JP2511463Y2 - 使い捨てパンツ - Google Patents
使い捨てパンツInfo
- Publication number
- JP2511463Y2 JP2511463Y2 JP6781793U JP6781793U JP2511463Y2 JP 2511463 Y2 JP2511463 Y2 JP 2511463Y2 JP 6781793 U JP6781793 U JP 6781793U JP 6781793 U JP6781793 U JP 6781793U JP 2511463 Y2 JP2511463 Y2 JP 2511463Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pants
- opening forming
- waist
- side edges
- rear body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、使い捨てパンツ、さら
に詳しくは、幼児用トレニングパンツ・失禁用パンツに
関する。
に詳しくは、幼児用トレニングパンツ・失禁用パンツに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパンツとして、特開昭6
2ー243806、 同62ー243807などにおいて
提案されている。
2ー243806、 同62ー243807などにおいて
提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種のパンツは、大
便が排泄されている場合、着用者の腰から足先方向へ引
き下ろしまたは引き抜いて脱がせると、大便が身体に妄
りに付着することがある。そうしたことを避けるために
は、前後身頃が分離するように腰接合部をその接合線に
沿って縦方向へ引き裂くことが好ましい。しかし、腰接
合部は、前後身頃を連続的に溶着することでなしてある
から、そのように容易には裂き難い。とくに、パンツの
横方向へ逸れて引き裂かれてしまい、その接合線に沿っ
て円滑に引き裂き難く、手間取ることが少なくない。ま
たパンツの腰開口部も脚開口部もそれらに取り付けた伸
縮部材で身体に密着しているから、パンツに排泄された
ときその内部が蒸れ易く、着用者に不快感を与えるばか
りでなく、皮膚病の原因になることもある。
便が排泄されている場合、着用者の腰から足先方向へ引
き下ろしまたは引き抜いて脱がせると、大便が身体に妄
りに付着することがある。そうしたことを避けるために
は、前後身頃が分離するように腰接合部をその接合線に
沿って縦方向へ引き裂くことが好ましい。しかし、腰接
合部は、前後身頃を連続的に溶着することでなしてある
から、そのように容易には裂き難い。とくに、パンツの
横方向へ逸れて引き裂かれてしまい、その接合線に沿っ
て円滑に引き裂き難く、手間取ることが少なくない。ま
たパンツの腰開口部も脚開口部もそれらに取り付けた伸
縮部材で身体に密着しているから、パンツに排泄された
ときその内部が蒸れ易く、着用者に不快感を与えるばか
りでなく、皮膚病の原因になることもある。
【0004】本考案の目的は、パンツを脱がせる際に
は、パンツの前後身頃の接合線を容易に引き裂いて開放
できるようにする一方、内部における蒸れを軽減するこ
とができるパンツを提供することにある。
は、パンツの前後身頃の接合線を容易に引き裂いて開放
できるようにする一方、内部における蒸れを軽減するこ
とができるパンツを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、内外面シートの間に吸収コアを介在させ
てある縦方向に長い積層体の中央両側縁に脚開口形成部
と該シートの縦方向両端に腰開口形成部とを形成すると
ともにこれらの開口形成部に伸縮部材を取り付けて積層
体を構成し、前記積層体を前後身頃が重なるように折り
重ねて該前後身頃の前記コアの側縁から外側へ延出する
両側部をこれらに沿って溶着で線状に接合することによ
って両脚開口部と腰開口部とを形成し、前記接合線を前
記前後身頃の両側縁から内側に位置させてある使い捨て
パンツを前提とする。
め、本考案は、内外面シートの間に吸収コアを介在させ
てある縦方向に長い積層体の中央両側縁に脚開口形成部
と該シートの縦方向両端に腰開口形成部とを形成すると
ともにこれらの開口形成部に伸縮部材を取り付けて積層
体を構成し、前記積層体を前後身頃が重なるように折り
重ねて該前後身頃の前記コアの側縁から外側へ延出する
両側部をこれらに沿って溶着で線状に接合することによ
って両脚開口部と腰開口部とを形成し、前記接合線を前
記前後身頃の両側縁から内側に位置させてある使い捨て
パンツを前提とする。
【0006】本考案は、前記前提の構成において、前記
側縁の一部をさらに外側へ突出させて摘持部を形成する
とともに、該摘持部に対向する部位には前記接合線を設
けず、これによって前記前後身頃の間に指先を差し込み
得る程度の未接合部を設けてあることを特徴とする。
側縁の一部をさらに外側へ突出させて摘持部を形成する
とともに、該摘持部に対向する部位には前記接合線を設
けず、これによって前記前後身頃の間に指先を差し込み
得る程度の未接合部を設けてあることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記構成に係る本考案のパンツにおいては、腰
部の両側の少なくとも一方の摘持部の横に位置する未接
合部に指先を差し込み摘持部を摘持して前後身頃が互い
に離れる方向へ引っ張ると、前後身頃が比較的容易に接
合線に沿って引き裂かれる。
部の両側の少なくとも一方の摘持部の横に位置する未接
合部に指先を差し込み摘持部を摘持して前後身頃が互い
に離れる方向へ引っ張ると、前後身頃が比較的容易に接
合線に沿って引き裂かれる。
【0008】パンツの内部は、摘持部の横に位置する未
接合部を介して外気と連通する。
接合部を介して外気と連通する。
【0009】
【実施例】図面を参照して、本考案のパンツの実施例を
説明すると、以下のとおりである。
説明すると、以下のとおりである。
【0010】図1、図2及び図3に示すように、縦方向
に長い内外面シート2,3の間に吸収コア4を介在させ
て積層体1を構成してある。内外面シート2,3は、熱
可塑性繊維を含む構成繊維を主としてそれらシートの縦
方向に配向させた不織布からなり、中央(股下)両側縁
に凹欠状の脚開口形成部5と縦方向両端に直線状の腰開
口形成部6とを形成してある。吸収コア4は、主として
綿状パルプまたはこれと高吸収性ポリマー粒子との混合
からなり、股下域を幅狭く、いわゆる砂時計型に形成し
てある。脚開口形成部5と腰開口形成部6には、それぞ
れに沿って伸縮部材7,8を伸長下に介在させて取り付
けてある。伸縮部材7,8は、伸縮弾性を有する材料で
あれば、天然または合成ゴム、ポリウレタンフォーム、
熱処理で伸縮弾性を発現するプラスチックフィルムなど
のいずれも、また比較的細幅、広幅のいずれも使用する
ことができる。
に長い内外面シート2,3の間に吸収コア4を介在させ
て積層体1を構成してある。内外面シート2,3は、熱
可塑性繊維を含む構成繊維を主としてそれらシートの縦
方向に配向させた不織布からなり、中央(股下)両側縁
に凹欠状の脚開口形成部5と縦方向両端に直線状の腰開
口形成部6とを形成してある。吸収コア4は、主として
綿状パルプまたはこれと高吸収性ポリマー粒子との混合
からなり、股下域を幅狭く、いわゆる砂時計型に形成し
てある。脚開口形成部5と腰開口形成部6には、それぞ
れに沿って伸縮部材7,8を伸長下に介在させて取り付
けてある。伸縮部材7,8は、伸縮弾性を有する材料で
あれば、天然または合成ゴム、ポリウレタンフォーム、
熱処理で伸縮弾性を発現するプラスチックフィルムなど
のいずれも、また比較的細幅、広幅のいずれも使用する
ことができる。
【0011】積層体1は、縦中心線Lを介して前後身頃
1a,1bが重なるように折り重ねて両側縁9よりも適
宜内側において接合線10を熱溶着または超音波溶着で
施こすことで、両腰部の前後身頃1a,1bを互いに接
合してある。これにより、両脚開口部1cと腰開口部1
dとを有するパンツを形成してある。接合線10から外
方向への延出部11の中央部には、さらにその外側へ突
出する摘持部11aを形成するとともに、摘持部11a
が対向する横には接合線10を設けず、未接合部14と
なしてある。
1a,1bが重なるように折り重ねて両側縁9よりも適
宜内側において接合線10を熱溶着または超音波溶着で
施こすことで、両腰部の前後身頃1a,1bを互いに接
合してある。これにより、両脚開口部1cと腰開口部1
dとを有するパンツを形成してある。接合線10から外
方向への延出部11の中央部には、さらにその外側へ突
出する摘持部11aを形成するとともに、摘持部11a
が対向する横には接合線10を設けず、未接合部14と
なしてある。
【0012】
【考案の効果】本考案に係るパンツによれば、着用者か
らパンツを脱がせる際、腰部における未接合部に指先を
差し込み摘持部を摘持して接合線に沿って前後身頃を分
離するように引き裂くことが容易であるとともに、突出
する摘持部が目立ちその引き裂き部位を容易に認識する
ことができる。
らパンツを脱がせる際、腰部における未接合部に指先を
差し込み摘持部を摘持して接合線に沿って前後身頃を分
離するように引き裂くことが容易であるとともに、突出
する摘持部が目立ちその引き裂き部位を容易に認識する
ことができる。
【0013】しかも、前記未接合部を介して通気がはか
れるから、パンツ内の蒸れが抑制され、着用者に不快感
を与えることがない。
れるから、パンツ内の蒸れが抑制され、着用者に不快感
を与えることがない。
【0014】したがって、幼児のトレニングパンツ、失
禁パンツとして実用に供しきわめて有益である。
禁パンツとして実用に供しきわめて有益である。
【図1】パンツの斜視図。
【図2】パンツの展開平面図。
【図3】本考案要部の正面図。
1 積層体 1a 前身頃 1b 後身頃 2 内面シート 3 外面シート 4 吸収コア 5 脚開口形成部 6 腰開口形成部 7,8 伸縮部材 10 接合線 11 延出部 11a 摘持部 14 未接合部
Claims (1)
- 【請求項1】内外面シートの間に吸収コアを介在させて
ある縦方向に長い積層体の中央両側縁に脚開口形成部と
該シートの縦方向両端に腰開口形成部とを形成するとと
もにこれらの開口形成部に伸縮部材を取り付けて積層体
を構成し、前記積層体を前後身頃が重なるように折り重
ねて該前後身頃の前記コアの側縁から外側へ延出する両
側部をこれらに沿って溶着で線状に接合することによっ
て両脚開口部と腰開口部とを形成し、前記接合線を前記
前後身頃の両側縁よりも内側に位置させてある使い捨て
パンツにおいて、前記側縁の一部をさらに外側へ突出さ
せて摘持部を形成するとともに、該摘持部に対向する部
位には前記接合線を設けず、これによって前記前後身頃
の間に指先を差し込み得る程度の未接合部を設けてある
ことを特徴とする前記パンツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6781793U JP2511463Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 使い捨てパンツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6781793U JP2511463Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 使い捨てパンツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650623U JPH0650623U (ja) | 1994-07-12 |
JP2511463Y2 true JP2511463Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13355884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6781793U Expired - Lifetime JP2511463Y2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 使い捨てパンツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511463Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0839507A1 (en) | 1996-10-30 | 1998-05-06 | The Procter & Gamble Company | Opening tab for disposable pull-on diapers |
JP2007222256A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP5513868B2 (ja) * | 2009-12-14 | 2014-06-04 | 花王株式会社 | パンツ型吸収性物品 |
JP6058886B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2017-01-11 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP6781793U patent/JP2511463Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650623U (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960423 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |