JP2522912B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- recording paper
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- ink
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、熱転写記録装置に関する。
(ロ) 従来の技術 例えば、特開昭59−64369号公報等に見られる熱転写
記録装置は、インクシートと記録紙とを重畳せしめた状
態でサーマルヘッド及びプラテンの対接間を搬送しつ
つ、熱転写記録を行なうものである。このような熱転写
記録装置では、改行あるいは改ページ等の動作によって
記録紙だけを搬送すればよい場合においても記録紙とイ
ンクシートとを同時に搬送する構成となっている。
記録装置は、インクシートと記録紙とを重畳せしめた状
態でサーマルヘッド及びプラテンの対接間を搬送しつ
つ、熱転写記録を行なうものである。このような熱転写
記録装置では、改行あるいは改ページ等の動作によって
記録紙だけを搬送すればよい場合においても記録紙とイ
ンクシートとを同時に搬送する構成となっている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上述の如く、記録紙だけの搬送でよい場合においても
インクシートを搬送することはインクシートの無駄使い
となる。
インクシートを搬送することはインクシートの無駄使い
となる。
ところで、熱転写記録が行なわれると、記録紙とイン
クシートとはインクにより密着状態となる。従って、斯
る状態で、記録紙だけを搬送せんとした場合、インク及
びインクシートに不所望な引っ張り力が加わり、記録紙
に転写されんとするインクが剥がされて十分な品質の記
録が行なわれないばかりでなく、インクシートの破れが
生じてしまう虞れがある。
クシートとはインクにより密着状態となる。従って、斯
る状態で、記録紙だけを搬送せんとした場合、インク及
びインクシートに不所望な引っ張り力が加わり、記録紙
に転写されんとするインクが剥がされて十分な品質の記
録が行なわれないばかりでなく、インクシートの破れが
生じてしまう虞れがある。
そこで、本発明の目的は、記録品質及びインクシート
にダメージを与えることなく、インクシートの無駄な搬
送を防止することにある。
にダメージを与えることなく、インクシートの無駄な搬
送を防止することにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、インクシート上のインクを記録紙に熱転写
することにより記録を行なう熱転写記録装置において、
前記サーマルヘッド及びプラテンローラの圧接位置から
下流側に設けられ、前記インクシートと前記記録紙とを
分離して案内する案内手段と、記録動作中に非記録状態
で前記記録紙を搬送せしめる場合、搬送すべき距離n
と、前記圧接位置から前記案内手段までの距離Nとを比
較し、n≦Nの時、前記インクシート及び記録紙を同時
にnだけ搬送させ、n>Nの時、前記インクシート及び
記録紙を距離Nだけ同時に搬送した後、前記記録紙のみ
を距離n−Nだけ搬送させる制御手段と、を備えている
ことを特徴とする。
することにより記録を行なう熱転写記録装置において、
前記サーマルヘッド及びプラテンローラの圧接位置から
下流側に設けられ、前記インクシートと前記記録紙とを
分離して案内する案内手段と、記録動作中に非記録状態
で前記記録紙を搬送せしめる場合、搬送すべき距離n
と、前記圧接位置から前記案内手段までの距離Nとを比
較し、n≦Nの時、前記インクシート及び記録紙を同時
にnだけ搬送させ、n>Nの時、前記インクシート及び
記録紙を距離Nだけ同時に搬送した後、前記記録紙のみ
を距離n−Nだけ搬送させる制御手段と、を備えている
ことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明によれば、記録動作中に非記録状態で記録紙を
搬送せしめる場合、その搬送距離nを、インクシート、
及び記録紙を分離するのに必要な距離Nとを比較し、n
>Nの時には、インクシート、及び記録紙を距離Nだけ
同時に搬送せしめて、熱転写されたインクにより密着状
態となっている記録済み領域を案内手段によって正常に
分離させた後、記録紙のみを距離n−Nだけ搬送してい
る。
搬送せしめる場合、その搬送距離nを、インクシート、
及び記録紙を分離するのに必要な距離Nとを比較し、n
>Nの時には、インクシート、及び記録紙を距離Nだけ
同時に搬送せしめて、熱転写されたインクにより密着状
態となっている記録済み領域を案内手段によって正常に
分離させた後、記録紙のみを距離n−Nだけ搬送してい
る。
(ヘ) 実 施 例 第1図は、本発明の一実施例を示す側面図である。
インクシートロール(1)から引き出されるインクシ
ート(2)は、ガイドシヤフト(3)及び第1ヘッドガ
イドシヤフト(4)を経てサーマルヘッド(5)と回動
自在なプラテン(6)との対接間を通り、インクシート
(2)と記録紙(13)とを下流側へ分離して案内する案
内手段としての第2ヘッドガイドシャフト(7)、搬送
ローラ(8)と圧接ローラ(9)との対接間及びガイド
シヤフト(10)を経て巻取ロール(11)に至る。
ート(2)は、ガイドシヤフト(3)及び第1ヘッドガ
イドシヤフト(4)を経てサーマルヘッド(5)と回動
自在なプラテン(6)との対接間を通り、インクシート
(2)と記録紙(13)とを下流側へ分離して案内する案
内手段としての第2ヘッドガイドシャフト(7)、搬送
ローラ(8)と圧接ローラ(9)との対接間及びガイド
シヤフト(10)を経て巻取ロール(11)に至る。
一方、記録紙ロール(12)から引き出される記録紙
(13)は、ガイドローラ(14)を経て2枚の板を若干の
隙間をあけて設けられた挿入路(15)の挿入口(15a)
から挿入され、第1搬送ローラ(16)と第1圧接ローラ
(17)との対接間を通過した後サーマルヘッド(5)と
プラテン(6)との対接間を通り、更に第2搬送ローラ
(18)と第2圧接ローラ(19)との対接間を経て2枚の
板を若干の隙間をあけて設けられた排出路(20)の排出
口(20a)に至る。
(13)は、ガイドローラ(14)を経て2枚の板を若干の
隙間をあけて設けられた挿入路(15)の挿入口(15a)
から挿入され、第1搬送ローラ(16)と第1圧接ローラ
(17)との対接間を通過した後サーマルヘッド(5)と
プラテン(6)との対接間を通り、更に第2搬送ローラ
(18)と第2圧接ローラ(19)との対接間を経て2枚の
板を若干の隙間をあけて設けられた排出路(20)の排出
口(20a)に至る。
サーマルヘッド(5)は一対の板状ブラケット(60)
に配設され、プラテン(6)に対して接離自在である。
に配設され、プラテン(6)に対して接離自在である。
板状ブラケット(60)は第1枝部(61)及び第2枝部
(62)からなる略V字状をしており、各枝部の結合部が
軸(63)により回動自在に軸支されている。第1枝部
(61)にはサーマルヘッド(5)、第1ヘッドガイドシ
ヤフト(4)及び第2ヘッドガイドシヤフト(7)が夫
々平行に配設され、第2枝部(62)にはカム圧接ローラ
(64)を有するカム圧接シヤフト(65)が配設されてい
る。また、板状ブラケット(60)は第2枝部(62)の先
端と軸(66)との間に張架されたスプリング(67)によ
って軸(63)を中心に時計方向に回動付勢されている。
(62)からなる略V字状をしており、各枝部の結合部が
軸(63)により回動自在に軸支されている。第1枝部
(61)にはサーマルヘッド(5)、第1ヘッドガイドシ
ヤフト(4)及び第2ヘッドガイドシヤフト(7)が夫
々平行に配設され、第2枝部(62)にはカム圧接ローラ
(64)を有するカム圧接シヤフト(65)が配設されてい
る。また、板状ブラケット(60)は第2枝部(62)の先
端と軸(66)との間に張架されたスプリング(67)によ
って軸(63)を中心に時計方向に回動付勢されている。
扇状の偏心カム(68)を有するカム支持シヤフト(7
0)は、カム圧接シヤフト(65)の上方にこのシヤフト
と平行に配設され、カム圧接ローラ(64)と偏心カム
(68)とが対向している。
0)は、カム圧接シヤフト(65)の上方にこのシヤフト
と平行に配設され、カム圧接ローラ(64)と偏心カム
(68)とが対向している。
而して、カム支持シヤフト(70)が図示しない駆動モ
ータにて適宜に回動されることにより、サーマルヘッド
(5)はプラテン(6)に対して接離される。即ち、偏
心カム(68)がカム支持シヤフト(70)より上方に位置
せしめられる時、板状ブラケット(60)はスプリング
(67)により軸(63)を中心に時計方向に回動付勢さ
れ、サーマルヘッド(5)はプラテン(6)に圧接す
る。一方、偏心カム(68)がカム支持シヤフト(70)よ
り下方に位置せしめられる時、偏心カム(68)はカム圧
接シヤフト(65)を押し下げ、従って、板状ブラケット
(60)はスプリング(67)の付勢力に抗して軸(63)を
中心に反時計方向に回動し、サーマルヘッド(5)はプ
ラテン(6)から離隔する。
ータにて適宜に回動されることにより、サーマルヘッド
(5)はプラテン(6)に対して接離される。即ち、偏
心カム(68)がカム支持シヤフト(70)より上方に位置
せしめられる時、板状ブラケット(60)はスプリング
(67)により軸(63)を中心に時計方向に回動付勢さ
れ、サーマルヘッド(5)はプラテン(6)に圧接す
る。一方、偏心カム(68)がカム支持シヤフト(70)よ
り下方に位置せしめられる時、偏心カム(68)はカム圧
接シヤフト(65)を押し下げ、従って、板状ブラケット
(60)はスプリング(67)の付勢力に抗して軸(63)を
中心に反時計方向に回動し、サーマルヘッド(5)はプ
ラテン(6)から離隔する。
而して、斯る構成において、インクシート搬送モータ
(図示せず)により、インクシートロール(1)、搬送
ローラ(8)及び巻取ロール(11)を夫々所望の方向へ
回動することによって、インクシート(2)は正方向
(図中左方向)または逆方向(図中右方向)へ搬送され
る。また、記録搬送ローラ(図示せず)により、記録紙
ロール(12)、第1搬送ローラ(16)及び第2搬送ロー
ラ(18)を夫々所望の方向へ回動することによって、記
録紙(13)は正方向(図中左方向)または逆方向(図中
右方向)へ搬送される。
(図示せず)により、インクシートロール(1)、搬送
ローラ(8)及び巻取ロール(11)を夫々所望の方向へ
回動することによって、インクシート(2)は正方向
(図中左方向)または逆方向(図中右方向)へ搬送され
る。また、記録搬送ローラ(図示せず)により、記録紙
ロール(12)、第1搬送ローラ(16)及び第2搬送ロー
ラ(18)を夫々所望の方向へ回動することによって、記
録紙(13)は正方向(図中左方向)または逆方向(図中
右方向)へ搬送される。
更に、偏心カム(68)の状態により、サーマルヘッド
(5)がプラテン(6)に圧接されている場合、インク
シート(2)及び記録紙(13)は、同時に同一方向へ搬
送される。逆に、サーマルヘッド(5)がプラテン
(6)から離隔されている場合、インクシート(2)及
び記録紙(13)は、単独で所望の方向へ搬送される。
(5)がプラテン(6)に圧接されている場合、インク
シート(2)及び記録紙(13)は、同時に同一方向へ搬
送される。逆に、サーマルヘッド(5)がプラテン
(6)から離隔されている場合、インクシート(2)及
び記録紙(13)は、単独で所望の方向へ搬送される。
なお、インクシート(2)を挾んで対向配置されたラ
ンプ(110)及びカラーセンサ(111)は、インクシート
(2)の色を検出するものであり、使用されるインクシ
ート(2)が複数の色インクを有する場合にそのカラー
検出信号が使用される。
ンプ(110)及びカラーセンサ(111)は、インクシート
(2)の色を検出するものであり、使用されるインクシ
ート(2)が複数の色インクを有する場合にそのカラー
検出信号が使用される。
上記各部品は、一対の固定側板(80)及びこれら固定
側板の若干内側にこれらと平行であり、かつ軸(81)を
中心に回動自在に配された一対の可動側板(82)に取着
されている。
側板の若干内側にこれらと平行であり、かつ軸(81)を
中心に回動自在に配された一対の可動側板(82)に取着
されている。
一対の固定側板(80)には、インクシートロール
(1)、ガイドシヤフト(3)、サーマルヘッド(5)
及びこの周辺部、搬送ローラ(8)、ガイドシヤフト
(10)及び巻取ロール(11)が取着されている。
(1)、ガイドシヤフト(3)、サーマルヘッド(5)
及びこの周辺部、搬送ローラ(8)、ガイドシヤフト
(10)及び巻取ロール(11)が取着されている。
一対の可動側板(82)には、記録紙ロール(12)、ガ
イドローラ(14)、第1搬送ローラ(16)、第1圧接ロ
ーラ(17)、プラテン(6)、第2搬送ローラ(18)及
び第2圧接ローラ(19)が取着されている。そして、可
動側板(82)を軸(81)を中心に反時計方向へ回動して
開状態とした時、インクシートロール(1)及びインク
シート(2)は大きく露出し、従ってインクシートロー
ル(1)の交換が容易となる。
イドローラ(14)、第1搬送ローラ(16)、第1圧接ロ
ーラ(17)、プラテン(6)、第2搬送ローラ(18)及
び第2圧接ローラ(19)が取着されている。そして、可
動側板(82)を軸(81)を中心に反時計方向へ回動して
開状態とした時、インクシートロール(1)及びインク
シート(2)は大きく露出し、従ってインクシートロー
ル(1)の交換が容易となる。
第2図は、本実施例における熱転写記録装置の動作制
御を行なうためのブロック図である。
御を行なうためのブロック図である。
マイクロコンピュータからなる制御手段としてのCPU
(90)は、記録紙(13)を搬送せしめるための搬送スイ
ッチ(91)からのキー信号あるいはインターフエイス
(92)を経て入力される各種指令信号をI/Oポート(9
3)を介して入力することによって、I/Oポート(94)を
介してインクシート搬送モータ(95)、記録紙搬送モー
タ(96)及びカム支持シヤフト(70)を回動せしめる駆
動モータ(97)の動作制御を行なう。なお、CPU(90)
は、駆動モータ(97)の動作制御に伴なって、サーマル
ヘッド(5)がプラテン(6)に圧接されているか否か
を記憶している。
(90)は、記録紙(13)を搬送せしめるための搬送スイ
ッチ(91)からのキー信号あるいはインターフエイス
(92)を経て入力される各種指令信号をI/Oポート(9
3)を介して入力することによって、I/Oポート(94)を
介してインクシート搬送モータ(95)、記録紙搬送モー
タ(96)及びカム支持シヤフト(70)を回動せしめる駆
動モータ(97)の動作制御を行なう。なお、CPU(90)
は、駆動モータ(97)の動作制御に伴なって、サーマル
ヘッド(5)がプラテン(6)に圧接されているか否か
を記憶している。
以下、斯るブロック図の動作について、CPU(90)に
格納された制御プログラムを示す第3図を参照して説明
する。
格納された制御プログラムを示す第3図を参照して説明
する。
インクシート(2)及び記録紙(13)が所定位置(即
ち、重畳された状態でサーマルヘッド(5)とプラテン
(6)との圧接間に配されている)にある状態で、イン
ターフェイス(92)に記録開始指令信号及び記録データ
が入力されると、CPU(90)はI/Oポート(93)を介して
それらを取込み、記録データに応じてサーマルヘッド
(5)を発熱駆動する。これにより、記録紙(13)に熱
転写記録がなされる。
ち、重畳された状態でサーマルヘッド(5)とプラテン
(6)との圧接間に配されている)にある状態で、イン
ターフェイス(92)に記録開始指令信号及び記録データ
が入力されると、CPU(90)はI/Oポート(93)を介して
それらを取込み、記録データに応じてサーマルヘッド
(5)を発熱駆動する。これにより、記録紙(13)に熱
転写記録がなされる。
而して、インターフェイス(92)に改行指令信号ある
いは改ページ指令信号が入力されるか、あるいは搬送ス
イッチ(91)が押下されることにより、I/Oポート(9
3)を介してCPU(90)に記録紙(13)の搬送を要する信
号が印加されると、CPU(90)は第3図に示す制御プロ
グラムの実行を開始する。なお、インターフェイス(9
2)に入力される改行指令信号あるいは改ページ指令信
号は、これら動作に要する搬送距離nを示す信号を含
み、また搬送スイッチ(91)は押下し続ける間記録紙
(13)の搬送信号を出力する。
いは改ページ指令信号が入力されるか、あるいは搬送ス
イッチ(91)が押下されることにより、I/Oポート(9
3)を介してCPU(90)に記録紙(13)の搬送を要する信
号が印加されると、CPU(90)は第3図に示す制御プロ
グラムの実行を開始する。なお、インターフェイス(9
2)に入力される改行指令信号あるいは改ページ指令信
号は、これら動作に要する搬送距離nを示す信号を含
み、また搬送スイッチ(91)は押下し続ける間記録紙
(13)の搬送信号を出力する。
まず、CPU(90)は、サーマルヘッド(5)がプラテ
ン(6)に圧接されているか否かの判断を行ない、圧接
していない場合には駆動モータ(97)を作動せしめて、
サーマルヘッド(5)を確実にプラテン(6)に圧接せ
しめる。
ン(6)に圧接されているか否かの判断を行ない、圧接
していない場合には駆動モータ(97)を作動せしめて、
サーマルヘッド(5)を確実にプラテン(6)に圧接せ
しめる。
次に、CPU(90)は搬送スイッチ(91)が押下されて
いるか否かの判断を行なう。斯る判断により、搬送スイ
ッチ(91)が押下されていない場合、CPU(90)に印加
された記録紙搬送信号は、インターフェイス(92)に入
力された改行指令信号あるいは改ページ指令信号であ
り、ここで、CPU(90)はこの信号に含まれている記録
紙(13)の搬送量nと予め定められた所定量Nとを比較
する。なお、所定量Nとは、記録紙(13)(あるいはイ
ンクシート(2))をサーマルヘッド(5)とプラテン
(6)との圧接位置から第2ヘッドガイドシヤフト
(7)を若干越える位置まで搬送するに要する距離であ
る。
いるか否かの判断を行なう。斯る判断により、搬送スイ
ッチ(91)が押下されていない場合、CPU(90)に印加
された記録紙搬送信号は、インターフェイス(92)に入
力された改行指令信号あるいは改ページ指令信号であ
り、ここで、CPU(90)はこの信号に含まれている記録
紙(13)の搬送量nと予め定められた所定量Nとを比較
する。なお、所定量Nとは、記録紙(13)(あるいはイ
ンクシート(2))をサーマルヘッド(5)とプラテン
(6)との圧接位置から第2ヘッドガイドシヤフト
(7)を若干越える位置まで搬送するに要する距離であ
る。
この比較により、n>Nでない(即ち、n≦N)時、
CPU(90)はインクシート搬送モータ(95)及び記録紙
搬送モータ(96)を駆動せしめてインクシート(2)及
び記録紙(13)を同時に距離nだけ搬送し、処理は終了
する。
CPU(90)はインクシート搬送モータ(95)及び記録紙
搬送モータ(96)を駆動せしめてインクシート(2)及
び記録紙(13)を同時に距離nだけ搬送し、処理は終了
する。
一方、上記比較により、n>Nの時、CPU(90)はま
ずインクシート搬送モータ(95)及び記録紙搬送モータ
(96)を駆動せしめてインクシート(2)及び記録紙
(13)を同時に距離Nだけ搬送する。従って、搬送直前
に記録が行なわれてインクシート(2)と記録紙(13)
とが密着状態にあったとしても、上記搬送により、イン
クシート(2)のインクは十分に記録紙(13)に転写さ
れた後、記録紙(13)はインクシート(2)から正常に
剥離されることとなる。そして、CPU(90)は駆動モー
タ(97)を駆動せしめてサーマルヘッド(5)をプラテ
ン(6)から離隔せしめた後、記録紙搬送モータ(96)
だけを駆動せしめることにより、記録紙(13)だけを距
離n−Nだけ搬送する。こうして、記録紙(13)は距離
n搬送されたこととなり、処理は終了する。
ずインクシート搬送モータ(95)及び記録紙搬送モータ
(96)を駆動せしめてインクシート(2)及び記録紙
(13)を同時に距離Nだけ搬送する。従って、搬送直前
に記録が行なわれてインクシート(2)と記録紙(13)
とが密着状態にあったとしても、上記搬送により、イン
クシート(2)のインクは十分に記録紙(13)に転写さ
れた後、記録紙(13)はインクシート(2)から正常に
剥離されることとなる。そして、CPU(90)は駆動モー
タ(97)を駆動せしめてサーマルヘッド(5)をプラテ
ン(6)から離隔せしめた後、記録紙搬送モータ(96)
だけを駆動せしめることにより、記録紙(13)だけを距
離n−Nだけ搬送する。こうして、記録紙(13)は距離
n搬送されたこととなり、処理は終了する。
ところで、搬送スイッチ(91)が押下されたことによ
り、記録紙搬送信号がCPU(90)に印加された場合、CPU
(90)はインクシート搬送モータ(95)及び記録紙搬送
モータ(96)を駆動せしめてインクシート(2)及び記
録紙(13)を搬送する。同時に、CPU(90)はそれらの
搬送量を積算すると共に、搬送量nが所定量Nより大き
いか否かの判断を行なう。
り、記録紙搬送信号がCPU(90)に印加された場合、CPU
(90)はインクシート搬送モータ(95)及び記録紙搬送
モータ(96)を駆動せしめてインクシート(2)及び記
録紙(13)を搬送する。同時に、CPU(90)はそれらの
搬送量を積算すると共に、搬送量nが所定量Nより大き
いか否かの判断を行なう。
この判断により、n>Nでなく、更に、搬送スイッチ
(91)が押下されていると、上述の搬送動作は持続され
る。
(91)が押下されていると、上述の搬送動作は持続され
る。
一方、n>Nとなると、CPU(90)は、一旦搬送動作
を停止して駆動モータ(97)を駆動せしめてサーマルヘ
ッド(5)をプラテン(6)から離隔せしめた後、記録
紙搬送モータ(96)のみを駆動せしめて記録紙(13)を
搬送せしめる。
を停止して駆動モータ(97)を駆動せしめてサーマルヘ
ッド(5)をプラテン(6)から離隔せしめた後、記録
紙搬送モータ(96)のみを駆動せしめて記録紙(13)を
搬送せしめる。
これら搬送スイッチ(91)の押下に伴なう記録紙(1
3)の搬送動作は、搬送スイッチ(91)が押下されてい
る間行なわれ、搬送スイッチ(91)の押下を終了すると
処理は終了する。
3)の搬送動作は、搬送スイッチ(91)が押下されてい
る間行なわれ、搬送スイッチ(91)の押下を終了すると
処理は終了する。
(ト) 発明の効果 以上述べた通り本発明によれば、記録動作中に非記録
状態で記録紙を搬送せしめる場合、その搬送距離nを、
インクシート、及び記録紙を分離するのに必要な距離N
とを比較し、n>Nの時には、インクシート、及び記録
紙を距離Nだけ同時に搬送せしめて、熱転写されたイン
クにより密着状態となっている記録済み領域を案内手段
によって正常に分離させた後、記録紙のみを距離n−N
だけ搬送しているので、記録紙搬送に伴う記録品質の低
下、及びインクシートへのダメージを防止すると共に、
インクシートの無駄な搬送を防止することができる。
状態で記録紙を搬送せしめる場合、その搬送距離nを、
インクシート、及び記録紙を分離するのに必要な距離N
とを比較し、n>Nの時には、インクシート、及び記録
紙を距離Nだけ同時に搬送せしめて、熱転写されたイン
クにより密着状態となっている記録済み領域を案内手段
によって正常に分離させた後、記録紙のみを距離n−N
だけ搬送しているので、記録紙搬送に伴う記録品質の低
下、及びインクシートへのダメージを防止すると共に、
インクシートの無駄な搬送を防止することができる。
従って、インクシートを有効に使用することができ
る。
る。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
側面断面図、第2図はブロック図、第3図はフローチャ
ート図である。 (2)……インクシート、(13)……記録紙、(90)…
…CPU。
側面断面図、第2図はブロック図、第3図はフローチャ
ート図である。 (2)……インクシート、(13)……記録紙、(90)…
…CPU。
フロントページの続き (72)発明者 国光 道生 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−101076(JP,A) 特開 昭60−206684(JP,A) 特開 昭61−209183(JP,A) 特開 昭59−83681(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】インクシートと記録紙を重畳せしめた状態
で、サーマルヘッド及びプラテローラの圧接位置を通過
させ、該インクシート上のインクを前記記録紙に熱転写
することにより記録を行なう熱転写記録装置において、 前記サーマルヘッド及びプラテンローラの圧接位置から
下流側に設けられ、前記インクシートと前記記録紙とを
分離して案内する案内手段と、 記録動作中に非記録状態で前記記録紙を搬送せしめる場
合、搬送すべき距離nと、前記圧接位置から前記案内手
段までの距離Nとを比較し、n≦Nの時、前記インクシ
ート及び記録紙を同時にnだけ搬送させ、n>Nの時、
前記インクシート及び記録紙を距離Nだけ同時に搬送し
た後、前記記録紙のみを距離n−Nだけ搬送させる制御
手段と、を備えていることを特徴とする熱転写記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60231665A JP2522912B2 (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60231665A JP2522912B2 (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6290273A JPS6290273A (ja) | 1987-04-24 |
JP2522912B2 true JP2522912B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16927060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60231665A Expired - Lifetime JP2522912B2 (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522912B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0213046U (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-26 | ||
JP2915274B2 (ja) * | 1994-02-09 | 1999-07-05 | 盟和産業株式会社 | 車輛用内装部材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101076A (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 熱転写型感熱記録装置 |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP60231665A patent/JP2522912B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6290273A (ja) | 1987-04-24 |
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