JP2546178B2 - リードレスダイオード - Google Patents
リードレスダイオードInfo
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- JP2546178B2 JP2546178B2 JP5322686A JP32268693A JP2546178B2 JP 2546178 B2 JP2546178 B2 JP 2546178B2 JP 5322686 A JP5322686 A JP 5322686A JP 32268693 A JP32268693 A JP 32268693A JP 2546178 B2 JP2546178 B2 JP 2546178B2
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Description
構造の改良に関する。
ス材質にガラス管を用い、外部電極としてスラグリード
を用いたリードレスダイオードの構成を示す断面図であ
る。ガラス管11内に半導体素子4が封止されたこの種
のダイオードは、スラグ2aおよび2bとフランジ3a
および3bとにより構成された一対のスラグリードを使
用して半導体素子4をガラス管11内に保持し、スラグ
リードのスラグ2aおよび2bの外周面をガラス管11
に溶着させて、半導体素子4をガラス管11内に封止し
て構成されている。
2に設けた孔にフランジ3bを下にしてスラグリードを
挿入し、次にガラス管11および半導体素子4を挿入
し、さらにフランジ3aを上にしてスラグ2aを挿入し
封止される。続いてガラス管11内で半導体素子4を両
スラグリードのスラグ2aおよび2bの端面にて狭持し
た状態で封止治具を加熱し、ガラス管11をスラグ2a
および2bの外周部に溶着させて作成されている(特公
昭58−168269号公報)。
は半導体素子の構造上アクティブエリア開口部がφ10
μm〜φ20μmと比較的小さく、電極構造も平面電極
とバンプ形状電極との2種類に大別される。
ラスパッケージ品に使用される。このバンプ形状電極品
の場合、アクティブエリア開口部が小さいためバンプ形
状電極との接続部での密着強度が30〜60grと弱
く、かつ接合部の深さも浅いため機械的応力に弱く、特
性劣化などを引きおこし易い。
場合、その性質上熱応力によるショットキ性劣化モード
があるので熱に対する考慮が必要である。前述した従来
例の場合、スラグ部とフランジ部とからなる一対のスラ
グリードを使用してスラグリードをケースに挿入し、ス
ラグ部を直接半導体素子のバンプ形状電極上面に圧接
し、ガラスとスラグリードを高温(500〜600℃程
度)で溶着封止する方法がとられている。
ダイオードは半導体素子の構造上スラグ部が直接圧接さ
れた場合に、バンプ形状電極に過大な荷重が加わり、機
械的応力による接合部の破壊やバンプ形状電極の破損な
どによって特性劣化を起こす問題がある。
で、組立時に半導体素子に加わる機械的応力あるいは熱
応力による影響を少くし、特性劣化を防止することがで
きるリードレスダイオードを提供することを目的とす
る。
と、導電材料からなりこの筒状絶縁体の内部に両側の開
口部からそれぞれ挿入されこの筒状絶縁体に固着される
二つのスラグと、前記筒状絶縁体の内部に配置され前記
二つのスラグの間に圧接される半導体素子とを備えたリ
ードレスダイオードにおいて、前記半導体素子の電極と
前記スラグの端面との間に導電性弾性材料によりC形に
形成されたCベンドが介挿されたことを特徴とする。
より形成され、前記スラグにそれぞれ固定され前記筒状
絶縁体の両側の開口部を封止するフランジを備えること
が望ましい。
スラグおよびフランジにより構成されたスラグリードに
より筒状絶縁体内に封止されるので、構成部品の寸法ば
らつきが吸収され、かつ半導体素子への応圧力を所定範
囲内に設定することが可能となる。したがって半導体素
子に加えられる機械的応力は適した値に保たれ、接合部
の破壊や電極の破損がなくなり、特性劣化が防止され
る。
ミック材を使用することにより、各接合部をろう付けす
る際の加熱温度を低下させることができるので、熱応力
が小さくなるとともに、半導体素子が高温を受けずにす
むため加工時の加熱による劣化を避けることができる。
る。図1は本発明実施例の構成を示す図である。
料からなりこの筒状絶縁体1の内部に両側の開口部から
それぞれ挿入され筒状絶縁体1に固着される二つのスラ
グ2a、2bと、筒状絶縁体1の内部に配置され二つの
スラグ2a、2bの間に圧接される半導体素子4とを備
え、さらに、本発明の特徴として、半導体素子4の電極
とスラグ2a、2bの端面との間に導電性弾性材料によ
りC形に形成されたCベンド5が介挿され、筒状絶縁体
1は、角柱状セラミック材により形成され、スラグ2
a、2bにそれぞれ固定され筒状絶縁体1の両側の開口
部を封止するフランジ3a、3bを備える。
図面を参照して説明する。
されたスラグリードのダイマウント部にバンプ形状の電
極4aを備えた半導体素子4を銀錫合金などのろう材に
より接着固定し、これを角柱状セラミックにより形成さ
れた筒状絶縁体1の一方の端面側から挿入する。このと
き筒状絶縁体の端面とフランジ3aの当り面とはAu、
Snを主成分とするろう材によりろう付けされる。
は、スラグ2b、フランジ3b、およびCベンド5によ
り構成されたスラグリードを挿入し、筒状絶縁体1の端
面とフランジ3bの当り面とを同様にろう材によりろう
付けする。
先端に弾力を有する金属板材(本実施例では幅100μ
m、厚さ75μm)に形成されたCベンド5からろう付
けされているので、このCベンド5と半導体素子4のバ
ンプ形状の電極4aとが所定の押圧力をもって接触す
る。フランジ3bはその上方から封止加重として10〜
15gr程度の加重が加えられ、ろう材が用いられて3
00〜350℃の温度にて加熱され、筒状絶縁体1がフ
ランジ3bにより封止される。
Cベンド5と電極4aとの接触圧力が弱くなり電気的オ
ープンになりやすく、また、18gr以上であると加重
が大きすぎてCベンド5の形状を変形させ、あるいは破
損を生じさせるので前述の10〜15grに設定される
ことが望ましい。
成することによって、従来フランジを溶着するのに50
0〜600℃での加熱を要したのに対し、セラミック材
へのろう付けは300〜350℃の温度があればよく、
高温による特性劣化が防止され、さらに、その形状を角
柱状にすることによって実装時の安定性が得られる。
導体素子を筒状絶縁体内に挿入し封止したときに、弾力
性のあるCベンドと電極とが接触するために、各構成部
品に無理な機械的応力が加わることが緩和され、破壊や
破損による特性劣化を生じることを防止することがで
き、また、筒状絶縁体にセラミック材を用いることによ
って、フランジを封止するときの加熱温度が従来の半分
程度にすることが可能となり、熱およびその熱による応
力の影響を受けて生じる特性劣化を避けることができる
効果がある。さらに、筒状絶縁体を角柱状に形成するこ
とが容易であり、基板などへの実装時の安定性を得るこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状絶縁体と、導電材料からなりこの筒
状絶縁体の内部に両側の開口部からそれぞれ挿入されこ
の筒状絶縁体に固着される二つのスラグと、前記筒状絶
縁体の内部に配置され前記二つのスラグの間に圧接され
る半導体素子とを備えたリードレスダイオードにおい
て、 前記半導体素子の電極と前記スラグの端面との間に導電
性弾性材料によりC形に形成されたCベンドが介挿され
たことを特徴とするリードレスダイオード。 - 【請求項2】 前記筒状絶縁体は、角柱状セラミック材
により形成された請求項1記載のリードレスダイオー
ド。 - 【請求項3】 前記スラグにそれぞれ固定され前記筒状
絶縁体の両側の開口部を封止するフランジを備えた請求
項1記載のリードレスダイオード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322686A JP2546178B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | リードレスダイオード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5322686A JP2546178B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | リードレスダイオード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176663A JPH07176663A (ja) | 1995-07-14 |
JP2546178B2 true JP2546178B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=18146491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5322686A Expired - Fee Related JP2546178B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | リードレスダイオード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546178B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4912118B2 (ja) * | 2006-06-29 | 2012-04-11 | 京セラ株式会社 | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5322686A patent/JP2546178B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07176663A (ja) | 1995-07-14 |
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