JP2554451Y2 - 自動車用フロアカーペット - Google Patents
自動車用フロアカーペットInfo
- Publication number
- JP2554451Y2 JP2554451Y2 JP8354991U JP8354991U JP2554451Y2 JP 2554451 Y2 JP2554451 Y2 JP 2554451Y2 JP 8354991 U JP8354991 U JP 8354991U JP 8354991 U JP8354991 U JP 8354991U JP 2554451 Y2 JP2554451 Y2 JP 2554451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carpet
- floor
- floor carpet
- base material
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用フロアカーペッ
トに関する。
トに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の構造を示し、1はフロアパ
ネル6上に敷設したフロアカーペットを示し、このフロ
アカーペット1はポリエチレン,塩化ビニル系樹脂等の
樹脂材からなるシート状のカーペット基材2の表面に起
毛表皮層3を形成すると共に、該カーペット基材2の裏
面の車幅方向両側端部を除いてフロアパネル6面に当接
する部分に、ウレタン,フェルト等のソフトパッド層4
を形成して構成してあって、カーペット基材2の車幅方
向の両側端部に止着した複数個のクリップ5を、シルイ
ンナ8,シルアウタ9からなるサイドシル7の上縁フラ
ンジ10に係着して取付けてある。この類似構造は、例
えば1990年10月 日産自動車(株)発行 新型車
解説書(JHG50−1)D−55頁に開示されてい
る。
ネル6上に敷設したフロアカーペットを示し、このフロ
アカーペット1はポリエチレン,塩化ビニル系樹脂等の
樹脂材からなるシート状のカーペット基材2の表面に起
毛表皮層3を形成すると共に、該カーペット基材2の裏
面の車幅方向両側端部を除いてフロアパネル6面に当接
する部分に、ウレタン,フェルト等のソフトパッド層4
を形成して構成してあって、カーペット基材2の車幅方
向の両側端部に止着した複数個のクリップ5を、シルイ
ンナ8,シルアウタ9からなるサイドシル7の上縁フラ
ンジ10に係着して取付けてある。この類似構造は、例
えば1990年10月 日産自動車(株)発行 新型車
解説書(JHG50−1)D−55頁に開示されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】フロアカーペット1を
フロアパネル6上に敷設する場合、該フロアカーペット
1を図5の鎖線で示すように車幅方向に2つ折りし、あ
るいは2つ折りしたものを更に図5の実線で示すように
前後方向に2つに折って4つ折りにして車体側部の開口
部より車室内に持ち込み、そして、フロアパネル6上に
展開して前述の如くフロアパネル6上に敷設するのであ
るが、このように、2つ折りあるいは4つ折りにしてコ
ンパクトに折り畳んでも、フロアカーペット1は可成り
の重量があり、かつ、車幅方向両側端部の端末の重ね合
わせ部分を把持する場合に、該端末部分が薄く持ちにく
くなってしまう。
フロアパネル6上に敷設する場合、該フロアカーペット
1を図5の鎖線で示すように車幅方向に2つ折りし、あ
るいは2つ折りしたものを更に図5の実線で示すように
前後方向に2つに折って4つ折りにして車体側部の開口
部より車室内に持ち込み、そして、フロアパネル6上に
展開して前述の如くフロアパネル6上に敷設するのであ
るが、このように、2つ折りあるいは4つ折りにしてコ
ンパクトに折り畳んでも、フロアカーペット1は可成り
の重量があり、かつ、車幅方向両側端部の端末の重ね合
わせ部分を把持する場合に、該端末部分が薄く持ちにく
くなってしまう。
【0004】また、フロアカーペット1の車幅方向の両
側端部は、サイドシルインナ8とフロアパネル6との隅
部に盛り上がりを生じることなく、該隅部からサイドシ
ルインナ8に沿って装着し得るように、カーペット基材
2の裏面にソフトパッド層4を形成していないため、イ
ンシュレータ効果が若干落ちてしまうことは否めない。
側端部は、サイドシルインナ8とフロアパネル6との隅
部に盛り上がりを生じることなく、該隅部からサイドシ
ルインナ8に沿って装着し得るように、カーペット基材
2の裏面にソフトパッド層4を形成していないため、イ
ンシュレータ効果が若干落ちてしまうことは否めない。
【0005】そこで、本考案はフロアカーペット敷設時
の車室内への持ち運びが容易で、かつ、インシュレータ
効果を些かも損なうことがない自動車用フロアカーペッ
トを提供するものである。
の車室内への持ち運びが容易で、かつ、インシュレータ
効果を些かも損なうことがない自動車用フロアカーペッ
トを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】シート状のカーペット基
材の表面に起毛表皮層を形成すると共に、カーペット基
材の裏面にソフトパッド層を形成した構造において、前
記カーペット基材の車幅方向の両側端部に、裏側に折り
返して装着される延設部を形成すると共に、該延設部の
端部に把手部を形成してある。
材の表面に起毛表皮層を形成すると共に、カーペット基
材の裏面にソフトパッド層を形成した構造において、前
記カーペット基材の車幅方向の両側端部に、裏側に折り
返して装着される延設部を形成すると共に、該延設部の
端部に把手部を形成してある。
【0007】
【作用】フロアカーペットを車幅方向に2つ折りして持
ち運ぶ場合、カーペット基材の延設部を重合してそれら
の把手部を把持することによって、重量のあるフロアカ
ーペットでも滑ることなく容易に持ち運ぶことができ
る。また、延設部をカーペット基材の裏側に折り返して
サイドシルインナからフロアパネルに沿って装着するこ
とにより、サイドシルインナ周りを多重のカーペット基
材で被覆でき、遮音性を一段と向上することができる。
ち運ぶ場合、カーペット基材の延設部を重合してそれら
の把手部を把持することによって、重量のあるフロアカ
ーペットでも滑ることなく容易に持ち運ぶことができ
る。また、延設部をカーペット基材の裏側に折り返して
サイドシルインナからフロアパネルに沿って装着するこ
とにより、サイドシルインナ周りを多重のカーペット基
材で被覆でき、遮音性を一段と向上することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0009】図1において、フロアカーペット1はポリ
エチレン,塩化ビニル系樹脂等の樹脂材からなるシート
状のカーペット基材2の表面に起毛表皮層3を形成する
と共に、該カーペット基材2の裏面にウレタン,フェル
ト等のソフトパッド層4を形成して構成してあり、前記
ソフトパッド層4はフロアパネル6面に当接する部分に
のみ形成し、フロアカーペット1の車幅方向の両側端部
は、カーペット基材2と起毛表皮層3の2層構造とし
て、サイドシルインナ8と、該サイドシルインナ8とフ
ロアパネル6との隅部に沿って整然と装着し易いように
してある。
エチレン,塩化ビニル系樹脂等の樹脂材からなるシート
状のカーペット基材2の表面に起毛表皮層3を形成する
と共に、該カーペット基材2の裏面にウレタン,フェル
ト等のソフトパッド層4を形成して構成してあり、前記
ソフトパッド層4はフロアパネル6面に当接する部分に
のみ形成し、フロアカーペット1の車幅方向の両側端部
は、カーペット基材2と起毛表皮層3の2層構造とし
て、サイドシルインナ8と、該サイドシルインナ8とフ
ロアパネル6との隅部に沿って整然と装着し易いように
してある。
【0010】ここで、前記カーペット基材2の車幅方向
の両側端部には、裏側に折り返して装着される延設部1
1を形成してあると共に、該延設部11の端末部に把手
部12を形成してある。
の両側端部には、裏側に折り返して装着される延設部1
1を形成してあると共に、該延設部11の端末部に把手
部12を形成してある。
【0011】この実施例にあっては、把手部12を延設
部11の端末のフロアパネル6側に面する側面に、ソフ
トパッド層4と略同程度の厚みを有する硬質ウレタンか
らなる方形断面のバー材13を融着又は接着して構成し
ている。
部11の端末のフロアパネル6側に面する側面に、ソフ
トパッド層4と略同程度の厚みを有する硬質ウレタンか
らなる方形断面のバー材13を融着又は接着して構成し
ている。
【0012】図2はクリップ5の装着部分を示すもの
で、延設部11にはクリップ5の取付孔14を形成し
て、延設部11を裏側へ折り返した際に、この取付孔1
4でクリップ5が適正に表面側に露出し得るようにして
ある。
で、延設部11にはクリップ5の取付孔14を形成し
て、延設部11を裏側へ折り返した際に、この取付孔1
4でクリップ5が適正に表面側に露出し得るようにして
ある。
【0013】以上の実施例構造によれば、フロアカーペ
ット1を車室内へ運び込むのに際して、該フロアカーペ
ット1を図3に示すように車幅方向に2つ折りにして、
バー材13,13が背合わせ状となるように延設部1
1,11を重合すれば、これらバー材13,13が互い
に外向きとなるから、これらバー材13,13を背合わ
せ状に重ねた状態で把持することによって、可成りの重
量のあるフロアカーペット1であっても容易に車室内へ
持ち運ぶことができる。
ット1を車室内へ運び込むのに際して、該フロアカーペ
ット1を図3に示すように車幅方向に2つ折りにして、
バー材13,13が背合わせ状となるように延設部1
1,11を重合すれば、これらバー材13,13が互い
に外向きとなるから、これらバー材13,13を背合わ
せ状に重ねた状態で把持することによって、可成りの重
量のあるフロアカーペット1であっても容易に車室内へ
持ち運ぶことができる。
【0014】そして、フロアカーペット1のフロアパネ
ル6上への敷設に際しては、延設部11を裏側へ折り返
してバー材13をソフトパッド層4の端面に突き合わせ
て該バー材13をフロアパネル6の側縁部に配置し、取
付孔14から表面側へ突出したクリップ5をサイドシル
7の上縁フランジ10に係着すればよい。この装着状態
では、サイドシルインナ8に沿ってカーペット基材2
が、延設部11の折り返しにより2重構造となるため遮
音性が優れ、インシュレータとしての機能も十分に満足
させることができる。また、特にこの実施例にあって
は、硬質ウレタンからなるバー材13がフロアパネル6
側部に配置されるから、乗降の際にサイドシル7の近傍
を踏みつけた場合に、フロアカーペット1が沈み込んで
サイドシルインナ8に沿った部分が図1の鎖線で示すよ
うにせり出すようなことがなく、乗降の都度、該サイド
シルインナ8に沿った部分にベコツキを生じるのを回避
できて品質感を向上することができる。
ル6上への敷設に際しては、延設部11を裏側へ折り返
してバー材13をソフトパッド層4の端面に突き合わせ
て該バー材13をフロアパネル6の側縁部に配置し、取
付孔14から表面側へ突出したクリップ5をサイドシル
7の上縁フランジ10に係着すればよい。この装着状態
では、サイドシルインナ8に沿ってカーペット基材2
が、延設部11の折り返しにより2重構造となるため遮
音性が優れ、インシュレータとしての機能も十分に満足
させることができる。また、特にこの実施例にあって
は、硬質ウレタンからなるバー材13がフロアパネル6
側部に配置されるから、乗降の際にサイドシル7の近傍
を踏みつけた場合に、フロアカーペット1が沈み込んで
サイドシルインナ8に沿った部分が図1の鎖線で示すよ
うにせり出すようなことがなく、乗降の都度、該サイド
シルインナ8に沿った部分にベコツキを生じるのを回避
できて品質感を向上することができる。
【0015】なお、前記実施例にあっては延設部11の
端末部に硬質ウレタンからなるバー材13を取付けて把
手部12を形成しているが、場合によって把手孔を形成
するようにしてもよい。
端末部に硬質ウレタンからなるバー材13を取付けて把
手部12を形成しているが、場合によって把手孔を形成
するようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、カーペッ
ト基材の車幅方向の両側端部に形成した延設部に把手部
を形成してあるため、フロアカーペットを車幅方向に2
つ折りして把手部を把持することにより容易に持ち運び
することができ、重量のあるフロアカーペットの車室内
への運び込み,敷設作業を一段と向上することができ
る。
ト基材の車幅方向の両側端部に形成した延設部に把手部
を形成してあるため、フロアカーペットを車幅方向に2
つ折りして把手部を把持することにより容易に持ち運び
することができ、重量のあるフロアカーペットの車室内
への運び込み,敷設作業を一段と向上することができ
る。
【0017】また、延設部は裏側に折り返して装着され
るため、サイドシルインナに沿った部分ではこの折り返
した延設部によりカーペット基材が多重構造となって遮
音性を高めることもできるという実用上多大な効果を有
する。
るため、サイドシルインナに沿った部分ではこの折り返
した延設部によりカーペット基材が多重構造となって遮
音性を高めることもできるという実用上多大な効果を有
する。
【図1】本考案の一実施例の装着状態を示す断面図。
【図2】同実施例のクリップ装着部分の斜視図。
【図3】同実施例の2つ折り状態を示す略示的斜視図。
【図4】従来の構造を示す断面図。
【図5】同従来のフロアカーペットの折り畳み状態を示
す略示的斜視図。
す略示的斜視図。
1…フロアカーペット、2…カーペット基材、3…起毛
表皮層、4…ソフトパット層、11…延設部、12…把
手部。
表皮層、4…ソフトパット層、11…延設部、12…把
手部。
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状のカーペット基材の表面に起毛
表皮層を形成すると共に、カーペット基材の裏面にソフ
トパッド層を形成した構造において、前記カーペット基
材の車幅方向の両側端部に、裏側に折り返して装着され
る延設部を形成すると共に、該延設部の端部に把手部を
形成したことを特徴とする自動車用フロアカーペット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8354991U JP2554451Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 自動車用フロアカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8354991U JP2554451Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 自動車用フロアカーペット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534033U JPH0534033U (ja) | 1993-05-07 |
JP2554451Y2 true JP2554451Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13805593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8354991U Expired - Lifetime JP2554451Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 自動車用フロアカーペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554451Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5081546B2 (ja) * | 2007-09-06 | 2012-11-28 | 本田技研工業株式会社 | 車両のフロアカーペット用スペーサ及びフロアカーペット敷設構造 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP8354991U patent/JP2554451Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534033U (ja) | 1993-05-07 |
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