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JP2551507Y2 - 看護人付シャワー椅子 - Google Patents

看護人付シャワー椅子

Info

Publication number
JP2551507Y2
JP2551507Y2 JP1993023886U JP2388693U JP2551507Y2 JP 2551507 Y2 JP2551507 Y2 JP 2551507Y2 JP 1993023886 U JP1993023886 U JP 1993023886U JP 2388693 U JP2388693 U JP 2388693U JP 2551507 Y2 JP2551507 Y2 JP 2551507Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
nurse
shower
chair
backrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993023886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0677682U (ja
Inventor
帯刀 神下
忠史 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP1993023886U priority Critical patent/JP2551507Y2/ja
Publication of JPH0677682U publication Critical patent/JPH0677682U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551507Y2 publication Critical patent/JP2551507Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Brushes (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Special Chairs (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、老人や患者のための看
護人付シャワー椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、シャワー椅子はよ
く知られているが(例えば、実開平1−128691号
公報)、そのうち看護人付シャワー椅子は、老人や患者
が着座して看護人からシャワー浴を受けるための椅子で
あって、かかる看護人付シャワー椅子では、一般の椅子
機能の他、看護のために特殊な体位をとらせる機能や、
老人や患者の気分を安らげたり、安心感を与える機能が
要求されている。
【0003】ところで従来より、ブロー成形により成形
されて2重壁をもつ扁平状座盤と、この座盤の下面に成
形時インサートされたボルトまたはナットの取付金具
と、この取付金具に螺着された門型の金属パイプ製脚
と、から構成された一般の椅子は知られている(例え
ば、実開昭52−3911号公報、実公平2−4220
2号公報等参照)。
【0004】かかる一般の椅子では、座盤がブロー成形
により成形されて中空2重壁のためクッション性があ
り、保温性もあり、その上、一ぱつ成形により安価に製
造でき、また、軽量のため取扱も容易となり、更に、ブ
ロー成形のため全体に丸みのある座盤となってりエッジ
部がなく、身体等に傷を付けたり、着座時にものを引っ
掛けることがない等の多くの長所を有するものの、この
椅子を看護人付シャワー椅子に用いると、次のような問
題のあることが判明した。
【0005】1)老人または患者用の把持部がないた
め、シャワー浴を受けているとき不安がられ、特に、頭
部を前傾すると体位の重心が移り不安となる。もし、肘
掛けのような把持部を形成すれば、シャワー水の排水の
問題や、複雑化して浴場には適さない問題がある。 2)着座のままでは、看護人による肛門近傍の洗浄がで
きない。つまり、老人や患者に特殊な体位を要求するこ
とになる。 3)総じて、看護人付シャワー椅子における看護人の立
場を考慮していない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)ブロー成形により成形されて2重壁をも
つ扁平状座盤と、該座盤の下面側に取付けられた脚と、
前記座盤の後部に立設され、かつ、ブロー成形された背
もたれ部と、からなる椅子において、前記座盤の上面中
央に、前記背もたれ部を含めて前後方向に貫通され、か
つ、看護人が把持するシャワーヘッドが出入り可能の大
きさの凹状貫通溝を形成し、前記背もたれ部の上部に、
看護人の指が挿入可能の大きさの水平向きに長い貫通状
長孔を設け、該長孔により長孔の外側に看護人の把持部
を形成すると共に、座盤全体を密閉状袋体としたことを
特徴とする看護人付シャワー椅子にあり、また、2)座
盤の後部にゆるやかなR部を介して背もたれ部を一体的
に設け、前記座盤の両側に指が挿入可能の大きさの前後
に長い貫通状長孔を設け、該長孔により長孔の外側に着
座者の把持部を形成し、背もたれ部を座盤と共に密閉袋
体にした請求項1記載の看護人付シャワー椅子にあり、
また、3)脚を1対のクロス状樹脂板で構成し、該樹脂
板をブロー成形により成形した請求項1記載の看護人付
シャワー椅子にある。
【0007】
【実施例】本考案を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本考案の実施例の斜視図、図2の中心線
aの左側は図1のA矢視正面図、同右側は背面図、図3
の中心線bの左側は図1における平面図、同右側は図1
における底面図、図4は図3のB矢視要部拡大図であ
る。
【0008】本実施例は、浴室等で使用されるシャワー
椅子であって、特に、老人や患者等(以下、老人または
着座者と総称する)を着座させて、看護人がシャワーヘ
ッドを持ってシャワー浴をさせるためのシャワー椅子で
あり、座盤1には背もたれ部2が一体的に構成されたも
のである。また、この座盤1は幅約500mm、奥行約
370mmの平面視略四角形に構成されており、これら
の座盤1および背もたれ部2は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩ビ等の熱可塑性プラスチックをブロー成形
したものである。すなわち、内部に若干の圧力をもたせ
た、2重の扁平状パリソンが1対の金型間に降下して成
形されるものである。したがって、2重壁をもつ扁平状
密閉袋体となっているので内部に水が入らない。
【0009】先ず、座盤1について述べる。座盤1に
は、その中央部の前後方向に、すなわち、正面側から背
もたれ部2を貫通して、すなわち背もたれ部2を含めて
幅d=130mm、深さh=120mmの凹状の貫通溝
3が形成されている。この貫通溝3は、看護人の片手が
出入れ可能の大きさであるのは勿論、通常のシャワーヘ
ッドも出入可能の大きさになっていて、着座した老人の
肛門近傍を背部にいる看護人が洗浄可能にしている。
【0010】座盤1の左右両側には、短径約30mm
長径約160mmの前後向きの貫通状長孔4,4が形成
されて、これらの長孔4の外側を約25mmφの断面円
形の把持部5としている。この長孔4に老人の指を入れ
て把持部5を掴持するようになっている。
【0011】次に、背もたれ部2について述べる。背も
たれ部2は、内側のR1が50mm、外側のR2が70
mmのゆるいカーブを介して座盤1の後部より一体的に
ブロー成形されて立設されている。この背もたれ部2は
正面視で下辺の幅約380mm、上辺の幅約32
mm、高さ約300mmの台形になっていて、その上
辺部中心には、短径30mm、長径120mmの1つの
背もたれ用水平向きの貫通状長孔6が形成されている。
この背もたれ用長孔6の上側を約30mmφの断面円形
の背もたれ用把持部7としている。この背もたれ用長孔
6を看護人が把持してシャワー椅子を安定させるように
なっている。勿論、シャワー椅子の持ち運びにも使用す
る。
【0012】次に、座盤1に脚11を取付ける取付金具
について述べる。前記貫通溝3の下面側にあって、その
幅dおよび前後方向の中央に取付ナット8をブロー成形
時にインサートして一体成形している。この取付ナット
8の座盤1の部分では、上下面が接着していてリブ(ウ
エルド部ともいう)9を形成している。そして、この取
付ナット8は成形時、ブロー金型(不図示)に設けたの
若干大きめの突出部に装着されている。したがって、貫
通溝3の下面には若干大きめの凹み部10が形成されて
いる。この取付ナット8は、図3に示すように他3箇所
設けられている。そして、この取付ナット8に次に述べ
る金属パイプ製脚11をボルト14によって取付ける。
【0013】次に、金属パイプ製脚11について述べ
る。この金属パイプ製脚11は、2の門型に折り曲げら
れたパイプ12,12をクロス状にして構成されてい
る。すなわち、パイプ12は、門型に折り曲げられて、
その門型頂部に前記貫通溝3の外面に沿う凹形部13を
形成している。したがって、この凹形部13の垂直部内
面が貫通溝3の外面にも接して、座盤1を斜め前後方向
からも支持しているので、座盤1を前後や左右方向に揺
すっても、脚11によって強固に支持されている。ま
た、この脚11の門型垂直部は2重パイプ11a,11
bにして伸縮自在に構成し、座盤1の高さを調節できる
ようになっている。
【0014】以上述べた座盤1および背もたれ部2は、
ブロー成形により扁平厚さ約25mmに成形されている
ので、その各コーナ部は最小10mmのRで形成されて
いる。例えば、貫通溝3の前後端は10mmのRで構成
され、把持部5や背もたれ用把持部7は15mmのRで
構成されている。そして、成形された座盤1や背もたれ
部2の2重壁の一つの肉厚は4mmになっているので、
これらのRに好都合であると共に、適当なクッション性
をもたせることができる。
【0015】次に、本実施例の作用を述べる。老人をシ
ャワー椅子に着座させ、把持部5を軽く掴持させる。看
護人がシャワーヘッドを持って老人の身体を洗浄する。
老人の頭の洗浄に際しては、老人は把持部5を掴持して
いるので、そのまま頭部を下げても安心して洗浄でき
る。そのとき、看護人は片手で背もたれ用把持部7を掴
持しておれば、シャワー椅子を倒すことはない。また、
肛門近傍を洗浄するには、背部より貫通溝3に看護人の
手やシャワーヘッドを入れて行えば、老人は恥ずかしが
らずに洗浄できる。
【0016】なお、本実施例の座盤1および背もたれ部
2では、2重壁の外側を内側に凹ませて接着(ウエルド
部)し、外部から押圧力に対抗するように補強してもよ
い。また、本実施例の脚部は金属パイプで説明したが、
本考案はこれに限らず、図5に示すように1対の半円状
のプラスチック板(2重壁ブロー成形)14にして、そ
の円弧上端部に、貫通溝3の外形状に合う凹形部13A
を形成してもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、2重壁をもつ扁平状座
盤であるので、クッション性等の椅子機能に好都合であ
りながら、貫通状長孔や貫通溝によって、座盤の2重壁
のリブに代替できるので、ブロー成形品でありながら、
外部からの押圧力に対抗する強度が得られる。特に、貫
通状長孔や貫通溝の成形が容易となるブロー成形の特徴
を生かすことができる。その上、看護用シャワー椅子と
して、老人等がこの把持部を把持してシャワー浴を受け
られるので、安心感を与えると共に、この貫通溝によっ
て特殊な体位をとらせず、肛門近傍が洗浄でき、看護人
付シャワー椅子に好都合となる。殊に、ブロー成形によ
り形成された座盤に背もたれ部を含めて前後方向に貫通
した貫通溝を設けたので、看護人がシャワーヘッドを片
手で把持し、他の片手を背もたれ部の長孔を把持するこ
とによって、シャワー椅子の安定化と、シャワーヘッド
により着座人の肛門近傍を後方からの洗浄化と、が可能
となり、ひいては、看護人の作業が能率的となって、看
護人付シャワー椅子を好個のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】中心線aの左側は図1のA矢視正面図、同右側
は背面図である。
【図3】中心線bの左側は図1における平面図、同右側
は図1における底面図である。
【図4】図3のB矢視要部拡大図である。
【図5】本考案の別の実施例の要部図である。
【符号の説明】
1…座盤、2…背もたれ部、3…貫通溝、4…長孔、5
…把持部、8…取付ナット、11…金属パイプ製脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A47K 3/12 A47K 3/12 A61G 5/00 507 A61G 5/00 507 7/10 7/10 A61H 33/00 310 A61H 33/00 310M

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形により成形されて2重壁をも
    つ扁平状座盤と、該座盤の下面側に取付けられた脚と、
    前記座盤の後部に立設され、かつ、ブロー成形された背
    もたれ部と、からなる椅子において、 前記座盤の上面中央に、前記背もたれ部を含めて前後方
    向に貫通され、かつ、看護人が把持するシャワーヘッド
    が出入り可能の大きさの凹状貫通溝を形成し、前記背も
    たれ部の上部に、看護人の指が挿入可能の大きさの水平
    向きに長い貫通状長孔を設け、該長孔により長孔の外側
    に看護人の把持部を形成すると共に、座盤全体を密閉状
    袋体としたことを特徴とする看護人付シャワー椅子。
  2. 【請求項2】 座盤の後部にゆるやかなR部を介して背
    もたれ部を一体的に設け、前記座盤の両側に指が挿入可
    能の大きさの前後に長い貫通状長孔を設け、該長孔によ
    り長孔の外側に着座者の把持部を形成し、背もたれ部を
    座盤と共に密閉袋体にした請求項1記載の看護人付シャ
    ワー椅子。
  3. 【請求項3】 脚を1対のクロス状樹脂板で構成し、該
    樹脂板をブロー成形により成形した請求項1記載の看護
    人付シャワー椅子。
JP1993023886U 1993-04-10 1993-04-10 看護人付シャワー椅子 Expired - Lifetime JP2551507Y2 (ja)

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JPH0677682U JPH0677682U (ja) 1994-11-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179892U (ja) * 1981-05-12 1982-11-15
JPS5921261U (ja) * 1982-07-30 1984-02-09 キヨ−ラク株式会社 椅子
JPH01128691U (ja) * 1988-02-25 1989-09-01
JP3125490U (ja) * 2006-07-11 2006-09-21 輝夫 栗林 折り紙折り具

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