JP2551933B2 - レンズ系 - Google Patents
レンズ系Info
- Publication number
- JP2551933B2 JP2551933B2 JP61026609A JP2660986A JP2551933B2 JP 2551933 B2 JP2551933 B2 JP 2551933B2 JP 61026609 A JP61026609 A JP 61026609A JP 2660986 A JP2660986 A JP 2660986A JP 2551933 B2 JP2551933 B2 JP 2551933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- spherical aberration
- group
- aspherical
- rear group
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、レンズシャッター式カメラ用レンズに関す
る。
る。
従来、画角2w=65゜程度のレンズシャッター式カメラ
用レンズとしては、正の前群と負の後群からなるいわゆ
るテレフォトタイプが周知であるが、この種のレンズの
ほとんどがF2.8程度又はそれより暗いものであり、大口
径のものはあまりみられない。テレフォトタイプにおい
て大口径広角を実現するためには球面収差と歪曲収差の
補正が難しく、特に球面収差に関しては大口径化による
球面収差の悪化に加えて、さらに、前群を繰り出してフ
ォーカシングした場合には、球面収差が変動するという
問題も生じる。
用レンズとしては、正の前群と負の後群からなるいわゆ
るテレフォトタイプが周知であるが、この種のレンズの
ほとんどがF2.8程度又はそれより暗いものであり、大口
径のものはあまりみられない。テレフォトタイプにおい
て大口径広角を実現するためには球面収差と歪曲収差の
補正が難しく、特に球面収差に関しては大口径化による
球面収差の悪化に加えて、さらに、前群を繰り出してフ
ォーカシングした場合には、球面収差が変動するという
問題も生じる。
本発明はこれらの問題点を解決するために為されたも
のであり、球面収差、歪曲収差が良好に補正された、コ
ンパクトな、画角2w=65゜、F1.9程度の大口径化に適し
たレンズ系を提供することを目的とする。
のであり、球面収差、歪曲収差が良好に補正された、コ
ンパクトな、画角2w=65゜、F1.9程度の大口径化に適し
たレンズ系を提供することを目的とする。
以下本発明について、さらに詳細に説明する。
本発明に係わるシャッター式カメラ用レンズは第1,3,
5,7,9.11,13,15,17,19,21図から明らかなように、少な
くとも3群から構成され、全体として正の屈折力を持つ
前群(F)と負の屈折力を有する後群(R)とからな
る。後群(R)は少なくとも2群からなり、その最も物
体側のレンズは少なくとも一方の面に非球面を有する非
球面レンズであり、さらに以下の条件を満足することを
特徴とする。
5,7,9.11,13,15,17,19,21図から明らかなように、少な
くとも3群から構成され、全体として正の屈折力を持つ
前群(F)と負の屈折力を有する後群(R)とからな
る。後群(R)は少なくとも2群からなり、その最も物
体側のレンズは少なくとも一方の面に非球面を有する非
球面レンズであり、さらに以下の条件を満足することを
特徴とする。
(1) 1.2f<(I+)max<3.5f (2) 0.1<IASP/ΣI-<0.5 但し、 (I+)max:各面の三次球面収差係数で正の値をもつもの
のうちの最大値 ΣI-:負の値を持つ三次球面収差係数の総和 IASP:後群中最も物体側にあるレンズの非球面収差係
数のうち、非球面によって定まる成分 である。
のうちの最大値 ΣI-:負の値を持つ三次球面収差係数の総和 IASP:後群中最も物体側にあるレンズの非球面収差係
数のうち、非球面によって定まる成分 である。
条件(1)は、比較的構成枚数が少ない大口径のレン
ズ系で系を小型に保ちながら球面収差を良好に保つため
の条件である。条件(1)の上限を越えた正の三次球面
収差係数を持つ面があると球面収差の補正が困難とな
る。一方正の最大三次球面収差係数を下限以下に制限す
ると強い収れん力を持つ面がなくなり全長が長くなって
しまいレンズ系をコンパクトに保つことができない。
ズ系で系を小型に保ちながら球面収差を良好に保つため
の条件である。条件(1)の上限を越えた正の三次球面
収差係数を持つ面があると球面収差の補正が困難とな
る。一方正の最大三次球面収差係数を下限以下に制限す
ると強い収れん力を持つ面がなくなり全長が長くなって
しまいレンズ系をコンパクトに保つことができない。
条件(2)は、サジタルフレア、歪曲収差が大きくな
りずぎないように保ちながら球面収差の補正を行うため
の条件である。条件(2)の値が上限を越えた領域で球
面収差を補正すると前群中の負の屈折力が弱くなり歪曲
収差が正の大きな値をとる。また下限を越えた領域で球
面収差を補正すると、前群中の負の屈折力が強くなりサ
ジタルフレアが増大する。
りずぎないように保ちながら球面収差の補正を行うため
の条件である。条件(2)の値が上限を越えた領域で球
面収差を補正すると前群中の負の屈折力が弱くなり歪曲
収差が正の大きな値をとる。また下限を越えた領域で球
面収差を補正すると、前群中の負の屈折力が強くなりサ
ジタルフレアが増大する。
また、本発明においては球面収差補正用の非球面を後
群のレンズにそれも、軸上光線がより高い位置を通る後
群の最も物体側のレンズに設けることによって、前群の
みを繰り出してフォーカシングした場合でも球面収差の
変動が少なくなようにしている。
群のレンズにそれも、軸上光線がより高い位置を通る後
群の最も物体側のレンズに設けることによって、前群の
みを繰り出してフォーカシングした場合でも球面収差の
変動が少なくなようにしている。
さらに本発明では、前記前群(F)を正レンズ群
(L1)、負レンズ群(L2)、正レンズ群(L3)の3群と
するとともに、次の条件を満足するように構成するのが
望ましい。
(L1)、負レンズ群(L2)、正レンズ群(L3)の3群と
するとともに、次の条件を満足するように構成するのが
望ましい。
(3) −0.12<ASP/<0.50 (4) 0.5<3/4<3 (5) nASP<1.62 但し、ここで、ASP :後群中最も物体側にある非球面レンズの屈折力 :全系の屈折力3 :前群負レンズ群の最も物体側の面の屈折力4 :前群負レンズ群の最も像側の面の屈折力 nASP:後群中最も物体側にある非球面レンズの屈折率 である。
条件(3)は後群中最も物体側にある非球面レンズの
屈折力に関するものであり、輪帯球面収差を補正し、周
辺光量の確保をし、レンズ全長を小さく保つための条件
である。上限を越えると、輪帯球面収差が著しくなり、
絞り込んだ際の像点移動が大きくなりかつテレフォトタ
イプの屈折力配置が崩れ全長が長くなる。下限を越える
と、画面周辺部の光量を確保することが困難となる。
屈折力に関するものであり、輪帯球面収差を補正し、周
辺光量の確保をし、レンズ全長を小さく保つための条件
である。上限を越えると、輪帯球面収差が著しくなり、
絞り込んだ際の像点移動が大きくなりかつテレフォトタ
イプの屈折力配置が崩れ全長が長くなる。下限を越える
と、画面周辺部の光量を確保することが困難となる。
条件(4)は、前群負レンズ群(L2)の最も物体側の
面(r3)の屈折力と、最も像側の面(r4)の屈折力の比
を規定するものであり、歪曲収差の補正に関する条件で
ある。上限を越えると、画面の中帯から周辺にかけて、
歪曲収差が急激に負の方向に偏移し、いわゆる逆陣笠状
の歪曲収差が目立つ。下限を越えると、正の歪曲収差が
著しくなる。
面(r3)の屈折力と、最も像側の面(r4)の屈折力の比
を規定するものであり、歪曲収差の補正に関する条件で
ある。上限を越えると、画面の中帯から周辺にかけて、
歪曲収差が急激に負の方向に偏移し、いわゆる逆陣笠状
の歪曲収差が目立つ。下限を越えると、正の歪曲収差が
著しくなる。
条件(5)は、後群中最も物体側にある非球面レンズ
の屈折率を規定するものであり、非球面の形状誤差によ
る性能劣化を小さくし、非球面の加工性を良くするため
の条件である。この条件を満足しないと、わずかな形状
の誤差が結像性能に大きな影響を与えるようになる。
の屈折率を規定するものであり、非球面の形状誤差によ
る性能劣化を小さくし、非球面の加工性を良くするため
の条件である。この条件を満足しないと、わずかな形状
の誤差が結像性能に大きな影響を与えるようになる。
さらに条件(1)(4)については、さらに望ましく
は、 (1) 1.2f<(I+)max<3.0f (4) 0.7<3/(4<3 とすると、よりよく収差が補正されうる。
は、 (1) 1.2f<(I+)max<3.0f (4) 0.7<3/(4<3 とすると、よりよく収差が補正されうる。
本実施例中では、前群は単レンズ群からなるが、複数
レンズを接合したレンズ群から構成してもよい。
レンズを接合したレンズ群から構成してもよい。
以上の条件を満足することにより画角2w=65゜F1.9程
度の大口径かつ広角で球面収差歪曲収差がよく補正され
たコンパクトなテレフォトタイプのレンズシャッターカ
メラ用レンズを提供することが可能である。
度の大口径かつ広角で球面収差歪曲収差がよく補正され
たコンパクトなテレフォトタイプのレンズシャッターカ
メラ用レンズを提供することが可能である。
以下、本発明の実施例を示す。実施例中L1,L2,L3…は
物体側から数えたレンズ、r1,r2,r3…は物体側から数え
た面の曲率半径、d1,d2,d3…は物体側から数えた軸上面
間隔を示す。F,Rはそれぞれ前群後群を示す。*印及び
**を付した面は、非球面で構成された面であることを
示し、その形状は、光軸方向にX座標、それと垂直な方
向にY座標をとり、基準球面の曲率半径を▲▼とす
ると、 で示される。ここで、a,b,c,d,…は、非球面係数であ
り、この非球面の近軸曲率半径riは、 によって表わされる。
物体側から数えたレンズ、r1,r2,r3…は物体側から数え
た面の曲率半径、d1,d2,d3…は物体側から数えた軸上面
間隔を示す。F,Rはそれぞれ前群後群を示す。*印及び
**を付した面は、非球面で構成された面であることを
示し、その形状は、光軸方向にX座標、それと垂直な方
向にY座標をとり、基準球面の曲率半径を▲▼とす
ると、 で示される。ここで、a,b,c,d,…は、非球面係数であ
り、この非球面の近軸曲率半径riは、 によって表わされる。
第1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21図はそれぞれ第1実
施例及至第11実施例のレンズ構成図である。第2,4,6,8,
10,12,14,16,18,20,22図はそれぞれ上記実施例の収差図
である。
施例及至第11実施例のレンズ構成図である。第2,4,6,8,
10,12,14,16,18,20,22図はそれぞれ上記実施例の収差図
である。
第1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21図はそれぞれ第1実施
例及至第11実施例のレンズ構成図である。第2,4,6,8,1
0,12,14,16,18,20,22図はそれぞれ第1実施例及至第11
実施例の収差図である。 F……前群 R……後群
例及至第11実施例のレンズ構成図である。第2,4,6,8,1
0,12,14,16,18,20,22図はそれぞれ第1実施例及至第11
実施例の収差図である。 F……前群 R……後群
Claims (1)
- 【請求項1】3枚から構成され全体として正の屈折力を
有する前群と、2枚若しくは3枚から構成され全体とし
て負の屈折力を持つ後群とからなり、 前記後群の最も物体側のレンズは少なくとも一方の面が
非球面であり、 以下の条件式を満足することを特徴とするレンズ系; 1.2f<(I+)max<3.5f 0.1<IASP/ΣI-<0.5 但し、 f:全系の焦点距離、 (I+)max:各面の三次球面収差係数で正の値を持つのも
ののうちの最大値、 ΣI-:負の値を持つ三次球面収差係数の総和、 IASP:後群中最も物体側にあるレンズの非球面の三次球
面収差係数のうち非球面によって定まる成分、 である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61026609A JP2551933B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | レンズ系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61026609A JP2551933B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | レンズ系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62183419A JPS62183419A (ja) | 1987-08-11 |
JP2551933B2 true JP2551933B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=12198240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61026609A Expired - Lifetime JP2551933B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | レンズ系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551933B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5428240B2 (ja) * | 2008-08-21 | 2014-02-26 | コニカミノルタ株式会社 | 撮像レンズ |
JP2012189893A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Olympus Corp | 撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 |
US8976466B2 (en) | 2011-03-11 | 2015-03-10 | Olympus Corporation | Imaging optical system and imaging apparatus using the same |
JP5896684B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2016-03-30 | キヤノン株式会社 | 光学系及びそれを有する撮像装置 |
JP6011921B2 (ja) * | 2012-09-18 | 2016-10-25 | 株式会社リコー | 結像レンズ、撮像装置および情報装置 |
TWI448725B (zh) | 2012-10-22 | 2014-08-11 | Largan Precision Co Ltd | 影像擷取光學鏡片系統 |
KR101452084B1 (ko) | 2013-01-22 | 2014-10-16 | 삼성전기주식회사 | 초소형 광학계 및 이를 구비하는 휴대용 기기 |
JP2014203057A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | 株式会社ビクセン | 望遠対物レンズ |
TWI547713B (zh) | 2014-07-30 | 2016-09-01 | 大立光電股份有限公司 | 攝影用光學鏡頭、取像裝置以及電子裝置 |
TWI565966B (zh) | 2015-07-24 | 2017-01-11 | 大立光電股份有限公司 | 光學攝像鏡組、取像裝置及電子裝置 |
TWI585455B (zh) | 2015-10-20 | 2017-06-01 | 大立光電股份有限公司 | 影像擷取透鏡系統、取像裝置及電子裝置 |
CN111679413B (zh) * | 2020-08-12 | 2020-10-30 | 瑞声通讯科技(常州)有限公司 | 摄像光学镜头 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5944016A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-12 | Minolta Camera Co Ltd | 非球面を有するレンズ系 |
JPS59229516A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-24 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 広角レンズ |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP61026609A patent/JP2551933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62183419A (ja) | 1987-08-11 |
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