JP2540854B2 - 変調器 - Google Patents
変調器Info
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- JP2540854B2 JP2540854B2 JP62094170A JP9417087A JP2540854B2 JP 2540854 B2 JP2540854 B2 JP 2540854B2 JP 62094170 A JP62094170 A JP 62094170A JP 9417087 A JP9417087 A JP 9417087A JP 2540854 B2 JP2540854 B2 JP 2540854B2
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は変調器に関し、特にディジタル通信分野にお
ける4層位相直交変調器に関するものである。
ける4層位相直交変調器に関するものである。
従来技術 従来のかかる変調器の構成を第2図に示す。図におい
て、第1のデータであるPデータは波形整形用送信低域
通過波器3を介してミキサ5へ入力される。また第2
のデータであるQデータ2は波形整形用送信低域通過
波器4を介してミキサ6へ入力される。ミキサ5の他方
の入力には、発振器21からの出力が同相位相分配器22に
より分配されたものが入力されており、この分配器22の
他の出力は90℃位相偏移器23により90度位相が偏移され
てミキサ6の他入力となっている。
て、第1のデータであるPデータは波形整形用送信低域
通過波器3を介してミキサ5へ入力される。また第2
のデータであるQデータ2は波形整形用送信低域通過
波器4を介してミキサ6へ入力される。ミキサ5の他方
の入力には、発振器21からの出力が同相位相分配器22に
より分配されたものが入力されており、この分配器22の
他の出力は90℃位相偏移器23により90度位相が偏移され
てミキサ6の他入力となっている。
両ミキサ5及び6の各出力は同相位相合成器24へ入力
されて4層位相直交変調出力が得られる。この出力はミ
キサ25に入力されて周波数シンセサイザ26により各チャ
ンネルに対応した出力周波数が生成される。次段の帯域
通過波器27ではミキサ25にて発生されるスプリアス成
分が除去される。
されて4層位相直交変調出力が得られる。この出力はミ
キサ25に入力されて周波数シンセサイザ26により各チャ
ンネルに対応した出力周波数が生成される。次段の帯域
通過波器27ではミキサ25にて発生されるスプリアス成
分が除去される。
上述した従来の変調器では、90度位相偏移器23が広帯
域にわたって90度の直交関係を保証しきれない。従っ
て、90度直交変調を維持したまた多チャンネルに対応し
た広帯域における出力周波数を得るためには、90度直交
変調はある周波数のみで行い、広帯域な出力周波数生成
は次段の周波数シンセサイザにより行われるようになっ
ている。
域にわたって90度の直交関係を保証しきれない。従っ
て、90度直交変調を維持したまた多チャンネルに対応し
た広帯域における出力周波数を得るためには、90度直交
変調はある周波数のみで行い、広帯域な出力周波数生成
は次段の周波数シンセサイザにより行われるようになっ
ている。
しかし、この方法では、ミキサ25で不用波であるスプ
リアスが必然的に発生するため、出力後にスプリアス除
去用の帯域通過波器27が必ず必要となるばかりではな
く、帯域内に入ってくるスプリアスは除去できない。ま
た、帯域外のスプリアスについても十分除去できない場
合がある。つまり、従来の変調器では、変調器出力に必
ずスプリアスが存在し、場合によっては、回線品質に悪
影響を与えるという欠点がある。
リアスが必然的に発生するため、出力後にスプリアス除
去用の帯域通過波器27が必ず必要となるばかりではな
く、帯域内に入ってくるスプリアスは除去できない。ま
た、帯域外のスプリアスについても十分除去できない場
合がある。つまり、従来の変調器では、変調器出力に必
ずスプリアスが存在し、場合によっては、回線品質に悪
影響を与えるという欠点がある。
発明の目的 本発明の目的は、広帯域特性を有しかつスプリアスを
発生することがない4相位相直交変調器を提供すること
である。
発生することがない4相位相直交変調器を提供すること
である。
発明の構成 本発明による変調器は、チャンネル周波数を選択する
ための周波数シンセサイザと、この周波数シンセサイザ
出力と第1のデータとを周波数混合する第1のミキサ
と、電圧制御発振器と、この電圧制御発振器出力と第2
のデータとを周波数混合する第2のミキサと、これ等第
1及び第2のミキサ出力の変調波から搬送波のみを夫々
抽出する抽出手段と、これ等両搬送波の位相差に応じて
前記電圧制御発振器を制御する制御手段とを含み、前記
第1及び第2のミキサ出力を用いて4相位相直交変調器
出力を得るようにしたことを特徴とする。
ための周波数シンセサイザと、この周波数シンセサイザ
出力と第1のデータとを周波数混合する第1のミキサ
と、電圧制御発振器と、この電圧制御発振器出力と第2
のデータとを周波数混合する第2のミキサと、これ等第
1及び第2のミキサ出力の変調波から搬送波のみを夫々
抽出する抽出手段と、これ等両搬送波の位相差に応じて
前記電圧制御発振器を制御する制御手段とを含み、前記
第1及び第2のミキサ出力を用いて4相位相直交変調器
出力を得るようにしたことを特徴とする。
実施例 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例のブロック図であり、第2図
と同一記号は同一機能を示す。図において、Pデータ1
及びQデータは、それぞれ波形整形用送信低域通過波
器3,4を通り夫々ミキサ5,6へ入力される。
と同一記号は同一機能を示す。図において、Pデータ1
及びQデータは、それぞれ波形整形用送信低域通過波
器3,4を通り夫々ミキサ5,6へ入力される。
一方、チャンネル設定用周波数シンセサイザ7の出力
もミキサ5へ入力されてPデータと混合される。このミ
キサ5の出力は同相位相合成器19へ、他方は2逓倍器10
へ夫々入力される。この逓倍器10により、変調波は元の
搬送波の2倍の周波数を有する無変調波となる。更に、
帯域通過波器12によりその無変調波だけを取出し、次
の1/2倍器14により元の搬送波周波数を復元して位相比
較器16へ入力される。
もミキサ5へ入力されてPデータと混合される。このミ
キサ5の出力は同相位相合成器19へ、他方は2逓倍器10
へ夫々入力される。この逓倍器10により、変調波は元の
搬送波の2倍の周波数を有する無変調波となる。更に、
帯域通過波器12によりその無変調波だけを取出し、次
の1/2倍器14により元の搬送波周波数を復元して位相比
較器16へ入力される。
同様にして、波形整形用送信低域通過波器4を通過
したQデータは、電圧制御発振器18の出力とミキサ6に
より混合され、その出力は同相位相分配器9により2分
され、一方は同相位相合成器19へ入力され、他方は2逓
倍器11へ入力される。この2逓倍器11の出力はP側と同
様に、帯域通過波器13と1/2倍器15を通って位相比較
器16へ入力される。この位相比較器16ではP側データ及
びQ側データの各搬送波の位相が比較され、その位相誤
差がループフィルタ17を通って上述した電圧制御発振器
18へ入力される。
したQデータは、電圧制御発振器18の出力とミキサ6に
より混合され、その出力は同相位相分配器9により2分
され、一方は同相位相合成器19へ入力され、他方は2逓
倍器11へ入力される。この2逓倍器11の出力はP側と同
様に、帯域通過波器13と1/2倍器15を通って位相比較
器16へ入力される。この位相比較器16ではP側データ及
びQ側データの各搬送波の位相が比較され、その位相誤
差がループフィルタ17を通って上述した電圧制御発振器
18へ入力される。
ここで各構成回路6,9,11,13,15,16,17,18により得ら
れるPLLループがロック状態にある時、位相比較器16の
各入力位相は互いに90度に位相差を保っている。各回路
8〜15までの回路は一般に広帯域特性であり、よって互
いのルートの位相差は無視できる。特に、帯域通過波
器12及び13の特性は急俊でなくても良いので絶対遅延量
を合わせることは容易である。
れるPLLループがロック状態にある時、位相比較器16の
各入力位相は互いに90度に位相差を保っている。各回路
8〜15までの回路は一般に広帯域特性であり、よって互
いのルートの位相差は無視できる。特に、帯域通過波
器12及び13の特性は急俊でなくても良いので絶対遅延量
を合わせることは容易である。
結局、位相比較器16の2つの入力である各搬送波は同
相位相合成器19の入力の各搬送波と同一と見なされ、ま
た合成器19も一般に広帯域のため、合成器19により4相
位相直交変調出力が得られることになる。
相位相合成器19の入力の各搬送波と同一と見なされ、ま
た合成器19も一般に広帯域のため、合成器19により4相
位相直交変調出力が得られることになる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、P側データの
搬送波とQ側データの搬送波とを合成して4相位相直交
変調を生成する同相位相合成器の直前から各信号を取出
し、それぞれ2逓倍器,帯域通過波器,1/2倍器を通し
て位相比較器に入力し、更にその位相誤差をループフィ
ルタを通して電圧制御発振器に供給することによって、
チャンネル設定用周波数のシンセサイザの位相と、電圧
制御発振器の位相差とを、ミキサの特性を補償した形で
広帯域かつ精度良く90度を保つことができるという効果
がある。更に、従来の変調器のようにスプリアスが存在
しないという効果がある。
搬送波とQ側データの搬送波とを合成して4相位相直交
変調を生成する同相位相合成器の直前から各信号を取出
し、それぞれ2逓倍器,帯域通過波器,1/2倍器を通し
て位相比較器に入力し、更にその位相誤差をループフィ
ルタを通して電圧制御発振器に供給することによって、
チャンネル設定用周波数のシンセサイザの位相と、電圧
制御発振器の位相差とを、ミキサの特性を補償した形で
広帯域かつ精度良く90度を保つことができるという効果
がある。更に、従来の変調器のようにスプリアスが存在
しないという効果がある。
第1図は本発明の実施例のブロック図、第2図は従来の
4相位相直交変調器のブロック図である。 主要部分の符号の説明 1,2……入力データ 5,6……ミキサ 7……シンセサイザ 10,11……2逓倍器 12,13……帯域通過波器 14,15……1/2倍器 16……位相比較器 18……電圧制御発振器
4相位相直交変調器のブロック図である。 主要部分の符号の説明 1,2……入力データ 5,6……ミキサ 7……シンセサイザ 10,11……2逓倍器 12,13……帯域通過波器 14,15……1/2倍器 16……位相比較器 18……電圧制御発振器
Claims (1)
- 【請求項1】チャネル周波数を選択するための周波数シ
ンセサイザと、この周波数シンセサイザ出力と第1のデ
ータとを周波数混合する第1のミキサと、電圧制御発振
器と、この電圧制御発振器出力と第2のデータとを周波
数混合する第2のミキサと、これ等第1及び第2のミキ
サ出力の変調波から搬送波のみを夫々抽出する抽出手段
と、これ等両搬送波の位相差に応じて前記電圧制御発振
器を制御する制御手段とを含み、前記第1及び第2のミ
キサ出力を用いて4相位相直交変調出力を得るようにし
たことを特徴とする変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094170A JP2540854B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | 変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094170A JP2540854B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | 変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63260247A JPS63260247A (ja) | 1988-10-27 |
JP2540854B2 true JP2540854B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=14102876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62094170A Expired - Fee Related JP2540854B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | 変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540854B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2752692B2 (ja) * | 1989-04-21 | 1998-05-18 | 日本電気株式会社 | 位相変調信号復調器 |
JPH0644203Y2 (ja) * | 1989-06-27 | 1994-11-14 | 日本無線株式会社 | Dcp装置用送信機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342763Y2 (ja) * | 1986-09-18 | 1991-09-06 |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP62094170A patent/JP2540854B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63260247A (ja) | 1988-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |