JP2528341Y2 - 連続鋳造設備におけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロン - Google Patents
連続鋳造設備におけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロンInfo
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- JP2528341Y2 JP2528341Y2 JP1991070524U JP7052491U JP2528341Y2 JP 2528341 Y2 JP2528341 Y2 JP 2528341Y2 JP 1991070524 U JP1991070524 U JP 1991070524U JP 7052491 U JP7052491 U JP 7052491U JP 2528341 Y2 JP2528341 Y2 JP 2528341Y2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/009—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths of work of special cross-section, e.g. I-beams, U-profiles
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- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/12—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
- B22D11/128—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for removing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続鋳造設備における
ビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロンに関する
ものである。
ビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、ビ−ムブランク(粗型
鋳片)鋳片とビレットブル−ムあるいはスラブ等の矩形
鋳片との鋳込みを兼用できる弯曲型連続鋳造設備におい
ては、別々にビ−ムブランク用ロ−ルと矩形鋳片用ロ−
ルを備えたロ−ラエプロンセグメントを準備しておき、
ビ−ムブランク鋳片とブル−ム等の矩形鋳片の鋳込に応
じてその都度取替えるようにしている。したがって、こ
の取替え作業に多大の時間と労力を要していた。
鋳片)鋳片とビレットブル−ムあるいはスラブ等の矩形
鋳片との鋳込みを兼用できる弯曲型連続鋳造設備におい
ては、別々にビ−ムブランク用ロ−ルと矩形鋳片用ロ−
ルを備えたロ−ラエプロンセグメントを準備しておき、
ビ−ムブランク鋳片とブル−ム等の矩形鋳片の鋳込に応
じてその都度取替えるようにしている。したがって、こ
の取替え作業に多大の時間と労力を要していた。
【0003】そのため、かかる取替え作業を改善すべ
く、固定フレ−ムと可動フレ−ムとを有するロ−ラエプ
ロンセグメントにおいて、この固定フレ−ムに、ビ−ム
ブランクのウエブ部あるいはブル−ム等の矩形鋳片の鋳
込み半径外側をサポ−トするウエブロ−ルを回転自在に
軸支し、このウエブロ−ルに対向して前記可動フレ−ム
に、ビ−ムブランク鋳片のウエブあるいは矩形鋳片の鋳
込み半径内側をサポ−トするウエブロ−ルを回転自在に
軸支した、ビ−ムブランク鋳片と矩形鋳片との鋳込みを
兼用できる弯曲型連続鋳造設備が提案されている(例え
ば、実公平2−11963号公報、特公昭61−607
46号公報等参照)。
く、固定フレ−ムと可動フレ−ムとを有するロ−ラエプ
ロンセグメントにおいて、この固定フレ−ムに、ビ−ム
ブランクのウエブ部あるいはブル−ム等の矩形鋳片の鋳
込み半径外側をサポ−トするウエブロ−ルを回転自在に
軸支し、このウエブロ−ルに対向して前記可動フレ−ム
に、ビ−ムブランク鋳片のウエブあるいは矩形鋳片の鋳
込み半径内側をサポ−トするウエブロ−ルを回転自在に
軸支した、ビ−ムブランク鋳片と矩形鋳片との鋳込みを
兼用できる弯曲型連続鋳造設備が提案されている(例え
ば、実公平2−11963号公報、特公昭61−607
46号公報等参照)。
【0004】しかしながら、かかる提案の弯曲型連続鋳
造設備では、鋳込み半径の外側に配置したウエブロ−ル
が固定となっているので、弯曲した鋳片パスラインは高
精度に維持できるものの、ビ−ムブランク鋳片のウエブ
(例えば、I形断面材やH形断面材における断面の平行
な2辺部、つまりフランジ部をつなぐ部分で、腹板と称
せられる部分をいう)と、矩形鋳片の上、下面(ブル−
ム等が水平状の姿勢になったときの上、下面をいう。以
下同じ)とをサポ−トするウエブロ−ルは兼用となって
いるので、ウエブの巾が小さいビ−ムブランク鋳片を鋳
込むときには、この兼用のウエブロ−ルが軸方向におい
てはみ出し、ビ−ムブランクのフランジ部に当接するこ
ととなり、ウエブロ−ルがウエブをサポ−トできなくな
る。その結果、とかくウエブには未凝固の部分が残存す
る傾向があるにもかかわらず、鋳込み半径外側の重要な
張り側をサポ−トできなくなって、バルジング等の不具
合が発生する、という問題があった。また、前掲の特公
昭61−60746号公報のものを更に詳しく述べる
と、この公報に記載のものでは、タイコ形のウエブ兼ブ
ル−ムロ−ルが用いられているが、かかるタイコ形ロ−
ルでは、その大径部の軸長がビ−ムブランクの巾より大
となれば、小形のビ−ムブランクを鋳込むときには、ウ
エブをサポ−トできなくなり、前述のような不具合が発
生する、という問題があった。
造設備では、鋳込み半径の外側に配置したウエブロ−ル
が固定となっているので、弯曲した鋳片パスラインは高
精度に維持できるものの、ビ−ムブランク鋳片のウエブ
(例えば、I形断面材やH形断面材における断面の平行
な2辺部、つまりフランジ部をつなぐ部分で、腹板と称
せられる部分をいう)と、矩形鋳片の上、下面(ブル−
ム等が水平状の姿勢になったときの上、下面をいう。以
下同じ)とをサポ−トするウエブロ−ルは兼用となって
いるので、ウエブの巾が小さいビ−ムブランク鋳片を鋳
込むときには、この兼用のウエブロ−ルが軸方向におい
てはみ出し、ビ−ムブランクのフランジ部に当接するこ
ととなり、ウエブロ−ルがウエブをサポ−トできなくな
る。その結果、とかくウエブには未凝固の部分が残存す
る傾向があるにもかかわらず、鋳込み半径外側の重要な
張り側をサポ−トできなくなって、バルジング等の不具
合が発生する、という問題があった。また、前掲の特公
昭61−60746号公報のものを更に詳しく述べる
と、この公報に記載のものでは、タイコ形のウエブ兼ブ
ル−ムロ−ルが用いられているが、かかるタイコ形ロ−
ルでは、その大径部の軸長がビ−ムブランクの巾より大
となれば、小形のビ−ムブランクを鋳込むときには、ウ
エブをサポ−トできなくなり、前述のような不具合が発
生する、という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解消するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、鋳込半径の内側をサポ−トするロ−ル群
と、外側を定位置でサポ−トするロ−ル群とを備え、か
つ、ビ−ムブランク鋳片と矩形鋳片との鋳込を兼用でき
る弯曲型連続鋳造設備において、前記矩形鋳片とビ−ム
ブランク鋳片との鋳込半径の内側を共にサポ−トするウ
エブロ−ルを鋳片パスラインと直交する方向に移動可能
に支持し、前記矩形鋳片の鋳込半径の外側をサポ−トす
る矩形鋳片用ロ−ルを定位置で支持し、前記ビ−ムブラ
ンク鋳片のウエブの鋳込半径の外側をサポ−トするウエ
ブロ−ルを鋳片パスラインと直交する方向に移動可能に
支持し、これらの鋳込半径の外側をサポ−トする矩形鋳
片用ロ−ルとウエブロ−ルとを、鋳片パスライン方向に
沿って交互に配列したことを特徴とする連続鋳造設備に
おけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロンに
ある。
問題を解消するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、鋳込半径の内側をサポ−トするロ−ル群
と、外側を定位置でサポ−トするロ−ル群とを備え、か
つ、ビ−ムブランク鋳片と矩形鋳片との鋳込を兼用でき
る弯曲型連続鋳造設備において、前記矩形鋳片とビ−ム
ブランク鋳片との鋳込半径の内側を共にサポ−トするウ
エブロ−ルを鋳片パスラインと直交する方向に移動可能
に支持し、前記矩形鋳片の鋳込半径の外側をサポ−トす
る矩形鋳片用ロ−ルを定位置で支持し、前記ビ−ムブラ
ンク鋳片のウエブの鋳込半径の外側をサポ−トするウエ
ブロ−ルを鋳片パスラインと直交する方向に移動可能に
支持し、これらの鋳込半径の外側をサポ−トする矩形鋳
片用ロ−ルとウエブロ−ルとを、鋳片パスライン方向に
沿って交互に配列したことを特徴とする連続鋳造設備に
おけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロンに
ある。
【0006】
【実施例】本考案の構成を添付図面に示す実施例により
詳細に述べる。図1は本考案の実施例の概略側面図、図
2は図1のA〜矢視断面図、図3は図1のB〜矢視断面
図、図4は図1の平面図である。
詳細に述べる。図1は本考案の実施例の概略側面図、図
2は図1のA〜矢視断面図、図3は図1のB〜矢視断面
図、図4は図1の平面図である。
【0007】本実施例は、鋼の弯曲型連続鋳造設備にお
いてビ−ムブランク鋳片とブル−ム、ビレットあるいは
スラブ等の矩形鋳片との鋳込みを兼用できるロ−ラエプ
ロンである。勿論、この場合、鋳型とトップロ−ラエプ
ロンは専用であるので交換するが、トップロ−ラエプロ
ン以外のロ−ラエプロンすなわち、ガイドロ−ル或いは
矯正ロ−ル等に対しては本実施例のロ−ラエプロンが適
用できる。
いてビ−ムブランク鋳片とブル−ム、ビレットあるいは
スラブ等の矩形鋳片との鋳込みを兼用できるロ−ラエプ
ロンである。勿論、この場合、鋳型とトップロ−ラエプ
ロンは専用であるので交換するが、トップロ−ラエプロ
ン以外のロ−ラエプロンすなわち、ガイドロ−ル或いは
矯正ロ−ル等に対しては本実施例のロ−ラエプロンが適
用できる。
【0008】これらの図において、1はH形断面のビ−
ムブランク鋳片、2は矩形鋳片を示し、ビ−ムブランク
鋳片1のウエブ1aは、その上、下面をウエブロ−ル
3,3でサポ−トされる。また、矩形鋳片2の上面は上
方のウエブロ−ル3でサポ−トされ、下面は矩形鋳片用
ロ−ル4でサポ−トされる。そして、このウエブロ−ル
3と矩形鋳片用ロ−ル4の径(10cm)は略同一である
が、矩形鋳片用ロ−ル4の軸長はウエブロ−ル3の約4
倍に構成されている。
ムブランク鋳片、2は矩形鋳片を示し、ビ−ムブランク
鋳片1のウエブ1aは、その上、下面をウエブロ−ル
3,3でサポ−トされる。また、矩形鋳片2の上面は上
方のウエブロ−ル3でサポ−トされ、下面は矩形鋳片用
ロ−ル4でサポ−トされる。そして、このウエブロ−ル
3と矩形鋳片用ロ−ル4の径(10cm)は略同一である
が、矩形鋳片用ロ−ル4の軸長はウエブロ−ル3の約4
倍に構成されている。
【0009】前記上方のウエブロ−ル3は上部可動フレ
−ム5に回転自在に支持されており、下方のウエブロ−
ル3は下部可動フレ−ム6に回転自在に支持されてい
る。そして、上部可動フレ−ム5は、本体フレ−ム7に
パスラインに沿って1対立設された門型フレ−ム8に、
ウォ−ムジャッキ9を介して装着されている。すなわ
ち、上部可動フレ−ム5は、門型フレ−ム8上に取付け
られたウォ−ムジャッキ9から延出したロッド10に昇
降可能に連結されている。また、この上部可動フレ−ム
5には、図2に示すごとく、リブ5aが両側に突設され
ており、これらのリブ5aが前記門型フレ−ム8のガイ
ドレ−ル8aに係合されて、上部可動フレ−ム5の昇降
がガイドされている。
−ム5に回転自在に支持されており、下方のウエブロ−
ル3は下部可動フレ−ム6に回転自在に支持されてい
る。そして、上部可動フレ−ム5は、本体フレ−ム7に
パスラインに沿って1対立設された門型フレ−ム8に、
ウォ−ムジャッキ9を介して装着されている。すなわ
ち、上部可動フレ−ム5は、門型フレ−ム8上に取付け
られたウォ−ムジャッキ9から延出したロッド10に昇
降可能に連結されている。また、この上部可動フレ−ム
5には、図2に示すごとく、リブ5aが両側に突設され
ており、これらのリブ5aが前記門型フレ−ム8のガイ
ドレ−ル8aに係合されて、上部可動フレ−ム5の昇降
がガイドされている。
【0010】また、前記下部可動フレ−ム6には、図2
に示すごとく、両側に略水平に伸びる昇降支持杆11,
11が固着されており、この下部可動フレ−ム6は昇降
支持杆11および後述する昇降軸13を介して、前記本
体フレ−ム7に支持されている。これらの昇降支持杆1
1は、パスラインに沿って1対設けられている。この昇
降支持杆11の外端には、ピン結合12を介して略垂直
に昇降軸13が連結されており、この昇降軸13はフラ
ンジ14を介して油圧シリンダ15のロッドと連結され
ている。この油圧シリンダ15は、前記本体フレ−ム7
に装着した上部ブラケット16に立設されたスタンド1
7に揺動自在に取付けられている。なお、前記昇降軸1
3は、本体フレ−ム7に装着した下部ブラケット18に
設けた案内部材19を貫通していて、下部可動フレ−ム
6の昇降は、この案内部材19にガイドされている。
に示すごとく、両側に略水平に伸びる昇降支持杆11,
11が固着されており、この下部可動フレ−ム6は昇降
支持杆11および後述する昇降軸13を介して、前記本
体フレ−ム7に支持されている。これらの昇降支持杆1
1は、パスラインに沿って1対設けられている。この昇
降支持杆11の外端には、ピン結合12を介して略垂直
に昇降軸13が連結されており、この昇降軸13はフラ
ンジ14を介して油圧シリンダ15のロッドと連結され
ている。この油圧シリンダ15は、前記本体フレ−ム7
に装着した上部ブラケット16に立設されたスタンド1
7に揺動自在に取付けられている。なお、前記昇降軸1
3は、本体フレ−ム7に装着した下部ブラケット18に
設けた案内部材19を貫通していて、下部可動フレ−ム
6の昇降は、この案内部材19にガイドされている。
【0011】前記矩形鋳片用ロ−ル4は、本体フレ−ム
7に設けられて固定フレ−ム20に回転自在に支持され
ている。そして、この矩形鋳片用ロ−ル4はパスライン
に沿って配列された前記下方のウエブロ−ル3の各間に
設けられている。すなわち、ウエブロ−ル3と矩形鋳片
用ロ−ル4とは交互に配置されている。前記ビ−ムブラ
ンク鋳片1のフランジ部側面は、1対のフランジ側面ロ
−ル21,21によってサポ−トされている。前記本体
フレ−ム7に設けられたサイドフレ−ム22には、互に
対向してこれらのフランジ側面ロ−ル21が回転自在に
支持されている。そして、これらのフランジ側面ロ−ル
21の間隔を調節するため、このサイドフレ−ム22は
本体フレ−ム7に水平移動可能に取付けられている。ま
た、前記本体フレ−ム7および上部ブラケット16の上
面には共通のソ−ルプレ−ト23が敷設され、このソ−
ルプレ−ト23上に選択的に取替え可能なディスタンス
ピ−ス24が摺動自在に設けられている。このディスタ
ンスピ−ス24は前記スタンド17に付設されたレバ−
25によって摺動して、前記昇降軸13のフランジ14
とソ−ルプレ−ト23との間に嵌脱される。
7に設けられて固定フレ−ム20に回転自在に支持され
ている。そして、この矩形鋳片用ロ−ル4はパスライン
に沿って配列された前記下方のウエブロ−ル3の各間に
設けられている。すなわち、ウエブロ−ル3と矩形鋳片
用ロ−ル4とは交互に配置されている。前記ビ−ムブラ
ンク鋳片1のフランジ部側面は、1対のフランジ側面ロ
−ル21,21によってサポ−トされている。前記本体
フレ−ム7に設けられたサイドフレ−ム22には、互に
対向してこれらのフランジ側面ロ−ル21が回転自在に
支持されている。そして、これらのフランジ側面ロ−ル
21の間隔を調節するため、このサイドフレ−ム22は
本体フレ−ム7に水平移動可能に取付けられている。ま
た、前記本体フレ−ム7および上部ブラケット16の上
面には共通のソ−ルプレ−ト23が敷設され、このソ−
ルプレ−ト23上に選択的に取替え可能なディスタンス
ピ−ス24が摺動自在に設けられている。このディスタ
ンスピ−ス24は前記スタンド17に付設されたレバ−
25によって摺動して、前記昇降軸13のフランジ14
とソ−ルプレ−ト23との間に嵌脱される。
【0012】なお、図中、26はウォ−ムジャッキ9の
ウォ−ム軸に連結されたロッド、27はこのロッド26
を回転する操作ハンドルを示す。また、前記本体フレ−
ム7の上面はク−リングチャンバ−外壁28と一致させ
て構築しているので、前記油圧シリンダ15やウォ−ム
ジャッキ9にスケ−ルや冷却水がかからないようになっ
ている。
ウォ−ム軸に連結されたロッド、27はこのロッド26
を回転する操作ハンドルを示す。また、前記本体フレ−
ム7の上面はク−リングチャンバ−外壁28と一致させ
て構築しているので、前記油圧シリンダ15やウォ−ム
ジャッキ9にスケ−ルや冷却水がかからないようになっ
ている。
【0013】次に、本実施例の作用を述べる。図2に示
すビ−ムブランク鋳片1の鋳込み状態から図3に示す矩
形鋳片2の鋳込みに変更するには、不図示の鋳型とトッ
プロ−ラエプロンとを取替えると共に、当該矩形鋳片2
の巾寸法が、対向するフランジ側面ロ−ル21,21の
間隙より大きい場合には、フランジ側面ロ−ル21を後
退させておく。次いで、ディスタンスピ−ス24をレバ
−25により摺動させて昇降軸13のフランジ14とソ
−ルプレ−ト23との間から外す。そこで、4つの油圧
シリンダ15を同時に伸び作動させると、昇降軸13→
昇降支持杆11→下部可動フレ−ム6を介して、下方の
ウエブロ−ル3が、矩形鋳片用ロ−ル4による矩形鋳片
のパスラインR1 の下(外)迄降下する。次いで、鋳込
まれる矩形鋳片2の厚さに合せるため、上方のウエブロ
−ル3の上下位置を調整する。すなわち、操作ハンドル
27を回すことにより、ロッド26を介して2つのウォ
−ムジャッキ9が作動してこれらのウォ−ムジャッキ9
に連結したロッド10を昇降させる。その結果、上部可
動フレ−ム5は門型フレ−ム8のガイドレ−ル8aに案
内されて昇降するので、上方のウエブロ−ル3の上下位
置が正確に調整できる。そこで、これらの矩形鋳片用ロ
−ル4と上方のウエブロ−ル3とによって矩形鋳片2は
サポ−トされる。そのとき、矩形鋳片用ロ−ル4は固定
フレ−ム20によって支持されており、矩形鋳片2のパ
スラインR1 は初期の調整精度を維持しているので、矩
形鋳片2の重要な張り側は正確に規制され、矩形鋳片2
の品質を損なうことはない。
すビ−ムブランク鋳片1の鋳込み状態から図3に示す矩
形鋳片2の鋳込みに変更するには、不図示の鋳型とトッ
プロ−ラエプロンとを取替えると共に、当該矩形鋳片2
の巾寸法が、対向するフランジ側面ロ−ル21,21の
間隙より大きい場合には、フランジ側面ロ−ル21を後
退させておく。次いで、ディスタンスピ−ス24をレバ
−25により摺動させて昇降軸13のフランジ14とソ
−ルプレ−ト23との間から外す。そこで、4つの油圧
シリンダ15を同時に伸び作動させると、昇降軸13→
昇降支持杆11→下部可動フレ−ム6を介して、下方の
ウエブロ−ル3が、矩形鋳片用ロ−ル4による矩形鋳片
のパスラインR1 の下(外)迄降下する。次いで、鋳込
まれる矩形鋳片2の厚さに合せるため、上方のウエブロ
−ル3の上下位置を調整する。すなわち、操作ハンドル
27を回すことにより、ロッド26を介して2つのウォ
−ムジャッキ9が作動してこれらのウォ−ムジャッキ9
に連結したロッド10を昇降させる。その結果、上部可
動フレ−ム5は門型フレ−ム8のガイドレ−ル8aに案
内されて昇降するので、上方のウエブロ−ル3の上下位
置が正確に調整できる。そこで、これらの矩形鋳片用ロ
−ル4と上方のウエブロ−ル3とによって矩形鋳片2は
サポ−トされる。そのとき、矩形鋳片用ロ−ル4は固定
フレ−ム20によって支持されており、矩形鋳片2のパ
スラインR1 は初期の調整精度を維持しているので、矩
形鋳片2の重要な張り側は正確に規制され、矩形鋳片2
の品質を損なうことはない。
【0014】一方、図3に示す矩形鋳片2の鋳込み状態
から図2に示すビ−ムブランク鋳片1へ鋳込みを変更す
るには、前述したと同様に、鋳型とトップロ−ラエプロ
ントとを取替えると共に、フランジ側面ロ−ル21の水
平方向の間隔を調整する。次いで、4つの油圧シリンダ
15を同時に縮み作動させて昇降軸13→昇降支持杆1
1→下部可動フレ−ム6を介して、下方のウエブロ−ル
3を上昇させる。そして、昇降軸13のフランジ14と
ソ−ルプレ−ト23との間に所定の大きさのディスタン
スピ−ス24を嵌入させ、上方のウエブロ−ル3の上下
位置を調整する。そのとき、ビ−ムブランク鋳片1の両
フランジ部の先端の重要な張り側は定位置の矩形鋳片用
ロ−ル4によって確実に支持されると共に、ビ−ムブラ
ンク鋳片1の重要な張り側を支持する下方のウエブロ−
ル3は、ディスタンスピ−ス24の高さによって規制さ
れるので、正確なビ−ムブランクパスラインR2 が得ら
れる。
から図2に示すビ−ムブランク鋳片1へ鋳込みを変更す
るには、前述したと同様に、鋳型とトップロ−ラエプロ
ントとを取替えると共に、フランジ側面ロ−ル21の水
平方向の間隔を調整する。次いで、4つの油圧シリンダ
15を同時に縮み作動させて昇降軸13→昇降支持杆1
1→下部可動フレ−ム6を介して、下方のウエブロ−ル
3を上昇させる。そして、昇降軸13のフランジ14と
ソ−ルプレ−ト23との間に所定の大きさのディスタン
スピ−ス24を嵌入させ、上方のウエブロ−ル3の上下
位置を調整する。そのとき、ビ−ムブランク鋳片1の両
フランジ部の先端の重要な張り側は定位置の矩形鋳片用
ロ−ル4によって確実に支持されると共に、ビ−ムブラ
ンク鋳片1の重要な張り側を支持する下方のウエブロ−
ル3は、ディスタンスピ−ス24の高さによって規制さ
れるので、正確なビ−ムブランクパスラインR2 が得ら
れる。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、矩形鋳片の鋳込半径の
外側をサポ−トする矩形鋳片用ロ−ルは、定位置で支持
されているので、ビ−ムブランク鋳片から矩形鋳片に鋳
込み変更をしても、また、矩形鋳片からビ−ムブランク
鋳片に鋳込み変更をしても、弯曲型連続鋳造機の厳格な
パスラインは正確に維持することができる。また、いか
なるサイズのビ−ムブランク鋳片でもそのウエブをウエ
ブロ−ルによって確実にサポ−トできるので、このビ−
ムブランク鋳片に対しバルジング等の不具合を防ぐこと
ができる。しかも、矩形鋳片鋳込み時にはこのウエブロ
−ルが邪魔になることもない。したがって、信頼性の高
いきわめて多様性のあるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用
ロ−ラエプロンを得ることができる。その上、鋳込半径
の外側において、ウエブロ−ルと矩形鋳片用ロ−ルとを
交互に配列したので、ウエブロ−ルの昇降装置が簡素化
できる。更に、鋳込半径の内側においては、ウエブロ−
ルのみで、矩形鋳片およびビ−ムブランク鋳片をサポ−
トするので、装置が簡素化でき、ひいては、安価な設備
費にすることができる。
外側をサポ−トする矩形鋳片用ロ−ルは、定位置で支持
されているので、ビ−ムブランク鋳片から矩形鋳片に鋳
込み変更をしても、また、矩形鋳片からビ−ムブランク
鋳片に鋳込み変更をしても、弯曲型連続鋳造機の厳格な
パスラインは正確に維持することができる。また、いか
なるサイズのビ−ムブランク鋳片でもそのウエブをウエ
ブロ−ルによって確実にサポ−トできるので、このビ−
ムブランク鋳片に対しバルジング等の不具合を防ぐこと
ができる。しかも、矩形鋳片鋳込み時にはこのウエブロ
−ルが邪魔になることもない。したがって、信頼性の高
いきわめて多様性のあるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用
ロ−ラエプロンを得ることができる。その上、鋳込半径
の外側において、ウエブロ−ルと矩形鋳片用ロ−ルとを
交互に配列したので、ウエブロ−ルの昇降装置が簡素化
できる。更に、鋳込半径の内側においては、ウエブロ−
ルのみで、矩形鋳片およびビ−ムブランク鋳片をサポ−
トするので、装置が簡素化でき、ひいては、安価な設備
費にすることができる。
【図1】本考案の実施例の概略側面図である。
【図2】図1のA〜矢視断面図である。
【図3】図1のB〜矢視断面図である。
【図4】図1の平面図である。
1…ビ−ムブランク鋳片、2…矩形鋳片、3…ウエブロ
−ル、4…矩形鋳片用ロ−ル、6…下部可動フレ−ム、
20…固定フレ−ム、R1 …矩形鋳片のパスライン
−ル、4…矩形鋳片用ロ−ル、6…下部可動フレ−ム、
20…固定フレ−ム、R1 …矩形鋳片のパスライン
Claims (1)
- 【請求項1】 鋳込半径の内側をサポ−トするロ−ル群
と、外側を定位置でサポ−トするロ−ル群とを備え、か
つ、ビ−ムブランク鋳片と矩形鋳片との鋳込を兼用でき
る弯曲型連続鋳造設備において、 前記矩形鋳片とビ−ムブランク鋳片との鋳込半径の内側
を共にサポ−トするウエブロ−ルを鋳片パスラインと直
交する方向に移動可能に支持し、 前記矩形鋳片の鋳込半径の外側をサポ−トする矩形鋳片
用ロ−ルを定位置で支持し、 前記ビ−ムブランク鋳片のウエブの鋳込半径の外側をサ
ポ−トするウエブロ−ルを鋳片パスラインと直交する方
向に移動可能に支持し、 これらの鋳込半径の外側をサポ−トする矩形鋳片用ロ−
ルとウエブロ−ルとを、鋳片パスライン方向に沿って交
互に配列したことを特徴とする連続鋳造設備におけるビ
−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロン。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP1991070524U JP2528341Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 連続鋳造設備におけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロン |
KR2019920012932U KR0129400Y1 (ko) | 1991-08-07 | 1992-07-13 | 연속주조설비에 있어서의 빔 블랭크와 구형주편(矩形鑄片) 겸용 롤러 에이프런 |
US07/922,274 US5238047A (en) | 1991-08-07 | 1992-07-30 | Roller apron for beam blank and rectangular strand in continuous casting facilities |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991070524U JP2528341Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 連続鋳造設備におけるビ−ムブランクと矩形鋳片兼用ロ−ラエプロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2528341Y2 true JP2528341Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=13434011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (3)
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---|---|
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JPS57199555A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-07 | Kawasaki Steel Corp | Roll stand for continuous casting machine for beam blank |
CA1204574A (en) * | 1981-08-18 | 1986-05-20 | Hanji Oba | Apparatus for continuous casting of steel |
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- 1992-07-30 US US07/922,274 patent/US5238047A/en not_active Expired - Fee Related
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