JP2561847B2 - 内燃機関の点火時期計測装置 - Google Patents
内燃機関の点火時期計測装置Info
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- JP2561847B2 JP2561847B2 JP31681287A JP31681287A JP2561847B2 JP 2561847 B2 JP2561847 B2 JP 2561847B2 JP 31681287 A JP31681287 A JP 31681287A JP 31681287 A JP31681287 A JP 31681287A JP 2561847 B2 JP2561847 B2 JP 2561847B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- internal combustion
- combustion engine
- ignition timing
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 上死点を基準に点火時期を表わす場合、上死点から一
定回転角後に計測基準を設定することで、簡単且つ正確
に点火時期を計測できるようにする。
定回転角後に計測基準を設定することで、簡単且つ正確
に点火時期を計測できるようにする。
本発明は火花点火式内燃機関の点火時期を計測する装
置に関する。
置に関する。
マイクロコンピュータを用いてガソリンエンジン等の
点火時期を計測する場合、点火信号による割込みを発生
させてその時刻T1を記憶し、次に上死点信号による割込
みで得られる時刻T2から時間差(T2−T1)を計算し、こ
れを角度信号又は1回転毎の時間(上死点周期)を用い
て角度に換算している。
点火時期を計測する場合、点火信号による割込みを発生
させてその時刻T1を記憶し、次に上死点信号による割込
みで得られる時刻T2から時間差(T2−T1)を計算し、こ
れを角度信号又は1回転毎の時間(上死点周期)を用い
て角度に換算している。
上述した方法ではT1,T2が接近し、T1の処理中にT2に
なるとT1,T2の前後関係が逆転する可能性がある。
なるとT1,T2の前後関係が逆転する可能性がある。
割込み発生時刻を自動的に記憶する機能を有するマイ
クロコンピュータを用いればT1,T2が接近していても処
理できるが、この場合は点火時期が上死点後になるケー
スを区別するため、符号付きデータで演算する必要が生
ずる。このため、例えば16ビットデータの最上位1ビッ
トを符号に使用すると実質的なデータは15ビットになる
ので、計測レンジが符合なしの16ビットデータに較べ1/
2になる欠点がある。
クロコンピュータを用いればT1,T2が接近していても処
理できるが、この場合は点火時期が上死点後になるケー
スを区別するため、符号付きデータで演算する必要が生
ずる。このため、例えば16ビットデータの最上位1ビッ
トを符号に使用すると実質的なデータは15ビットになる
ので、計測レンジが符合なしの16ビットデータに較べ1/
2になる欠点がある。
本発明はこのような問題点を改善しようとするもので
ある。
ある。
本発明は、内燃機関の上死点を検出したTDC信号、該
内燃機関の所定回転角毎に発生するNE信号、該内燃機関
に対する点火信号の3者を入力とし、上死点から一定回
転角後に計測基準(Tp)を設定し、この計測基準(Tp)
と点火信号の発生時期(Ts)との間の時間差(Tspk′)
または回転角を計測し、その値から上死点と計測基準
(Tp)との時間差(T30)または回転角を引くことによ
り上死点を基準にした点火時期を計測することを特徴と
するものである。
内燃機関の所定回転角毎に発生するNE信号、該内燃機関
に対する点火信号の3者を入力とし、上死点から一定回
転角後に計測基準(Tp)を設定し、この計測基準(Tp)
と点火信号の発生時期(Ts)との間の時間差(Tspk′)
または回転角を計測し、その値から上死点と計測基準
(Tp)との時間差(T30)または回転角を引くことによ
り上死点を基準にした点火時期を計測することを特徴と
するものである。
通常の点火時期は上死点前50℃Aから上死点後10℃A
(CAはクランク角)の範囲にある。そこで、上死点信号
の一定角後を基準にすれば、信号の近接や基準信号後に
点火信号がくることを回避でき、点火時期を簡単且つ正
確に計測することができる。
(CAはクランク角)の範囲にある。そこで、上死点信号
の一定角後を基準にすれば、信号の近接や基準信号後に
点火信号がくることを回避でき、点火時期を簡単且つ正
確に計測することができる。
第1図は本発明のシステム構成図で、1は計測装置、
2はエンジン、3はディストリビュータ、4はマイクロ
コンピュータを使用したエンジン制御装置、5は燃料噴
射用のインジェクタ、6はスロットルである。エンジン
制御装置4は吸気温センサ7、スロットルポジションセ
ンサ8、バキュームセンサ9、水温センサ10、O2センサ
11、排気温センサ12の出力を取込んで、燃料噴射制御と
点火制御を行う。点火信号の発生時期はディストリビュ
ータ3から得られるTDC(上死点)信号とNE(クランク
角)信号を基に算出される。第2図はこれらの波形図で
ある。
2はエンジン、3はディストリビュータ、4はマイクロ
コンピュータを使用したエンジン制御装置、5は燃料噴
射用のインジェクタ、6はスロットルである。エンジン
制御装置4は吸気温センサ7、スロットルポジションセ
ンサ8、バキュームセンサ9、水温センサ10、O2センサ
11、排気温センサ12の出力を取込んで、燃料噴射制御と
点火制御を行う。点火信号の発生時期はディストリビュ
ータ3から得られるTDC(上死点)信号とNE(クランク
角)信号を基に算出される。第2図はこれらの波形図で
ある。
計測装置1はインターフェイス13を通して各信号をCP
U14に取込み、その演算結果を表示器15に表示する。16
はプログラム等を格納した読出し専用メモリ(ROM)、1
7はデータ等を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)
である。
U14に取込み、その演算結果を表示器15に表示する。16
はプログラム等を格納した読出し専用メモリ(ROM)、1
7はデータ等を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)
である。
TDC信号は第2図に示すように上死点(TDC)で立上る
信号である。(正確にはTDC信号立上りの次にNE信号が
立下った時が上死点を示す。)これに対しNE信号は例え
ば30℃A毎に発生する信号である(T30は30℃Aに対応
する時間)。このNE信号及びTDC信号は機械的にクラン
ク回転角に同期している。エンジンの通常状態で点火信
号はTDC信号より早く発生するように制御されている。T
spkはその進み時間である。
信号である。(正確にはTDC信号立上りの次にNE信号が
立下った時が上死点を示す。)これに対しNE信号は例え
ば30℃A毎に発生する信号である(T30は30℃Aに対応
する時間)。このNE信号及びTDC信号は機械的にクラン
ク回転角に同期している。エンジンの通常状態で点火信
号はTDC信号より早く発生するように制御されている。T
spkはその進み時間である。
CPU14はクランク角をTDC位置よりカウントする。点火
信号の入力及びNE信号は立下りトリガとし、CPU14の割
込み端子へ入力する。TDC信号は通常のI/Oポートに入力
し、NE信号の割込み時にTDC信号を読み、これがH状態
にあれば上死点と判断する。このときをクランク角0゜
とし、NE信号のカウント値を0にする。以後NE信号の割
込み発生毎にカウントアップし、再びTDC信号がHにな
った時NE信号のカウント値を0にする。
信号の入力及びNE信号は立下りトリガとし、CPU14の割
込み端子へ入力する。TDC信号は通常のI/Oポートに入力
し、NE信号の割込み時にTDC信号を読み、これがH状態
にあれば上死点と判断する。このときをクランク角0゜
とし、NE信号のカウント値を0にする。以後NE信号の割
込み発生毎にカウントアップし、再びTDC信号がHにな
った時NE信号のカウント値を0にする。
点火時期の計測は以下の手順で行う。
NE信号の割込み時刻Tnを記憶する。
前回の割込み時刻Tn-1と今回の時刻Tnから30℃Aの時
間T30を計算する。
間T30を計算する。
点火信号の割込時刻Tsを記憶する。
NE信号のカウント値が「1」のときの割込み時刻Tpを
記憶する。
記憶する。
Tspk′=Tp−Tsにより、点火時刻〜TDC後30゜間の時
間を計算する。
間を計算する。
次式で点火進角を算出する。
点火進角=(Tspk′/T30)*30゜−30゜ 第4図に示すようにクランクシャフトと一体的に回転
する円盤20に30゜のスリット21を形成し、それをフォト
インタラプタ22で検出すれば、TDC位置で立上りその30
℃A後に立下るパルス幅のTDC信号を得ることができ
る。このTDC信号の立下りを計測基準とすれば、角度換
算には該信号の立上り〜立下り間の時間を用いることが
できる。
する円盤20に30゜のスリット21を形成し、それをフォト
インタラプタ22で検出すれば、TDC位置で立上りその30
℃A後に立下るパルス幅のTDC信号を得ることができ
る。このTDC信号の立下りを計測基準とすれば、角度換
算には該信号の立上り〜立下り間の時間を用いることが
できる。
以上述べたように本発明によれば、点火時期(Ts)の
計測基準位置(Tp)が点火信号より後になるため、簡単
な構成で正確に点火時期を計測できる利点がある。
計測基準位置(Tp)が点火信号より後になるため、簡単
な構成で正確に点火時期を計測できる利点がある。
第1図は本発明のシステム構成図、 第2図は第1図の各部波形図、 第3図は計測装置の構成図、 第4図はTDC信号発生器の構成図である。
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関の上死点を検出したTDC信号、該
内燃機関の所定回転角毎に発生するNE信号、該内燃機関
に対する点火信号の3者を入力とし、上死点から一定回
転角後に計測基準(Tp)を設定し、この計測基準(Tp)
と点火信号の発生時期(Ts)との間の時間差(Tspk′)
または回転角を計測し、その値から上死点と計測基準
(Tp)との時間差(T30)または回転角を引くことによ
り上死点を基準にした点火時期を計測することを特徴と
する内燃機関の点火時期計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31681287A JP2561847B2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-12-15 | 内燃機関の点火時期計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31681287A JP2561847B2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-12-15 | 内燃機関の点火時期計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01159468A JPH01159468A (ja) | 1989-06-22 |
JP2561847B2 true JP2561847B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18081194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31681287A Expired - Lifetime JP2561847B2 (ja) | 1987-07-08 | 1987-12-15 | 内燃機関の点火時期計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561847B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7909563B2 (en) | 2004-11-30 | 2011-03-22 | Cascade Corporation | Fork positioner |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP31681287A patent/JP2561847B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7909563B2 (en) | 2004-11-30 | 2011-03-22 | Cascade Corporation | Fork positioner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01159468A (ja) | 1989-06-22 |
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