JP2554978B2 - 圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方法 - Google Patents
圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方法Info
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
させることなく圧延するために、圧延材の噛み込み前に
ワークロールのセンターギャップ量(圧延機の上下ワー
クロールの長手方向中央部における間隙)及びレベリン
グ量(圧延機のワークロールのワークサイドとドライブ
サイドの開度差)を調整する方法に関するものである。
ント部の板曲がりは、品質面では巻取機における巻き形
状不良、操業面でもスタンド内のサイドガイドへの突っ
かけなどのトラブルの要因となる。
の軸方向に於ける径の差異、即ち、円筒度不良に起因す
るものがある。
後、摩耗、肌荒れを除去するためグラインダーにて研削
して使用している。しかし、チョックを付けたまま研削
する場合、研削段階においてロールの左右(長さ方向)
の直径が異なる場合がある。このようなロールを使用し
た際には、圧延機のワークロールの左右(ワークサイ
ド、ドライブサイド)にレベリング不良が発生し、板曲
がりが発生する。
するため、例えば特公昭53−6954号公報に記載さ
れているように、滑りクラッチを介設した駆動装置を設
け、この駆動装置で上ワークロールの両サイドに設けた
圧下スクリューを駆動して上ワークロールを降下させ、
該上ワークロールと下ワークロールを接触(キス状態)
させた後、上記各サイドにおいて上ワークロールと下ワ
ークロールとの圧接圧力が所定圧力値になった段階で上
記クラッチが滑るようにすることにより、上下ワークロ
ールのレベリング不良を修正するものがある。
6954号公報に記載された技術においては、一方サイ
ドの圧接圧力が先に所定圧力値になり圧下を中止した
後、他方サイドの圧下動作による影響(相互干渉)を受
けて、先に所定圧力値になった一方サイドの圧力が変化
することがあり、レベリング量の調整精度がよくない。
又、滑りクラッチを介設した駆動装置を別途設ける必要
があり、設備費が高価となる等の問題を有するものであ
った。
を操作で迅速に、且つ、センターギャップ及び前記レベ
リング量の調整を同時に行う方法を提供することを課題
とする。
先立って圧延機の上ワークロールのワークサイド及びド
ライブサイドを降下して該上ワークロールと下ワークロ
ールを圧接し、その圧接した上ワークロール又は下ワー
クロールのワークサイド及びドライブサイドに掛かる荷
重により前記上ワークロールと下ワークロール間のセン
ターギャップ及びレベリング調整を行う方法において、
前記上ワークロール又は下ワークロールのワークサイド
とドライブサイドの両荷重を荷重測定器で測定し、この
測定荷重の和が所定値になるまで上ワークロールと下ワ
ークロールを圧接し、この後、両測定荷重の和を所定値
に維持しつつ、両サイドの測定荷重が略同一になるまで
測定荷重の大きいサイドの圧接力を弱めると同時に測定
荷重の小さいサイドの圧接力を強めることを特徴とする
圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方
法である。
ワークサイドとドライブサイドの荷重を測定し、その和
荷重が所定値になるまで圧接した後、両サイドの測定荷
重を比較し、測定荷重の大きいサイドの圧接圧下力を順
次弱めると同時に測定荷重の小さいサイドの圧接圧下力
を順次強めて両サイドの測定荷重を略等しくすることに
より、両サイドが互いに干渉しても、これを含めて圧接
圧下力を調整するので、この干渉を吸収してスムーズに
上ワークロールと下ワークロールのレベリング量を調整
することが可能となり、圧延中における板曲がりの発生
を防止できる。更に、このレベリング量調整をワークロ
ールの両サイドの測定和荷重を変化させることなく行う
ことにより、センターギャップを一定にしたままでレベ
リング量の調整を行うことが可能となり、安定した圧延
を行うことが出来る。
明する。
クサイドW及びドライブサイドDのハウジング(図示せ
ず)に各々設けた圧下装置1W 、1D 、上、下ワークロ
ール4、5、下バックアップロール3のワークサイドW
及びドライブサイドDの軸受け(図示せず)に各々設け
た荷重測定器6W 、6D 、圧下装置1W 、1D の圧下量
を制御する圧下制御装置7が示されている。
る。
クロール5のロール替えを行った直後に、圧下制御装置
7で圧下装置1W 、1D を制御して上バックアップロー
ル2を介して上ワークロール4を下げ、下ワークロール
5と接触させてキス状態にし、更に締切圧下を行う。
下バックアップロール3に掛かる荷重QW 、QD を連続
的に測定する。そして、この測定荷重QW 、QD を圧下
制御装置7に入力し、この荷重QW とQD の和が所定値
A(例えば1000トン)になるまで、圧下制御装置7
により両圧下装置1W 、1D を同期して制御することに
より上ワークロール4と下ワークロール5を締込む(図
2S1 )。そして、その測定荷重QW とQD の和(QW
+QD )が所定値Aになると圧下装置1W 、1D に制御
停止指令を出力する(図2S2 )。これにより圧下装置
1W 、1D は制御を中止して上ワークロール4と下ワー
クロール5の締込みを一時中断する。
QD から差荷重Q=QW −QD を演算し(図2S3 )、
この差荷重Qと目標差荷重Bの差の絶対値ΔQを演算し
(図2S4 )、この絶対値が所定値C(例えば5トン)
未満であるか否かを判断し(図2S5 )、所定値C未満
の場合には、その状態をワークロールのセンターギャッ
プ及びレベリング量の零点位置とし、反対に絶対値ΔQ
が所定値C以上である場合においては、レベリング零調
を開始する(図2S6 )。
Bを比較して、Q>Bである場合には、測定荷重QW
とQD の和(QW +QD )が変化しないようにして、測
定荷重の小さい方の圧下装置1D を上ワークロール4と
下ワークロール5の締切圧下を強くする方向(矢印Z方
向)に順次制御すると同時に、測定荷重の大きい方の圧
下装置1W を上ワークロール4と下ワークロール5の締
切圧下を弱くする(緩める)方向(矢印Y方向)に順次
制御し、差荷重Qと目標差荷重Bの差の絶対値が所定値
C未満になった時に圧下装置1D 、1W を停止する。ま
た、Q<Bである場合には、前記とは反対に、圧下
装置1D により上ワークロール4のドライブサイドDを
締切圧下を弱くする方向(矢印X方向)に順次制御し、
圧下装置1W により上ワークロール4のワークサイドW
を締切圧下を強くする方向(矢印V方向)に順次制御
し、差荷重Qと目標差荷重Bの差の絶対値が所定値C未
満になった時に圧下装置1D 、1W を停止する。そし
て、この状態を、ワークロールのセンターギャップ及び
レベリング量の零点とする。
くワークロールのセンターギャップの調整と同時にレベ
リング調整が可能となり、更に、滑りクラッチ等を使用
しないので構造上簡潔となる等の多大な効果を奏する。
る。
す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧延に先立って圧延機の上ワークロール
のワークサイド及びドライブサイドを降下して該上ワー
クロールと下ワークロールを圧接し、その圧接した上ワ
ークロール又は下ワークロールのワークサイド及びドラ
イブサイドに掛かる荷重により前記上ワークロールと下
ワークロール間のセンターギャップ及びレベリング調整
を行う方法において、 前記上ワークロール又は下ワークロールのワークサイド
とドライブサイドの両荷重を荷重測定器で測定し、この
測定荷重の和が所定値になるまで上ワークロールと下ワ
ークロールを圧接し、この後、両測定荷重の和を所定値
に維持しつつ、両サイドの測定荷重が略同一になるまで
測定荷重の大きいサイドの圧接力を弱めると同時に測定
荷重の小さいサイドの圧接力を強めることを特徴とする
圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134399A JP2554978B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134399A JP2554978B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305314A JPH05305314A (ja) | 1993-11-19 |
JP2554978B2 true JP2554978B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=15127492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4134399A Expired - Lifetime JP2554978B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 圧延機におけるセンターギャップ及びレベリング調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554978B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129453A1 (ja) | 2010-04-13 | 2011-10-20 | 新日本製鐵株式会社 | 圧延機および圧延機の零調方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4134399A patent/JP2554978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129453A1 (ja) | 2010-04-13 | 2011-10-20 | 新日本製鐵株式会社 | 圧延機および圧延機の零調方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05305314A (ja) | 1993-11-19 |
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