JP2504863Y2 - 蝶 番 - Google Patents
蝶 番Info
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- JP2504863Y2 JP2504863Y2 JP1990053621U JP5362190U JP2504863Y2 JP 2504863 Y2 JP2504863 Y2 JP 2504863Y2 JP 1990053621 U JP1990053621 U JP 1990053621U JP 5362190 U JP5362190 U JP 5362190U JP 2504863 Y2 JP2504863 Y2 JP 2504863Y2
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- Hinges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えばドアの左右および上下調整を容易に行
なえるようにした蝶番に関する。
なえるようにした蝶番に関する。
(従来の技術) 従来、例えばドア用蝶番として利用可能なものの内
に、例えば実開昭62−16671号および同62−16672号公報
のように、左右一対の羽根板の軸受部内に軸ピンを挿入
するとともに、その上下端部にカラー部材を固定し、該
部材の内部に軸ピンの端部と係合可能な調整ネジをねじ
込み、該ネジの螺合量によって、一方の羽根板の上下位
置を調整するようにしたものがある。
に、例えば実開昭62−16671号および同62−16672号公報
のように、左右一対の羽根板の軸受部内に軸ピンを挿入
するとともに、その上下端部にカラー部材を固定し、該
部材の内部に軸ピンの端部と係合可能な調整ネジをねじ
込み、該ネジの螺合量によって、一方の羽根板の上下位
置を調整するようにしたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来のものではドアの上下位置は調整し
得ても、ドアの左右調整は行なえないため、実用性に乏
しかった。
得ても、ドアの左右調整は行なえないため、実用性に乏
しかった。
ところで、従来においてもドアの左右位置を調整でき
るようにした蝶番が知られている。
るようにした蝶番が知られている。
この蝶番は、ドアフレームにヒンジブレード部材と舌
状部を取付け、またドアパネルにポケットを備えたヒン
ジブレード部材を舌状部を取付け、該舌状部にポケット
に差し込んで、ドアパネルをドアフレームに取付けるよ
うにしている。
状部を取付け、またドアパネルにポケットを備えたヒン
ジブレード部材を舌状部を取付け、該舌状部にポケット
に差し込んで、ドアパネルをドアフレームに取付けるよ
うにしている。
しかし、上記蝶番は舌状部が大形で、内部にポケット
を形成しているため製作が難しく、しかもポケットの隙
間が目立って体裁が悪い等の問題があった。
を形成しているため製作が難しく、しかもポケットの隙
間が目立って体裁が悪い等の問題があった。
本考案はこのような問題を解決し、調整ブロックの小
型化とその製作の容易化を図るとともに、調整ブロック
内への異物の侵入防止とその確実な除去を促し、しかも
体裁の向上を図れるようにした蝶番を提供することを目
的とする。
型化とその製作の容易化を図るとともに、調整ブロック
内への異物の侵入防止とその確実な除去を促し、しかも
体裁の向上を図れるようにした蝶番を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) このため、本考案の蝶番は、取付枠またはドアに取付
け可能な羽根板と、ドアまたは取付枠に取付け可能な調
整ブロックとを有し、前記羽根板に連結片を回動可能に
枢着し、該連結片を調整ブロックに固定可能にするとと
もに、調整ブロックの内部に開口窓を介して連結片を抜
き差し可能な凹孔を設け、該凹孔内に連結片をその板厚
方向へ揺動可能に収容するとともに、凹孔内に連結片に
係合可能な調整ネジを出没可能に設け、該ネジの移動量
を介してドアと取付枠とを近接離反動可能にした蝶番に
おいて、調整ブロックを連結片と略同幅の箱形に形成
し、前記凹孔を連結片の差し込み方向に沿って深底に形
成し、該凹孔にカバープレートを着脱可能に装着し、調
整ブロックの小型化とその製作の容易化を図るととも
に、調整ブロック内への異物の侵入防止とその確実な除
去を促し、しかも体裁の向上を図れるようにしたことを
特徴にしている。
け可能な羽根板と、ドアまたは取付枠に取付け可能な調
整ブロックとを有し、前記羽根板に連結片を回動可能に
枢着し、該連結片を調整ブロックに固定可能にするとと
もに、調整ブロックの内部に開口窓を介して連結片を抜
き差し可能な凹孔を設け、該凹孔内に連結片をその板厚
方向へ揺動可能に収容するとともに、凹孔内に連結片に
係合可能な調整ネジを出没可能に設け、該ネジの移動量
を介してドアと取付枠とを近接離反動可能にした蝶番に
おいて、調整ブロックを連結片と略同幅の箱形に形成
し、前記凹孔を連結片の差し込み方向に沿って深底に形
成し、該凹孔にカバープレートを着脱可能に装着し、調
整ブロックの小型化とその製作の容易化を図るととも
に、調整ブロック内への異物の侵入防止とその確実な除
去を促し、しかも体裁の向上を図れるようにしたことを
特徴にしている。
(実施例) 以下、本考案を片開式のドア用蝶番に適用した図示実
施例について説明すると、第1図乃至第10図において1
は取付枠である框枠で、該枠1に蝶番2を介してドア3
が回動可能に取り付られている。
施例について説明すると、第1図乃至第10図において1
は取付枠である框枠で、該枠1に蝶番2を介してドア3
が回動可能に取り付られている。
上記蝶番2は、框枠1に固定される羽根板4と、ドア
3の吊元側の端部に固定されるカバープレート5を有
し、このうち羽根板4は縦長の短形で板で構成され、そ
の板面に複数のビス孔6を形成しており、該孔6にビス
7を挿入可能にしている。
3の吊元側の端部に固定されるカバープレート5を有
し、このうち羽根板4は縦長の短形で板で構成され、そ
の板面に複数のビス孔6を形成しており、該孔6にビス
7を挿入可能にしている。
上記羽根板4の側端部の上下位置には、例えば板体の
延設部をカーリング加工して形成した円筒状の軸受部8,
8が設けられ、これらの上下端部内面にはネジ部9,9が形
成されていて、これらにキャップ10,10がねじ込まれて
いる。
延設部をカーリング加工して形成した円筒状の軸受部8,
8が設けられ、これらの上下端部内面にはネジ部9,9が形
成されていて、これらにキャップ10,10がねじ込まれて
いる。
上記キャップ10の外端面には、六角レンチ(図示略)
を差し込み可能な六角形状の角孔11が形成され、かつ該
孔11の底部にはネジ孔12が形成されていて、該孔12に調
整ネジ13がねじ込まれている。
を差し込み可能な六角形状の角孔11が形成され、かつ該
孔11の底部にはネジ孔12が形成されていて、該孔12に調
整ネジ13がねじ込まれている。
上記下側軸受部8の内部には、軸14が前記キャップ10
と当接可能に収容され、該軸14は長尺な小径部14aを有
していて、これが軸受部8,8間から上側軸受部8内に亙
って配置され、その上端部が合成樹脂製のスリーブ15の
内部に移動可能に収容されている。
と当接可能に収容され、該軸14は長尺な小径部14aを有
していて、これが軸受部8,8間から上側軸受部8内に亙
って配置され、その上端部が合成樹脂製のスリーブ15の
内部に移動可能に収容されている。
上記スリーブ15は上側の軸受部8内部に挿入され、そ
の下部には軸受部8と略同径の大径部15aが形成されて
いて、これが合成樹脂製のカラー16内に嵌合可能にされ
ている。
の下部には軸受部8と略同径の大径部15aが形成されて
いて、これが合成樹脂製のカラー16内に嵌合可能にされ
ている。
一方、下側の軸受部8の上端には、該軸受部8と同径
の合成樹脂製のスペーサ17が収容され、その内部には軸
14が収容されており、該スペーサ17の外周面に、合成樹
脂製のディスタンスピース18を介して、合成樹脂製のス
リーブ19が嵌合している。
の合成樹脂製のスペーサ17が収容され、その内部には軸
14が収容されており、該スペーサ17の外周面に、合成樹
脂製のディスタンスピース18を介して、合成樹脂製のス
リーブ19が嵌合している。
上記スリーブ19には小径部19aが設けられ、該小径部1
9aは軸受部8,8間に位置していて、その上端にカラー16
が収容されている。
9aは軸受部8,8間に位置していて、その上端にカラー16
が収容されている。
上記小径部19aの外周面には、連結片20の軸受部20aが
回動可能に装着され、該軸受部20aは例えば連結片20の
一端をカーリング加工して形成され、その肉厚は前記軸
受部8の肉厚よりも厚肉に形成されており、その他端に
複数の透孔21を形成している。
回動可能に装着され、該軸受部20aは例えば連結片20の
一端をカーリング加工して形成され、その肉厚は前記軸
受部8の肉厚よりも厚肉に形成されており、その他端に
複数の透孔21を形成している。
一方、前記カバープレート5は羽根板4より小幅の矩
形板で構成され、その板面の上下端部に羽根板取付孔22
が形成され、その内側に調整ブロック取付孔23が設けら
れていて、その内側に固定ビス挿入孔24が形成され、か
つその中央に調整孔25が形成されている。
形板で構成され、その板面の上下端部に羽根板取付孔22
が形成され、その内側に調整ブロック取付孔23が設けら
れていて、その内側に固定ビス挿入孔24が形成され、か
つその中央に調整孔25が形成されている。
上記カバープレート5の裏面には、ビス26を介して調
整ブロック27が固定され、該ブロック27は例えば亜鉛合
金ダイカストによって連結片20と略同幅の箱形に成形さ
れ、その端部周面にビス26と螺合可能なネジ孔28が形成
されている。
整ブロック27が固定され、該ブロック27は例えば亜鉛合
金ダイカストによって連結片20と略同幅の箱形に成形さ
れ、その端部周面にビス26と螺合可能なネジ孔28が形成
されている。
上記ブロック27の端面には、連結片20の端部を収容可
能な矩形の凹孔29が開口され、該孔29は連結片20の差し
込み方向に沿って段階的に深底に形成され、後述する開
口窓側の底部の一端にテーパ面30が形成されている。上
記テーパ面30にはネジ孔31が形成され、該孔31に前記透
孔21を介して、固定ビス32がねじ込まれ、前記連結片20
を固定可能にしている。
能な矩形の凹孔29が開口され、該孔29は連結片20の差し
込み方向に沿って段階的に深底に形成され、後述する開
口窓側の底部の一端にテーパ面30が形成されている。上
記テーパ面30にはネジ孔31が形成され、該孔31に前記透
孔21を介して、固定ビス32がねじ込まれ、前記連結片20
を固定可能にしている。
上記凹孔29の底部の他端にはネジ孔33が形成され、該
孔33に上記ビス32がねじ込まれ、これらネジ孔33の間に
ネジ孔34が形成されていて、該孔34に調整ネジ35がねじ
込まれている。
孔33に上記ビス32がねじ込まれ、これらネジ孔33の間に
ネジ孔34が形成されていて、該孔34に調整ネジ35がねじ
込まれている。
上記調整ネジ35の頭部には大径の係合板36が設けら
れ、該板36を連結片20の裏面に係合可能にしている。
れ、該板36を連結片20の裏面に係合可能にしている。
この他、37はドア3の吊元側端部に形成した取付孔、
38はノブ、39は羽根板5をドア3に固定するビス、40は
凹孔29に連通する縦長の開口窓で、カバープレート5と
調整ブロック27とで区画され、前記連結片20の端部を抜
き差し可能にしている。
38はノブ、39は羽根板5をドア3に固定するビス、40は
凹孔29に連通する縦長の開口窓で、カバープレート5と
調整ブロック27とで区画され、前記連結片20の端部を抜
き差し可能にしている。
(作用) このように構成した蝶番は、調整ブロック27が連結片
20と略同幅に形成されているから、これが羽根板4と同
幅の従来のものに比べて小形軽量で、その分ドア3に形
成する取付孔37の製作の手間が軽減する。
20と略同幅に形成されているから、これが羽根板4と同
幅の従来のものに比べて小形軽量で、その分ドア3に形
成する取付孔37の製作の手間が軽減する。
しかも、調整ブロック27は端面にカバープレート5を
ビス止めして凹孔29を閉塞しているから、内部にポケッ
トを一体成形した従来のものに比べて、均質かつ容易に
製作できる。
ビス止めして凹孔29を閉塞しているから、内部にポケッ
トを一体成形した従来のものに比べて、均質かつ容易に
製作できる。
次に上記蝶番を組み付ける場合は、例えば第8図のよ
うに羽根板4の上側の軸受部8にスリーブ15を下方から
挿入し、その大径部15aにカラー16を嵌め込むととも
に、下側の軸受部8の上端にディスタンスピース18とス
ペース17を収容し、これらカラー16とディスタンスピー
ス18との間に、内部にスリーブ19の小径部19aを挿入し
た連結片20の軸受部20aを位置付ける。
うに羽根板4の上側の軸受部8にスリーブ15を下方から
挿入し、その大径部15aにカラー16を嵌め込むととも
に、下側の軸受部8の上端にディスタンスピース18とス
ペース17を収容し、これらカラー16とディスタンスピー
ス18との間に、内部にスリーブ19の小径部19aを挿入し
た連結片20の軸受部20aを位置付ける。
そして、上記の状態を保持しながら、軸受部8,8の内
部に軸14を下方から差し込み、該軸14の上端部にスペー
サ17とディスタンスピース18を介して、スリーブ19を掛
止するとともに、その小径部14aをスリーブ15内に挿入
する 次にこれら軸受部8,8の上下端部にキャップ10をねじ
込み、その角孔11,11に六角レンチ(図示略)を差し込
んで、これを緊締後、該キャップ10,10のネジ部12,12に
調整ネジ13,13をねじ込む。
部に軸14を下方から差し込み、該軸14の上端部にスペー
サ17とディスタンスピース18を介して、スリーブ19を掛
止するとともに、その小径部14aをスリーブ15内に挿入
する 次にこれら軸受部8,8の上下端部にキャップ10をねじ
込み、その角孔11,11に六角レンチ(図示略)を差し込
んで、これを緊締後、該キャップ10,10のネジ部12,12に
調整ネジ13,13をねじ込む。
したがって、このように組み付けた羽根板4の軸受部
8,8間に、連結片20の軸受部20aが回動自在に軸支され
る。
8,8間に、連結片20の軸受部20aが回動自在に軸支され
る。
また、他方のカバープレート5の裏面に、固定ビス26
を介して調整ブロック27を固定し、その際上記ブロック
27のネジ孔34に、調整ネジ35をねじ込んで置く。
を介して調整ブロック27を固定し、その際上記ブロック
27のネジ孔34に、調整ネジ35をねじ込んで置く。
このように組み付けた羽根板4とカバープレート5の
アッセンブリを、框枠1とドア3に取り付ける場合は、
先ず框枠1の所定位置に、ビス7を介して羽根板4のア
ッセンブリを取付け、またドア3の吊元側の端部に取付
孔37を予め形成して置き、該孔37に調整ブロック27を収
容し、これをビス39を介してカバープレート5と一緒に
ドア3に固定する。
アッセンブリを、框枠1とドア3に取り付ける場合は、
先ず框枠1の所定位置に、ビス7を介して羽根板4のア
ッセンブリを取付け、またドア3の吊元側の端部に取付
孔37を予め形成して置き、該孔37に調整ブロック27を収
容し、これをビス39を介してカバープレート5と一緒に
ドア3に固定する。
したがって、框枠1の端部には連結片20が外側へ回動
可能に取り付けられ、またドア3の吊元側端部には、第
10図のように開口窓40が開口している。
可能に取り付けられ、またドア3の吊元側端部には、第
10図のように開口窓40が開口している。
また、この場合、羽根板4のアッセンブリは上下に同
様な調整ネジ13を有し、軸受部8,8の内部も、スリーブ1
9と連結片20の軸受部20aを掛止可能な構造を備えている
から、上記アッセンブリの取付け位置を上下に反転させ
て、左吊りまはた右吊りのドア3の取付けに利用でき
る。
様な調整ネジ13を有し、軸受部8,8の内部も、スリーブ1
9と連結片20の軸受部20aを掛止可能な構造を備えている
から、上記アッセンブリの取付け位置を上下に反転させ
て、左吊りまはた右吊りのドア3の取付けに利用でき
る。
こうして框枠1に取り付けた羽根板4のアッセンブリ
に、ドア3に取り付けたカバープレート5のアッセンブ
リを接続する場合は、第9図のように連結片20を羽根板
4の板面から略直角に位置付けるとともに、ドア3を保
持して、その吊元側端部に開口した開口窓40に上記連結
片20を差し込む。
に、ドア3に取り付けたカバープレート5のアッセンブ
リを接続する場合は、第9図のように連結片20を羽根板
4の板面から略直角に位置付けるとともに、ドア3を保
持して、その吊元側端部に開口した開口窓40に上記連結
片20を差し込む。
もちろん、この場合、上下一対の蝶番2,2の連結片20,
20を一緒に差し込む。
20を一緒に差し込む。
そして、上記挿入状態を保持しながら、カバープレー
ト5の外側から固定ビス挿入孔24を介して、固定ビス32
をネジ孔31にねじ込み、連結片20を仮止め後、ドア3の
上下左右の取付状態を調整する。
ト5の外側から固定ビス挿入孔24を介して、固定ビス32
をネジ孔31にねじ込み、連結片20を仮止め後、ドア3の
上下左右の取付状態を調整する。
このうち、ドア3の上下の取付状態を調整する場合
は、ドライバー等の適宜な工具を使用して、框枠1側の
調整ネジ13,13のねじ込み量を調整することで行なう。
は、ドライバー等の適宜な工具を使用して、框枠1側の
調整ネジ13,13のねじ込み量を調整することで行なう。
例えば第3図の状態から、下側の調整ネジ13を更にね
じ込むと、その螺軸端部が軸14の下端部に係合して該軸
14を押し上げ、その上端部に収容したディスタンスピー
ス18と、該ピース18に掛止したスリーブ19が同動し、該
スリーブ19に掛け止めた連結片20が第6図のように変位
して、連結片20の端部に支持したドア3が上方へ移動調
整される。
じ込むと、その螺軸端部が軸14の下端部に係合して該軸
14を押し上げ、その上端部に収容したディスタンスピー
ス18と、該ピース18に掛止したスリーブ19が同動し、該
スリーブ19に掛け止めた連結片20が第6図のように変位
して、連結片20の端部に支持したドア3が上方へ移動調
整される。
また、ドア3の左右の取付状態を調整する場合は、ド
ライバー等の適宜な工具を使用し、これをドア3の外側
から調整孔25に差し込み、その奥部の調整ネジ35を押し
回して、該ネジ35と一体の係合板36の位置を調整し、該
板36と係合する連結片20の位置を調整することで行な
う。
ライバー等の適宜な工具を使用し、これをドア3の外側
から調整孔25に差し込み、その奥部の調整ネジ35を押し
回して、該ネジ35と一体の係合板36の位置を調整し、該
板36と係合する連結片20の位置を調整することで行な
う。
例えば第2図の状態から調整ネジ35を緩めて、係合板
36を同図上右方へ変位させると、該板36に係合する連結
片20が同方向へ変位し、該板20に固定したドア3が同方
向、つまり吊元側へ移動する。そして、当該調整状態を
確認後、ドア3の外側から固定ビス挿入孔24内にドライ
バーを挿入し、仮止め状態のビス32を固定する。
36を同図上右方へ変位させると、該板36に係合する連結
片20が同方向へ変位し、該板20に固定したドア3が同方
向、つまり吊元側へ移動する。そして、当該調整状態を
確認後、ドア3の外側から固定ビス挿入孔24内にドライ
バーを挿入し、仮止め状態のビス32を固定する。
このようにすると、連結片20が係合板36との係合状態
を保持したまま、その周辺を複数のビス32で固定され
て、ドア3に強力に固定される。第7図はドア3を最大
限吊元側へ移動させて調整した状況を示している。
を保持したまま、その周辺を複数のビス32で固定され
て、ドア3に強力に固定される。第7図はドア3を最大
限吊元側へ移動させて調整した状況を示している。
このように、本考案では開口窓40に一旦連結片20を差
し込み後は、ドア3をいちいち取り外すことなく、ドラ
イバー等の操作でドア3の上下および左右の調整を行な
えるから、ドア3の取り付け作業を容易に行なえる。
し込み後は、ドア3をいちいち取り外すことなく、ドラ
イバー等の操作でドア3の上下および左右の調整を行な
えるから、ドア3の取り付け作業を容易に行なえる。
こうしてドア3を取付け後、経年的な使用によってド
ア3の上下まはた左右の調整を要する場合は、例えば下
側の調整ネジ13を現状から更にねじ込み、または緩め
て、連結片20を上下動させることで、ドア3の上下調整
を行ない、また各固定ビス32を一旦緩め、調整ネジ35を
現状から更にねじ込み、または緩めて、係合板36と係合
する連結片20の位置を再調整することで、ドア3の左右
調整を行なう。
ア3の上下まはた左右の調整を要する場合は、例えば下
側の調整ネジ13を現状から更にねじ込み、または緩め
て、連結片20を上下動させることで、ドア3の上下調整
を行ない、また各固定ビス32を一旦緩め、調整ネジ35を
現状から更にねじ込み、または緩めて、係合板36と係合
する連結片20の位置を再調整することで、ドア3の左右
調整を行なう。
このようにドア3の取付け後は、ドア3をいちいち取
り外すことなく、ドライバー等の操作でドア3の上下お
よび左右の調整を行なえるから、これを容易に行なえ
る。
り外すことなく、ドライバー等の操作でドア3の上下お
よび左右の調整を行なえるから、これを容易に行なえ
る。
また、本考案では軸14の周囲に合成樹脂製の各種部材
を配設したから、それらの間の摩擦を低減して蝶番2の
回動を円滑に行なえるとともに、その異音の発生を防止
し得る。
を配設したから、それらの間の摩擦を低減して蝶番2の
回動を円滑に行なえるとともに、その異音の発生を防止
し得る。
しかも、連結片20の軸受部20aを軸受部8と略同径に
形成したから、当該部の外観の向上を図れるとともに、
軸受部20aの肉厚を下側の軸受部8の肉厚よりも厚肉に
し、かつ該軸受部20aの内部に、スリーブ19の小径部19a
とディスタンスピース18を介挿して、軸受部20aと軸14
との係合を拡充したから、それらを確実に係合し得ると
ともに、軸14に軸受部20aを確実かつ安定して支持し得
る。
形成したから、当該部の外観の向上を図れるとともに、
軸受部20aの肉厚を下側の軸受部8の肉厚よりも厚肉に
し、かつ該軸受部20aの内部に、スリーブ19の小径部19a
とディスタンスピース18を介挿して、軸受部20aと軸14
との係合を拡充したから、それらを確実に係合し得ると
ともに、軸14に軸受部20aを確実かつ安定して支持し得
る。
(考案の効果) このような調整を経て蝶番が使用されるが、開口窓40
は凹孔29の深さよりも幅狭で、該窓40に連結片20が差し
込まれているから、外部に開口する開口窓40の隙間は僅
少で体裁が良く、また当該部からの塵埃等の異物の侵入
を防止する。
は凹孔29の深さよりも幅狭で、該窓40に連結片20が差し
込まれているから、外部に開口する開口窓40の隙間は僅
少で体裁が良く、また当該部からの塵埃等の異物の侵入
を防止する。
そして、仮に異物が凹孔29内に侵入した場合は、固定
ビス32を取り外して連結片20を引き抜き、ビス39を弛め
て調整ブロック27をドア3から取り出し、更に固定ビス
26を取り外してカバープレート5を取り外し、凹孔29を
開放することで、異物を確実に取り出せる。
ビス32を取り外して連結片20を引き抜き、ビス39を弛め
て調整ブロック27をドア3から取り出し、更に固定ビス
26を取り外してカバープレート5を取り外し、凹孔29を
開放することで、異物を確実に取り出せる。
したがって、異物による連結片20の噛み込みや調整ネ
ジ35の作動不良を未然に防止し得る。
ジ35の作動不良を未然に防止し得る。
(考案の効果) 本考案の蝶番は以上のように、調整ブロックを連結片
と略同幅の箱形に形成したから、調整ブロックの小型軽
量化を図れるとともに、該ブロックを取付ける取付孔の
溝加工の手間を軽減することができる。
と略同幅の箱形に形成したから、調整ブロックの小型軽
量化を図れるとともに、該ブロックを取付ける取付孔の
溝加工の手間を軽減することができる。
また、凹孔を連結片の差し込み方向に沿って深底に形
成し、該凹孔にカバープレートを着脱可能に装着したか
ら、内部にポケットを一体成形した従来の調整ブロック
に比べて、これを容易に製作できるとともに、開口窓の
隙間の狭小化を図れ、当該部の体裁を向上することがで
きる。
成し、該凹孔にカバープレートを着脱可能に装着したか
ら、内部にポケットを一体成形した従来の調整ブロック
に比べて、これを容易に製作できるとともに、開口窓の
隙間の狭小化を図れ、当該部の体裁を向上することがで
きる。
しかも、前記開口窓の隙間の狭小化によって、調整ブ
ロック内への異物の侵入を防止し得るとともに、侵入し
た異物を確実に除去し得て、所定の機能を速やかに回復
できる実用的な効果がある。
ロック内への異物の侵入を防止し得るとともに、侵入し
た異物を確実に除去し得て、所定の機能を速やかに回復
できる実用的な効果がある。
第1図は本考案の取付状態の一例を示す正面図、第2図
はドアの閉鎖時の状況を示す部分断面図、第3図は本考
案の一実施例を示す部分断面図、第4図は第3図のA−
A線に沿う拡大断面図、第5図は第3図のB−B線に沿
う拡大断面図、第6図は本考案の一実施例を示す部分断
面図で、一方の連結片を上方へ位置調整した状況を示
し、第7図は本考案を使用してドアを左右調整した状況
を示す部分断面図、第8図は本考案の一実施例の要部を
分解して示す斜視図、第9図は各羽根板のアッセンブリ
状態を示す斜視図、第10図はドアの吊元側の端部状況を
示す正面図である。 4…羽根板、5…カバープレート、20…連結片 20a…軸受部、27…調整ブロック 35…調整ネジ
はドアの閉鎖時の状況を示す部分断面図、第3図は本考
案の一実施例を示す部分断面図、第4図は第3図のA−
A線に沿う拡大断面図、第5図は第3図のB−B線に沿
う拡大断面図、第6図は本考案の一実施例を示す部分断
面図で、一方の連結片を上方へ位置調整した状況を示
し、第7図は本考案を使用してドアを左右調整した状況
を示す部分断面図、第8図は本考案の一実施例の要部を
分解して示す斜視図、第9図は各羽根板のアッセンブリ
状態を示す斜視図、第10図はドアの吊元側の端部状況を
示す正面図である。 4…羽根板、5…カバープレート、20…連結片 20a…軸受部、27…調整ブロック 35…調整ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】取付枠またはドアに取付け可能な羽根板
と、ドアまたは取付枠に取付け可能な調整ブロックとを
有し、前記羽根板に連結片を回動可能に枢着し、該連結
片を調整ブロックに固定可能にするとともに、調整ブロ
ックの内部に開口窓を介して連結片を抜き差し可能な凹
孔を設け、該凹孔内に連結片をその板厚方向へ揺動可能
に収容するとともに、凹孔内に連結片に係合可能な調整
ネジを出没可能に設け、該ネジの移動量を介してドアと
取付枠とを近接離反動可能にした蝶番において、調整ブ
ロックを連結片と略同幅の箱形に形成し、前記凹孔を連
結片の差し込み方向に沿って深底に形成し、該凹孔にカ
バープレートを着脱可能に装着したことを特徴とする蝶
番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990053621U JP2504863Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990053621U JP2504863Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 蝶 番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413778U JPH0413778U (ja) | 1992-02-04 |
JP2504863Y2 true JP2504863Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31574970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990053621U Expired - Lifetime JP2504863Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504863Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54117642U (ja) * | 1978-02-06 | 1979-08-17 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO165354C (no) * | 1987-07-28 | 1991-01-30 | Grorud Jernvarefab As | Doerhengsel for tunge doerer. |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990053621U patent/JP2504863Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413778U (ja) | 1992-02-04 |
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