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JP2523784B2 - 磁気記録再生装置のテ―プロ―ディング装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のテ―プロ―ディング装置

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Publication number
JP2523784B2
JP2523784B2 JP63114663A JP11466388A JP2523784B2 JP 2523784 B2 JP2523784 B2 JP 2523784B2 JP 63114663 A JP63114663 A JP 63114663A JP 11466388 A JP11466388 A JP 11466388A JP 2523784 B2 JP2523784 B2 JP 2523784B2
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JP
Japan
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guide
tape
tape guide
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arm
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63114663A
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English (en)
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JPH01286164A (ja
Inventor
芳弘 深川
潔 狩野
達也 茂村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Hitachi Image Information Systems Inc, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Image Information Systems Inc
Priority to JP63114663A priority Critical patent/JP2523784B2/ja
Priority to US07/349,497 priority patent/US5168399A/en
Publication of JPH01286164A publication Critical patent/JPH01286164A/ja
Priority to US07/901,133 priority patent/US5321567A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダ(VTR)等磁気記録再
生装置に係り、特に装置の簡素化、小形軽量化に好適な
テープローディング装置に関する。
〔従来の技術〕
VTR等磁気記録再生装置のテープローディング用テー
プガイドを所定の案内経路に沿って案内する方法とし
て、例えば特開昭57-133558号公報に記載の装置のよう
に、T字状のレール(案内体)と、このレールと係合す
るC字状の挾持部を有すテープガイドを用いるものがあ
る。テープガイドは、走行ガイドが最終的に立体的に配
置される装置の場合、シャシ上に配設されるテープガイ
ド群(例えば固定ヘッド、高さ規制ガイド、回転ドラム
等)との干渉を避け、直進、回動、斜め移動等の複雑な
経路に沿って移動する必要がある。筆者らはこの複雑な
移動経路に対処するのに、レールと係合するテープガイ
ドの係合部の形状を円弧にし、複数のこの円弧状係合部
とレールをわずかなクリアランスにて係合させるテープ
ローディング装置を洗願した。しかしながら、メカニズ
ムの小形、軽量化を目的としてテープガイドの移動経路
をコンパクト化させようとすると、レールはプラスチッ
ク製の形状のコンパクトなものとなる。その分レールは
剛性の点で限界があり、テープガイドに過負荷が加わる
とレールが変形し、ローディング中にテープガイドと回
転ドラム等の走行ガイド等と干渉し、メカの動作が停止
したり、走行ガイドを損傷させる等の問題があった。
また、わずかなクリアランスをもって、レールとテー
プガイドは係合しているが、テープガイドの最終的なロ
ーディング完了位置等はテープガイドはキャッチャとの
位置決めのため、テープガイドはレールから拘束され
ず、フリーの状態である必要があるのでレールとテープ
ガイドとのクリアランスを大きくしている。そのため、
ローディング完了直前でテープガイドはテープのバック
テンションにより引張られて大きく傾き、回転ドラムと
接触して回転ドラム、ヘッドを損傷したり、キャッチャ
へ進入しない等の問題があった。また、カセット装着モ
ード時には装置の姿勢やクリアランス等によりテープガ
イドがカセットより外側へ傾いて、テープが所定の位置
に装填されず、その状態でテープが引出され、メカの動
作が停止する等の問題があった。
逆にクリアランスを小さくとると複数円弧で形成され
る場合のレールであると、小さな曲率の円弧と大きな曲
率の円弧との対応がとれず、テープガイドのこじりや移
動不可になる恐れがあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、ローティング完了直前とテープ装着
時における、レールによるテープガイドの姿勢制御に充
分な配慮がされておらず、メカ動作の不良を招く問題が
あった。
本発明の目的は、カセット装着からローディング完了
に至る全区間でテープガイドの姿勢を常に安定に保持す
るテープローディング装置を簡易な構成において実現す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ローディング完了直前とテープ装着時に
テープガイドとレールとのクリアランスを多少大きくと
り、なおかつテープガイドが回転ドラム側へ傾くのを防
止する壁をレールと一体化して設けることにより達成さ
れる。
〔作用〕
ローディング動作の完了直前の位置においてはテープ
ガイドとレールのクリアランスは多少大き目にとってい
るが、テープガイドがテープ案内ドラム方向に傾くのを
防ぐ壁を設けるとテープガイドとテープ案内ドラムと接
触することはない。
カセット装着モード時、テープガイドとレールのクリ
アランスはローディング途中のクリアランスと同等であ
るが、テープガイドがカセットから離れる方向に傾くの
を防ぐ壁を設けると、装置の姿勢等によってテープガイ
ドがカセットから離れることがなくなるので、テープガ
イドは確実にカセット内に収納される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例と第1図〜第15図により説明
する。
第1図は本発明によるテープローディング装置を用い
た磁気記録再生装置の平面図を示し、1はシャシ、2は
磁気ヘッドを搭載するテープ案内ドラム、3は供給リー
ル4及び巻取リール5に巻回されるテープ6を内蔵する
カセット、7は下端にモータ9が直結されるキャプスタ
ン、8はピンチローラ、10はテープ6の全幅にわたり消
去を行う消去ヘッド、11はテープ6の上下端にオーディ
オ信号及びコントロール信号を記録及び再生するオーデ
ィオヘッド及びコントロールヘッドである。カセット3
が装置に装着されると、カセット3前面の蓋12が開く。
更に開口部13内には、テンションピン16,ガイドローラ1
7及び傾斜ピン18が挿入され、開口部14内にはガイドロ
ーラ19及び傾斜ピン20が挿入され、開口部15内には傾斜
ピン21及びキャプスタン7が各々破線及び実線で示す位
置に挿入される。なおこの時ピンチローラ8も破線で示
す位置にある。ローディング動作を行うと、各ガイドは
テープ6を引出しながら移動する。ガイドローラ17及び
傾斜ピン18は一対となって水平に移動し、テープ案内ド
ラム2の近傍に位置決めされる。ガイドローラ19及び傾
斜ピン29は一対となって、オーディオヘッド及びコント
ロールヘッド11の近傍までは水平に、これ以降は斜め下
方に移動してテープ案内ドラム2の近傍に位置決めされ
テープ案内ドラム2にテープ6をほぼ270°巻装する。
傾斜ピン21は傾斜ピン20の後ろから水平に移動しオーデ
ィオヘッド及びコントロールヘッド11の上流側に固定さ
れ、テープ6の姿勢を補正し巻取リール5に導く。この
結果、テープ6はカセット3より出て、テンションピン
16,インピーダンスローラ22,消去ヘッド10,ガイドロー
ラ17,傾斜ピン18を経てテープ案内ドラム2に所定角度
だけ螺旋状に巻装し、ガイドローラ19,傾斜ピン20,傾斜
ピン21,固定ガイド23,オーディオヘッド及びコントロー
ルヘッド11,高さ規制ガイド24,固定ガイド25を経て、キ
ャプスタン7及びピンチローラ8により圧接して駆動さ
れ、巻取リール5に至る。第2図(a)はローディング
完了時の側面図、第2図(b)はアンローディング完了
時に側面図を示す。第2図(a)において、26はガイド
ベースでガイドローラ17及び傾斜ピン18が植立され、キ
ャッチャ28により位置決めして保持され、また27もガイ
ドベースでガイドローラ19及び傾斜ガイド20が植立さ
れ、同様にキャッチャ28により位置決めされる。図示す
る様にテープ案内ドラム2の出側のテープガイドは入側
に較べてほぼテープ幅分だけ大きく下降している。これ
により、テープ案内ドラム2の傾斜角度を低減するとと
もに、カセット3より若干低い位置に配置することによ
り、カセット3の前方に開く蓋12の下にテープ案内ドラ
ム2を配置できる様にして装置の小形薄形化を図ってい
る。
次にローディング機構について詳述する。第3図は出
側のガイド移動部材を示す。ガイドローラ19及び傾斜ピ
ン20を植立するガイドベース27は図中、示すように、連
結板29と大きなガタをもって連結され、該連結板29も同
様に大きなガタをもって出側駆動部材31の一端に支持さ
れる。該出側駆動部材31は円弧形状をしており、その外
周にはギヤ部31aが設けられている。第4図は入側のガ
イド移動部材を示す。ガイドローラ17及び傾斜ピン18を
植立するガイドベース26は、平面内を回動自在に入側駆
動部材33の一端に支持される。該入側駆動部材も同様に
円弧形状をしており、その外周にはギヤ部33aが設けら
れている。第5図はカム34を示す。カム34は上下2段よ
り成り、上段には右方より、ギヤ部34a,カム部34dがあ
り、下段にはゼネバギヤ(後述)に対応するストッパ面
34b,ローディング後のモード操作に対応するカム部34c,
ローディングまたはアンローディング途中に対応するカ
ム部34f,アンローディング後のモード操作に対応するカ
ム部34eがあり、全体としては円弧形状を成している。
これらは上から入側駆動部材33,出側駆動部材31,カム34
の順に同心状にシャシ上に配置される。
第6図はテープガイド群の案内部材68、及び該案内部
材68による出側のガイドベース27の支持方法を示す斜視
図である。案内部材68は断面がT字状になっており、ガ
イドベース27のツメ部27a,27bは該T字部をくわえ込む
ように係合し、ガイドベース27の移動経路を規制する。
入側のガイドベース26の移動経路は第14図に示すよう
に、ガイドローラ17の下部にある軸部と案内部材78の壁
78aとが、またガイドベース26の端面26aと案内部材79の
壁79aとが係合することによって規制される。案内部材6
8には第1図に示すように、出側のガイドベース27がカ
セットの開口部14内に収納される時、すなわち、カセッ
トの装着モード時にガイドベース27のツメ部27aと相対
する位置に、第7図に示すような壁68aがガイドベース
のツメ部27aとわずかなクリアランスをもって設けられ
ている。この壁68aを設けることにより、カセット装着
の際に例え装置の姿勢が傾いてガイドベース27が第7図
に示すA方向に倒れようとしても壁68aとガイドベース
のツメ部27aとが当接してガイドローラ19とテープ6の
間隔lを所定量保つことができる。第7図に示すテープ
6の位置は第1図に示すテープ6の破線状態と対応して
いる。
第8図はローディング完了直前時のガイドベース27の
上面図である。ローディング完了状態ではガイドベース
27はキャッチャ28に位置決めされるため、案内部材68と
ガイドベース27のツメ部27aとは互いに拘束されず、フ
リーの状態を保つ必要がある。そのため、案内部材68の
幅nはローディング途中の案内部材68の幅mよりも少な
くしている。ローディング完了直前では案内部材68の幅
が少なく、更に、テープ6のバックテンション、装置の
姿勢等により、テープガイド27はテープ案内ドラム2側
の第8図B方向へ付勢される。ところが、前述したカセ
ット装着モード時のように、第8図に示すような案内部
材68の壁68bを設けることにより、ガイドベース27のテ
ープ案内ドラム2への倒れを防ぎ、ガイドローラ19とテ
ープ案内ドラム2との接触を防止している。ローディン
グ完了状態では案内部材68の壁68bとガイドベース27の
ツメ部27aとは接触しない。本実施例では出側のテープ
ガイドの場合を示したが、入側のテープガイドにおいて
も同様である。
第9図はカム34上段と駆動系を示し、(a)はアンロ
ーディング、(b)はローディングまたはアンローディ
ング途中、(c)はローディングの状態を示す。カム34
は、駆動源(図示せず)により駆動されるギヤ35がギヤ
部34aとかみ合うことにより駆動される。カム34が回動
することにより、ギヤ部34aとかみ合うギヤ36が回転
し、出側駆動部材31はギヤ37,38を経てギヤ38と圧着用
ばね(図示せず)を介して一体に回転するギヤ39がギヤ
部31aとかみ合うことにより駆動される。同様に入側駆
動部材33は、ギヤ40,41を経て圧着用ばね(図示せず)
を内蔵する第1図に示すギヤ77がギヤ部33aとかみ合う
ことにより駆動される。ローディングが完了する(c)
の状態では後述するゼネバギヤによりギヤ36の回転は停
止させられるとともに、ギヤ36とギヤ部34の係合が解除
される。一方、ローディング途中の(b)の状態で、カ
ム34の先端部とアーム42が係合し、アーム42は軸43を中
心に回動し、軸45を中心としてアーム44を回動する。ア
ーム44は軸47を介してアーム46によりアーム48の軸49と
係合しているのでアーム48に軸支されるピンチローラ8
をローディング位置まで移動させる。アーム48はばねに
より矢印A方向に付勢されているので、カム34とアーム
42が係合しない(a)の状態ではピンチローラ8はアン
ローディング位置まで後退している。(b)の状態より
更にカム34が回転し(c)の状態になると、アーム42は
カム部34dと係合し、アーム44と46で形成されるトグル
機構によりピンチローラ8をキャプスタン7に圧接す
る。軸45は軸52に支持されるアーム51に植立され、アー
ム51はばね53により常に引張られストッパ54により位置
規制されているので、ピンチローラ8の移動が停止した
後もアーム42が回動することによりアーム51はばね53に
逆らってストッパ54から離れることにより、ピンチロー
ラとキャプスタンの圧着力が確保される。
第10図はカム34の下段とモード操作機構を示し(a)
はアンローディング、(b)はローディング・アンロー
ディング途中、(c)はローディングの状態を示す。36
aはギヤ36と一体に設けられるゼネバギヤ部である。ア
ーム55はその一端がカム部34cあるいは34eと係合し、一
端に取付けたばね57により軸56のまわりに反時計方向に
付勢される。アーム55の他端にはブレーキ部材58が装着
され、供給リール台59にブレーキ力を与える。アーム60
はカム部34cあるいは34eと係合し、一端に取付けたばね
61により軸62まわりに時計方向に付勢される。またアー
ム63はアーム60上の軸60aと係合可能な腕63aをもち、一
端にばね65が取付けられ軸62のまわりに反時計方向に付
勢される。更に他端にブレーキ部材64が装着され、巻取
リール5に係合する駆動ディスク66にブレーキ力を与え
る。(a)はアンローディング後の停止状態を表し、ア
ーム55はカム部34eの凹部に係合し供給リール台59にブ
レーキ力が付与されている。この時凹部とアーム55は直
接係合しないので、ブレーキ力はばね57の力のみにより
決定され、カム部34cのストロークによらず安定であ
る。またアーム60はカム部34eの凸部に係合し、ばね61
に逆らって軸60aと腕63aの係合を解除するので、ばね65
の付勢力のにより駆動ディスク66にブレーキ力が付与さ
れカム部34eのストロークによらず安定に確保で、
(b)の状態では、アーム55及び60はカム部34fに係合
し、供給リール台59へのブレーキ力のみ解除される。従
ってローディングに際しては基本的に供給リール側より
テープ6が繰り出される。(c)の状態は記録・再生状
態を示し、供給リール台59にはブレーキ力が付与される
が、アーム60はカム部34cの凹部と係合しばね61の引張
力により回動し軸60aは腕63aと係合しアーム63をばね65
に逆らって回動させ、駆動ディスク66へのブレーキ力を
解除する。この時、ゼネバギヤ部36aとストッパ面34bが
係合することにより、ギヤ36の回転は停止され駆動部材
31及び33は停止するとともに、各テープガイド群の位置
決め部材への圧着力が保持される。この様にカム34の動
きを、ゼネバギヤ等の切替機構を介して駆動部材に伝達
することにより、操作モード数の増加にも容易に対応す
ることができる。
第11図は、前記した三つの駆動部材31及び33と、カム
34の動きを示したもので(イ)がイジェクト時、(ホ)
がローディング完了、(ヘ)が記録または再生等のモー
ド操作時である。各部材はその形状を簡略化して円弧形
状で示した。第9図に示した様にカム34の動きに対して
入側駆動部材33は逆方向にほぼ同程度で回転し、出側駆
動部材31は同方向にほぼ倍の速度で回転する。
第12図はキャッチャ28の斜視図である。テープ案内ド
ラム2の入側及び出側のテープガイド群を位置決めする
一体構造となっている。入側のテープガイド群について
は、第4図に示すガイドローラ17の上部にある軸部をV
溝28aで位置決めし、下部をU溝28bで規制しガイドロー
ラ17の進入方向とは直角な方向の倒れを防止する。ガイ
ドローラ17の高さは、ガイドベース27の先端上部がスト
ッパ面28cと当接することにより規制される。また傾斜
ピン18の傾斜は、ガイドベース27の側面が壁28dと当接
して定まる。出側のテープガイド群についても同様で、
ガイドローラ19の位置と角度はV溝28e及びU溝28fで定
まり、高さはストッパ面28gで定まる。また傾斜ピン20
の傾斜は壁28hにより規制される。更にキャッチャ28の
V溝28eとU溝28fとの間には切欠部28iが設けられる。
第2図(b)で示すアンローディング状態においては、
カム34の一端と、出側駆動部材の一端が前記切欠部28i
を貫通しているが、ローディング動作により、これら部
材は切欠部28iより脱出するので、ローディング完了状
態においては、ガイドローラ19及び傾斜ピン20を所定の
位置に保持することができる。
第13図は出側に配置される傾斜ピン21の移動機構を示
す。第13図(a)は第10図(a)に示したアンローディ
ング状態に対応する状態である。アーム48と同軸で回動
可能に軸支されるギヤ69は、その両端をギヤ69の折曲部
69bとアーム48の左端48aに引掛けているばね70により付
勢され、アーム48の右端48bとギヤ69の折曲部69cとが当
接している。この状態から第10図(c)に対応する第13
図(b)の状態にモードが移行してピンチローラ8がキ
ャプスタン7と圧接するようにアーム48が回動すると、
ギヤ69のギヤ部69aと噛合うギヤ部72aを有すアーム72が
回動し、アーム72の先端に植設される傾斜ピン21をキャ
ッチャ73にり所定の位置に位置決めする。位置決め後、
更にアーム48は回動することにより第13図(b)に示す
ようにアーム48はばね70に逆らってギヤ69の折曲部69c
から離れることにより傾斜ピン21のキャッチャ73への圧
着力が確保される。なお上記したタイミングで傾斜ピン
21を駆動することにより、傾斜ピン21は、ガイドベース
27の後方よりローディングされる。すなわち、傾斜ピン
21とガイドベース27の移動軌跡は一部オーバーラップす
るため、ガイドベース27が先行してオーバーラップ部を
通過する際に、カム34とアーム42が係合して傾斜ピン21
を駆動する様にアーム42の位置とアーム72駆動系の減速
比を設定してある。従ってカム34の動きによりアーム72
の動きを制御するので、前記オーバーラップ部での干渉
はない。
以上説明したように、本装置におけるローディング機
構,モード操作は入側駆動部材33,出側駆動部材31,カム
34を中心に行われる。第14図は上述の3つの円弧形状を
成す部材の組立構成を示す斜視図である。カム34は、シ
ャシ1に植立された案内ピン74a〜74eとカム34の下部全
周に形成される溝34gとが係合することにより、シャシ
1上を回動可能に案内される。案内ピン74a〜74eは第12
図に示したカム34の回動する範囲において、常時3個以
上がカム34の溝部34gと係合するよう配置されている。
出側駆動部材31は案内ピン76a,76bによってカム34に回
動自在に挟持され、案内ピン76a,76bと出側駆動部材長
穴部31b,31cとがまた出側駆動部材31の下部に植立され
たピン30とカム34の長穴部34hとが係合することによ
り、カム34と同心円状に回動可能になっている。入側駆
動部材33は第11図に示したように回動角が少なく、外周
はギヤ75,77が入側駆動部材ギヤ部33aと常に噛合い、保
持されている。出側駆動部材31とカム34は、第11図に示
したように同方向に略180度、あるいはそれ以上の角度
にわたって回動する。そこで第14図に示したように、出
側駆動部材31の回動を保持する基板をカム34に代替させ
ることにより、出側駆動部材31に形成する長穴部31b,31
cの角度は、出側駆動部材31とカム34の相対的な回動角
差分ですますことができる。すなわち、従来180度以上
にわたって回動するリングを基板上に保持する場合、リ
ングの長穴部は180度以上必要としたものに比べ、本実
施例によると長穴部角度を少なくすることができ、リン
グのガタ,強度等の問題を最小に抑えることができる。
案内部材78,79,81はそれぞれネジ88,89.80,82により、
シャシ1にネジ止めされ、カム34の上下方向のガタを抑
えている。また、ホルダ83は入側駆動部材33と出側駆動
部材31の間に介在し、一体成形されたボス83aが入側駆
動部材33の長溝部33bと係合して入側駆動部材33を保
持、案内し、シャシ1にネジ84によりネジ止めされてい
る。ホルダ85はシャシ1にネジ86にネジ止めされ、入側
駆動部材33の上下方向のガタを抑えている。
回動角度の少ない入側駆動部材33は、常にホルダ83の
ボス83aにより案内され、ホルダ83上を回動する。出側
駆動部材31は第11図の(ロ),(ハ)等の区間におい
て、ホルダ83と出側駆動部材31の端部31dとが係合しな
い場合がある。アンローディングになって出側駆動部材
31の端部31dとホルダ83とが係合する時、第15図に示す
ように、例え端部31dに多少のたわみや反りが生じてい
ても、ホルダ83には係合するテーパ面83bを有している
ため確実に出側駆動部材31をホルダ83の下方へ導く。ホ
ルダ83と係合する出側駆動部材31の端部31d,31eはギヤ
部31aの径よりも大とし、同径となっている入側及び出
側の駆動部材33,31のギヤ部33a,31aがホルダ83のテーパ
面83bと係合しないようにし、入側と出側の駆動部材33,
31の間隔を最少に抑え、装置の小形化を図っている。ま
た、第2図(a)に示すようにローディング完了時、ホ
ルダ83は、出側駆動部材31の端部31eと係合しており、
ガイドベース27がキャッチャ28へ押圧する時の反力を受
けて、出側駆動部材31の浮き上がりを防止している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、 1)カセット装着時、確実にテープガイドをカセット内
に収納できる。
2)ローディング完了位置までテープガイドの姿勢を安
定に保持することができる。
3)上記効果を部品点数を追加することなく、コンパク
トなスペース内で実現できる。
このため、装置の信頼性の向上、メカニズムの小形か
つ軽量化等を容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープローディング装置の一実施例を
示す上面図、第2図は同装置の側面図、第3〜5図は3
重リングの斜視図、第6図は案内部材の斜視図、第7図
はガイドベースと案内部材の結合断面図、第8図は同上
面図、第9図はピンチローラ圧着機構の上面図、第10図
はブレーキ操作部の上面図、第11図は3重リングの回動
位相を示すモデル図、第12図はキャッチャの斜視図、第
13図は傾斜ピン圧着機構部の上面図、第14図はローディ
ング装置の部品構成を示す組立斜視図、第15図はホルダ
部の側面図である。 2……テープ案内ドラム 6……テープ 19……ガイドローラ 27……ガイドベース 68……案内部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂村 達也 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭60−125913(JP,A) 特開 昭57−133558(JP,A) 特開 昭59−101063(JP,A) 特開 昭60−13348(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ案内ドラムの周囲に沿って移動して
    その側面にC字状の挾持部を有するテープガイドと、該
    テープガイドの挾持部に内含されてテープガイドを案内
    するテープガイドレールにおいて、該テープガイドのC
    字状挾持部と相接して該テープガイド進行方向に対する
    左右の振れを防ぐ案内部材を該テープガイドの移動範囲
    に亘って該テープガイドレールと一体に設けたことを特
    徴とする磁気記録再生装置のテープローディング装置。
  2. 【請求項2】テープガイドがテープ案内ドラムにテープ
    を所定角度巻き付けテープガイドがテープガイド位置決
    め部材と当接するローディング完了の直前の位置に該テ
    ープガイドのC字状挾持部と相接して該テープガイドが
    テープ案内ドラム側へ振れて傾くのを防ぐための壁を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置
    のテープローディング装置。
  3. 【請求項3】テープカセット装着時におけるテープガイ
    ドの位置に該テープガイドのC字状挾持部と相接して該
    テープガイドがカセットから離れる方向に振れて傾くの
    を防ぐための壁をテープガイドレールと一体に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置のテー
    プローディング装置。
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