JP2507325B2 - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents
テレビジョン信号処理装置Info
- Publication number
- JP2507325B2 JP2507325B2 JP61133619A JP13361986A JP2507325B2 JP 2507325 B2 JP2507325 B2 JP 2507325B2 JP 61133619 A JP61133619 A JP 61133619A JP 13361986 A JP13361986 A JP 13361986A JP 2507325 B2 JP2507325 B2 JP 2507325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- output
- standard
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Color Television Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号処理装置に係り、特に標
準方式のみならず非標準方式のテレビジョン信号のデジ
タル処理にも好適なテレビジョン信号処理装置に関す
る。
準方式のみならず非標準方式のテレビジョン信号のデジ
タル処理にも好適なテレビジョン信号処理装置に関す
る。
我が国における現行のテレビジョン放送の標準方式で
あるNTSC方式を最大限に利用して高品質の再生画像を得
るようにしたテレビジョン受信機が注目されている。こ
の受信機では、複合映像信号をくし形フィルタを用いて
輝度信号と色信号とに分離して信号処理を行なう、従っ
て、このくし形フィルタの輝度・色信号分離性能が高画
質化を達成する上での重要なポイントとなってくる。
あるNTSC方式を最大限に利用して高品質の再生画像を得
るようにしたテレビジョン受信機が注目されている。こ
の受信機では、複合映像信号をくし形フィルタを用いて
輝度信号と色信号とに分離して信号処理を行なう、従っ
て、このくし形フィルタの輝度・色信号分離性能が高画
質化を達成する上での重要なポイントとなってくる。
従来、この輝度・色信号分離回路としては、例えば特
開昭59−110296号公報に示されているように、テレビジ
ョン信号の1フレーム分の情報を保持できるフレームメ
モリを利用したフレームくし形フィルタ回路が知られて
いる。
開昭59−110296号公報に示されているように、テレビジ
ョン信号の1フレーム分の情報を保持できるフレームメ
モリを利用したフレームくし形フィルタ回路が知られて
いる。
第8図は上記従来のフレームくし形フィルタ回路の構
成図であって、100は複合映像信号入力端子、201は1フ
レーム分の画像データを記憶できるフレームメモリ、20
2は加算器、203は減算器、105は輝度信号出力端子、106
は色信号出力端子である。
成図であって、100は複合映像信号入力端子、201は1フ
レーム分の画像データを記憶できるフレームメモリ、20
2は加算器、203は減算器、105は輝度信号出力端子、106
は色信号出力端子である。
また、第9図は、色副搬送波がフレーム間で位相反転
しているNTSC方式の信号を説明する波形図である。
しているNTSC方式の信号を説明する波形図である。
以下、第9図の波形図を参照して第8図の動作を説明
する。
する。
第8図の複合映像信号入力端子100には第9図の
(A)に示す(n−1)フレーム及びnフレームの映像
信号が続いて入力する。フレームメモリ201は1フレー
ム分の遅延を与えるので、その出力には(n−1)フレ
ームの映像信号が現われる。したがって、加算器202で
(n−1)フレームの映像信号とnフレームの映像信号
とを加算することによって第9図(C)に示す輝度信号
が、また減算器203(n−1)フレームの映像信号とn
フレームの映像信号とを減算することによって第9図
(B)に示す色信号が、それぞれの出力端子105,106か
ら得ることができる。
(A)に示す(n−1)フレーム及びnフレームの映像
信号が続いて入力する。フレームメモリ201は1フレー
ム分の遅延を与えるので、その出力には(n−1)フレ
ームの映像信号が現われる。したがって、加算器202で
(n−1)フレームの映像信号とnフレームの映像信号
とを加算することによって第9図(C)に示す輝度信号
が、また減算器203(n−1)フレームの映像信号とn
フレームの映像信号とを減算することによって第9図
(B)に示す色信号が、それぞれの出力端子105,106か
ら得ることができる。
以上がフレームくし形フィルタの動作であるが、上記
の通り、フレーム間で映像信号に相関のあるとき、換言
すれば静止画像であるときには、完全な輝度・色信号分
離を行なうことができるが、逆に、フレーム間で映像信
号に相関のない動画像の場合には、輝度・色信号分離が
正しく行えないために画質劣化を生じる。
の通り、フレーム間で映像信号に相関のあるとき、換言
すれば静止画像であるときには、完全な輝度・色信号分
離を行なうことができるが、逆に、フレーム間で映像信
号に相関のない動画像の場合には、輝度・色信号分離が
正しく行えないために画質劣化を生じる。
一方、上記したフレームくし形フィルタとライン間演
算により、輝度・色信号分離を行うラインくし形フィル
タとを用いて、動画像にも対応する動き適応型くし形フ
ィルタがある。この従来例としては特開昭55−123280号
公報に記載されたものなどが揚げられる。
算により、輝度・色信号分離を行うラインくし形フィル
タとを用いて、動画像にも対応する動き適応型くし形フ
ィルタがある。この従来例としては特開昭55−123280号
公報に記載されたものなどが揚げられる。
第10図は上記動き適応形くし形フィルタ回路の構成図
であって、101は前記第8図に示したものと同様のフレ
ームくし形フィルタ回路、102はラインくし形フィルタ
回路、403は動き検出回路、404はフレームくし形フィル
タ回路101の出力とラインくし形フィルタ回路102の出力
を選択的に切り換えるセレクタであり、その他第8図と
同一符号は同一部分を示す。
であって、101は前記第8図に示したものと同様のフレ
ームくし形フィルタ回路、102はラインくし形フィルタ
回路、403は動き検出回路、404はフレームくし形フィル
タ回路101の出力とラインくし形フィルタ回路102の出力
を選択的に切り換えるセレクタであり、その他第8図と
同一符号は同一部分を示す。
第10図において、複合映像信号入力端子100から入力
された映像信号は、フレームくし形フィルタ101内でフ
レーム間演算され、第8図に示した減算器203からフレ
ーム間差信号を得る。
された映像信号は、フレームくし形フィルタ101内でフ
レーム間演算され、第8図に示した減算器203からフレ
ーム間差信号を得る。
動き検出回路403はこの差信号を画像の動き検出情報
として処理し、動きを検出する。そして、動画と判断さ
れた場合、映像信号はフレーム間での相関がなくなるた
め、フレーム相関を利用するフレームくし形フィルタ処
理からライン相関を利用するラインくし形フィルタ処理
に切り換えられる。これは、動き検出回路403の出力制
御信号により、セレクタ404がラインくし形フィルタ回
路102の出力を選択することで行われる。また、動きが
検出されない静止画像と判断された場合には、フレーム
くし形フィルタ回路402の出力が選択される。
として処理し、動きを検出する。そして、動画と判断さ
れた場合、映像信号はフレーム間での相関がなくなるた
め、フレーム相関を利用するフレームくし形フィルタ処
理からライン相関を利用するラインくし形フィルタ処理
に切り換えられる。これは、動き検出回路403の出力制
御信号により、セレクタ404がラインくし形フィルタ回
路102の出力を選択することで行われる。また、動きが
検出されない静止画像と判断された場合には、フレーム
くし形フィルタ回路402の出力が選択される。
第11図は上記第10図に用いられるラインくし形フィル
タ回路102の従来例を示す構成図であって、501と502は
それぞれ1H遅延線、503〜505はそれぞれ乗算器、506は
加算器、507は帯域通過フィルタ(BPF)、508は減算器
であり、その他第10図と同一符号は同一部分を示す。
タ回路102の従来例を示す構成図であって、501と502は
それぞれ1H遅延線、503〜505はそれぞれ乗算器、506は
加算器、507は帯域通過フィルタ(BPF)、508は減算器
であり、その他第10図と同一符号は同一部分を示す。
第11図のラインくし形フィルタ回路は、NTSC方式の色
副搬送波位相がライン間で反転していることを用いてい
る。つまり、画像の垂直方向に映像信号が相関をもつ場
合に、正しく輝度・色信号分離が行われる。従って、動
画像のような、フレーム間で相関を持たない信号くし形
フィルタ処理に用いられる。
副搬送波位相がライン間で反転していることを用いてい
る。つまり、画像の垂直方向に映像信号が相関をもつ場
合に、正しく輝度・色信号分離が行われる。従って、動
画像のような、フレーム間で相関を持たない信号くし形
フィルタ処理に用いられる。
以上が従来示されているくし形フィルタ回路の例であ
る。
る。
上記従来技術は、標準方式の信号(標準信号)につい
ては良好に動作するが、VTR再生信号に代表される非標
準方式の信号(非標準信号)については良好な動作が期
待できない。したがって、標準方式と非標準方式のどち
らの場合にも対応できるような適切な輝度・色信号分離
処理のための対策が行なわれていないため、高画質化が
達成できないという問題があった。
ては良好に動作するが、VTR再生信号に代表される非標
準方式の信号(非標準信号)については良好な動作が期
待できない。したがって、標準方式と非標準方式のどち
らの場合にも対応できるような適切な輝度・色信号分離
処理のための対策が行なわれていないため、高画質化が
達成できないという問題があった。
以下に上記理由について説明する。
前述の従来例、第8図および第10図における複合映像
信号入力端子100に入力される映像信号が標準信号であ
れば、次式(1)の関係が成り立つことは一般に知られ
ている。
信号入力端子100に入力される映像信号が標準信号であ
れば、次式(1)の関係が成り立つことは一般に知られ
ている。
fSC=455/2・fH=455/2・525・fF ……(1) ここで、fSCは色副搬送波周波数、fHは水平走査周波
数、fFはフレーム周波数である。同式で、色副搬送波周
波数fSCが水平走査周波数fHおよびフレーム周波数fFの1
/2の整数倍の関係であるため、色副搬送波位相が各ライ
ン間およびフレーム間で反転する。
数、fFはフレーム周波数である。同式で、色副搬送波周
波数fSCが水平走査周波数fHおよびフレーム周波数fFの1
/2の整数倍の関係であるため、色副搬送波位相が各ライ
ン間およびフレーム間で反転する。
ところで、非標準信号では上記(1)式の関係が存在
しない。つまり、輝度信号と色信号間のいわゆる周波数
インターリーブ関係がない。
しない。つまり、輝度信号と色信号間のいわゆる周波数
インターリーブ関係がない。
第12図は上記した非標準信号の静止画信号波形図であ
って、同図では、同期信号を基準にして映像信号を示し
ており、(A)は(n−1)フレームとnフレームでの
映像信号を示している。ところが、映像信号が(1)式
の関係を満たしていないため、1フレーム間で輝度信号
と色信号間に位相ずれを生じている。このような信号
を、前記第8図に示すフレームくし形フィルタ回路で処
理した場合、輝度信号出力端子105からは色信号成分の
残った信号(B)が、また、色信号出力端子106からは
輝度信号成分の残った信号(C)が抽出され、それぞれ
の残留成分が画質妨害となり画像を劣化させる。
って、同図では、同期信号を基準にして映像信号を示し
ており、(A)は(n−1)フレームとnフレームでの
映像信号を示している。ところが、映像信号が(1)式
の関係を満たしていないため、1フレーム間で輝度信号
と色信号間に位相ずれを生じている。このような信号
を、前記第8図に示すフレームくし形フィルタ回路で処
理した場合、輝度信号出力端子105からは色信号成分の
残った信号(B)が、また、色信号出力端子106からは
輝度信号成分の残った信号(C)が抽出され、それぞれ
の残留成分が画質妨害となり画像を劣化させる。
また、第10図に示した動き適応型くし形フィルタで、
第12図に示される非標準信号を処理した場合、フレーム
間での輝度・色信号の位相ずれの状態によっては、静止
画であってもフレーム間差が大となり、動画と判断され
てラインくし形フィルタ処理されたり、または逆に、静
止画と判断されてフレームくし形フィルタ処理に切り換
わったりして、同一画面内においてもくし形フィルタ処
理精度が異なるため画面にむらが生じ画質劣化をきたす
ことがある。
第12図に示される非標準信号を処理した場合、フレーム
間での輝度・色信号の位相ずれの状態によっては、静止
画であってもフレーム間差が大となり、動画と判断され
てラインくし形フィルタ処理されたり、または逆に、静
止画と判断されてフレームくし形フィルタ処理に切り換
わったりして、同一画面内においてもくし形フィルタ処
理精度が異なるため画面にむらが生じ画質劣化をきたす
ことがある。
以上のように従来のくし形フィルタではVTR再生信号
のような非標準信号に対応できないため、ドット妨害や
クロスカラーなどの画質劣化が生じていた。
のような非標準信号に対応できないため、ドット妨害や
クロスカラーなどの画質劣化が生じていた。
また、上記従来例はくし形フィルタ回路についてであ
るが、映像信号の走査線を補間する補間フィルタも同様
にフィールド補間フィルタとライン補間フィルタとが存
在し、動画対応型の補間フィルタがある。これは動き検
出情報により、フィールド補間フィルタとライン補間フ
ィルタを切り換えるものであって、やはり、非標準信号
入力時は第10図に示す動き検出回路の誤動作により、同
一画面上にもフィールド/ライン補間フィルタ処理が不
適確に切り換わり画面むらによる画質劣化を生じる。
るが、映像信号の走査線を補間する補間フィルタも同様
にフィールド補間フィルタとライン補間フィルタとが存
在し、動画対応型の補間フィルタがある。これは動き検
出情報により、フィールド補間フィルタとライン補間フ
ィルタを切り換えるものであって、やはり、非標準信号
入力時は第10図に示す動き検出回路の誤動作により、同
一画面上にもフィールド/ライン補間フィルタ処理が不
適確に切り換わり画面むらによる画質劣化を生じる。
以上のように従来技術は非標準信号に対する処理方式
が考慮されておらず、従ってそのままの回路では画質劣
化により高画質化が果せないという問題点があった。
が考慮されておらず、従ってそのままの回路では画質劣
化により高画質化が果せないという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、非標準信
号にも対応可能な信号処理回路を備えたテレビジョン信
号処理装置を提供することを目的とする。
号にも対応可能な信号処理回路を備えたテレビジョン信
号処理装置を提供することを目的とする。
上記目的は、入力テレビジョン信号が標準信号である
か非標準信号であるかを検出するために、前記(1)式
に示されるように色副搬送波周波数とフレーム周波数が
所定の関係にあるかどうかを判別する手段を用いて、こ
の手段の判別結果に基づき、非標準信号入力と判断され
たならば強制的にライン方式のフィルタ回路を選択する
ように構成することにより達成される。
か非標準信号であるかを検出するために、前記(1)式
に示されるように色副搬送波周波数とフレーム周波数が
所定の関係にあるかどうかを判別する手段を用いて、こ
の手段の判別結果に基づき、非標準信号入力と判断され
たならば強制的にライン方式のフィルタ回路を選択する
ように構成することにより達成される。
前記の判別手段は、複合映像信号入力から抽出された
バースト信号に位相同期したクロックを前記(1)式に
基づき所定数分周して得られるバーストロックフレーム
周期パルスと上記複合映像信号から分離して得た水平同
期信号をフレーム周期分計数して得らる水平ロックフレ
ーム周期パルスとの周期を比較する。標準信号入力時
(1)式を満足するため、比較結果は一致し、逆に非標
準信号入力時は不一致となる。この比較結果はフィルタ
の切り換え制御信号となり、不一致時にフレームまたは
フィールド方式のフィルタをライン方式のフィルタに切
り換え、非標準信号入力時の画質劣化を防ぐことが可能
となり、入力信号のいかんを問わず最良の画質が得られ
る。
バースト信号に位相同期したクロックを前記(1)式に
基づき所定数分周して得られるバーストロックフレーム
周期パルスと上記複合映像信号から分離して得た水平同
期信号をフレーム周期分計数して得らる水平ロックフレ
ーム周期パルスとの周期を比較する。標準信号入力時
(1)式を満足するため、比較結果は一致し、逆に非標
準信号入力時は不一致となる。この比較結果はフィルタ
の切り換え制御信号となり、不一致時にフレームまたは
フィールド方式のフィルタをライン方式のフィルタに切
り換え、非標準信号入力時の画質劣化を防ぐことが可能
となり、入力信号のいかんを問わず最良の画質が得られ
る。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明によるテレビジョン信号処理装置の信
号処理回路の一実施例を示すブロック図であって、100
は複合映像信号の入力端子、101はフレームくし形フィ
ルタ回路、102はラインくし形フィルタ回路、103および
104は信号切り換えスイッチ、105は輝度信号出力端子、
106は色信号出力端子、107は複合映像信号からバースト
信号を抽出するバースト抽出回路、108は抽出バースト
に位相同期したクロックパルスを発生させるAPC回路、1
09はAPC回路108で発生したクロックパルスをn分周する
分周回路、110は複合映像信号から同期信号を得る同期
分離回路、111は同期分離回路110で得られた水平同期信
号に周波数同期した水平パルスを発生させるAFC回路、1
12はAFC回路111で得られるパルスをm分周する分周回
路、113は分周回路109および分周回路112から出力され
るパルス周期を比較する比較回路、114は比較回路113の
出力を積分し、比較出力が安定なものとなるようにする
積分回路、115は動き検出回路、116はAND回路、117は強
制的にくし形フィルタを選択する外部制御信号入力端子
である。
号処理回路の一実施例を示すブロック図であって、100
は複合映像信号の入力端子、101はフレームくし形フィ
ルタ回路、102はラインくし形フィルタ回路、103および
104は信号切り換えスイッチ、105は輝度信号出力端子、
106は色信号出力端子、107は複合映像信号からバースト
信号を抽出するバースト抽出回路、108は抽出バースト
に位相同期したクロックパルスを発生させるAPC回路、1
09はAPC回路108で発生したクロックパルスをn分周する
分周回路、110は複合映像信号から同期信号を得る同期
分離回路、111は同期分離回路110で得られた水平同期信
号に周波数同期した水平パルスを発生させるAFC回路、1
12はAFC回路111で得られるパルスをm分周する分周回
路、113は分周回路109および分周回路112から出力され
るパルス周期を比較する比較回路、114は比較回路113の
出力を積分し、比較出力が安定なものとなるようにする
積分回路、115は動き検出回路、116はAND回路、117は強
制的にくし形フィルタを選択する外部制御信号入力端子
である。
同図において、入力端子100から入力された複合映像
信号は回路番号107〜114までの回路で構成される標準信
号と非標準信号を検出する部分で発生される検出信号
と、従来の画像の動きを検出する動き検出回路115で検
出される動き検出信号、さらに外部制御信号入力端子11
7から入力される外部制御信号との3つの制御信号のう
ち1つを選択するAND回路116の出力により信号切り換え
スイッチ103および104を動作させて、フレームくし形フ
ィルタ回路101およびラインくし形フィルタ回路102の出
力を選択する。上記3制御信号のうち、いずれかが低レ
ベルとなった場合、切り換えスイッチ103および104はラ
インくし形、フィルタ回路102の出力が選ばれる。つま
り、非標準信号検出時と画像の動き検出時、そして外部
から制御できる外部制御信号入力時において、ラインく
し形フィルタ回路102の出力が輝度信号出力端子105、色
信号出力端子106に得られる。
信号は回路番号107〜114までの回路で構成される標準信
号と非標準信号を検出する部分で発生される検出信号
と、従来の画像の動きを検出する動き検出回路115で検
出される動き検出信号、さらに外部制御信号入力端子11
7から入力される外部制御信号との3つの制御信号のう
ち1つを選択するAND回路116の出力により信号切り換え
スイッチ103および104を動作させて、フレームくし形フ
ィルタ回路101およびラインくし形フィルタ回路102の出
力を選択する。上記3制御信号のうち、いずれかが低レ
ベルとなった場合、切り換えスイッチ103および104はラ
インくし形、フィルタ回路102の出力が選ばれる。つま
り、非標準信号検出時と画像の動き検出時、そして外部
から制御できる外部制御信号入力時において、ラインく
し形フィルタ回路102の出力が輝度信号出力端子105、色
信号出力端子106に得られる。
次に、上記回路番号107から114で構成される非標準信
号検出部の動作について説明する。
号検出部の動作について説明する。
複合映像信号入力端子100からの信号はバースト抽出
回路107でバースト信号だけ抜き取られAPC回路108に与
えられる。通常、APC回路108は色復調を行うために必要
な色副搬送波を発生させる回路で、バースト信号を利用
し、位相を制御するループ回路を構成し、一定の位相関
係にした副搬送波または、副搬送波の整数倍クロックを
発生する。
回路107でバースト信号だけ抜き取られAPC回路108に与
えられる。通常、APC回路108は色復調を行うために必要
な色副搬送波を発生させる回路で、バースト信号を利用
し、位相を制御するループ回路を構成し、一定の位相関
係にした副搬送波または、副搬送波の整数倍クロックを
発生する。
第2図は上記APC回路の構成図であって、701は位相比
較器、702は位相比較器701の出力を平滑化するループフ
ィルタ、703はループフィルタ702の出力電圧に応じて発
振周波数を変える電圧制御発振器(VCO)、704はVCO703
の出力クロックを分周する分周器である。
較器、702は位相比較器701の出力を平滑化するループフ
ィルタ、703はループフィルタ702の出力電圧に応じて発
振周波数を変える電圧制御発振器(VCO)、704はVCO703
の出力クロックを分周する分周器である。
今、仮にVCO703の発振周波数を色副搬送波周波数fSC
の4倍とすると分周器704は4分周器となり、その出力
はfSCと同周波数になる。分周器704の出力は、位相比較
器701でバースト信号と比較され、誤差電圧を得る。こ
の誤差電圧は、VCO703にフィールドバックされ、VCO703
からはバースト信号に位相同期した安定なクロックが得
られる。
の4倍とすると分周器704は4分周器となり、その出力
はfSCと同周波数になる。分周器704の出力は、位相比較
器701でバースト信号と比較され、誤差電圧を得る。こ
の誤差電圧は、VCO703にフィールドバックされ、VCO703
からはバースト信号に位相同期した安定なクロックが得
られる。
一方、AFC回路111は、同期信号中の雑音によって、同
期乱れが生じないように同期信号を平均化し、雑音を取
り除いた安定な同期信号を発生させる回路で、その詳細
を第3図に示す。
期乱れが生じないように同期信号を平均化し、雑音を取
り除いた安定な同期信号を発生させる回路で、その詳細
を第3図に示す。
第3図はAFC回路の構成図であって、801は位相比較
器、802はループフィルタ、803はVCO、804は分周器であ
る。
器、802はループフィルタ、803はVCO、804は分周器であ
る。
同図において、AFC回路111もフィールドバックループ
を構成しており、各部の動作はAPC回路108の各部の動作
と同様であるが、位相比較器801の外部入力信号は同期
分離回路110で分離抽出された水平同期信号が入力さ
れ、位相比較器801から出力される誤差電圧はループフ
ィルタ802でVCO803の制御電圧に変換される。また、VCO
803の発振周波数は色副搬送波周波数の整数倍に等し
く、VCO803の出力クロックは分周器804で分周され水平
走査周波数fHの水平パルスが得られる。
を構成しており、各部の動作はAPC回路108の各部の動作
と同様であるが、位相比較器801の外部入力信号は同期
分離回路110で分離抽出された水平同期信号が入力さ
れ、位相比較器801から出力される誤差電圧はループフ
ィルタ802でVCO803の制御電圧に変換される。また、VCO
803の発振周波数は色副搬送波周波数の整数倍に等し
く、VCO803の出力クロックは分周器804で分周され水平
走査周波数fHの水平パルスが得られる。
さて、上記APC回路108の出力クロックfSは色副搬送波
fSCに位相同期しているので、前記(1)式を変形し
て、 となるように出力クロックfSを所定量分周すれば標準信
号の場合のフレーム周期パルスが得られる。つまり、上
記出力クロックfS=kfSCの関係ならば、(k×525×45
5/2)分周すれば標準信号フレーム周期パルスが得られ
る。この分周を行う回路が分周回路109である。
fSCに位相同期しているので、前記(1)式を変形し
て、 となるように出力クロックfSを所定量分周すれば標準信
号の場合のフレーム周期パルスが得られる。つまり、上
記出力クロックfS=kfSCの関係ならば、(k×525×45
5/2)分周すれば標準信号フレーム周期パルスが得られ
る。この分周を行う回路が分周回路109である。
また、AFC回路111で再生された水平走査周期パルスfH
を525分周する分周回路112からは入力端子100から入力
された複合映像信号に同期したフレーム周期パルスが得
られる。
を525分周する分周回路112からは入力端子100から入力
された複合映像信号に同期したフレーム周期パルスが得
られる。
ここで、非標準信号では前記(1)′式の関係が成立
しないのであるから、上記分周回路109の出力である標
準信号フレーム周期パルスと分周回路112のフレーム周
期パルスの周期を比較回路113で比較すれば、標準信号
とノンスタンダード信号の検出ができる。比較結果が一
致すれば入力信号である複合映像信号は標準信号であ
り、一致しなければ非標準信号として検出される。この
比較信号は、入力映像信号が標準信号と非標準信号の境
界付近に存在する場合、または外乱により同期がはずれ
た場合などに検出動作が不安定となるため、積分回路11
4で上記比較信号をある期間積分して安定な検出信号を
得られるようにする。
しないのであるから、上記分周回路109の出力である標
準信号フレーム周期パルスと分周回路112のフレーム周
期パルスの周期を比較回路113で比較すれば、標準信号
とノンスタンダード信号の検出ができる。比較結果が一
致すれば入力信号である複合映像信号は標準信号であ
り、一致しなければ非標準信号として検出される。この
比較信号は、入力映像信号が標準信号と非標準信号の境
界付近に存在する場合、または外乱により同期がはずれ
た場合などに検出動作が不安定となるため、積分回路11
4で上記比較信号をある期間積分して安定な検出信号を
得られるようにする。
この検出信号は、くし形フィルタの切り換え制御信号
として信号切り換えスイッチ103および104に印加され
る。非標準信号入力時には、この切り換え制御信号によ
り信号切り換えスイッチ103および104はラインくし形フ
ィルタ回路102の出力を選択する。
として信号切り換えスイッチ103および104に印加され
る。非標準信号入力時には、この切り換え制御信号によ
り信号切り換えスイッチ103および104はラインくし形フ
ィルタ回路102の出力を選択する。
以上がノンスタンダート信号検出部の動作概略であ
る。次に、この検出部の詳細について説明する。
る。次に、この検出部の詳細について説明する。
第4図は上記比較回路113および分周回路109と112の
詳細を示すブロック図であって、901および902はラッチ
回路、903はNOR回路、904はイネーブル、ロード付きの
カウンタ、905はシフトレジスタ、906はR−Sフリップ
フロップ、907はAND回路、908はラッチ回路、909はイン
バータであり、回路901〜904で分周回路112を、また、
回路905〜909が比較回路113を構成している。
詳細を示すブロック図であって、901および902はラッチ
回路、903はNOR回路、904はイネーブル、ロード付きの
カウンタ、905はシフトレジスタ、906はR−Sフリップ
フロップ、907はAND回路、908はラッチ回路、909はイン
バータであり、回路901〜904で分周回路112を、また、
回路905〜909が比較回路113を構成している。
第5図は、第4図に示した回路の各部の動作波形図で
あって、同図(A)〜(K)は第4図に示した(A)〜
(K)に対応する。
あって、同図(A)〜(K)は第4図に示した(A)〜
(K)に対応する。
次に、第4図に示した回路の動作を第5図の波形図を
参照して説明する。
参照して説明する。
AFCは回路111より到来する水平走査周期パルス(B)
は負極性の信号で第5図ではそのパルス部分が拡大され
て示されている。水平走査周期パルス(B)は波形整形
するためラッチ回路901および902を通し波形(C)およ
び(D)をそれぞれ得る。ラッチ回路901および902のラ
ッチロックはAFC回路111から与えられるもので、本実施
例ではこのクロックを色副搬送周波数fSCの4倍の周波
数4fSCに設定している。
は負極性の信号で第5図ではそのパルス部分が拡大され
て示されている。水平走査周期パルス(B)は波形整形
するためラッチ回路901および902を通し波形(C)およ
び(D)をそれぞれ得る。ラッチ回路901および902のラ
ッチロックはAFC回路111から与えられるもので、本実施
例ではこのクロックを色副搬送周波数fSCの4倍の周波
数4fSCに設定している。
上記ラッチされた水平走査パルス(C)および(D)
は、NOR回路903で処理され、1クロック幅の水平走査周
期パルス(E)を得る。カウンタ904は525分周カウンタ
でクロック(A)を525カウントしてフレーム周期パル
ス(F)を出力するが、計数が行われるのは水平走査周
期パルス(E)がカウンタ904に入力されている期間だ
けであり、525カウント後にはフレーム周期パルス
(F)により初期値Bがカウンタ904にセットされ、再
び525カウントし始めるようになっている。したがっ
て、カウンタ904は10ビット構成であり、初期値Bは2
進コードで“0111110011"となる。一方、分周回路109は
カウンタ904と同様なカウンタ回路でクロック(A)を
所定値計数し、標準信号フレーム周期パルスを発生させ
る。本実施例ではクロック(A)の発振周波数=4fSCで
あるので、計数値は カウントすればよいが、実際にはクロックのジッタ等の
影響を考慮し標準信号フレーム周期パルスにi(正の整
数)クロック分の幅をもたせて検出誤差を防ぐようにし
てある。
は、NOR回路903で処理され、1クロック幅の水平走査周
期パルス(E)を得る。カウンタ904は525分周カウンタ
でクロック(A)を525カウントしてフレーム周期パル
ス(F)を出力するが、計数が行われるのは水平走査周
期パルス(E)がカウンタ904に入力されている期間だ
けであり、525カウント後にはフレーム周期パルス
(F)により初期値Bがカウンタ904にセットされ、再
び525カウントし始めるようになっている。したがっ
て、カウンタ904は10ビット構成であり、初期値Bは2
進コードで“0111110011"となる。一方、分周回路109は
カウンタ904と同様なカウンタ回路でクロック(A)を
所定値計数し、標準信号フレーム周期パルスを発生させ
る。本実施例ではクロック(A)の発振周波数=4fSCで
あるので、計数値は カウントすればよいが、実際にはクロックのジッタ等の
影響を考慮し標準信号フレーム周期パルスにi(正の整
数)クロック分の幅をもたせて検出誤差を防ぐようにし
てある。
第5図(I)に示した信号がこれにあたり、同図では
i=3として、標準値477,750±3クロックの幅をもっ
ている。尚、本実施例ではi=3としているが、iの値
は適宜選択される。
i=3として、標準値477,750±3クロックの幅をもっ
ている。尚、本実施例ではi=3としているが、iの値
は適宜選択される。
このフレーム周期パルス(I)は以下のようにして作
成される。
成される。
分周回路109のカウンタは、前記カウンタ904の出力フ
レーム周期パルス(F)をセット信号として、初期値A
(2進コードで“001011010111001100")が与えられ、4
fSCクロック(A)と(477.750−4)クロック計数し
て、フレーム周期パルスを出力する。
レーム周期パルス(F)をセット信号として、初期値A
(2進コードで“001011010111001100")が与えられ、4
fSCクロック(A)と(477.750−4)クロック計数し
て、フレーム周期パルスを出力する。
次に、シフトレジスタ905で1〜6(=2i)クロック
分シフトさせたフレーム周期パルス(G)および(H)
を得る。パルス(G)および(H)はそれぞれR−Sフ
リップフロップ906のセットパルス、リセットパルスと
して動作し、求める標準信号フレームパルス(I)が作
られる。このパルス(I)と前記入力映像信号に同期し
たフレーム周期パルス(F)との積をAND回路907で求
め、この時、入力映像信号が標準信号であれば、第5図
(J)のパルスが得られる。しかし、入力映像信号が非
標準信号のときは、フレーム周期パルスが標準信号フレ
ームプルス(F)の範囲外となるためパルス(J)は得
られない。この非標準判別パルス(J)は、ラッチ回路
908で前記水平走査周期パルス(E)をインバータ909で
反転した信号で保持することにより、非標準検出信号
(K)を得る。図示の実施例では、検出信号(K)が高
レベルのとき標準信号、低レベルのとき非標準信号と判
別される。
分シフトさせたフレーム周期パルス(G)および(H)
を得る。パルス(G)および(H)はそれぞれR−Sフ
リップフロップ906のセットパルス、リセットパルスと
して動作し、求める標準信号フレームパルス(I)が作
られる。このパルス(I)と前記入力映像信号に同期し
たフレーム周期パルス(F)との積をAND回路907で求
め、この時、入力映像信号が標準信号であれば、第5図
(J)のパルスが得られる。しかし、入力映像信号が非
標準信号のときは、フレーム周期パルスが標準信号フレ
ームプルス(F)の範囲外となるためパルス(J)は得
られない。この非標準判別パルス(J)は、ラッチ回路
908で前記水平走査周期パルス(E)をインバータ909で
反転した信号で保持することにより、非標準検出信号
(K)を得る。図示の実施例では、検出信号(K)が高
レベルのとき標準信号、低レベルのとき非標準信号と判
別される。
次に比較回路113の検出信号を安定化させる積分回路1
14を第6図のブロック図を用いて説明する。
14を第6図のブロック図を用いて説明する。
第6図は、第1図における積分回路の構成図であっ
て、1101はインバータ、1102はNAND回路、1103および11
05はOR回路、1104はアップ/ダウンカウンタ、1106はR
−Sフリップフロップである。
て、1101はインバータ、1102はNAND回路、1103および11
05はOR回路、1104はアップ/ダウンカウンタ、1106はR
−Sフリップフロップである。
同図において、NAND回路1102は第4図のラッチ回路90
8の出力とカウンタ回路904のリップルキャリー出力
(F)とのNANDをとり、比較回路113が標準信号を検出
したときに1フレーム周期に1回だけパルスが出力さ
れ、アップ/ダウンカウンタ1104をアップカウントさせ
る。同様に、OR回路1103はラッチ回路908の出力とカウ
ンタ回路904のリップルキャリー出力をインバータ1101
で反転させたものから、比較回路113がノンスタンダー
ド信号を検出した場合にアップ/ダウンカウンタ1104を
ダウンカウントさせる。
8の出力とカウンタ回路904のリップルキャリー出力
(F)とのNANDをとり、比較回路113が標準信号を検出
したときに1フレーム周期に1回だけパルスが出力さ
れ、アップ/ダウンカウンタ1104をアップカウントさせ
る。同様に、OR回路1103はラッチ回路908の出力とカウ
ンタ回路904のリップルキャリー出力をインバータ1101
で反転させたものから、比較回路113がノンスタンダー
ド信号を検出した場合にアップ/ダウンカウンタ1104を
ダウンカウントさせる。
アップ/ダウンカウンタ1104のカウント値が2Nまたは
ゼロに達したとき、カウンタ1104にOR回路1105から初期
値としてNがセットされると同時に、リップルキャリー
出力(カウント値=2N)、またはボロー出力(カウント
値=0)がRSフリップフロップ1106を動作させ、最終的
な標準信号/非標準信号の検出信号が得られる。OR回路
1105はリップルキャリー出力またはボロー出力により、
アップ/ダウンカウンタ1105に初期値Nをセットする
と、再び上記動作を繰り返す。
ゼロに達したとき、カウンタ1104にOR回路1105から初期
値としてNがセットされると同時に、リップルキャリー
出力(カウント値=2N)、またはボロー出力(カウント
値=0)がRSフリップフロップ1106を動作させ、最終的
な標準信号/非標準信号の検出信号が得られる。OR回路
1105はリップルキャリー出力またはボロー出力により、
アップ/ダウンカウンタ1105に初期値Nをセットする
と、再び上記動作を繰り返す。
このようにして、比較回路113で得られる検出信号
を、より安定な検出信号として切り換えスイッチ回路10
3,104に与え、非標準信号検出時にはくし形フィルタを
ラインくし形フィルタ回路102の出力側に接続し、ドッ
ト妨害やクロスカラー等の画質妨害を最少限にすること
が可能である。
を、より安定な検出信号として切り換えスイッチ回路10
3,104に与え、非標準信号検出時にはくし形フィルタを
ラインくし形フィルタ回路102の出力側に接続し、ドッ
ト妨害やクロスカラー等の画質妨害を最少限にすること
が可能である。
第7図は本発明による非標準信号対応型の補間フィル
タ回路の構成図であって、121は輝度・色信号分離によ
り得られた輝度信号の入力端子、122はフィールド方式
補間フィルタ回路、123はライン方式補間フィルタ回
路、124は切り換えスイッチであり、第1図と同一符号
は同一部分を示す。
タ回路の構成図であって、121は輝度・色信号分離によ
り得られた輝度信号の入力端子、122はフィールド方式
補間フィルタ回路、123はライン方式補間フィルタ回
路、124は切り換えスイッチであり、第1図と同一符号
は同一部分を示す。
同図において、切り換えスイッチ124の動作は第1図
の場合と同様であり、非標準信号入力時では非標準信号
検出信号により動き検出回路からの制御信号に関係な
く、ライン方式補間フィルタ回路123が選択される。こ
れにより、非標準信号静止画入力時に補間フィルタがフ
ィールド方式とライン方式間で切り換わることにより、
画質劣化をきたすことがなくなる。
の場合と同様であり、非標準信号入力時では非標準信号
検出信号により動き検出回路からの制御信号に関係な
く、ライン方式補間フィルタ回路123が選択される。こ
れにより、非標準信号静止画入力時に補間フィルタがフ
ィールド方式とライン方式間で切り換わることにより、
画質劣化をきたすことがなくなる。
上記実施例はNTSC信号についてであるが、色副搬送波
周波数と水平同期周波数の間に特定の周波数関係が存在
する映像信号であれば、本実施例の非標準検出回路が適
応できることはもちろんである。
周波数と水平同期周波数の間に特定の周波数関係が存在
する映像信号であれば、本実施例の非標準検出回路が適
応できることはもちろんである。
この場合、各回路の設定値を入力映像信号の周波数関
係に沿うように変更すればよい。
係に沿うように変更すればよい。
以上説明したように、本発明によれば、標準方式の信
号のみでなく、VTR再生信号に代表される非標準方式の
信号に対しても最適なフィルタ処理が行なわれるよう
に、これを検出する回路を設け、その検出情報に基づき
ライン方式のフィルタとフレーム方式又はフィールド方
式のフィルタを切り換えることで、非標準方式の信号入
力時に従来回路で発生するドット妨害やクロスカラー妨
害などの画質妨害を最少限に抑制して画質を向上するこ
とができるとともに、本発明の回路を簡単なデジタル回
路で構成することができるので、IC化が容易であり、上
記従来技術の欠点を除いて、優れた機能のテレビジョン
信号処理装置を提供できる。
号のみでなく、VTR再生信号に代表される非標準方式の
信号に対しても最適なフィルタ処理が行なわれるよう
に、これを検出する回路を設け、その検出情報に基づき
ライン方式のフィルタとフレーム方式又はフィールド方
式のフィルタを切り換えることで、非標準方式の信号入
力時に従来回路で発生するドット妨害やクロスカラー妨
害などの画質妨害を最少限に抑制して画質を向上するこ
とができるとともに、本発明の回路を簡単なデジタル回
路で構成することができるので、IC化が容易であり、上
記従来技術の欠点を除いて、優れた機能のテレビジョン
信号処理装置を提供できる。
第1図は本発明によるテレビジョン信号処理装置の信号
処理回路の一実施例を示すブロック図、第2図は第1図
におけるAPC回路の構成図、第3図は第1図におけるAFC
回路の構成図、第4図は第1図における分周回路の構成
図、第5図は第4図に示した回路の動作波形図、第6図
は第1図における積分回路の構成図、第7図は非標準信
号対応型の補間フィルタ回路の構成図、第8図は従来技
術によるフレームくし形フィルタ回路の構成図、第9図
はNTSC方式の信号を説明する波形図、第10図は動き適応
形くし形フィルタ回路の従来例の構成図、第11図はライ
ン形フィルタ回路の従来例の構成図、第12図は非標準信
号の静止画信号波形図である。 101……フレームくし形フィルタ回路、102……ラインく
し形フィルタ回路、103および104……切り換えスイッ
チ、107……バースト抽出回路、108……APC回路、110…
…同期分離回路、111……AFC回路、113……比較回路、1
14……積分回路。
処理回路の一実施例を示すブロック図、第2図は第1図
におけるAPC回路の構成図、第3図は第1図におけるAFC
回路の構成図、第4図は第1図における分周回路の構成
図、第5図は第4図に示した回路の動作波形図、第6図
は第1図における積分回路の構成図、第7図は非標準信
号対応型の補間フィルタ回路の構成図、第8図は従来技
術によるフレームくし形フィルタ回路の構成図、第9図
はNTSC方式の信号を説明する波形図、第10図は動き適応
形くし形フィルタ回路の従来例の構成図、第11図はライ
ン形フィルタ回路の従来例の構成図、第12図は非標準信
号の静止画信号波形図である。 101……フレームくし形フィルタ回路、102……ラインく
し形フィルタ回路、103および104……切り換えスイッ
チ、107……バースト抽出回路、108……APC回路、110…
…同期分離回路、111……AFC回路、113……比較回路、1
14……積分回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 敏幸 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−184082(JP,A) 特開 昭50−49935(JP,A) 特開 昭59−110296(JP,A) 特開 昭55−123280(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】テレビジョン複合映像信号に対し,ライン
間,および,フレーム間の処理により輝度信号と色信号
を分離する処理を行うテレビジョン信号処理装置におい
て,映像信号の動きを検出する動き検出回路と,前記複
合映像信号から同期信号を分離する同期分離回路と,該
同期分離回路の出力に基づいて同期信号を再生するAFC
回路と,該AFC回路の出力を分周する第1の分周回路
と,前記テレビジョン複合映像信号からカラーバースト
信号を抽出するカラーバースト信号抽出回路と,該抽出
回路で得られるカラーバースト信号により位相制御され
たクロック信号を発生するAPC回路と,該APC回路の出力
であるクロック信号を分周する第2の分周回路と,該第
2の分周回路の出力信号と前記第1の分周回路の出力信
号を比較する比較回路とを具備し,該比較回路が一致を
出力するとともに前記動き検出回路が動きを検出しない
ときには,前記フレーム間による輝度信号色信号分離処
理を選択し,前記比較回路が不一致を出力するか,また
は,前記動き検出回路が動きを検出した場合には,前記
ライン間による輝度信号色信号分離処理を選択すること
を特徴とするテレビジョン信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61133619A JP2507325B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | テレビジョン信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61133619A JP2507325B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | テレビジョン信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62291282A JPS62291282A (ja) | 1987-12-18 |
JP2507325B2 true JP2507325B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=15109052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61133619A Expired - Lifetime JP2507325B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | テレビジョン信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507325B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02108390A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-20 | Hitachi Ltd | Palカラーテレビ信号の輝度信号・色信号分離回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5441171B2 (ja) * | 1973-09-03 | 1979-12-07 |
-
1986
- 1986-06-11 JP JP61133619A patent/JP2507325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62291282A (ja) | 1987-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4860090A (en) | Digital signal processing circuit driven by a switched clock and used in television receiver for processing standard and nonstandard television signals | |
EP0190911B1 (en) | Adaptive field or frame store processor | |
US5532749A (en) | Sample rate conversion device for processing non-standard television signal | |
US4821112A (en) | Detection circuit for detecting standard television signals and nonstandard television signals | |
JPH0366285A (ja) | ドット妨害除去装置及び色副搬送波垂直相関検出装置 | |
US4635099A (en) | Apparatus for detecting nonstandard video signals | |
CN1091232A (zh) | 防止视频处理器图象劣化的方法及其电路 | |
JP2507325B2 (ja) | テレビジョン信号処理装置 | |
KR100642083B1 (ko) | 표준ㆍ비표준신호 판정회로 | |
US5140410A (en) | Chrominance signal mixing circuit in a motion adaptive type signal separator | |
JP4461521B2 (ja) | サンプリングクロック生成回路 | |
JP2865665B2 (ja) | テレビジョン受像機 | |
JP2691012B2 (ja) | テレビジョン受信機の信号処理回路 | |
EP1209924A1 (en) | VTR signal processing circuit | |
JPH0632451B2 (ja) | テレビジョン受信機の信号処理回路 | |
JPH011389A (ja) | テレビジョン受信機の信号処理回路 | |
JP2571038B2 (ja) | ディジタルテレビジョン信号処理装置 | |
JP2623842B2 (ja) | 非標準信号検出回路 | |
JP2763340B2 (ja) | 非標準信号検出回路 | |
JPH07288847A (ja) | 映像信号位相補正装置 | |
JP3523147B2 (ja) | 標準・非標準信号判定回路 | |
JPH06105976B2 (ja) | 信号検出装置 | |
JPH08340550A (ja) | ディジタルテレビジョン信号処理装置 | |
JPH0370293A (ja) | 輝度信号・色信号分離方法及び回路 | |
JPH09168164A (ja) | ディジタルテレビジョン受信機 |