JP2545388Y2 - アース用金具 - Google Patents
アース用金具Info
- Publication number
- JP2545388Y2 JP2545388Y2 JP11884690U JP11884690U JP2545388Y2 JP 2545388 Y2 JP2545388 Y2 JP 2545388Y2 JP 11884690 U JP11884690 U JP 11884690U JP 11884690 U JP11884690 U JP 11884690U JP 2545388 Y2 JP2545388 Y2 JP 2545388Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- grounding
- projection
- grounding metal
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば高周波を扱う移動無線通信機等の
電子機器における筐体と筐体内に配設した配線基板との
アースを行うための金具に関する。
電子機器における筐体と筐体内に配設した配線基板との
アースを行うための金具に関する。
高周波を扱う移動無線通信機においては、筐体内に配
設した配線基板を形成した回路によっては他の配線基板
の回路からの高周波の飛来により悪影響を受ける恐れが
ある。このため配線基板に何らかのアース構造を採用す
る必要がある。
設した配線基板を形成した回路によっては他の配線基板
の回路からの高周波の飛来により悪影響を受ける恐れが
ある。このため配線基板に何らかのアース構造を採用す
る必要がある。
第3図は移動無線通信機に採用されている従来のアー
ス用金具の取付け構造を示す分解斜視図である。同図に
おいて、符号1で示すものは移動無線通信機の筐体の底
面部を示し、この底面部1には、図中前後方向に延びる
突起部2が一体的に形成されている。3は各種回路パタ
ーンが形成され電子部品が搭載された配線基板で、この
配線基板3の下面には図示していないが、後述するアー
ス用金具15に対応してアースパターンが形成されてい
る。
ス用金具の取付け構造を示す分解斜視図である。同図に
おいて、符号1で示すものは移動無線通信機の筐体の底
面部を示し、この底面部1には、図中前後方向に延びる
突起部2が一体的に形成されている。3は各種回路パタ
ーンが形成され電子部品が搭載された配線基板で、この
配線基板3の下面には図示していないが、後述するアー
ス用金具15に対応してアースパターンが形成されてい
る。
15は従来のアース用金具である。このアース用金具15
は一対の両側片16と上片部17とからなり、全体が導電性
を有するばね材で形成されている。このアース用金具15
の上片部17には切起し部18が設けられている。
は一対の両側片16と上片部17とからなり、全体が導電性
を有するばね材で形成されている。このアース用金具15
の上片部17には切起し部18が設けられている。
このアース用金具15を前記突起部2の所定の位置に取
り付ける。配線基板3を筐体1の所定の位置に取り付け
る。取り付けられた配線基板3の高さは突起部2の高さ
と略同じであり、配線基板3のアースパターンがアース
用金具15の切起し部18に圧接する。これにより配線基板
3と筐体1とのアースが十分に行われ両者のアース電位
が同じになり、筐体1の突起部2を境界としたシールド
効果が生じ、高周波の飛来を遮断して回路への悪影響を
防止している。
り付ける。配線基板3を筐体1の所定の位置に取り付け
る。取り付けられた配線基板3の高さは突起部2の高さ
と略同じであり、配線基板3のアースパターンがアース
用金具15の切起し部18に圧接する。これにより配線基板
3と筐体1とのアースが十分に行われ両者のアース電位
が同じになり、筐体1の突起部2を境界としたシールド
効果が生じ、高周波の飛来を遮断して回路への悪影響を
防止している。
しかしながら、上述した従来のアース用金具において
は、取り付け取り外しを何回か行うとアース用金具15の
切起し部18のばね性が弱まり、これにより配線基板3の
アースパターンと切起し部18との接触が弱まり、この結
果配線基板3と筐体1とのシールド効果が低下する。ま
た、突起部2とアース用金具15との間においてもアース
用金具15の両側片16の接触力のみに頼っているので必ず
しも突起部2とアース用金具15の接触が十分とはいえず
アースが不完全となる。
は、取り付け取り外しを何回か行うとアース用金具15の
切起し部18のばね性が弱まり、これにより配線基板3の
アースパターンと切起し部18との接触が弱まり、この結
果配線基板3と筐体1とのシールド効果が低下する。ま
た、突起部2とアース用金具15との間においてもアース
用金具15の両側片16の接触力のみに頼っているので必ず
しも突起部2とアース用金具15の接触が十分とはいえず
アースが不完全となる。
本考案は上述した点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところはアースが完全に行われ、かつ取り付
け取り外しを何回行っても、アース効果が変らないアー
ス用金具を提供することにある。
目的とするところはアースが完全に行われ、かつ取り付
け取り外しを何回行っても、アース効果が変らないアー
ス用金具を提供することにある。
この目的を達成するために、本考案のアース用金具
は、導電性を有する帯状ばね片をM字状に折り曲げ形成
するとともに、互いに対向する両側片にそれぞれ内側に
折り曲げた折曲部を形成したものである。
は、導電性を有する帯状ばね片をM字状に折り曲げ形成
するとともに、互いに対向する両側片にそれぞれ内側に
折り曲げた折曲部を形成したものである。
本考案においては、帯状ばね片をM字状に折り曲げ形
成することにより、上片部の両辺が突出し上片部全体が
強力なばね性を保持することになり、筐体に取り付けら
れた配線基板がこのばね性に抗して上片部の両辺を圧接
するので、配線基板とアース用金具との接触が十分行わ
れる。また、同時に配線基板が上片部の両辺を圧接する
ことにより、両側片の折曲部が突起部を圧接して挟持す
るので、アース用金具と突起部との接触が十分行われ
る。
成することにより、上片部の両辺が突出し上片部全体が
強力なばね性を保持することになり、筐体に取り付けら
れた配線基板がこのばね性に抗して上片部の両辺を圧接
するので、配線基板とアース用金具との接触が十分行わ
れる。また、同時に配線基板が上片部の両辺を圧接する
ことにより、両側片の折曲部が突起部を圧接して挟持す
るので、アース用金具と突起部との接触が十分行われ
る。
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図により
詳細に説明する。なお、従来技術と同一の符号を付した
ものは同一の構成を示すものであり詳細な説明を省略す
る。これらの図において符号5で示すものは、本考案に
係るアース用金具であり、一対の両側片6と上片部7と
からなり、全体が導電性を有する帯状ばね片で形成され
ている。互いに対向する両側片6にはそれぞれ内側に折
り曲げられた第一の折曲部8が形成されている。この第
一の折曲部8の間隔は突起部2の幅よりも小に、また両
側片6の両端縁9の間隔は突起部2の幅よりも大にそれ
ぞれ形成されている。
詳細に説明する。なお、従来技術と同一の符号を付した
ものは同一の構成を示すものであり詳細な説明を省略す
る。これらの図において符号5で示すものは、本考案に
係るアース用金具であり、一対の両側片6と上片部7と
からなり、全体が導電性を有する帯状ばね片で形成され
ている。互いに対向する両側片6にはそれぞれ内側に折
り曲げられた第一の折曲部8が形成されている。この第
一の折曲部8の間隔は突起部2の幅よりも小に、また両
側片6の両端縁9の間隔は突起部2の幅よりも大にそれ
ぞれ形成されている。
上片部7はM字状に折り曲げ形成され、中央には内側
に折り曲げられた第二の接曲部10が形成されている。こ
の第二の接曲部10が形成されることにより、上面部7の
両辺11は上方に突出することになる。そして、これら接
曲部8、10を形成することにより、両側片6及び上片部
7は強いばね性を有することになる。
に折り曲げられた第二の接曲部10が形成されている。こ
の第二の接曲部10が形成されることにより、上面部7の
両辺11は上方に突出することになる。そして、これら接
曲部8、10を形成することにより、両側片6及び上片部
7は強いばね性を有することになる。
このアース用金具5を筐体底面部1の突起部2に取り
付ける。このとき両側片6の両端縁9の間隔は突起部2
の幅よりも大に形成されているので、アース用金具5の
突起部2への取り付けは容易に行うことができる。突起
部2に取り付けられたアース用金具5は第2図(a)に
示すように、第一の折曲部8および第二の折曲部10の三
点においてこれら折曲部の強いばね性により突起部2に
固定され、同時にこれら折曲部8、10の三点においてア
ース接触している。
付ける。このとき両側片6の両端縁9の間隔は突起部2
の幅よりも大に形成されているので、アース用金具5の
突起部2への取り付けは容易に行うことができる。突起
部2に取り付けられたアース用金具5は第2図(a)に
示すように、第一の折曲部8および第二の折曲部10の三
点においてこれら折曲部の強いばね性により突起部2に
固定され、同時にこれら折曲部8、10の三点においてア
ース接触している。
この状態で配線基板3を所定の位置に取り付けた状態
を示すのが第2図(b)である。取り付けられた配線基
板3によりアース用金具5の上片部7の両辺11は圧接さ
れて、上片部7はばね性に抗して平坦上に変形する。こ
の上片部7の変形により両側片6の接曲部8は互いに内
方に向かって変形する。この接曲部8の変形により、ア
ース用金具5はさらに突起部2に強く固定される。
を示すのが第2図(b)である。取り付けられた配線基
板3によりアース用金具5の上片部7の両辺11は圧接さ
れて、上片部7はばね性に抗して平坦上に変形する。こ
の上片部7の変形により両側片6の接曲部8は互いに内
方に向かって変形する。この接曲部8の変形により、ア
ース用金具5はさらに突起部2に強く固定される。
したがって、配線基板5が取り付けられた第2図
(b)の状態においては、配線基板3とアース用金具5
およびアース用金具5と突起部2は互いに強い接触力が
得られる。換言すれば、配線基板3と突起部2とはアー
ス用金具5を介して確実にアースがなされる。
(b)の状態においては、配線基板3とアース用金具5
およびアース用金具5と突起部2は互いに強い接触力が
得られる。換言すれば、配線基板3と突起部2とはアー
ス用金具5を介して確実にアースがなされる。
また、本考案に係るアース用金具5は全体にわたって
ばね性を有しているので、外力が加わり変形するときに
発生する内部応力は金具全体に分散されるため、金具に
はばね性が反永久的に保有されることになる。
ばね性を有しているので、外力が加わり変形するときに
発生する内部応力は金具全体に分散されるため、金具に
はばね性が反永久的に保有されることになる。
以上説明したように本考案のアース用金具によれば、
3カ所の折曲部により突起部を保持し、配線基板の取り
付け時の圧接力によりさらにその保持を強くするもので
あるから、配線基板とアース用金具およびアース基板と
突起部との間には強い接触力が得られ、これにより配線
基板と突起部とで確実なアースが行われる。また、折曲
部を3カ所設けたので、配線基板の圧接により変形した
際に発生する内部応力が分散されるため、ばね性が半永
久的に保持され複数回の繰り返しの使用にも耐え得る。
3カ所の折曲部により突起部を保持し、配線基板の取り
付け時の圧接力によりさらにその保持を強くするもので
あるから、配線基板とアース用金具およびアース基板と
突起部との間には強い接触力が得られ、これにより配線
基板と突起部とで確実なアースが行われる。また、折曲
部を3カ所設けたので、配線基板の圧接により変形した
際に発生する内部応力が分散されるため、ばね性が半永
久的に保持され複数回の繰り返しの使用にも耐え得る。
第1図は本考案に係るアース用金具の取り付け構造を示
す分解斜視図、第2図は同じく取り付け状態を示す要部
の側断面図で同図(a)はアース用金具を取り付けた状
態を示す図、同図(b)は配線基板を取り付けた状態を
示す図、第3図は従来のアース用金具の取り付け構造を
示す分解斜視図である。 1、……筐体底面部、2……突起部、3……配線基板、
5、15、……アース用金具、6、16……側片、7、17…
…上片部、8、10……折曲部、18……切起し部。
す分解斜視図、第2図は同じく取り付け状態を示す要部
の側断面図で同図(a)はアース用金具を取り付けた状
態を示す図、同図(b)は配線基板を取り付けた状態を
示す図、第3図は従来のアース用金具の取り付け構造を
示す分解斜視図である。 1、……筐体底面部、2……突起部、3……配線基板、
5、15、……アース用金具、6、16……側片、7、17…
…上片部、8、10……折曲部、18……切起し部。
Claims (1)
- 【請求項1】導電性を有する帯状ばね片をM字状に折り
曲げ形成するとともに、互いに対向する両側片にそれぞ
れ内側に折り曲げた折曲部を形成したことを特徴とする
アース用金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11884690U JP2545388Y2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | アース用金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11884690U JP2545388Y2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | アース用金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476254U JPH0476254U (ja) | 1992-07-03 |
JP2545388Y2 true JP2545388Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=31866814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11884690U Expired - Lifetime JP2545388Y2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | アース用金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545388Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6006085B2 (ja) * | 2012-11-01 | 2016-10-12 | 京セラディスプレイ株式会社 | クリップピン取り付け方法 |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP11884690U patent/JP2545388Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476254U (ja) | 1992-07-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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