JP2534451Y2 - 扉の錠前機構 - Google Patents
扉の錠前機構Info
- Publication number
- JP2534451Y2 JP2534451Y2 JP1990062163U JP6216390U JP2534451Y2 JP 2534451 Y2 JP2534451 Y2 JP 2534451Y2 JP 1990062163 U JP1990062163 U JP 1990062163U JP 6216390 U JP6216390 U JP 6216390U JP 2534451 Y2 JP2534451 Y2 JP 2534451Y2
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- JP
- Japan
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- door
- piece
- claw
- stopper
- mounting
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims 4
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は火災報知用機器の扉の錠前機構の改良に関す
るものである。
るものである。
[従来の技術] 第5図(A),(B),(C)は従来装置の構成説明
図である。
図である。
第5図の(A)〜(C)において、1は筐体である。
2は筐体1の本体、3は扉である。また、5は扉の錠前
機構、51は鍵穴、52は特殊鍵である。錠前機構5を解錠
すると扉3が開き、筐体1の内部が開放される。
2は筐体1の本体、3は扉である。また、5は扉の錠前
機構、51は鍵穴、52は特殊鍵である。錠前機構5を解錠
すると扉3が開き、筐体1の内部が開放される。
第5図の(A)〜(C)で示された従来の錠前機構5
で(A)図の場合は、扉3の表側から錠前機構5の鍵穴
51に、コインや合鍵を差込んでから回転させて扉3が開
けられる。また、(B)図は本体2と扉3の両方の内側
にツメ(図示されていない)を設けて、互いに機械的に
係止させて施錠し、係止を解いて解錠させて筐体1の内
部が開放される。さらに、(C)図では施錠及び解錠用
の特殊鍵52を嵌め込んで、施錠及び解錠ができるような
構造になっている。
で(A)図の場合は、扉3の表側から錠前機構5の鍵穴
51に、コインや合鍵を差込んでから回転させて扉3が開
けられる。また、(B)図は本体2と扉3の両方の内側
にツメ(図示されていない)を設けて、互いに機械的に
係止させて施錠し、係止を解いて解錠させて筐体1の内
部が開放される。さらに、(C)図では施錠及び解錠用
の特殊鍵52を嵌め込んで、施錠及び解錠ができるような
構造になっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の(A)図の錠前機構では、鍵穴51
にコインや合鍵を差込んで回転させるので、施錠や解錠
操作が極めて面倒である。特に、合鍵が手元にない場合
は、施錠も解錠もできないという不都合がある。また、
(B)図では上記した合鍵等を使う(A)図のような不
都合はないが、ツメ同志を機械的に係止させるので、係
止する部分が擦り減って施錠不能になることが多い。施
錠不能になると振動等で扉3が開いて筐体1の内部にゴ
ミが溜まったり、電子部品に接触して故障が発生する虞
もある。さらに、(C)では特殊鍵52を利用するので関
係者以外の取扱が制限されて不慣れな取扱に基づく事故
の発生を防止できる利点はあるが、(A)のときと同様
に鍵を忘れたときは扉を開閉できない不都合があり、ス
ペアのない特殊鍵52を紛失したときは一層面倒なことに
なる等の問題点があった。
にコインや合鍵を差込んで回転させるので、施錠や解錠
操作が極めて面倒である。特に、合鍵が手元にない場合
は、施錠も解錠もできないという不都合がある。また、
(B)図では上記した合鍵等を使う(A)図のような不
都合はないが、ツメ同志を機械的に係止させるので、係
止する部分が擦り減って施錠不能になることが多い。施
錠不能になると振動等で扉3が開いて筐体1の内部にゴ
ミが溜まったり、電子部品に接触して故障が発生する虞
もある。さらに、(C)では特殊鍵52を利用するので関
係者以外の取扱が制限されて不慣れな取扱に基づく事故
の発生を防止できる利点はあるが、(A)のときと同様
に鍵を忘れたときは扉を開閉できない不都合があり、ス
ペアのない特殊鍵52を紛失したときは一層面倒なことに
なる等の問題点があった。
本考案は上記のような従来装置の問題点を解消するた
めになされたもので、組立てが容易で、施錠と解錠の操
作が極めて簡単で、しかも係止部の摩耗が少なく長期の
使用に耐える等の種々の特徴のある扉の錠前機構を実現
しようとするものである。
めになされたもので、組立てが容易で、施錠と解錠の操
作が極めて簡単で、しかも係止部の摩耗が少なく長期の
使用に耐える等の種々の特徴のある扉の錠前機構を実現
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、筐体の本体側にストッパを挟んで立設され
てそれぞれ外力によって弾性的に変位する爪片を向かい
合わせた2枚の挾持板を備えた係止部と、 前記筐体における扉の下面に形成され、中心部に摺動
孔を穿設して前記爪片に係合する係合片を設けて装着孔
を囲む装着枠を備えた装着部と、 該装着部の装着孔に抜け止めされて前記摺動孔に摺動
可能に挿入され先端を前記ストッパに間隔を空けて対向
させた案内桿に案内されながら一定範囲を遊挿されて、
該案内桿の両側に設けられた解錠片を前記係止部の爪片
に対向させた押し釦と、 前記扉を開放させる方向のバネ圧を加えるバネ機構と
を具備し、 前記扉を閉成して係止部における両挾持板の爪片で装
着部の係合片を両側から係止して施錠すると共に、前記
扉の閉成状態において押し釦を押して前記案内桿を摺動
させて先端が前記ストッパに当接する前で、かつ前記押
し釦の押圧部が係合片に接触する前に前記解錠片で両挾
持板の爪片を押し開いて係合片を両挾持板から解錠させ
て前記バネ機構のバネ圧により扉を開放する扉の錠前機
構を構成したものである。
てそれぞれ外力によって弾性的に変位する爪片を向かい
合わせた2枚の挾持板を備えた係止部と、 前記筐体における扉の下面に形成され、中心部に摺動
孔を穿設して前記爪片に係合する係合片を設けて装着孔
を囲む装着枠を備えた装着部と、 該装着部の装着孔に抜け止めされて前記摺動孔に摺動
可能に挿入され先端を前記ストッパに間隔を空けて対向
させた案内桿に案内されながら一定範囲を遊挿されて、
該案内桿の両側に設けられた解錠片を前記係止部の爪片
に対向させた押し釦と、 前記扉を開放させる方向のバネ圧を加えるバネ機構と
を具備し、 前記扉を閉成して係止部における両挾持板の爪片で装
着部の係合片を両側から係止して施錠すると共に、前記
扉の閉成状態において押し釦を押して前記案内桿を摺動
させて先端が前記ストッパに当接する前で、かつ前記押
し釦の押圧部が係合片に接触する前に前記解錠片で両挾
持板の爪片を押し開いて係合片を両挾持板から解錠させ
て前記バネ機構のバネ圧により扉を開放する扉の錠前機
構を構成したものである。
[作用] 扉を閉めると装着部の係合片が、係止部の爪片を僅か
に変位させながら係止されて扉が施錠される。扉が閉め
られているときに作動体を作動すると、解錠片を介して
爪片が変位して係合片の係止が解かれて扉が解錠されて
開放される。
に変位させながら係止されて扉が施錠される。扉が閉め
られているときに作動体を作動すると、解錠片を介して
爪片が変位して係合片の係止が解かれて扉が解錠されて
開放される。
[実施例] 第1図は本考案実施例の構成説明図、第2図は第1図
の錠前機構の説明図、第3図は第1図のバネ機構の説明
図で、ここでは本考案を壁掛け形の火災受信機に適用し
た場合が例示されている。
の錠前機構の説明図、第3図は第1図のバネ機構の説明
図で、ここでは本考案を壁掛け形の火災受信機に適用し
た場合が例示されている。
第1乃至3図において、1は樹脂成型された火災受信
機の筐体である。2は筐体1の本体、3は扉である。扉
3は右辺側の内部に設けられたヒンジにより本体2に連
結され、このヒンジを支点に回転して筐体1の内部を開
放する。5は錠前機構で、これらの構成部分には前述の
従来装置と同じ符号が付されている。
機の筐体である。2は筐体1の本体、3は扉である。扉
3は右辺側の内部に設けられたヒンジにより本体2に連
結され、このヒンジを支点に回転して筐体1の内部を開
放する。5は錠前機構で、これらの構成部分には前述の
従来装置と同じ符号が付されている。
錠前機構5の詳しい構成が、第2図に示されている。
第2図において、10は押し釦である。11は角板状の押圧
部、12は押圧部11の中心付近から下方に突出した案内
桿、13と14は案内桿12を挟んで両側に形成された各一対
の抜止爪と解錠片である。抜止爪13の爪15は幾分外側に
張り出し、解錠片14の隅には傾斜面16が設けられてい
る。
第2図において、10は押し釦である。11は角板状の押圧
部、12は押圧部11の中心付近から下方に突出した案内
桿、13と14は案内桿12を挟んで両側に形成された各一対
の抜止爪と解錠片である。抜止爪13の爪15は幾分外側に
張り出し、解錠片14の隅には傾斜面16が設けられてい
る。
20は本体2に形成された係止部、30はバネ機構である
(以下第3図も参照)。係止部20において、21は爪片22
を備えて立設された2枚の挟持板、23は挟持板21の間に
設けられたコ字形のストッパである。爪片22は挟持板21
の自由端に互いに向き合って設けられ、下部が直角に折
り曲げられて爪片22の付近が弾性的に変位できるように
構成されている。また、バネ機構30は、挿入孔31及び2
つの窓孔32を有するほぼ円筒状のバネ座33と、バネ34
と、両側の引掛り35を形成したキャップ36からなる。挿
入孔31にバネ34が介装されて上からキャップ36がバネ座
33に被され、窓孔32に臨んだ引掛り35がキャップ36の上
限位置を規制する。而して、バネ機構30は係止部20の近
くに設けられ、キャップ36の平面を扉3の裏面に接触さ
せて扉3を開放させる方向の均一なバネ圧を加える。
(以下第3図も参照)。係止部20において、21は爪片22
を備えて立設された2枚の挟持板、23は挟持板21の間に
設けられたコ字形のストッパである。爪片22は挟持板21
の自由端に互いに向き合って設けられ、下部が直角に折
り曲げられて爪片22の付近が弾性的に変位できるように
構成されている。また、バネ機構30は、挿入孔31及び2
つの窓孔32を有するほぼ円筒状のバネ座33と、バネ34
と、両側の引掛り35を形成したキャップ36からなる。挿
入孔31にバネ34が介装されて上からキャップ36がバネ座
33に被され、窓孔32に臨んだ引掛り35がキャップ36の上
限位置を規制する。而して、バネ機構30は係止部20の近
くに設けられ、キャップ36の平面を扉3の裏面に接触さ
せて扉3を開放させる方向の均一なバネ圧を加える。
40は扉3に設けられた装着部である。装着部40の41は
装着孔、42は装着孔41を囲んで扉3の下面に形成された
装着枠である。装着孔41は長方形で、押し釦10が挿入さ
れる大きさに作られている。43は装着枠42の中央に設け
られた係合片、44は係合片43の中心部に穿設された摺動
孔である。係合片43の両側の下面には円弧部45が形成さ
れ、上面の幅が前記挟持板21の爪片22の間隔Lよりやや
広く選ばれている。また、摺動孔44には押し釦10の案内
桿12が挿入されて、上下に摺動できるようになってい
る。
装着孔、42は装着孔41を囲んで扉3の下面に形成された
装着枠である。装着孔41は長方形で、押し釦10が挿入さ
れる大きさに作られている。43は装着枠42の中央に設け
られた係合片、44は係合片43の中心部に穿設された摺動
孔である。係合片43の両側の下面には円弧部45が形成さ
れ、上面の幅が前記挟持板21の爪片22の間隔Lよりやや
広く選ばれている。また、摺動孔44には押し釦10の案内
桿12が挿入されて、上下に摺動できるようになってい
る。
このような構成の本考案の錠前機構5において、案内
桿12を装着部40の摺動孔44に挿入して押し釦10を扉3の
表から装着孔41に押し込む。押し釦10を押し込むと抜止
爪13の爪15が間隔を縮めながら降下し、爪15が装着枠42
の下縁を過ぎると間隔が広がる。そして、押し釦10の押
圧面が扉3の表面とほぼ同一面になって、抜止爪13で抜
け止めされて案内桿12を摺動孔44に挿入したまま押し釦
10が扉3の装着部40内で一定範囲を摺動可能に遊挿され
る。
桿12を装着部40の摺動孔44に挿入して押し釦10を扉3の
表から装着孔41に押し込む。押し釦10を押し込むと抜止
爪13の爪15が間隔を縮めながら降下し、爪15が装着枠42
の下縁を過ぎると間隔が広がる。そして、押し釦10の押
圧面が扉3の表面とほぼ同一面になって、抜止爪13で抜
け止めされて案内桿12を摺動孔44に挿入したまま押し釦
10が扉3の装着部40内で一定範囲を摺動可能に遊挿され
る。
ここで、押し釦10を装着した扉3をヒンジを支点に回
転して閉めると、装着部40における係合片43の両側の円
弧部45が挟持板21の爪片22の間隔Lを僅かに広げてから
係合片43が左右から爪片22で挟持される。この結果、本
体2の上面が扉3で閉成されると共に、爪片22が係合片
43を係止して扉3が施錠される。扉3が施錠された状態
が、第4図の(A)に示されている。
転して閉めると、装着部40における係合片43の両側の円
弧部45が挟持板21の爪片22の間隔Lを僅かに広げてから
係合片43が左右から爪片22で挟持される。この結果、本
体2の上面が扉3で閉成されると共に、爪片22が係合片
43を係止して扉3が施錠される。扉3が施錠された状態
が、第4図の(A)に示されている。
いま、扉3の閉成状態において押し釦10を押すと、摺
動孔44に挿入された案内桿12に案内されて装着孔41内を
降下する。押し釦10の降下に連れて解錠片14の両側の傾
斜面16が、2枚の挟持板21の爪片22に接触してその間に
割り込む。そして、爪片22の間隔Lを広げて、いままで
爪片22で係止されていた係合片43を自由状態にして解錠
する。一方、扉3は施錠状態において、常時バネ機構30
により開放する方向のバネ圧が与えられている。この結
果、自由状態になった係合片43が扉3と共に自動的に押
し上げられ、第4図の(B)に示すように本体2との間
に隙間Gが形成される。そして、扉3の自由端を回転し
て筐体1の内部を開放して、火災受信機の点検や調整を
行うことができる。
動孔44に挿入された案内桿12に案内されて装着孔41内を
降下する。押し釦10の降下に連れて解錠片14の両側の傾
斜面16が、2枚の挟持板21の爪片22に接触してその間に
割り込む。そして、爪片22の間隔Lを広げて、いままで
爪片22で係止されていた係合片43を自由状態にして解錠
する。一方、扉3は施錠状態において、常時バネ機構30
により開放する方向のバネ圧が与えられている。この結
果、自由状態になった係合片43が扉3と共に自動的に押
し上げられ、第4図の(B)に示すように本体2との間
に隙間Gが形成される。そして、扉3の自由端を回転し
て筐体1の内部を開放して、火災受信機の点検や調整を
行うことができる。
なお、上述した第1〜3図の実施例では装着部40を扉
3側に設けて本体2側に2枚の挟持板21を向い合わせた
係止部20を配置した場合を例示して説明したが、装着部
40と係止部20を逆に設けるようにしてもよく、挟持板21
は必ずしも2枚構成に限定するものでもない。
3側に設けて本体2側に2枚の挟持板21を向い合わせた
係止部20を配置した場合を例示して説明したが、装着部
40と係止部20を逆に設けるようにしてもよく、挟持板21
は必ずしも2枚構成に限定するものでもない。
[考案の効果] 本考案は、筐体の本体側にストッパを挟んで立設され
てそれぞれ外力によって弾性的に変位する爪片を向かい
合わせた2枚の挾持板を備えた係止部と、 前記筐帯における扉の下面に形成され、中心部に摺動
孔を穿設して前記爪片に係合する係合片を設けて装着孔
を囲む装着枠を備えた装着部と、 該装着部の装着孔に抜け止めされて前記摺動孔に摺動
可能に挿入され先端を前記ストッパに間隔を空けて対向
させた案内桿に案内されながら一定範囲を遊挿されて、
該案内桿の両側に設けられた解錠片を前記係止部の爪片
に対向させた押し釦と、 前記扉を開放させる方向のバネ圧を加えるバネ機構と
を具備し、 前記扉を閉成して係止部における両挾持板の爪片で装
着部の係合片を両側から係止して施錠すると共に、前記
扉の閉成状態において押し釦を押して前記案内桿を摺動
させて先端が前記ストッパに当接する前で、かつ前記押
し釦の押圧部が係合片に接触する前に前記解錠片で両挾
持板の爪片を押し開いて係合片を両挾持板から解錠させ
て前記バネ機構のバネ圧により扉を開放する扉の錠前機
構を構成した。
てそれぞれ外力によって弾性的に変位する爪片を向かい
合わせた2枚の挾持板を備えた係止部と、 前記筐帯における扉の下面に形成され、中心部に摺動
孔を穿設して前記爪片に係合する係合片を設けて装着孔
を囲む装着枠を備えた装着部と、 該装着部の装着孔に抜け止めされて前記摺動孔に摺動
可能に挿入され先端を前記ストッパに間隔を空けて対向
させた案内桿に案内されながら一定範囲を遊挿されて、
該案内桿の両側に設けられた解錠片を前記係止部の爪片
に対向させた押し釦と、 前記扉を開放させる方向のバネ圧を加えるバネ機構と
を具備し、 前記扉を閉成して係止部における両挾持板の爪片で装
着部の係合片を両側から係止して施錠すると共に、前記
扉の閉成状態において押し釦を押して前記案内桿を摺動
させて先端が前記ストッパに当接する前で、かつ前記押
し釦の押圧部が係合片に接触する前に前記解錠片で両挾
持板の爪片を押し開いて係合片を両挾持板から解錠させ
て前記バネ機構のバネ圧により扉を開放する扉の錠前機
構を構成した。
この結果、従来のように鍵穴にコインや合鍵を差込ん
で回転させないので、施錠や解錠操作が極めて簡単にな
る。また、作動体で間接的に係止を解錠するので、係止
する部分が擦り減って施錠不能になることがなく、故障
の発生率も低い。特に、閉められた扉を開くときに押し
釦を押すと、案内桿がストッパに当る前で、かつ押し釦
の押圧部が係合片に接触する前に解錠片による解錠動作
が行われる。同時に、常時扉を開放する方向のバネ圧を
加えるバネ機構によって、扉が自動的にしかも速やかに
開放される。即ち、押し釦を押すと最初に施錠が解かれ
て、所謂扉が自動的にホップアップされることになる。
したがって、ホップアップした扉によって解錠状態を直
接見て確認することができ、解錠に力や時間の余分な操
作が不必要になる。
で回転させないので、施錠や解錠操作が極めて簡単にな
る。また、作動体で間接的に係止を解錠するので、係止
する部分が擦り減って施錠不能になることがなく、故障
の発生率も低い。特に、閉められた扉を開くときに押し
釦を押すと、案内桿がストッパに当る前で、かつ押し釦
の押圧部が係合片に接触する前に解錠片による解錠動作
が行われる。同時に、常時扉を開放する方向のバネ圧を
加えるバネ機構によって、扉が自動的にしかも速やかに
開放される。即ち、押し釦を押すと最初に施錠が解かれ
て、所謂扉が自動的にホップアップされることになる。
したがって、ホップアップした扉によって解錠状態を直
接見て確認することができ、解錠に力や時間の余分な操
作が不必要になる。
よって、本考案によれば組立てが容易で、施錠と解錠
の操作が極めて簡単で、しかも長期の使用に耐える等の
種々の特徴のある扉の錠前機構を実現することができ
る。
の操作が極めて簡単で、しかも長期の使用に耐える等の
種々の特徴のある扉の錠前機構を実現することができ
る。
第1図は本考案実施例の構成説明図、第2図は第1図の
錠前機構の説明図、第3図は第1図のバネ機構の説明
図、第4図の(A),(B)は本考案実施例の動作説明
図、第5図の(A),(B),(C)は従来装置の構成
説明図である。 図において、1は筐体、2は本体、3は扉、5は錠前機
構、10は押し釦、11は押圧部、12は案内桿、13は抜止
爪、14は解錠片、15は爪、16は傾斜面、20は係止部、21
は挟持板、22は爪片、23はストッパ、30はバネ機構、31
は挿入孔、32は窓孔、33はバネ座、34はバネ、35は引掛
り、36はキャップ、40は装着部、41は装着孔、42は装着
枠、43は係合片、44は摺動孔、45は円弧部である。
錠前機構の説明図、第3図は第1図のバネ機構の説明
図、第4図の(A),(B)は本考案実施例の動作説明
図、第5図の(A),(B),(C)は従来装置の構成
説明図である。 図において、1は筐体、2は本体、3は扉、5は錠前機
構、10は押し釦、11は押圧部、12は案内桿、13は抜止
爪、14は解錠片、15は爪、16は傾斜面、20は係止部、21
は挟持板、22は爪片、23はストッパ、30はバネ機構、31
は挿入孔、32は窓孔、33はバネ座、34はバネ、35は引掛
り、36はキャップ、40は装着部、41は装着孔、42は装着
枠、43は係合片、44は摺動孔、45は円弧部である。
Claims (1)
- 【請求項1】筐体の本体側にストッパを挟んで立設され
てそれぞれ外力によって弾性的に変位する爪片を向かい
合わせた2枚の挾持板を備えた係止部と、 前記筐体における扉の下面に形成され、中心部に摺動孔
を穿設して前記爪片に係合する係合片を設けて装着孔を
囲む装着枠を備えた装着部と、 該装着部の装着孔に抜け止めされて前記摺動孔に摺動可
能に挿入され先端を前記ストッパに間隔を空けて対向さ
せた案内桿に案内されながら一定範囲を遊挿されて、該
案内桿の両側に設けられた解錠片を前記係止部の爪片に
対向させた押し釦と、 前記扉を開放させる方向のバネ圧を加えるバネ機構とを
具備し、 前記扉を閉成して係止部における両挾持板の爪片で装着
部の係合片を両側から係止して施錠すると共に、前記扉
の閉成状態において押し釦を押して前記案内桿を摺動さ
せて先端が前記ストッパに当接する前で、かつ前記押し
釦の押圧部が係合片に接触する前に前記解錠片で両挾持
板の爪片を押し開いて係合片を両挾持板から解錠させて
前記バネ機構のバネ圧により扉を開放するように構成し
たことを特徴とする扉の錠前機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990062163U JP2534451Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 扉の錠前機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990062163U JP2534451Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 扉の錠前機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0421689U JPH0421689U (ja) | 1992-02-24 |
JP2534451Y2 true JP2534451Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31591064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990062163U Expired - Fee Related JP2534451Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 扉の錠前機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534451Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0249472U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-05 |
-
1990
- 1990-06-14 JP JP1990062163U patent/JP2534451Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0421689U (ja) | 1992-02-24 |
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