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JP2507944B2 - 四輪駆動型動力車両における前輪駆動制御装置 - Google Patents

四輪駆動型動力車両における前輪駆動制御装置

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Publication number
JP2507944B2
JP2507944B2 JP13095288A JP13095288A JP2507944B2 JP 2507944 B2 JP2507944 B2 JP 2507944B2 JP 13095288 A JP13095288 A JP 13095288A JP 13095288 A JP13095288 A JP 13095288A JP 2507944 B2 JP2507944 B2 JP 2507944B2
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JP
Japan
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wheel drive
speed
sensor
state
control device
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Application number
JP13095288A
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JPH01301414A (ja
Inventor
光彦 池田
仲四郎 向井
富夫 垣橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トラクター等の四輪駆動型動力車両の前
輪駆動制御装置に関するものである。
[従来の技術] 四輪駆動型の動力車両は、ぬかるんだ悪路や圃場のよ
うに不整地を走行するときの走行安定性が優れている反
面、旋回半径が大きくなりがちである。このため、前輪
駆動系に高低速の切換装置を設け、旋回動作と連動させ
て旋回時のみ前輪を比較的高速で回転させ、直進時には
この高低速切換装置を低速側に切り換えて通常の作業速
度に適した速度で走行させる制御装置が現われている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、このような高低速切換装置を具備した動力
車両は、ステアリングハンドルの切れ角が所定角度を越
えると高低速切換装置が高速側に切換作動させられる形
態であり、しかも従来装置にはこのような連動を人為的
に解除する機構が安全対策上から設けられているもの
の、解除動作を忘れると、一般道路を高速で走行してい
て誤ってハンドルを大きく切ると高低速切換装置が高速
側に切り換えられて操縦者が機体から振り落されそうな
危険な状態を生み出すという問題があった。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記欠点に鑑みて提案するものであっ
て、圃場内における作業時には高低速切換装置が働き、
路上等を走行するときにはこれが作動せぬようにして安
全性を高めた動力車両の前輪駆動制御装置を提供せんと
するものである。
このため、次のような技術的手段を講じた。即ち、前
輪5の周速が後輪6の周速と同一若しくは略同一の状態
になる第1駆動状態と、前輪5の周速が後輪6の周速よ
り大きくなる第2駆動状態とに切換可能な前輪増速機構
18を有し、ミッションケース4にPTO軸26を装備してな
る四輪駆動型動力車両において、前記PTO軸26が回転し
得る動力伝動状態であると検出状態になり、回転し得な
い状態であると非検出状態となるセンサ28と、前輪5の
操舵角を検出するセンサ34とを設け、前輪5の操舵角が
所定の切れ角以上であることを前記操舵角センサ34が検
出した状態であって、かつPTO系の上記センサ28が検出
状態であると、前輪増速機構18が増速に切換わる制御手
段33が設けられていることを特徴とする四輪駆動型動力
車両における前輪駆動制御装置の構成とする。
[実施例および作用] 以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明す
る。
まず構成から説明すると、1はトラクターで、エンジ
ン2、クラッチハウジング3、ミッションケース4等に
より機体を構成し、機体の前後部にはそれぞれ走行用の
前輪5、5および後輪6、6が設けられている。ミッシ
ョンケース4の内部には少なくとも前進3段、後進1段
からなる主変速装置7と、高低2段の副変速装置8が設
けられている。エンジン2の回転動力はこれら主・副変
速装置7、8を経て減速され、後輪差動装置9、最終減
速装置10を介して後輪6、6に伝達される。ミッション
ケース4の下腹部には、前記変速装置7、8に連動する
前輪伝動系13の伝動軸14が設けられ、この伝動軸14には
大小2つのギヤ16、17が固着されている。また、伝動軸
14の下位には高低速切換装置18が設けられ、前輪増速機
構としての高低速切換装置18から推進軸19を介して前車
輪ケース内の前輪差動装置20に連動し、この前輪差動装
置20から最終減速装置21を介して各前輪5、5を駆動す
る。高低速切換装置18は低速用油圧クラッチ22と高速用
油圧クラッチ23とを有し、低速用クラッチ22の接続時に
前輪5、5の周速が後輪6、6の周速よりも1.05倍程度
となり、高速用油圧クラッチ23が接続されると前輪5、
5の周速が低速時の2倍程度になるように構成されてい
る。
次に外部動力取出(PTO)系について説明する。ミッ
ションケース4内には走行系とは別にPTO系の油圧クラ
ッチ24が設けられ、この油圧クラッチ24の後位には複数
段の変速が可能なPTO変速装置25が設けられている。26
はPTO軸であってPTO変速装置25によって変速された回転
が与えられ、トラクター1に連結される作業機を駆動す
る。27はPTO油圧クラッチ24をオン、オフ操作するスイ
ッチ、28はPTO軸26の回転を検出するセンサーである。
また、第3図は制御系を示し、29は油圧ポンプ、30は前
記油圧クラッチ22、23を切換操作する電機弁でソレノイ
ド31、32を備え、コントローラ33により制御される。34
はステアリングハンドル35を操作することによって回動
するピットマンアーム36が所定角度以上回動操作された
ことを検出する旋回検出スイッチである。上記旋回検出
スイッチ34がオン状態で、かつ前記回転センサー28がPT
O軸26の回転状態を検出したときのみ、コントローラ33
の指示により高速用油圧クラッチ23が接続される。した
がって、PTO軸26が停止しているとき、すなわち作業を
終えて路上等を移動しているときにはステアリングハン
ドル35を所定角度以上回動操作しても高速用油圧クラッ
チ23が働くようなことがなく安全である。なお、この実
施例では前記の場合を除いてエンジン2の作動中は、低
速用油圧クラッチ22が接続されているものとする。40は
前記電磁弁30を中立に保つスイッチであって、これがオ
ンとなると、コントローラ33の指令により電磁弁30が中
立になり前輪5、5の回転がフリーとなって後輪駆動の
状態に切り換えられる。
次に作用を説明する。トラクター1の後部にロータリ
耕耘装置の如き作業機を連結して各回転部を駆動させな
がら作業を行なうと、低速用油圧クラッチ22のみが働い
て機体は通常の四輪駆動の状態で進行する。そして、圃
場の端で旋回するときにはステアリングハンドル35を大
きく回動するが、この場合、ピットマンアーム36が所定
角度以上回動すると旋回検出スイッチ34がオンとなり、
しかもこのときPTO軸26の回転をセンサー28がとらえて
いるから高速用油圧クラッチ23が接続され、前輪5、5
の周速を低速時の場合の約2倍程度に高めた状態で機体
を旋回させる。一方、作業を終えて圃場から離れ、路上
等を走行するときにはPTO用油圧クラッチ24の接続を断
つが、この油圧クラッチ24の接続が断たれることによっ
てPTO軸26の回転は停止し、回転センサー28がこれを検
出してコントローラ33から低速への切換信号が出され、
低速用油圧クラッチ22が接続される。この場合、ステア
リングハンドル35を大きく切ってもPTO軸26が停止して
いるから高速側油圧クラッチ23が接続されることはな
い。
[発明の効果] この発明は前記の如く構成したので、次のような技術
的効果を秦する。
すなわち、PTO軸が回転していない路上走行時には、
ステアリングハンドルを大きく操作しても前輪増速機構
が働かず、圃場内でPTO軸を回転させながら作業を行う
場合だけ、前輪増速機構が働くので安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は側面図、第2図
は動力伝達線図、第3図は制御回路図である。 符号の説明 1……トラクター、5……前輪 6……後輪、13……前輪駆動系 18……高低速切換装置、26……PTO軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪5の周速が後輪6の周速と同一若しく
    は略同一の状態になる第1駆動状態と、前輪5の周速が
    後輪6の周速より大きくなる第2駆動状態とに切換可能
    な前輪増速機構18を有し、ミッションケース4にPTO軸2
    6を装備してなる四輪駆動型動力車両において、前記PTO
    軸26が回転し得る動力伝動状態であると検出状態にな
    り、回転し得ない状態であると非検出状態となるセンサ
    28と、前輪5の操舵角を検出するセンサ34とを設け、前
    輪5の操舵角が所定の切れ角以上であることを前記操舵
    角センサ34が検出した状態であって、かつPTO系の上記
    センサ28が検出状態であると、前輪増速機構18が増速に
    切換わる制御手段33が設けられていることを特徴とする
    四輪駆動型動力車両における前輪駆動制御装置。
JP13095288A 1988-05-27 1988-05-27 四輪駆動型動力車両における前輪駆動制御装置 Expired - Fee Related JP2507944B2 (ja)

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JPH0551001U (ja) * 1991-12-19 1993-07-09 ヤンマー農機株式会社 農用トラクタの作業機駆動制御装置

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JPH01301414A (ja) 1989-12-05

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