JP2519702Y2 - 制御機器のフロント構造 - Google Patents
制御機器のフロント構造Info
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 21
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はたとえばカウンタ装置やタイマ装置等の制
御機器のフロント構造に関するものである。
御機器のフロント構造に関するものである。
〈従来技術と課題〉 従来、携帯機器のキーボタン構造として、複数のキー
トップを弾性シートで一体に連結し、この弾性シートの
外周に一体形成された環状リブをケースの内壁とキーボ
ードの外壁とで挟み込んでシールするとともに、上記各
キートップの後端部に設けられた可動電極をプリント配
線基板に設定された固定電極に接触させて、スイッチの
オン動作させるものが知られている(実開昭60-181824
号公報参照)。
トップを弾性シートで一体に連結し、この弾性シートの
外周に一体形成された環状リブをケースの内壁とキーボ
ードの外壁とで挟み込んでシールするとともに、上記各
キートップの後端部に設けられた可動電極をプリント配
線基板に設定された固定電極に接触させて、スイッチの
オン動作させるものが知られている(実開昭60-181824
号公報参照)。
上記構成において、キートップは弾性シートの表面側
に片持ち支持状態で一体に連結されて、キーボードの挿
通孔に軸移動可能に遊嵌されて、押圧部が上記キーボー
ドの表面から突出されているため、上記押圧部の押圧に
際して、上記キートップが直線的に軸移動することなく
揺動し、不安定な押圧操作でクリック感も悪いなどの課
題がある。
に片持ち支持状態で一体に連結されて、キーボードの挿
通孔に軸移動可能に遊嵌されて、押圧部が上記キーボー
ドの表面から突出されているため、上記押圧部の押圧に
際して、上記キートップが直線的に軸移動することなく
揺動し、不安定な押圧操作でクリック感も悪いなどの課
題がある。
また、可動電極は上記キートップに対応させて上記弾
性シートの後面側に導電体を付着して形成されており、
上記キートップの不安定な押圧操作によって合成樹脂製
ケースの挿通孔の内周面に圧接しながら摺動して磨耗粉
を生じ、この磨耗粉が上記可動電極と固定電極との間に
介在して接触不良をきたして誤動作の要因となる。
性シートの後面側に導電体を付着して形成されており、
上記キートップの不安定な押圧操作によって合成樹脂製
ケースの挿通孔の内周面に圧接しながら摺動して磨耗粉
を生じ、この磨耗粉が上記可動電極と固定電極との間に
介在して接触不良をきたして誤動作の要因となる。
さらに、上記弾性シートの環状リブは、ケースの内壁
とキーボードの外壁とで変形の少ない薄肉方向へ圧縮力
を付勢して挟み込む構成であるから、上記ケースの内壁
とキーボードの外壁とに対する環状リブの圧接力が充分
に得られないでシール性が悪くなり、このシール性を良
くしようとすれば、圧接面積を増大させて、スイッチ構
造が大型化する。
とキーボードの外壁とで変形の少ない薄肉方向へ圧縮力
を付勢して挟み込む構成であるから、上記ケースの内壁
とキーボードの外壁とに対する環状リブの圧接力が充分
に得られないでシール性が悪くなり、このシール性を良
くしようとすれば、圧接面積を増大させて、スイッチ構
造が大型化する。
しかも、上記キーボードはケースの内壁に環状リブの
圧接力で固定されているため、上記可動電極と固定電極
との接触不良を調整するために開放しようとすれば、上
記環状リブの部分に治具を差し込んむなどの手段を使用
しなければならず、その調整作業がきわめて面倒であ
る。
圧接力で固定されているため、上記可動電極と固定電極
との接触不良を調整するために開放しようとすれば、上
記環状リブの部分に治具を差し込んむなどの手段を使用
しなければならず、その調整作業がきわめて面倒であ
る。
他方、制御機器のフロント構造は、角筒形リアケース
の前側開口部にフロントケースを嵌着し、このフロント
ケースの内面に表示面から所定間隔を存してプリント配
線基板をほぼ平行に対向配設し、上記フロントケース表
示面に対向させて上記プリント配線基板に表示器が電気
的に接続されており、上記フロントケースとプリント配
線基板との間に表示器を介在させるために、これら両者
間の設定間隔が比較的に大きい。
の前側開口部にフロントケースを嵌着し、このフロント
ケースの内面に表示面から所定間隔を存してプリント配
線基板をほぼ平行に対向配設し、上記フロントケース表
示面に対向させて上記プリント配線基板に表示器が電気
的に接続されており、上記フロントケースとプリント配
線基板との間に表示器を介在させるために、これら両者
間の設定間隔が比較的に大きい。
したがって、上記制御機器のフロント構造に上記スイ
ッチ構造を適用すると、前記キートップおよび可動電極
の軸移動が一層不安定となったり、クリック感も得られ
ず、また、接触不良や誤動作が発生し易くなるなどの課
題がある。
ッチ構造を適用すると、前記キートップおよび可動電極
の軸移動が一層不安定となったり、クリック感も得られ
ず、また、接触不良や誤動作が発生し易くなるなどの課
題がある。
このことは、実開昭62-187320号公報に開示されてい
るように、所定の下段側キートップの軸長を隣接する上
段側キートップの軸長よりも短寸に形成して弾性シート
で一体に連結し、上記各キートップの後端部に設けられ
た可動電極をプリント配線基板に設定された固定電極に
接触させて、スイッチのオン動作させるものについても
ほぼ同様の課題がある。
るように、所定の下段側キートップの軸長を隣接する上
段側キートップの軸長よりも短寸に形成して弾性シート
で一体に連結し、上記各キートップの後端部に設けられ
た可動電極をプリント配線基板に設定された固定電極に
接触させて、スイッチのオン動作させるものについても
ほぼ同様の課題がある。
〈考案の目的〉 この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、安定なスイッチ操作で良好なクリック感やシール性
が得られ、小型かつ調整作業が容易であり、接触不良や
誤動作ならびに誤操作のおそれのない信頼性の高い制御
機器のフロント構造を提供することを目的とする。
で、安定なスイッチ操作で良好なクリック感やシール性
が得られ、小型かつ調整作業が容易であり、接触不良や
誤動作ならびに誤操作のおそれのない信頼性の高い制御
機器のフロント構造を提供することを目的とする。
〈考案の構成と効果〉 この考案による制御機器は、角筒形リアケースの前側
開口部に嵌着されるフロントケースと、このフロントケ
ースの内面に表示面から所定間隔を存してほぼ平行に対
向配設されたプリント配線基板と、上記フロントケース
の表示面に対向させて上記プリント配線基板に電気的に
接続された表示器と、上記表示面を除くフロントケース
の内側に配置されたスイッチとを具備し、上記スイッチ
は、上記フロントケートに形成された複数の挿通孔にそ
れぞれ軸動可能に挿通されかつ押圧部を上記フロントケ
ースの表面から突出させた複数のキートップと、これら
各キートップの後端部に突設されて後方へ延びる複数の
ガイド突部と、上記各キートップとガイド突部との中間
部を連結して形成された弾性シートと、この弾性シート
の外周部に一体形成されて後方へ延びる環状突部と、上
記フロントケースに係脱可能に係止されかつ上記各ガイ
ド突部をそれぞれ軸動可能に挿通する複数の挿通孔が形
成された押え部材と、上記各ガイド突部の後端部に設け
られた可動電極と、この可動電極に接離可能に対向して
上記プリント配線基板に配設されかつ上記可動電極で短
絡される固定電極とを備え、上記キートップおよびガイ
ド突部は上下複数列に横方向へ配列して電気絶縁性の弾
性体で上記弾性シートに一体に形成され、かつ、所定の
下段側キートップの軸長を隣接する上段側キートップの
軸長よりも短寸に形成し、上記ガイド突部を除いて上記
弾性シートおよび環状突部を上記フロントケースの内面
に上記押え部材で圧接してシールするとともに所定の下
段側キートップの押圧部の突出高さを低くし、さらに、
キートップおよびガイド突部を上記フロントケースおよ
び押え部材の各挿通孔の案内で軸移動させて、上記両電
極の接触で所定の設定値を制御回路に入力し、上記設定
値を表示器で表示させてフロントケースの表示面から視
認させるように構成したことを特徴とする。
開口部に嵌着されるフロントケースと、このフロントケ
ースの内面に表示面から所定間隔を存してほぼ平行に対
向配設されたプリント配線基板と、上記フロントケース
の表示面に対向させて上記プリント配線基板に電気的に
接続された表示器と、上記表示面を除くフロントケース
の内側に配置されたスイッチとを具備し、上記スイッチ
は、上記フロントケートに形成された複数の挿通孔にそ
れぞれ軸動可能に挿通されかつ押圧部を上記フロントケ
ースの表面から突出させた複数のキートップと、これら
各キートップの後端部に突設されて後方へ延びる複数の
ガイド突部と、上記各キートップとガイド突部との中間
部を連結して形成された弾性シートと、この弾性シート
の外周部に一体形成されて後方へ延びる環状突部と、上
記フロントケースに係脱可能に係止されかつ上記各ガイ
ド突部をそれぞれ軸動可能に挿通する複数の挿通孔が形
成された押え部材と、上記各ガイド突部の後端部に設け
られた可動電極と、この可動電極に接離可能に対向して
上記プリント配線基板に配設されかつ上記可動電極で短
絡される固定電極とを備え、上記キートップおよびガイ
ド突部は上下複数列に横方向へ配列して電気絶縁性の弾
性体で上記弾性シートに一体に形成され、かつ、所定の
下段側キートップの軸長を隣接する上段側キートップの
軸長よりも短寸に形成し、上記ガイド突部を除いて上記
弾性シートおよび環状突部を上記フロントケースの内面
に上記押え部材で圧接してシールするとともに所定の下
段側キートップの押圧部の突出高さを低くし、さらに、
キートップおよびガイド突部を上記フロントケースおよ
び押え部材の各挿通孔の案内で軸移動させて、上記両電
極の接触で所定の設定値を制御回路に入力し、上記設定
値を表示器で表示させてフロントケースの表示面から視
認させるように構成したことを特徴とする。
上記構成によれば、キートップとガイド突部との中間
部を弾性シートで連結して、上記キートップをフロント
ケースの挿通孔に軸動可能に挿通して、押圧部を上記フ
ロントケースの表面から突出させるとともに、上記ガイ
ド突部を押え部材の挿通孔に軸動可能に挿通し、上記キ
ートップおよびガイド突部を上記フロントケースおよび
押え部材の各挿通孔の案内で軸移動させるため、上記押
圧部の押圧に際し、上記キートップおよびガイド突部が
ほぼ直線的に軸移動して押圧操作が安定し、かつ、良好
なクリック感も得られる。
部を弾性シートで連結して、上記キートップをフロント
ケースの挿通孔に軸動可能に挿通して、押圧部を上記フ
ロントケースの表面から突出させるとともに、上記ガイ
ド突部を押え部材の挿通孔に軸動可能に挿通し、上記キ
ートップおよびガイド突部を上記フロントケースおよび
押え部材の各挿通孔の案内で軸移動させるため、上記押
圧部の押圧に際し、上記キートップおよびガイド突部が
ほぼ直線的に軸移動して押圧操作が安定し、かつ、良好
なクリック感も得られる。
とくに、上記構成によれば、所定の下段側キートップ
の軸長を隣接する上段側キートップの軸長よりも短寸に
形成したから、上記各キートップの誤操作のおそれがな
い。
の軸長を隣接する上段側キートップの軸長よりも短寸に
形成したから、上記各キートップの誤操作のおそれがな
い。
また、上記ガイド突部は比較的柔軟な弾性材で形成さ
れているため、押え部材の挿通孔の内周面に圧接しなが
ら摺動した場合でも、円滑な軸移動で磨耗粉の発生のお
それがなく、接触不良や誤動作を有効に防止することが
できる。
れているため、押え部材の挿通孔の内周面に圧接しなが
ら摺動した場合でも、円滑な軸移動で磨耗粉の発生のお
それがなく、接触不良や誤動作を有効に防止することが
できる。
さらに、上記環状突部は弾性シートの外周に後方向へ
延びて一体に形成され、フロントケースの内面に押え部
材で圧接してシールされており、その押圧方向が上記環
状突部の厚肉である前後方向であるため、上記環状突部
が比較的低い押圧力で容易に弾性変形して充分な圧接力
が得られ、狭い圧接面積でシール性を高めて、スイッチ
構造の小型化を達成することができる。
延びて一体に形成され、フロントケースの内面に押え部
材で圧接してシールされており、その押圧方向が上記環
状突部の厚肉である前後方向であるため、上記環状突部
が比較的低い押圧力で容易に弾性変形して充分な圧接力
が得られ、狭い圧接面積でシール性を高めて、スイッチ
構造の小型化を達成することができる。
しかも、上記押え部材はフロントケースに係脱可能に
係止されているため、上記スイッチの分解が容易であ
り、接触やシール不良などの調整作業がきわめて容易で
ある。
係止されているため、上記スイッチの分解が容易であ
り、接触やシール不良などの調整作業がきわめて容易で
ある。
〈実施例の説明〉 以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
る。
第1図はこの考案による制御機器のフロント構造をカウ
ンタ装置に適用した例で示す一部切欠した側面図であ
る。
ンタ装置に適用した例で示す一部切欠した側面図であ
る。
図において、1は透明な合成樹脂からなるフロントケ
ースで、合成樹脂からなる角筒形のリアケース2の前側
開口部2aに嵌着され、その前面にはフロントパネル4が
貼着されている。
ースで、合成樹脂からなる角筒形のリアケース2の前側
開口部2aに嵌着され、その前面にはフロントパネル4が
貼着されている。
上記フロントケース1およびフロントパネル4には、
第2図で示すように、後述する複数のキートツプ7を挿
通させる挿通孔8,9と、表示面1aおよび表示窓4aが形成
され、その後方側に周知の液晶表示器11やバツクライト
モジユール12が配設されている。
第2図で示すように、後述する複数のキートツプ7を挿
通させる挿通孔8,9と、表示面1aおよび表示窓4aが形成
され、その後方側に周知の液晶表示器11やバツクライト
モジユール12が配設されている。
13は上記液晶表示器11の駆動用回路が組み込まれたプ
リント配線基板で、上記バツクライトモジユール12が装
着されるとともに、上記配線基板13と上記液晶表示器11
との間には一対のゴムコネクタ14が介在されている。上
記配線基板13の上下両端面および左右両端面には、係合
突部13aがそれぞれ形成されており、これら係合突部13a
を上記フロントケース1の後面の上下両側縁に突設され
た突部1bが有する係止孔1cにそれぞれ係止させることに
よつて、上記配線基板13は上記フロントケース1に取り
付けられている。
リント配線基板で、上記バツクライトモジユール12が装
着されるとともに、上記配線基板13と上記液晶表示器11
との間には一対のゴムコネクタ14が介在されている。上
記配線基板13の上下両端面および左右両端面には、係合
突部13aがそれぞれ形成されており、これら係合突部13a
を上記フロントケース1の後面の上下両側縁に突設され
た突部1bが有する係止孔1cにそれぞれ係止させることに
よつて、上記配線基板13は上記フロントケース1に取り
付けられている。
この配線基板13の上記フロントケース1への取り付け
により、上記液晶表示器11等はフロントケース1側に支
持されている。15はフロントケース1とリアケース2と
の嵌合部をシールする環状突部である。
により、上記液晶表示器11等はフロントケース1側に支
持されている。15はフロントケース1とリアケース2と
の嵌合部をシールする環状突部である。
Aはスイッチで、第2図で明瞭に示すように、上下方向
へ延びるフロントケース1には上下に横方向へ2列で配
列された複数個の挿通孔8a,8bが形成され、これらの各
挿通孔8a,8bには、弾性を有する電気絶縁性の複数のキ
ートツプ71,72が軸動可能に挿通され、その各押圧部7a
が外部に突出されている。
へ延びるフロントケース1には上下に横方向へ2列で配
列された複数個の挿通孔8a,8bが形成され、これらの各
挿通孔8a,8bには、弾性を有する電気絶縁性の複数のキ
ートツプ71,72が軸動可能に挿通され、その各押圧部7a
が外部に突出されている。
下段側のキートツプ72の押圧部7aは、第3図で明瞭に
示すように、上段側のキートツプ71の押圧部7aよりもそ
の突出高さを低くした状態で、上記フロントケース1の
表面からそれぞれ突出させてある。
示すように、上段側のキートツプ71の押圧部7aよりもそ
の突出高さを低くした状態で、上記フロントケース1の
表面からそれぞれ突出させてある。
上記各キートツプ71,72の後端部7bには可動電極16が
形成され、その各可動電極16が形成され、その各可動電
極16に対向させて、上記配線基板13には第4図で示すよ
うな一対のくし形電極A,Bからなる固定電極20が形成さ
れており、各固定電極20には上記キートツプ71,72の電
極16が接離されるように構成されている。上記可動電極
16と固定電極20とでスイツチング機構21を構成してい
る。
形成され、その各可動電極16が形成され、その各可動電
極16に対向させて、上記配線基板13には第4図で示すよ
うな一対のくし形電極A,Bからなる固定電極20が形成さ
れており、各固定電極20には上記キートツプ71,72の電
極16が接離されるように構成されている。上記可動電極
16と固定電極20とでスイツチング機構21を構成してい
る。
上記各キートツプ71,72の中央部は、第2図で明瞭に
示すように、弾性シート7cで一体成形されて連結されて
おり、この弾性シート7cの外周部には環状突部7dが一体
的に形成されている。上記突部7dおよび上記各キートツ
プ71,72の間の弾性シート7cは、上記フロントケース1
の内面に密着して配設され、押え部材17により挟持され
て液密にシールされているとともに、適宜な復元力を有
して軸動可能に保持されている。上記押え部材17は上記
各キートツプ71,72のガイド突部7eを軸動可能に挿通さ
せる挿通孔17aと、一対の係合突部17bとを備え、この係
合突部17bをフロントケース1に設けた係合孔1eに係止
させることによつて、上記押え部材17はフロントケース
1に固定されている。
示すように、弾性シート7cで一体成形されて連結されて
おり、この弾性シート7cの外周部には環状突部7dが一体
的に形成されている。上記突部7dおよび上記各キートツ
プ71,72の間の弾性シート7cは、上記フロントケース1
の内面に密着して配設され、押え部材17により挟持され
て液密にシールされているとともに、適宜な復元力を有
して軸動可能に保持されている。上記押え部材17は上記
各キートツプ71,72のガイド突部7eを軸動可能に挿通さ
せる挿通孔17aと、一対の係合突部17bとを備え、この係
合突部17bをフロントケース1に設けた係合孔1eに係止
させることによつて、上記押え部材17はフロントケース
1に固定されている。
なお、第1図中、23,24はリアケース2内に高床状に
配設されたプリント配線基板で、その両側前端部は第5
図で示すフロントケース1の突部1fの嵌合溝1gに嵌合さ
れて支持されている。
配設されたプリント配線基板で、その両側前端部は第5
図で示すフロントケース1の突部1fの嵌合溝1gに嵌合さ
れて支持されている。
上記構成において、第3図におけるキートツプ71,72
の押圧部7aを押圧して押し込むと、その後端部7bの可動
電極16が第4図の仮想線で示す状態で配線基板13上の一
対のくし形電極A,Bにまたがって接触し、これら両電極
A,Bからなる固定電極20が導通される。上記押圧を解除
すると、弾性シート7cの弾性力で原位置に復帰し、上記
固定電極20が非導通となつて、スイツチング動作が達成
される。
の押圧部7aを押圧して押し込むと、その後端部7bの可動
電極16が第4図の仮想線で示す状態で配線基板13上の一
対のくし形電極A,Bにまたがって接触し、これら両電極
A,Bからなる固定電極20が導通される。上記押圧を解除
すると、弾性シート7cの弾性力で原位置に復帰し、上記
固定電極20が非導通となつて、スイツチング動作が達成
される。
ところで、上記構成において、第6図(A)で示すよ
うに、下段側のキートツプ72を指先で押圧して押し込む
際、上段側のキートツプ71が誤操作で押圧されるおそれ
がない。
うに、下段側のキートツプ72を指先で押圧して押し込む
際、上段側のキートツプ71が誤操作で押圧されるおそれ
がない。
他方、第6図(B)で示すように、上段側のキートツ
プ71が指先で押圧されると、下段側のキートツプ72が指
元側に対向しているから、上段側のキートツプ71の押し
込みにともなつて、下段側のキートツプ72が押し込まれ
ようとする。
プ71が指先で押圧されると、下段側のキートツプ72が指
元側に対向しているから、上段側のキートツプ71の押し
込みにともなつて、下段側のキートツプ72が押し込まれ
ようとする。
しかしながら、下段側のキートツプ72の設定高さが上
段側のキートツプ71の設定高さよりも低く設定されてい
るから、下段側のキートツプ72が指元側で押圧されて誤
操作をきたすおそれがない。そのため、上下2列の各キ
ートツプ71,72を近接して設定することができ、スイツ
チ構造の小型化が達成される。
段側のキートツプ71の設定高さよりも低く設定されてい
るから、下段側のキートツプ72が指元側で押圧されて誤
操作をきたすおそれがない。そのため、上下2列の各キ
ートツプ71,72を近接して設定することができ、スイツ
チ構造の小型化が達成される。
また、上記構成によれば、キートップ71,72とガイド
突部7eとの中間部を弾性シート7cで連結し、上記キート
ップ71,72をフロントケース1の挿通孔8に軸動可能に
挿通して、押圧部7aを上記フロントケース1の表面から
突出させるとともに、上記ガイド突部7eを押え部材17の
挿通孔8に軸動可能に挿通し、上記キートップ71,72お
よびガイド突部7eを上記フロントケース1および押え部
材17の各挿通孔17aの案内で軸移動させるため、上記押
圧部7aの押圧に際し、上記キートップ71,72およびガイ
ド突部7eがほぼ直線的に軸移動して押圧操作が安定し、
かつ、良好なクリック感も得られる。
突部7eとの中間部を弾性シート7cで連結し、上記キート
ップ71,72をフロントケース1の挿通孔8に軸動可能に
挿通して、押圧部7aを上記フロントケース1の表面から
突出させるとともに、上記ガイド突部7eを押え部材17の
挿通孔8に軸動可能に挿通し、上記キートップ71,72お
よびガイド突部7eを上記フロントケース1および押え部
材17の各挿通孔17aの案内で軸移動させるため、上記押
圧部7aの押圧に際し、上記キートップ71,72およびガイ
ド突部7eがほぼ直線的に軸移動して押圧操作が安定し、
かつ、良好なクリック感も得られる。
さらに、上記ガイド突部7eは比較的柔軟な弾性材で形
成されているため、押え部材17の挿通孔17aの内周面に
圧接しながら摺動した場合でも、円滑な軸移動で磨耗粉
の発生のおそれがなく、接触不良や誤動作を有効に防止
することができる。
成されているため、押え部材17の挿通孔17aの内周面に
圧接しながら摺動した場合でも、円滑な軸移動で磨耗粉
の発生のおそれがなく、接触不良や誤動作を有効に防止
することができる。
また、上記環状突部7dは弾性シート7cの外周に後方向
へ延びて一体に形成され、フロントケース1の内面に押
え部材17で圧接してシールされており、その押圧方向が
上記環状突部7dの厚肉である前後方向であるため、上記
環状突部7dが比較的低い押圧力で容易に弾性変形して充
分な圧接力が得られ、狭い圧接面積でシール性を高め
て、スイッチ構造の小型化を達成することができる。
へ延びて一体に形成され、フロントケース1の内面に押
え部材17で圧接してシールされており、その押圧方向が
上記環状突部7dの厚肉である前後方向であるため、上記
環状突部7dが比較的低い押圧力で容易に弾性変形して充
分な圧接力が得られ、狭い圧接面積でシール性を高め
て、スイッチ構造の小型化を達成することができる。
しかも、上記押え部材17は係合突部17bと係合孔1eと
の係合でフロントケース1に係脱可能に係止されている
ため、上記スイッチAの分解が容易であり、接触不良の
調整作業がきわめて容易である。
の係合でフロントケース1に係脱可能に係止されている
ため、上記スイッチAの分解が容易であり、接触不良の
調整作業がきわめて容易である。
なお、上記実施例において、第5図で示すように、キ
ートツプ71,72の数を適宜変更できることはいうまでも
ない。
ートツプ71,72の数を適宜変更できることはいうまでも
ない。
第1図はこの考案によるスイツチ構造の一実施例を制御
装置としてのカウンタ装置に適用した例を一部切欠して
示す側面図、第2図はその一部の分解斜視図、第3図は
第1図の要部の拡大断面図、第4図はスイツチング動作
の説明図、第5図は第1図の要部をキートツプの数の異
なる例で裏面側から示した分解斜視図、第6図は
(A),(B)は上記スイツチ構造のスイツチング動作
の説明図である。 A……スイッチ、1……フロントケース、1a……表示
面、2……リアケース、2a……前側開口部、7a……押圧
部、7b……後端部、7c……弾性シート、7d……環状突
部、7e……ガイド突部、8a,8b,17a……挿通孔、11……
表示器、13……プリント配線基板、16……可動電極、17
……押え部材、20……固定電極、71……上段側のキート
ツプ、72……下段側のキートツプ。
装置としてのカウンタ装置に適用した例を一部切欠して
示す側面図、第2図はその一部の分解斜視図、第3図は
第1図の要部の拡大断面図、第4図はスイツチング動作
の説明図、第5図は第1図の要部をキートツプの数の異
なる例で裏面側から示した分解斜視図、第6図は
(A),(B)は上記スイツチ構造のスイツチング動作
の説明図である。 A……スイッチ、1……フロントケース、1a……表示
面、2……リアケース、2a……前側開口部、7a……押圧
部、7b……後端部、7c……弾性シート、7d……環状突
部、7e……ガイド突部、8a,8b,17a……挿通孔、11……
表示器、13……プリント配線基板、16……可動電極、17
……押え部材、20……固定電極、71……上段側のキート
ツプ、72……下段側のキートツプ。
Claims (1)
- 【請求項1】角筒形リアケースの前側開口部に嵌着され
るフロントケースと、このフロントケースの内面に表示
面から所定間隔を存してほぼ平行に対向配設されたプリ
ント配線基板と、上記フロントケースの表示面に対向さ
せて上記プリント配線基板に電気的に接続された表示器
と、上記表示面を除くフロントケースの内側に配置され
たスイッチとを具備し、上記スイッチは、上記フロント
ケースに形成された複数の挿通孔にそれぞれ軸動可能に
挿通されかつ押圧部を上記フロントケースの表面から突
出させた複数のキートップと、これら各キートップの後
端部に突設されて後方へ延びる複数のガイド突部と、上
記各キートップとガイド突部との中間部を連結して形成
された弾性シートと、この弾性シートの外周部に一体形
成されて後方へ延びる環状突部と、上記フロントケース
に係脱可能に係止されかつ上記各ガイド突部をそれぞれ
軸動可能に挿通する複数の挿通孔が形成された押え部材
と、上記各ガイド突部の後端部に設けられた可動電極
と、この可動電極に接離可能に対向して上記プリント配
線基板に配設されかつ上記可動電極で短絡される固定電
極とを備え、上記キートップおよびガイド突部は上下複
数列に横方向へ配列して電気絶縁性の弾性体で上記弾性
シートに一体に形成され、かつ、所定の下段側キートッ
プの軸長を隣接する上段側キートップの軸長よりも短寸
に形成し、上記ガイド突部を除いて上記弾性シートおよ
び環状突部を上記フロントケースの内面に上記押え部材
で圧接してシールするとともに所定の下段側キートップ
の押圧部の突出高さを低くし、さらに、上記キートップ
およびガイド突部を上記フロントケースおよび押え部材
の各挿通孔の案内で軸移動させて、上記両電極の接触で
所定の設定値を制御回路に入力し、上記設定値を表示器
で表示させてフロントケースの表示面から視認させるよ
うに構成したことを特徴とする制御機器のフロント構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089040U JP2519702Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 制御機器のフロント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990089040U JP2519702Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 制御機器のフロント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446333U JPH0446333U (ja) | 1992-04-20 |
JP2519702Y2 true JP2519702Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31822744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990089040U Expired - Lifetime JP2519702Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 | 制御機器のフロント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519702Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3826392B2 (ja) * | 1998-12-09 | 2006-09-27 | オムロン株式会社 | カウンタ機器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60181824U (ja) * | 1984-05-15 | 1985-12-03 | セイコーエプソン株式会社 | 携帯機器のキ−ボタン構造 |
JPS62187320U (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-28 |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP1990089040U patent/JP2519702Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0446333U (ja) | 1992-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |