JP2538708B2 - 可変利得増幅器 - Google Patents
可変利得増幅器Info
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- JP2538708B2 JP2538708B2 JP2227716A JP22771690A JP2538708B2 JP 2538708 B2 JP2538708 B2 JP 2538708B2 JP 2227716 A JP2227716 A JP 2227716A JP 22771690 A JP22771690 A JP 22771690A JP 2538708 B2 JP2538708 B2 JP 2538708B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変利得増幅器に関し、特に制御電圧に対し
て指数関数的に電圧利得が変化する可変利得増幅回路に
関する。
て指数関数的に電圧利得が変化する可変利得増幅回路に
関する。
従来の可変利得増幅回路の一例を第2図に、その具体
的回路例を第3図に示す。
的回路例を第3図に示す。
第2図において、本回路は、電流出力型差動回路A1,A
2と、抵抗R1,R2と、入力端子dと、出力端子bと、定電
源電圧V1,V2と、制御電圧源Vcと、定電流源I0と、制御
回路10とを含み、構成される。第3図において、トラン
ジスタQ1〜Q15,抵抗R1,R2,定電流源I0,定電圧源V1,V2,
制御電圧源Vcが示されている。ここで、トランジスタQ1
〜Q5と定電流源I0,I3とは、第2図の電流出力型差動回
路A1構成し、トランジスタQ8〜Q25と定電流源I0とは、
第2図の電流出力型差動回路A2を構成する。また、トラ
ンジスタQ6,Q7,定電流源I0,定電圧源V2,制御電圧源Ccに
て制御回路10を構成する。但し、トランジスタQ1は、ト
ランジスタQ4,Q8のペース電流による誤差を少なくする
為、バッファとして入れてある。
2と、抵抗R1,R2と、入力端子dと、出力端子bと、定電
源電圧V1,V2と、制御電圧源Vcと、定電流源I0と、制御
回路10とを含み、構成される。第3図において、トラン
ジスタQ1〜Q15,抵抗R1,R2,定電流源I0,定電圧源V1,V2,
制御電圧源Vcが示されている。ここで、トランジスタQ1
〜Q5と定電流源I0,I3とは、第2図の電流出力型差動回
路A1構成し、トランジスタQ8〜Q25と定電流源I0とは、
第2図の電流出力型差動回路A2を構成する。また、トラ
ンジスタQ6,Q7,定電流源I0,定電圧源V2,制御電圧源Ccに
て制御回路10を構成する。但し、トランジスタQ1は、ト
ランジスタQ4,Q8のペース電流による誤差を少なくする
為、バッファとして入れてある。
次に、第2図により従来回路の動作を簡単に説明す
る。ここで、差動回路A1,A2の入力インピーダンスは充
分高いものとする。
る。ここで、差動回路A1,A2の入力インピーダンスは充
分高いものとする。
今、入力端子dに入力信号viが印加された時、出力端
子bでの出力端子voは次式で求められる。
子bでの出力端子voは次式で求められる。
まず、差動回路A1の入出力特性を求めると、次式とな
る。
る。
vC=vI+i・R1 …… i=−gm1・vc …… 前記,式より、次式が得られる。
vc=vi/(1+gm1・R1) …… 次に、差動回路A2の出力電流ioは、次式となる。
io=gm2・vc ゆえに、vc=gm2・vc・Rd …… 以上前記,式より、従来回路の電圧利得は、次式
として得られる。
として得られる。
ここで、vi;d点での入力信号電圧,vC;c点での出力信
号電圧,vc;b点での出力信号電圧,i;差動回路A1の交流出
力電流,io;差動回路A2の交流出力電流,gm1;差動回路A1
の相互コンダクタンス,gm2;差動回路A2の相互コンダク
タンス。
号電圧,vc;b点での出力信号電圧,i;差動回路A1の交流出
力電流,io;差動回路A2の交流出力電流,gm1;差動回路A1
の相互コンダクタンス,gm2;差動回路A2の相互コンダク
タンス。
ここで、電圧利得Avの制御を、差動回路A1,A2の相互
コンダクタンスgm1,gm2の制御で行う。
コンダクタンスgm1,gm2の制御で行う。
次に、相互コンダクタンスgm1,gm2の制御について説
明する。
明する。
差動回路A1,A2の相互コンダクタンスgm1,gm2は、次式
により求まる。
により求まる。
ここで、相互コンダクタンスgmの制御は、第1図の電
流I1,I2で行う。従って、次式が得られる。
流I1,I2で行う。従って、次式が得られる。
また、前記,式より、次式となる。
前記,式より次式が得られる。
ここで、I1;トランジスタQ6のコレクタ電流,I2;トラ
ンジスタQ7のコレクタ電流,V2;定電圧源,Vc;制御電圧
源。
ンジスタQ7のコレクタ電流,V2;定電圧源,Vc;制御電圧
源。
ここで、gm1・R1≫1という条件を満たす時、前記
式及び前記式より、次式が得られる。
式及び前記式より、次式が得られる。
このように、従来の電圧制御型増幅器の場合、使用条
件が常にgm1・R1≫1の条件を満たす時のみ、制御電圧V
Cに対して電圧利得AVが指数関数的に制御出来る。
件が常にgm1・R1≫1の条件を満たす時のみ、制御電圧V
Cに対して電圧利得AVが指数関数的に制御出来る。
前述した従来の可変利得増幅器の場合、単純に増幅器
の電圧利得が相互コンダクタンスの比で決まらず、特に
電圧利得が大きくなった時、即ち〔gm1・R1〕の値が小
さくなり、〔gm1・R1+1≒gm1・R1〕という近似が出来
なくなった時、誤差成分が支配的となり、制御特性が、
設定した指数関数特性よりずれるという欠点がある。
の電圧利得が相互コンダクタンスの比で決まらず、特に
電圧利得が大きくなった時、即ち〔gm1・R1〕の値が小
さくなり、〔gm1・R1+1≒gm1・R1〕という近似が出来
なくなった時、誤差成分が支配的となり、制御特性が、
設定した指数関数特性よりずれるという欠点がある。
本発明の目的は、前記欠点が解決され、制御特性が、
設定した指数関数特性に沿うようにした可変利得増幅器
を提供することにある。
設定した指数関数特性に沿うようにした可変利得増幅器
を提供することにある。
本発明の構成は、第1,第2の抵抗と、電流出力型の第
1,第2の差動回路と、電圧出力型加算器と、利得制御手
段とを備え、前記第1の抵抗の一端を、前記第1の差動
回路の出力及び反転入力と、前記第2の差動回路の非反
転入力とに接続し、前記第1の差動回路の非反転入力と
前記第2の差動回路の反転入力とを定電位源に接続し、
前記第2の差動回路の出力に第2の抵抗を接続してなる
並列接続差動増幅器を設け、前記第1及び第2の差動回
路の相互コンダクタンスを相補的に制御するように前記
利得制御手段を設けた可変利得増幅回路において、第1
の入力を入力端子に接続し、かつ出力を前記第1の抵抗
の他端に接続し、かつ第2の入力を前記第1の差動回路
の出力に接続してなる2入力の電圧出力型加算器を設け
たことを特徴とする。
1,第2の差動回路と、電圧出力型加算器と、利得制御手
段とを備え、前記第1の抵抗の一端を、前記第1の差動
回路の出力及び反転入力と、前記第2の差動回路の非反
転入力とに接続し、前記第1の差動回路の非反転入力と
前記第2の差動回路の反転入力とを定電位源に接続し、
前記第2の差動回路の出力に第2の抵抗を接続してなる
並列接続差動増幅器を設け、前記第1及び第2の差動回
路の相互コンダクタンスを相補的に制御するように前記
利得制御手段を設けた可変利得増幅回路において、第1
の入力を入力端子に接続し、かつ出力を前記第1の抵抗
の他端に接続し、かつ第2の入力を前記第1の差動回路
の出力に接続してなる2入力の電圧出力型加算器を設け
たことを特徴とする。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の可変利得増幅器を示すブ
ロック図である。第1図において、本実施例の可変利得
増幅器は、電流出力型差動回路A1,A2と、電圧出力型加
算器A3と、抵抗R1,R2と、入力端子aと、出力端子b
と、制御回路10と、定電圧V1,V2と、可変の制御電圧源V
cとを備えている。
ロック図である。第1図において、本実施例の可変利得
増幅器は、電流出力型差動回路A1,A2と、電圧出力型加
算器A3と、抵抗R1,R2と、入力端子aと、出力端子b
と、制御回路10と、定電圧V1,V2と、可変の制御電圧源V
cとを備えている。
第1図において、第2図と同一記号,同一番号の素子
は同一素子を示す。
は同一素子を示す。
本実施例において、第2図の従来回路と同様に差動回
路A1,A2,抵抗R1,R2等で構成されるが、入力回路に加算
器A3を付加している点が従来と異なる。この加算器A3の
入力インピーダンスは充分高いものとする。また、相互
コンダクタンスの制御は、従来回路と同様に、制御回路
10、制御電圧源VC,定電圧源X2,定電流源I0にて行う。
路A1,A2,抵抗R1,R2等で構成されるが、入力回路に加算
器A3を付加している点が従来と異なる。この加算器A3の
入力インピーダンスは充分高いものとする。また、相互
コンダクタンスの制御は、従来回路と同様に、制御回路
10、制御電圧源VC,定電圧源X2,定電流源I0にて行う。
次に第1図に示した本実施例の可変利得増幅器の動作
を説明する。但し、電圧利得の制御方法は、従来回路と
同様なので省略する。
を説明する。但し、電圧利得の制御方法は、従来回路と
同様なので省略する。
入力端子aに入力信号電圧viが印加された時、出力端
子bでの出力信号電圧voは次式により求められる。
子bでの出力信号電圧voは次式により求められる。
まず、c点における電圧は次式により求まる。
vc=(vi+vc)+iR1 …… i=−gm1・vc …… 前記,式より、次式とたる。
vc=vi/gm1・Rz …… 次に差動回路A2の出力電流は、io=gm2vcであるの
で、次式となる。
で、次式となる。
v0=gm2vc・R2 …… 以上前記,式より、本実施例の電圧利得は、次式
となる。
となる。
ここで、従来回路と同様の制御方法より、前記式・
前記式より、次式が得られる。
前記式より、次式が得られる。
このように、常に制御電圧に対して、電圧利得AVが指
数関数に変化する電圧制御型増幅器を得ることが出来
る。
数関数に変化する電圧制御型増幅器を得ることが出来
る。
本実施例では、第2の差動回路の出力を負荷抵抗に接
続して電圧をとりだし、第1および第2の差動回路A1,A
2の相互コンダクタンスを制御し,電圧利得を可変して
いる。
続して電圧をとりだし、第1および第2の差動回路A1,A
2の相互コンダクタンスを制御し,電圧利得を可変して
いる。
以上説明したように、本発明は、入力回路に加算器を
有することにより、制御電圧に対する電圧利得変化が、
常に所要の指数関数で制御出来るという効果がある。
有することにより、制御電圧に対する電圧利得変化が、
常に所要の指数関数で制御出来るという効果がある。
第1図は本発明の一実施例の可変利得増幅器のブロック
図、第2図は従来の可変利得増幅器のブロック図、第3
図は第2図の従来回路の具体的回路図である。 A1,A2……差動回路,A3……加算器,R1,R2……抵抗,a,d…
…入力端子,b……出力端子,Q1〜Q15……トランジスタ,I
0,I3……定電流回路,V1,V2……定電圧回路,VC……制御
電圧源。
図、第2図は従来の可変利得増幅器のブロック図、第3
図は第2図の従来回路の具体的回路図である。 A1,A2……差動回路,A3……加算器,R1,R2……抵抗,a,d…
…入力端子,b……出力端子,Q1〜Q15……トランジスタ,I
0,I3……定電流回路,V1,V2……定電圧回路,VC……制御
電圧源。
Claims (1)
- 【請求項1】第1,第2の抵抗と、電流出力型の第1,第2
の差動回路と、電圧出力型加算器と、利得制御手段とを
備え、前記第1の抵抗の一端を、前記第1の差動回路の
出力及び反転入力と、前記第2の差動回路の非反転入力
とに接続し、前記第1の差動回路の非反転入力と前記第
2の差動回路の反転入力とを定電位源に接続し、前記第
2の差動回路の出力に第2の抵抗を接続してなる並列接
続差動増幅器を設け、前記第1及び第2の差動回路の相
互コンダクタンスを相補的に制御するように前記利得制
御手段を設けた可変利得増幅回路において、第1の入力
を入力端子に接続し、かつ出力を前記第1の抵抗の他端
に接続し、かつ第2の入力を前記第1の差動回路の出力
に接続してなる2入力の電圧出力型加算器を設けたこと
を特徴とする可変利得増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227716A JP2538708B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 可変利得増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227716A JP2538708B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 可変利得増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109705A JPH04109705A (ja) | 1992-04-10 |
JP2538708B2 true JP2538708B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=16865235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2227716A Expired - Fee Related JP2538708B2 (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | 可変利得増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538708B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003179447A (ja) | 2001-12-10 | 2003-06-27 | Nec Electronics Corp | 可変利得回路 |
-
1990
- 1990-08-29 JP JP2227716A patent/JP2538708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109705A (ja) | 1992-04-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |