JP2558692Y2 - 折り畳み式網戸 - Google Patents
折り畳み式網戸Info
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- JP2558692Y2 JP2558692Y2 JP7485593U JP7485593U JP2558692Y2 JP 2558692 Y2 JP2558692 Y2 JP 2558692Y2 JP 7485593 U JP7485593 U JP 7485593U JP 7485593 U JP7485593 U JP 7485593U JP 2558692 Y2 JP2558692 Y2 JP 2558692Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の窓や出入口等に
取り付けて使用する折り畳み式網戸に関するものであ
り、更に詳しくは、ネットをアコーディオン式に伸縮さ
せて開閉する折り畳み式網戸に関するものである。
取り付けて使用する折り畳み式網戸に関するものであ
り、更に詳しくは、ネットをアコーディオン式に伸縮さ
せて開閉する折り畳み式網戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案者は先に、実願平4−45820
号により折り畳み式網戸を提案した。この網戸は、プリ
ーツを施すことによりアコーディオン式に伸縮自在とし
たネットを、上枠部材と下枠部材及び左右の縦枠部材か
らなる矩形状の網戸枠内に横開き式に開閉自在なるよう
に配設し、該ネットの一端を一方の縦枠部材に取り付け
ると共に、ネットの他端に開閉操作用の操作框を取り付
け、該操作框及び網戸枠における各枠部材の内部に、ネ
ット開閉時における操作框の移動方向の傾きを規制する
張紐を張り渡したものである。
号により折り畳み式網戸を提案した。この網戸は、プリ
ーツを施すことによりアコーディオン式に伸縮自在とし
たネットを、上枠部材と下枠部材及び左右の縦枠部材か
らなる矩形状の網戸枠内に横開き式に開閉自在なるよう
に配設し、該ネットの一端を一方の縦枠部材に取り付け
ると共に、ネットの他端に開閉操作用の操作框を取り付
け、該操作框及び網戸枠における各枠部材の内部に、ネ
ット開閉時における操作框の移動方向の傾きを規制する
張紐を張り渡したものである。
【0003】かかる網戸を窓や出入口等の建物開口部に
取り付ける方法として、網戸枠における上下及び左右の
各枠部材をサッシ等の建物開口部枠の前面に螺子で固定
する方法と、建物開口部枠の内周面に螺子で固定する方
法とがある。このうち後者の方法を用いる場合には、各
枠部材の内部に網戸枠の内側から螺子を螺着することに
なるが、上下の横枠部材の内部には、操作框の上下端の
ガイド部材が嵌合するガイド溝や操作框の下端の転輪が
転動するレール等が形成されており、また、一方の縦枠
部材にはネットの端部が取り付けられているため、これ
ら上枠部材と下枠部材及び一方の縦枠部材は、上記ガイ
ド溝やレール、ネット等が邪魔になって網戸枠の内側か
ら直接螺子をねじ込んで建物開口部枠の内周面に固定す
ることができない。このため、これら3つの枠部材を、
固定用のベース部材を着脱自在に備えたものとして構成
し、該ベース部材を螺子で建物開口部枠に固定したあ
と、該ベース部材に結合するようにし、ネット開放端側
に位置する残りの縦枠部材を螺子で直接建物開口部枠の
内周面に固定することが考えられる。
取り付ける方法として、網戸枠における上下及び左右の
各枠部材をサッシ等の建物開口部枠の前面に螺子で固定
する方法と、建物開口部枠の内周面に螺子で固定する方
法とがある。このうち後者の方法を用いる場合には、各
枠部材の内部に網戸枠の内側から螺子を螺着することに
なるが、上下の横枠部材の内部には、操作框の上下端の
ガイド部材が嵌合するガイド溝や操作框の下端の転輪が
転動するレール等が形成されており、また、一方の縦枠
部材にはネットの端部が取り付けられているため、これ
ら上枠部材と下枠部材及び一方の縦枠部材は、上記ガイ
ド溝やレール、ネット等が邪魔になって網戸枠の内側か
ら直接螺子をねじ込んで建物開口部枠の内周面に固定す
ることができない。このため、これら3つの枠部材を、
固定用のベース部材を着脱自在に備えたものとして構成
し、該ベース部材を螺子で建物開口部枠に固定したあ
と、該ベース部材に結合するようにし、ネット開放端側
に位置する残りの縦枠部材を螺子で直接建物開口部枠の
内周面に固定することが考えられる。
【0004】ところが、上記縦枠部材の内部には、螺子
を螺着する中壁の奥の空間に上記張紐が1本又は2本通
っているため、該空間を貫通した状態に螺子を螺着する
と、該螺子に張紐が接触し、ネットを開閉する度に該張
紐が螺子の鋭利な螺子山先端部分と擦り合うことにな
る。このため、該張紐が摩耗して断線したり、擦り合う
際の摩擦抵抗によって開閉操作が不円滑になるといった
不都合を生じ易い。しかも、螺子の締め付けによって中
壁が変形すると、上記張紐の挿通空間内に取り付けられ
ている該張紐を巻き掛けるための転向子の向きが変わ
り、張紐の案内に支承を来すことも考えられる。
を螺着する中壁の奥の空間に上記張紐が1本又は2本通
っているため、該空間を貫通した状態に螺子を螺着する
と、該螺子に張紐が接触し、ネットを開閉する度に該張
紐が螺子の鋭利な螺子山先端部分と擦り合うことにな
る。このため、該張紐が摩耗して断線したり、擦り合う
際の摩擦抵抗によって開閉操作が不円滑になるといった
不都合を生じ易い。しかも、螺子の締め付けによって中
壁が変形すると、上記張紐の挿通空間内に取り付けられ
ている該張紐を巻き掛けるための転向子の向きが変わ
り、張紐の案内に支承を来すことも考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の技術的課題
は、縦枠部材を固定する螺子と張紐とが接触して擦り合
うことがなく、且つ、該螺子の締め付けによって縦枠部
材が変形することのない折り畳み式網戸を提供すること
にある。
は、縦枠部材を固定する螺子と張紐とが接触して擦り合
うことがなく、且つ、該螺子の締め付けによって縦枠部
材が変形することのない折り畳み式網戸を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、プリーツを施すことによりアコーディオ
ン式に伸縮自在としたネットを、上枠部材と下枠部材及
び左右の縦枠部材からなる矩形状の網戸枠内に横開き式
に開閉自在なるように配設し、該ネットの一端を一方の
縦枠部材に取り付けると共に、ネットの他端に開閉操作
用の操作框を取り付け、該操作框及び網戸枠における各
枠部材の内部に、ネット開閉時における操作框の移動方
向の傾きを規制する張紐を張り渡してなり、上記網戸枠
の各枠部材を螺子で建物開口部枠に固定するようにした
折り畳み式網戸において、上記網戸枠における2つの縦
枠部材のうちのネットの開放端側に位置する縦枠部材
を、中間に中壁を有する略H字形断面の単一形材により
形成し、該縦枠部材に、張紐が挿通された空間部分を貫
通して中壁と建物開口部枠との間に介在する中空で滑ら
かな外表面を持つスペーサを取り付け、該スペーサの内
部を通じて固定用の螺子をねじ込む構成としたことを特
徴とするものである。
め、本考案は、プリーツを施すことによりアコーディオ
ン式に伸縮自在としたネットを、上枠部材と下枠部材及
び左右の縦枠部材からなる矩形状の網戸枠内に横開き式
に開閉自在なるように配設し、該ネットの一端を一方の
縦枠部材に取り付けると共に、ネットの他端に開閉操作
用の操作框を取り付け、該操作框及び網戸枠における各
枠部材の内部に、ネット開閉時における操作框の移動方
向の傾きを規制する張紐を張り渡してなり、上記網戸枠
の各枠部材を螺子で建物開口部枠に固定するようにした
折り畳み式網戸において、上記網戸枠における2つの縦
枠部材のうちのネットの開放端側に位置する縦枠部材
を、中間に中壁を有する略H字形断面の単一形材により
形成し、該縦枠部材に、張紐が挿通された空間部分を貫
通して中壁と建物開口部枠との間に介在する中空で滑ら
かな外表面を持つスペーサを取り付け、該スペーサの内
部を通じて固定用の螺子をねじ込む構成としたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成を有する折り畳み式網戸は、縦枠部材
を固定する螺子が中空のスぺーサの内部を通じて螺着さ
れているので、縦枠部材内に挿通された張紐が該螺子に
直接接触することがない。該張紐がスぺーサに接触して
擦り合っても、該スぺーサの外表面は滑らかに形成され
ているため、張紐の摩耗や、擦り合う際の抵抗によって
ネットの開閉操作が不円滑になるといった不具合がな
い。また、上記スぺーサの介在により中壁が内側から支
持されるため、螺子の締め付けにより該中壁が変形する
おそれもない。
を固定する螺子が中空のスぺーサの内部を通じて螺着さ
れているので、縦枠部材内に挿通された張紐が該螺子に
直接接触することがない。該張紐がスぺーサに接触して
擦り合っても、該スぺーサの外表面は滑らかに形成され
ているため、張紐の摩耗や、擦り合う際の抵抗によって
ネットの開閉操作が不円滑になるといった不具合がな
い。また、上記スぺーサの介在により中壁が内側から支
持されるため、螺子の締め付けにより該中壁が変形する
おそれもない。
【0008】
【実施例】図1乃至図3は本考案の折り畳み式網戸の一
実施例を示すもので、この実施例の網戸は、矩形状をな
す網戸枠1と、該網戸枠1内に横開き式に開閉自在なる
ように取り付けられたネット2と、該ネット2の開放側
の端部に取り付けられた開閉操作用の操作框3とからな
っている。
実施例を示すもので、この実施例の網戸は、矩形状をな
す網戸枠1と、該網戸枠1内に横開き式に開閉自在なる
ように取り付けられたネット2と、該ネット2の開放側
の端部に取り付けられた開閉操作用の操作框3とからな
っている。
【0009】上記網戸枠1は、アルミニウム等の金属又
は合成樹脂からなる上枠部材1aと下枠部材1b及び左
右の縦枠部材1c,1dとを、螺子等の結合手段で直接
又は適当な連結用部材を介して相互に連結することによ
り矩形状に組み立てられ、各枠部材を螺子4で建物開口
部枠5の内面に固定することにより、窓や出入口等の建
物開口部に取り付けられるようになっている。
は合成樹脂からなる上枠部材1aと下枠部材1b及び左
右の縦枠部材1c,1dとを、螺子等の結合手段で直接
又は適当な連結用部材を介して相互に連結することによ
り矩形状に組み立てられ、各枠部材を螺子4で建物開口
部枠5の内面に固定することにより、窓や出入口等の建
物開口部に取り付けられるようになっている。
【0010】上記上枠部材1aは、操作框3の上端部が
僅かな隙間を介して嵌入し得る広さの開口7aを下面に
備えた溝形断面の外部枠材7と、該外部枠材7の内部に
配設されて軸線方向両端部において左右の縦枠部材1
c,1dに下から支持された内部枠材8とからなってい
て、外部枠材7は、その上壁部に取り付けた螺子4で建
物開口部5に固定されるようになっており、内部枠材8
は、軸線方向に延びる案内溝9を備え、該案内溝9内
に、操作框3の上端の振れ止め部材10が僅かな隙間を
介して移動自在なるように嵌合している。
僅かな隙間を介して嵌入し得る広さの開口7aを下面に
備えた溝形断面の外部枠材7と、該外部枠材7の内部に
配設されて軸線方向両端部において左右の縦枠部材1
c,1dに下から支持された内部枠材8とからなってい
て、外部枠材7は、その上壁部に取り付けた螺子4で建
物開口部5に固定されるようになっており、内部枠材8
は、軸線方向に延びる案内溝9を備え、該案内溝9内
に、操作框3の上端の振れ止め部材10が僅かな隙間を
介して移動自在なるように嵌合している。
【0011】また、下枠部材1bは、全体として角溝形
の断面形状を有し、その内部には、軸線方向の案内溝1
2を挟んで相対向する一対のレール13,13が両側壁
から内側に突出するように形成され、これらのレール1
3,13上に、操作框3の下端に取り付けられた一対の
転輪14,14が個別に載置しており、上記案内溝12
内には、操作框3の下端の振れ止め部材10が僅かな隙
間を介して移動自在なるように嵌合している。
の断面形状を有し、その内部には、軸線方向の案内溝1
2を挟んで相対向する一対のレール13,13が両側壁
から内側に突出するように形成され、これらのレール1
3,13上に、操作框3の下端に取り付けられた一対の
転輪14,14が個別に載置しており、上記案内溝12
内には、操作框3の下端の振れ止め部材10が僅かな隙
間を介して移動自在なるように嵌合している。
【0012】該下枠部材1bは、角溝の底部を構成する
ほぼ平らなベース部材15と、角溝の側壁部分を構成す
る一対の側壁部材16,16とからなるもので、ベース
部材15の幅方向両側端部に形成された結合溝17内
に、側壁部材16,16の下端部に形成された結合用突
起18を嵌入させることにより、これらのベース部材1
5と側壁部材16,16とが、両側壁部材16,16を
個別に取り外し可能なるように結合されている。そし
て、これらの側壁部材16,16には、上記一対のレー
ル13,13の一方がそれぞれ形成され、ベース部材1
5には螺子4が取り付けられ、該螺子4で建物開口部5
に固定されるようになっている。
ほぼ平らなベース部材15と、角溝の側壁部分を構成す
る一対の側壁部材16,16とからなるもので、ベース
部材15の幅方向両側端部に形成された結合溝17内
に、側壁部材16,16の下端部に形成された結合用突
起18を嵌入させることにより、これらのベース部材1
5と側壁部材16,16とが、両側壁部材16,16を
個別に取り外し可能なるように結合されている。そし
て、これらの側壁部材16,16には、上記一対のレー
ル13,13の一方がそれぞれ形成され、ベース部材1
5には螺子4が取り付けられ、該螺子4で建物開口部5
に固定されるようになっている。
【0013】更に、網戸枠1の左右の縦枠部材1c,1
dのうち一方の縦枠部材1dは、建物開口部枠5に螺子
4で固定するためのベース部材19と、該ベース部材1
9に着脱自在の主枠部材20とからなっていて、該主枠
部材20の取付部20a内に上記ネット2の一端がセッ
トテープ21により固定されており、上記ベース部材1
9を建物開口部枠5に螺子4で固定したあとに、該ベー
ス部材19に主枠部材20を結合するようになってい
る。
dのうち一方の縦枠部材1dは、建物開口部枠5に螺子
4で固定するためのベース部材19と、該ベース部材1
9に着脱自在の主枠部材20とからなっていて、該主枠
部材20の取付部20a内に上記ネット2の一端がセッ
トテープ21により固定されており、上記ベース部材1
9を建物開口部枠5に螺子4で固定したあとに、該ベー
ス部材19に主枠部材20を結合するようになってい
る。
【0014】また、他方の縦枠部材1c、即ちネット2
の開放端側に位置する縦枠部材1cは、一対の側壁2
2,22の中間位置にこれら両側壁を連結する中壁23
を備えた略H字形断面の単一形材からなるもので、両側
壁22,22の幅方向両端部にそれぞれ、内向きに折り
曲げられた折曲縁22a,22bを備えている。該縦枠
部材1cには、滑らかな外表面を持つ複数の中空スペー
サ24が、後述する平行移動機構の張紐30aが通る空
間部分を貫通して中壁23と建物開口部枠5との間に介
在するように取り付けられ、これらのスペーサ24の内
部を通じて固定用の螺子4が建物開口部枠5にねじ込ま
れるようになっている。
の開放端側に位置する縦枠部材1cは、一対の側壁2
2,22の中間位置にこれら両側壁を連結する中壁23
を備えた略H字形断面の単一形材からなるもので、両側
壁22,22の幅方向両端部にそれぞれ、内向きに折り
曲げられた折曲縁22a,22bを備えている。該縦枠
部材1cには、滑らかな外表面を持つ複数の中空スペー
サ24が、後述する平行移動機構の張紐30aが通る空
間部分を貫通して中壁23と建物開口部枠5との間に介
在するように取り付けられ、これらのスペーサ24の内
部を通じて固定用の螺子4が建物開口部枠5にねじ込ま
れるようになっている。
【0015】上記スぺーサ24は、図4及び図5から明
らかなように、略矩形状をなす基体部25と、該基体部
25から立ち上がった円筒部26とからなるもので、上
記基体部25は、縦枠部材1cの両側壁22,22間に
ぴったりと嵌合可能な長手方向の長さを有していて、2
対の対角のうちの一対が円弧状に形成され、該基体部2
5の下面には、円弧状曲面を持った一対の段壁部25
a,25aが、両側壁22,22の端部の内向き折曲縁
22a,22a間にぴったりと嵌合する間隔をおいて形
成されており、また、上記円筒部26は、その頂部に小
径の嵌入部26aを備え、該嵌入部26aが縦枠部材1
cの中壁23に形成された孔23aに嵌入するようにな
っている。
らかなように、略矩形状をなす基体部25と、該基体部
25から立ち上がった円筒部26とからなるもので、上
記基体部25は、縦枠部材1cの両側壁22,22間に
ぴったりと嵌合可能な長手方向の長さを有していて、2
対の対角のうちの一対が円弧状に形成され、該基体部2
5の下面には、円弧状曲面を持った一対の段壁部25
a,25aが、両側壁22,22の端部の内向き折曲縁
22a,22a間にぴったりと嵌合する間隔をおいて形
成されており、また、上記円筒部26は、その頂部に小
径の嵌入部26aを備え、該嵌入部26aが縦枠部材1
cの中壁23に形成された孔23aに嵌入するようにな
っている。
【0016】上記スぺーサ24を縦枠部材1cに取り付
けるときは、円筒部26の頂部の嵌入部26aを中壁2
3の孔23aに嵌入した状態で、図6に実線で示すよう
に基体部25を両側壁22,22間に斜めに配置したあ
と、円筒部26の軸線を中心に図の半時計方向に回転さ
せることにより、鎖線で示す状態に装着する。
けるときは、円筒部26の頂部の嵌入部26aを中壁2
3の孔23aに嵌入した状態で、図6に実線で示すよう
に基体部25を両側壁22,22間に斜めに配置したあ
と、円筒部26の軸線を中心に図の半時計方向に回転さ
せることにより、鎖線で示す状態に装着する。
【0017】また、上記ネット2は、多数のプリーツを
ジグザグ状に施すことによりアコーディオン式に伸縮自
在なるように構成されたもので、プリーツを縦向きにす
ることにより横方向に開閉自在なるように配設され、上
述したようにその一方の側端部が縦枠部材1dに固定さ
れ、他方の側端部に上記操作框3がセットテープ27で
固定されており、該ネット2の上下端は、網戸枠1の上
枠部材1a及び下枠部材1bの凹部内にそれぞれ嵌入し
ている。
ジグザグ状に施すことによりアコーディオン式に伸縮自
在なるように構成されたもので、プリーツを縦向きにす
ることにより横方向に開閉自在なるように配設され、上
述したようにその一方の側端部が縦枠部材1dに固定さ
れ、他方の側端部に上記操作框3がセットテープ27で
固定されており、該ネット2の上下端は、網戸枠1の上
枠部材1a及び下枠部材1bの凹部内にそれぞれ嵌入し
ている。
【0018】上記操作框3は、合成樹脂又はアルミニウ
ム等の金属からなるもので、その下端部に上記一対の転
輪14,14を有すると共に、上下両端部にそれぞれ上
記振れ止め部材10を有し、該振れ止め部材10によっ
て、ネット2の開閉操作時における該操作框3の横振
れ、即ち、横方向(網戸の表裏面方向)の傾きや軸線回
りの回転等が規制され、開閉操作が円滑に行われるよう
になっている。該操作框3のネット2を固定した部分は
凹溝状のネット収容部3bとなっていて、網戸を最大限
開放したとき、折り畳まれたネット2が該ネット収容部
3bと縦枠部材1dとの間にほぼ完全に収容され得るよ
うになっており、該操作框3の両外側面には、開閉操作
の際に手を掛けるための凹溝28が上下方向に形成され
ている。
ム等の金属からなるもので、その下端部に上記一対の転
輪14,14を有すると共に、上下両端部にそれぞれ上
記振れ止め部材10を有し、該振れ止め部材10によっ
て、ネット2の開閉操作時における該操作框3の横振
れ、即ち、横方向(網戸の表裏面方向)の傾きや軸線回
りの回転等が規制され、開閉操作が円滑に行われるよう
になっている。該操作框3のネット2を固定した部分は
凹溝状のネット収容部3bとなっていて、網戸を最大限
開放したとき、折り畳まれたネット2が該ネット収容部
3bと縦枠部材1dとの間にほぼ完全に収容され得るよ
うになっており、該操作框3の両外側面には、開閉操作
の際に手を掛けるための凹溝28が上下方向に形成され
ている。
【0019】上記操作框3のネット2を取り付けた側と
は反対側の端面(前端面)は、突条部3aとなってお
り、ネット2を閉鎖したとき該突条部3aが、縦枠部材
1cにおける側壁22,22の端部の折曲縁22b,2
2bの間に溝に嵌合するようになっている。該操作框3
の前端面と縦枠部材1cとには、特に図示はしていない
が、フックやマグネット2等の相互に止着可能な係止手
段を設け、ネット2の閉鎖時に該操作框3がその閉鎖位
置にロックされるようにしておくことが望ましい。
は反対側の端面(前端面)は、突条部3aとなってお
り、ネット2を閉鎖したとき該突条部3aが、縦枠部材
1cにおける側壁22,22の端部の折曲縁22b,2
2bの間に溝に嵌合するようになっている。該操作框3
の前端面と縦枠部材1cとには、特に図示はしていない
が、フックやマグネット2等の相互に止着可能な係止手
段を設け、ネット2の閉鎖時に該操作框3がその閉鎖位
置にロックされるようにしておくことが望ましい。
【0020】上記操作框3によるネット2の開閉操作時
に、該操作框3が移動方向に傾くことによって開閉操作
が不円滑になるのを防止し、該操作框3の姿勢を鉛直に
保って円滑な開閉操作を行い得るようにするため、平行
移動機構が設けられている。この平行移動機構は、2本
の張紐30a,30bの両端をそれぞれ操作框3の上半
部と下半部とに互いに逆方向から接続すると共に、これ
らの張紐を、網戸枠1内にプーリや固定ガイド等の転向
子に適宜巻き掛けることにより張り渡したもので、操作
框3の上半部又は下半部を持って動かした場合でも、こ
れらの張紐を通じて操作框3の下半部又は上半部に同じ
大きさの力が移動方向に加わるように構成し、これによ
り、該操作框3の姿勢を鉛直に保持してその上下両端部
を水平移動させ得るようにしたものである。
に、該操作框3が移動方向に傾くことによって開閉操作
が不円滑になるのを防止し、該操作框3の姿勢を鉛直に
保って円滑な開閉操作を行い得るようにするため、平行
移動機構が設けられている。この平行移動機構は、2本
の張紐30a,30bの両端をそれぞれ操作框3の上半
部と下半部とに互いに逆方向から接続すると共に、これ
らの張紐を、網戸枠1内にプーリや固定ガイド等の転向
子に適宜巻き掛けることにより張り渡したもので、操作
框3の上半部又は下半部を持って動かした場合でも、こ
れらの張紐を通じて操作框3の下半部又は上半部に同じ
大きさの力が移動方向に加わるように構成し、これによ
り、該操作框3の姿勢を鉛直に保持してその上下両端部
を水平移動させ得るようにしたものである。
【0021】上記平行移動機構における張紐の張り方に
は色々あって、何れの張り方を選択しても良いが、図示
の実施例においては次のように構成されている。即ち、
操作框3の上半部には2本の張紐30a,30bの一端
が固定されており、このうち一方の張紐30aは、該操
作框3内を一旦上方に延びたあと、上部の振れ止め部材
10内に挿通されて横方向に向きを変え、上方の横枠部
材1a内を通って一方の縦枠部材1cに導かれ、上部の
転向子31に巻き掛けられて該縦枠部材1cの下端に導
かれたあと、下端の転向子32により水平に変向され
て、下方の横枠部材1b内を反対側の縦枠部材1dまで
導かれ、下部の転向子33に巻き掛けられて上向きに変
向したあと、中間の転向子34に巻き掛けられて横向き
に変向し、ネット2の下部を水平に貫通して、操作框3
の上半部に固定された該張紐30aの反対側の端部とは
逆の方向から該操作框3に導かれ、該操作框3の下半部
に固定されている。
は色々あって、何れの張り方を選択しても良いが、図示
の実施例においては次のように構成されている。即ち、
操作框3の上半部には2本の張紐30a,30bの一端
が固定されており、このうち一方の張紐30aは、該操
作框3内を一旦上方に延びたあと、上部の振れ止め部材
10内に挿通されて横方向に向きを変え、上方の横枠部
材1a内を通って一方の縦枠部材1cに導かれ、上部の
転向子31に巻き掛けられて該縦枠部材1cの下端に導
かれたあと、下端の転向子32により水平に変向され
て、下方の横枠部材1b内を反対側の縦枠部材1dまで
導かれ、下部の転向子33に巻き掛けられて上向きに変
向したあと、中間の転向子34に巻き掛けられて横向き
に変向し、ネット2の下部を水平に貫通して、操作框3
の上半部に固定された該張紐30aの反対側の端部とは
逆の方向から該操作框3に導かれ、該操作框3の下半部
に固定されている。
【0022】また、他方の張紐30bは、操作框3の上
半部から上記張紐30aとは逆方向に延びてネット2を
貫通したあと、縦枠部材1dに達し、ここで転向子35
に巻き掛けられて下方に導かれ、下端の転向子33に巻
き掛けられて横向きに変向することにより下枠部材1b
内を反対側の縦枠部材1cまで導かれ、転向子32に巻
き掛けられて折り返されることにより、操作框3の上半
部に固定された該張紐30bの反対側の端部とは逆の方
向から該操作框3に導かれ、該操作框3の下部の振れ止
め部材10内に挿通されて上方に向きを変え、該操作框
3の下半部に固定されている。
半部から上記張紐30aとは逆方向に延びてネット2を
貫通したあと、縦枠部材1dに達し、ここで転向子35
に巻き掛けられて下方に導かれ、下端の転向子33に巻
き掛けられて横向きに変向することにより下枠部材1b
内を反対側の縦枠部材1cまで導かれ、転向子32に巻
き掛けられて折り返されることにより、操作框3の上半
部に固定された該張紐30bの反対側の端部とは逆の方
向から該操作框3に導かれ、該操作框3の下部の振れ止
め部材10内に挿通されて上方に向きを変え、該操作框
3の下半部に固定されている。
【0023】これにより、上記操作框3を開閉操作する
場合において、その上半部側又は下半部側を持って動か
したとしても、各張紐30a,30bを通じて該操作框
3の下半部又は上半部にも同じ大きさの力が移動方向に
加わるため、該操作框3は確実に鉛直を保持したまま上
下両端部が水平移動することになり、この結果、上記振
れ止め部材10による横振れ防止効果との相乗効果によ
り、ネット2を非常に安定的に開閉操作することができ
る。上記張紐30a,30bの端部は、全て操作框3に
ナット36と螺子37とによって固定されており、その
固定位置は、縦方向の長溝38に沿って調節できるよう
になっている。
場合において、その上半部側又は下半部側を持って動か
したとしても、各張紐30a,30bを通じて該操作框
3の下半部又は上半部にも同じ大きさの力が移動方向に
加わるため、該操作框3は確実に鉛直を保持したまま上
下両端部が水平移動することになり、この結果、上記振
れ止め部材10による横振れ防止効果との相乗効果によ
り、ネット2を非常に安定的に開閉操作することができ
る。上記張紐30a,30bの端部は、全て操作框3に
ナット36と螺子37とによって固定されており、その
固定位置は、縦方向の長溝38に沿って調節できるよう
になっている。
【0024】網戸の使用時に風圧等の作用によってネッ
ト2が撓み、その上下両端部が上枠部材1a及び下枠部
材1bから外れて隙間が形成されるのを防止するため、
該ネット2の上下両端部には、それぞれ、該ネット2に
直接止着されるか又は張線に係止された支持部材40が
少なくとも1つ設けられ、これらの支持部材40が、上
枠部材1aの案内溝9及び下枠部材1bの案内溝12に
移動自在なるように係合せしめられている。
ト2が撓み、その上下両端部が上枠部材1a及び下枠部
材1bから外れて隙間が形成されるのを防止するため、
該ネット2の上下両端部には、それぞれ、該ネット2に
直接止着されるか又は張線に係止された支持部材40が
少なくとも1つ設けられ、これらの支持部材40が、上
枠部材1aの案内溝9及び下枠部材1bの案内溝12に
移動自在なるように係合せしめられている。
【0025】上記構成を有する網戸は、網戸枠1におけ
る各枠部材1a〜1dを窓や出入口等の建物開口部枠5
の内面に螺子4で固定することにより、該建物開口部枠
5に取り付けられる。この場合、ネット2の開放端側に
位置する縦枠部材1cには、中空のスぺーサ24が取り
付けられ、該スぺーサ24の内部を通じて螺子4が螺着
されているので、該螺子4が張紐30aに直接接触して
擦り合うようなことがない。また、張紐30aがスぺー
サ24に接触して擦り合ったとしても、該スぺーサ24
の外表面は滑らかに形成されているため、張紐の摩耗や
断線、擦り合う際の摩擦抵抗によって開閉操作に支承を
来すといった不具合が生じない。また、上記スぺーサ2
4の介在により中壁23が内側から支持されるため、螺
子4の締め付けにより該中壁23が変形することがな
く、このため、該縦枠部材1cに取り付けられている転
向子31,32の向きが変わり、張紐30aの案内に支
承を来すことない。
る各枠部材1a〜1dを窓や出入口等の建物開口部枠5
の内面に螺子4で固定することにより、該建物開口部枠
5に取り付けられる。この場合、ネット2の開放端側に
位置する縦枠部材1cには、中空のスぺーサ24が取り
付けられ、該スぺーサ24の内部を通じて螺子4が螺着
されているので、該螺子4が張紐30aに直接接触して
擦り合うようなことがない。また、張紐30aがスぺー
サ24に接触して擦り合ったとしても、該スぺーサ24
の外表面は滑らかに形成されているため、張紐の摩耗や
断線、擦り合う際の摩擦抵抗によって開閉操作に支承を
来すといった不具合が生じない。また、上記スぺーサ2
4の介在により中壁23が内側から支持されるため、螺
子4の締め付けにより該中壁23が変形することがな
く、このため、該縦枠部材1cに取り付けられている転
向子31,32の向きが変わり、張紐30aの案内に支
承を来すことない。
【0026】
【考案の効果】以上に詳述した如く、本考案の網戸によ
れば、ネットの開放端側に位置する縦枠部材に中空のス
ぺーサを取り付け、該スぺーサの内部を通じて螺子を螺
着するようにしたので、該螺子と張紐とが接触して擦り
合うのを確実に防止することができると共に、該螺子の
締め付けによって縦枠部材の中壁が変形するのも防止す
ることができる。
れば、ネットの開放端側に位置する縦枠部材に中空のス
ぺーサを取り付け、該スぺーサの内部を通じて螺子を螺
着するようにしたので、該螺子と張紐とが接触して擦り
合うのを確実に防止することができると共に、該螺子の
締め付けによって縦枠部材の中壁が変形するのも防止す
ることができる。
【図1】本考案に係る横開き式網戸の一実施例を示す部
分破断正面図である。
分破断正面図である。
【図2】図1における縦断面図である。
【図3】図1における横断面図である。
【図4】スぺーサの側面図である。
【図5】スぺーサの正面図である。
【図6】スぺーサの取り付け方法を示す部分破断正面図
である。
である。
1 網戸枠 1a 上枠部材 1b 下枠部材 1c,1d 縦枠
部材 2 ネット 3 操作框 5 建物開口部枠 23 中壁 24 スぺーサ 30a,30b 張
紐
部材 2 ネット 3 操作框 5 建物開口部枠 23 中壁 24 スぺーサ 30a,30b 張
紐
Claims (1)
- 【請求項1】 プリーツを施すことによりアコーディオ
ン式に伸縮自在としたネットを、上枠部材と下枠部材及
び左右の縦枠部材からなる矩形状の網戸枠内に横開き式
に開閉自在なるように配設し、該ネットの一端を一方の
縦枠部材に取り付けると共に、ネットの他端に開閉操作
用の操作框を取り付け、該操作框及び網戸枠における各
枠部材の内部に、ネット開閉時における操作框の移動方
向の傾きを規制する張紐を張り渡してなり、上記網戸枠
の各枠部材を螺子で建物開口部枠の内面に固定するよう
にした折り畳み式網戸において、 上記網戸枠における2つの縦枠部材のうちのネットの開
放端側に位置する縦枠部材を、中間に中壁を有する略H
字形断面の単一形材により形成し、該縦枠部材に、張紐
が挿通された空間部分を貫通して中壁と建物開口部枠と
の間に介在する中空で滑らかな外表面を持つスぺーサを
取り付け、該スペーサの内部を通じて固定用の螺子をね
じ込む構成とした、 ことを特徴とする折り畳み式網戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7485593U JP2558692Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 折り畳み式網戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7485593U JP2558692Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 折り畳み式網戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740987U JPH0740987U (ja) | 1995-07-21 |
JP2558692Y2 true JP2558692Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13559353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7485593U Expired - Lifetime JP2558692Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 折り畳み式網戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558692Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7485593U patent/JP2558692Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740987U (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |