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JP2553756Y2 - エンドシール装置 - Google Patents

エンドシール装置

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Publication number
JP2553756Y2
JP2553756Y2 JP8665591U JP8665591U JP2553756Y2 JP 2553756 Y2 JP2553756 Y2 JP 2553756Y2 JP 8665591 U JP8665591 U JP 8665591U JP 8665591 U JP8665591 U JP 8665591U JP 2553756 Y2 JP2553756 Y2 JP 2553756Y2
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JP
Japan
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film
sealers
sealer
seal device
heat
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JP8665591U
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JPH0534109U (ja
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昌三 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Omori Machinery Co Ltd filed Critical Omori Machinery Co Ltd
Priority to JP8665591U priority Critical patent/JP2553756Y2/ja
Priority to US07/858,954 priority patent/US5237800A/en
Priority to CA002064258A priority patent/CA2064258C/en
Priority to EP92302774A priority patent/EP0509666B1/en
Priority to DE69210461T priority patent/DE69210461T2/de
Priority to US08/019,804 priority patent/US5337542A/en
Publication of JPH0534109U publication Critical patent/JPH0534109U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は包装装置に組み込まれる
エンドシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、横型の自動包装装置にあって
は、被包装品を所定間隔毎に搬送し、その搬送途中で熱
溶融性のフィルムを折り曲げたり、重ね合せたり、所定
形状に成形したり等して被包装品の周囲を囲繞し、次い
で、フィルムの重合端縁を熱シールするとともに、所定
部位を切断することにより包装体を製造するようにして
いる。そして、係るシールをする装置としては、通常、
フィルムの進行方向と同一方向を熱シールする縦シール
装置と、進行方向と直交する方向をシールする上下一対
のシーラーからなる横シール装置(エンドシール装置)
とからなり、さらにエンドシール装置には、カッター手
段が内蔵されており、横方向のシールと同時に切断も行
うようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、エンドシー
ル装置にて熱シールされた部位のシール強度は、熱シー
ルしている時間(一対のシーラーがフィルムを挟持して
いる時間),加熱温度並びにシール時に両シーラーでフ
ィルムを挟持する加圧力の3つの要素で決定され、それ
ぞれ時間が長く、高温度で、しかも高圧力になるほどシ
ール強度が強くなる。しかし、加熱時間は、装置の形状
構成により決定されるため、その時間を調整することは
困難である。よって、実際には2つのファクター、特に
制御しやすい温度条件を制御することによりフィルムの
材質に応じて最適なシール強度を得るようにしている。
【0004】しかし、使用するフィルムが例えばシュリ
ンクフィルムなどのように熱収縮性の良好な材質や熱に
弱い材質の場合には、あまりシール温度を高くすること
ができない。そこで、従来は係るフィルムに対して確実
にシール強度を得るためには、加圧力を大きくしてい
た。具体的には、上部シーラーに設けたコイルスプリン
グの圧力を強くしている。
【0005】すなわち、図9中二点鎖線で示すように上
部シーラー1と下部シーラー2の端面1a,2aは、無
負荷状態では(当接前においては)上下方向において一
部ラップする状態となっており、そのままフィルム3を
挟持するようにして突き当たることにより同図中実線で
示すように上部シーラー1に設けられたコイルスプリン
グ4に抗してその上部シーラー1が押し上げられる。す
ると、そのコイルスプリング4の弾性復元力により、上
部シーラー1が下部シーラー2に向けて所定の圧力でも
って付勢し、これによりフィルム3が熱シールされる。
【0006】しかしながら、コイルスプリングの圧力を
強くすると、上述の両シーラー1,2の端面1a,1b
の重なり量dが大きくなり、それにともない端面1a,
2a同士が突き当たる瞬間に上部シーラー1の押上量が
多くしかもコイルスプリング4から強い反力を受けるた
め、多大な力が両シーラー1,2に加わることになる。
したがって、両シーラー1,2自身並びにそれを駆動す
る機構系が、比較的短時間で損傷するおそれが高い。し
かも、その強い圧力に抗して両シーラー1,2を回転駆
動させるために、容量の大きなモーターを使用しなけれ
ばならない。さらには、両シーラー1,2の端面1a,
2aが突き当たる都度、金属音が発生し騒音となるなど
の問題を有する。
【0007】本考案は上記した背景に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは上部,下部シーラーが当
接する瞬間に受ける反力が小さく、小さな動力源でもっ
て作動させることができるとともに騒音も小さく、しか
も、所望のシール強度を得ることのできるエンドシール
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案に係るエンドシール装置では、熱融着性
フィルムを挟んで対向配置された上部シーラーならびに
下部シーラーの少なくとも一方に、その両シーラーの端
面を前記フィルムを介して圧接させるばね等の第1の付
勢手段を設ける。さらに、前記両シーラーの少なくとも
一方に両シーラーの端面が前記フィルムを介して圧接し
ている際に前記第1の付勢手段より大きな付勢力を前記
フィルムに対して発する第2の付勢手段を設けるように
した。
【0009】
【作用】被包装品を内包したフィルムの所定部位を上
部,下部シーラーで挟持する。この両シーラーの端面同
士が突き当たる時には、第2の付勢手段の付勢力が働い
ていないため第1の付勢手段の比較的弱い付勢力に抗す
るだけであり、当接する瞬間にシーラーが受ける反力が
小さい。次いで、このように両シーラーが当接し有った
状態の時に第2の付勢力を作動させ、比較的強い付勢力
を両シーラー間に加わえる。それにより大きな挟圧力を
フィルムに加えることができ、所望の強度を有するシー
ルが施される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照にして詳述する。図1は本考案のエンドシール
装置が適用される包装装置の一例を示している。同図に
示すように、この包装装置はいわゆる横型ピロータイプ
のシュリンク包装装置であり、上部拡開されたトレー1
内に物品2が収納されてなる被包装品3を所定間隔毎に
搬送する搬送装置4の進行方向前方に本考案に係るエン
ドシール装置5が配設され、その搬送装置4の上方には
帯状フィルム7を巻回した原反フィルム8が配設され、
さらに、エンドシール装置5の搬出端側にはシュリンク
トンネル10が配設されている。
【0011】上記帯状フィルム7としては、ガス透過性
の低い、すなわち、ガスバリヤ性が良好でしかも熱収縮
性の高いフィルム材、例えばBDF−2050(クライ
オバック社製)を用いている。そして、その帯状フィル
ム7は、引き出しローラ12並びに複数のテンションロ
ーラ13を介して搬送装置4の中間地点に配設された製
袋器14にて筒状に形成された筒状フィルム7′とな
り、この筒状フィルム7′内に被包装品3を順次供給収
納した状態でさらに搬送するようになっている。
【0012】また搬送装置4は、被包装品3のみを搬送
し、その被包装品3を筒状フィルム7′内に順次供給す
る被包装物供給装置を兼ねる第1の搬送装置15と、そ
の第1の搬送装置15の搬出側に近接配置され、筒状フ
ィルム7′とともに被包装品3を搬送する第2の搬送装
置16とから構成されていてる。そして、第1の搬送装
置15は、一対のスプロケット17,17に架設された
エンドレスチェーン18と、このエンドレスチェーン1
8の所定間隔毎に配設されたフィンガー19とから構成
されている。
【0013】一方、第2搬送装置16の搬入側近傍の下
方に筒状フィルム7′の重合端部7aをシールするため
のセンターシール装置20が配設されている。このセン
ターシール装置20は、筒状フィルム7′の重合端7a
をその両側から挟圧するとともに加熱して、フィルム接
合面を加熱溶融させることにより熱融着するもので、具
体的には図2に示す構造となっている。すなわち、比較
的大径の加熱ローラ21と、上記重合端7aを挟んで加
熱ローラー21に対向配置される小径の受けローラー2
2とから構成される。そして、加熱ローラー21の側周
面には、3本の環状の凸条23を形成し、その3本の凸
条23と平坦な側周面を有する受けローラー22との間
で筒状フィルム7′の重合端7aを挟持・加熱するよう
にし、重合端7aの全面に熱が加わるのを防止し、フィ
ルムへの加熱量を少なくしている。
【0014】すなわち、本例では使用しているフィルム
材の熱収縮性が高いために(収縮前の50〜60%程度
に収縮する)、加熱量が多いと重合端7aが収縮しすぎ
て丸まり、その部位の厚みが増してしまい、そのままで
は後工程で完全な密封エンドシールを行うことができな
くなるが、上記のように、加熱量を抑えることにより、
センターシール部分を平坦な状態にし、確実にエンドシ
ールができるようにしている。そして、上記センターシ
ール装置20でシールされた重合端7aは、図1中に拡
大して示すように、縦方向に伸びる3本のシール部7
a′が形成された略平坦状となる。
【0015】ここで本考案に係るエンドシール装置5に
ついて説明すると、本例ではいわゆるボックスモーショ
ン式の装置であって、筒状フィルム7′を挟んで上下に
配置された上部シーラー30と下部シーラー31とを有
し、それら両シーラー30,31は、筒状フィルム7′
に当接する両シーラー30,31の端面30a,31a
が常時対向した状態を維持しつつ、図1に一点鎖線で示
すような軌跡で回転移動をするようになっている。すな
わち、両端面30a,31aで筒状フィルム7′の所定
部位を挟持しつつ、一定区間筒状フィルム7′の搬送に
そって平行移動するようになっている。
【0016】そして、上記両シーラー30,31が所定
の軌跡で移動させる具体的な機構は、図3〜図5に示す
ようになっている。すなわち、まず、筒状フィルム7′
の下方所定位置には、その進行方向と直交する方向に伸
びるようにして細長略平板状の下部支持台33が配置さ
れており、この下部支持台33は、前後方向並びに上下
方向に移動可能となっている。そして、その下部支持台
33の上面には、下部エンドシーラー31が取付けられ
ている。さらに、下部支持台33の両端には、円板状の
カムフロア34,34が取付けられており、そのカムフ
ロア34が図外の溝カムと結合して下部支持台33の移
動を規制し、上記所定の軌跡で下部支持台33すなわち
下部シーラー31を移動させるようになっている。
【0017】また、下部支持台33の両端近傍部位に
は、一対の案内ロッド35,35が起立状態で設置され
ており、下部支持台33の移動に同期して移動するよう
になっている。そしてその案内ロッド35,35に、細
長略平板状の上部支持台36がロッド軸に沿って摺動自
在に装着されている。具体的には、上部支持台36の両
端近傍の所定位置に設けた貫通孔37内に、ベアリング
38を介して案内ロッド35を挿通している。さらに、
上部支持台36の両端上面には、L字型取付板39が載
置されており、そのL字型取付板39の外側側面に上下
に2組みの回転ローラー40を配置し、対となる回転ロ
ーラー40,40で上記案内ロッド35を挟持するよう
になっている。すなわち、本例では1本の案内ロッド3
5に接触する1個のベアリング38と4個の回転ローラ
ー40にて安定状態で上部支持台36が上下移動できる
ようになっている。さらに、この上部支持台36の両端
部には、カムフロア41,41が設けられており、上記
した下部支持台35と同様に図外のカム溝により上部支
持台36を所定の軌跡で回転移動させるようになってい
る。
【0018】また、上部支持台36は、その中央部位に
上下に貫通する矩形状の窓部42を有しており、その窓
部42内に上部シーラー30が挿入配置されている。こ
の上部シーラー30は、上部支持台36の回転移動にと
もなって回転移動するとともに、その上部支持台36に
対し所定のスパンで上下動するようになっている。すな
わち、図5に示すように、まず上部シーラー30の上面
所定位置には平板状の連結板43,43を装着する。そ
してこの連結板43の幅は、上記支持台36に形成した
窓部42の幅より大きく設定している。これにより、窓
部42と連結板43とが係止し合い上部シーラー30が
上部支持台36より落下するのを防止している。
【0019】また、上部支持台36の上面の長手方向側
縁に一対の側壁44,44を2組み起立配置させ、それ
ら各側壁44の上端に天板45を架設している。そし
て、その天板45の両端には、ネジ孔46,46が形成
されており、そのネジ孔46内に貫通孔47aを有する
ボルト47が螺着されている。さらにそのボルト47に
は、回り止め用のナット48が装着されている。そし
て、上記ボルト47の貫通孔47a内に、上記連結板4
3上に起立配置されたガイドピン49が挿入配置されて
おり、このガイドピン49が貫通孔47aに案内されて
上下移動することにより、上部シーラー30も上部支持
台36に対して上下移動するようになっている。
【0020】さらにまた、ガイドピン49の周囲には第
1の付勢手段たるコイルスプリング50が配置されてお
り、このコイルスプリング50の上下端部は、それぞれ
ボルト47の下端と連結板43に当接している。そし
て、そのコイルスプリング50の弾性復元力により上部
シーラー30を下方に向けて付勢するようになってお
り、本例ではボルト47を上下移動させることによりコ
イルスプリング50より発する付勢力を調整できるよう
になっている。なお、本例では、コイルスプリング50
より発生する付勢力(スプリングの弾性復元力)を極力
小さく抑えるように設定しており、両シーラー30,3
1の端面30a,31aが突き当たる瞬間に両シーラー
30,31に加わる力が小さくなるようにしている。
【0021】さらにまた、上記天板45の上面には、上
記側壁44と同一線上に位置する支持板51を起立配置
し、その支持板51にて第2の付勢手段たるエアシリン
ダ52を支持するようにしている。そして、そのエアシ
リンダ52のシリンダロッド53が、上記ボルト47に
設けた貫通孔47a内に挿入位置しており、シリンダロ
ッド53が伸長した状態では、その先端部が上記ガイド
ピン49に当接し、それを押し下げる方向に付勢するよ
うになっている。
【0022】さらに、上記天板45の中央部位には、孔
部55が形成されており、その孔部55内を挿通するよ
うにして作動ロッド56が上下移動可能に配置されてお
り、その作動ロッド56は、その周囲に配置されたスプ
リング57により常時上方への付勢力を受けている。そ
して、その作動ロッド56の下端には、カッター58が
吊持されており、そのカッター58は、上記上部シーラ
ー30内に内蔵されている。さらに、上記作動ロッド5
6の下端は、揺動杆59の一端が接続されており、その
揺動杆59の他端は、下部支持台33上に上下移動可能
に配置され上部支持台36内を貫通した押上ピン60に
当接されている。すなわち、押上ピン60が上昇する
と、揺動杆59の他端が上方に付勢され、これにより揺
動杆59は支点61を中心に回転して揺動杆59の一端
すなわちカッター58が下降し、図示するこどくカッタ
ー58が上部シーラー30の端面30aより下方に突出
する。一方、押上ピン60が下降すると、揺動巻59の
他端に働いていた上方への付勢力が解除されるため、ス
プリング57の弾性復元力により作動ロッド56すなわ
ちカッター58が上昇し、上部シーラー30内に入り込
む。
【0023】さらに、本例では、図1に示すように下部
シーラー31の周囲に、多数の固定,移動プーリー62
a,62bに渡設されたエンドレスベルト63が設けら
れ、下部シーラー63の前後移動に同期して移動プーリ
ー62bが移動することにより、下部シーラー31の周
囲に形成されるエンドレスベルト63の空間部63a
が、その下部シーラー31の移動に同期して前後移動す
るようになっている。
【0024】さらにまた本例では、上記エンドシール装
置5の上部シーラー30の進行方向前方面に、フィルム
抑え部材65を連結している。このフィルム抑え部材6
5は、矩形状のスポンジから構成され、その形状はトレ
ー1の平面形状より小さく設定している。
【0025】次ぎに、上記した実施例の作用について説
明すると、まず、原反フィルム8から帯状フィルム7が
連続的に引き出されて製袋器14に導かれ、そこにおい
て筒状に成形されて筒状フィルム7′となる。一方、被
包装品3がフィンガー1に押送されて所定間隔毎に搬送
され順次筒状フィルム7′内に供給される。この状態の
まま第2搬送装置16上を搬送されていくと、その途中
で筒状フィルム7′の重合端7a同士がセンターシール
装置20により熱シールされる。
【0026】そしてさらに前進移送すると、エンドシー
ル装置5にて筒状フィルム7′の横方向を所定間隔毎に
熱シール,カットして中間包装体66を製造することに
なる。この時本考案では、まず所定の軌跡で回転移動す
る両シーラー30,31の端面30a,31a同士が筒
状フィルム7′を挟んで突き当たり、所定の圧力で筒状
フィルム7′を加圧し、同時に加熱する。この突き当た
りに際し、本例では上述のごとくコイルスプリング50
の弾性復元力を弱くしているため、両シーラー30,3
1間に発する反力は弱くなり、その結果、比較的小さな
力でスムーズに両端面30a,31a同士が筒状フィル
ム7′を挟んで当接しあう。但し、このコイルスプリン
グ50により生じる両シーラー30,31間の挟圧力で
は、筒状フィルム7′に対して十分なシール強度を与え
ることはできない。
【0027】そしてその状態のまま一定期間両シーラー
30,31が前進移動するが、その移動途中でエアシリ
ンダー52を作動させ、シリンダロッド53を伸長させ
る。すると、そのシリンダロッド53に押されてガイド
ピン49が下方に移動しようとする。その結果、ガイド
ピン49に連結された上部シーラー30も下方に向けて
付勢され、下部シーラー31を下方に押し下げようとす
る。その時の下部シーラー31より発する反力により、
両シーラー30,31間に筒状フィルム7′を所望のシ
ール強度を得るための圧力が生じる。そして、このエア
シリンダー52により生じる付勢力は、当接状態の両シ
ーラー30,31に加わるため、たとえその付勢力が大
きいとしても、両シーラー30,31に与える損傷もほ
とんどなく、また騒音の発生もない。このようにして、
確実に筒状フィルム7′が熱シールされる。よって、確
実に熱シールされる。また、この熱シールと同時に、カ
ッター58が下降移動することによりその熱シール部位
が切断され、中間包装体66が製造されるのである。な
お、上記したエアシリンダー52の作動タイミングは、
リミットスイッチ他各種のセンサー等により上部シーラ
ー30と下部シーラー31とが当接したのを検知するこ
とにより行うようになっている。
【0028】また本例では、上記エンドシール装置5に
て被包装品3の進行方向後方側のエンドシールをするに
先立ち、図6に示すように抑え部材65が筒状フィルム
7′の上面を下方に付勢して内部に窪ませるようになっ
ている。これにより、製造された中間包装体66は、図
7に示すように上面が窪んだ状態となり、その内部に存
在するガスの量を少なくしている。
【0029】次いで、その中間包装体66をシュリンク
トンネル10内に供給する。このシュリンクトンネル1
0は、上側を特に高温度としているため、筒状フィルム
7′は特に上面部位が大幅に収縮する。これにより図8
に示すように、トレー1の上面開口側に位置するフィル
ム部位がピンと張った状態となる。また、この時同時に
中間包装体66内に存在したガスが熱膨張するが、フィ
ルム上面位置の上昇にともない新たに画成された上部空
間67へ流れ込むため、フィルム上面がトレー1より上
方に膨出することはない。
【0030】この結果、筒状フィルム7′が熱収縮して
トレー1に密着したシュリンク包装体68が製造され
る。そして、製造されたシュリンク包装体68は、透孔
が形成されていない完全密封袋であるため、ガス置換装
置を併用してシュリンク包装体68内に充填された窒素
ガス等が外部に流出するおそれもなく、フィルム材のガ
スバリヤ性も良好であるため、そのフィルム面から窒素
ガスが外部に漏れ出ることもない。
【0031】なお、上記した実施例では、特殊なフィル
ムを用いたシュリンク包装装置に適用した例に付いて示
したが、本考案はこれに限ることなく、通常のシュリン
ク包装装置はもちろんのこと、各種形態の包装装置に適
用することができる。また、第1,第2の付勢手段とし
ては上記したコイルスプリング並びにエアシリンダに限
ることなく、種々の部材を用いることができる。
【0032】さらにまた、上記した実施例では、第1,
第2の付勢手段をいずれも上部シーラーに設けた例につ
いて説明したが、本考案はこれに限ることなく、下部シ
ーラー側、或るいは、両方に設けても良く、さらには、
第1,第2の付勢手段のうち一方を上部シーラーに、他
方を下部シーラーに設けるようにしても良い等種々変更
実施が可能である。
【0033】
【考案の効果】以上のように、本考案に係るエンドシー
ル装置では、上部,下部シーラーが突き当たる時には、
第1の付勢手段の比較的弱い付勢力に抗するだけである
ため、当接する瞬間に受ける反力が小さく、両シーラー
が損傷することを防止できるとともに、小さな動力源で
もって作動させることができ、しかも、突き当たる時に
生じる騒音も小さくすることができる。
【0034】また、一旦両シーラーが当接し有った状態
で、第2の付勢力より比較的強い付勢力が両シーラー間
に加わるため、それにより大きな挟圧力をフィルムに加
えることができ、確実に所望のシール強度を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエンドシール装置が適用される包
装装置の一例を示す図である
【図2】図1に示す包装装置の位置構成部材であるセン
ターシール装置を示す図である。
【図3】本考案に係るエンドシールの一実施例を示す正
面図である。
【図4】その平面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】作業の一工程を示す図である。
【図7】中間包装体を示す図である。
【図8】包装体を示す図である。
【図9】従来のエンドシール装置を示す図である。
【符号の説明】
5 エンドシール装置 7′ 筒状フィルム 30 上部シーラー 31 下部シーラー 50 コイルスプリング(第1の付勢手段) 52 エアシリンダー(第2の付勢手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装品を所定間隔毎に内包した熱融着
    性のフィルムを連続的に移送する間に、前記被包装品間
    の前記フィルムを横方向にシールするエンドシール装置
    において、 そのエンドシール装置が、前記フィルムを挟んで対向配
    置された上部シーラーならびに下部シーラーと、 それら両シーラーの少なくとも一方に設けられ、その両
    シーラーの端面同士を前記フィルムを介して圧接させる
    ばね等の第1の付勢手段と、 前記両シーラーの少なくとも一方に設けられ、その両シ
    ーラーの端面同士が前記フィルムを介して圧接している
    際に前記第1の付勢手段より大きな付勢力を前記フィル
    ムに対して発する第2の付勢手段とを備えたエンドシー
    ル装置。
JP8665591U 1991-03-29 1991-09-30 エンドシール装置 Expired - Fee Related JP2553756Y2 (ja)

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CA002064258A CA2064258C (en) 1991-03-29 1992-03-27 Shrink-wrapping method and apparatus
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DE69210461T DE69210461T2 (de) 1991-03-29 1992-03-30 Verfahren und Vorrichtung zum Einwickeln
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