[go: up one dir, main page]

JP2547515Y2 - ドアストライカの位置決め治具 - Google Patents

ドアストライカの位置決め治具

Info

Publication number
JP2547515Y2
JP2547515Y2 JP1990098878U JP9887890U JP2547515Y2 JP 2547515 Y2 JP2547515 Y2 JP 2547515Y2 JP 1990098878 U JP1990098878 U JP 1990098878U JP 9887890 U JP9887890 U JP 9887890U JP 2547515 Y2 JP2547515 Y2 JP 2547515Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
striker
hook
notch
positioning jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990098878U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0455410U (ja
Inventor
一美 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1990098878U priority Critical patent/JP2547515Y2/ja
Publication of JPH0455410U publication Critical patent/JPH0455410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2547515Y2 publication Critical patent/JP2547515Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、ドア開口部に設けられるドアストライカ
を、ドアに形成された切欠きに対して正しく位置決めし
た状態でネジ止めするためのドアストライカの位置決め
治具に関する。
(2)従来の技術 自動車のドアストライカをドア開口部にネジで固定す
る際、ドアに設けたドアロックとの当たりを防止するた
めに正しく位置決めする必要がある。従来、かかるドア
ストライカの位置決めは、そのドアストライカを位置調
整自在にネジで軽く締付けた際、アウトドアハンドルを
持ってドアロックを解除した状態でドアを軽く閉め、ド
アロックとドアストライカの当たりを確認している。そ
して、当たりが生じた場合にはドアストライカの位置を
調整した後、再びドアを閉めて当たりを確認し、その作
業を当たりが無くなるまで繰返し行っている。而して、
ドアストライカとドアロックの当たりが最終的に無くな
ったことが確認されると、ネジを本締めすることにより
ドアストライカが固定される。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の手法は作業者の勘と熟練に
頼るものであるため、多くの時間と労力を必要とするば
かりか、製品の品質が一定しない等の不都合が発生する
虞れがある。
そこで斯かる不都合を解消するために、例えばドアス
トライカの位置決め作業を位置決め治具を用いて行うよ
うにしたものが既に提案(例えば実開昭58-79661号公報
参照)されているが、その提案の位置決め治具は、ドア
ストライカ(S)のフック部(S2)に嵌合させる長穴
(2)を有する治具本体部の一端部に、半開き状態のド
ア(D)の切欠き状ロック溝(G)に係合し得る位置決
め用突部(5)を長く延設した構造であり、この構造で
は、ドア(D)を半開き状態としたまま(即ち完全に閉
めないで)ドア(D)の切欠き状ロック溝(G)と上記
位置決め用突部(5)とを係合させることより、ドアス
トライカ(S)を“遠隔的に”位置決めするようにして
いるため、その位置決め作業を迅速的確には行い得ず、
更に位置決め治具自体も長くなってしまう等の不都合が
ある。
本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、ドアス
トライカの位置決め作業を熟練を要することなく簡単か
つ正確に行い得る、ドアストライカの位置決め治具を提
供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、取付用ネジ穴
を有する取付基板と、この取付基板の片面に両端が固着
されたコ字状のフック部とよりなるドアストライカを、
そのフック部がドアに形成した切欠きに正しく嵌合する
ようにドア開口部にネジ止めすべく、該ドア開口部の所
定位置に位置決めするためのドアストライカの位置決め
治具であって、前記取付基板の表面に重合され、前記ネ
ジ穴に一致する貫通穴を有する本体部と、この本体部の
片面に突設される突出部とを備え、その突出部の中央に
は、前記ドアストライカのフック部が嵌合する長穴が形
成され、またその長穴を取り囲む、前記突出部の外周部
には、前記ドア開口部に仮止めした前記取付基板に前記
本体部を重合させ且つ前記フック部を長穴に嵌合させた
状態でドアを閉める際に前記切欠きの開口端を案内する
先細の案内面と、そのドアを完全に閉めた時に前記切欠
きの両側縁に当接する位置決め面とを設けたことを特徴
とする。
(2)作用 前述の本考案の特徴によれば、ドアストライカを取付
基板のネジ穴に挿入したネジによりドア開口部に位置調
整自在に仮締め(即ち仮止め)した後、位置決め治具の
本体部に設けた突出部中央の長穴を前記ドアストライカ
のフック部に嵌合させ該本体部を取付基板に重合させ
る。この状態のままドアを閉めると、該ドアに形成した
切欠きの開口端が前記位置決め治具の突出部の案内面に
ガイドされ、その切欠きの両側縁が前記突出部の位置決
め面に係合する。その結果、前記位置決め治具、すなわ
ち該位置決め治具に長穴を介して係合するドアストライ
カがドアの切欠きに対して正しく位置決めされる。した
がって、この状態から位置決め治具に設けた貫通穴を介
してネジ穴に挿入したネジを締付けることにより、ドア
ストライカはドア開口部の所定位置に迅速且つ正確に固
定される。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図はそのドアストライカの装着部近傍の分解斜
視図、第2図は位置決め治具の使用状態を示す第1図の
II-II線断面図である。
同図に示すように、自動車のドア開口部1に装着され
るドアストライカ2は概略楕円形の取付基板3を備えて
いる、取付基板3の長径の両端には一対のネジ穴4が形
成されるとともに、その短径の両端には円形断面の棒材
をコ字状に屈曲して形成したフック部5の両端部がカシ
メにより固着される。ドア開口部1の裏面に溶着した一
対のナット保持部6の内部には、ナット7が回り止めさ
れた状態で僅かに移動できるようにフローティング保持
される。そして、前記ドアストライカ2は、そのネジ穴
4に挿通された一対のネジ8を前記ナット7に螺着する
ことによりドア開口部1に固定される。一方、前記ドア
開口部1に嵌合するドア9の裏面に重合された補強板10
には、前記ドアストライカ2のフック部5に嵌合する切
欠き10aが形成される。すなわち、ドアストライカ2の
フック部5および切欠き10aはいずれも矢印Aで示すド
ア9の開閉方向と平行に配設され、切欠き10aは外側に
向けて僅かに拡開する開口端10b側からフック部5に嵌
合する。
位置決め治具11は前記ドアストライカ2の取付基板3
と略同形の本体部12を備え、その長径の両端には前記一
対のネジ穴4に重なる一対の貫通穴13が形成される。位
置決め治具11の短径に沿って形成された突出部14の中央
には、前記フック部5が隙間無く嵌合可能な長穴14aが
貫通しており、更にその長穴14aを取り囲む該突出部14
の外周部、特にその先端部には、前記切欠き10aの開口
端10bを案内するための先細の案内面14bが形成され、更
に該突出部14の上下両側面には前記切欠き10aの両側縁
が隙間無く嵌合可能な上下一対の位置決め面14cが形成
される。また、突出部14の後端に一体に形成されたブラ
ケット15の後面と前記本体部12の裏面には、それぞれ合
成樹脂製のクッション材16,17が接着される。
ドア9の補強板10にはドアロック機構のロック部材18
が回転軸19を介して軸支されており、このロック部材18
がドアストライカ2のフック部5に係合することにより
ドア開口部1に嵌合したドア9がロックされる。
次に、上述の本考案の実施例の作用について説明す
る。
先ず、ドアストライカ2のネジ穴4に挿入した2本の
ネジ8をドア開口部1のナット保持部6にフローティン
グ保持したナット7に螺着して軽く締め付け、このドア
ストライカ2を外力で上下左右に位置調整自在な仮止め
状態とする。次に、ドアストライカ2のフック部5に位
置決め治具11の突出部14に形成した長穴14aを嵌合させ
該治具11の本体部12を取付基板3に重合させた後、その
状態のまま、作業者がアウトドアハンドルを持ってドア
ロック解除状態でドア9を軽く閉めると、位置決め治具
11の突出部14に形成した案内面14aがドア9の補強板10
に形成した切欠き10aの開口部10bに案内され、該位置決
め治具11の突出部14が全長に亘って前記切欠き10aに嵌
合する。このとき、切欠き10aの両側縁が突出部14の位
置決め面14bを押圧することにより位置決め治具11の位
置が微調整され、この位置決め治具11にフック部5を介
して係合するドアストライカ2も所定位置に位置決めさ
れる。なお、ドア9を閉める際に位置決め治具11に設け
たクッション材16,17により、ドアストライカ2とドア
開口部1の損傷が防止される。続いてドア9を開いて位
置決め治具11に形成した貫通穴13を介して前記ネジ8を
本締めすることにより、ドアストライカ2は正確に位置
決めされた状態でドア開口部1に固定される。而して、
位置決め治具11をドアストライカ2から取り外せば、そ
のドアストライカ2のフック部5と補強板10の切欠き10
aとの間に均一な間隙が形成され、両部材の当たりが防
止される。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は、前記
実施例に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案を逸脱することなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
例えば、この位置決め治具は車体側部に設けられたサ
イドドアに限らず、車体後部に設けられたハッチバック
ドアに対しても適用可能である。
C.考案の効果 以上のように本考案の特徴によれば、ドア開口部にド
アストライカを固定する際に、ドア開口部に仮止めした
ドアストライカの取付基板に位置決め治具の本体部を重
合させ且つその本体部中央の長穴にストライカのフック
部を嵌合させてドアを一旦完全に閉じるだけで、ドアス
トライカを迅速且つ正確に位置決めすることができ、そ
の結果、熟練した作業者でなくとも、短時間で容易且つ
正確にドアストライカの装着作業を行うことが可能とな
り、全体として作業能率の向上に大いに寄与することが
できる。
しかも位置決め治具においては、それの位置決め対象
であるドアストライカのフック部を嵌合させる長穴と、
該フック部を位置決めすべきドア側の切欠きに直接当接
させる位置決め面とを近接させることができるから、そ
れだけ位置決め精度を高めることができ、また治具自体
の小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図はそのドアストライカの装着部近傍の分解斜視
図、第2図は位置決め治具の使用状態を示す第1図のII
-II線断面図である。 1……ドア開口部、2……ドアストライカ、3……取付
基板、4……ネジ穴、5……フック部、9……ドア、10
a……切欠き、10b……開口端、12……本体部、13……貫
通穴、14……突出部、14a……長穴、14b……案内面、14
c……位置決め面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付用ネジ穴(4)を有する取付基板
    (3)と、この取付基板(3)の片面に両端が固着され
    たコ字状のフック部(5)とよりなるドアストライカ
    (2)を、そのフック部(5)がドア(9)に形成した
    切欠き(10a)に正しく嵌合するようにドア開口部
    (1)にネジ止めすべく、該ドア開口部(1)の所定位
    置に位置決めするためのドアストライカの位置決め治具
    であって、 前記取付基板(3)の表面に重合され、前記ネジ穴
    (4)に一致する貫通穴(13)を有する本体部(12)
    と、この本体部(12)の片面に突設される突出部(14)
    とを備え、 その突出部(14)の中央には、前記ドアストライカ
    (2)のフック部(5)が嵌合する長穴(14a)が形成
    され、 またその長穴(14a)を取り囲む、前記突出部(14)の
    外周部には、前記ドア開口部(1)に仮止めした前記取
    付基板(3)に前記本体部(12)を重合させ且つ前記フ
    ック部(5)を長穴(14a)に嵌合させた状態でドア
    (9)を閉める際に前記切欠き(10a)の開口端(10b)
    を案内する先細の案内面(14b)と、そのドア(9)を
    完全に閉めた時に前記切欠き(10a)の両側縁に当接す
    る位置決め面(14c)とを設けたことを特徴とする、ド
    アストライカの位置決め治具。
JP1990098878U 1990-09-20 1990-09-20 ドアストライカの位置決め治具 Expired - Lifetime JP2547515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990098878U JP2547515Y2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 ドアストライカの位置決め治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990098878U JP2547515Y2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 ドアストライカの位置決め治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0455410U JPH0455410U (ja) 1992-05-12
JP2547515Y2 true JP2547515Y2 (ja) 1997-09-10

Family

ID=31840385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990098878U Expired - Lifetime JP2547515Y2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 ドアストライカの位置決め治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2547515Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023193845A1 (de) * 2022-04-07 2023-10-12 Kiekert Aktiengesellschaft SCHLOSSHALTER FÜR EINE KRAFTFAHRZEUG-SCHLIEßEINRICHTUNG

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847182U (ja) * 1981-08-13 1983-03-30 アルプス電気株式会社 フラツクス・ゲ−ト磁束計
JPS6017480Y2 (ja) * 1981-11-27 1985-05-29 本田技研工業株式会社 ドアストライカの取付位置決め治具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023193845A1 (de) * 2022-04-07 2023-10-12 Kiekert Aktiengesellschaft SCHLOSSHALTER FÜR EINE KRAFTFAHRZEUG-SCHLIEßEINRICHTUNG
DE102022108376A1 (de) 2022-04-07 2023-10-12 Kiekert Aktiengesellschaft Schlosshalter für eine Kraftfahrzeug-Schließeinrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0455410U (ja) 1992-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07208007A (ja) 車両スライド扉用ドアロック装置
JPH108793A (ja) 車両用ドアキーシリンダ取付装置
JP2547515Y2 (ja) ドアストライカの位置決め治具
JPH07223490A (ja) ドアミラーの取付構造
JPH04353042A (ja) 車載用機器の取付け装置
JPH0143298Y2 (ja)
JPH0243166Y2 (ja)
JPH0988382A (ja) 自動車用インサイドハンドル装置の取付け構造
JP3695587B2 (ja) ハンドル装置の取付構造
JP4150241B2 (ja) ドアハンドル装置及びドアハンドルの組み付け方法
JPH10157668A (ja) 開閉部材のストライカー部位置決め方法及び位置決め装置
JPH0585429A (ja) 自動車ボデーの外板部材組付調整方法
JP3827884B2 (ja) ドア用レバーハンドル
JP2562686Y2 (ja) ロック装置
JPH0710535Y2 (ja) 電子機器用ユニットの取付構造
JPH0649798Y2 (ja) ドア仮止装置
JPH07724Y2 (ja) 物体の取付具
JP2000264079A (ja) フィラーキャップの構造
JP3822086B2 (ja) ゲートバー取付構造
JPH0842229A (ja) 停止レバー付きステー装置
JPH0643412Y2 (ja) 位置調整型ファスナー装置
JPS6313527Y2 (ja)
JPH0620852Y2 (ja) 自動車用ドアトリムにおけるグリップハンドルの固定構造
JPH11247511A (ja) 開閉体のロック構造
JP2525673Y2 (ja) 車両用ドアハンドルの取付け構造