JP2511641B2 - Mosヘテロ接合電界効果トランジスタ及び製造方法 - Google Patents
Mosヘテロ接合電界効果トランジスタ及び製造方法Info
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- JP2511641B2 JP2511641B2 JP5295876A JP29587693A JP2511641B2 JP 2511641 B2 JP2511641 B2 JP 2511641B2 JP 5295876 A JP5295876 A JP 5295876A JP 29587693 A JP29587693 A JP 29587693A JP 2511641 B2 JP2511641 B2 JP 2511641B2
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- silicon
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/01—Manufacture or treatment
- H10D30/021—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET]
- H10D30/025—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of vertical IGFETs
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MOSヘテロ接合電界
効果トランジスタ及びこれの製造方法に関し、より詳細
には、本発明は自己整合ソース領域と自己整合ドレイン
領域とを有するMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ
(MOSFET)及びこれの製造方法に関する。
効果トランジスタ及びこれの製造方法に関し、より詳細
には、本発明は自己整合ソース領域と自己整合ドレイン
領域とを有するMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ
(MOSFET)及びこれの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(FET)は当技
術分野で知られている。一般にMOSFETと呼ばれる
絶縁ゲートFETも当技術分野で知られている。nチャ
ネルMOSFETおよびpチャネルMOSFETを製作
する方法も当技術分野で知られている。最も簡単なMO
SFETモデルはスイッチであり、正しい電圧をMOS
FETのゲートにかけて装置をオンにする(スイッチを
閉じる)と、MOSFETのソース端子とドレイン端子
が短絡する。そうでない場合はスイッチは開いている。
術分野で知られている。一般にMOSFETと呼ばれる
絶縁ゲートFETも当技術分野で知られている。nチャ
ネルMOSFETおよびpチャネルMOSFETを製作
する方法も当技術分野で知られている。最も簡単なMO
SFETモデルはスイッチであり、正しい電圧をMOS
FETのゲートにかけて装置をオンにする(スイッチを
閉じる)と、MOSFETのソース端子とドレイン端子
が短絡する。そうでない場合はスイッチは開いている。
【0003】MOSFETの寸法を縮小することは、装
置設計者の主な目標である。装置の形状とサイズを縮小
すると、回路が小さく高密度になり集積回路チップも高
密度になる。装置の形状が小さくなるので、負荷が小さ
くなり、その結果、回路が高速になり集積回路チップも
高速になる。より小形でより高速の集積回路チップによ
って、最終的な目標である、より小さくより高速でより
強力なシステムがもたらされる。
置設計者の主な目標である。装置の形状とサイズを縮小
すると、回路が小さく高密度になり集積回路チップも高
密度になる。装置の形状が小さくなるので、負荷が小さ
くなり、その結果、回路が高速になり集積回路チップも
高速になる。より小形でより高速の集積回路チップによ
って、最終的な目標である、より小さくより高速でより
強力なシステムがもたらされる。
【0004】装置サイズを縮小するための初期の試み
は、V字溝技術(VMOS)であった。V字溝MOSF
ETは、物理的な長さ、すなわちソースとドレインとの
間の距離よりも長い電気的チャネル長を有する。VMO
S装置のドレインとソースは、溝の対向する両側面にあ
り、溝内にチャネルがある。したがって、このVMOS
装置は電気的寸法を減少させずに物理的寸法を縮小する
方法を提供する。
は、V字溝技術(VMOS)であった。V字溝MOSF
ETは、物理的な長さ、すなわちソースとドレインとの
間の距離よりも長い電気的チャネル長を有する。VMO
S装置のドレインとソースは、溝の対向する両側面にあ
り、溝内にチャネルがある。したがって、このVMOS
装置は電気的寸法を減少させずに物理的寸法を縮小する
方法を提供する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MOS
FETの電気的寸法を減少させると、その結果一般に短
チャネル効果として知られる問題が生じた。その問題の
1つである電子なだれは、短チャネル装置のピンチオフ
電圧Vpを下げることによって生じる。電子なだれは、
基板内へのチャネル電流の漏れを引き起こす。電子なだ
れを低減するために、短チャネルMOSFETのドレイ
ン電圧が制限される。短チャネル装置では、電子なだれ
が単に基板漏れを引き起こすよりも厄介な場合もある。
基板漏れ電流がソースと基板の接合を順方向にバイアス
するのに十分な場合もある。この接合は、装置のドレイ
ンがコレクタとして動作する寄生横型トランジスタのベ
ース−エミッタ接合としても動作する。十分な基板漏れ
があるとき、横型トランジスタはオンになり、漏れを増
幅するので、ドレインからソースへの漏れが通常のチャ
ネル漏れの数倍になる。漏れが十分だと、装置は破局的
障害を起こす。
FETの電気的寸法を減少させると、その結果一般に短
チャネル効果として知られる問題が生じた。その問題の
1つである電子なだれは、短チャネル装置のピンチオフ
電圧Vpを下げることによって生じる。電子なだれは、
基板内へのチャネル電流の漏れを引き起こす。電子なだ
れを低減するために、短チャネルMOSFETのドレイ
ン電圧が制限される。短チャネル装置では、電子なだれ
が単に基板漏れを引き起こすよりも厄介な場合もある。
基板漏れ電流がソースと基板の接合を順方向にバイアス
するのに十分な場合もある。この接合は、装置のドレイ
ンがコレクタとして動作する寄生横型トランジスタのベ
ース−エミッタ接合としても動作する。十分な基板漏れ
があるとき、横型トランジスタはオンになり、漏れを増
幅するので、ドレインからソースへの漏れが通常のチャ
ネル漏れの数倍になる。漏れが十分だと、装置は破局的
障害を起こす。
【0006】短チャネル装置の電子なだれを低減する1
つの手法は、基板ドーピング・レベルを(約1015cm
-3に)下げることである。ドーピング・レベルを下げる
と、漏れ抵抗が増大する。しかし、基板のドーピング・
レベルを下げると、ドレインの空乏層が広がる。短チャ
ネル装置においては、ドレインの空乏層がソース空乏層
の中に広がり、突抜け現象を引き起こす。さらに、ドレ
イン電圧を高めると、ソース接合障壁が減少し、突抜け
現象を増大させる。このように、従来技術の装置設計者
は、チャネル・ドーパント・レベルを高くして電子なだ
れ降伏の危険を容認するか、それともドーパント・レベ
ルを下げて同様に破滅的な突抜け現象問題を招くことを
覚悟するかのジレンマに直面していた。しかしながら、
どちらを選択しても、動作電圧を低くする必要があっ
た。
つの手法は、基板ドーピング・レベルを(約1015cm
-3に)下げることである。ドーピング・レベルを下げる
と、漏れ抵抗が増大する。しかし、基板のドーピング・
レベルを下げると、ドレインの空乏層が広がる。短チャ
ネル装置においては、ドレインの空乏層がソース空乏層
の中に広がり、突抜け現象を引き起こす。さらに、ドレ
イン電圧を高めると、ソース接合障壁が減少し、突抜け
現象を増大させる。このように、従来技術の装置設計者
は、チャネル・ドーパント・レベルを高くして電子なだ
れ降伏の危険を容認するか、それともドーパント・レベ
ルを下げて同様に破滅的な突抜け現象問題を招くことを
覚悟するかのジレンマに直面していた。しかしながら、
どちらを選択しても、動作電圧を低くする必要があっ
た。
【0007】さらに、ソースの最低の基板漏れは常にあ
るので、ドレインとソースの電圧Vdsの絶対値にかかわ
らず、若干の電子が基板内に流れ込む。電子の流れは、
チャネルを通ってソースからドレインへと水平方向にな
るように意図されている。ソース領域とドレイン領域は
イオン注入されるので、チャネルのドーピング・プロフ
ァイルのピークはシリコン表面近くにあり、垂直方向に
基板内に向うに従って指数関数的に減少する。ドーピン
グ・プロファイルによって生じる電界は、電子を所期の
水平方向ではなく下方向に押しやる。この下向きの電界
が、最小基板漏れの原因である。
るので、ドレインとソースの電圧Vdsの絶対値にかかわ
らず、若干の電子が基板内に流れ込む。電子の流れは、
チャネルを通ってソースからドレインへと水平方向にな
るように意図されている。ソース領域とドレイン領域は
イオン注入されるので、チャネルのドーピング・プロフ
ァイルのピークはシリコン表面近くにあり、垂直方向に
基板内に向うに従って指数関数的に減少する。ドーピン
グ・プロファイルによって生じる電界は、電子を所期の
水平方向ではなく下方向に押しやる。この下向きの電界
が、最小基板漏れの原因である。
【0008】本発明の目的は、MOSFETの最小チャ
ネル長を短縮することである。
ネル長を短縮することである。
【0009】本発明の他の目的は、短チャネルMOSF
ETの製作を改善することである。
ETの製作を改善することである。
【0010】本発明の他の目的は、短チャネルMOSF
ET回路の性能を改善することである。
ET回路の性能を改善することである。
【0011】本発明の他の目的は、短チャネルMOSF
ETの基板漏れを低減することである。
ETの基板漏れを低減することである。
【0012】本発明の他の目的は、短チャネルMOSF
ETの降伏電圧を高めることである。
ETの降伏電圧を高めることである。
【0013】本発明の他の目的は、短チャネルMOSF
ETの基板漏れを低減し、同時に降伏電圧を高めかつ回
路性能を改善することである。
ETの基板漏れを低減し、同時に降伏電圧を高めかつ回
路性能を改善することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に従うMOSヘテ
ロ接合電界効果トランジスタは、ドレイン層として働く
一導電型のシリコン基板(100)と、該シリコン基板
の第1表面の上に設けられ、ドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)と、該第1シリコン層
の上に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電型
のSi1-xGex層(104)と、該Si1-xGex層の上
に設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型の第
2シリコン(106)層と、該第2シリコン層の上に設
けられ、ソース層として働く一導電型の第3シリコン層
(108)と、該第3シリコン層の表面から該第3シリ
コン層(108)、上記第2シリコン層(106)及び
上記Si1-xGex層(104)を貫通して設けられた溝
(112)と、該溝(112)を取り囲む上記第3シリ
コン層(108)の表面と、上記溝(112)により露
出された上記第3シリコン層(108)の側壁、上記第
2シリコン層(106)の側壁及び上記Si1-xGex層
(104)の側壁と、上記溝(112)により露出され
た上記第1シリコン層(102)の表面とを覆って設け
られたゲート絶縁層(180)と、該ゲート絶縁層(1
80)を覆って設けられたゲート電極(182)と、上
記半導体基板(100)の上記第1表面と反対側の第2
表面の上に設けられたドレイン電極(184)と、上記
第3シリコン(108)層の表面に設けられたソース電
極(186)とを有する。本発明に従うMOSヘテロ接
合電界効果トランジスタは、ドレイン層として働く一導
電型のシリコン基板(100)と、該シリコン基板の第
1表面の上に設けられ、ドレイン層として働く一導電型
の第1シリコン層(102)と、該第1シリコン層の上
に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電型の第
2シリコン層(106’)と、該第2シリコン層の上に
設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型のSi
1-xGex層(104’)と、該Si1-xGex層の上に設
けられ、ソース層として働く一導電型の第3シリコン層
(108)と、該第3シリコン層の表面から該第3シリ
コン層(108)、上記Si1-xGex層(104’)及
び上記第2シリコン層(106’)を貫通して設けられ
た溝(112)と、該溝(112)を取り囲む上記第3
シリコン層(108)の表面と、上記溝(112)によ
り露出された上記第3シリコン層(108)の側壁、上
記Si1-xGex層(104’)の側壁及び上記第2シリ
コン層(106’)の側壁と、上記溝(112)により
露出された上記第1シリコン層(102)の表面とを覆
って設けられたゲート絶縁層(180)と、該ゲート絶
縁層を覆って設けられたゲート電極(182)と、上記
半導体基板(100)の上記第1表面と反対側の第2表
面の上に設けられたドレイン電極(184)と、上記第
3シリコン層(108)の表面に設けられたソース電極
(186)とを有する。本発明に従うMOSヘテロ接合
電界効果トランジスタは、絶縁基板(200)の上に設
けられた一導電型の第1シリコン層(100)と、該第
1シリコン層の上に設けられ、ドレイン層として働く一
導電型の第2シリコン層(102)と、該第2シリコン
層の上に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電
型の第3シリコン層(106’)と、該第3シリコン層
の上に設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型
のSi1-xGex層(104’)と、該Si1-xGex層の
上に設けられ、ソース層として働く一導電型の第4シリ
コン層(108)と、該第4シリコン層の表面から該第
4シリコン層(108)、上記Si1-xGex層(10
4’)及び上記第3シリコン層(106’)を貫通して
設けられた溝(112)と、該溝(112)を取り囲む
上記第4シリコン層(108)の表面と、上記溝(11
2)により露出された上記第4シリコン層(108)の
側壁、上記Si1-xGex層(104’)の側壁及び上記
第3シリコン層(106’)の側壁と、上記溝(11
2)により露出された上記第2シリコン層(102)の
表面とを覆って設けられたゲート絶縁層(180)と、
該ゲート絶縁層を覆って設けられたゲート電極(18
2)と、上記第2シリコン層(102)の側壁に設けら
れたドレイン電極(204)と、上記第4シリコン層
(108)の表面に設けられたソース電極(186)と
を有する。そして、上記xの値は、0.01≦x≦0.
25であることを特徴とする。そして、上記Si1-xG
ex層の厚さは、50Å乃至300Åであることを特徴
とする。そして、上記第3シリコン層(108)の表面
から該第3シリコン層(108)、上記第2シリコン層
(106)及び上記Si1-xGex層(104)を貫通す
る第1の追加の溝(110、114)が上記溝(11
2)の隣に設けられ、該追加の溝(110、114)内
に絶縁材料(120)が充填され、該絶縁材料(12
0)に、上記第3シリコン層(108)の側壁及び上記
第2シリコン層(106)の側壁を露出する第2の追加
の溝(132、134)が設けられ、該第2の追加の溝
(132、134)内に上記露出された第3シリコン層
(108)の側壁を覆う絶縁物層(140)が設けら
れ、上記第2の追加の溝(132、134)内に反対導
電型の多結晶シリコン(150、152)が充填され、
該多結晶シリコン(150、152)からの反対導電型
の不純物が、上記第2シリコン層(106)と上記第3
シリコン層(108)との間の接合に達しないように、
上記第2シリコン層(106)内に拡散されていること
を特徴とする。本発明に従うMOSヘテロ接合電界効果
トランジスタの製造方法は、 (a)ドレイン層として働く一導電型のシリコン基板
(100)の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)を形成する工程と、
(図1) (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層(104)を形成する工
程と、(図1) (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層(106)を形成する工
程と、(図1) (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層(108)を形成する工程と、
(図1) (e)該第3シリコン層(108)の表面から該第3シ
リコン層(108)、上記第2シリコン層(106)及
び上記Si1-xGex層(104)を貫通する溝(11
2)を形成する工程と、(図2) (f)該溝(112)を取り囲む上記第3シリコン層
(108)の表面と、上記溝(112)により露出され
た上記第3シリコン層(108)の側壁、上記第2シリ
コン層(106)の側壁及び上記Si1-xGex層(10
4)の側壁と、上記溝(112)により露出された上記
第1シリコン層(102)の表面とを覆ってゲート絶縁
層(180)を形成する工程と、(図11) (g)該ゲート絶縁層(180)を覆ってゲート電極
(182)を形成する工程と、(図11) (h)上記半導体基板(100)の上記第1表面と反対
側の第2表面の上にドレイン電極(184)を形成する
と共に、上記第3シリコン層(108)の表面にソース
電極(186)を形成する工程(図11)とを有する。
本発明に従うMOSヘテロ接合電界効果トランジスタの
製造方法は、 (a)ドレイン層として働く一導電型のシリコン基板
(100)の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)を形成する工程と、
(図1) (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層(104)を形成する工
程と、(図1) (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層(106)を形成する工
程と、(図1) (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層(108)を形成する工程と、
(図1) (e)該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層
(108)、上記第2シリコン層(106)及び上記S
i1-xGex層(104)をそれぞれ貫通する、順番に並
べられた第1の溝(110)、第2の溝(112)及び
第3の溝(114)を形成する工程と、(図2) (f)上記第1の溝、上記第2の溝及び上記第3の溝内
を絶縁材料(120)で充填する工程と、(図3) (g)上記第1の溝(110)及び上記第3の溝(11
4)の上記絶縁材料(120)に、上記第3シリコン層
(108)の側壁及び上記第2シリコン層(106)の
側壁をそれぞれ露出する第4の溝(132)及び第5の
溝(134)を形成する工程と、(図4) (h)上記第4の溝(132)内に、上記露出された第
3シリコン層(108)の側壁を覆う絶縁物層(14
0)を形成すると共に、上記第5の溝(134)内に、
上記露出された第3シリコン層(108)の側壁を覆う
絶縁物層(142)を形成する工程と、(図5) (i)上記第4の溝(132)及び上記第5の溝(13
4)内に、反対導電型の多結晶シリコン(150)を充
填し、該多結晶シリコンから反対導電型の不純物を上記
第2シリコン層(106)に拡散する工程と、(図6、
図7) (j)上記第2の溝(112)内の上記絶縁材料(12
0)を除去する工程と、(図8) (k)上記第2の溝(112)を取り囲む上記第3シリ
コン層(108)の表面と、上記第2の溝(112)に
より露出された上記第3シリコン層(108)の側壁、
上記第2シリコン層(106)の側壁及び上記Si1-x
Gex層(104)の側壁と、上記第2の溝(112)
により露出された上記第1シリコン層(102)の表面
とを覆ってゲート絶縁層(180)を形成する工程と、
(図11) (l)該ゲート絶縁層を覆ってゲート電極(182)を
形成する工程と、(図11) (m)上記半導体基板(100)の上記第1表面と反対
側の第2表面の上にドレイン電極(184)を形成する
と共に、上記第3シリコン層(108)の表面にソース
電極(186)を形成する工程(図11)とを有する。
そして、上記xの値は、0.01≦x≦0.25である
ことを特徴とする。
ロ接合電界効果トランジスタは、ドレイン層として働く
一導電型のシリコン基板(100)と、該シリコン基板
の第1表面の上に設けられ、ドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)と、該第1シリコン層
の上に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電型
のSi1-xGex層(104)と、該Si1-xGex層の上
に設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型の第
2シリコン(106)層と、該第2シリコン層の上に設
けられ、ソース層として働く一導電型の第3シリコン層
(108)と、該第3シリコン層の表面から該第3シリ
コン層(108)、上記第2シリコン層(106)及び
上記Si1-xGex層(104)を貫通して設けられた溝
(112)と、該溝(112)を取り囲む上記第3シリ
コン層(108)の表面と、上記溝(112)により露
出された上記第3シリコン層(108)の側壁、上記第
2シリコン層(106)の側壁及び上記Si1-xGex層
(104)の側壁と、上記溝(112)により露出され
た上記第1シリコン層(102)の表面とを覆って設け
られたゲート絶縁層(180)と、該ゲート絶縁層(1
80)を覆って設けられたゲート電極(182)と、上
記半導体基板(100)の上記第1表面と反対側の第2
表面の上に設けられたドレイン電極(184)と、上記
第3シリコン(108)層の表面に設けられたソース電
極(186)とを有する。本発明に従うMOSヘテロ接
合電界効果トランジスタは、ドレイン層として働く一導
電型のシリコン基板(100)と、該シリコン基板の第
1表面の上に設けられ、ドレイン層として働く一導電型
の第1シリコン層(102)と、該第1シリコン層の上
に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電型の第
2シリコン層(106’)と、該第2シリコン層の上に
設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型のSi
1-xGex層(104’)と、該Si1-xGex層の上に設
けられ、ソース層として働く一導電型の第3シリコン層
(108)と、該第3シリコン層の表面から該第3シリ
コン層(108)、上記Si1-xGex層(104’)及
び上記第2シリコン層(106’)を貫通して設けられ
た溝(112)と、該溝(112)を取り囲む上記第3
シリコン層(108)の表面と、上記溝(112)によ
り露出された上記第3シリコン層(108)の側壁、上
記Si1-xGex層(104’)の側壁及び上記第2シリ
コン層(106’)の側壁と、上記溝(112)により
露出された上記第1シリコン層(102)の表面とを覆
って設けられたゲート絶縁層(180)と、該ゲート絶
縁層を覆って設けられたゲート電極(182)と、上記
半導体基板(100)の上記第1表面と反対側の第2表
面の上に設けられたドレイン電極(184)と、上記第
3シリコン層(108)の表面に設けられたソース電極
(186)とを有する。本発明に従うMOSヘテロ接合
電界効果トランジスタは、絶縁基板(200)の上に設
けられた一導電型の第1シリコン層(100)と、該第
1シリコン層の上に設けられ、ドレイン層として働く一
導電型の第2シリコン層(102)と、該第2シリコン
層の上に設けられ、第1チャネル層として働く反対導電
型の第3シリコン層(106’)と、該第3シリコン層
の上に設けられ、第2チャネル層として働く反対導電型
のSi1-xGex層(104’)と、該Si1-xGex層の
上に設けられ、ソース層として働く一導電型の第4シリ
コン層(108)と、該第4シリコン層の表面から該第
4シリコン層(108)、上記Si1-xGex層(10
4’)及び上記第3シリコン層(106’)を貫通して
設けられた溝(112)と、該溝(112)を取り囲む
上記第4シリコン層(108)の表面と、上記溝(11
2)により露出された上記第4シリコン層(108)の
側壁、上記Si1-xGex層(104’)の側壁及び上記
第3シリコン層(106’)の側壁と、上記溝(11
2)により露出された上記第2シリコン層(102)の
表面とを覆って設けられたゲート絶縁層(180)と、
該ゲート絶縁層を覆って設けられたゲート電極(18
2)と、上記第2シリコン層(102)の側壁に設けら
れたドレイン電極(204)と、上記第4シリコン層
(108)の表面に設けられたソース電極(186)と
を有する。そして、上記xの値は、0.01≦x≦0.
25であることを特徴とする。そして、上記Si1-xG
ex層の厚さは、50Å乃至300Åであることを特徴
とする。そして、上記第3シリコン層(108)の表面
から該第3シリコン層(108)、上記第2シリコン層
(106)及び上記Si1-xGex層(104)を貫通す
る第1の追加の溝(110、114)が上記溝(11
2)の隣に設けられ、該追加の溝(110、114)内
に絶縁材料(120)が充填され、該絶縁材料(12
0)に、上記第3シリコン層(108)の側壁及び上記
第2シリコン層(106)の側壁を露出する第2の追加
の溝(132、134)が設けられ、該第2の追加の溝
(132、134)内に上記露出された第3シリコン層
(108)の側壁を覆う絶縁物層(140)が設けら
れ、上記第2の追加の溝(132、134)内に反対導
電型の多結晶シリコン(150、152)が充填され、
該多結晶シリコン(150、152)からの反対導電型
の不純物が、上記第2シリコン層(106)と上記第3
シリコン層(108)との間の接合に達しないように、
上記第2シリコン層(106)内に拡散されていること
を特徴とする。本発明に従うMOSヘテロ接合電界効果
トランジスタの製造方法は、 (a)ドレイン層として働く一導電型のシリコン基板
(100)の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)を形成する工程と、
(図1) (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層(104)を形成する工
程と、(図1) (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層(106)を形成する工
程と、(図1) (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層(108)を形成する工程と、
(図1) (e)該第3シリコン層(108)の表面から該第3シ
リコン層(108)、上記第2シリコン層(106)及
び上記Si1-xGex層(104)を貫通する溝(11
2)を形成する工程と、(図2) (f)該溝(112)を取り囲む上記第3シリコン層
(108)の表面と、上記溝(112)により露出され
た上記第3シリコン層(108)の側壁、上記第2シリ
コン層(106)の側壁及び上記Si1-xGex層(10
4)の側壁と、上記溝(112)により露出された上記
第1シリコン層(102)の表面とを覆ってゲート絶縁
層(180)を形成する工程と、(図11) (g)該ゲート絶縁層(180)を覆ってゲート電極
(182)を形成する工程と、(図11) (h)上記半導体基板(100)の上記第1表面と反対
側の第2表面の上にドレイン電極(184)を形成する
と共に、上記第3シリコン層(108)の表面にソース
電極(186)を形成する工程(図11)とを有する。
本発明に従うMOSヘテロ接合電界効果トランジスタの
製造方法は、 (a)ドレイン層として働く一導電型のシリコン基板
(100)の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層(102)を形成する工程と、
(図1) (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層(104)を形成する工
程と、(図1) (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層(106)を形成する工
程と、(図1) (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層(108)を形成する工程と、
(図1) (e)該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層
(108)、上記第2シリコン層(106)及び上記S
i1-xGex層(104)をそれぞれ貫通する、順番に並
べられた第1の溝(110)、第2の溝(112)及び
第3の溝(114)を形成する工程と、(図2) (f)上記第1の溝、上記第2の溝及び上記第3の溝内
を絶縁材料(120)で充填する工程と、(図3) (g)上記第1の溝(110)及び上記第3の溝(11
4)の上記絶縁材料(120)に、上記第3シリコン層
(108)の側壁及び上記第2シリコン層(106)の
側壁をそれぞれ露出する第4の溝(132)及び第5の
溝(134)を形成する工程と、(図4) (h)上記第4の溝(132)内に、上記露出された第
3シリコン層(108)の側壁を覆う絶縁物層(14
0)を形成すると共に、上記第5の溝(134)内に、
上記露出された第3シリコン層(108)の側壁を覆う
絶縁物層(142)を形成する工程と、(図5) (i)上記第4の溝(132)及び上記第5の溝(13
4)内に、反対導電型の多結晶シリコン(150)を充
填し、該多結晶シリコンから反対導電型の不純物を上記
第2シリコン層(106)に拡散する工程と、(図6、
図7) (j)上記第2の溝(112)内の上記絶縁材料(12
0)を除去する工程と、(図8) (k)上記第2の溝(112)を取り囲む上記第3シリ
コン層(108)の表面と、上記第2の溝(112)に
より露出された上記第3シリコン層(108)の側壁、
上記第2シリコン層(106)の側壁及び上記Si1-x
Gex層(104)の側壁と、上記第2の溝(112)
により露出された上記第1シリコン層(102)の表面
とを覆ってゲート絶縁層(180)を形成する工程と、
(図11) (l)該ゲート絶縁層を覆ってゲート電極(182)を
形成する工程と、(図11) (m)上記半導体基板(100)の上記第1表面と反対
側の第2表面の上にドレイン電極(184)を形成する
と共に、上記第3シリコン層(108)の表面にソース
電極(186)を形成する工程(図11)とを有する。
そして、上記xの値は、0.01≦x≦0.25である
ことを特徴とする。
【0015】そして、上記Si1-xGex層の厚さは、5
0Å乃至300Åであることを特徴とする。
0Å乃至300Åであることを特徴とする。
【0016】
【実施例】本発明には、ここに記載する3つの好ましい
代替実施例があるが、これらの実施例は図1ないし5に
示すように製造される共通の基本構造を共有する。本発
明は、新しい縦型MOSへテロ接合FET(MOSHF
ET)に関する。このMOSHFETは多層ウェハ内に
形成される。多層ウェハは、少くとも2つの異なる半導
体材料からなる少くとも4つの層を備える。
代替実施例があるが、これらの実施例は図1ないし5に
示すように製造される共通の基本構造を共有する。本発
明は、新しい縦型MOSへテロ接合FET(MOSHF
ET)に関する。このMOSHFETは多層ウェハ内に
形成される。多層ウェハは、少くとも2つの異なる半導
体材料からなる少くとも4つの層を備える。
【0017】図1は、本発明の好ましい実施例における
5層ウェハの断面図である。まず、厚さ1.0〜2.0
μmのn+シリコン基板層100は、その上に成長させ
た厚さ0.1〜0.3μmのnシリコン・ドレイン層1
02を備える。基板層100は、5×1018/cm3の
ドーパント密度(Nds)を有する。nシリコン層102
は、1017/cm3のドーパント密度(Ndd)を有す
る。次に、p-ドープされたSi1-xGex(xはゲルマ
ニウムのモル分率)からなる200Åの第1のチャネル
層104を、nシリコン層102の{100}平面上に
成長させる。p型シリコンの第2のチャネル層106
を、層104の上に成長させる。層106は、厚さ0.
1μmで、ドーパント密度Nar=1015/cm3である
ことが好ましい。最後に、ドーパント密度Ndt=1018
/cm3のn型シリコンからなる0.2μmのソース層
108を、層106の上に成長させる。
5層ウェハの断面図である。まず、厚さ1.0〜2.0
μmのn+シリコン基板層100は、その上に成長させ
た厚さ0.1〜0.3μmのnシリコン・ドレイン層1
02を備える。基板層100は、5×1018/cm3の
ドーパント密度(Nds)を有する。nシリコン層102
は、1017/cm3のドーパント密度(Ndd)を有す
る。次に、p-ドープされたSi1-xGex(xはゲルマ
ニウムのモル分率)からなる200Åの第1のチャネル
層104を、nシリコン層102の{100}平面上に
成長させる。p型シリコンの第2のチャネル層106
を、層104の上に成長させる。層106は、厚さ0.
1μmで、ドーパント密度Nar=1015/cm3である
ことが好ましい。最後に、ドーパント密度Ndt=1018
/cm3のn型シリコンからなる0.2μmのソース層
108を、層106の上に成長させる。
【0018】第1のチャネル層104は、シリコン基板
上に成長させたSi1-xGexの薄い層でもよい。しか
し、2つの結晶の格子定数が異なるので、ゲルマニウム
とシリコンの合金中に歪みが生じる。その結果、合金の
ゲルマニウム結晶格子が圧縮されて、電子と正孔の移動
度が高まった仮像層になる。したがって、xは、この層
の歪みが維持されるような値でなければならない。した
がって、0.01≦x≦0.25、好ましくはx=0.
18であるものとする。さらに、Si1-xGex層104
の厚さは、仮像単結晶構造を維持するのに十分な値であ
り、好ましくは50〜300Åの間である。層104の
ドーピング密度Nabは、1015/cm3である。
上に成長させたSi1-xGexの薄い層でもよい。しか
し、2つの結晶の格子定数が異なるので、ゲルマニウム
とシリコンの合金中に歪みが生じる。その結果、合金の
ゲルマニウム結晶格子が圧縮されて、電子と正孔の移動
度が高まった仮像層になる。したがって、xは、この層
の歪みが維持されるような値でなければならない。した
がって、0.01≦x≦0.25、好ましくはx=0.
18であるものとする。さらに、Si1-xGex層104
の厚さは、仮像単結晶構造を維持するのに十分な値であ
り、好ましくは50〜300Åの間である。層104の
ドーピング密度Nabは、1015/cm3である。
【0019】本発明のMOSHFETの好ましい実施例
は、これらの初期層100〜108内で形成される。ま
ず、図2に示すように、溝110、112、114をそ
れぞれ層108、106、104中を貫通してエッチン
グする。中央の溝112は層102中に部分的に延び
る。本発明の好ましい実施例では、溝110、112、
114はそれぞれ、幅0.5μm以下である(これらの
溝は、装置サイズが最小になるように、出来るだけ狭く
することが望ましい)。溝110、112、114の間
のアイランド116および118は、幅0.1〜0.5
μmである。これらのアイランドは、Si層とSiGe
層をSF6プラズマおよびCF3Brプラズマでメサ・エ
ッチングして溝110、112、114を形成する際
に、電子ビーム・リソグラフィで画定される。アイラン
ド116および118が、縦型MOSHFETを画定す
る。
は、これらの初期層100〜108内で形成される。ま
ず、図2に示すように、溝110、112、114をそ
れぞれ層108、106、104中を貫通してエッチン
グする。中央の溝112は層102中に部分的に延び
る。本発明の好ましい実施例では、溝110、112、
114はそれぞれ、幅0.5μm以下である(これらの
溝は、装置サイズが最小になるように、出来るだけ狭く
することが望ましい)。溝110、112、114の間
のアイランド116および118は、幅0.1〜0.5
μmである。これらのアイランドは、Si層とSiGe
層をSF6プラズマおよびCF3Brプラズマでメサ・エ
ッチングして溝110、112、114を形成する際
に、電子ビーム・リソグラフィで画定される。アイラン
ド116および118が、縦型MOSHFETを画定す
る。
【0020】溝110、112、114をエッチングし
た後、nソース層108中にドーパント密度が約1020
/cm3になるまでひ素をイオン注入する。このひ素ド
ーパントにより、抵抗性金属接触が確保され、MOSH
FETソースがさらに画定される。
た後、nソース層108中にドーパント密度が約1020
/cm3になるまでひ素をイオン注入する。このひ素ド
ーパントにより、抵抗性金属接触が確保され、MOSH
FETソースがさらに画定される。
【0021】MOSHFETソースを画定した後、図3
で、溝110、112、114を、構造体の表面全体に
成長させたSiO2(酸化物)誘電体層120で埋め
る。図4で、SiO2層120をフォトレジスト・パタ
ーン130を介して異方性エッチングして、溝110お
よび114を部分的に再び開け、アイランド116およ
び118の各々の一側面上に層108および106の側
壁を再露出させて、新しい溝132および134を形成
する。これらの新しい溝132および134は、チャネ
ル・ドーピング用の開口となる。
で、溝110、112、114を、構造体の表面全体に
成長させたSiO2(酸化物)誘電体層120で埋め
る。図4で、SiO2層120をフォトレジスト・パタ
ーン130を介して異方性エッチングして、溝110お
よび114を部分的に再び開け、アイランド116およ
び118の各々の一側面上に層108および106の側
壁を再露出させて、新しい溝132および134を形成
する。これらの新しい溝132および134は、チャネ
ル・ドーピング用の開口となる。
【0022】溝132および134を開けた後、図5
で、構造上に窒化シリコン140の保護層を選択的に付
着する。溝132および134内で窒化シリコン140
を異方性エッチングし、保護された層104および10
6の側壁を残して、144と146においてシリコン・
チャネル層106の側壁を再露出させる。
で、構造上に窒化シリコン140の保護層を選択的に付
着する。溝132および134内で窒化シリコン140
を異方性エッチングし、保護された層104および10
6の側壁を残して、144と146においてシリコン・
チャネル層106の側壁を再露出させる。
【0023】図6で、pドープされた多結晶シリコン・
プラグ150および152から、外方拡散によってチャ
ネル層106をドープする。多結晶シリコン・プラグ1
50および152は、構造体上に十分な多結晶シリコン
を付着または成長させ、溝132および134を埋めて
作成する。多結晶シリコンをpドープしてもよく、ある
いは内部ドープされた多結晶シリコンを付着し、その後
にp型ドーパントをイオン注入し、その後多結晶シリコ
ン内へ拡散させてもよい。次に、前の溝132および1
34中の多結晶シリコン・プラグ150および152を
残して、余分な多結晶シリコンをマスク層130の構造
表面からエッチングで除去する。
プラグ150および152から、外方拡散によってチャ
ネル層106をドープする。多結晶シリコン・プラグ1
50および152は、構造体上に十分な多結晶シリコン
を付着または成長させ、溝132および134を埋めて
作成する。多結晶シリコンをpドープしてもよく、ある
いは内部ドープされた多結晶シリコンを付着し、その後
にp型ドーパントをイオン注入し、その後多結晶シリコ
ン内へ拡散させてもよい。次に、前の溝132および1
34中の多結晶シリコン・プラグ150および152を
残して、余分な多結晶シリコンをマスク層130の構造
表面からエッチングで除去する。
【0024】ドーパントを多結晶シリコン・プラグ15
0および152からチャネル層106内に拡散させるた
めに、構造を900℃より低いアニール温度でアニール
する。アニール中に、p型ドーパントが多結晶シリコン
・プラグ150および152からチャネル層106内へ
外方拡散し、図7の拡散領域160および162を形成
する。拡散領域160および162は、少くとも1019
/cm3までドーピングすることが好ましい。
0および152からチャネル層106内に拡散させるた
めに、構造を900℃より低いアニール温度でアニール
する。アニール中に、p型ドーパントが多結晶シリコン
・プラグ150および152からチャネル層106内へ
外方拡散し、図7の拡散領域160および162を形成
する。拡散領域160および162は、少くとも1019
/cm3までドーピングすることが好ましい。
【0025】アニール後、マスク層130の残りの部分
を取り除く。二酸化シリコン120を中央の溝112か
ら取り除き、nソース層108の最上面164から選択
的に取り除く。最上面164を通常の化学機械式研磨ス
テップによって平面化すると、図8の構造が得られる。
図9で、平面化したソース表面164上に薄い窒化物層
168を付着させる。次に、図10のように、多結晶シ
リコン・プラグ150および152を覆う窒化物キャッ
プ170および172と、中央の溝112の底部にある
薄い窒化物プラグ174とを残して、窒化物層を選択的
にエッチングする。
を取り除く。二酸化シリコン120を中央の溝112か
ら取り除き、nソース層108の最上面164から選択
的に取り除く。最上面164を通常の化学機械式研磨ス
テップによって平面化すると、図8の構造が得られる。
図9で、平面化したソース表面164上に薄い窒化物層
168を付着させる。次に、図10のように、多結晶シ
リコン・プラグ150および152を覆う窒化物キャッ
プ170および172と、中央の溝112の底部にある
薄い窒化物プラグ174とを残して、窒化物層を選択的
にエッチングする。
【0026】第1の好ましいMOSHFETは、ゲート
を画定することによって完成する。図11で、厚さ10
0Åのゲート酸化物180を溝112内に成長させてか
ら選択的にエッチングで除去してもよく、あるいはゲー
ト酸化物180を溝112内に選択的に付着させてもよ
い。ゲート182およびドレインとソースへの接点は、
様々な従来の方法によって作成することができる。ゲー
トは多結晶シリコンでも金属でもよい。多結晶シリコン
の場合は、多結晶シリコン層を付着して選択的にエッチ
ングし、多結晶シリコンMOSHFETゲート182、
ドレイン接点184、およびソース接点186を残す。
あるいは、金属を構造上に付着させてから選択的にエッ
チングで除去する。
を画定することによって完成する。図11で、厚さ10
0Åのゲート酸化物180を溝112内に成長させてか
ら選択的にエッチングで除去してもよく、あるいはゲー
ト酸化物180を溝112内に選択的に付着させてもよ
い。ゲート182およびドレインとソースへの接点は、
様々な従来の方法によって作成することができる。ゲー
トは多結晶シリコンでも金属でもよい。多結晶シリコン
の場合は、多結晶シリコン層を付着して選択的にエッチ
ングし、多結晶シリコンMOSHFETゲート182、
ドレイン接点184、およびソース接点186を残す。
あるいは、金属を構造上に付着させてから選択的にエッ
チングで除去する。
【0027】本発明のSi/SiGe接合は、高さ0.
01〜0.02eVの電子障壁をチャネル内に形成する
伝導帯不連続点(電位スパイク)ΔEcと、高さ0.0
1〜0.02eVのホール障壁をチャネル内に形成する
価電子帯不連続点ΔEvを持つ。ΔEcは、ソースから
ドレインへの電子の流れを抑制するには十分ではない
が、通常MOSFETを悩ませるスレショルド値に達し
ないときの望ましくない電流を抑制する。ΔEvは、寄
生NPNバイポーラ・トランジスタの形成を抑制する。
さらに、多結晶シリコンから拡散されるドーパントはソ
ース/チャネル接合、すなわち層106と108の界面
までは延びないので、ソース接合の静電容量は小さく、
ドレインが軽くドープされたFETと類似している。ま
た、電子を下方に押しやる傾向のある不均一なドーパン
ト密度が、ドレイン内への通常の電流の流れを増やすの
で、ドレイン電流が増大する。
01〜0.02eVの電子障壁をチャネル内に形成する
伝導帯不連続点(電位スパイク)ΔEcと、高さ0.0
1〜0.02eVのホール障壁をチャネル内に形成する
価電子帯不連続点ΔEvを持つ。ΔEcは、ソースから
ドレインへの電子の流れを抑制するには十分ではない
が、通常MOSFETを悩ませるスレショルド値に達し
ないときの望ましくない電流を抑制する。ΔEvは、寄
生NPNバイポーラ・トランジスタの形成を抑制する。
さらに、多結晶シリコンから拡散されるドーパントはソ
ース/チャネル接合、すなわち層106と108の界面
までは延びないので、ソース接合の静電容量は小さく、
ドレインが軽くドープされたFETと類似している。ま
た、電子を下方に押しやる傾向のある不均一なドーパン
ト密度が、ドレイン内への通常の電流の流れを増やすの
で、ドレイン電流が増大する。
【0028】図12は、層104と層106を交換し
た、すなわち層106'を層104'より前に成長させ
た、第2の好ましい実施例のMOSHFETである。こ
の好ましい代替実施例のMOSHFETは、第1の好ま
しい実施例のMOSHFETよりも衝突イオン化の影響
を受けにくい。この第2の好ましい実施例のMOSHF
ETは、ドレインが軽くドープされたFETと類似の電
気的特性を持つ。したがって、第2の好ましい実施例の
MOSFETは、第1の好ましい実施例のMOSHFE
Tよりも降伏電圧がさらに高い。軽くドープされた層1
04'が高濃度にドープされた層106'と108を分離
しているので、この第2の好ましいMOSHFETの静
電容量は、第1の好ましい実施例のMOSHFETの静
電容量よりもさらに低くなる。
た、すなわち層106'を層104'より前に成長させ
た、第2の好ましい実施例のMOSHFETである。こ
の好ましい代替実施例のMOSHFETは、第1の好ま
しい実施例のMOSHFETよりも衝突イオン化の影響
を受けにくい。この第2の好ましい実施例のMOSHF
ETは、ドレインが軽くドープされたFETと類似の電
気的特性を持つ。したがって、第2の好ましい実施例の
MOSFETは、第1の好ましい実施例のMOSHFE
Tよりも降伏電圧がさらに高い。軽くドープされた層1
04'が高濃度にドープされた層106'と108を分離
しているので、この第2の好ましいMOSHFETの静
電容量は、第1の好ましい実施例のMOSHFETの静
電容量よりもさらに低くなる。
【0029】以上のどちらのMOSHFETの実施例も
裏側のドレイン接点184を有するが、図13に示す第
3の好ましい実施例はそれを有さない。第3の好ましい
実施例のMOSHFETは、絶縁基板200ならびに上
側のドレイン接点202および204を備える。第2お
よび第3の実施例のMOSHFETはどちらも、特記す
る点以外は、第1の実施例を実施するために従ったステ
ップと実質的に同じステップに従って作成される。3つ
の好ましい実施例のどれでも、層状ウェハの層厚が正確
に制御できるので、著しい短チャネル効果を招くことな
くMOSHFETのチャネル長を100Åまで短くする
ことができる。この100ÅのMOSHFETは、低い
出力コンダクタンス、低いしきい値電圧および静電容
量、高い相互コンダクタンスおよびカットオフ周波数を
有する。
裏側のドレイン接点184を有するが、図13に示す第
3の好ましい実施例はそれを有さない。第3の好ましい
実施例のMOSHFETは、絶縁基板200ならびに上
側のドレイン接点202および204を備える。第2お
よび第3の実施例のMOSHFETはどちらも、特記す
る点以外は、第1の実施例を実施するために従ったステ
ップと実質的に同じステップに従って作成される。3つ
の好ましい実施例のどれでも、層状ウェハの層厚が正確
に制御できるので、著しい短チャネル効果を招くことな
くMOSHFETのチャネル長を100Åまで短くする
ことができる。この100ÅのMOSHFETは、低い
出力コンダクタンス、低いしきい値電圧および静電容
量、高い相互コンダクタンスおよびカットオフ周波数を
有する。
【0030】本発明の上記の好ましい実施例は、p型材
料とn型材料の特定が配列の場合について記載したが、
本発明から逸脱することなくp型ドーパントとn型ドー
パントを交換できることが当業者には理解されよう。
料とn型材料の特定が配列の場合について記載したが、
本発明から逸脱することなくp型ドーパントとn型ドー
パントを交換できることが当業者には理解されよう。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、短チャ
ネルMOSFETの基板漏れを低減し、同時に降伏電圧
を高め、かつ回路性能を改善することができる。
ネルMOSFETの基板漏れを低減し、同時に降伏電圧
を高め、かつ回路性能を改善することができる。
【図1】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の最初の段階を示す構造断面図である。
SHFET製造の最初の段階を示す構造断面図である。
【図2】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図1に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図1に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図3】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図2に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図2に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図4】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図3に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図3に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図5】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図4に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図4に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図6】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図5に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図5に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図7】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図6に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図6に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図8】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図7に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図7に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図9】本発明の好ましい第1の実施例による縦型MO
SHFET製造の図8に続く段階を示す構造断面図であ
る。
SHFET製造の図8に続く段階を示す構造断面図であ
る。
【図10】本発明の好ましい第1の実施例による縦型M
OSHFET製造の図9に続く段階を示す構造断面図で
ある。
OSHFET製造の図9に続く段階を示す構造断面図で
ある。
【図11】本発明の好ましい第1の実施例による縦型M
OSHFET製造の図10に続く段階を示す構造断面図
である。
OSHFET製造の図10に続く段階を示す構造断面図
である。
【図12】本発明の好ましい第2の実施例によるMOS
HFETの構造断面図である。
HFETの構造断面図である。
【図13】図13は、本発明の好ましい第3の実施例に
よるMOSHFETの構造断面図である。
よるMOSHFETの構造断面図である。
100 シリコン基板層 102 nシリコン・ドレイン層 104 第1チャネル層 106 第2チャネル層 108 ソース層 110 溝 112 溝 114 溝 116 アイランド 118 アイランド 120 酸化物誘電体層 130 フォトレジスト・パターン 132 溝 134 溝 140 シリコン窒化物 142 シリコン窒化物 150 pドープ多結晶シリコン・プラグ 152 pドープ多結晶シリコン・プラグ 160 拡散領域 162 拡散領域 168 窒化物層 170 窒化物キャップ 172 窒化物キャップ 174 窒化物プラグ 180 ゲート酸化物 182 多結晶MOSHFETゲート 184 ドレイン接点 186 ソース接点
Claims (10)
- 【請求項1】ドレイン層として働く一導電型のシリコン
基板と、 該シリコン基板の第1表面の上に設けられ、ドレイン層
として働く一導電型の第1シリコン層と、 該第1シリコン層の上に設けられ、第1チャネル層とし
て働く反対導電型のSi1-xGex層と、 該Si1-xGex層の上に設けられ、第2チャネル層とし
て働く反対導電型の第2シリコン層と、 該第2シリコン層の上に設けられ、ソース層として働く
一導電型の第3シリコン層と、 該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層、上記第
2シリコン層及び上記Si1-xGex層を貫通して設けら
れた溝と、 該溝を取り囲む上記第3シリコン層の表面と、上記溝に
より露出された上記第3シリコン層の側壁、上記第2シ
リコン層の側壁及び上記Si1-xGex層の側壁と、上記
溝により露出された上記第1シリコン層の表面とを覆っ
て設けられたゲート絶縁層と、 該ゲート絶縁層を覆って設けられたゲート電極と、 上記半導体基板の上記第1表面と反対側の第2表面の上
に設けられたドレイン電極と、 上記第3シリコン層の表面に設けられたソース電極とを
有するMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】ドレイン層として働く一導電型のシリコン
基板と、 該シリコン基板の第1表面の上に設けられ、ドレイン層
として働く一導電型の第1シリコン層と、 該第1シリコン層の上に設けられ、第1チャネル層とし
て働く反対導電型の第2シリコン層と、 該第2シリコン層の上に設けられ、第2チャネル層とし
て働く反対導電型のSi1-xGex層と、 該Si1-xGex層の上に設けられ、ソース層として働く
一導電型の第3シリコン層と、 該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層、上記S
i1-xGex層及び上記第2シリコン層を貫通して設けら
れた溝と、 該溝を取り囲む上記第3シリコン層の表面と、上記溝に
より露出された上記第3シリコン層の側壁、上記Si
1-xGex層の側壁及び上記第2シリコン層の側壁と、上
記溝により露出された上記第1シリコン層の表面とを覆
って設けられたゲート絶縁層と、 該ゲート絶縁層を覆って設けられたゲート電極と、 上記半導体基板の上記第1表面と反対側の第2表面の上
に設けられたドレイン電極と、 上記第3シリコン層の表面に設けられたソース電極とを
有するMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 【請求項3】絶縁基板の上に設けられた一導電型の第1
シリコン層と、 該第1シリコン層の上に設けられ、ドレイン層として働
く一導電型の第2シリコン層と、 該第2シリコン層の上に設けられ、第1チャネル層とし
て働く反対導電型の第3シリコン層と、 該第3シリコン層の上に設けられ、第2チャネル層とし
て働く反対導電型のSi1-xGex層と、 該Si1-xGex層の上に設けられ、ソース層として働く
一導電型の第4シリコン層と、 該第4シリコン層の表面から該第4シリコン層、上記S
i1-xGex層及び上記第3シリコン層を貫通して設けら
れた溝と、 該溝を取り囲む上記第4シリコン層の表面と、上記溝に
より露出された上記第4シリコン層の側壁、上記Si
1-xGex層の側壁及び上記第3シリコン層の側壁と、上
記溝により露出された上記第2シリコン層の表面とを覆
って設けられたゲート絶縁層と、 該ゲート絶縁層を覆って設けられたゲート電極と、 上記第2シリコン層の側壁に設けられたドレイン電極
と、 上記第4シリコン層の表面に設けられたソース電極とを
有するMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 【請求項4】上記xの値は、0.01≦x≦0.25で
あることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
記載のMOSヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 【請求項5】上記Si1-xGex層の厚さは、50Å乃至
300Åであることを特徴とする請求項4記載のMOS
ヘテロ接合電界効果トランジスタ。 - 【請求項6】上記第3シリコン層の表面から該第3シリ
コン層、上記第2シリコン層及び上記Si1-xGex層を
貫通する第1の追加の溝が上記溝の隣に設けられ、 該追加の溝内に絶縁材料が充填され、 該絶縁材料に、上記第3シリコン層の側壁及び上記第2
シリコン層の側壁を露出する第2の追加の溝が設けら
れ、 該第2の追加の溝内に上記露出された第3シリコン層の
側壁を覆う絶縁物層が設けられ、 上記第2の追加の溝内に反対導電型の多結晶シリコンが
充填され、 該多結晶シリコンからの反対導電型の不純物が、上記第
2シリコン層と上記第3シリコン層との間の接合に達し
ないように、上記第2シリコン層内に拡散されているこ
とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4又は請求項5記載のMOSヘテロ接合電界効果トラン
ジスタ。 - 【請求項7】(a)ドレイン層として働く一導電型のシ
リコン基板の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層を形成する工程と、 (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層を形成する工程と、 (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層を形成する工程と、 (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層を形成する工程と、 (e)該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層、
上記第2シリコン層及び上記Si1-xGex層を貫通する
溝を形成する工程と、 (f)該溝を取り囲む上記第3シリコン層の表面と、上
記溝により露出された上記第3シリコン層の側壁、上記
第2シリコン層の側壁及び上記Si1-xGex層の側壁
と、上記溝により露出された上記第1シリコン層の表面
とを覆ってゲート絶縁層を形成する工程と、 (g)該ゲート絶縁層を覆ってゲート電極を形成する工
程と、 (h)上記半導体基板の上記第1表面と反対側の第2表
面の上にドレイン電極を形成すると共に、上記第3シリ
コン層の表面にソース電極を形成する工程とを有するM
OSヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項8】(a)ドレイン層として働く一導電型のシ
リコン基板の第1表面の上にドレイン層として働く一導
電型の第1シリコン層を形成する工程と、 (b)該第1シリコン層の上に第1チャネル層として働
く反対導電型のSi1-xGex層を形成する工程と、 (c)該Si1-xGex層の上に第2チャネル層として働
く反対導電型の第2シリコン層を形成する工程と、 (d)該第2シリコン層の上にソース層として働く一導
電型の第3シリコン層を形成する工程と、 (e)該第3シリコン層の表面から該第3シリコン層、
上記第2シリコン層及び上記Si1-xGex層をそれぞれ
貫通する、順番に並べられた第1の溝、第2の溝及び第
3の溝を形成する工程と、 (f)上記第1の溝、上記第2の溝及び上記第3の溝内
を絶縁材料で充填する工程と、 (g)上記第1の溝及び上記第3の溝の上記絶縁材料
に、上記第3シリコン層の側壁及び上記第2シリコン層
の側壁をそれぞれ露出する第4の溝及び第5の溝を形成
する工程と、 (h)上記第4の溝内に、上記露出された第3シリコン
層の側壁を覆う絶縁物層を形成すると共に、上記第5の
溝内に、上記露出された第3シリコン層の側壁を覆う絶
縁物層を形成する工程と、 (i)上記第4の溝及び上記第5の溝内に、反対導電型
の多結晶シリコンを充填し、該多結晶シリコンから反対
導電型の不純物を上記第2シリコン層に拡散する工程
と、 (j)上記第2の溝内の上記絶縁材料を除去する工程
と、 (k)上記第2の溝を取り囲む上記第3シリコン層の表
面と、上記第2の溝により露出された上記第3シリコン
層の側壁、上記第2シリコン層の側壁及び上記Si1-x
Gex層の側壁と、上記第2の溝により露出された上記
第1シリコン層の表面とを覆ってゲート絶縁層を形成す
る工程と、 (l)該ゲート絶縁層を覆ってゲート電極を形成する工
程と、 (m)上記半導体基板の上記第1表面と反対側の第2表
面の上にドレイン電極を形成すると共に、上記第3シリ
コン層の表面にソース電極を形成する工程とを有するM
OSヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項9】上記xの値は、0.01≦x≦0.25で
あることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のMO
Sヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項10】上記Si1-xGex層の厚さは、50Å乃
至300Åであることを特徴とする請求項9記載のMO
Sヘテロ接合電界効果トランジスタの製造方法。
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