが穿設され、第1のシ
リンダ6内の高圧液体がこの孔7bを経てスリッパパッド
8の抱持面と球形外端7aの外表面との間に供給されてこ
れらを潤滑し、更に、スリッパパッド8を貫通する孔8b
を経て摺動面8aに穿設された凹所8cと第1の斜盤10の傾
斜面10aとによって限界されたポケット8d内に入り、摺
動面8a及び傾斜面10aを潤滑すると同時にこれらの間に
作用する推力を軽減する。同様に第2のピストン14の球
形外端14aにはこれを貫通する孔14bが穿設され、第2の
シリンダ13内の高圧液体がこの孔14bを経てスリッパパ
ッド15の抱持面と球形外端14aの外表面との間に供給さ
れてこれらを潤滑し、更に、スリッパパッド15を貫通す
る孔15bを経て摺動面15aに穿設された凹所15cと第2の
斜盤17の傾斜面17aとによって限界されたポケット15dに
入り、摺動面15a及び傾斜面17aを潤滑すると同時にこれ
らの間に作用する推力を軽減する。なお、49は第2の回
転軸2の内端外周と第2のシリンダバレル4の内周との
間に介装された軸受、53はリテーナ16を支持するための
ブラケットで、ボルト54によって第2の斜盤17に締結さ
れている。なお、図示していないが、リテーナ9も同様
の機構によって第1の斜盤10に支持されている。
しかして、第1の回転軸1を回転駆動すると、これに
楔着された第1のシリンダバレル3並びにこれと一体化
された第2のシリンダバレル4及びバルブブロック5が
回転する。これに伴って、第1のピストン7の球形外端
7aがスリッパパッド8を介して第1の斜盤10の傾斜面10
a上を円周方向に摺動することにより第1のピストン7
が第1のシリンダ6内で軸方向に往復動する。これと同
時に第1の駆動ロッド128の外端がカムリング19aの円筒
状のカム面19b上を摺動して駆動ロッド128は放射方向に
往復動するので、第1の円形リング126が腔所121内を偏
心揺動運動して復行程中の第1のピストン7が嵌挿され
た第1のシリンダ6に連通する第1のシリンダポート21
の長円形の開口21aを外側室121aに開口させるとともに
往行程中の第1のピストン7が嵌挿された第1のシリン
ダ6に連通する第1のシリンダポート21の長円形の開口
21aを内側室121bに開口させる。
また、第2の駆動ロッド130の内端がカムリング28の
円筒状のカム面28a上を摺動して第2の駆動ロッド130は
放射方向に往復動するので、第2の円形リング127は腔
所123内を偏心揺動運動して往行程中の第2のピストン1
4が嵌挿された第2のシリンダ13に連通する第2のシリ
ンダポート30の長円形の開口30aを内側室123bに開口さ
せるとともに復行程中の第2のピストン14が嵌挿された
第2のシリンダ13に連通する第2のシリンダポート30の
長円形の開口30aを外側室123aに開口させる。
かくして、往行程中の第1のシリンダ6から吐出され
た液体は第1のシリンダポート21、腔所121の内側室121
b、第2の共通液体流路125、腔所123の内側室123b、第
2のシリンダポート30を経て復行程中の第2のシリンダ
13内に吸入される。
そして、往行程中の第2のシリンダ13から吐出された
液体は第2のシリンダポート30、腔所123の外側室123
a、第1の共通液体流路124、腔所121の外側室121a、第
1のシリンダポート21を経て復行程中の第1のシリンダ
6内に吸入される。
即ち、第1のピストン7の復行程中、これが嵌挿され
た第1のシリンダ6に連通する第1のシリンダポート21
は第1の共通液体流路124に連通してその中の低圧液体
を第1のシリンダ6中に吸入する。
第1のピストン7が下死点に達すると、第1のシリン
ダ6と第1の共通液体流路124との連通が遮断され、第
1のピストン7が往行程を始めると、第1のシリンダポ
ート21は第2の共通液体流路125に連通するので、第1
のシリンダ6から吐出された液体は第1シリンダポート
21を経て第2の共通液体流路125に吐出される。
そして、第1のピストン7が往行程を終えて上死点に
達すると、第2の共通液体流路125から遮断され、再び
復行程を開始する。第2の共通液体流路125内に入った
高圧の液体は第2のシリンダポート30を経て復行程中の
第2のピストン14が嵌挿された第2のシリンダ13内に吸
入される。
これに伴って第2のピストン14の球形外端14aを抱持
するスリッパパッド15は第2の斜盤17に対してスリップ
し、この第2の斜盤17と一体化された第2の回転軸2は
第1の回転軸1に対して相対的に逆回転する。
第2のピストン14が復行程を終えて下死点に達する
と、これが嵌挿された第2のシリンダ13は第2の共通液
体流路125から遮断され、第2のピストン14が往行程を
開始する。
すると、第2のシリンダ13は第1の共通液体流路124
に連通せしめられるので、第2のシリンダ13内の低圧の
液体は第2のシリンダポート30を経て第1の共通液体流
路124に入り、更に、第1のシリンダポート21を経て復
行程中の第1のシリンダ6内に吸入され、第2の軸2の
スリップにより生じた動力が回生される。
今、第1の回転軸1の回転速度をn1、第1のシリンダ
6のストローク容量をV1、第2の回転軸2の回転速度を
n2、第2のシリンダ13のストローク容量をV2とすると、
第2の回転軸2の回転速度n2は次式で表される。
従って、第1の斜盤10を傾転軸11まわりに傾転して傾
斜面10aの傾斜角を変更することによってストローク容
量V1を変更することによって第2の回転軸2の回転速度
n2を任意に減速できる。なお、第1の斜盤10の傾斜面10
aの傾斜角を逆方向に傾斜させれば、第2の回転軸2は
第1の回転軸1の回転速度より高速となり、増速モード
となる。
一方、第1の斜盤10の傾斜面10aの傾斜角を零とすれ
ば、第1のピストン7は往復動を止めるので、第2のピ
ストン14も往復動を停止し、第2のシリンダバレルと第
2の斜盤17及び第2の回転軸2は一体となって第1の回
転軸1と同じ速度で回転し、第1の回転軸1に入力され
た動力は第2の回転軸2に機械的に効率良く伝達され
る。
また、第2の回転軸2に動力を入力して第1の回転軸
1から動力を取り出すことができる。この場合の第1の
回転軸1の回転速度n1は次式で表される。
この変速装置の運転中、作動液体の漏洩が不可避的に
生ずるが、その場合は補給ポート43より補給液体を低圧
側の第1又は第2の共通液体流路124又は125に補給す
る。
この変速装置においては、第1の斜盤10及びこの傾転
機構はケーシング12に支持されていて回転しないので、
運転中においても第1の斜盤10を円滑、かつ、容易に傾
転することができる。また、第1及び第2のシリンダバ
レル3及び4はバルブブロック5と一体化されていて従
来のもののようにバルブブロックと摺動しないので、摺
動による摩擦損失や摺動面からの液体の漏洩が生じな
い。更に、第1の回転軸1と第2の回転軸2は同芯に配
列されているので、動力の入出力機構が小型化、かつ、
簡素化される。更に、ケーシングは一重で足りるので装
置全体も小型化される。
本発明の第2の実施零が第5図ないし第7図に示され
ている。
第2の斜盤17の傾斜面17aの背後にはその軸芯を中心
とする円上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて複数
(図には5ケ)のバランスパッド60a、60b、60c、60d、
60eが配設されている。バランスパッド60aは下死点(BD
C)位置に、バランスパッド60eは上死点(TDC)位置
に、バランスパッド60b、60c、60dは上死点と下死点と
の間においてこれらを結ぶ線の片側に配設されている。
各バランスパッドの頭部61は第2の斜盤17の外端面17b
に穿設されて軸方向に伸びる凹所62内に液密摺動自在に
嵌挿され、その下端摺動面63は上記外端面17bに対向す
るケーシング12の端板33の内端面64に固定された耐摩性
ライナー65の表側摺動面65aに摺接している。そして、
この摺動面65aと各バランスパッドの摺動面63に穿設さ
れた凹所66とによって、ポケット67が形成され、また各
バランスパッドの頂面と凹所62とによって圧力室68が形
成され、この圧力室68とポケット67とは各バランスパッ
ドを貫通する孔69によって相互に連通されている。第2
の斜盤17の傾斜面17aには液体取入ポート70、71、72、7
3が開口し、液体取入ポート70、71から取り入れられた
高圧の液体は第2の斜盤17に穿設された液体流路74を通
り、この液体流路74中に介装された逆止弁75、76を押し
開いてバランスパッド60b、60c、60dの圧力室68に供給
され、取入ポート72から取り入れられた高圧の液体は液
体流路77を経てバランスパッド60aの圧力室68に供給さ
れ、取入ポート73から取り入れられた高圧の液体は液体
流路78を経てバランスパッド60eの圧力室68に供給され
る。
しかして、第7図に示すように、第2の斜盤17の傾斜
面17a上をスリッパパッド15が矢印方向に摺動すると
き、スリッパパッド15の摺動面15aに穿設された凹所15c
と傾斜面17aによって限界されたポケット15dが下死点
(BDC)を通過すると、第2のピストン14が復行程を行
い、第2のシリンダ13内に高圧液体の吸入するので、こ
の吸入行程中、即ち、ポケット15dが高圧側を移行する
間はポケット15d内の液体は高圧となる。ポケット15dが
上死点(TDC)を通過して第2のピストン14が吐出行程
を行う間、即ち、ポケット15dが低圧側を孔する間はポ
ケット15d内の液体は低圧となる。従って、図示のよう
に、スリッパパッド15が7ケの場合、3つのポケット15
d内は常時高圧となり(図にはHが付されている)、3
つのポケット15d内は常時低圧となり(図にはLが付さ
れている)、他の1つのポケット15dはその1/2ピッチ毎
に高圧となったり又は低圧となったりする。そこで、取
入ポート70又は71はその双方又はいずれか一方が高圧の
ポケット15dに連通する位置に開口され、また、取入ポ
ート72又は73はその双方が高圧のポケット15dに連通し
ない位置に開口されている。従って、第7図(A)に示
す場合は取入ポート72及び73の双方がポケット15dに連
通せず、第7図(B)に示す場合は取入ポート72のみが
ポケット15dに連通し、第7図(C)に示す場合には取
入ポート73のみがポケット15dに連通する。
かくして、第2の斜盤17と第2のシリンダバレル4が
相対回転することにより第2のピストン14が第2のシリ
ンダ13内に供給された高圧の液体によって押圧されたと
き、第2のピストン14に作用する液体圧はスリッパパッ
ド15を経て第2の斜盤17及び第2の回転軸2に軸推力と
して負荷されるが、第2のシリンダ13内の高圧の液体が
孔14b、ポケット15d、液体取入ポート70〜73、液体流路
74、逆止弁75、76及び液体通路77、78を経てバランスパ
ッド60a〜60eの3つ又は4つのポケット67及び圧力室68
内に供給され、高圧の液体の圧力によって上記軸推力と
逆方向の反力が発生する。かくして、軸受38に負荷され
る軸推力が軽減され、これから軸受38の寿命を延長でき
る。なお、取入ポート70は又は71のいずれか一方が高圧
のポケット15aに連通していないとき、連通していない
取入ポートからバランスパッド60b、60c、60dの圧力室6
8内の高圧の液体が漏出するのを防止するため、液体流
路74内に逆止弁75及び76が設けられている。またこれら
バランスパッド60b、60c、60dは、大面積の1又は2個
のバランスパッドに置換えることができる。
また、上記実施例においては、バランスパッドは高圧
側のみに配置されているが、第2の回転軸2が逆方向に
回転する場合等高圧側が反転する場合には高圧側のみな
らず低圧側にも配設するのが望ましい。
本発明の第3の実施例が第9図ないし第11図に示され
ている。
第1の回転軸1の内端面に穿設されてその軸方向に伸
びる凹所80内には圧力制御ピストン81が液密摺動自在に
嵌挿されている。この圧力制御ピストン81はその背後に
配設されたコイルスプリング82によって押推されその内
端面は安全弁スプール83の御端面に当接せしめられてい
る。安全弁スプール83はシリンダバレル3の中央腔所3a
内に嵌合固定されたスリーブ94内に液密摺動自在に嵌挿
されている。安全弁スプール83の内端面に穿設されて軸
方向に伸びる一対の凹所84、85にはそれぞれプランジャ
86、87が液密摺動自在に嵌挿され、これらプランジャ8
6、87の外端面はスリーブ94の底面94aに当接している。
そして、プランジャ86の内端面と凹所84とによって限界
された室88は安全弁スプール83内に穿設された孔89を介
して安全弁スプール83の外周面に穿設された環状の凹溝
90に連通し、プランジャ87の内端面と凹所85によって限
界された室91は安全弁スプール83内に穿設された孔92を
介して安全弁スプール83の外周面に穿設された環状の凹
溝93に連通している。凹溝90はスリーブ94の内周面に穿
設された環状の凹溝95に連通し、この凹溝95はスリーブ
94を貫通する穴96及びシリンダバレル3の内周面に穿設
された凹溝97を介して流路47に連通し、この流路47は流
路48を介して第1の共通液体流路124に連通している。
凹溝93はスリーブ94の内周面に穿設された環状の凹溝
98に連通し、凹溝98はスリーブ94を貫通する穴99及びシ
リンダバレル3の内周面に穿設された凹溝100を介して
流路101に連通し、この流路101は第2の共通液体流路12
5に連通している。
第1の回転軸1の軸芯に沿って伸びる流路45は凹所80
と圧力制御ピストン81とによって限界された室103に連
通し、この室103は圧力制御ピストン81の外端面に穿設
された穴104を介して安全弁スプール83の外端面から穿
設されて軸方向に伸びる孔105に連通し、この孔105は孔
106を介して凹溝90に連通するとともに孔107を介して凹
溝93に連通している。そして、孔106内にボール108を配
設することによって液体を凹溝90に向かって流過させる
が逆方向への流れを阻止する逆止弁を構成している。ま
た、孔107にボール109を配設することによって液体を凹
溝93に向かって流過させるが、逆方向への流れを阻止す
る逆止弁を構成している。
しかして、この変速装置の運転中は第1又は第2の共
通液体124、125内のいずれか一方の液体が高圧になり、
いずれか他方の液体が低圧になり、そして、液体が循環
する過程で不可避的な漏洩が生ずる。
今、仮に第1の共通液体流路124内の液体が高圧とな
り、第2の共通液体流路125内の液体が低圧となったと
きは、補給ポート43から供給された補給液体は流路44、
45、室103、穴104、105、107を経てボール109を押し上
げ、凹溝93、98、穴99、凹溝100、流路101を経て第2の
共通液体125内に供給される。このとき、ボール108には
第1の共通液体流路22内の高圧が作用するので、ボール
108はシートに着座している。この状態でこの変速装置
に負荷される負荷の増大等により第1の共通液体124内
の液体の圧力が所定値以上に上昇すると、この圧力は流
路47、凹溝97、穴96、凹溝95、90、孔89を経て室88に作
用してプランジャ86を押圧する。すると、この反力によ
って安全弁スプール83及び圧力制御ピストン81がコイル
スプリング82及び室103に供給された補給液体による押
圧に抗して外方に移動し、これに伴って、凹溝95が凹溝
110を介して凹溝98に連通し、孔99、凹溝100、流路101
を介して低圧の第2の共通液体流路125に連通する。
かくして、高圧の第1の共通液体流路124内の液体は
低圧の第2の共通液体流路125に逃げ、変速装置の破損
を防止する。
以上、第1の共通液体流路124内の液体が高圧とな
り、第2の共通液体流路125内の液体が低圧となった場
合について説明したが、この逆の場合、即ち、第1の共
通液体124内の液体が低圧となり、第2の共通液体流路1
25内の液体が高圧となった場合でも上記と同様、補給液
体を補給し、かつ、第2の共通液体流路125内の液体圧
力が過大になるのを阻止できる。
一方、補給液体の圧力は変速装置の運転中にその外部
で遠隔操作によって変更することができ、この圧力を任
意に設定することによって第1又は第2の共通液体流路
124又は125内の液体の許容液体圧を任意に設定できる。
また、安全弁スプール83に2個のプランジャ86、87及び
2個の逆止弁を組み込むことによって変速装置の回転方
向や回転軸1又は2のいずれに動力を入力するかを問わ
ず液体圧が過大になるのを防止できるとともに補給液体
を補給できる。更に、軸方向に移動する安全弁スプール
83に逆止弁を構成するボール108、109を組み込んだの
で、第1及び第2の共通流体流路124、125に連通する凹
溝95、98を共用することができるとともに構造が簡単で
小型となるので、回転体の内部の限られたスペースに容
易に配置できる。なお、上記実施例においては、圧力制
御ピストン81と安全弁スプール83は別体とされている
が、これらを一体とすることができ、また、コイルスプ
リング82を省略することも可能である。
(発明の効果) 本発明においては、第1又は第2の回転軸に入力され
た動力を変速して第2又は第1の回転軸から取り出すこ
とができる。また、高負荷時等においては第1の回転軸
と第2の回転軸を一体として動力の全てを機械的に効率
良く伝達できる。第1のシリンダバレルとバルブブロッ
クと第2のシリンダバレルは一体化されて一緒に回転
し、第1のシリンダバレル及び第2のシリンダバレルは
バルブプレートに摺接しないので、摩擦損失を軽減でき
ると同時に摺接面からの液体の漏洩を阻止でき、更に、
摺接面の摩耗、焼付も生じない。更に、第1の斜盤を傾
転軸を介して静止しているケーシングに支持することが
できるので、静的及び動的にアンバランスな第1の斜盤
は変速装置の運転中に第1又は第2の回転軸と一緒に回
転せず、従って、変速装置の運転中においても第1の斜
盤を傾転軸まわりに容易に傾転することができ、また、
第1の斜盤及びその支持機構が簡素化され、その信頼性
を向上しうる。また、第1の回転軸と第2の回転軸は同
芯に配列しうるので、動力の入力又は取出し機構が小型
簡素化され使用上便利になる。また、ケーシングは一重
で足りるので、変速装置が小型、軽量化される。
第2のシリンダ内の高圧の液体によって第2の斜盤及
びこれと一体化された第2の回転軸に大きな軸推力が発
生するが、請求孔(2)記載の構成を設ければ、第2の
シリンダ内の高圧の液体を圧力室に導き、バランスパッ
ドの摺動面をケーシングの内端面に押し付けることによ
って上記推進力と逆方向の反力を発生させることができ
る。かくして、第2の斜盤及び第2の回転軸の軸受に負
荷される軸推力を軽減してこれら軸受を小型軽量化しう
るとともにその耐久性を向上できる。
また、請求項(3)記載の安全弁機構を設ければ、液
圧式変速装置に負荷される負荷の増大等により第1又は
第2の共通液体流路内の圧力が所定値以上に上昇するの
を阻止して液圧式変速装置の破損を防止できる。また、
補給液体の圧力を液圧式変速装置の運転中にその外部で
変更することによって第1又は第2の共通液体流路内の
液体の許容液体圧を任意に設定できる。
また、請求項(4)記載の構成とすることによって、
液圧式変速装置の回転方向やいずれの回転軸に動力を入
力するかを問わず液体圧が過大になるのを防止できると
ともに補給液体の補給が可能となり、また、構造が小型
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は縦断面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面
図、第3図は第1図のIII−III線に沿う端面図、第4図
は第1図のIV−IV線に沿う断面図である。 第5図ないし第7図は本発明の第2の実施例を示し、第
5図は部分的縦断面図、第6図はバランスパッドへの液
体流路を示す略示的断面図、第7図(A)、(B)、
(C)はそれぞれ異なる作動状態におけるポケットと液
体通路との相対位置を示す説明図である。 第8図ないし第11図は本発明の第3の実施例を示し、第
8図は部分的縦正面図、第9図は第8図の部分的拡大断
面図、第10図は第9図のX−X線に沿う断面図、第11図
は第10図のXI−XI線に沿う断面図である。 第12図ないし第14図は従来の液圧式変速装置の1例を示
し、第12図は縦断面図、第13図は第12図のXIII−XIII線
に沿う端面図、第14図は第12図のXIV−XIV線に沿う端面
図である。 第1の回転軸……1、第2の回転軸……2、第1のシリ
ンダバレル……3、第2のシリンダバレル……、4、バ
ルブブロック……5、第1のシリンダ……6、第1のピ
ストン……7、第1の斜盤……10、傾転軸……11、第2
のシリンダ……13、第2のピストン……14、第2の斜盤
……17、第1のシリンダポート……21、第2のシリンダ
ポート……30、第1の共通液体流路……124、第2の共
通液体流路……125、第1のカムリング……19a、偏心ピ
ン……29、第2のカムリング……28、スリッパパッド…
…15、第1の環状腔所……121、第1の円形リング……1
26、外側室……121a、内側室……121b、第1のシリンダ
ポートの開口……21a、第2の環状腔所……123、第2の
円形リング……127、外側室……123a、内側室……123
b、第2のシリンダポートの開口……30a、第1の駆動ロ
ッド……128、第2の駆動ロッド……130

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の回転軸と、この第1の回転軸と所定
    の間隔を隔てて同芯に配列されて上記第1の回転軸に対
    して相対回転しうる第2の回転軸と、上記第1の回転軸
    に契着された第1のシリンダバレルと、上記第2の回転
    軸と同芯にこれに対して相対回転可能に配設された第2
    のシリンダバレルと、上記第1のシリンダバレルの内端
    面と上記第2のシリンダバレルの内端面との間に配置さ
    れこれらと一体化されたバルブブロックと、上記第1の
    シリンダバレルにその外端面から穿設されてその軸芯を
    中心とする円上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて
    実質的にその軸芯方向に伸びる複数の第1のシリンダ
    と、静止したケーシングに支持され上記第1の回転軸に
    直交する傾転軸まわりに傾転しうる傾斜面を有する第1
    の斜盤と、上記第1のシリンダ内にそれぞれ液密摺動自
    在に嵌挿されその外端が上記第1のシリンダパレルの回
    転に伴って上記第1の斜盤の傾斜面に摺接することによ
    って往復動する複数の第1のピストンと、上記第2のシ
    リンダバレルにその外端面から穿設されてその軸芯を中
    心とする円上に円周方向に沿って所定の間隔を隔てて実
    質的にその軸芯方向に伸びる複数の第2のシリンダと、
    上記第2の回転軸と一体化された第2の斜盤と、上記第
    2のシリンダ内にそれぞれ液密摺動自在に嵌挿されその
    外端が上記第2の回転軸の回転に伴って上記第2の斜盤
    の傾斜面に摺接することによって往復動する複数の第2
    のピストンと、上記バルブブロックに限界され上記第1
    のシリンダに連通する第1のシリンダポートが開口する
    第1の環状腔所と、この第1の環状腔所内に液密摺動自
    在に嵌装されてこの第1の環状腔所を外側室と内側室と
    に仕切りこの第1の環状腔所内で偏心揺動することによ
    り上記第1のシリンダポートを上記外側室又は上記内側
    室に選択的に連通させる第1の円形リングと、上記バル
    ブブロックに限界された上記第2のシリンダに連通する
    第2のシリンダポートが開口する第2の環状腔所と、こ
    の第2の環状腔所内に液密摺動自在に嵌装されてこの第
    2の環状腔所を外側室と内側室とに仕切りこの第2の環
    状腔所内で偏心揺動することにより上記第2のシリンダ
    ポートを上記外側室又は上記内側室に選択的に連通させ
    る第2の円形リングと、上記第1の環状腔所の外側室と
    上記第2の環状腔所の外側室を連通する第1の共通液体
    流路と、上記第1の環状腔所の内側室と上記第2の環状
    腔所の内側室とを連通する第2の共通液体流路と、上記
    バルブブロックに穿設された孔内を液密摺動自在に貫通
    して上記第1の円形リングの外周面に円周方向に沿って
    所定の間隔を隔てて内端が衝接することにより放射方向
    に往復動する複数の第1の駆動ロッドと、上記バルブブ
    ロックに穿設された孔内を液密摺動自在に貫通して上記
    第2の円形リングの内周面に円周方向に沿って所定の間
    隔を隔てて外端が衝接することにより放射方向に往復動
    する複数の第2の駆動ロッドと、上記バルブブロックの
    まわりに配設されてその軸芯から上記傾転軸の軸芯方向
    に沿って所定の偏心量だけ偏心せしめられ上記第1の駆
    動ロッドのそれぞれの外端が衝接する円筒状のカム面を
    有する第1のカムリングと、上記バルブブロックの中心
    に穿設された穴内に配設されて上記第2の回転軸の内端
    にその軸芯から第2の斜盤の傾斜面の中立線の方向に沿
    って所定の偏心量だけ偏心して突出された偏心ピンによ
    って駆動され上記第2の駆動ロッドのそれぞれの内端が
    衝接する円筒状のカム面を有する第2のカムリングとを
    具えていることを特徴とする液圧式変速装置。
  2. 【請求項2】上記第2のピストンの球形外端を抱持して
    上記第2の斜盤の傾斜面に摺接しながら円周方向に沿っ
    て摺動するスリッパパッドと、上記第2の斜盤の外端面
    に穿設されて軸方向に伸びる凹所内に液密摺動自在に嵌
    挿され上記ケーシングの内端面に摺動自在に摺接するバ
    ランスパッドと、上記バランスパッドの頂面と上記凹所
    とによって限界される圧力室に上記第2のシリンダ内の
    高圧の液体を上記スリッパパッドの摺動面と上記第2の
    斜盤の傾斜面とによって限界されるポケット及び逆止弁
    を経て供給する液体通路とを具えていることを特徴とす
    る請求項(1)記載の液圧式変速装置。
  3. 【請求項3】上記第1の回転軸と同芯に軸方向に沿って
    液密摺動自在に配設された安全弁スプールがその一方の
    端面に作用する上記第1又は第2の共通液体流路内の液
    体による押圧力がその他方の端面に作用する補給液体に
    よる押圧力より大きくなったときに上記軸方向に移動し
    て上記第1の共通液体流路と第2の共通液体流路を互い
    に連通させる安全弁機構を具えていることを特徴とする
    請求項(1)又は(2)記載の液圧式変速装置。
  4. 【請求項4】上記安全弁スプールに上記第1及び第2の
    共通液体流路に連通する補給液体通路を穿設し、この補
    給液体通路にそれぞれ逆止弁を組み込んだことを特徴と
    する請求項(3)に記載の液圧式変速装置。
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