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JP2539045Y2 - 農用トラクタにおける油圧バルブの取付け構造 - Google Patents

農用トラクタにおける油圧バルブの取付け構造

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Publication number
JP2539045Y2
JP2539045Y2 JP12877490U JP12877490U JP2539045Y2 JP 2539045 Y2 JP2539045 Y2 JP 2539045Y2 JP 12877490 U JP12877490 U JP 12877490U JP 12877490 U JP12877490 U JP 12877490U JP 2539045 Y2 JP2539045 Y2 JP 2539045Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
transmission case
case
hydraulic pump
hydraulic valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12877490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0482906U (ja
Inventor
昭夫 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP12877490U priority Critical patent/JP2539045Y2/ja
Publication of JPH0482906U publication Critical patent/JPH0482906U/ja
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Publication of JP2539045Y2 publication Critical patent/JP2539045Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圃場作業等の作業を行なう農用トラクタに
おける油圧バルブの取付け構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種農用トラクタにおいては、作業機昇降
等のアクチユエータ作動を油圧で行なうようになつてお
り、その作動油の切換えを行うため油圧バルブが取付け
られる。
ところで従来、油圧バルブは、油圧ケースの側面に配
設されていたが、油圧ポンプから遠く、そのため油圧ポ
ンプと油圧バルブとを連結する配管を長くしなければな
らない許りでなく、レバーや各種バルブ等の他部材があ
つて油圧バルブの取付けスペースが狭く、組付け、メン
テナンスが極めて面倒かつ煩雑になるという問題が有
る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる農用トラクタにおける油圧バルブの
取付け構造を提供することを目的として創案されたもの
であつて、作動油を各種アクチユエータに送るための油
圧バルブをトランスミツシヨンケースに並設させてなる
農用トラクタにおいて、前記トランスミツシヨンケース
に一体取付けされるクラツチカバーを外側方に向けて延
設し、該カバー延設部の後側面に取付けられる油圧ポン
プの上側、フエンダーの内側、トランスミツシヨンケー
スの外側、トランスミツシヨンケースの上面に取付けら
れるコントロールケースを外側方に向けて延設せしめた
ケース延設部の下面によつて囲繞されるスペースを、前
記ケース延設部に固着される油圧バルブの保護収容スペ
ースとしたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、油圧バルブを油
圧ポンプに近接した位置でしかも確実に保護される状態
で組込むことができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、
該走行機体1にはトランスミツシヨンケース2が装備さ
れるが、該トランスミツシヨンケース2の前側軸受支持
部には、エンジンからの動力が入力する入力軸3、主駆
動軸4、後述する油圧ポンプ駆動軸5、および前輪駆動
軸6等の各軸の一端が回動自在に軸支されている。前記
主駆動軸4には、トランスミツシヨンケース2の前部を
覆蓋すべく一体的に取付けたクラツチカバー2aに内装さ
れるようにして主クラツチ7が装着してあるが、該主ク
ラツチ7の主駆動軸4に自由回動自在に軸支されたクラ
ツチ入力軸ギア7aは入力軸3に一体形成した駆動入力ギ
ア3aに常時噛合している。そして入力軸3からの動力
は、主クラツチ7を経由して主駆動軸に断続自在に伝達
されるように構成されている。さらに前記油圧ポンプ駆
動軸5は、トランスミツシヨンケース2の前側軸受支持
部とクラツチカバー2aとはトランスミツシヨンケース2
の右側面より外側方に延設された延設部に回動自在に軸
承されている。そして油圧ポンプ駆動軸5は、該軸5に
一体的に設けた伝動ギア5aが前記クラツチ入力軸ギア7a
に常時噛合していて、主クラツチ7の断続に関係なく油
圧ポンプ駆動軸5に動力伝達される構成になつている。
尚、図中、8は動力取出し軸(PTO軸)、9は主変速
軸、10は主変速軸9に対して同心状に配された中間軸、
11は中間軸10に平行に配設された副変速軸であつて、こ
れら軸間には、主変速機構A、前後進切換え機構B、超
低速切換え機構C、副変速機構D等の変速機構が形成さ
れているが、その詳細については省略する。
一方、12は油圧ポンプであつて、該油圧ポンプ12はト
ランスミツシヨンケース2の一側(実施例では右側面)
面に対向するよう並列して配されており、そして油圧ポ
ンプ12のポンプ軸12aは、前記油圧ポンプ駆動軸5の伝
動ギア5aに一体的に嵌合支持されて、入力軸3の動力が
直接的に伝達するよう連動連結されているが、油圧ポン
プ12および該油圧ポンプ12に配管17を介して連結される
油圧バルブ18は次のような配置構成になつている。
つまり油圧ポンプ12は、前記クラツチカバー2aのカバ
ー延設部後面に一体的に取付けられるものであるが、そ
の配設スペースは、トランスミツシヨンケース2の外側
(実施例では左側)面、機体フレーム1aの上側面、フエ
ンダー13の内側面、前記クラツチカバー2aの後側面、そ
してリヤアクスル用ハウジング14の前側面によつて上方
を除いた周囲が囲繞される空間に形成されており、而し
て油圧ポンプ12は、これら囲繞する部材によつて保護さ
れる構成になつている。
一方、前記油圧バルブ18の配設スペースは、油圧ポン
プ12が取付けられる上側のデツドスペースに確保されて
いる。つまり左右はフエンダー13、トランスミツシヨン
ケース2に囲繞され下方は油圧ポンプ12に上方は、トラ
ンスミツシヨンケース2の上面に設けられるコントロー
ルケース19の外側方に延長したケース延長部19aに囲繞
されたスペースに配設され、そしてケース延長部19aの
下面に一体固定される構成になつている。
なお、図中、15は濾過器であつて、該濾過器15は、ス
テツプ1bの下方で、かつ機体フレーム1aとトランスミツ
シヨンケース2とによつて左右が囲繞されるスペースに
配設されており、そして機体フレーム1aから突出する取
付けブラケツト1cの上面に一体的に固定されることにな
るが、この濾過器15は、トランスミツシヨンケース2か
ら延びるサクシヨンパイプ16と、油圧ポンプ12に至るサ
クシヨンパイプ16aとの各端部が連通連結された支持構
成になつている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、エ
ンジンからの駆動力は、トランスミツシヨンケース2に
支持される入力軸3に入力し、主クラツチ7を介してケ
ース内に伝動されることになるが、該入力した動力は、
主クラツチ7のクラツチ軸に設けたクラツチ入力軸ギア
7aを介して油圧ポンプ駆動軸5に入力して油圧ポンプ12
を作動させることになる。そしてこの油圧ポンプ12の作
動によつて送られる圧油は、油圧バルブ18を経由して油
圧ケース19内に内装される油圧シリンダ等の各種油圧ア
クチユエータにコントロールされながら送られることに
なる。
ところでこの油圧ポンプ12は、トランスミツシヨンケ
ース2側に並設してエンジンから遠ざけてエンジン振動
が直接伝わることがないようにしたものであるが、その
場合に、油圧ポンプ12は、左右方向がトランスミツシヨ
ンケース2とフエンダー13によつて、前後方向がクラツ
チカバー2aとリヤアクスル用ハウジング14によつて、そ
して下方向が機体フレーム1aによつて囲繞されたデツド
スペースに収容保護されることになり、このため機体が
誤つて溝等に落ちたとしても、油圧ポンプ12は、これを
囲繞する部材装置によつて確実に保護されることになつ
て、被害を受けることから確実に保護されることにな
る。しかも油圧ポンプ12のこの有効なる保護は、農用ト
ラクタを組付けるために必要な部材を有効に利用してい
るので、専用の保護部材を別途必要とすること無く、も
つて部品点数を少なくできると共に、部品の兼用化が達
成できる。
この様に、有効に保護される油圧ポンプ12の配設スペ
ースの上側にさらに油圧バルブ18の配設スペースが確保
されており、従つて、油圧バルブ18は、トランスミツシ
ヨンケースの外側方でしかも油圧ポンプ12の上方空間に
形成されるデツドスペースを有効に利用して、周囲が保
護された状態で配設することができる。しかも油圧バル
ブ18は、油圧ポンプ12に近い配置構成がとれることにな
つて、配管19を極力短くできてコストダウンに寄与でき
ることになる。
またこのものは、濾過器15がサクシヨンパイプ16、16
aによつて支持されたものであるため、トランスミツシ
ヨンケース2を、油圧ポンプ12および濾過器15が一体的
に取付けられたアツシーとして供給することができる。
この結果、工場での機体組込みにあたり、トランスミツ
シヨンケースアツシーとして取扱うことができることと
なつて、従来のように個々の部品にマスキングを施して
から塗装するような必要が無く、塗装や組立て工程が簡
略化される。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、トランスミツシヨンケース、フエンダー、前
方向がクラツチカバーによつて、そして下方向が機体フ
レームによつて囲繞形成される油圧ポンプの収納スペー
スの上方に確保されるデツドスペースを、油圧バルブの
収納スペースとして確保でき、従つて、油圧バルブの取
付けスペースを従来のように油圧ケースの側方に確保す
るような必要がなく、そして機体が誤つて溝等に落ちた
としても、油圧ポンプおよび油圧バルブは、これを囲繞
する部材装置によつて確実に保護できることになる。し
かも油圧バルブは、可及的に油圧ポンプの近傍に配設で
きることになつて、両者間の配管をその分だけ短くで
き、もつてコストダウンにも寄与できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る農用トラクタにおける油圧バルブ
の取付け構造の実施例を示したものであつて、第1図は
農用トラクタの全体側面図、第2図はトランスミツシヨ
ンケースの展開断面図、第3図は油圧ポンプ取付け部位
の側面図、第4図は同上背面図、第5図は同上平面図で
ある。 図中、1は走行機体、1aは機体フレーム、2はトランス
ミツシヨンケース、2aはクラツチカバー、12は油圧ポン
プ、13はフエンダー、14はリヤアクスル用ハウジング、
18は油圧バルブ、19は配管である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動油を各種アクチユエータに送るための
    油圧バルブをトランスミツシヨンケースに並設させてな
    る農用トラクタにおいて、前記トランスミツシヨンケー
    スに一体取付けされるクラツチカバーを外側方に向けて
    延設し、該カバー延設部の後側面に取付けられる油圧ポ
    ンプの上側、フエンダーの内側、トランスミツシヨンケ
    ースの外側、トランスミツシヨンケースの上面に取付け
    られるコントロールケースを外側方に向けて延設せしめ
    たケース延設部の下面によつて囲繞されるスペースを、
    前記ケース延設部に固着される油圧バルブの保護収容ス
    ペースとしたことを特徴とする農用トラクタにおける油
    圧バルブの取付け構造。
JP12877490U 1990-11-30 1990-11-30 農用トラクタにおける油圧バルブの取付け構造 Expired - Lifetime JP2539045Y2 (ja)

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JPH0482906U JPH0482906U (ja) 1992-07-20
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