JP2561771Y2 - 表示器付き携帯用受信機 - Google Patents
表示器付き携帯用受信機Info
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 42
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 5
- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は携帯用受信機、特に前記
携帯用受信機本体とクリップホルダーの係合構造に関す
る。
携帯用受信機本体とクリップホルダーの係合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外出中の被用者に電話呼び出しあるいは
メッセージを無線伝送するいわゆるポケットベルサービ
スが広範囲に用いられている。このようなポケットベル
受信機は被用者が常時携行するためにその小型化が求め
られている。近年のポケットベル受信機はクリップホル
ダーを有し、内部機構の小型化及び取扱い易さの配慮に
伴い、被用者の腰ベルトその他に装着可能なように改善
されている。
メッセージを無線伝送するいわゆるポケットベルサービ
スが広範囲に用いられている。このようなポケットベル
受信機は被用者が常時携行するためにその小型化が求め
られている。近年のポケットベル受信機はクリップホル
ダーを有し、内部機構の小型化及び取扱い易さの配慮に
伴い、被用者の腰ベルトその他に装着可能なように改善
されている。
【0003】このようなクリップホルダーを受信機本体
に着脱可能に装着した従来装置が実開昭62−1473
81号公報にて開示されており、被用者の腰ベルトある
いはその他の任意に衣服などに簡単に挟み止めすること
が可能である。
に着脱可能に装着した従来装置が実開昭62−1473
81号公報にて開示されており、被用者の腰ベルトある
いはその他の任意に衣服などに簡単に挟み止めすること
が可能である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな横型の正面に大きな液晶表示部を有するクリップホ
ルダー付き携帯用受信機においては、クリップホルダー
が、受信機本体の背面の全幅にわたって伸張配置されて
いるので、電池収納部の配置は本体背面のクリップホル
ダー占有部以外の背面に限られていた。
うな横型の正面に大きな液晶表示部を有するクリップホ
ルダー付き携帯用受信機においては、クリップホルダー
が、受信機本体の背面の全幅にわたって伸張配置されて
いるので、電池収納部の配置は本体背面のクリップホル
ダー占有部以外の背面に限られていた。
【0005】また、電池収納部を従来のバネ式クリップ
ホルダーの本体係合部分下側に設けようとすると、電池
交換する際に、装着のままでは電池蓋を取り外すことも
困難であり、さらにその都度ポケットベル受信機本体か
らバネ式クリップホルダーを取り外さなければならない
という問題が生じていた。
ホルダーの本体係合部分下側に設けようとすると、電池
交換する際に、装着のままでは電池蓋を取り外すことも
困難であり、さらにその都度ポケットベル受信機本体か
らバネ式クリップホルダーを取り外さなければならない
という問題が生じていた。
【0006】本考案は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、ホルダー基板が本体にしっ
かりと固定された状態でも、電池蓋を本体から容易に取
り外すことができ、電池交換時にもクリップホルダーを
本体から取り外す必要がなく、かつ本体背面の利用度を
向上させた小型軽量の携帯用受信機を提供することにあ
る。
たものであり、その目的は、ホルダー基板が本体にしっ
かりと固定された状態でも、電池蓋を本体から容易に取
り外すことができ、電池交換時にもクリップホルダーを
本体から取り外す必要がなく、かつ本体背面の利用度を
向上させた小型軽量の携帯用受信機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本考案における携帯用受信機は、携帯用受
信機本体と、前記本体を被用者の腰ベルトに装着する着
脱可能なクリップホルダーとを含み、前記クリップホル
ダーは前記本体の背面に着脱可能に固定されるホルダー
基板と、前記ホルダー基板に一端が枢支されベルトに装
着するベルト保持板とからなる。前記ホルダー基板は、
前記基板と一体に形成されたバネ板を有し、前記ベルト
保持板は、前記バネ板を押し前記保持板がベルト装着位
置と起立位置との間の任意の位置に摩擦保持される摩擦
カムを有し、更に前記ホルダー基板は、その断面が細長
L字状に形成されており、前記ホルダー基板の長辺の長
さは、前記本体の背面長より短く形成され、前記ホルダ
ー基板のない前記本体の自由背面には電池蓋を有する電
池収納部が設けられ、前記ホルダー基板が前記本体に固
定された状態でも、前記電池蓋を前記本体から容易に取
り外すことができ、電池交換時にも前記クリップホルダ
ーを前記本体から取り外す必要がないことを特徴とす
る。
するために、本考案における携帯用受信機は、携帯用受
信機本体と、前記本体を被用者の腰ベルトに装着する着
脱可能なクリップホルダーとを含み、前記クリップホル
ダーは前記本体の背面に着脱可能に固定されるホルダー
基板と、前記ホルダー基板に一端が枢支されベルトに装
着するベルト保持板とからなる。前記ホルダー基板は、
前記基板と一体に形成されたバネ板を有し、前記ベルト
保持板は、前記バネ板を押し前記保持板がベルト装着位
置と起立位置との間の任意の位置に摩擦保持される摩擦
カムを有し、更に前記ホルダー基板は、その断面が細長
L字状に形成されており、前記ホルダー基板の長辺の長
さは、前記本体の背面長より短く形成され、前記ホルダ
ー基板のない前記本体の自由背面には電池蓋を有する電
池収納部が設けられ、前記ホルダー基板が前記本体に固
定された状態でも、前記電池蓋を前記本体から容易に取
り外すことができ、電池交換時にも前記クリップホルダ
ーを前記本体から取り外す必要がないことを特徴とす
る。
【0008】また、受信機本体は横長の形状を有し、ク
リップホルダーは本体の自由背面の長手方向を横切るよ
うに伸張配置されていることを特徴とする。
リップホルダーは本体の自由背面の長手方向を横切るよ
うに伸張配置されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】以上のように構成された本考案の表示器付き携
帯用受信機においては、携帯用受信機本体に着脱可能な
クリップホルダーが設けられ、このクリップホルダーの
ホルダー基板の細長L字状長辺に設けられた係合突部と
係合する係合溝部が、本体背面の途中位置に設けられて
いることによって、電池収納部をホルダー基板の下側の
自由背面に付設でき、ホルダー基板が本体に固定された
状態でも、電池蓋を本体から容易に取り外すことがで
き、電池交換時にもクリップホルダーを本体から取り外
す必要がない。
帯用受信機においては、携帯用受信機本体に着脱可能な
クリップホルダーが設けられ、このクリップホルダーの
ホルダー基板の細長L字状長辺に設けられた係合突部と
係合する係合溝部が、本体背面の途中位置に設けられて
いることによって、電池収納部をホルダー基板の下側の
自由背面に付設でき、ホルダー基板が本体に固定された
状態でも、電池蓋を本体から容易に取り外すことがで
き、電池交換時にもクリップホルダーを本体から取り外
す必要がない。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
説明する。
【0011】図1には本考案に係る表示器付き携帯用受
信機を背面から見た状態が示され、図2にはその側面
図、図3には図1の−に沿って各部を分解した要部
断面図が示されている。
信機を背面から見た状態が示され、図2にはその側面
図、図3には図1の−に沿って各部を分解した要部
断面図が示されている。
【0012】図示した実施例において、このポケットベ
ル受信機は後に説明する図5から明らかなように、その
正面に大きな面積を有する液晶表示部を有する。
ル受信機は後に説明する図5から明らかなように、その
正面に大きな面積を有する液晶表示部を有する。
【0013】本考案において、受信機本体はポケットベ
ル受信機本体10とこの本体10に着脱可能に固定され
たクリップホルダー11とを含む。受信機本体10内部
には詳細には示していないが、周知の受信回路基板、受
信回路、受信アンテナ、表示部そして電池が収納されて
おり、ポケットベル受信機自体を被用者が携行して使用
することができる。勿論、受信機本体10には被用者に
呼び出しあるいはメッセージの受信を告知するための電
子ブザーあるいは振動アラートなど設けられている。
ル受信機本体10とこの本体10に着脱可能に固定され
たクリップホルダー11とを含む。受信機本体10内部
には詳細には示していないが、周知の受信回路基板、受
信回路、受信アンテナ、表示部そして電池が収納されて
おり、ポケットベル受信機自体を被用者が携行して使用
することができる。勿論、受信機本体10には被用者に
呼び出しあるいはメッセージの受信を告知するための電
子ブザーあるいは振動アラートなど設けられている。
【0014】前述したように、本体正面には液晶表示部
12が比較的大きな面積で設けられており、また前述し
た電池は本体10に設けられた電池収納部10a内に収
納配置されている。従って、図3に示すように、本体1
0はプラスチックのモールド成形から形成されており、
図においては一体型で示されているが、必要に応じて2
つ割りの構造とすることが好適である。また、前記電池
収納部10aには電池蓋14が着脱自在に装着されてお
り、電池交換時にこの電池蓋14が本体から取り外され
る。
12が比較的大きな面積で設けられており、また前述し
た電池は本体10に設けられた電池収納部10a内に収
納配置されている。従って、図3に示すように、本体1
0はプラスチックのモールド成形から形成されており、
図においては一体型で示されているが、必要に応じて2
つ割りの構造とすることが好適である。また、前記電池
収納部10aには電池蓋14が着脱自在に装着されてお
り、電池交換時にこの電池蓋14が本体から取り外され
る。
【0015】図1、2に示されるように、受信機本体1
0にはさらに電源及び切替スイッチ15、電池蓋ロック
16が設けられており、さらに図6に示されるように、
各種の操作モードを切り替えるためのスイッチ群17、
18、19、20が設けられているが、本考案において
これらの内部機能は主要な役割を持たないために詳細な
説明は省略する。
0にはさらに電源及び切替スイッチ15、電池蓋ロック
16が設けられており、さらに図6に示されるように、
各種の操作モードを切り替えるためのスイッチ群17、
18、19、20が設けられているが、本考案において
これらの内部機能は主要な役割を持たないために詳細な
説明は省略する。
【0016】一方、前述したクリップホルダー11は本
考案において、前記ポケットベル受信機本体を被用者の
腰ベルト等に容易に着脱可能に装着すると共に、その使
用状態において本体10を装着位置と起立位置とに位置
決めする機能を有し、さらに後述するようにこのクリッ
プホルダー11によって本体10が机上に起立状態でお
かれるためのスタンドとして機能する。
考案において、前記ポケットベル受信機本体を被用者の
腰ベルト等に容易に着脱可能に装着すると共に、その使
用状態において本体10を装着位置と起立位置とに位置
決めする機能を有し、さらに後述するようにこのクリッ
プホルダー11によって本体10が机上に起立状態でお
かれるためのスタンドとして機能する。
【0017】このために、本考案において、クリップホ
ルダー11は前記本体10の背面に着脱可能に固定され
るホルダー基板21とこのホルダー基板21に一端が枢
支され、被用者のベルト100に装着されるベルト保持
板22からなる。
ルダー11は前記本体10の背面に着脱可能に固定され
るホルダー基板21とこのホルダー基板21に一端が枢
支され、被用者のベルト100に装着されるベルト保持
板22からなる。
【0018】実施例において、ホルダー基板21及びベ
ルト保持板22も前記本体10のケースと同様にプラス
チックのモールド成形から構成されており、両者は、枢
軸23によって回転自在に係合している。この枢軸23
は前記ホルダー基板21と一体に構成することが好適で
ある。
ルト保持板22も前記本体10のケースと同様にプラス
チックのモールド成形から構成されており、両者は、枢
軸23によって回転自在に係合している。この枢軸23
は前記ホルダー基板21と一体に構成することが好適で
ある。
【0019】また、ホルダー基板21は実施例において
前記本体10の背面の一部と上面とにまたがって本体1
0に装着され、このため、ホルダー基板21は図3に示
されるように、その断面が細長L字状に形成されてい
る。
前記本体10の背面の一部と上面とにまたがって本体1
0に装着され、このため、ホルダー基板21は図3に示
されるように、その断面が細長L字状に形成されてい
る。
【0020】そして、実施例におけるホルダー基板21
はその長辺側に第1の係合突部21aが一体に形成さ
れ、またその短辺には第2の係合突部21bが一体形成
されている。
はその長辺側に第1の係合突部21aが一体に形成さ
れ、またその短辺には第2の係合突部21bが一体形成
されている。
【0021】一方、前述した本体10の背面には前記ホ
ルダー基板21の第1の係合突部21aと対面する位置
に第1の係合溝部10bが設けられ、また本体10の上
面には前記ホルダー基板21の短辺側に設けられている
第2の係合突部21bと対応する第2の係合溝部10c
が一体に形成されている。
ルダー基板21の第1の係合突部21aと対面する位置
に第1の係合溝部10bが設けられ、また本体10の上
面には前記ホルダー基板21の短辺側に設けられている
第2の係合突部21bと対応する第2の係合溝部10c
が一体に形成されている。
【0022】従って、両係合突部21a、21bを係合
溝部10b、10cに係合することによって、ホルダー
基板21はその長辺及び短辺の両者において本体10に
しっかりと食い付き固定することができる。また、この
ホルダー基板21はそれ自体プラスチックからなるの
で、適度な弾性を有しており、図2の係合状態におい
て、その端部を適当なドライバなどでこじ開けることに
よって容易にクリップホルダー11を本体10から取り
外すことができる。図には詳細に示していないが、この
ようなドライバなどの治具挿入用の薄溝21dをホルダ
ー基板21の適当な箇所に設けることが好適である。
溝部10b、10cに係合することによって、ホルダー
基板21はその長辺及び短辺の両者において本体10に
しっかりと食い付き固定することができる。また、この
ホルダー基板21はそれ自体プラスチックからなるの
で、適度な弾性を有しており、図2の係合状態におい
て、その端部を適当なドライバなどでこじ開けることに
よって容易にクリップホルダー11を本体10から取り
外すことができる。図には詳細に示していないが、この
ようなドライバなどの治具挿入用の薄溝21dをホルダ
ー基板21の適当な箇所に設けることが好適である。
【0023】本実施例において、ホルダー基板21の長
辺の長さは本体10の背面長より短く設定されており、
この結果、前記第1の係合突部21aは本体10の背面
の途中に設けた第1の係合溝部10bと対向することに
なる。この結果、本実施例においては、本体10の背面
の前記ホルダー基板21を装着固定した状態において
も、図3の下側にホルダー基板21に邪魔されない部分
を設けることができ、実施例においては、この部分を前
記電池収納部10aとして用いている。従って、本実施
例によれば、図2のようにホルダー基板21が本体10
にしっかりと固定された状態でも、電池蓋14を本体1
0から容易に取り外すことができ、電池交換時にもクリ
ップホルダー11を本体10から取り外す必要がないと
いう利点がある。
辺の長さは本体10の背面長より短く設定されており、
この結果、前記第1の係合突部21aは本体10の背面
の途中に設けた第1の係合溝部10bと対向することに
なる。この結果、本実施例においては、本体10の背面
の前記ホルダー基板21を装着固定した状態において
も、図3の下側にホルダー基板21に邪魔されない部分
を設けることができ、実施例においては、この部分を前
記電池収納部10aとして用いている。従って、本実施
例によれば、図2のようにホルダー基板21が本体10
にしっかりと固定された状態でも、電池蓋14を本体1
0から容易に取り外すことができ、電池交換時にもクリ
ップホルダー11を本体10から取り外す必要がないと
いう利点がある。
【0024】前述したベルト保持板22は図2に示され
るようにベルト100と係合する。そこで、携帯用受信
機を被用者の腰ベルトなどに容易に装着することを可能
としている。なお、このように固定箇所は腰ベルトばか
りでなく被用者の衣服あるいはカバンなどに設定するこ
とができる。さらに、図3から明らかなように、このベ
ルト保持板22はその先端に引掛け部22aを有してい
るので、ベルト100との係合状態がしっかりと保た
れ、またクリップとして用いる場合においてもしっかり
固定することができる。
るようにベルト100と係合する。そこで、携帯用受信
機を被用者の腰ベルトなどに容易に装着することを可能
としている。なお、このように固定箇所は腰ベルトばか
りでなく被用者の衣服あるいはカバンなどに設定するこ
とができる。さらに、図3から明らかなように、このベ
ルト保持板22はその先端に引掛け部22aを有してい
るので、ベルト100との係合状態がしっかりと保た
れ、またクリップとして用いる場合においてもしっかり
固定することができる。
【0025】本考案において、前記ベルト保持板22は
単にホルダー基板21に対して回動自在に枢支されるば
かりでなく、装着位置と起立位置との間は摩擦結合して
任意の位置に摩擦保持され、装着位置と起立位置の両者
に対しては節度を持って位置決め固定される。このため
に、前記ホルダー基板21は、その一部、実施例におい
ては前記一対の枢軸23の中間部分にホルダー基板21
と一体であり、かつ舌片状に周囲の三辺が切り離された
弾性を有する舌状ばね板21cとして形成されている。
この舌状ばね板21cは図3から明らかなように、ホル
ダー基板21からベルト保持板22側に僅かに湾曲して
も良くあるいはホルダー基板21と同一平面のままでも
良い。図示のように、舌状ばね板21cをホルダー基板
21からベルト保持板22側へ折り曲げることによっ
て、後に詳述する摩擦保持機能及び節度機構を働かせる
ときに、本体10と干渉することなく舌状ばね板21c
の本体10側への移動量を確保している。
単にホルダー基板21に対して回動自在に枢支されるば
かりでなく、装着位置と起立位置との間は摩擦結合して
任意の位置に摩擦保持され、装着位置と起立位置の両者
に対しては節度を持って位置決め固定される。このため
に、前記ホルダー基板21は、その一部、実施例におい
ては前記一対の枢軸23の中間部分にホルダー基板21
と一体であり、かつ舌片状に周囲の三辺が切り離された
弾性を有する舌状ばね板21cとして形成されている。
この舌状ばね板21cは図3から明らかなように、ホル
ダー基板21からベルト保持板22側に僅かに湾曲して
も良くあるいはホルダー基板21と同一平面のままでも
良い。図示のように、舌状ばね板21cをホルダー基板
21からベルト保持板22側へ折り曲げることによっ
て、後に詳述する摩擦保持機能及び節度機構を働かせる
ときに、本体10と干渉することなく舌状ばね板21c
の本体10側への移動量を確保している。
【0026】一方、前記ベルト保持板22の枢軸23の
周囲には、前記舌状ばね板21cと押圧接触する摩擦カ
ム24が設けられている。そして、本考案における特徴
的な摩擦カム24を図4に示す。
周囲には、前記舌状ばね板21cと押圧接触する摩擦カ
ム24が設けられている。そして、本考案における特徴
的な摩擦カム24を図4に示す。
【0027】まず、図4(A)に示す摩擦カム24は二
つのカム面を有した形状であるので、クリップホルダー
11は、ホルダー基板21に対してベルト保持板22を
装着位置及び起立位置においては節度し、装着位置及び
起立位置の間の任意の位置においては舌状ばね板21c
との摩擦によって、摩擦保持することができる。また、
図4(B)に示されるように摩擦カム24の形状を円形
とすることによって、クリップホルダー11は、ホルダ
ー基板21に対してベルト保持板22を装着位置及び起
立位置の間の任意の位置においては舌状ばね板21cと
の摩擦により、摩擦保持することができる。さらに、図
4(C)に示す摩擦カム24は円形の一部に一つのカム
面を有した形状であるので、クリップホルダー11は、
ホルダー基板21に対してベルト保持板22を装着位置
においてのみ節度し、装着位置及び起立位置の間の任意
の位置においては舌状ばね板21cとの摩擦によって、
摩擦保持することが可能である。なお、摩擦カム24の
形状は図4の(A),(B),(C)のいずれを用いて
も良い。
つのカム面を有した形状であるので、クリップホルダー
11は、ホルダー基板21に対してベルト保持板22を
装着位置及び起立位置においては節度し、装着位置及び
起立位置の間の任意の位置においては舌状ばね板21c
との摩擦によって、摩擦保持することができる。また、
図4(B)に示されるように摩擦カム24の形状を円形
とすることによって、クリップホルダー11は、ホルダ
ー基板21に対してベルト保持板22を装着位置及び起
立位置の間の任意の位置においては舌状ばね板21cと
の摩擦により、摩擦保持することができる。さらに、図
4(C)に示す摩擦カム24は円形の一部に一つのカム
面を有した形状であるので、クリップホルダー11は、
ホルダー基板21に対してベルト保持板22を装着位置
においてのみ節度し、装着位置及び起立位置の間の任意
の位置においては舌状ばね板21cとの摩擦によって、
摩擦保持することが可能である。なお、摩擦カム24の
形状は図4の(A),(B),(C)のいずれを用いて
も良い。
【0028】本考案の実施例は以上の構成からなり、以
下にその作用を説明する。
下にその作用を説明する。
【0029】図5には、本実施例における図4(A)の
摩擦カム24における前記摩擦作用及び節度作用が示さ
れており、図5(A)には、クリップホルダー11の装
着状態が示されている。すなわち、図5(A)におい
て、舌状ばね板21cには前記摩擦カム24の第一カム
面24aが係合しており、この状態で舌状ばね板21c
はベルト保持板22を時計方向に付勢する。そこで、ベ
ルト保持板22は、図における下端が本体側に押し付け
られている。従って、被用者の衣服等に着用する際は衣
服の一部をこのベルト保持板22の下端と本体との間に
挟み込めば、受信機を安定に固定することができる。
摩擦カム24における前記摩擦作用及び節度作用が示さ
れており、図5(A)には、クリップホルダー11の装
着状態が示されている。すなわち、図5(A)におい
て、舌状ばね板21cには前記摩擦カム24の第一カム
面24aが係合しており、この状態で舌状ばね板21c
はベルト保持板22を時計方向に付勢する。そこで、ベ
ルト保持板22は、図における下端が本体側に押し付け
られている。従って、被用者の衣服等に着用する際は衣
服の一部をこのベルト保持板22の下端と本体との間に
挟み込めば、受信機を安定に固定することができる。
【0030】この状態から、図5(B)はホルダー基板
21に対してベルト保持板22を反時計方向へ回動して
いる状態を示し、すなわちこの状態では舌状ばね板21
cは、摩擦カム24との押圧によって撓められていく状
態にある。従って、反時計方向へ回動していく間の任意
の位置にベルト保持板22を摩擦保持することができ
る。
21に対してベルト保持板22を反時計方向へ回動して
いる状態を示し、すなわちこの状態では舌状ばね板21
cは、摩擦カム24との押圧によって撓められていく状
態にある。従って、反時計方向へ回動していく間の任意
の位置にベルト保持板22を摩擦保持することができ
る。
【0031】そして、ベルト保持板22をさらに反時計
方向に回転すると、舌状ばね板21cはベルト保持板2
2を反時計方向に付勢するようになる。そして、図5
(C)に示されるように、舌状ばね板21cが摩擦カム
24の第2カム面24bと結合した状態で第二の節度位
置すなわち起立位置が定められる。
方向に回転すると、舌状ばね板21cはベルト保持板2
2を反時計方向に付勢するようになる。そして、図5
(C)に示されるように、舌状ばね板21cが摩擦カム
24の第2カム面24bと結合した状態で第二の節度位
置すなわち起立位置が定められる。
【0032】一方、本実施例における図4(B)の摩擦
カム24を用いた場合は、カム面を有していないので、
摩擦作用のみにより装着位置と起立位置とその間の任意
の位置にベルト保持板22を摩擦保持することができ
る。また、図4(C)の摩擦カム24を用いた場合は、
第一カム面24aのみを有しているので、その部位にお
いては節度作用によってベルト保持板22を装着位置に
位置決めすることができ、起立位置と装着位置の間の任
意の位置において摩擦保持することができる。
カム24を用いた場合は、カム面を有していないので、
摩擦作用のみにより装着位置と起立位置とその間の任意
の位置にベルト保持板22を摩擦保持することができ
る。また、図4(C)の摩擦カム24を用いた場合は、
第一カム面24aのみを有しているので、その部位にお
いては節度作用によってベルト保持板22を装着位置に
位置決めすることができ、起立位置と装着位置の間の任
意の位置において摩擦保持することができる。
【0033】従って、図2に示されるように、受信機を
腰ベルト等に装着した状態では、舌状ばね板21cと第
一カム面24aの係合または摩擦カムとの摩擦保持する
ことによって、装着位置では被用者は携帯用受信機をベ
ルト100に安定して固定することができる。
腰ベルト等に装着した状態では、舌状ばね板21cと第
一カム面24aの係合または摩擦カムとの摩擦保持する
ことによって、装着位置では被用者は携帯用受信機をベ
ルト100に安定して固定することができる。
【0034】一方、図6に示されるように、被用者が電
話呼び出しあるいはメッセージの受信を表示部12で確
認するときには、図示の如く、クリップホルダー11か
ら本体10を起こし、第2のカム面24bを用いた起立
位置にて受信機本体10を固定する。これによって、受
信機本体10はその下方側が身体から離れ、表示部12
のメッセージを被用者が上方より容易に読み取れること
ができる。特に、本考案によれば、クリップホルダー1
1はそれ自体腰ベルト等に装着したままで、被用者はそ
の都度ベルトから受信機を取り外すことなく、大面積の
表示部12の視認が容易に行える。
話呼び出しあるいはメッセージの受信を表示部12で確
認するときには、図示の如く、クリップホルダー11か
ら本体10を起こし、第2のカム面24bを用いた起立
位置にて受信機本体10を固定する。これによって、受
信機本体10はその下方側が身体から離れ、表示部12
のメッセージを被用者が上方より容易に読み取れること
ができる。特に、本考案によれば、クリップホルダー1
1はそれ自体腰ベルト等に装着したままで、被用者はそ
の都度ベルトから受信機を取り外すことなく、大面積の
表示部12の視認が容易に行える。
【0035】そして、図6に示されるように、本考案に
おいては、本体表示部12の表示文字の向きをその文字
脚部12aがクリップホルダー11の支点すなわち枢軸
23側となるような向きで文字表示が行われている。従
って、文字の方向はその脚部12aがベルト着用状態に
おいて身体側、そして文字頭部12b側が体から離れた
側に位置することとなり、この表示方向によって、図5
に示した使用中の起立状態において、被用者は極めて容
易に文字視認を行うことができる。
おいては、本体表示部12の表示文字の向きをその文字
脚部12aがクリップホルダー11の支点すなわち枢軸
23側となるような向きで文字表示が行われている。従
って、文字の方向はその脚部12aがベルト着用状態に
おいて身体側、そして文字頭部12b側が体から離れた
側に位置することとなり、この表示方向によって、図5
に示した使用中の起立状態において、被用者は極めて容
易に文字視認を行うことができる。
【0036】さらに、本考案によれば、図7で示される
ように、前記クリップホルダー11はその起立状態にお
いて携帯用受信機を机上に安定して配置することがで
き、このときクリップホルダー11は受信機のスタンド
として機能する。従って、被用者は執務中その他におい
ては、ポケットベル受信機を机上に見易い位置で自立さ
せることが可能となる。このとき、前述した表示文字の
向きは自立状態においても、正しい方向に向かい、被用
者は着座状態においても容易にその内容を視認すること
が可能となる。
ように、前記クリップホルダー11はその起立状態にお
いて携帯用受信機を机上に安定して配置することがで
き、このときクリップホルダー11は受信機のスタンド
として機能する。従って、被用者は執務中その他におい
ては、ポケットベル受信機を机上に見易い位置で自立さ
せることが可能となる。このとき、前述した表示文字の
向きは自立状態においても、正しい方向に向かい、被用
者は着座状態においても容易にその内容を視認すること
が可能となる。
【0037】
【考案の効果】以上のように、本考案の携帯用受信機
は、携帯用受信機本体に着脱可能なクリップホルダーが
設けられ、このクリップホルダーのホルダー基板の細長
L字状長辺に設けられた係合突部と係合する係合溝部
が、本体背面の途中位置に設けられていることによっ
て、電池収納部をホルダー基板の下の自由背面に付設で
き、ホルダー基板が本体にしっかりと固定された状態で
も、電池蓋を本体から容易に取り外すことができ、電池
交換時にもクリップホルダーを本体から取り外す必要が
なく、さらに、本体背面の利用度も向上し、本体の小形
化が図れる。一方、ベルト着用以外の場合には本体から
ホルダーを取り外せるので、携行し易いようになってい
る。また、横型であるので正面に大きい液晶表示部が配
置され、多くのメッセージを表示することができ、かつ
視認が容易である。更に、クリップホルダーがバネ式ク
リップではないので、本体の縦幅以上に突き出すことが
ないため、被用者は着用中に不要に身体を圧迫されるこ
とがない。
は、携帯用受信機本体に着脱可能なクリップホルダーが
設けられ、このクリップホルダーのホルダー基板の細長
L字状長辺に設けられた係合突部と係合する係合溝部
が、本体背面の途中位置に設けられていることによっ
て、電池収納部をホルダー基板の下の自由背面に付設で
き、ホルダー基板が本体にしっかりと固定された状態で
も、電池蓋を本体から容易に取り外すことができ、電池
交換時にもクリップホルダーを本体から取り外す必要が
なく、さらに、本体背面の利用度も向上し、本体の小形
化が図れる。一方、ベルト着用以外の場合には本体から
ホルダーを取り外せるので、携行し易いようになってい
る。また、横型であるので正面に大きい液晶表示部が配
置され、多くのメッセージを表示することができ、かつ
視認が容易である。更に、クリップホルダーがバネ式ク
リップではないので、本体の縦幅以上に突き出すことが
ないため、被用者は着用中に不要に身体を圧迫されるこ
とがない。
【図1】本考案に係る携帯用受信機の好適な実施例を示
す本体背面から見た外観図。
す本体背面から見た外観図。
【図2】図1の装着位置を示す側面図。
【図3】図1の−断面に沿った腰部を分解した状態
を示す断面図。
を示す断面図。
【図4】本実施例におけるクリップホルダーの摩擦カム
の形状を示す側面図。
の形状を示す側面図。
【図5】本実施例におけるクリップホルダーの節度作用
及び摩擦作用を示す説明図。
及び摩擦作用を示す説明図。
【図6】本実施例における本体を起立状態に位置決めし
たときの側面図とこのときの本体正面図。
たときの側面図とこのときの本体正面図。
【図7】本実施例における受信機を自立された状態を示
す斜視図。
す斜視図。
10 携帯用受信機本体 10a 電池収納部 10b 第1係合溝部 10c 第2係合溝部 11 クリップホルダー 12 液晶表示部 14 電池蓋 21 ホルダー基板 21a 第1係合突部 21b 第2係合突部 21c 舌状バネ板 21d 薄溝 22 ベルト保持板 24 節度カム 24a 第1カム面 24b 第2カム面
Claims (2)
- 【請求項1】携帯用受信機本体と、 前記本体を被用者の腰ベルトに装着する着脱可能なクリ
ップホルダーと、 を含み、 前記クリップホルダーは、前記本体の背面に着脱可能に
固定されるホルダー基板と、前記ホルダー基板に一端が
枢支され、ベルトに装着するベルト保持板と、からな
り、 前記ホルダー基板は、前記基板と一体に形成されたバネ
板を有し、 前記ベルト保持板は、前記バネ板を押し、前記保持板が
ベルト装着位置と起立位置との間の任意の位置に摩擦保
持する摩擦カムを有し、 更に、前記ホルダー基板は、その断面が細長L字状に形
成されており、 前記ホルダー基板の長辺の長さは、前記本体の背面長よ
り短く形成され、 前記ホルダー基板のない前記本体の自由背面には、電池
蓋を有する電池収納部が設けられ、 前記ホルダー基板が前記本体に固定された状態でも、前
記電池蓋を前記本体から容易に取り外すことができ、電
池交換時にも前記クリップホルダーを前記本体から取り
外す必要がないことを特徴とする表示器付き携帯用受信
機。 - 【請求項2】上記受信機本体は横長の形状を有し、上記
クリップホルダーは本体の自由背面の長手方向を横切る
ように伸張配置されていることを特徴とする請求項1記
載の表示器付き携帯用受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004305U JP2561771Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 表示器付き携帯用受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992004305U JP2561771Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 表示器付き携帯用受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565131U JPH0565131U (ja) | 1993-08-27 |
JP2561771Y2 true JP2561771Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=11580794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992004305U Expired - Lifetime JP2561771Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 表示器付き携帯用受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561771Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58161343U (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-27 | 日本電気株式会社 | 個別呼出用通信機 |
JPH066632Y2 (ja) * | 1986-12-25 | 1994-02-16 | 日本電気株式会社 | 着脱クリツプの固定構造 |
JP3066232U (ja) * | 1999-07-30 | 2000-02-18 | 岩井機械工業株式会社 | ショ―トネック型チ―ズ付バルブおよび当該バルブを使用したショ―トネック型バルブマニホ―ルド |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP1992004305U patent/JP2561771Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565131U (ja) | 1993-08-27 |
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