JP2558491B2 - α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法 - Google Patents
α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法Info
- Publication number
- JP2558491B2 JP2558491B2 JP63055862A JP5586288A JP2558491B2 JP 2558491 B2 JP2558491 B2 JP 2558491B2 JP 63055862 A JP63055862 A JP 63055862A JP 5586288 A JP5586288 A JP 5586288A JP 2558491 B2 JP2558491 B2 JP 2558491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iii
- compound
- product
- hydrogen
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、α,β−不飽和カルボニル化合物のオルガ
ノチオメチル化方法に関する。
ノチオメチル化方法に関する。
オルガノチオメチル基は有機化学上、メチル基、オレ
フィンと等価であり、応用性のある重要な官能基であ
る。これまでにα,β−不飽和カルボニル化合物をオル
ガノチオメチル化する反応については二例知られている
〔D.N.カーク(Kirk)ら、J.Chem.Soc.1962、1091;A.
B、スミス(Smith)IIIら、J.Org.Chem.、49、3685(19
84)〕。しかしこれらの反応はいずれも反応時間が長い
という欠点がある。
フィンと等価であり、応用性のある重要な官能基であ
る。これまでにα,β−不飽和カルボニル化合物をオル
ガノチオメチル化する反応については二例知られている
〔D.N.カーク(Kirk)ら、J.Chem.Soc.1962、1091;A.
B、スミス(Smith)IIIら、J.Org.Chem.、49、3685(19
84)〕。しかしこれらの反応はいずれも反応時間が長い
という欠点がある。
したがって本発明の目的は、反応時間が短縮され、か
つ効率よくα,β−不飽和カルボニル化合物にオルガノ
メチル基を導入する方法を提供することである。
つ効率よくα,β−不飽和カルボニル化合物にオルガノ
メチル基を導入する方法を提供することである。
本発明は、一般式(I): (式中、R1は低級アルキル、R2は水素又は低級アルキル
オキシカルボニル、R3は水素又は低級アルキル、R4は水
素又は低級アルキル、R5は水素又は低級アルキル、R6は
水素を示し、或いは、R1とR2又はR2とR6は共同して炭素
環を形成してもよい)で表わされる化合物と、 一般式(II): R7SH (II) (式中、R7は置換基を有していてもよいアリール基、ま
たは置換基を有していてもよいアルキル基を示す)で表
わされる化合物と、ホルムアルデヒドとを、三級アミン
および、ギ酸カリウムおよび/または酢酸カリウムの存
在下で反応させて、 一般式(III): (式中、R1〜R7は前記に同じ)で表わされる化合物を得
ることを特徴とするα,β−不飽和カルボニル化合物の
オルガノチオメチル化方法に関する。
オキシカルボニル、R3は水素又は低級アルキル、R4は水
素又は低級アルキル、R5は水素又は低級アルキル、R6は
水素を示し、或いは、R1とR2又はR2とR6は共同して炭素
環を形成してもよい)で表わされる化合物と、 一般式(II): R7SH (II) (式中、R7は置換基を有していてもよいアリール基、ま
たは置換基を有していてもよいアルキル基を示す)で表
わされる化合物と、ホルムアルデヒドとを、三級アミン
および、ギ酸カリウムおよび/または酢酸カリウムの存
在下で反応させて、 一般式(III): (式中、R1〜R7は前記に同じ)で表わされる化合物を得
ることを特徴とするα,β−不飽和カルボニル化合物の
オルガノチオメチル化方法に関する。
i)一般式(I)の化合物 本発明の出発物質として使用される一般式(I)の化
合物としては、次のようなものを例示することができ
る。
合物としては、次のようなものを例示することができ
る。
ii)一般式(II)の化合物 本発明の他方の出発物質である一般式(II)のR7SHと
しては、次のようなR7−基を有する化合物を例示するこ
とができる。
しては、次のようなR7−基を有する化合物を例示するこ
とができる。
(28)CH3(CH2)10CH2− (30)HS(CH2)2CH2− iii)反応条件 本発明においては、一般式(I)及び(II)の化合物
とホルムアルデヒドとを、3級アミン並びにギ酸カリウ
ム及び/又は酢酸カリウムの存在下で反応させる。この
際の好ましい反応条件は次の通りである。
とホルムアルデヒドとを、3級アミン並びにギ酸カリウ
ム及び/又は酢酸カリウムの存在下で反応させる。この
際の好ましい反応条件は次の通りである。
イ)塩 基 3級アミン並びにギ酸カリウム及び/又は酢酸カリウ
ムを用いるが、3級アミンの例としては、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリア
ミルアミンが挙げられる。これらのアミンのうち、トリ
エチルアミンが好ましい。
ムを用いるが、3級アミンの例としては、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリア
ミルアミンが挙げられる。これらのアミンのうち、トリ
エチルアミンが好ましい。
ロ)溶 媒 溶媒としては、DMF及び低級アルキルアルコール類を
用いることができるが、n−プロパノール、DMF等が好
ましい。
用いることができるが、n−プロパノール、DMF等が好
ましい。
ハ)反応温度 反応温度に特に制限はないが、高い程反応速度が早く
なり、本発明の効果が顕著となる。好ましくは80〜100
である。
なり、本発明の効果が顕著となる。好ましくは80〜100
である。
ニ)反応時間 反応時間は、1〜72時間で、本発明の目的物を得るこ
とができる。
とができる。
ホ)各試薬のモル比 本発明の方法に用いる各試薬のモル比は、好ましくは
次の通りである。
次の通りである。
〔発明の効果〕 本発明の方法を用いることにより、次のような効果が
得られる。
得られる。
i)従来の方法では反応性の高い化合物の場合でも5〜
7日間の反応時間が必要とされたが、本発明の方法では
多くの化合物において、12〜24時間で反応を終了するこ
とができる。
7日間の反応時間が必要とされたが、本発明の方法では
多くの化合物において、12〜24時間で反応を終了するこ
とができる。
ii)従来の方法では、収率がほぼ85%以下であったが、
本発明によれば、試薬の種類によっては90%以上の収率
で目的物を得ることができる。
本発明によれば、試薬の種類によっては90%以上の収率
で目的物を得ることができる。
iii)本発明の方法によって製造される化合物は、抗菌
剤、除草剤、昆虫制御剤等を合成するための重要な中間
体となりうる。
剤、除草剤、昆虫制御剤等を合成するための重要な中間
体となりうる。
以下、実施例によって、本発明を更に具体的に説明す
る。
る。
実施例1 化合物(I)(1m mol)、ギ酸カリウム(1.2m mol)
のn−プロパノール(5ml)溶液に、35%ホルマリン水
溶液(1.6m mol)、チオフェノール(1.5m mol)およ
び、トリエチルアミン(1.3m mol)を加え、窒素気流
中、100℃で12hr、撹拌加熱する。低沸点物を100℃で減
圧留去後残渣を酢酸エチルに溶かし、水、5%KOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥する。酢酸
エチルを減圧留去後、残渣をSiO2カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、化合物(31)を得る(収率91%)。
のn−プロパノール(5ml)溶液に、35%ホルマリン水
溶液(1.6m mol)、チオフェノール(1.5m mol)およ
び、トリエチルアミン(1.3m mol)を加え、窒素気流
中、100℃で12hr、撹拌加熱する。低沸点物を100℃で減
圧留去後残渣を酢酸エチルに溶かし、水、5%KOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥する。酢酸
エチルを減圧留去後、残渣をSiO2カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、化合物(31)を得る(収率91%)。
実施例2〜19 実施例1と同様の方法で、ただし一般式(I)及び一
般式(II)の化合物を種々に変化させて反応を行った。
使用した化合物および結果を実施例1の結果とともに第
1表に示す。
般式(II)の化合物を種々に変化させて反応を行った。
使用した化合物および結果を実施例1の結果とともに第
1表に示す。
* 下記式(39)のn−プロピルエステルも50%の収率
で単離された。
で単離された。
**他方の−SHも同様に反応して、下記式(40)の化合
物が主生成物(収率、58%)として得られた。
物が主生成物(収率、58%)として得られた。
〔化合物(III)の物性値〕 化合物(III)の物性は、全て無色粘状である。
実施例1の生成物 (1)+(21)→(III)91% MSm/z:344(M+)1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.31(3H,s),3.74(1H,d,11.4Hz),3.94(4H,m),3.99
(1H,d,11.4Hz),7.1〜7.5(5H,m).13 C−NMR(CDCl3)δ: 21.08(q),21.35(t),26.78(t),26.82(t),2
9.15(t),29.47(t),33.59(t),45.51(s),64.
85(t),65.07(t),112.48(s),126.35(d),12
8.41(d),130.09(s),131.17,136.10(s),163.90
(s),196.40(s). 実施例2の生成物 (1)+(22)→(III)78%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.30(3H,s),3.68(1H,d,11.7Hz),3.88(3H,s),3.95
(4H,m),3.97(1H,d,11.7Hz),6.7〜8.4(4H,m).13 C:21.08 8q),21.35(t),36.33(t),26.60
(t),27.09(t),29.42(t),33.54(t),45.40
(s),55.54(q),64.75(t),69.96(t),110.31
(d),112.42(s),120.55(d),124.18(s),127.
70(d),129.98(s),131.88(d),157.99(s),16
3.68(s),176.24(s). 実施例3の生成物 (1)+(23)→(III)90%1 H:1.32(3H,s),3.76(1H,d,11.7Hz),3.79(3H,s),
3.95(4H,m),4.01(1H,d,11.7Hz),6.4〜7.2(4H,
m).13 C:20.86(q),21.18(t),26.06(t),26.60
(t),28.61(t),29.20(t),33.32(t),45.24
(s),54.78(q),64.58(t),64.80(t),111.94
(d),112.15(s),115.67(d),122.56(d),129.
00(d),129.68(s),137.35(s),159.23(s),16
3.84(s),195.97(s). 実施例4の生成物 (1)+(24)→(III)90%1 H:1.30(3H,s),3.63(1H,d,11.9Hz),3.79(3H,s),
3.86(1H,d,11.9Hz),3.95(4H,m),6.79(2H,m),7.37
(2H,m).13 C:20.75(q),21.02(t),26.06(t),26.39
(t),29.15(t),30.34(t),33.32(t),45.13
(s),54.83(q),64.53(t),64.75(t),112.15
(s),113.83(d),125.54(s),130.19(s),134.
75(d),158.96(s),162.86(s),196.02(s). 実施例5の生成物 (1)+(25)→(III)90%1 H:1.32(3H,s),3.74(1H,d,11.6Hz),3.93(1H,d,11.
6Hz),3.95(4H,m),7.1〜7.5(4H,m).13 C:20.81(q),21.08(t),25.95(t),26.66
(t),28.88(t),29.15(t),32.21(t),45.24
(s),64.58(t),64.80(t),112.15(s),128.24
(d),129.49(s),131.93(s),132.04(d),134.
59(s),163.90(s),195.81(s). 実施例6の生成物 (1)+(26)→(III)89%1 H:1.30(3H,s),3.33(1H,d,12.2Hz),3.54(1H,d,12.
2Hz),3.72(2H,s),3.94(4H,s),7.2〜7.4(5H,m).13 C:20.64(q),21.13(t),25.74(t),26.81
(t),26.44(t),29.20(t),33.27(t),36.63
(t),45.13(s),64.53(t),64.75(t),112.21
(s),126.24(d),127.76(d),128.35(d),130.
95(s),138.21(s),162.81(s),196.29(s). 実施例7の生成物 (1)+(27)→(III)84%1 H:1.33(3H,s),3.38(1H,d,12.4Hz),3.60(1H,d,12.
4Hz),3.72(2H,s),3.95(4H,s),6.18〜6.40(2H,
m),7.30〜7.40(1H,m).13 C:20.75(q),21.24(t),25.79(t),26.01
(t),26.50(t),28.61(t),29.26(t),33.32
(t),45.19(s),64.64(t),64.85(t),106.79
(d),109.93(d),112.26(s),130.90(s),141.
36(d),151.81(s),163.08(s),196.40(s). 実施例8の生成物 (1)+(28)→(III)74%1 H:0.88(3H,bt),1.36(3H,s),3.88(1H,d,12.3Hz),
3.57(1H,d,12.3Hz),3.95(4H,m).13 C:13.71(q),20.81(q),21.29(t),22.27
(t),25.68(t),26.17(t),26.66(t),28.55
(t),28.93(t),29.26(t),29.42(t),31.53
(t),32.18(t),33.43(t),45.24(s),64.69
(t),64.91(t),112.37(s),131.50(s),162.3
8(s),196.29(s). 実施例9の生成物 (1)+(29)→(III)40%1 H:1.36(3H,s),1.03(3/2H,d,7.3Hz),1.46(3/2H,d,
7.0Hz),3.3〜3.8(3H,m),3.96(4H,m).39 1H:0.47(3H,t,7.3Hz),1.35(3H,s),1.42(3/2H,
d,7.1Hz),1.45(3H,d,7.1Hz),3.53(1/2H,d,11.5H
z),3.43(1H,q,7.1Hz),3.55(1/2H,d,11.5Hz),3.70
(1/2H,d,11.5Hz),3.73(1/2H,d,11.5Hz),3.95(4H,
m),4.13(2H,m). 実施例10の生成物 (1)+(30)→(III)16%1 H:1.36(3H,s),3.39(1H,d,12.3Hz),3.55(1H,d,12.
3Hz),3.96(4H,m).13 C:21.13(q),21.56(t),25.95(t),26.39
(t),26.98(t),28.82(t),29.64(t),30.94
(t),33.70(t),37.44(t),37.44(t),45.57
(t),65.02(t),65.18(t),112.64(s),131.60
(s),163.25(s),196.94(s).40 1 H:1.36(3H,s),3.41(1H,d,12.2Hz),3.54(1H,d,1
2.2Hz),3.96(4H,m).13 C:20.91(q),21.35(t),25.68(t),26.17
(t), 26.71(t),29.37(t),31.01(t),33.48(t),4
5.30(s),64.75(t),64.96(t),112.37(s),13
1.34(s),162.81(s),196.57(s). 実施例11の生成物 (2)+(21)→(III)84%1 H:1.16(3H,s),3.38(1H,dd,11.0,5.4Hz),3.85(4H,
s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:15.87(q),22.81(t),27.31(t),28.93
(t),29.53(t),33.08(t),33.16(t),42.15
(s),77.53(d),124.46(d),128.46(d),129.8
2(s),131.06(d),135.94(s),165.25(s),19
7.00(s). 実施例12の生成物 (3)+(21)→(III)87%1 H:1.38(3H,s),3.87(2H,s),4.87(1H,dd,10.8,1.6H
z),7.1〜7.5(5H,m).13 C:17.46(t),22.65(t),26.49(t),27.31
(t)29.15(t),33.10(t×2),41.34(s),79.4
8(d),126.78(d),128.35(d),128.68(d),12
9.44(d),130.2(s),130.85(s),131.60(d),1
33.01(d),135.94(s),162.65(s),165.57
(s),196.08(s). 実施例13の生成物 (4)+(21)→(III)53%1 H:1.38(3H,s),3.86(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.46(t),23.24(q),27.09(t),28.99
(t),29.15(t),33.05(t),36.79(t),50.82
(s),126.68(d),128.52(d),130.74(s),131.
39(d),135.56(s),161.68(s),195.21(s). 実施例14の生成物 (5)+(21)→(III)83%1 H:1.20(3H,s),3.80(1H,d,11.4Hz),3.91(1H,d,11.
4Hz),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.18(t),22.59(q),26.98(t),28.07
(t),28.61(t),33.65(t),31.52(s),37.33
(t),41.88(t),126.35(d),128.52(d),128.6
8(s),131.06(d),136.37(s),166.71(s),19
6.67(s). 実施例15の生成物 (6)+(21)→(III)52%1 H:1.87(3H,s),3.86(2H,s),7.1〜7.5(5H,s).13 C:21.02(q),21.62(t),28.66(t),32.51
(t),37.11(t),126.13(d),128.30(d),130.0
8(d),130.79(s),136.26(s),158.69(s),19
6.29(s). 実施例16の生成物 (7)+(21)→(III)75%1 H:1.28(3H,t,7.02Hz),1.90(3H,s),3.28(1H,t,4.8
Hz),3.76(1H,d,11.9Hz),3.94(1H,d,11.9Hz),4.19
(2H,q,7.0).13 C:13.92(q),20.37(q),25.09(t),29.04
(t),34.13(t),47.52(d),61.01(t),126.57
(d),128.46(d),131.39(d),133.18(s),135.
94(s),153.11(s),171.26(s),195.32(s). 実施例17の生成物 (8)+(21)→(III)94%1 H:0.99(6H,s),1.85(3H,s),2.23(2H,s),2.26(2
H,s),3.87(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.24(q),27.96(q),28.66(t),32.29
(s),46.81(t),50.71(t),126.24(d),128.46
(d),129.98(s),130.68(d),136.48(s),156.
09(s),196.62(s). 実施例18の生成物 (9)+(21)→(III)81%1 H:0.97(3H,s),1.46(3H,s),1.91(3H,s),3.85(2
H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:20.32(q),21.67(q),26.44(q),27.63
(t),39.99(t),50.44(d),57.00(d),126.08
(s),126.13(d),128.46(d),130.47(d),136.
59(s),165.03(s),200.84(s). 実施例19の生成物 (10)+(21)→(III)98%1 H:0.70(3H,s),1.16(3H,s),3.63(1H,dd,8.4,7.9H
z),3.87(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:10.94(q),17.77(q),20.53(t),23.08
(t),27.90(t),28.72(t),30.23(t),31.37
(t),33.43(t),34.62(t),35.06(d),36.36
(t),39.34(s),42.64(s),50.33(d),54.07
(d),81.16(s),126.29(d),128,14(s),128.4
6(d),130.79(d),136.32(s),167.74(s),19
6.62(s).
(1H,d,11.4Hz),7.1〜7.5(5H,m).13 C−NMR(CDCl3)δ: 21.08(q),21.35(t),26.78(t),26.82(t),2
9.15(t),29.47(t),33.59(t),45.51(s),64.
85(t),65.07(t),112.48(s),126.35(d),12
8.41(d),130.09(s),131.17,136.10(s),163.90
(s),196.40(s). 実施例2の生成物 (1)+(22)→(III)78%1 H−NMR(CDCl3)δ: 1.30(3H,s),3.68(1H,d,11.7Hz),3.88(3H,s),3.95
(4H,m),3.97(1H,d,11.7Hz),6.7〜8.4(4H,m).13 C:21.08 8q),21.35(t),36.33(t),26.60
(t),27.09(t),29.42(t),33.54(t),45.40
(s),55.54(q),64.75(t),69.96(t),110.31
(d),112.42(s),120.55(d),124.18(s),127.
70(d),129.98(s),131.88(d),157.99(s),16
3.68(s),176.24(s). 実施例3の生成物 (1)+(23)→(III)90%1 H:1.32(3H,s),3.76(1H,d,11.7Hz),3.79(3H,s),
3.95(4H,m),4.01(1H,d,11.7Hz),6.4〜7.2(4H,
m).13 C:20.86(q),21.18(t),26.06(t),26.60
(t),28.61(t),29.20(t),33.32(t),45.24
(s),54.78(q),64.58(t),64.80(t),111.94
(d),112.15(s),115.67(d),122.56(d),129.
00(d),129.68(s),137.35(s),159.23(s),16
3.84(s),195.97(s). 実施例4の生成物 (1)+(24)→(III)90%1 H:1.30(3H,s),3.63(1H,d,11.9Hz),3.79(3H,s),
3.86(1H,d,11.9Hz),3.95(4H,m),6.79(2H,m),7.37
(2H,m).13 C:20.75(q),21.02(t),26.06(t),26.39
(t),29.15(t),30.34(t),33.32(t),45.13
(s),54.83(q),64.53(t),64.75(t),112.15
(s),113.83(d),125.54(s),130.19(s),134.
75(d),158.96(s),162.86(s),196.02(s). 実施例5の生成物 (1)+(25)→(III)90%1 H:1.32(3H,s),3.74(1H,d,11.6Hz),3.93(1H,d,11.
6Hz),3.95(4H,m),7.1〜7.5(4H,m).13 C:20.81(q),21.08(t),25.95(t),26.66
(t),28.88(t),29.15(t),32.21(t),45.24
(s),64.58(t),64.80(t),112.15(s),128.24
(d),129.49(s),131.93(s),132.04(d),134.
59(s),163.90(s),195.81(s). 実施例6の生成物 (1)+(26)→(III)89%1 H:1.30(3H,s),3.33(1H,d,12.2Hz),3.54(1H,d,12.
2Hz),3.72(2H,s),3.94(4H,s),7.2〜7.4(5H,m).13 C:20.64(q),21.13(t),25.74(t),26.81
(t),26.44(t),29.20(t),33.27(t),36.63
(t),45.13(s),64.53(t),64.75(t),112.21
(s),126.24(d),127.76(d),128.35(d),130.
95(s),138.21(s),162.81(s),196.29(s). 実施例7の生成物 (1)+(27)→(III)84%1 H:1.33(3H,s),3.38(1H,d,12.4Hz),3.60(1H,d,12.
4Hz),3.72(2H,s),3.95(4H,s),6.18〜6.40(2H,
m),7.30〜7.40(1H,m).13 C:20.75(q),21.24(t),25.79(t),26.01
(t),26.50(t),28.61(t),29.26(t),33.32
(t),45.19(s),64.64(t),64.85(t),106.79
(d),109.93(d),112.26(s),130.90(s),141.
36(d),151.81(s),163.08(s),196.40(s). 実施例8の生成物 (1)+(28)→(III)74%1 H:0.88(3H,bt),1.36(3H,s),3.88(1H,d,12.3Hz),
3.57(1H,d,12.3Hz),3.95(4H,m).13 C:13.71(q),20.81(q),21.29(t),22.27
(t),25.68(t),26.17(t),26.66(t),28.55
(t),28.93(t),29.26(t),29.42(t),31.53
(t),32.18(t),33.43(t),45.24(s),64.69
(t),64.91(t),112.37(s),131.50(s),162.3
8(s),196.29(s). 実施例9の生成物 (1)+(29)→(III)40%1 H:1.36(3H,s),1.03(3/2H,d,7.3Hz),1.46(3/2H,d,
7.0Hz),3.3〜3.8(3H,m),3.96(4H,m).39 1H:0.47(3H,t,7.3Hz),1.35(3H,s),1.42(3/2H,
d,7.1Hz),1.45(3H,d,7.1Hz),3.53(1/2H,d,11.5H
z),3.43(1H,q,7.1Hz),3.55(1/2H,d,11.5Hz),3.70
(1/2H,d,11.5Hz),3.73(1/2H,d,11.5Hz),3.95(4H,
m),4.13(2H,m). 実施例10の生成物 (1)+(30)→(III)16%1 H:1.36(3H,s),3.39(1H,d,12.3Hz),3.55(1H,d,12.
3Hz),3.96(4H,m).13 C:21.13(q),21.56(t),25.95(t),26.39
(t),26.98(t),28.82(t),29.64(t),30.94
(t),33.70(t),37.44(t),37.44(t),45.57
(t),65.02(t),65.18(t),112.64(s),131.60
(s),163.25(s),196.94(s).40 1 H:1.36(3H,s),3.41(1H,d,12.2Hz),3.54(1H,d,1
2.2Hz),3.96(4H,m).13 C:20.91(q),21.35(t),25.68(t),26.17
(t), 26.71(t),29.37(t),31.01(t),33.48(t),4
5.30(s),64.75(t),64.96(t),112.37(s),13
1.34(s),162.81(s),196.57(s). 実施例11の生成物 (2)+(21)→(III)84%1 H:1.16(3H,s),3.38(1H,dd,11.0,5.4Hz),3.85(4H,
s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:15.87(q),22.81(t),27.31(t),28.93
(t),29.53(t),33.08(t),33.16(t),42.15
(s),77.53(d),124.46(d),128.46(d),129.8
2(s),131.06(d),135.94(s),165.25(s),19
7.00(s). 実施例12の生成物 (3)+(21)→(III)87%1 H:1.38(3H,s),3.87(2H,s),4.87(1H,dd,10.8,1.6H
z),7.1〜7.5(5H,m).13 C:17.46(t),22.65(t),26.49(t),27.31
(t)29.15(t),33.10(t×2),41.34(s),79.4
8(d),126.78(d),128.35(d),128.68(d),12
9.44(d),130.2(s),130.85(s),131.60(d),1
33.01(d),135.94(s),162.65(s),165.57
(s),196.08(s). 実施例13の生成物 (4)+(21)→(III)53%1 H:1.38(3H,s),3.86(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.46(t),23.24(q),27.09(t),28.99
(t),29.15(t),33.05(t),36.79(t),50.82
(s),126.68(d),128.52(d),130.74(s),131.
39(d),135.56(s),161.68(s),195.21(s). 実施例14の生成物 (5)+(21)→(III)83%1 H:1.20(3H,s),3.80(1H,d,11.4Hz),3.91(1H,d,11.
4Hz),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.18(t),22.59(q),26.98(t),28.07
(t),28.61(t),33.65(t),31.52(s),37.33
(t),41.88(t),126.35(d),128.52(d),128.6
8(s),131.06(d),136.37(s),166.71(s),19
6.67(s). 実施例15の生成物 (6)+(21)→(III)52%1 H:1.87(3H,s),3.86(2H,s),7.1〜7.5(5H,s).13 C:21.02(q),21.62(t),28.66(t),32.51
(t),37.11(t),126.13(d),128.30(d),130.0
8(d),130.79(s),136.26(s),158.69(s),19
6.29(s). 実施例16の生成物 (7)+(21)→(III)75%1 H:1.28(3H,t,7.02Hz),1.90(3H,s),3.28(1H,t,4.8
Hz),3.76(1H,d,11.9Hz),3.94(1H,d,11.9Hz),4.19
(2H,q,7.0).13 C:13.92(q),20.37(q),25.09(t),29.04
(t),34.13(t),47.52(d),61.01(t),126.57
(d),128.46(d),131.39(d),133.18(s),135.
94(s),153.11(s),171.26(s),195.32(s). 実施例17の生成物 (8)+(21)→(III)94%1 H:0.99(6H,s),1.85(3H,s),2.23(2H,s),2.26(2
H,s),3.87(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:21.24(q),27.96(q),28.66(t),32.29
(s),46.81(t),50.71(t),126.24(d),128.46
(d),129.98(s),130.68(d),136.48(s),156.
09(s),196.62(s). 実施例18の生成物 (9)+(21)→(III)81%1 H:0.97(3H,s),1.46(3H,s),1.91(3H,s),3.85(2
H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:20.32(q),21.67(q),26.44(q),27.63
(t),39.99(t),50.44(d),57.00(d),126.08
(s),126.13(d),128.46(d),130.47(d),136.
59(s),165.03(s),200.84(s). 実施例19の生成物 (10)+(21)→(III)98%1 H:0.70(3H,s),1.16(3H,s),3.63(1H,dd,8.4,7.9H
z),3.87(2H,s),7.1〜7.5(5H,m).13 C:10.94(q),17.77(q),20.53(t),23.08
(t),27.90(t),28.72(t),30.23(t),31.37
(t),33.43(t),34.62(t),35.06(d),36.36
(t),39.34(s),42.64(s),50.33(d),54.07
(d),81.16(s),126.29(d),128,14(s),128.4
6(d),130.79(d),136.32(s),167.74(s),19
6.62(s).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 317/72 C07D 317/72 407/12 307 407/12 307 317 317 C07J 41/00 C07J 41/00
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I): (式中、R1は低級アルキル、R2は水素又は低級アルキル
オキシカルボニル、R3は水素又は低級アルキル、R4は水
素又は低級アルキル、R5は水素又は低級アルキル、R6は
水素を示し、或いは、R1とR2又はR2とR6は共同して炭素
環を形成してもよい)で表わされる化合物と、 一般式(II): R7SH (II) (式中、R7は置換基を有していてもよいアリール基、ま
たは置換基を有していてもよいアルキル基を示す)で表
わされる化合物と、ホルムアルデヒドとを、三級アミン
および、ギ酸カリウムおよび/または酢酸カリウムの存
在下で反応させて、 一般式(III): (式中、R1〜R7は前記に同じ)で表わされる化合物を得
ることを特徴とするα,β−不飽和カルボニル化合物の
オルガノチオメチル化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055862A JP2558491B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63055862A JP2558491B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01228953A JPH01228953A (ja) | 1989-09-12 |
JP2558491B2 true JP2558491B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=13010872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63055862A Expired - Lifetime JP2558491B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558491B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP63055862A patent/JP2558491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01228953A (ja) | 1989-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
HU207288B (en) | Process for enenthioselective producing phenyl-isoserine derivatives | |
KR20200100048A (ko) | 신규 알킬디페닐메탄 보호제 | |
KR102421025B1 (ko) | 신규 트리틸 보호제 | |
KR101100064B1 (ko) | 나프록센의 니트로옥시유도체 제조방법 | |
KR900001170B1 (ko) | 4-아세톡시-3-히드록시에틸아제티진-2-온 유도체의 제조방법 | |
JP2558491B2 (ja) | α,βー不飽和カルボニル化合物のオルガノチオメチル化方法 | |
US5412080A (en) | Enterobactin compounds | |
KR960002371B1 (ko) | 1-프로파르길-2,4-디옥소이미다졸리딘의 제조중간체 및 그 제조방법 | |
JP4399885B2 (ja) | 4−メチルテトラフルオロベンジルアルコール誘導体の製造法 | |
US5359110A (en) | Process for the preparation of a R-alpha cyclopentenones and R-alpha and R-omega cyclopentanoids | |
EP0413832A1 (en) | Oxazolidinedione derivatives and production thereof | |
KR950013852B1 (ko) | 4-에톡시카보닐-1-메틸-5-피라졸머캅탄의 제조방법 | |
JPH0124782B2 (ja) | ||
KR950007921B1 (ko) | 피라졸 설포닐이소시아네이트 유도체의 제조방법 | |
KR0162161B1 (ko) | 탁솔의 제조방법 | |
JP2579547B2 (ja) | アルコキシカルボニル化合物の製法 | |
KR100267596B1 (ko) | 베타-아미노-알파-하이드록시산과 균등한 옥사졸린 유도체의 입체선택적 합성방법 | |
JP3959178B2 (ja) | ヒドラジン誘導体の製造方法、その中間体および中間体の製造方法 | |
JP4039026B2 (ja) | 3−アミノ−2−チオフェンカルボン酸エステルの製法 | |
JP3605855B2 (ja) | α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法 | |
EP1564201A1 (en) | Process for production of an acetylenic compound | |
JP3918468B2 (ja) | 3,3−ビス(アルコキシカルボニル−メチルチオ)プロピオニトリル及びその製造方法 | |
JP3655939B2 (ja) | 13−アルキルミルベマイシン中間体の新規製造法 | |
KR0179320B1 (ko) | (±)-2-(톨릴술피닐)-시클로펜타데칸-1-온 및 그의 제법 | |
JPH06122671A (ja) | チオエーテル誘導体の製造方法 |