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JP2507749Y2 - 電子雑音防止装置 - Google Patents

電子雑音防止装置

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Publication number
JP2507749Y2
JP2507749Y2 JP1989152998U JP15299889U JP2507749Y2 JP 2507749 Y2 JP2507749 Y2 JP 2507749Y2 JP 1989152998 U JP1989152998 U JP 1989152998U JP 15299889 U JP15299889 U JP 15299889U JP 2507749 Y2 JP2507749 Y2 JP 2507749Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
core piece
box
piece
signal line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989152998U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0392011U (ja
Inventor
浩二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP1989152998U priority Critical patent/JP2507749Y2/ja
Publication of JPH0392011U publication Critical patent/JPH0392011U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507749Y2 publication Critical patent/JP2507749Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器間を接続する信号線を貫通させ
て、雑音を防止する分割型筒状コアとそれを保持する分
割型筒状コアホルダーを用いた電子雑音防止装置に関
し、特に分割型筒状コアホルダーの構造に特徴を有す
る。
〔従来の技術〕
電子機器間を接続する信号線に、一面に断面半円形の
溝孔を有するコア片の2個を合体した分割型筒状コア
を、貫通させて設けるための従来の分割型筒状コア用ホ
ルダー(以下ホルダーと称す)は、第4図にその側面図
を示すように、分割面が開口する構造を有し、溝孔をそ
の開口面に向けたコア片8を収納するため、コア片8の
外周に対応する周壁10と、その両側に対向する側壁4と
から囲まれた空間を有する、それぞれほぼ同じ形状の絶
縁樹脂からなる一対の箱形容器1を、周壁10が開口する
一方の辺縁に於て蝶番片2で連結して一体とし、蝶番片
2と反対側の周壁10の外面に、互いに係合する係合片3
と係止爪(図示せず)を設け、側壁4の開口辺縁にコア
片8の半円形の溝孔に対応する半円形の窓部5を形成
し、窓部5の内周面に窓部5の中心に向かって突出す
る、側壁4と同じ厚さの複数個の硬い突片6を一体に設
け、さらに箱形容器1の底部に一部を内方へ突出させた
ばね片7を一体に設けた構造であった。
それぞれの箱形容器1にコア片8を収納し、その溝孔に
信号線9を通して、ホルダーの係合片3と係止爪を係合
することにより、コア片8をばね片7で圧接合体し、信
号線9に貫通させた分割型筒状コア(以下筒状コアと称
す)にすると同時に、突片6を信号線9の絶縁被覆に噛
み込ませて信号線9の所要の箇所に筒状コアを固定して
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のホルダーは、第4図に示すように、硬い突片6
により狭い範囲の外径寸法の信号線9だけに適用できる
ものであるから、信号線9の太さの種類とコア片8の外
寸の種類毎に対応する、多種類のホルダーを要するとい
う問題があった。又信号線9の絶縁被覆に突片6を噛み
込ませるので、信号線9の絶縁被覆を痛めるという問題
もあった。
本考案は、この問題を解消し、所定範囲の径の信号線
に対し一種類のホルダーで適用可能なようなホルダーを
用いた電子雑音防止装置を提供しようとするものであ
る。さらに、信号線の絶縁被覆を痛めることのないホル
ダーを用いた電子雑音防止装置を提供しようとするもの
である。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、一面に断面半円形の溝孔を有する一対のコ
ア片を合体して形成する分割型筒状コアと、前記コア片
を、それぞれ収納する前記コア片の溝孔を有する面以外
を囲む周壁と、前記コア片の溝孔の半円形部が現れる面
を囲む2つの側壁よりなる空間を有する一対の箱形容器
からなり、前記一対の箱形容器にはそれぞれ、前記一対
のコア片を収納して前記溝孔を有する一面どうしを合わ
せて保持できるような箱形容器どうしを系合する機構と
周壁の内底部にばね片を有し、前記側壁には前記コア片
の溝孔に対応する半円形の窓部を設けた分割型筒状コア
用ホルダーよりなる電子雑音防止装置において、前記側
壁の窓部の内周面に、前記窓部の中心方向へ伸びる、収
納したコア片の溝孔の方向へ折り曲げることが可能な複
数個の可撓性板を一体に設けてなることを特徴とする電
子雑音防止装置。
〔作用〕
可撓性板を、箱形の容器の内側へ撓めて信号線を貫通
させることにより、この可撓性板はこの信号線を弾発的
に圧接保持する。即ち、側壁の窓部の直径よりやや細い
太目の信号線に対しては、可撓性板が内側に大きく屈曲
して信号線を圧接し、細い信号線に対しては、対向する
可撓性板が作る間隔よりやや太目の細い信号線迄を可撓
性板が僅かに内側へ撓んでその先端で圧接し、信号線の
長手方向・径方向への筒状コアの移動を阻止し固定す
る。さらに可撓性板は溝孔に撓んで信号線を圧接するの
で、可撓性板は筒状コアの溝で規制されるために、バン
ド等で抑えなくとも拡がるようなことはない。しかも可
撓性板は信号線の径に対して柔軟に対応し撓んで可撓性
板の面で信号線を圧接するので、信号線の絶縁被覆を痛
めることはない。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例のホルダーをコア片と共に
示す外観斜視図である。
コア片8は、一面に断面半円形の溝孔15を有し、周面
が断面八角形の筒を軸に沿って二等分割した多角形状の
フェライトコアである。
ホルダーは絶縁樹脂材で作られたもので、ほぼ同じ形
状(第1図では左方が右方より僅かに浅い)の2個一対
の箱形容器1を、それぞれ一方の開口辺縁に設けた蝶番
片2で繋いでいる。
箱形容器1は、コア片8の周面に対応する周壁10とそ
の両側に対向する側壁4からなり、コア片8を収納する
空間16を有するものであり、蝶番片2と反対側の周壁10
の外面に、それぞれ係合孔を形成した係合片3と係止爪
11を有している。
箱形容器1の側壁4に、コア片8の半円形の溝孔15に
対応する半円形の窓部5が形成され、側壁4の内面に、
コア片8の側面を抑える小突起12が、窓部2のほぼ中央
に近接して設けられている。
箱形容器1の内底17にはコ字形切れ目により片持のば
ね片7の2個(1個のみを図示)がそれぞれ形成されて
いる。このばね片7は一方が内方へ突出しており、箱形
容器1に収納したコア片8の周面に弾接して、一対の箱
形容器1相互を閉じた時、2個のコア片8を合体圧接す
る方向に付勢する。
窓部5の内周面には、側壁4の外面と同一面にして、
窓部5の円の中心へ向かう方向へ、且つ箱形容器1の内
方へ斜めに伸びる、3個の短冊形状の可撓性板13が、等
角度等間隔をおいて一体に設けられている。可撓性板13
の自由端部は側壁4の内面より内方へ突出しないように
している。可撓性板13は、窓部5の側壁4の外側面18か
ら連続して、円の中心に向かう方向に内側に厚さ分のみ
斜めに延び、該厚さより薄くして半円形の窓部5の内周
面とは段差を設け、厚さが側壁4の厚さ寸法より十分に
薄く、しかも側壁4の厚さ寸法の範囲内で傾斜してお
り、自由端部で互いに近接している。
第2図は、第1図に示したホルダーの使用状態を説明
するための縦断正面図である。
箱形容器1にコア片8をそれぞれ収納して、筒状コア
を設けるべき信号線9の所定箇所で、信号線9を一方の
箱形容器1の可撓性板13の自由端面にかけわたして載
せ、他方の箱形容器1を被せて閉じ、押圧して係合片3
と係止爪11(第2図に図示せず、第1図参照)を係合す
る。コア片8は、ばね片7で付勢されて確実に合体して
筒状コアになり、溝孔により形成される中央孔に信号線
9が挿通され、信号線9に押圧されて、窓部5に設けた
上下6個の可撓性板13のすべてが、第2図に示すよう
に、箱形容器1の内側へ撓んで、信号線9を筒状コアの
中央孔の中心部に弾発的に圧接保持する。従って、可撓
性板13により筒状コアおよびホルダーが信号線9の所要
の箇所に、どの方向にも移動しない状態に固定される。
第3図は、本考案の他の実施例の要部外観図であり、
第1図に示す実施例において、窓部5の可撓性板13に代
えて、形状の異なる可撓性板14を設けたホルダーの、片
方の箱形容器1の全体と他方の一部とを示している。こ
の一対の箱形容器1が、係止爪11と係合片3(第3図に
図示せず、第1図参照)をそれぞれ周壁10に持ち、蝶番
片2で互いに繋がれている点は第1図と同じである。
可撓性板14は、先細の内側への湾曲板であり、側壁4
の厚さ寸法より十分に薄い厚さで、側壁4の厚さ寸法と
ほぼ同じ湾曲巾で深さの浅い樋状をなして、窓部5の内
周面に3個が一体に設けられている。この形状の可撓性
板14の3個は、外側湾曲面の中心線が側壁4の外面と同
じ面内にあり、且つ窓部5の中心方向にそれぞれ巾が狭
めて伸び、しかもほぼ等角度等間隔で設けられている。
このような可撓性板14であるから、その自由端部は側壁
4の内面側に撓み易く、外面側に撓み難いものである。
従って、第2図で説明したと同様に、ホルダーに収納し
た筒状コアの中央孔に信号線を貫通した使用状態におい
て、可撓性板14のすべてが、箱形容器1の内側へ撓ん
で、信号線9を弾発的に圧接保持する。
第1図及び第3図に示した本考案のホルダー共に、窓
部5の直径よりやや細い太目の信号線に対しては、可撓
性板13,14が内側に大きく屈曲して信号線を圧接保持
し、又細い信号線に対しては、対向する可撓性板13,14
の先端が作る間隔よりやや太目の細い信号線迄を、可撓
性板13,14が僅かに内側へ撓んでその先端で圧接保持
し、信号線の長手方向、及び径方向への移動を阻止す
る。かくして一種類のホルダーで固定し得る信号線の径
の範囲が拡大される。
又、このように本考案のホルダーは、信号線の径に対
して可撓性板13,14が柔軟に対応して、撓んで圧接する
ので、信号線の絶縁被覆を痛めることはない。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上述べた如く本考案によれば、圧接固定される信号
線の径の適用範囲が広く経済的であると共に、信号線の
絶縁被覆を痛めることのない、優れた分割型筒状コアホ
ルダーを用いた電子雑音防止装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のホルダーをコア片と共に示
す外観斜視図。第2図は第1図のホルダー使用状態を示
す縦断正面図。第3図は本考案の他の実施例を示すホル
ダーの要部の外観斜視図。第4図は従来のホルダーを示
す側面図である。 1…箱形容器、2…蝶番片、3…係合片、4…側壁、5
…窓部、6…突片、7…ばね片、8…コア片、9…信号
線、10…周壁、11…係止爪、12…小突起、13,14…可撓
性板、15…溝孔、16…空間、17…内底、18…外周面、19
…内周面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に断面半円形の溝孔を有する一対のコ
    ア片を合体して形成する分割型筒状コアと、前記コア片
    を、それぞれ収納する前記コア片の溝孔を有する面以外
    を囲む周壁と、前記コア片の溝孔の半円形部が現れる面
    を囲む2つの側壁よりなる空間を有する一対の箱形容器
    からなり、前記一対の箱形容器にはそれぞれ、前記一対
    のコア片を収納して前記溝孔を有する一面どうしを合わ
    せて保持できるような箱形容器どうしを系合する機構と
    周壁の内底部にばね片を有し、前記側壁には前記コア片
    の溝孔に対応する半円形の窓部を設けた分割型筒状コア
    用ホルダーよりなる電子雑音防止装置において、前記側
    壁の窓部の内周面に、前記窓部の中心方向へ伸びる、収
    納したコア片の溝孔の方向へ折り曲げることが可能な複
    数個の可撓性板を一体に設けてなることを特徴とする電
    子雑音防止装置。
JP1989152998U 1989-12-29 1989-12-29 電子雑音防止装置 Expired - Lifetime JP2507749Y2 (ja)

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JPH0392011U JPH0392011U (ja) 1991-09-19
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JPS63165815U (ja) * 1987-04-17 1988-10-28
JPH075615Y2 (ja) * 1987-12-03 1995-02-08 株式会社トーキン ノイズ防止部品

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