JP2510642B2 - スクロ―スポリエステルの後水素添加法 - Google Patents
スクロ―スポリエステルの後水素添加法Info
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- JP2510642B2 JP2510642B2 JP62336781A JP33678187A JP2510642B2 JP 2510642 B2 JP2510642 B2 JP 2510642B2 JP 62336781 A JP62336781 A JP 62336781A JP 33678187 A JP33678187 A JP 33678187A JP 2510642 B2 JP2510642 B2 JP 2510642B2
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- sucrose polyester
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H13/00—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids
- C07H13/02—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids
- C07H13/04—Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids having the esterifying carboxyl radicals attached to acyclic carbon atoms
- C07H13/06—Fatty acids
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明の分野は、スクロースの脂肪酸エステルであ
る。詳細には、本発明は、スクロース分子にエステル化
した後のスクロースポリエステルの不飽和脂肪酸の水素
添加法に関する。
る。詳細には、本発明は、スクロース分子にエステル化
した後のスクロースポリエステルの不飽和脂肪酸の水素
添加法に関する。
発明の背景 水素添加は、水素を脂肪酸の二重結合に付加して脂肪
酸の飽和を増大することからなる。トリグリセリドの水
素添加においては、反応は、典型的には、トリグリセリ
ドを約302゜F(150℃)よりも高い温度において固体触媒
の存在下でガス状水素と接触させることによって起こ
る。圧力を上げることがトリグリセリド水素添加反応速
度を増大することは、既知である。スワーンのベイリー
ズ・インダストリアル・オイル・エンド・ファット・プ
ロダクツ(Bailey's Industrial Oil and Fat Product
s),Vol.2,第4版、インターサイエンス・パブリッシャ
ーズ、ニューヨーク、第5頁〜第69頁(1982)は、一般
に水素添加法を論じている。
酸の飽和を増大することからなる。トリグリセリドの水
素添加においては、反応は、典型的には、トリグリセリ
ドを約302゜F(150℃)よりも高い温度において固体触媒
の存在下でガス状水素と接触させることによって起こ
る。圧力を上げることがトリグリセリド水素添加反応速
度を増大することは、既知である。スワーンのベイリー
ズ・インダストリアル・オイル・エンド・ファット・プ
ロダクツ(Bailey's Industrial Oil and Fat Product
s),Vol.2,第4版、インターサイエンス・パブリッシャ
ーズ、ニューヨーク、第5頁〜第69頁(1982)は、一般
に水素添加法を論じている。
スクロースの脂肪酸エステル(「スクロースポリエス
テル」)は、通常、3種の方法の1つ:メチル、エチル
またはグリセロール脂肪酸エステルでのスクロースのエ
ステル交換反応;脂肪酸塩化物でのアシル化;または脂
肪酸それ自体でのアシル化によって合成する。例とし
て、スクロース脂肪酸ポリエステルの製法は、米国特許
第2,831,854号明細書および第3,521,827号明細書に記載
されている。
テル」)は、通常、3種の方法の1つ:メチル、エチル
またはグリセロール脂肪酸エステルでのスクロースのエ
ステル交換反応;脂肪酸塩化物でのアシル化;または脂
肪酸それ自体でのアシル化によって合成する。例とし
て、スクロース脂肪酸ポリエステルの製法は、米国特許
第2,831,854号明細書および第3,521,827号明細書に記載
されている。
より高度の飽和スクロースポリエステルは、一般に、
エステル化前に出発物質としてより高い飽和脂肪酸を使
用することによって生成する。一方、本発明は、スクロ
ースおよび脂肪酸から合成した後にポリエステルを水素
添加することによってスクロースポリエステルの飽和を
増大する方法、即ち、「後水素添加」に関する。
エステル化前に出発物質としてより高い飽和脂肪酸を使
用することによって生成する。一方、本発明は、スクロ
ースおよび脂肪酸から合成した後にポリエステルを水素
添加することによってスクロースポリエステルの飽和を
増大する方法、即ち、「後水素添加」に関する。
それゆえ、本発明の目的は、スクロースポリエステル
の後水素添加に有効な方法を提供することにある。
の後水素添加に有効な方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、後水素添加法を使用して、エス
テル化単独によって生成されるものとは異なるスクロー
スポリエステルを生成することにある。
テル化単独によって生成されるものとは異なるスクロー
スポリエステルを生成することにある。
本発明の更に他の目的は、或る種のスクロースポリエ
ステル分子のより完全な水素添加を可能にする後水素添
加法を提供することにある。
ステル分子のより完全な水素添加を可能にする後水素添
加法を提供することにある。
本発明のこれらの目的および他の目的は、ここの開示
によって明らかになるであろう。
によって明らかになるであろう。
すべての%は、特に断らない限り、重量%である。
発明の概要 本発明は、スクロースポリエステルを触媒上有効な量
の水素添加触媒の存在下で約250゜F(121℃)〜約450゜F
(232℃)の温度で水素ガスで後水素添加する方法であ
る。後水素添加は、エステル化によって生成されるもの
とは異なるスクロースポリエステルを生成するのに使用
できる。好ましくは、水素圧力は、少なくとも約20psig
である。増大された水素圧力は、或る種のスクロースポ
リエステル分子の立体障害を克服して、脂肪酸のより完
全な水素添加を可能にする。
の水素添加触媒の存在下で約250゜F(121℃)〜約450゜F
(232℃)の温度で水素ガスで後水素添加する方法であ
る。後水素添加は、エステル化によって生成されるもの
とは異なるスクロースポリエステルを生成するのに使用
できる。好ましくは、水素圧力は、少なくとも約20psig
である。増大された水素圧力は、或る種のスクロースポ
リエステル分子の立体障害を克服して、脂肪酸のより完
全な水素添加を可能にする。
発明の具体的説明 本発明は、スクロースポリエステルの後水素添加、即
ち、脂肪酸をスクロース分子に既にエステル化した後の
スクロースポリエステルの脂肪酸の水素添加に関する。
ち、脂肪酸をスクロース分子に既にエステル化した後の
スクロースポリエステルの脂肪酸の水素添加に関する。
スクロースポリエステルの後水素添加は、エステル化
単独によって生成されるものとは異なるポリエステルの
合成を可能にする。スクロースを脂肪酸でエステル化す
る時には、異なる種類の脂肪酸は、それらの不飽和度お
よび他の因子に応じてスクロース分子上の特定のサイト
に優先的にエステル化するであろう。これらの脂肪酸を
後水素添加する時には、得られるより高い飽和脂肪酸
は、しばしば、これらの脂肪酸を先ず水素添加し次いで
スクロースにエステル化した場合に生ずるであろう位置
とは異なる位置においてスクロース上に配置する。従っ
て、後水素添加は、異なるように配置された脂肪酸を有
するスクロースポリエステルを生成して、ポリエステル
に異なる物理的特質を与えることができる。特に、特定
の独特の溶融プロフィールを有するスクロースポリエス
テルが、生成できる。同様のヨウ素価を有する後水素添
加によって生成されたスクロースポリエステルの試料
と、エステル交換反応によって生成されたスクロースポ
リエステルの試料とは、非常に異なる脂肪固形分(SF
C)曲線を有することが見出された。
単独によって生成されるものとは異なるポリエステルの
合成を可能にする。スクロースを脂肪酸でエステル化す
る時には、異なる種類の脂肪酸は、それらの不飽和度お
よび他の因子に応じてスクロース分子上の特定のサイト
に優先的にエステル化するであろう。これらの脂肪酸を
後水素添加する時には、得られるより高い飽和脂肪酸
は、しばしば、これらの脂肪酸を先ず水素添加し次いで
スクロースにエステル化した場合に生ずるであろう位置
とは異なる位置においてスクロース上に配置する。従っ
て、後水素添加は、異なるように配置された脂肪酸を有
するスクロースポリエステルを生成して、ポリエステル
に異なる物理的特質を与えることができる。特に、特定
の独特の溶融プロフィールを有するスクロースポリエス
テルが、生成できる。同様のヨウ素価を有する後水素添
加によって生成されたスクロースポリエステルの試料
と、エステル交換反応によって生成されたスクロースポ
リエステルの試料とは、非常に異なる脂肪固形分(SF
C)曲線を有することが見出された。
スクロース脂肪酸ポリエステルを後水素添加する本発
明の方法は、スクロースポリエステルを触媒上有効な量
の水素添加触媒の存在下で約250゜F(121℃)〜約450゜F
(232℃)の温度で水素ガスと接触させることを含む。
常法においては、水素を先ずポリエステルと接触させ、
次いで、水素を有するポリエステルを機械的手段によっ
て触媒と接触させる。通常の種類の装置においては、触
媒およびポリエステルの懸濁液を水素雰囲気中で密閉容
器中において撹拌する。触媒−ポリエステル混合物の撹
拌は、ポリエステルへの水素の溶解を促進し、触媒表面
においてポリエステルを連続的に更新する。水素添加装
置の完全な議論に関しては、スワーンのベイリーズ・イ
ンダストリアル・オイル・エンド・ファット・プロダク
ツ,Vol.2,第4版、インターサイエンス・パブリッシャ
ーズ、ニューヨーク、第27頁〜第37頁(1982)参照。
明の方法は、スクロースポリエステルを触媒上有効な量
の水素添加触媒の存在下で約250゜F(121℃)〜約450゜F
(232℃)の温度で水素ガスと接触させることを含む。
常法においては、水素を先ずポリエステルと接触させ、
次いで、水素を有するポリエステルを機械的手段によっ
て触媒と接触させる。通常の種類の装置においては、触
媒およびポリエステルの懸濁液を水素雰囲気中で密閉容
器中において撹拌する。触媒−ポリエステル混合物の撹
拌は、ポリエステルへの水素の溶解を促進し、触媒表面
においてポリエステルを連続的に更新する。水素添加装
置の完全な議論に関しては、スワーンのベイリーズ・イ
ンダストリアル・オイル・エンド・ファット・プロダク
ツ,Vol.2,第4版、インターサイエンス・パブリッシャ
ーズ、ニューヨーク、第27頁〜第37頁(1982)参照。
本発明で使用するスクロースポリエステルは、良く規
定されたスクロース脂肪酸エステルからなる。スクロー
スは、8個のエステル化可能なヒドロキシル基を有す
る。本発明で有用なスクロース脂肪酸エステルは、少な
くとも4個の脂肪酸エステル基を含有しなければならな
い。3個以下の脂肪酸エステル基を含有するスクロース
脂肪酸エステル化合物は、通常のトリグリセリド脂肪と
同じ方法で腸管中で消化される傾向があり、一方、4個
以上の脂肪酸エステル基を含有するスクロース脂肪酸エ
ステル化合物は、人体によっては実質上非吸収性であ
り、かつ非消化性である。スクロースのヒドロキシル基
のすべてを脂肪酸でエステル化することは必要ではない
が、スクロースポリエステルは、3個以下の非エステル
化ヒドロキシル基、より好ましくは2個以下の非エステ
ル化ヒドロキシル基を含有することが好ましい。脂肪酸
エステル基は、同じであることができ、または同じスク
ロースポリエステル分子上で混合できる。
定されたスクロース脂肪酸エステルからなる。スクロー
スは、8個のエステル化可能なヒドロキシル基を有す
る。本発明で有用なスクロース脂肪酸エステルは、少な
くとも4個の脂肪酸エステル基を含有しなければならな
い。3個以下の脂肪酸エステル基を含有するスクロース
脂肪酸エステル化合物は、通常のトリグリセリド脂肪と
同じ方法で腸管中で消化される傾向があり、一方、4個
以上の脂肪酸エステル基を含有するスクロース脂肪酸エ
ステル化合物は、人体によっては実質上非吸収性であ
り、かつ非消化性である。スクロースのヒドロキシル基
のすべてを脂肪酸でエステル化することは必要ではない
が、スクロースポリエステルは、3個以下の非エステル
化ヒドロキシル基、より好ましくは2個以下の非エステ
ル化ヒドロキシル基を含有することが好ましい。脂肪酸
エステル基は、同じであることができ、または同じスク
ロースポリエステル分子上で混合できる。
スクロース出発物質は、炭素数約8〜約22の脂肪酸で
エステル化しなければならない。このような脂肪酸の例
としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、ミリストオレイン酸、パルミチン酸、パルミ
トオレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール
酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、ア
ラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、およびエルカ酸が
挙げられる。脂肪酸は、天然産脂肪酸または合成脂肪酸
から誘導できる。脂肪酸は、位置異性体および幾何異性
体を含めて、飽和または不飽和であることができる。勿
論、脂肪酸の少なくとも1つは、本発明の方法が有用で
あるために不飽和でなければならない。
エステル化しなければならない。このような脂肪酸の例
としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、ミリストオレイン酸、パルミチン酸、パルミ
トオレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール
酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、ア
ラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、およびエルカ酸が
挙げられる。脂肪酸は、天然産脂肪酸または合成脂肪酸
から誘導できる。脂肪酸は、位置異性体および幾何異性
体を含めて、飽和または不飽和であることができる。勿
論、脂肪酸の少なくとも1つは、本発明の方法が有用で
あるために不飽和でなければならない。
脂肪酸それ自体または天然産油脂は、スクロース脂肪
酸エステルにおける脂肪酸成分源として役立つことがで
きる。例えば、ナタネ油は、C22脂肪酸用の良好な源を
与える。C16〜C18脂肪酸は、タロー、大豆油、または
綿実油によって提供できる。短鎖脂肪酸は、ヤシ油、パ
ーム核油、またはババス油によって提供できる。トウモ
ロコシ油、ラード、オリブ油、パーム油、落花生油、サ
フラワー実油、ゴマ実油、およびヒマワリ実油は、脂肪
酸成分源として役立つことができる他の天然油の例であ
る。
酸エステルにおける脂肪酸成分源として役立つことがで
きる。例えば、ナタネ油は、C22脂肪酸用の良好な源を
与える。C16〜C18脂肪酸は、タロー、大豆油、または
綿実油によって提供できる。短鎖脂肪酸は、ヤシ油、パ
ーム核油、またはババス油によって提供できる。トウモ
ロコシ油、ラード、オリブ油、パーム油、落花生油、サ
フラワー実油、ゴマ実油、およびヒマワリ実油は、脂肪
酸成分源として役立つことができる他の天然油の例であ
る。
触媒は、いかなる標準水素添加触媒であることもでき
る。微量の銅、アルミニウムなどが「助触媒」または選
択性作用のためにニッケルとともに配合できるが、好ま
しい触媒はニッケル金属である。他に触媒としては、例
えば、クロム、コバルト、銅、鉄、鉛、マンガン、水
銀、モリブデン、パラジウム、白金、トリウム、チタ
ン、バナジウム、亜鉛およびジルコニウムの金属、合金
および化合物が挙げられる。好ましくは、触媒は、スク
ロースポリエステルの約0.01〜約0.5重量%の量で存在
する。触媒の使用量は、達成すべき反応速度および他の
変数、例えば、温度および圧力、および出発ポリエステ
ルに依存する。
る。微量の銅、アルミニウムなどが「助触媒」または選
択性作用のためにニッケルとともに配合できるが、好ま
しい触媒はニッケル金属である。他に触媒としては、例
えば、クロム、コバルト、銅、鉄、鉛、マンガン、水
銀、モリブデン、パラジウム、白金、トリウム、チタ
ン、バナジウム、亜鉛およびジルコニウムの金属、合金
および化合物が挙げられる。好ましくは、触媒は、スク
ロースポリエステルの約0.01〜約0.5重量%の量で存在
する。触媒の使用量は、達成すべき反応速度および他の
変数、例えば、温度および圧力、および出発ポリエステ
ルに依存する。
触媒の好ましい調製法は、ニッケル触媒約15%〜約28
%を液体トリグリセリドまたは液体スクロースポリエス
テルに混入する方法である。
%を液体トリグリセリドまたは液体スクロースポリエス
テルに混入する方法である。
水素添加は、約250゜F(121℃)〜約450゜F(232℃)の
温度で実施する。好ましい温度範囲は約340゜F(171℃)
〜約410゜F(210℃)であり、最も好ましい温度範囲は約
365゜F(185℃)〜約405゜F(207℃)である。
温度で実施する。好ましい温度範囲は約340゜F(171℃)
〜約410゜F(210℃)であり、最も好ましい温度範囲は約
365゜F(185℃)〜約405゜F(207℃)である。
水素添加時間は、温度、圧力、スクロースポリエステ
ルの種類、および最も重要なことに触媒の種類の関数で
ある。スクロースポリエステルは、目的生成物の種類に
応じて特定の屈折率終点(ヨウ素価のインジケーターと
して)に水素添加する。
ルの種類、および最も重要なことに触媒の種類の関数で
ある。スクロースポリエステルは、目的生成物の種類に
応じて特定の屈折率終点(ヨウ素価のインジケーターと
して)に水素添加する。
生成物がヨウ素価、トリグリセリドの不飽和度の尺度
と相関する特定の屈折率に達するまで、トリグリセリド
は、一般に水素添加する。スクロースポリエステルを大
気圧で或る屈折率に水素添加することが試みられた。驚
異的なことに、屈折率は、追加の水素添加時間を使用し
てさえそれ以上は変化しない点に達したことが見出され
た。問題は、トリグリセリドの水素添加と異なり、スク
ロースポリエステルの水素添加がスクロース分子上の脂
肪酸の立体障害によって非常に影響されることが今や見
出された。或る種のスクロース脂肪酸エステル分子の形
状は、標準状態では脂肪酸不飽和サイトの若干を水素添
加することが不可能であるような形状である。例えば、
水素添加法は、スクロースポリエステルの9−10炭素二
重結合を水素添加せず、モノ不飽和が多いポリエステル
を生じた。
と相関する特定の屈折率に達するまで、トリグリセリド
は、一般に水素添加する。スクロースポリエステルを大
気圧で或る屈折率に水素添加することが試みられた。驚
異的なことに、屈折率は、追加の水素添加時間を使用し
てさえそれ以上は変化しない点に達したことが見出され
た。問題は、トリグリセリドの水素添加と異なり、スク
ロースポリエステルの水素添加がスクロース分子上の脂
肪酸の立体障害によって非常に影響されることが今や見
出された。或る種のスクロース脂肪酸エステル分子の形
状は、標準状態では脂肪酸不飽和サイトの若干を水素添
加することが不可能であるような形状である。例えば、
水素添加法は、スクロースポリエステルの9−10炭素二
重結合を水素添加せず、モノ不飽和が多いポリエステル
を生じた。
スクロースポリエステルを高圧下で後水素添加するこ
とは、立体障害によって生ずる問題を克服できることが
今や発見された。このことは、増大された圧力がトリグ
リセリドの水素添加速度を増大するが、増大された圧力
がトリグリセリドの水素添加の程度を変化しないので、
トリグリセリド水素添加で既知のことに基づいては予想
外の発見である。対照的に、高圧下でのスクロースポリ
エステルの後水素添加は、大いに水素添加されたスクロ
ースポリエステルを生成できる。例えば、加圧下での後
水素添加は、スクロースポリエステル脂肪酸の9−10炭
素二重結合の水素添加を可能にした。
とは、立体障害によって生ずる問題を克服できることが
今や発見された。このことは、増大された圧力がトリグ
リセリドの水素添加速度を増大するが、増大された圧力
がトリグリセリドの水素添加の程度を変化しないので、
トリグリセリド水素添加で既知のことに基づいては予想
外の発見である。対照的に、高圧下でのスクロースポリ
エステルの後水素添加は、大いに水素添加されたスクロ
ースポリエステルを生成できる。例えば、加圧下での後
水素添加は、スクロースポリエステル脂肪酸の9−10炭
素二重結合の水素添加を可能にした。
従って、本発明の方法は、大気圧下で実施できるが、
本発明の好ましい態様は、スクロースポリエステルを少
なくとも約20psigの水素圧力下で後水素添加することで
ある。より好ましくは、水素圧力は、少なくとも約40ps
igであろううし、最も好ましくは圧力は少なくとも約45
psigであろう。
本発明の好ましい態様は、スクロースポリエステルを少
なくとも約20psigの水素圧力下で後水素添加することで
ある。より好ましくは、水素圧力は、少なくとも約40ps
igであろううし、最も好ましくは圧力は少なくとも約45
psigであろう。
分析法 脂肪固形分:PNMRによる脂肪の脂肪固形分(SFC)値の
測定法は、マジソンおよびヒルのJ.Amer.Oil Chim.So
c.,Vol.55(1978),pp328-31に記載されている。SFC値
測定前に、少なくとも0.5時間または試料が完全に溶融
するまで、脂肪物質試料を158゜F(70℃)以上の温度に
加熱する。次いで、溶融された試料を40゜F(4℃)の温
度で少なくとも72時間調質する。調質後、100゜F(38
℃)の温度における脂肪物質のSFC値をパルス化核磁気
共鳴(PNMR)によって測定する。
測定法は、マジソンおよびヒルのJ.Amer.Oil Chim.So
c.,Vol.55(1978),pp328-31に記載されている。SFC値
測定前に、少なくとも0.5時間または試料が完全に溶融
するまで、脂肪物質試料を158゜F(70℃)以上の温度に
加熱する。次いで、溶融された試料を40゜F(4℃)の温
度で少なくとも72時間調質する。調質後、100゜F(38
℃)の温度における脂肪物質のSFC値をパルス化核磁気
共鳴(PNMR)によって測定する。
脂肪酸組成:熱伝導率検出器およびヒューレット・パ
ッカード(Hewlett-Packard)モデル7671A自動サンプラ
ーを備えたヒューレット・パッカードモデルS712Aガス
クロマトグラフを利用して、脂肪酸組成をガスクロマト
グラフィーによって測定する。利用するクロマトグラフ
ィー法は、オフィシャル・メソッズ・エンド・リコメン
ディッド・プラクティシーズ・オブ・ザ・アメリカン・
オイル・ケミスツ・ソサイエティー(Official Methods
and Recommended Practices of the American Oil Che
mists Society)、第3版、1984年、方法Cel-62に記載
されている。
ッカード(Hewlett-Packard)モデル7671A自動サンプラ
ーを備えたヒューレット・パッカードモデルS712Aガス
クロマトグラフを利用して、脂肪酸組成をガスクロマト
グラフィーによって測定する。利用するクロマトグラフ
ィー法は、オフィシャル・メソッズ・エンド・リコメン
ディッド・プラクティシーズ・オブ・ザ・アメリカン・
オイル・ケミスツ・ソサイエティー(Official Methods
and Recommended Practices of the American Oil Che
mists Society)、第3版、1984年、方法Cel-62に記載
されている。
下記例は、本発明を例示しようとするものであって、
特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定
しようとするものではない。
特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定
しようとするものではない。
例1 スクロースを大豆をベースとするメチルエステルとエ
ステル交換することによって生成されたスクロースポリ
エステル40ポンド(約18.1kg)を150゜F(66℃)で501b
のステンレス鋼製反応容器に入れる。反応容器を大気圧
において窒素でスパージングし、65分かけて350゜F(177
℃)の温度に加熱する。次いで、ニッケル金属触媒17.5
gおよびヤシ油ハードストック62.5gを使用して調製され
たスラリー80gをポリエステルに加える。次いで、水素
を50psigの圧力で反応容器に導入する。温度を45分かけ
て400゜F(204℃)に上げ、次いで、生成物の屈折率が5
1.9になるまで、水素添加反応をこの温度で1時間10分
間続ける。反応完了後、容器を大気圧に減圧し、窒素ガ
スでスパージングし、反応混合物を200゜F(93℃)に迅
速に冷却し、次いで、濾過する。
ステル交換することによって生成されたスクロースポリ
エステル40ポンド(約18.1kg)を150゜F(66℃)で501b
のステンレス鋼製反応容器に入れる。反応容器を大気圧
において窒素でスパージングし、65分かけて350゜F(177
℃)の温度に加熱する。次いで、ニッケル金属触媒17.5
gおよびヤシ油ハードストック62.5gを使用して調製され
たスラリー80gをポリエステルに加える。次いで、水素
を50psigの圧力で反応容器に導入する。温度を45分かけ
て400゜F(204℃)に上げ、次いで、生成物の屈折率が5
1.9になるまで、水素添加反応をこの温度で1時間10分
間続ける。反応完了後、容器を大気圧に減圧し、窒素ガ
スでスパージングし、反応混合物を200゜F(93℃)に迅
速に冷却し、次いで、濾過する。
水素添加スクロースポリエステル生成物は、下記脂肪
酸組成および脂肪固形分を有する。
酸組成および脂肪固形分を有する。
FAC: C12 0.1% C14 0.1% C16 10.2% C18 24.5% C18−1 56.1% C18−2 7.4% C18−3 0.6% C20 0.7% C22 0.3%SFC : 50゜F(10℃): 47.9% 70゜F(21℃): 24.7% 80゜F(27℃): 20.6% 92゜F(33℃): 13.2% 105゜F(41℃): 6.8% 生成物の屈折率は51.9、そのヨウ素価は62.2である。
例2 スクロースポリエステルの2種の試料を調製する。第
一試料は、エステル交換反応によって合成する。第二試
料も、エステル交換反応によって調製するが、ポリエス
テルはエステル化後に後水素添加する。
一試料は、エステル交換反応によって合成する。第二試
料も、エステル交換反応によって調製するが、ポリエス
テルはエステル化後に後水素添加する。
A.エステル変換反応によって生成された第一スクロース
ポリエステル ヨウ素価40.4を有する大豆をベースとするメチルエス
テル(227.3kg)およびメタノール中の水酸化カリウム
の18重量%溶液36kgをステンレス鋼製バッチ反応器中で
混合する。次いで、この混合物を撹拌下に大気圧におい
て1〜2時間かけて122゜F(50℃)に加熱する。この際
に、メチルエステルの一部分はケン化される。次いで、
真空を系にかけてメタノールの最後の痕跡を除去する。
ポリエステル ヨウ素価40.4を有する大豆をベースとするメチルエス
テル(227.3kg)およびメタノール中の水酸化カリウム
の18重量%溶液36kgをステンレス鋼製バッチ反応器中で
混合する。次いで、この混合物を撹拌下に大気圧におい
て1〜2時間かけて122゜F(50℃)に加熱する。この際
に、メチルエステルの一部分はケン化される。次いで、
真空を系にかけてメタノールの最後の痕跡を除去する。
粒状スクロース(45.5kg)を石鹸/エステル混合物に
加えてエステル対スクロースのモル比5:1を与える。次
いで、炭酸カリウムを混合物に加えて(反応混合物の約
0.5重量%)、エステル交換反応を触媒する。この混合
物を撹拌し、真空下で約275゜F(135℃)において8時間
まで加熱してモノ−、ジ−およびトリスクロースエステ
ルを生成する。少量のテトラ−およびペンタエステル
も、この段階で生成される。275゜F(135℃)に予熱され
た追加のメチルエステル(276.7kg)を加えて、エステ
ル対スクロースのモル比を12:1にし、かつ維持する。反
応条件が275゜F(135℃)で安定化する時には、窒素スパ
ージを使用して、撹拌を改善し、かつメタノールストリ
ッピングを促進する。反応が生ずると、反応混合物は、
粘稠になり、次いで、薄くなる(thin out)。この第二
反応段階は、約24〜36時間続く。
加えてエステル対スクロースのモル比5:1を与える。次
いで、炭酸カリウムを混合物に加えて(反応混合物の約
0.5重量%)、エステル交換反応を触媒する。この混合
物を撹拌し、真空下で約275゜F(135℃)において8時間
まで加熱してモノ−、ジ−およびトリスクロースエステ
ルを生成する。少量のテトラ−およびペンタエステル
も、この段階で生成される。275゜F(135℃)に予熱され
た追加のメチルエステル(276.7kg)を加えて、エステ
ル対スクロースのモル比を12:1にし、かつ維持する。反
応条件が275゜F(135℃)で安定化する時には、窒素スパ
ージを使用して、撹拌を改善し、かつメタノールストリ
ッピングを促進する。反応が生ずると、反応混合物は、
粘稠になり、次いで、薄くなる(thin out)。この第二
反応段階は、約24〜36時間続く。
反応混合物が薄くなった後、149゜F(65℃)〜185゜F
(85℃)に冷却する。粗反応混合物をメタノール、塩化
ナトリウムおよび水の希薄溶液とともに撹拌する。この
洗浄液の容量は、反応混合物の容量の20%〜40%に等し
い。次いで、混合相を約30〜60分間沈降させる。石鹸、
過剰の糖類およびメタノールを含有する沈降下相を抜
き、捨てる。精製スルロースポリエステルを含む沈降相
を再度洗浄する。通常、2〜4回の洗浄を使用する。
(85℃)に冷却する。粗反応混合物をメタノール、塩化
ナトリウムおよび水の希薄溶液とともに撹拌する。この
洗浄液の容量は、反応混合物の容量の20%〜40%に等し
い。次いで、混合相を約30〜60分間沈降させる。石鹸、
過剰の糖類およびメタノールを含有する沈降下相を抜
き、捨てる。精製スルロースポリエステルを含む沈降相
を再度洗浄する。通常、2〜4回の洗浄を使用する。
次いで、スクロースポリエステルを反応混合物の容量
の10%〜20%で水溶液中の1%氷酢酸で洗浄する。その
後、同じ容量の水で洗浄する。
の10%〜20%で水溶液中の1%氷酢酸で洗浄する。その
後、同じ容量の水で洗浄する。
次いで、反応混合物を真空下で乾燥する。次いで、反
応混合物を油漂白剤で処理し、濾過する。未反応メチル
エステルの大部分を374゜F(190℃)〜482゜F(250℃)で
約5mmHgの真空下での蒸留によって除去する。
応混合物を油漂白剤で処理し、濾過する。未反応メチル
エステルの大部分を374゜F(190℃)〜482゜F(250℃)で
約5mmHgの真空下での蒸留によって除去する。
次いで、スクロースポリエステルをスチームスパージ
ング下にステンレス鋼製バッチ脱臭器または他の好適な
装置中で374゜F(190℃)〜482゜F(250℃)において約5m
mHgの真空下で脱臭する。メチルエステル含量が200ppm
未満になるまで、脱臭を続ける。次いで、不活性ガスス
パージングを使用しながら、脱臭器の内容物を149゜F(6
5℃)に冷却する。スクロースポリエステルを清浄なス
テンレス鋼製ドラム中で貯蔵する。
ング下にステンレス鋼製バッチ脱臭器または他の好適な
装置中で374゜F(190℃)〜482゜F(250℃)において約5m
mHgの真空下で脱臭する。メチルエステル含量が200ppm
未満になるまで、脱臭を続ける。次いで、不活性ガスス
パージングを使用しながら、脱臭器の内容物を149゜F(6
5℃)に冷却する。スクロースポリエステルを清浄なス
テンレス鋼製ドラム中で貯蔵する。
このことは、下記性質を有するスクロースポリエステ
ル生成物を生成する。FAC : C12 0 % C14 0 % C16 13.2% C18 42.8% C18−1 40.1% C18−2 3.9% C18−3 0 % C20 0 % C22 0 %SFC : 50゜F(10℃): 72.9% 70゜F(21℃): 59.3% 80゜F(27℃): 45.3% 92゜F(33℃): 22.9% 105゜F(41℃): 9.2% 生成物のヨウ素価は、41.3である。
ル生成物を生成する。FAC : C12 0 % C14 0 % C16 13.2% C18 42.8% C18−1 40.1% C18−2 3.9% C18−3 0 % C20 0 % C22 0 %SFC : 50゜F(10℃): 72.9% 70゜F(21℃): 59.3% 80゜F(27℃): 45.3% 92゜F(33℃): 22.9% 105゜F(41℃): 9.2% 生成物のヨウ素価は、41.3である。
B.エステル交換反応後の後水素添加によって生成される
第二スクロースポリエステル スクロースをヨウ素価約107を有する大豆をベースと
するメチルエステルとエステル交換することによって生
成されたスクロースポリエステル26ポンド(約11.8kg)
をステンレス鋼製反応容器に入れる。反応容器を大気圧
において窒素でスパージングし、85分かけて360゜F(182
℃)の温度に加熱する。次いで、ニッケル金属触媒13.2
gおよび溶融されたヤシ油ハードストック46.8gを使用し
て調製されたスラリー60gをポリエステルに加える。次
いで、水素を大気圧で反応容器に導入する。温度を400゜
F(204℃)に上げ、次いで、生成物の屈折率が46.3にな
るまで、水素添加反応をこの温度で6時間30分間続け
る。反応完了後、水素をシャトオフし、容器を窒素ガス
でスパージングし、反応混合物を200゜F(93℃)に迅速
に冷却し、次いで、濾過する。
第二スクロースポリエステル スクロースをヨウ素価約107を有する大豆をベースと
するメチルエステルとエステル交換することによって生
成されたスクロースポリエステル26ポンド(約11.8kg)
をステンレス鋼製反応容器に入れる。反応容器を大気圧
において窒素でスパージングし、85分かけて360゜F(182
℃)の温度に加熱する。次いで、ニッケル金属触媒13.2
gおよび溶融されたヤシ油ハードストック46.8gを使用し
て調製されたスラリー60gをポリエステルに加える。次
いで、水素を大気圧で反応容器に導入する。温度を400゜
F(204℃)に上げ、次いで、生成物の屈折率が46.3にな
るまで、水素添加反応をこの温度で6時間30分間続け
る。反応完了後、水素をシャトオフし、容器を窒素ガス
でスパージングし、反応混合物を200゜F(93℃)に迅速
に冷却し、次いで、濾過する。
後水素添加スクロースポリエステル生成物は、下記脂
肪酸組成および脂肪固形分を有する。FAC : C12 0.3% C14 0 % C16 11.9% C18 42.9% C18−1 44.9% C18−2 0 % C18−3 0 % C20 0 % C22 0 %SFC : 50゜F(10℃): 85よりも大 70゜F(21℃): 〃 80゜F(27℃): 〃 92゜F(33℃): 〃 105゜F(41℃): 〃 スクロースポリエステルの脂肪固形分は、すべての温
度での測定には余りにも固い。生成物の屈折率は46.3、
そのヨウ素価は38.6である。
肪酸組成および脂肪固形分を有する。FAC : C12 0.3% C14 0 % C16 11.9% C18 42.9% C18−1 44.9% C18−2 0 % C18−3 0 % C20 0 % C22 0 %SFC : 50゜F(10℃): 85よりも大 70゜F(21℃): 〃 80゜F(27℃): 〃 92゜F(33℃): 〃 105゜F(41℃): 〃 スクロースポリエステルの脂肪固形分は、すべての温
度での測定には余りにも固い。生成物の屈折率は46.3、
そのヨウ素価は38.6である。
エステル交換反応単独によって生成された第一スクロ
ースポリエステルは、ヨウ素価41.3を有し、そしてエス
テル交換反応後の後水素添加によって生成された第二ス
クロースポリエステルは、ヨウ素価46.3を有する。この
ことは、ポリエステルをそれぞれヨウ素価約40および約
107を有する大豆をベースとするメチルエステルから合
成したとしても真実である。2種のスクロースポリエス
テル生成物のヨウ素価は、同様であるが、ポリエステル
の脂肪固形分曲線は、非常に異なる。
ースポリエステルは、ヨウ素価41.3を有し、そしてエス
テル交換反応後の後水素添加によって生成された第二ス
クロースポリエステルは、ヨウ素価46.3を有する。この
ことは、ポリエステルをそれぞれヨウ素価約40および約
107を有する大豆をベースとするメチルエステルから合
成したとしても真実である。2種のスクロースポリエス
テル生成物のヨウ素価は、同様であるが、ポリエステル
の脂肪固形分曲線は、非常に異なる。
Claims (10)
- 【請求項1】少なくとも一種の不飽和脂肪酸を有するス
クロースポリエステルを触媒上有効な量の水素添加触媒
の存在下で約250゜F(121℃)〜約450゜F(232℃)の温度
で水素ガスと接触させ、該スクロースポリエステルの不
飽和脂肪酸を水素添加することを特徴とするスクロース
ポリエステルの後水素添加法。 - 【請求項2】温度が、約340゜F(171℃)〜約410゜F(210
℃)である、特許請求の範囲第1に項記載の方法。 - 【請求項3】温度が、約365゜F(185℃)〜約405゜F(207
℃)である、特許請求の範囲第2に項記載の方法。 - 【請求項4】触媒の量が、スクロースポリエステルの約
0.01〜約0.5重量%である、特許請求の範囲第1項に記
載の方法。 - 【請求項5】触媒が、ニッケル金属である、特許請求の
範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項6】水素が、少なくとも約20psigの圧圧下にあ
る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項7】圧力が、少なくとも約40psigである、特許
請求の範囲第6項に記載の方法。 - 【請求項8】圧力が、少なくとも約45psigである、特許
請求の範囲第7項に記載の方法。 - 【請求項9】ヨウ素価38.6〜62.2を有する生成物が得ら
れる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項10】ヨウ素価38.6〜62.2を有する生成物が得
られる、特許請求の範囲第6項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US947062 | 1986-12-29 | ||
US06/947,062 US4806632A (en) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | Process for the post-hydrogenation of sucrose polyesters |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63239293A JPS63239293A (ja) | 1988-10-05 |
JP2510642B2 true JP2510642B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=25485453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62336781A Expired - Lifetime JP2510642B2 (ja) | 1986-12-29 | 1987-12-28 | スクロ―スポリエステルの後水素添加法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4806632A (ja) |
EP (1) | EP0272759B1 (ja) |
JP (1) | JP2510642B2 (ja) |
AT (1) | ATE101614T1 (ja) |
AU (1) | AU607956B2 (ja) |
CA (1) | CA1296720C (ja) |
DE (1) | DE3789098T2 (ja) |
DK (1) | DK690787A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6979477B2 (en) | 2000-09-06 | 2005-12-27 | Urethane Soy Systems Company | Vegetable oil-based coating and method for application |
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WO2002060975A1 (en) | 2001-01-31 | 2002-08-08 | The Procter & Gamble Company | Synthesis of polyol medium fatty acid polyesters |
WO2006094227A2 (en) | 2005-03-03 | 2006-09-08 | South Dakota Soybean Processors, Llc | Novel polyols derived from a vegetable oil using an oxidation process |
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NL111638C (ja) * | 1955-12-12 | |||
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1987
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