JP2548416B2 - 面発光装置 - Google Patents
面発光装置Info
- Publication number
- JP2548416B2 JP2548416B2 JP2009300A JP930090A JP2548416B2 JP 2548416 B2 JP2548416 B2 JP 2548416B2 JP 2009300 A JP2009300 A JP 2009300A JP 930090 A JP930090 A JP 930090A JP 2548416 B2 JP2548416 B2 JP 2548416B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light source
- plate
- light guide
- emitting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディスプレイとして薄形の電飾照明、及
び、薄形軽量のラップトップパソコン、ワープロ、液晶
TVのバックライト等に利用できる面発光装置に関する。
び、薄形軽量のラップトップパソコン、ワープロ、液晶
TVのバックライト等に利用できる面発光装置に関する。
従来の技術 従来、この種の面発光装置としては2種の構造のもの
が知られている。一つはボトムライト方式の発光装置で
照明板下部に光源を配置して下面より光を照射するもの
(例えば、特公昭59−8809号)であり、もう一つはエッ
ジライト方式の発光装置で導光板側部に光源を配置して
側面より光を照射するもの(例えば、特開昭63−62104
号)である。
が知られている。一つはボトムライト方式の発光装置で
照明板下部に光源を配置して下面より光を照射するもの
(例えば、特公昭59−8809号)であり、もう一つはエッ
ジライト方式の発光装置で導光板側部に光源を配置して
側面より光を照射するもの(例えば、特開昭63−62104
号)である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記ボトムライト方式の発光装置で
は、該発光装置の厚みを薄くするとつまり光源と光拡散
板の距離を短くすると光源の光が周辺に届きにくくな
り、発光装置としては光源上部は明るく周囲は暗いとい
う輝度ムラが発生する一方、上記発光装置の輝度を高く
するとその構造上厚くなるという欠点がある。
は、該発光装置の厚みを薄くするとつまり光源と光拡散
板の距離を短くすると光源の光が周辺に届きにくくな
り、発光装置としては光源上部は明るく周囲は暗いとい
う輝度ムラが発生する一方、上記発光装置の輝度を高く
するとその構造上厚くなるという欠点がある。
一方、上記エッジライト方式の発光装置では、該発光
装置の厚みを薄くすることはできるが、その構造上、線
光源が導光板に面した半分の光しか利用できないため、
光ロスが多く低輝度になるといった欠点がある。
装置の厚みを薄くすることはできるが、その構造上、線
光源が導光板に面した半分の光しか利用できないため、
光ロスが多く低輝度になるといった欠点がある。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することに
あって、全体として光のロスが少なく非常に高輝度で均
一な面光源を形成することができるとともに、その構造
の厚みを薄くすることができる面発光装置を提供するこ
とにある。
あって、全体として光のロスが少なく非常に高輝度で均
一な面光源を形成することができるとともに、その構造
の厚みを薄くすることができる面発光装置を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、エッジライト
方式の面発光装置において、線光源を導光体で挟むよう
に構成し、導光体を通る光だけでなく、上記線光源から
導光体を透過しない光をも有効に利用することにより、
輝度をより高めるように構成した。すなわち、線光源の
両側に、該線光源に対向しかつ該線光源からの光を入射
させる平面を有するとともにほぼ同じ厚さを有する平板
状の透明導光体を配置するとともに該導光体の上方に光
拡散板を配置し、上記光拡散板の下面に、照度分布にほ
ぼ比例する面積分布を有する光吸収部を形成し、上記導
光体の裏面に上記線光源から遠ざかるにつれてその面積
が次第に大きくなるように光拡散透過部を形成するとと
もに、上記導光体の上記光拡散透過部を形成した裏面に
光散乱反射板を配置するように構成した。また、この構
成の代わりに、線光源の両側に、該線光源に対向しかつ
該線光源からの光を入射させる湾曲凹面を有するととも
に上記線光源に対向する部分を除く他の部分はほぼ同じ
厚さを有する平板状の透明導光体を配置するとともに該
導光体の上方に光拡散板を配置し、上記光拡散板の下面
に、照度分布にほぼ比例する面積分布を有する光吸収部
を形成し、上記導光体の裏面に上記線光源から遠ざかる
につれてその面積が次第に大きくなるように光拡散透過
部を形成するとともに、上記導光体の上記光拡散透過部
を形成した裏面に光拡散反射板を配置するように構成し
た。
方式の面発光装置において、線光源を導光体で挟むよう
に構成し、導光体を通る光だけでなく、上記線光源から
導光体を透過しない光をも有効に利用することにより、
輝度をより高めるように構成した。すなわち、線光源の
両側に、該線光源に対向しかつ該線光源からの光を入射
させる平面を有するとともにほぼ同じ厚さを有する平板
状の透明導光体を配置するとともに該導光体の上方に光
拡散板を配置し、上記光拡散板の下面に、照度分布にほ
ぼ比例する面積分布を有する光吸収部を形成し、上記導
光体の裏面に上記線光源から遠ざかるにつれてその面積
が次第に大きくなるように光拡散透過部を形成するとと
もに、上記導光体の上記光拡散透過部を形成した裏面に
光散乱反射板を配置するように構成した。また、この構
成の代わりに、線光源の両側に、該線光源に対向しかつ
該線光源からの光を入射させる湾曲凹面を有するととも
に上記線光源に対向する部分を除く他の部分はほぼ同じ
厚さを有する平板状の透明導光体を配置するとともに該
導光体の上方に光拡散板を配置し、上記光拡散板の下面
に、照度分布にほぼ比例する面積分布を有する光吸収部
を形成し、上記導光体の裏面に上記線光源から遠ざかる
につれてその面積が次第に大きくなるように光拡散透過
部を形成するとともに、上記導光体の上記光拡散透過部
を形成した裏面に光拡散反射板を配置するように構成し
た。
上記構成においては、上記導光体の表面に光拡散部を
形成するように構成することもできる。
形成するように構成することもできる。
また、上記構成においては、上記光拡散透過部はドッ
ト状またはストライプ状に形成されるようにすることも
できる。
ト状またはストライプ状に形成されるようにすることも
できる。
発明の作用・効果 上記構成によれば、上記線光源の下方向より出た光は
上記光散乱反射板により光拡散板の表面側に反射され、
その表面から照射される。また、線光源の上方向より出
た光は上記光吸収部により均一化された後、光拡散板の
表面より照射される。また、線光源の両側の横方向すな
わち線光源の長手方向と直交する方向より出た光は上記
線光源に対向する平面又は湾曲凹面から上記導光体内に
入り上記導光体内を透過して上記導光体の裏面の光散乱
反射板と光拡散透過部とにより光拡散板の表面側に導か
れ、その表面から照射される。すなわち、上記線光源の
両側より横方向に出た光は、各光源の近傍では、上記光
源より照射された光のうち大部分の光がほぼ同じ厚さを
有する平板状の透明導光体内部で入射角と反射角が等し
く全反射を繰り返し、導光体の中央付近へ導かれる。一
方、残りの光が、面積的には小さい光拡散透過部で拡散
して直接的にまたは光拡散透過部を透過し、導光体裏面
の光散乱反射板で反射して間接的に導光体の表面側に導
かれ、その表面から照射される。また、上記光源から遠
い部分では、大部分の光が面積的に大きい光拡散透過部
で直接または間接的に導光体の表面側へ導かれ、その表
面から照射される一方、残りの光が導光体内部で入射角
と反射角が等しく全反射を繰り返して導光体の側部付近
へ導かれる。従って、線光源より横方向に照射された光
においては、光源近傍の光量の強い部分の光を上記光源
から遠い部分の光量の弱い部分に導くことができ、全体
として光のロスが少なく非常に高輝度で均一な面光源を
形成することになる。すなわち、アルミニウム蒸着など
の鏡面を利用して光を反射させるのではなく、導光体の
内部の全反射を利用して光束を変化させるため、光ロス
が少なく非常に高輝度で均一な面光源が得られる。
上記光散乱反射板により光拡散板の表面側に反射され、
その表面から照射される。また、線光源の上方向より出
た光は上記光吸収部により均一化された後、光拡散板の
表面より照射される。また、線光源の両側の横方向すな
わち線光源の長手方向と直交する方向より出た光は上記
線光源に対向する平面又は湾曲凹面から上記導光体内に
入り上記導光体内を透過して上記導光体の裏面の光散乱
反射板と光拡散透過部とにより光拡散板の表面側に導か
れ、その表面から照射される。すなわち、上記線光源の
両側より横方向に出た光は、各光源の近傍では、上記光
源より照射された光のうち大部分の光がほぼ同じ厚さを
有する平板状の透明導光体内部で入射角と反射角が等し
く全反射を繰り返し、導光体の中央付近へ導かれる。一
方、残りの光が、面積的には小さい光拡散透過部で拡散
して直接的にまたは光拡散透過部を透過し、導光体裏面
の光散乱反射板で反射して間接的に導光体の表面側に導
かれ、その表面から照射される。また、上記光源から遠
い部分では、大部分の光が面積的に大きい光拡散透過部
で直接または間接的に導光体の表面側へ導かれ、その表
面から照射される一方、残りの光が導光体内部で入射角
と反射角が等しく全反射を繰り返して導光体の側部付近
へ導かれる。従って、線光源より横方向に照射された光
においては、光源近傍の光量の強い部分の光を上記光源
から遠い部分の光量の弱い部分に導くことができ、全体
として光のロスが少なく非常に高輝度で均一な面光源を
形成することになる。すなわち、アルミニウム蒸着など
の鏡面を利用して光を反射させるのではなく、導光体の
内部の全反射を利用して光束を変化させるため、光ロス
が少なく非常に高輝度で均一な面光源が得られる。
従って、上記構成によれば、上記線光源の上下に出る
光のみならず線光源の両側から出る光を無駄なく全て利
用することにより、装置の厚みが薄く高輝度な面発光装
置が得られる。すなわち、面発光装置全体の厚みをエッ
ジライト方式と同じように薄くできるため、非常にコン
パクトでかつ軽量なものとなり、また上記線光源の光束
を上下左右全て無駄なく均一に表示面に導くことができ
るため、従来に無い非常に高輝度のものが得られる。
光のみならず線光源の両側から出る光を無駄なく全て利
用することにより、装置の厚みが薄く高輝度な面発光装
置が得られる。すなわち、面発光装置全体の厚みをエッ
ジライト方式と同じように薄くできるため、非常にコン
パクトでかつ軽量なものとなり、また上記線光源の光束
を上下左右全て無駄なく均一に表示面に導くことができ
るため、従来に無い非常に高輝度のものが得られる。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜7図に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
本実施例にかかる面発光装置は、第1,2,3図に示すよ
うに、線光源1の両側に透明な導光体として導光板2を
配置するとともに、上記導光板2の上方に光拡散板3を
配置し、該光拡散板3の下面に、照度分布にほぼ比例す
る面積分布を有する光吸収部6を形成する一方、上記導
光板2の裏面に、上記光源1,1から遠ざかるにつれてそ
の面積が次第に大きくなるように形成した光拡散透過部
5,…,5を形成するとともに、上記導光板2の上記光拡散
透過部5,…,5を形成した裏面に光散乱反射板7を配置す
るように大略構成した。
うに、線光源1の両側に透明な導光体として導光板2を
配置するとともに、上記導光板2の上方に光拡散板3を
配置し、該光拡散板3の下面に、照度分布にほぼ比例す
る面積分布を有する光吸収部6を形成する一方、上記導
光板2の裏面に、上記光源1,1から遠ざかるにつれてそ
の面積が次第に大きくなるように形成した光拡散透過部
5,…,5を形成するとともに、上記導光板2の上記光拡散
透過部5,…,5を形成した裏面に光散乱反射板7を配置す
るように大略構成した。
上記光拡散板3は、導光板2を透過してきた線光源1
からの光をさらに拡散し、面発光装置の発光面となるも
のである。この光拡散板3の材料としては、光拡散性を
有するメタクリル樹脂板、アクリル樹脂板、ポリスチレ
ン樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板、または、塩化ビニ
ル樹脂板を用いるか、表面に拡散剤をコーティングした
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネー
ト(PC)、または、合成紙等を用いるか、あるいは、表
面を物理的に粗面化した合成樹脂板、テレフタル酸ポリ
エチレン、または、ポリカーボネートなどよりなる板材
を厚み0.025〜4mmにて用い、その裏面には各種印刷法ま
たは転写法等にて光吸収部6を形成する。この光吸収部
6は、上記線光源1の照度分布にほぼ比例する面積分布
を有するように形成される。上記光吸収部6の代わりに
光反射部を同様に形成しても同じような作用・効果を奏
するようにしてもよい。
からの光をさらに拡散し、面発光装置の発光面となるも
のである。この光拡散板3の材料としては、光拡散性を
有するメタクリル樹脂板、アクリル樹脂板、ポリスチレ
ン樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板、または、塩化ビニ
ル樹脂板を用いるか、表面に拡散剤をコーティングした
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネー
ト(PC)、または、合成紙等を用いるか、あるいは、表
面を物理的に粗面化した合成樹脂板、テレフタル酸ポリ
エチレン、または、ポリカーボネートなどよりなる板材
を厚み0.025〜4mmにて用い、その裏面には各種印刷法ま
たは転写法等にて光吸収部6を形成する。この光吸収部
6は、上記線光源1の照度分布にほぼ比例する面積分布
を有するように形成される。上記光吸収部6の代わりに
光反射部を同様に形成しても同じような作用・効果を奏
するようにしてもよい。
上記各導光板2は平板よりなり、第2図に拡大して示
すように、上記線光源1の両側に、すなわち該線光源1
の長手軸に直交する断面における両側に、線光源1を挟
むように夫々配置する。上記透明導光板2の材料として
は、ガラス、メタクリル樹脂板、アクリル樹脂板、ポリ
スチレン樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板、または、塩
化ビニル樹脂板等で、透明性が良く光線透過率が良いも
のを用い、その厚みは2〜30mmが好ましい。
すように、上記線光源1の両側に、すなわち該線光源1
の長手軸に直交する断面における両側に、線光源1を挟
むように夫々配置する。上記透明導光板2の材料として
は、ガラス、メタクリル樹脂板、アクリル樹脂板、ポリ
スチレン樹脂板、ポリカーボネイト樹脂板、または、塩
化ビニル樹脂板等で、透明性が良く光線透過率が良いも
のを用い、その厚みは2〜30mmが好ましい。
一方、上記各導光板2の裏面には、上記光源1から遠
ざかるにつれてその面積が次第に大きくなるようなドッ
ト状グラデーションの光拡散透過部5,…,5をマットイン
キでスクリーン印刷法にて形成する。この光拡散透過部
5,…,5は、第2図に示すように、円形であって、その径
寸法を変えることによって面積を変化させる。上記各光
拡散透過部5は炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカな
どの光拡散性を有する顔料を含むインキをグラビア印
刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの印刷法また
は転写法などにて形成する。上記光源1よりこの光拡散
透過部5,…,5に到達した光は、ここで拡散し、導光板2
の表側に向かったり、導光板2のさらに光源1から離れ
た方向など多方向に向かう。上記光拡散透過部5,…,5は
円形のドット状に形成したが、円形に限らず任意の形状
でドット状に形成してもよいとともに、ストライプ状に
形成してもよい。また、第7図に示すように菱形として
もよい。
ざかるにつれてその面積が次第に大きくなるようなドッ
ト状グラデーションの光拡散透過部5,…,5をマットイン
キでスクリーン印刷法にて形成する。この光拡散透過部
5,…,5は、第2図に示すように、円形であって、その径
寸法を変えることによって面積を変化させる。上記各光
拡散透過部5は炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカな
どの光拡散性を有する顔料を含むインキをグラビア印
刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの印刷法また
は転写法などにて形成する。上記光源1よりこの光拡散
透過部5,…,5に到達した光は、ここで拡散し、導光板2
の表側に向かったり、導光板2のさらに光源1から離れ
た方向など多方向に向かう。上記光拡散透過部5,…,5は
円形のドット状に形成したが、円形に限らず任意の形状
でドット状に形成してもよいとともに、ストライプ状に
形成してもよい。また、第7図に示すように菱形として
もよい。
さらに、上記散乱反射板7は、上記3個の導光板2,2,
2及び光源1,1を収納するケースの導光板2,2,2及び光源
1,1に相対する面を散乱反射効率の良い白色塗料にて塗
装または印刷することにより形成する。上記反射板7
は、上記導光板2の光拡散透過部5,…,5が形成された裏
面において、各光拡散透過部5を透過することにより導
光板2の裏面側に到達する光を上記反射板7で反射し
て、導光板2のさらに光源1より離れる方向に効率良く
導くものである。すなわち、上記光散乱反射板7と光拡
散透過部5とが重なる部分において、光は光拡散透過部
5で拡散するだけでなく、光拡散透過部5を通り抜ける
ものもある。光拡散透過部5を通り抜けた光は光散乱反
射板7で反射し、再び光拡散透過部5に入る。光散乱反
射板7では、入射角に関係なく反射散乱する。したがっ
て、この光は光拡散透過部5から光散乱反射板7を介し
て光拡散透過部5を通過し、合計3回拡散・散乱部分を
経るので、ロスが少なく発光することになる。この反射
板7は上記導光板2とは別体に形成され、かつ、該導光
板2の裏面に重ね合わせるように配置される。よって、
導光板2の光拡散透過部5が形成されていない部分には
密着しないようにし、該部分と反射板7との間には少な
くともわずかな隙間が形成されるようにする。通常は、
上記導光板2としての例えばアクリル板の表面に拡散フ
ィルムを重ねるだけでよい。尚、上記散乱反射板7は、
上記ケースとは別の板材などに形成したのち、これを導
光板2の裏面に配置するようにしてもよい。
2及び光源1,1を収納するケースの導光板2,2,2及び光源
1,1に相対する面を散乱反射効率の良い白色塗料にて塗
装または印刷することにより形成する。上記反射板7
は、上記導光板2の光拡散透過部5,…,5が形成された裏
面において、各光拡散透過部5を透過することにより導
光板2の裏面側に到達する光を上記反射板7で反射し
て、導光板2のさらに光源1より離れる方向に効率良く
導くものである。すなわち、上記光散乱反射板7と光拡
散透過部5とが重なる部分において、光は光拡散透過部
5で拡散するだけでなく、光拡散透過部5を通り抜ける
ものもある。光拡散透過部5を通り抜けた光は光散乱反
射板7で反射し、再び光拡散透過部5に入る。光散乱反
射板7では、入射角に関係なく反射散乱する。したがっ
て、この光は光拡散透過部5から光散乱反射板7を介し
て光拡散透過部5を通過し、合計3回拡散・散乱部分を
経るので、ロスが少なく発光することになる。この反射
板7は上記導光板2とは別体に形成され、かつ、該導光
板2の裏面に重ね合わせるように配置される。よって、
導光板2の光拡散透過部5が形成されていない部分には
密着しないようにし、該部分と反射板7との間には少な
くともわずかな隙間が形成されるようにする。通常は、
上記導光板2としての例えばアクリル板の表面に拡散フ
ィルムを重ねるだけでよい。尚、上記散乱反射板7は、
上記ケースとは別の板材などに形成したのち、これを導
光板2の裏面に配置するようにしてもよい。
さらに、導光板2の表面全面には、線光源1からの光
をより効率良く散乱させるため、光散乱部を印刷法、転
写法、塗装法、または、コーティング法等にて形成する
のが好ましい。
をより効率良く散乱させるため、光散乱部を印刷法、転
写法、塗装法、または、コーティング法等にて形成する
のが好ましい。
上記実施例によれば、上記線光源1の下方向より出た
光は、上記散乱反射板7により光拡散板3の表面側に反
射されてその表面から照射される。また、線光源1の上
方向より出た光は光拡散板3の裏面の光吸収部6により
均一化された後、光拡散板3の表面より照射される。ま
た、線光源1の横方向すなわちその長手方向と直交する
方向より出た光は、上記導光板2内を透過して次のよう
に反射される。すなわち、各光源1の近傍では、上記光
源1より照射された光のうち大部分の光が透明導光板内
部で入射角と反射角が等しく全反射を繰り返し、導光板
2の中央付近へ導かれる。一方、残りの光が、面積的に
は小さい光拡散透過部5,…,5で拡散して直接的にまたは
光拡散透過部を透過し、導光板裏面の白色反射板7で反
射して間接的に導光板2の表面側に導かれ、その表面か
ら照射される。また、上記光源1から遠い部分では、大
部分の光が面積的に大きい光拡散透過部5,…,5で直接ま
たは間接的に導光板2の表面側へ導かれ、その表面から
照射される一方、残りの光が導光板内部で入射角と反射
角が等しく全反射を繰り返して導光板2の側部付近へ導
かれる。従って、線光源1より横方向に照射された光に
おいては、光源近傍の光量の強い部分の光を上記光源1
から遠い部分の光量の弱い部分にロスが少なく導くこと
ができ、全体として光のロスが少なく非常に高輝度で均
一な面光源を形成することになる。上記構成によれば、
線光源1より出た光を無駄なく全て利用することによ
り、装置の厚みが薄くかつ高輝度の面発光装置が得られ
る。すなわち、光源1から横方向に照射された光に関し
ては、アルミニウム蒸着などの鏡面を利用して光を反射
させるのではなく、導光板2の内部の全反射を利用して
光束を変化させるため、光ロスが少なく非常に高輝度で
均一な面光源が得られる。
光は、上記散乱反射板7により光拡散板3の表面側に反
射されてその表面から照射される。また、線光源1の上
方向より出た光は光拡散板3の裏面の光吸収部6により
均一化された後、光拡散板3の表面より照射される。ま
た、線光源1の横方向すなわちその長手方向と直交する
方向より出た光は、上記導光板2内を透過して次のよう
に反射される。すなわち、各光源1の近傍では、上記光
源1より照射された光のうち大部分の光が透明導光板内
部で入射角と反射角が等しく全反射を繰り返し、導光板
2の中央付近へ導かれる。一方、残りの光が、面積的に
は小さい光拡散透過部5,…,5で拡散して直接的にまたは
光拡散透過部を透過し、導光板裏面の白色反射板7で反
射して間接的に導光板2の表面側に導かれ、その表面か
ら照射される。また、上記光源1から遠い部分では、大
部分の光が面積的に大きい光拡散透過部5,…,5で直接ま
たは間接的に導光板2の表面側へ導かれ、その表面から
照射される一方、残りの光が導光板内部で入射角と反射
角が等しく全反射を繰り返して導光板2の側部付近へ導
かれる。従って、線光源1より横方向に照射された光に
おいては、光源近傍の光量の強い部分の光を上記光源1
から遠い部分の光量の弱い部分にロスが少なく導くこと
ができ、全体として光のロスが少なく非常に高輝度で均
一な面光源を形成することになる。上記構成によれば、
線光源1より出た光を無駄なく全て利用することによ
り、装置の厚みが薄くかつ高輝度の面発光装置が得られ
る。すなわち、光源1から横方向に照射された光に関し
ては、アルミニウム蒸着などの鏡面を利用して光を反射
させるのではなく、導光板2の内部の全反射を利用して
光束を変化させるため、光ロスが少なく非常に高輝度で
均一な面光源が得られる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記光吸
収部6を上記光拡散板3の裏面に形成する代わりに、上
記導光板2の上面に形成したり、上記光拡散板3の表面
に形成するようにしてもよい。また、第4図に示すよう
に、導光板2の線光源側に半円状湾曲凹面2aを形成し、
線光源1の両側に上記湾曲凹面2a,2aを対向するように
配置してもよい。この場合には、線光源1から上下に出
るほとんどの光が導光板2内を透過する。また、第5図
に示すように、湾曲凹面2aの形状を半円状ではなく湾曲
した切欠2bのように形成してもよいとともに、一枚の導
光板2の下面に湾曲凹面2cを形成し、該湾曲凹面2c内に
上記線光源1を配置するようにしてもよい。これらの場
合には、線光源1から上方に出た光は導光板2を透過す
る。
く、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記光吸
収部6を上記光拡散板3の裏面に形成する代わりに、上
記導光板2の上面に形成したり、上記光拡散板3の表面
に形成するようにしてもよい。また、第4図に示すよう
に、導光板2の線光源側に半円状湾曲凹面2aを形成し、
線光源1の両側に上記湾曲凹面2a,2aを対向するように
配置してもよい。この場合には、線光源1から上下に出
るほとんどの光が導光板2内を透過する。また、第5図
に示すように、湾曲凹面2aの形状を半円状ではなく湾曲
した切欠2bのように形成してもよいとともに、一枚の導
光板2の下面に湾曲凹面2cを形成し、該湾曲凹面2c内に
上記線光源1を配置するようにしてもよい。これらの場
合には、線光源1から上方に出た光は導光板2を透過す
る。
実例 以下に面発光装置の具体例を示す。240×165mm(厚み
2mm)の光拡散板としての乳白色アクリル板の裏面にス
クリーン印刷法にてアルミニウム・ペーストインキを光
吸収部としてドット状グラデーションにて印刷し、ま
た、透明導光板240×45mm(厚み6mm)、240×65mm(厚
み6mm)の裏面にスクリーン印刷法にて光拡散透過部と
してのマットインキのパターンを形成した後、その裏面
に対向して光散乱反射板として白板を配置する。
2mm)の光拡散板としての乳白色アクリル板の裏面にス
クリーン印刷法にてアルミニウム・ペーストインキを光
吸収部としてドット状グラデーションにて印刷し、ま
た、透明導光板240×45mm(厚み6mm)、240×65mm(厚
み6mm)の裏面にスクリーン印刷法にて光拡散透過部と
してのマットインキのパターンを形成した後、その裏面
に対向して光散乱反射板として白板を配置する。
また、管長240mm、直径5mmの冷陰極管の両側を挟むよ
うに上記透明導光板を配置し、その上部に上記方法にて
形成した光拡散板を配置する。以上のようにして作成し
た面発光装置は、装置全体の厚みが8mmという非常に薄
くて輝度も1000cd/n2以上の均一で高輝度な面発光装置
が得られた。
うに上記透明導光板を配置し、その上部に上記方法にて
形成した光拡散板を配置する。以上のようにして作成し
た面発光装置は、装置全体の厚みが8mmという非常に薄
くて輝度も1000cd/n2以上の均一で高輝度な面発光装置
が得られた。
第1,2,3図は夫々本発明の一実施例にかかる面発光装置
を示す断面図、平面図及び線光源と導光板との関係を示
す要部拡大断面図、第4〜6図は線光源と導光板との関
係を示す要部拡大断面図、第7図は他の実施例にかかる
上記装置の平面図である。 1…線光源、2…導光板、3…光拡散板、5…光拡散透
過部、6…光吸収部、7…光散乱反射板。
を示す断面図、平面図及び線光源と導光板との関係を示
す要部拡大断面図、第4〜6図は線光源と導光板との関
係を示す要部拡大断面図、第7図は他の実施例にかかる
上記装置の平面図である。 1…線光源、2…導光板、3…光拡散板、5…光拡散透
過部、6…光吸収部、7…光散乱反射板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−128383(JP,A) 特開 平1−241590(JP,A) 特開 平2−157791(JP,A) 特開 平3−5726(JP,A) 実開 昭63−66883(JP,U) 実開 昭61−145979(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】線光源(1)の両側に、該線光源(1)に
対向しかつ該線光源(1)からの光を入射させる平面を
有するとともにほぼ同じ厚さを有する平板状の透明導光
体(2)を配置するとともに該導光体(2)の上方に光
拡散板(3)を配置し、上記光拡散板(3)の下面に、
照度分布にほぼ比例する面積分布を有する光吸収部
(6)を形成し、上記導光体(2)の裏面に上記線光源
(1)から遠ざかるにつれてその面積が次第に大きくな
るように光拡散透過部(5)を形成するとともに、上記
導光体(2)の上記光拡散透過部(5)を形成した裏面
に光散乱反射板(7)を配置するようにしたことを特徴
とする面発光装置。 - 【請求項2】線光源(1)の両側に、該線光源(1)に
対向しかつ該線光源(1)からの光を入射させる湾曲凹
面(2a,2b,2c)を有するとともに上記線光源(1)に対
向する部分を除く他の部分はほぼ同じ厚さを有する平板
状の透明導光体(2)を配置するとともに該導光体
(2)の上方に光拡散板(3)を配置し、上記光拡散板
(3)の下面に、照度分布にほぼ比例する面積分布を有
する光吸収部(6)を形成し、上記導光体(2)の裏面
に上記線光源(1)から遠ざかるにつれてその面積が次
第に大きくなるように光拡散透過部(5)を形成すると
ともに、上記導光体(2)の上記光拡散透過部(5)を
形成した裏面に光散乱反射板(7)を配置するようにし
たことを特徴とする面発光装置。 - 【請求項3】上記導光体(2)の表面に光拡散部を形成
するようにした請求項1又は2に記載の面発光装置。 - 【請求項4】上記拡散透過部(5)はドット状またはス
トライプ状に形成された請求項1〜3のいずれかに記載
の面発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009300A JP2548416B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 面発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009300A JP2548416B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 面発光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03214191A JPH03214191A (ja) | 1991-09-19 |
JP2548416B2 true JP2548416B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=11716624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009300A Expired - Fee Related JP2548416B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 面発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548416B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05303095A (ja) * | 1992-04-28 | 1993-11-16 | Fujitsu Ltd | バックライト |
US8177407B2 (en) | 2000-08-31 | 2012-05-15 | Hitachi Displays, Ltd. | Plane-like lighting units and display equipment provided therewith |
JP4023079B2 (ja) | 2000-08-31 | 2007-12-19 | 株式会社日立製作所 | 面状照明装置及びこれを備えた表示装置 |
JP4040559B2 (ja) | 2003-09-19 | 2008-01-30 | シャープ株式会社 | 照明装置,液晶表示装置および電子機器 |
JP2008166295A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-07-17 | Sharp Corp | 照明装置 |
JP2008166296A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-07-17 | Sharp Corp | 照明装置 |
JP5392930B2 (ja) * | 2008-05-02 | 2014-01-22 | シチズン電子株式会社 | 面状光源及び液晶表示装置 |
TWI861954B (zh) * | 2023-06-21 | 2024-11-11 | 達運精密工業股份有限公司 | 背光模組 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57128383A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | Surface lighting apparatus |
JPS61145979U (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-09 | ||
JPH0414775Y2 (ja) * | 1986-10-21 | 1992-04-02 | ||
JP2806937B2 (ja) * | 1988-03-23 | 1998-09-30 | 富士通株式会社 | 面照明装置 |
JPH02157791A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-18 | Fujitsu Ltd | 面照明装置 |
JPH035726A (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-11 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | バックライト装置 |
-
1990
- 1990-01-18 JP JP2009300A patent/JP2548416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03214191A (ja) | 1991-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4159059B2 (ja) | 面状光源ユニット | |
JP2548416B2 (ja) | 面発光装置 | |
JP2001229725A (ja) | 導光板 | |
KR20010046581A (ko) | 표시 장치용 백라이트 장치 | |
JPH04194903A (ja) | 面発光装置 | |
JP3472510B2 (ja) | 面発光装置 | |
JP3985911B2 (ja) | 面状光源ユニット | |
JPH08146230A (ja) | 面発光装置 | |
JP3653493B2 (ja) | エッジライト型の面発光装置 | |
JP2504417B2 (ja) | 面照明装置 | |
JPH06235825A (ja) | 面光源装置 | |
JPH04355429A (ja) | 面発光装置 | |
JPH04268506A (ja) | 面発光装置 | |
JPH0476593A (ja) | 面発光装置 | |
JP3222186B2 (ja) | 面発光装置 | |
JP4848511B2 (ja) | 液晶ディスプレイ用バックライトユニット | |
JPH0784259A (ja) | 面発光装置 | |
JPH03264982A (ja) | 面発光装置 | |
JP3092336U (ja) | 面発光装置 | |
JP3300488B2 (ja) | L字状線光源型面発光装置 | |
JP3266487B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3428879B2 (ja) | 面発光装置 | |
JPH0676935U (ja) | バックライト装置 | |
KR100500638B1 (ko) | Lcd모듈의후광장치 | |
JP3023363U (ja) | 面発光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |