JP2515170Y2 - センタベアリング - Google Patents
センタベアリングInfo
- Publication number
- JP2515170Y2 JP2515170Y2 JP9240289U JP9240289U JP2515170Y2 JP 2515170 Y2 JP2515170 Y2 JP 2515170Y2 JP 9240289 U JP9240289 U JP 9240289U JP 9240289 U JP9240289 U JP 9240289U JP 2515170 Y2 JP2515170 Y2 JP 2515170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center bearing
- outer ring
- heating element
- heat shield
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 21
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、例えば、四輪操舵車や、トラック等のド
ライブシャフトの中間に設けられた駆動力を伝達するシ
ャフトを回転自在に支持するセンタベアリングに関す
る。
ライブシャフトの中間に設けられた駆動力を伝達するシ
ャフトを回転自在に支持するセンタベアリングに関す
る。
<従来の技術> 一般に、トラック等の前輪から後輪までの距離が長い
車両においては、単一のドライブシャフトを採用した際
の、振動が大きくなる等の弊害を防止するため、ドライ
ブシャフトを二つに分割したものが提供されている。こ
のような分割されたドライブシャフトでは、センタベア
リングによってドライブシャフトの中間に設けられたシ
ャフトを回転自在に支持して、駆動力を伝達することが
行われている。
車両においては、単一のドライブシャフトを採用した際
の、振動が大きくなる等の弊害を防止するため、ドライ
ブシャフトを二つに分割したものが提供されている。こ
のような分割されたドライブシャフトでは、センタベア
リングによってドライブシャフトの中間に設けられたシ
ャフトを回転自在に支持して、駆動力を伝達することが
行われている。
従来、上記センタベアリングは、クッションラバー等
の弾性体を介してフレームに取り付けられており、この
センタベアリングの近くには、発熱体としての、例えば
排気管が、シャフトと平行に設置されていた。そして、
上記発熱体からの熱により、上記センタベアリングを保
護するために、発熱体とセンタベアリングとの間には、
フレームに固定された状態で熱遮蔽板が配設されてい
た。
の弾性体を介してフレームに取り付けられており、この
センタベアリングの近くには、発熱体としての、例えば
排気管が、シャフトと平行に設置されていた。そして、
上記発熱体からの熱により、上記センタベアリングを保
護するために、発熱体とセンタベアリングとの間には、
フレームに固定された状態で熱遮蔽板が配設されてい
た。
<考案が解決しようとする課題> ところが、上記センタベアリングにおいては、熱遮蔽
板を特別に設けなければならず、部品数が増加するとと
もに、熱遮蔽板をフレームの組み付けるための余分な工
数が必要となり、コスト高になるという問題があった。
板を特別に設けなければならず、部品数が増加するとと
もに、熱遮蔽板をフレームの組み付けるための余分な工
数が必要となり、コスト高になるという問題があった。
この考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、
部品数及び組み付け工数を増加することなく、従来のセ
ンタベアリングの部品に多少の改良を加えることによ
り、発熱体からの輻射熱を遮蔽することができるセンタ
ベアリングを提供することを目的とする。
部品数及び組み付け工数を増加することなく、従来のセ
ンタベアリングの部品に多少の改良を加えることによ
り、発熱体からの輻射熱を遮蔽することができるセンタ
ベアリングを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するためのこの考案のセンタベアリン
グとしては、発熱体の近くに配置され、駆動力を伝達す
るシャフトを回転自在に支持するセンタベアリングであ
って、ハウジングに固定される外輪と、この外輪両端部
に固定された一対のダストカバーとを有し、上記ダスト
カバーの少なくとも一方に、上記外輪外周の上記発熱体
から発せられる熱線を受ける輻射熱受熱部分を包囲し
て、上記発熱体からの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽部が形成
されていることを特徴とする。
グとしては、発熱体の近くに配置され、駆動力を伝達す
るシャフトを回転自在に支持するセンタベアリングであ
って、ハウジングに固定される外輪と、この外輪両端部
に固定された一対のダストカバーとを有し、上記ダスト
カバーの少なくとも一方に、上記外輪外周の上記発熱体
から発せられる熱線を受ける輻射熱受熱部分を包囲し
て、上記発熱体からの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽部が形成
されていることを特徴とする。
<作用> 上記構成のセンタベアリングによれば、外輪の両端側
に設けた一対のダストカバーの少なくとも一方に、熱遮
蔽部が形成されているので、当該ダストカバーを、従来
の熱遮蔽板と兼用することができる。このため、発熱体
とセンタベアリングとの間に熱遮蔽板を設ける必要がな
い。
に設けた一対のダストカバーの少なくとも一方に、熱遮
蔽部が形成されているので、当該ダストカバーを、従来
の熱遮蔽板と兼用することができる。このため、発熱体
とセンタベアリングとの間に熱遮蔽板を設ける必要がな
い。
<実施例> 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図は、この考案に係るセンタベアリングAの一実
施例を示す断面図であり、同図において、センタベアリ
ングAは、一対のドライブシャフト(図示せず)の中間
に設けられ、駆動力を伝達する連結シャフト1の中央の
大径部10を回転自在に支持するものである。
施例を示す断面図であり、同図において、センタベアリ
ングAは、一対のドライブシャフト(図示せず)の中間
に設けられ、駆動力を伝達する連結シャフト1の中央の
大径部10を回転自在に支持するものである。
上記連結シャフト1は、大径部10の両側に、ドライブ
シャフトにそれぞれ連結されるスプライン11,12が形成
されている。
シャフトにそれぞれ連結されるスプライン11,12が形成
されている。
上記センタベアリングAは、連結シャフト1の大径部
10に嵌合された内輪2と、ゴム等の弾性体6を介してハ
ウジング7に固定された外輪3と、内輪2と外輪3との
間に回動自在に設けられたボール4と、このボール4を
所定間隔に保持する保持器40と、外輪3の両端側に設け
られ、異物の混入を防止するための一対のダストカバー
5,50とを有している。
10に嵌合された内輪2と、ゴム等の弾性体6を介してハ
ウジング7に固定された外輪3と、内輪2と外輪3との
間に回動自在に設けられたボール4と、このボール4を
所定間隔に保持する保持器40と、外輪3の両端側に設け
られ、異物の混入を防止するための一対のダストカバー
5,50とを有している。
上記ハウジング7は、車両等のフレーム(図示せず)
に固定されるものである。
に固定されるものである。
上記大径部10の内輪2を挟んだ両側には、周溝13aが
形成されており、この周溝13aに、内輪2が左右にずれ
るのを防止するための止め輪13が装着されている。ま
た、上記止め輪13の外側には、上記大径部10に摺接する
リップ部14aを有するゴム又はプラスチック製の一対の
オイルシール14が、外輪3の内周面に固定されており、
ボール4を含む外輪3と大径部10との間は、グリース等
の潤滑剤を収容可能に、上記オイルシール14によって密
閉されている。
形成されており、この周溝13aに、内輪2が左右にずれ
るのを防止するための止め輪13が装着されている。ま
た、上記止め輪13の外側には、上記大径部10に摺接する
リップ部14aを有するゴム又はプラスチック製の一対の
オイルシール14が、外輪3の内周面に固定されており、
ボール4を含む外輪3と大径部10との間は、グリース等
の潤滑剤を収容可能に、上記オイルシール14によって密
閉されている。
上記ダストカバーのうちの一方のダストカバー5は、
外輪3の端部外周を包囲した状態で、連結シャフト1に
一体回転可能に取付けられている。また、他方側のダス
トカバー50は、連結シャフト1と相対回転可能に外輪3
の内周側に嵌入固定されている。さらに、上記ダストカ
バー50の外側には、外輪3を所定範囲に亘って包囲し
て、図示しない発熱体からの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽部
51が一体形成されている。
外輪3の端部外周を包囲した状態で、連結シャフト1に
一体回転可能に取付けられている。また、他方側のダス
トカバー50は、連結シャフト1と相対回転可能に外輪3
の内周側に嵌入固定されている。さらに、上記ダストカ
バー50の外側には、外輪3を所定範囲に亘って包囲し
て、図示しない発熱体からの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽部
51が一体形成されている。
第2図は、上記熱遮蔽部51を示す側面図であり、熱遮
蔽部51は、外輪3の一端面側全体と、外輪3の外周側の
略半周である、発熱体から発せられる熱線を受ける輻射
熱受熱部分Bとを包囲した状態で設けられている。な
お、ダストカバー50及び熱遮蔽部51には、ドレン排出用
の穴52が設けられている。
蔽部51は、外輪3の一端面側全体と、外輪3の外周側の
略半周である、発熱体から発せられる熱線を受ける輻射
熱受熱部分Bとを包囲した状態で設けられている。な
お、ダストカバー50及び熱遮蔽部51には、ドレン排出用
の穴52が設けられている。
この実施例によれば、ダストカバー50の外側に一体形
成した熱遮蔽部51によって、外輪3の外周の上記輻射熱
受熱部分Bを包囲しているとともに、当該ダストカバー
50を外輪3に不動状に固定しているので、発熱体からの
輻射熱を遮蔽して、センタベアリングAを保護すること
ができる。
成した熱遮蔽部51によって、外輪3の外周の上記輻射熱
受熱部分Bを包囲しているとともに、当該ダストカバー
50を外輪3に不動状に固定しているので、発熱体からの
輻射熱を遮蔽して、センタベアリングAを保護すること
ができる。
また、ダストカバー50で従来の熱遮蔽板を兼用してい
るので、従来のダストカバーに多少の改良を加えるだけ
で良く、従来センタベアリングと、発熱体との間に特別
に設置していた熱遮蔽板が不要となり、部品数を削減す
ることができるとともに、熱遮蔽板のフレームへの組み
付け工数を省略することができる。
るので、従来のダストカバーに多少の改良を加えるだけ
で良く、従来センタベアリングと、発熱体との間に特別
に設置していた熱遮蔽板が不要となり、部品数を削減す
ることができるとともに、熱遮蔽板のフレームへの組み
付け工数を省略することができる。
さらに、上記熱遮蔽部51は、外輪3に固定されたダス
トカバー50と一体化されており、連結シャフト1の回転
に追従せず、必要最少限の範囲をカバーするだけで十分
であるうえ、従来フレームに固定していた熱遮蔽板に比
べて、輻射熱の遮蔽面積が小さくて済むので、熱遮蔽板
の小型化を達成することができる。
トカバー50と一体化されており、連結シャフト1の回転
に追従せず、必要最少限の範囲をカバーするだけで十分
であるうえ、従来フレームに固定していた熱遮蔽板に比
べて、輻射熱の遮蔽面積が小さくて済むので、熱遮蔽板
の小型化を達成することができる。
なお、この実施例では、ダストカバーの一方側50だけ
に、熱遮蔽部51を形成したものを示したが、この考案
は、これに限定されることなく、外輪3の両端側のダス
トカバー5,50に、熱遮蔽部51を形成しても良い。このほ
か、この考案の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更
を施すことができる。
に、熱遮蔽部51を形成したものを示したが、この考案
は、これに限定されることなく、外輪3の両端側のダス
トカバー5,50に、熱遮蔽部51を形成しても良い。このほ
か、この考案の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更
を施すことができる。
<考案の効果> 以上のように、この考案に係るセンタベアリングによ
れば、ダストカバーに一体形成した熱遮蔽部によって、
発熱体からの輻射熱を遮蔽することができるので、従来
センタベアリングと発熱体との間に設置していた熱遮蔽
板が不要となる。したがって、部品数を削減することが
できるとともに、熱遮蔽板の組み付け工数を省略するこ
とができ、ひいてはコストダウンを図ることができると
いう特有の効果を奏する。
れば、ダストカバーに一体形成した熱遮蔽部によって、
発熱体からの輻射熱を遮蔽することができるので、従来
センタベアリングと発熱体との間に設置していた熱遮蔽
板が不要となる。したがって、部品数を削減することが
できるとともに、熱遮蔽板の組み付け工数を省略するこ
とができ、ひいてはコストダウンを図ることができると
いう特有の効果を奏する。
第1図はこの考案に係るセンタベアリングの一実施例を
示す断面図、 第2図は第1図のII−II線方向から見た熱遮蔽部の側面
図である。 A…センタベアリング、1…連結シャフト、3…外輪、
5,50…ダストカバー、7…ハウジング、51…熱遮蔽部、
B…輻射熱受熱部分。
示す断面図、 第2図は第1図のII−II線方向から見た熱遮蔽部の側面
図である。 A…センタベアリング、1…連結シャフト、3…外輪、
5,50…ダストカバー、7…ハウジング、51…熱遮蔽部、
B…輻射熱受熱部分。
Claims (1)
- 【請求項1】発熱体の近くに配置され、駆動力を伝達す
る連結シャフトを回転自在に支持するセンタベアリング
であって、ハウジングに固定される外輪と、この外輪の
両端部に固定された一対のダストカバーとを有し、上記
ダストカバーの少なくとも一方に、上記外輪外周の上記
発熱体から発せられる熱線を受ける輻射熱受熱部分を包
囲して、上記発熱体からの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽部が
形成されていることを特徴とするセンタベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240289U JP2515170Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | センタベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240289U JP2515170Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | センタベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330618U JPH0330618U (ja) | 1991-03-26 |
JP2515170Y2 true JP2515170Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31641830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240289U Expired - Lifetime JP2515170Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | センタベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515170Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP9240289U patent/JP2515170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330618U (ja) | 1991-03-26 |
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