JP2533636Y2 - ディスクプレーヤのディスク着脱装置 - Google Patents
ディスクプレーヤのディスク着脱装置Info
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- JP2533636Y2 JP2533636Y2 JP4862088U JP4862088U JP2533636Y2 JP 2533636 Y2 JP2533636 Y2 JP 2533636Y2 JP 4862088 U JP4862088 U JP 4862088U JP 4862088 U JP4862088 U JP 4862088U JP 2533636 Y2 JP2533636 Y2 JP 2533636Y2
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- disk
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はモータの回転力でトレーの摺動及びディスク
のチャッキングあるいはチャッキング剥しを行なうディ
スクプレーヤのディスク着脱装置に関する。
のチャッキングあるいはチャッキング剥しを行なうディ
スクプレーヤのディスク着脱装置に関する。
(ロ) 従来の技術 ディスクに記録された信号を光ピックアップを用いて
再生する光学式のディスクプレーヤが知られている。斯
るディスクプレーヤはディスクをターンテーブルに装着
し、又取出すのに例えば特開昭60-80159号公報に記載さ
れている如くディスク載置部を有するトレーを用い、前
記トレーをディスク載置部がディスクの出し入れを行な
う開放位置とディスクをターンテーブルに装着又は取外
しする閉塞位置間を摺動されるようにしたものがある。
さらに前記ディスクプレーヤにおいて、ディスクが安定
に回転されるようにするため、前記ディスクをターンテ
ーブルにチャッキングする必要がある。そのチャッキン
グにはスプリングを用いる方法と、実開昭61-16745号公
報に記載されているようにマグネットを用いる方法とが
ある。
再生する光学式のディスクプレーヤが知られている。斯
るディスクプレーヤはディスクをターンテーブルに装着
し、又取出すのに例えば特開昭60-80159号公報に記載さ
れている如くディスク載置部を有するトレーを用い、前
記トレーをディスク載置部がディスクの出し入れを行な
う開放位置とディスクをターンテーブルに装着又は取外
しする閉塞位置間を摺動されるようにしたものがある。
さらに前記ディスクプレーヤにおいて、ディスクが安定
に回転されるようにするため、前記ディスクをターンテ
ーブルにチャッキングする必要がある。そのチャッキン
グにはスプリングを用いる方法と、実開昭61-16745号公
報に記載されているようにマグネットを用いる方法とが
ある。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 前述の如くディスクプレーヤにおいて、ディスクを装
着するには、開放位置にあるディスク載置部にディスク
を載置し、然る後トレーを摺動させ前記ディスク載置部
を閉塞位置にさせると、ディスクはターンテーブル上に
装着される。又前記トレーの摺動に伴ないクランパーが
回動されチャッキング部材にてディスクをターンテーブ
ルにチャッキングする。ディスクを取出すときには、ト
レーを前記と逆方向に摺動させるとクランパーが前記と
逆方向に回動され、チャッキング部材が浮上されチャッ
キングを解除すると共に、再びディスク載置部にディス
クを載置し、トレーを前述と逆方向に摺動させることに
より、前記ディスク載置部が開放位置まで摺動され、デ
ィスクを手で取外すことが出来る。ところで前記トレー
の摺動はモータによって行なわれるが、チャッキングあ
るいはチャッキング剥しを行なうとき、急速に行なうと
チャッキング部材から音を発生する。一方特にチャッキ
ング部材にマグネットを用いたものでは、ディスクから
チャッキング部材を離脱させるチャッキング剥しに大き
な力を必要とする。従ってトレーを摺動させるモータに
常時大きな電圧を加えておくと、トレーが急速に摺動さ
れチャッキング時、又はチャッキング剥し時に雑音を発
生し、逆にモータに小電圧を加えるとチャッキング剥し
が出来ないことになる。
着するには、開放位置にあるディスク載置部にディスク
を載置し、然る後トレーを摺動させ前記ディスク載置部
を閉塞位置にさせると、ディスクはターンテーブル上に
装着される。又前記トレーの摺動に伴ないクランパーが
回動されチャッキング部材にてディスクをターンテーブ
ルにチャッキングする。ディスクを取出すときには、ト
レーを前記と逆方向に摺動させるとクランパーが前記と
逆方向に回動され、チャッキング部材が浮上されチャッ
キングを解除すると共に、再びディスク載置部にディス
クを載置し、トレーを前述と逆方向に摺動させることに
より、前記ディスク載置部が開放位置まで摺動され、デ
ィスクを手で取外すことが出来る。ところで前記トレー
の摺動はモータによって行なわれるが、チャッキングあ
るいはチャッキング剥しを行なうとき、急速に行なうと
チャッキング部材から音を発生する。一方特にチャッキ
ング部材にマグネットを用いたものでは、ディスクから
チャッキング部材を離脱させるチャッキング剥しに大き
な力を必要とする。従ってトレーを摺動させるモータに
常時大きな電圧を加えておくと、トレーが急速に摺動さ
れチャッキング時、又はチャッキング剥し時に雑音を発
生し、逆にモータに小電圧を加えるとチャッキング剥し
が出来ないことになる。
本考案は斯る欠点を除去したディスクプレーヤのディ
スク着脱装置を提供するものである。
スク着脱装置を提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案のディスクプレーヤのディスク着脱装置はモー
タにて摺動されるトレーと、該トレーの摺動により上下
方向に回動変位されるように取付けられ先端にディスク
をターンテーブルにマグネットで圧着するチャッキング
部材を有するクランパーと、モータを一辺に含むブリッ
ジ回路と、該ブリッジ回路のモータと直列をなす一辺の
抵抗に並列接続され前記トレーが演奏位置にあるときの
みオフされるスイッチと、前記ブリッジ回路の不平衡電
圧検出端子より検出される不平衡電圧にて制御され、ブ
リッジ回路に供給する電圧を制御する制御回路にて構成
される。
タにて摺動されるトレーと、該トレーの摺動により上下
方向に回動変位されるように取付けられ先端にディスク
をターンテーブルにマグネットで圧着するチャッキング
部材を有するクランパーと、モータを一辺に含むブリッ
ジ回路と、該ブリッジ回路のモータと直列をなす一辺の
抵抗に並列接続され前記トレーが演奏位置にあるときの
みオフされるスイッチと、前記ブリッジ回路の不平衡電
圧検出端子より検出される不平衡電圧にて制御され、ブ
リッジ回路に供給する電圧を制御する制御回路にて構成
される。
(ホ) 作用 本考案のディスクプレーヤのディスク着脱装置は上述
の如き構成をなしており、トレーが演奏位置に摺動され
たとき、スイッチがオフされブリッジ回路を形成し、該
ブリッジ回路の不平衡電圧を検出し、制御回路を制御
し、モータへ負荷に応じた電圧を供給し、前記以外はモ
ータに一定電圧を加えトレーを摺動する。
の如き構成をなしており、トレーが演奏位置に摺動され
たとき、スイッチがオフされブリッジ回路を形成し、該
ブリッジ回路の不平衡電圧を検出し、制御回路を制御
し、モータへ負荷に応じた電圧を供給し、前記以外はモ
ータに一定電圧を加えトレーを摺動する。
(ヘ) 実施例 本考案のディスクプレーヤのディスク着脱装置の実施
例を図面に従って説明する。
例を図面に従って説明する。
図において、(1)はディスク収納部(2)が形成さ
れていると共に該ディスク収納部(2)へのディスクの
装着及びディスクの取り出し操作を行なう着脱位置と後
述するターンテーブルにディスクを載置する演奏位置と
の間をモータの回転力にて摺動変位されるようにシャー
シ(3)上に設けられているレール(4)によって支持
されているトレーであり、側壁に側方へ突出した突部
(5)が形成されていると共に二股状に形成されている
脚片(6)(6)の内側に下方に傾斜した突片(7)が
設けられている。前記ディスク収納部(2)の底面には
トレー(1)の移動に伴なって上下動されるリフター
(8)が設けられている。(9)は前記トレー(1)の
二股状の脚片(6)(6)が位置されるシャーシ(3)
上の軸(10)(10)に軸支されたクランパーで、先端に
チャッキング部材(11)が取付けられ、後端に前記突片
(7)に係止する作動片(12)が形成されている。前記
チャッキング部材(11)はクランパー(9)の先端に形
成された孔(13)を貫通すると共に、上端に鍔(14)が
形成され、又下端には縁部(15)が形成されており、下
端の縁部(15)にはマグネット(16)を取付けた取付部
材(17)が遊貫されている。従って前記チャッキング部
材(11)はクランパー(9)に上下及び回転自在に取付
けられ、取付部材(17)はチャッキング部材(11)に上
下及び回転自在に設けられている。(18)はモータ(図
示せず)の回転軸(19)に取付けられたターンテーブル
で、磁性体で形成された中心部(20)と載置部(21)と
を有する。
れていると共に該ディスク収納部(2)へのディスクの
装着及びディスクの取り出し操作を行なう着脱位置と後
述するターンテーブルにディスクを載置する演奏位置と
の間をモータの回転力にて摺動変位されるようにシャー
シ(3)上に設けられているレール(4)によって支持
されているトレーであり、側壁に側方へ突出した突部
(5)が形成されていると共に二股状に形成されている
脚片(6)(6)の内側に下方に傾斜した突片(7)が
設けられている。前記ディスク収納部(2)の底面には
トレー(1)の移動に伴なって上下動されるリフター
(8)が設けられている。(9)は前記トレー(1)の
二股状の脚片(6)(6)が位置されるシャーシ(3)
上の軸(10)(10)に軸支されたクランパーで、先端に
チャッキング部材(11)が取付けられ、後端に前記突片
(7)に係止する作動片(12)が形成されている。前記
チャッキング部材(11)はクランパー(9)の先端に形
成された孔(13)を貫通すると共に、上端に鍔(14)が
形成され、又下端には縁部(15)が形成されており、下
端の縁部(15)にはマグネット(16)を取付けた取付部
材(17)が遊貫されている。従って前記チャッキング部
材(11)はクランパー(9)に上下及び回転自在に取付
けられ、取付部材(17)はチャッキング部材(11)に上
下及び回転自在に設けられている。(18)はモータ(図
示せず)の回転軸(19)に取付けられたターンテーブル
で、磁性体で形成された中心部(20)と載置部(21)と
を有する。
第3図は前記トレー(1)を摺動させるモータ(22)
の回路図で、モータ(22)を一辺に含み抵抗(23)(2
4)(25)よりなるブリッジ回路(26)、モータ(22)
に直列接続された抵抗(23)に並列接続され、前記トレ
ー(1)に形成された突部(5)にてオンオフ動作が制
御されるスイッチ(29)、入力端子(27)(28)に供給
される入力電圧にて制御されると共に、ブリッジ回路
(26)の不平衡電圧検出端子(30)(30)より検出され
る不平衡電圧にても制御される差動増幅回路(31)とよ
りなり、差動増幅回路(31)の出力電圧はブリッジ回路
(26)の給電端子(32)(32)に供給される。
の回路図で、モータ(22)を一辺に含み抵抗(23)(2
4)(25)よりなるブリッジ回路(26)、モータ(22)
に直列接続された抵抗(23)に並列接続され、前記トレ
ー(1)に形成された突部(5)にてオンオフ動作が制
御されるスイッチ(29)、入力端子(27)(28)に供給
される入力電圧にて制御されると共に、ブリッジ回路
(26)の不平衡電圧検出端子(30)(30)より検出され
る不平衡電圧にても制御される差動増幅回路(31)とよ
りなり、差動増幅回路(31)の出力電圧はブリッジ回路
(26)の給電端子(32)(32)に供給される。
次に本考案のディスクプレーヤのディスク着脱装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
ディスクプレーヤが不使用状態にあるときには、トレ
ー(1)は第1図に示した演奏位置にあり、クランパー
(9)に設けられているチャッキング部材(11)はター
ンテーブル(18)上に位置されており、該チャッキング
部材(11)に設けられているマグネット(16)はターン
テーブル(18)に吸着された状態にある。
ー(1)は第1図に示した演奏位置にあり、クランパー
(9)に設けられているチャッキング部材(11)はター
ンテーブル(18)上に位置されており、該チャッキング
部材(11)に設けられているマグネット(16)はターン
テーブル(18)に吸着された状態にある。
斯る状態において、ディスク(33)をターンテーブル
(18)上に載置させるためには、トレー(1)を第1図
に示した演奏位置より矢印A方向である着脱位置に摺動
変位させる必要があり、斯る操作は一般に排出操作と呼
ばれている。排出操作のための操作釦(図示せず)を操
作すると、ディスクプレーヤの動作を制御するべく設け
られている動作制御回路(図示せず)より制御信号が出
力され、排出動作のための制御信号である正の電圧が入
力端子(28)に印加される。
(18)上に載置させるためには、トレー(1)を第1図
に示した演奏位置より矢印A方向である着脱位置に摺動
変位させる必要があり、斯る操作は一般に排出操作と呼
ばれている。排出操作のための操作釦(図示せず)を操
作すると、ディスクプレーヤの動作を制御するべく設け
られている動作制御回路(図示せず)より制御信号が出
力され、排出動作のための制御信号である正の電圧が入
力端子(28)に印加される。
斯る正の電圧が入力端子(28)に印加されると、差動
増幅回路(31)の出力端子に正の駆動電圧が出力され、
その電圧がブリッジ回路(26)の給電端子(32)(32)
に供給される。その結果、ブリッジ回路(26)の一辺に
モータ(22)が組み込まれているので、該モータ(22)
はトレー(1)を第1図に示した演奏位置より矢印A方
向である着脱位置方向へ変位させる方向に回転を開始す
るが、このときスイッチ(29)はトレー(1)が演奏位
置にあるため突部(5)によってオフされた状態にあ
る。従って、トレー(1)が演奏位置にある状態では、
ブリッジ回路(26)はブリッジ動作、即ちブリッジ回路
の平衡動作を保持するための動作を行なう状態にある。
前記トレー(1)の摺動に伴ないリフター(8)を浮上
させると共に、クランパー(9)の後端の作動片(12)
がトレー(1)の突片(7)に押下げられ、先端を持上
げようとする。しかしチャッキング部材(11)のマグネ
ット(16)がターンテーブル(18)に磁力で吸着されて
いるので、マグネット(16)をターンテーブル(18)か
ら離脱させるチャッキング剥しに大きな力を必要とし、
そのためにモータ(22)に大きな負荷が加わる。しかし
このとき前述した如くブリッジ回路(26)が形成されて
おり、そのブリッジ回路(26)は Rm・R3=R1・R2 ……(1) 但し Rm…モータ(22)の内部抵抗 R1…抵抗(23)の抵抗値 R2…抵抗(24)の抵抗値 R3…抵抗(25)の抵抗値 になるようにしておけばバランスしており、前述の如
くモータ(22)にチャッキング剥しのため余分な負荷が
加わると、不平衡電圧検出端子(30)(30)より不平衡
電圧が検出され差動増幅回路(31)の入力端子(27)
(28)に加わり、前記差動増幅回路(31)の出力が増大
するので、モータ(22)には負荷の増大に応じた駆動電
圧が供給される。従ってこの状態では入力端子(27)
(28)に供給される入力電圧によって、モータ(22)は
負荷が変化しても一定の回転動作するので、前記入力電
圧を選定することにより、モータ(22)を低速回転しチ
ャッキング剥しをゆるやかに行なう。そのためマグネッ
ト(16)がチャッキング部材(11)にラフに取付けら
れ、又チャッキング部材(11)がクランパー(9)にラ
フに取付けられていても、チャッキング剥しのときにこ
れらがガタついて音を生じることがない。
増幅回路(31)の出力端子に正の駆動電圧が出力され、
その電圧がブリッジ回路(26)の給電端子(32)(32)
に供給される。その結果、ブリッジ回路(26)の一辺に
モータ(22)が組み込まれているので、該モータ(22)
はトレー(1)を第1図に示した演奏位置より矢印A方
向である着脱位置方向へ変位させる方向に回転を開始す
るが、このときスイッチ(29)はトレー(1)が演奏位
置にあるため突部(5)によってオフされた状態にあ
る。従って、トレー(1)が演奏位置にある状態では、
ブリッジ回路(26)はブリッジ動作、即ちブリッジ回路
の平衡動作を保持するための動作を行なう状態にある。
前記トレー(1)の摺動に伴ないリフター(8)を浮上
させると共に、クランパー(9)の後端の作動片(12)
がトレー(1)の突片(7)に押下げられ、先端を持上
げようとする。しかしチャッキング部材(11)のマグネ
ット(16)がターンテーブル(18)に磁力で吸着されて
いるので、マグネット(16)をターンテーブル(18)か
ら離脱させるチャッキング剥しに大きな力を必要とし、
そのためにモータ(22)に大きな負荷が加わる。しかし
このとき前述した如くブリッジ回路(26)が形成されて
おり、そのブリッジ回路(26)は Rm・R3=R1・R2 ……(1) 但し Rm…モータ(22)の内部抵抗 R1…抵抗(23)の抵抗値 R2…抵抗(24)の抵抗値 R3…抵抗(25)の抵抗値 になるようにしておけばバランスしており、前述の如
くモータ(22)にチャッキング剥しのため余分な負荷が
加わると、不平衡電圧検出端子(30)(30)より不平衡
電圧が検出され差動増幅回路(31)の入力端子(27)
(28)に加わり、前記差動増幅回路(31)の出力が増大
するので、モータ(22)には負荷の増大に応じた駆動電
圧が供給される。従ってこの状態では入力端子(27)
(28)に供給される入力電圧によって、モータ(22)は
負荷が変化しても一定の回転動作するので、前記入力電
圧を選定することにより、モータ(22)を低速回転しチ
ャッキング剥しをゆるやかに行なう。そのためマグネッ
ト(16)がチャッキング部材(11)にラフに取付けら
れ、又チャッキング部材(11)がクランパー(9)にラ
フに取付けられていても、チャッキング剥しのときにこ
れらがガタついて音を生じることがない。
前記チャッキング剥しが終了し、又リフター(8)が
浮上された後トレー(1)はさらに矢印A方向に摺動さ
れるが、このときはスイッチ(26)が突部(5)を過ぎ
ているため、前記スイッチ(29)はオンされる。従って
ブリッジ回路(26)は形成されなくなり、第4図に示す
如く差動増幅回路(31)は単なる増幅回路として動作さ
れる。即ちこのときのゲインGは 但し R4……抵抗(34)の抵抗値 R7……抵抗(35)の抵抗値 となる。よってこのときモータ(22)には前記ゲイン
で定められた常に同じ電圧が加わる。従ってトレー
(1)の摺動中に該トレー(1)がひっかかる等し、異
常に大きな負荷が加わったとしてもモータ(22)は与え
られた電圧での最大トルク以上の力は出ず、トレー
(1)等に無理な力が加わって破壊するということがな
くなる。
浮上された後トレー(1)はさらに矢印A方向に摺動さ
れるが、このときはスイッチ(26)が突部(5)を過ぎ
ているため、前記スイッチ(29)はオンされる。従って
ブリッジ回路(26)は形成されなくなり、第4図に示す
如く差動増幅回路(31)は単なる増幅回路として動作さ
れる。即ちこのときのゲインGは 但し R4……抵抗(34)の抵抗値 R7……抵抗(35)の抵抗値 となる。よってこのときモータ(22)には前記ゲイン
で定められた常に同じ電圧が加わる。従ってトレー
(1)の摺動中に該トレー(1)がひっかかる等し、異
常に大きな負荷が加わったとしてもモータ(22)は与え
られた電圧での最大トルク以上の力は出ず、トレー
(1)等に無理な力が加わって破壊するということがな
くなる。
トレー(1)が前述した動作によって矢印A方向に摺
動変位され、ディスク収納部(2)がキャビネット(図
示せず)の外方に突出した着脱位置まで変位するとモー
ターへの駆動電圧の供給動作が停止され、前記トレー
(1)は着脱位置で停止した状態になる。斯る状態でト
レー(1)に設けられているディスク収納部(2)にデ
ィスク(33)を載置させた後、ディスクの挿入釦を操作
すると、ディスクプレーヤの動作を制御するべく設けら
れている動作制御回路より制御信号が出力され、挿入動
作のための制御信号である正の電圧が入力端子(27)に
印加される。
動変位され、ディスク収納部(2)がキャビネット(図
示せず)の外方に突出した着脱位置まで変位するとモー
ターへの駆動電圧の供給動作が停止され、前記トレー
(1)は着脱位置で停止した状態になる。斯る状態でト
レー(1)に設けられているディスク収納部(2)にデ
ィスク(33)を載置させた後、ディスクの挿入釦を操作
すると、ディスクプレーヤの動作を制御するべく設けら
れている動作制御回路より制御信号が出力され、挿入動
作のための制御信号である正の電圧が入力端子(27)に
印加される。
斯る信号が入力端子(27)に印加されると、差動増幅
回路(31)の出力端子に負の駆動電圧が出力され、その
電圧がブリッジ回路(26)の給電端子(32)(32)に供
給される。その結果、ブリッジ回路(26)の一辺にモー
タ(22)が組み込まれているので、該モータ(22)は前
述した方向の反対方向に回転せしめられ、トレー(1)
を着脱位置より矢印B方向である演奏位置方向へ変位さ
せる。そして、トレー(1)が第1図に示す演奏位置ま
で変位するまでは、スイッチ(29)がオン状態にあるた
め、前記モータ(22)は前述した差動増幅回路(31)の
ゲインによって定められた常に同じ電圧にて回転駆動さ
れることになり、トレー(1)等に無理な力が加わって
破壊されるという事故が発生することはない。
回路(31)の出力端子に負の駆動電圧が出力され、その
電圧がブリッジ回路(26)の給電端子(32)(32)に供
給される。その結果、ブリッジ回路(26)の一辺にモー
タ(22)が組み込まれているので、該モータ(22)は前
述した方向の反対方向に回転せしめられ、トレー(1)
を着脱位置より矢印B方向である演奏位置方向へ変位さ
せる。そして、トレー(1)が第1図に示す演奏位置ま
で変位するまでは、スイッチ(29)がオン状態にあるた
め、前記モータ(22)は前述した差動増幅回路(31)の
ゲインによって定められた常に同じ電圧にて回転駆動さ
れることになり、トレー(1)等に無理な力が加わって
破壊されるという事故が発生することはない。
斯る動作によってトレー(1)が演奏位置まで変位す
ると、トレー(1)の変位動作に対してクランパー
(9)等が負荷として作用することになるが、斯る状態
ではトレー(1)に設けられている突部(5)によって
スイッチ(29)がオフされるため、ブリッジ回路(26)
がブリッジ動作を行なう状態になる。従って、前記モー
タ(22)は負荷に応じた回転駆動動作を行なう状態とな
り、クランパー(9)の回動動作及びリフタ(8)の下
方への変位動作が緩やかに行なわれることになる。斯る
動作が行なわれる結果、チャッキング部材(11)に設け
られているマグネット(16)によるターンテーブル(1
8)に対する吸引力によってディスク(33)はターンテ
ーブル(18)上にクランプ保持されることになる。
ると、トレー(1)の変位動作に対してクランパー
(9)等が負荷として作用することになるが、斯る状態
ではトレー(1)に設けられている突部(5)によって
スイッチ(29)がオフされるため、ブリッジ回路(26)
がブリッジ動作を行なう状態になる。従って、前記モー
タ(22)は負荷に応じた回転駆動動作を行なう状態とな
り、クランパー(9)の回動動作及びリフタ(8)の下
方への変位動作が緩やかに行なわれることになる。斯る
動作が行なわれる結果、チャッキング部材(11)に設け
られているマグネット(16)によるターンテーブル(1
8)に対する吸引力によってディスク(33)はターンテ
ーブル(18)上にクランプ保持されることになる。
斯る状態において、再生のための操作釦を操作する
と、ターンテーブル(18)が回転駆動されるので、ディ
スク(33)の回転駆動動作が行なわれることになり、ピ
ックアップ(図示せず)によりディスク(33)に記録さ
れている信号の再生動作を行なうことが出来る。
と、ターンテーブル(18)が回転駆動されるので、ディ
スク(33)の回転駆動動作が行なわれることになり、ピ
ックアップ(図示せず)によりディスク(33)に記録さ
れている信号の再生動作を行なうことが出来る。
(ト) 考案の効果 本考案のディスク着脱装置は、トレーを着脱位置と演
奏位置との間を摺動変位させるモータをブリッジ回路の
一辺に組み込むと共に該ブリッジ回路のモータと直列接
続されている一辺の抵抗にスイッチを並列接続し、トレ
ーが演奏位置にあるとき前記スイッチをオフさせてブリ
ッジ回路がブリッジ動作を行なうように構成したので、
モータに負荷に応じた駆動電圧を供給することが出来、
それ故、マグネットの吸引力を利用したチャッキング部
材のチャッキング動作をトレーの変位力によって行なう
ように構成した場合にチャッキングの剥がし動作を緩や
かに行なうことが出来る。従って、チャッキングの剥が
し動作時に発生する機械音を小さくする上で本考案は大
きな効果を奏する。
奏位置との間を摺動変位させるモータをブリッジ回路の
一辺に組み込むと共に該ブリッジ回路のモータと直列接
続されている一辺の抵抗にスイッチを並列接続し、トレ
ーが演奏位置にあるとき前記スイッチをオフさせてブリ
ッジ回路がブリッジ動作を行なうように構成したので、
モータに負荷に応じた駆動電圧を供給することが出来、
それ故、マグネットの吸引力を利用したチャッキング部
材のチャッキング動作をトレーの変位力によって行なう
ように構成した場合にチャッキングの剥がし動作を緩や
かに行なうことが出来る。従って、チャッキングの剥が
し動作時に発生する機械音を小さくする上で本考案は大
きな効果を奏する。
また、トレーが演奏位置より着脱位置方向へ摺動変位
するとスイッチのオン動作によってブリッジ回路のブリ
ッジ動作が行なわれないように構成したので、トレーが
摺動変位の途中でひっかかる等の事故によってモータに
過大な負荷が加わってもモータに過大な電流が流れるこ
とはなく、摺動機構等が損傷することを防止することが
出来る。
するとスイッチのオン動作によってブリッジ回路のブリ
ッジ動作が行なわれないように構成したので、トレーが
摺動変位の途中でひっかかる等の事故によってモータに
過大な負荷が加わってもモータに過大な電流が流れるこ
とはなく、摺動機構等が損傷することを防止することが
出来る。
第1図は本考案のディスクプレーヤのディスク着脱装置
の平面図、第2図は本考案の要部断面図、第3図は本考
案のモータ駆動回路図、第4図は第3図のモータ駆動回
路の一動作状態を示す回路図である。 主な図番の説明 (1)……トレー、(9)……クランバー、(11)……
チャッキング部材、(16)……マグネット、(18)……
ターンテーブル、(22)……モータ、(23)(24)(2
5)……抵抗、(26)……ブリッジ回路、(29)……ス
イッチ、(31)……差動増幅回路。
の平面図、第2図は本考案の要部断面図、第3図は本考
案のモータ駆動回路図、第4図は第3図のモータ駆動回
路の一動作状態を示す回路図である。 主な図番の説明 (1)……トレー、(9)……クランバー、(11)……
チャッキング部材、(16)……マグネット、(18)……
ターンテーブル、(22)……モータ、(23)(24)(2
5)……抵抗、(26)……ブリッジ回路、(29)……ス
イッチ、(31)……差動増幅回路。
Claims (1)
- 【請求項1】磁性体にて構成されていると共にディスク
が載置される載置部が形成されているターンテーブル
と、ディスク収納部が形成されていると共に該ディスク
収納部へのディスクの装着及びディスクの取り出し操作
を行なう着脱位置と前記ターンテーブルにディスクを載
置する演奏位置との間をモータの回転力にて摺動変位さ
れるようにシャーシに設けられているトレーと、該トレ
ーの摺動変位動作により上下方向に回動変位されるよう
に設けられていると共に該トレーが演奏位置に変位した
ときディスクを前記ターンテーブルにマグネットにて吸
引圧着するチャッキング部材が先端部に設けられている
クランパーとを備えたディスクプレーヤにおいて、前記
モータが一辺に組み込まれていると共に3つの抵抗とに
より構成されたブリッジ回路と、該ブリッジ回路の給電
端子に駆動電圧を供給するべく設けられていると共に前
記ブリッジ回路がブリッジ動作を行なう状態にあるとき
該ブリッジ回路の不平衡電圧検出端子より検出される検
出電圧に応じた駆動電圧を該ブリッジ回路の給電端子に
供給する制御回路と、前記ブリッジ回路を構成すると共
に前記モータと直列接続されている抵抗に並列接続され
ていると共に前記トレーの摺動変位動作によりオンオフ
動作が制御され、且つ該トレーが演奏位置にあるときオ
フされるスイッチとよりなり、前記トレーが演奏位置に
ないとき前記スイッチのオン動作により前記ブリッジ回
路のブリッジ動作を解除し、以って前記制御回路よりブ
リッジ回路の給電端子に一定の駆動電圧を供給し、前記
トレーが演奏位置にあるとき前記スイッチのオフ動作に
より前記ブリッジ回路のブリッジ動作を行ない、以って
モータに加わる負荷の変動に応じて前記ブリッジ回路の
不平衡電圧検出端子より検出される検出電圧に応じた駆
動電圧を前記該ブリッジ回路の給電端子に供給するよう
にしたことを特徴とするディスクプレーヤのディスク着
脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862088U JP2533636Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | ディスクプレーヤのディスク着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862088U JP2533636Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | ディスクプレーヤのディスク着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01154550U JPH01154550U (ja) | 1989-10-24 |
JP2533636Y2 true JP2533636Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=31274760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4862088U Expired - Lifetime JP2533636Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | ディスクプレーヤのディスク着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533636Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP4862088U patent/JP2533636Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01154550U (ja) | 1989-10-24 |
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