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JP2526870Y2 - フロントピラーの下部結合構造 - Google Patents

フロントピラーの下部結合構造

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Publication number
JP2526870Y2
JP2526870Y2 JP1990054879U JP5487990U JP2526870Y2 JP 2526870 Y2 JP2526870 Y2 JP 2526870Y2 JP 1990054879 U JP1990054879 U JP 1990054879U JP 5487990 U JP5487990 U JP 5487990U JP 2526870 Y2 JP2526870 Y2 JP 2526870Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front pillar
side sill
sill inner
reinforcement
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990054879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0413475U (ja
Inventor
眞文 冨田
淳一 永野
政己 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1990054879U priority Critical patent/JP2526870Y2/ja
Publication of JPH0413475U publication Critical patent/JPH0413475U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526870Y2 publication Critical patent/JP2526870Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフロントピラーにおける下部結合
構造で、特にフロントピラーにサイドシルを結合させる
部分を補強する構造に関する。
(従来の技術) 第9図は一般的な自動車の側面図に概略的に示したも
のである。そして、図中の符号Eで示す自動車50の部分
におけるフロントピラーの下部には、フロントピラーロ
ワーリンホースメント(以下、単に「リンホースメン
ト」という。)を介してサイドシルなどが固定されてい
る。
さらに詳述すると、第8図に示すように、フロントピ
ラー53と一体化されたリンホースメント53Aの下部53aに
は、この下部53aより後方へ略直角に折り曲げられて延
びる結合部54が設けられており、この結合部54の部分に
サイドシルインナ51aとサイドパネルアウタ51bとでなる
サイドシル51を固定している。また、この構造では、サ
イドシルインナ51aおよびサイドパネルアウタ51bの両側
部がリンホースメント53Aの両側部に固定されているだ
けで、リンホースメント53Aの結合部分54とサイドシル
インナ51aとの間、およびリンホースメント53Aとサイド
パネルアウタ51bとの間にはそれぞれ空間部分が作ら
れ、この各部分における断面形状が矩形をしたリング状
に形成されている。
(考案が解決しようとする課題) このため、リンホースメント53Aとサイドシル51の結
合部分には連続した空間ができた状態となっているの
で、この部分における剛性が弱く、捩じりや曲げによる
変形が生じ易いなどの問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的はサイドシルインナおよびサイドパネルアウタ
が固定されるフロントピラーの下部の剛性を向上させる
ことができるようにした、フロントピラーの下部結合構
造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係るフロントピラ
ーの下部結合構造は、サイドシルの上端縁の前方延長部
位に対応する、リンホースメントとサイドシルインナと
の間の空間部に、閉断面形状のバルクヘッドを配設する
とともに、フロントピラーの後端縁の下方延長部位に対
応する突壁部に、車体上下方向に延びる突条部をサイド
シルインナに向かって打ち出して設けたものである。
(作用) この構成によれば、サイドシルインナとサイドパネル
とが取り付けられる部分に対応してフロントピラーの下
部に設けれたバルクヘッドと突条部とで、このフロント
ピラー下部における剛性を高めることができる。これに
より、このフロントピラー下部における捩じりと曲げ剛
性が向上する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説
明する。
第1図乃至第7図は本考案に係るフロントピラーの下
部結合構造の一実施例を示したもので、第9図に示した
自動車50の符号E部に相当する部分の要部構造を示して
いる。
図において、フロントピラー1の下部に一体的に取り
付けられたリンホースメント1Aには、サイドシル2とバ
ルクヘッド4が取り付けられている。
さらに詳述すると、フロントピラー1と一体化された
リンホースメント1Aは、下部1aに、この下部1aより略直
角に後方へ折り曲げられて延びる結合部5が一体に設け
られている。また、下部1aの一側部には、車体外側(サ
イドパネルアウタ2b側)に向かって突出する突壁部6よ
り折り曲げられてなる側壁部7と、この側壁部7から外
側に折り曲げてなるフランジ部8とが一体に設けられて
いる。加えて、この側壁部7とフランジ部8は、結合部
5の外縁部にも下部1aより連続した状態で同じように形
成されている。さらに、結合部5の中央部分、すなわ
ち、フロントピラー1の後端縁の下方延長部位には、上
下方向に延びた状態で、突条部9が車体内側(サイドシ
ルインナ2a側)に向かって裏面側より打ち出されて設け
られている。なお、この突条部9は、下側へ進むに従っ
てその突き出し量が多くなり、一番下側ではフランジ部
8と略同じ高さまで突き出されている。
次に、サイドシル2は、サイドシルインナ2aとサイド
パネルアウタ2bとで構成されている。そして、このサイ
ドシル2は、フロントピラー1にサイドシルインナ2aお
よびサイドパネルアウタ2bを固定する場合、まずリンホ
ースメント1Aの結合部5をサイドシルインナ2aのフラン
ジ部11,12とサイドパネルアウタ2bのフランジ部13,14と
で挟み、サイドシルインナ2aとサイドパネルアウタ2bの
他の部分は互いにフランジ部11とフランジ部13,14を直
接当接された状態で配設される。次いで、この状態でそ
れぞれ上下両側部分が各フランジ部8,11,13,14において
スポット溶接され、このスポット溶接で内部が空洞とな
った一本の柱状に形成され、これによりフロントピラー
1、すなわちリンホースメント1Aの結合部5に結合固定
される。そして、このように結合固定された状態では、
サイドシル2の端末部分と隣接した位置に突条部9が存
在した状態となる。
一方、サイドシル2の前側において、フロントピラー
1の下部1aに取り付けられるサイドシルインナ2aの部分
とリンホースメント1Aとの固定は、フランジ部11をフラ
ンジ部8に当接させるとともに、フランジ部12を突壁部
6に当接させ、内部に空間部分Gを設けた状態で各当接
部をスポット溶接してリンホースメント1A、すなわちフ
ロントピラー1に固定される。また、この溶接固定時
に、リンホースメント1Aとサイドシルインナ2aとの間の
空間部分Gの、サイドシル2の上端縁の前方延長部位
に、バルクヘッド4が取り付けられる。
上記バルクヘッド4は、外周形状がリンホースメント
1Aとサイドシルインナ2aとで筒状に形成された空間部分
Gの水平断面形状に略対応している。そして、リンホー
スメント1Aとサイドシルインナ2aとの間に取り付けられ
た状態では、その部分におけるリンホースメント1Aとサ
イドシルインナ2aとである空間部分Gに、バルクヘッド
4によって閉断面が形成される。なお、このバルクヘッ
ド4の外周部分には、本体部4aより一方向に折り曲げら
れてなる周回壁4bが一体に設けられている。そして、バ
ルクヘッド4を取り付ける場合は、周回壁4bがリンホー
スメント1Aおよびサイドシルインナ2aにスポット溶接さ
れて取り付けられる。
したがって、このように構成されたフロントピラーの
下部結合構造では、サイドシルインナ2aとサイドパネル
アウタ2bとが取り付けらる部分において、バルクヘッド
4でリンホースメント1Aとサイドシルインナ2aとの間の
空間部分Gを閉じて閉断面を構成しているので、この閉
断面によってリンホースメント1A、すなわちフロントピ
ラー1における下部1aの部分の変形を防止することがで
きる。同時に、突条部9でリンホースメント1Aとサイド
シルインナ2aとの間の空間部分に支え部を作った状態に
しているので、この突条部9によって同じく下部1aの部
分の変形を防止することができる。これにより、従来構
造のように特別大きな補強部材を設けなくても済み、車
体重量を上げずに車体強度を向上させることができる。
なお、本考案は上記実施例により説明したが、勿論こ
の実施例の構造に限定されるものではなく、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で色々と設計の変更を施しても差し
支えないものである。例えば、上記実施例では、バルク
ヘッド4が本体部4aと周回壁4bとでなる構造を開示した
が、本体部4aだけで構成しても良いものである。また、
上記実施例では、フロントピラー1の下部に一体的に設
けられたリンホースメント1Aを介してサイドシル2を固
定する構造を開示したが、リンホースメント1Aを設け
ず、フロントピラー1に結合部5と突条部9を一体に設
けるとともに、バルクヘッド4を設けて、このフロント
ピラー1にサイドシル2を直接固定するようにしても良
いものである。
(考案の効果) 以上説明したとおり、本考案に係るフロントピラーの
下部結合構造によれば、サイドシルインナとサイドパネ
ルとが取り付けられる部分に対応して、フロントピラー
(リンホースメント)の下部にバルクヘッドと突条部と
を設けたので、この下部における剛性が高められ、捩じ
りと曲げに対する剛性を向上させることができる。これ
により、部品点数を大きく増やすことなく、フロントピ
ラー下部における車体強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロントピラーの下部結合構造を
適用した自動車の要部斜視図、第2図は第1図のA−A
線での横断上面図、第3図は第1図のB−B線での縦断
側面図、第4図は第1図のC−C線での縦断側面図、第
5図は第1図のD−D線での縦断側面図、第6図は第1
図に示した同上要部のリンホースメント単体をバルクヘ
ッドと共に示した斜視図、第7図は第6図のE−E線で
の横断上面図、第8図は従来の自動車におけるフロント
ピラーの下部結合構造の一例を示した要部斜視図、第9
図は一般的な自動車の概略側面図である。 1,53……フロントピラー、1a,53a……フロントピラーの
下部、1A,53A……リンホースメント、2a,52a……サイド
シルインナ、2b,52b……サイドパネルアウタ、4……バ
ルクヘッド、5,54……結合部、9……突条部、G……空
間部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松本 政己 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社岡崎 事業所内 (56)参考文献 実開 昭60−24672(JP,U) 実開 平1−133083(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーの下部に一体的に結合され
    るとともに、車体後方へ略直角に折り曲げられ、その一
    側に突出する突壁部を有するリンホースメントの両側
    に、サイドシルのサイドシルインナとサイドパネルアウ
    タとが、上記リンホースメントとの間に空間部を形成す
    るようにそれぞれ結合されているフロントピラーの下部
    結合構造において、 上記サイドシルの上端縁の前方延長部位に対応する、上
    記リンホースメントと上記サイドシルインナとの間の上
    記空間部に、閉断面形状のバルクヘッドを配設し、 上記フロントピラーの後端縁の下方延長部位に対応する
    上記突壁部に、車体上下方向に延びる突条部を上記サイ
    ドシルインナに向かって打ち出して設けたことを特徴と
    するフロントピラーの下部結合構造。
JP1990054879U 1990-05-25 1990-05-25 フロントピラーの下部結合構造 Expired - Lifetime JP2526870Y2 (ja)

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JPH0413475U JPH0413475U (ja) 1992-02-03
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Families Citing this family (2)

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IN2014CN04697A (ja) * 2011-11-25 2015-09-18 Honda Motor Co Ltd
JP2015189464A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 ダイハツ工業株式会社 車両構造

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JPS6024672U (ja) * 1983-07-28 1985-02-20 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JPH0622631Y2 (ja) * 1988-02-29 1994-06-15 マツダ株式会社 自動車の下部車体構造

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JPH0413475U (ja) 1992-02-03

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