JP2504722B2 - 平面ハンドル装置 - Google Patents
平面ハンドル装置Info
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- JP2504722B2 JP2504722B2 JP5284080A JP28408093A JP2504722B2 JP 2504722 B2 JP2504722 B2 JP 2504722B2 JP 5284080 A JP5284080 A JP 5284080A JP 28408093 A JP28408093 A JP 28408093A JP 2504722 B2 JP2504722 B2 JP 2504722B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- handle
- door
- case
- receiving portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
ス等の扉の施錠と開閉操作に使用される平面ハンドル装
置に関するものである。
着されるケースの前面凹部に収容したハンドルの基端部
を左右方向の枢軸によってケースに枢着し、固定枠体側
の受部に係合するラッチ板を前後方向の枢軸によってケ
ースの背面に枢着し、ハンドルの基端部背面の操作突子
をラッチ板の受動孔に挿入し、姿勢位置に応じてハンド
ルを突出方向または没入方向に回転付勢する板バネを凹
部底壁とハンドル背面との間に挿入し、ハンドルの基端
部の受動突起を押圧して板バネの付勢方向を転換させる
押しボタンをケースの前面側に設けている。
ラッチ板の先端部を固定枠体の受部に係合させた施錠状
態では、ハンドルはケースの前面凹部に全体が没入させ
られ、板バネの回転付勢によって当該没入位置に保持さ
れている。扉の施錠を解除して扉を開放するには、押し
ボタンを押し込むことによって板バネの回転付勢の方向
を逆転させ、ハンドルをケースから突出させる。ハンド
ルがケースから突出回転するとき、操作突子が受動孔の
縁面を押圧するため、ラッチ板が解錠方向に回転し、ラ
ッチ板の先端部が固定枠体側の受部から離脱する。
押圧操作部がケース前面に突出しているため、扉の前面
側から通行者や他物が過って押しボタンに接触し、押し
ボタンに一定の押圧力が与えられた時、ハンドルが無意
図的にケースから突出してしまう。そのため、ハンドル
に別の通行者や別の物体が接触して体や衣服に負傷や損
傷を生じたり、ハンドル自体が歪曲損傷する危険性があ
った。また、ハンドルの突出回転に追随してラッチ板が
解錠位置に回転して、扉が不必要に開放されるため、管
理者が随時点検して扉を閉めて回らなければならず、配
電盤等の収納機器の保安管理上も問題であった。実開平
2−93479号公報に開示された平面ハンドル装置で
は、引手部材が本体ケースから突出しないように収容さ
れ、該引手部材を本体ケースの長さ方向に摺動操作する
ことによって施錠操作板が回転し、該施錠操作板に装備
したラッチ体が固定枠体側の受部の背面側に係合するた
め、前記押しボタン始動式の平面ハンドル装置のように
通行者や他物の接触による誤動作の危険性は回避でき
る。しかしながら、ラッチ体は施錠位置においても解錠
位置においても固定枠体の背面側に隠されているため、
何らかの原因によって、引手部材と施錠操作板間の連動
の不完全によって、引手部材は施錠位置に復帰してるに
もかかわらず、施錠操作板が正規の施錠位置に来ていな
いような事態、すなわちラッチ体が受部に十分に係合し
ていないか全く係合していない事態が生じていても、扉
の正面側からはそのような情況の存在を目視確認するこ
とはできない。 平面ハンドル装置の操作者は、引手部材
が本体ケース内において施錠位置に復帰していることの
みに依拠して施錠成立と誤信し、施錠不成立または施錠
不完全のまま現場から立ち去ってしまうことになる。
目的は、ハンドルが扉の前面に突出しない構造であるた
め、通行者や他物の負傷、損傷の懸念が全く存在せず、
また、扉の前面側から通行者や他物がハンドルに単に押
圧接触しても扉の施錠が無意図的に解除されない構造で
あるため、収納機器の保安管理上の手間が省けると共
に、施錠の成否を扉の正面側から的確に目視確認するこ
とができる平面ハンドル装置を提供することである。
照符号を用いて説明すると、本発明の平面ハンドル装置
では、扉1に固着されるケース2の前面凹部3にハンド
ル4をケース2の長さ方向に移動可能に収容し、ラッチ
ホルダー5をハンドル3に連結し、施錠位置において固
定枠体6の受部7の背面側に係合する一方、該受部7に
隣接した固定枠体6の切欠部8を解錠位置において正面
側へと通過するラッチ棒9をラッチホルダー5に収容
し、受部7の前面側縁部7aに摺接してラッチ棒9を後
退摺動させるカム斜面10をラッチ棒9に設け、バネ1
1によってラッチ棒9を突出方向に摺動付勢し、ラッチ
棒9が受部7と係合する施錠位置へラッチホルダー5を
バネ12によって摺動付勢する。
いる状態では、ラッチ棒9はラッチホルダー5から最大
限突出した位置にあり、ラッチ棒9の先端部は固定枠体
6の受部7の背面側に係合し、バネ11の付勢によって
当該施錠位置に保持されている。ラッチホルダー5と一
体に摺動するよう連結されたハンドル4は、ケース2の
前面凹部3内の最上昇した位置にあり、バネ12の付勢
によって当該最上位置に保持されている。
前面凹部3に操作者の指先を挿入し、ハンドル4を押し
下げ、ラッチホルダー5を下方に所定距離摺動させる。
ラッチホルダー5の下方摺動によって、ラッチ棒9の先
端部が受部7の背面側空間から脱出して、固定枠体6の
切欠部8の背面側に位置するため、固定枠体6に対する
扉1の施錠が解除される。そこで、ハンドル4を手間に
引っ張って扉1を開放操作すると、ラッチ棒9の先端部
は該切欠部8を正面側へと通過する。扉1の開放後、ハ
ンドル4から指先を離すと、ハンドル4とラッチホルダ
ー5はバネ12の付勢によって前記最上位置へと直ちに
摺動復帰する。
の先端部のカム斜面10が固定枠体6の受部7の前面側
縁部7aに摺接するため、ラッチ棒9はバネ11の付勢
に抗してラッチホルダー5内を一旦後退摺動する。扉1
が完全に閉鎖され、カム斜面10の先端が受部7の背面
側に到達した瞬間にラッチ棒9はバネ11の付勢によっ
て直ちに突出摺動し、受部7の背面側に係合する。すな
わち、扉1の施錠は扉の閉鎖操作に付随してワンタッチ
で自動的になされる。
背面に設けた螺子筒部13を扉1の取付孔14に挿入
し、扉背面側から筒形座金15を介してビス16を螺子
筒部13にねじ込むことによって扉1に固着されてい
る。ケース2の前面凹部3の底壁17には摘み状に形成
されたハンドル4の脚部18が上下方向に移動可能に挿
入される縦長窓孔19を設けてある。ケース2の左側壁
20の縦長窓孔21と右側壁22の縦長窓孔23にはラ
ッチホルダー5の基端部が上下方向に移動可能に挿入さ
れている。
基端部の角孔25と後面壁26の角孔27にはハンドル
4の脚部18が挿入され、加締め加工や溶接等によって
ハンドル4がラッチホルダー5に固着されている。ケー
ス2の背面の上下の隆起壁28,29間には裏板30が
ビス31によって固着され、裏板30は前記縦長窓孔2
1,23と共にラッチホルダー5の摺動案内となってい
る。付勢用バネ12は圧縮コイルバネによって構成さ
れ、下端はケース2の下方隆起壁29に当接し、上端は
ラッチホルダー5の下面壁32に固着したバネガイド3
3に嵌められ、該下面壁32に当接している。
常時閉塞するカバー板34には、ハンドル4の脚部18
が挿入される角孔35が設けられ、カバー板34はハン
ドル4及びラッチホルダー5と一体に上下摺動する。ケ
ース2の上部にはロックユニット36が埋め込み固着さ
れ、ロックユニット36のロータ37に連結されたロッ
ク板38には錠止突起39が設けられている。カバー板
34の上端部には錠止突起39と係脱する錠止アーム4
0が設けられている。
突起39に係合している時には、カバー板34とハンド
ル4及びラッチホルダー5の下方摺動が阻止されてい
る。ロックユニット36に所定の鍵を挿入してロータ3
7を回転させ、錠止突起39を図9において反時計回り
方向に90度回転移動させた時には、錠止アーム40と
錠止突起39の係合が解除されるため、ハンドル4とラ
ッチホルダー5の押し下げ操作が可能となる。
が設けられ、ハンドル4の脚部18は該割溝部41に挿
入されている。付勢用バネ11は2本の圧縮コイルバネ
で構成され、一端はラッチ棒9の基端部の丸孔42の内
底面43に当接し、他端はラッチホルダー5の端面壁4
4に当接している。ラッチ棒9の先端部は硬い金属で作
製されたインサート部材45が構成され、カム斜面10
は該インサート部材45に形成されている。ラッチ棒9
に挿入したストッパーピン46は、ラッチホルダー5の
前面壁24の横長スロット47と後面壁26の横長スロ
ット48に挿入され、ラッチ棒9の突出距離を規制して
いる。
置では、ハンドル4はケース2の前面凹部3にケース2
の長さ方向に移動可能に収容されており、ケース2の前
面側に突出動作する構造のものでないため、従来装置の
ような突出したハンドルによる通行者や他物の負傷や損
傷の懸念が全く存在せず、使用上の安全性が高い。
して扉1を固定枠体6に施錠するラッチ棒9は、ハンド
ル4に連結したラッチホルダー5に収容されており、バ
ネ12の付勢に抗してハンドル4とラッチホルダー5を
所定距離摺動させて、ラッチ棒9を固定枠体6の切欠部
8の背面側に移動させない限り、扉1の施錠が解除され
ないため、扉1の前面側から通行者や他物がハンドル4
に単に押圧接触しただけでは、扉1の施錠が解除されて
扉1が無意図的に開放されることがなく、収納機器の保
安管理上の手間が省ける。このようにラッチ棒9は施錠
位置において固定枠体6の受部7の背面側に位置する一
方、ラッチホルダー5が所定距離摺動した解錠位置にお
いては固定枠体6の切欠部8の背面側に位置し、扉1を
手前に引くことによって切欠部8を正面側に通過するよ
うに配置されたものであるから、別の言い方をすると、
ラッチ棒9が切欠部8の背面側に現れているということ
は、ラッチホルダー5が施錠位置に正しく復帰しておら
ず、ラッチ棒9が受部7に係合していないことを意味す
ることになる。 すなわち、本発明の平面ハンドル装置で
は、ラッチ棒9が固定枠体6の切欠部8の背面側に現れ
ているか否かを目視確認することによって、施錠の成否
を的確に判断することができ、施錠不成立または施錠不
完全のまま現場から立ち去ってしまうことがない。
正面図である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求頂1】 扉1に固着されるケース2の前面凹部3
にハンドル4をケース2の長さ方向に移動可能に収容
し、ラッチホルダー5をハンドル3に連結し、施錠位置
において固定枠体6の受部7の背面側に係合する一方、
該受部7に隣接した固定枠体6の切欠部8を解錠位置に
おいて正面側へと通過するラッチ棒9をラッチホルダー
5に収容し、受部7の前面側縁部7aに摺接してラッチ
棒9を後退摺動させるカム斜面10をラッチ棒9に設
け、バネ11によってラッチ棒9を突出方向に摺動付勢
し、ラッチ棒9が受部7と係合する施錠位置へラッチホ
ルダー5をバネ12によって摺動付勢した平面ハンドル
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5284080A JP2504722B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 平面ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5284080A JP2504722B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 平面ハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07113361A JPH07113361A (ja) | 1995-05-02 |
JP2504722B2 true JP2504722B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=17674006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5284080A Expired - Lifetime JP2504722B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 平面ハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504722B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101619631B (zh) * | 2008-07-04 | 2012-10-03 | 泷源制造株式会社 | 把手装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611334Y2 (ja) * | 1989-01-10 | 1994-03-23 | タキゲン製造株式会社 | ラッチ作動型平面ハンドル装置 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5284080A patent/JP2504722B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101619631B (zh) * | 2008-07-04 | 2012-10-03 | 泷源制造株式会社 | 把手装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07113361A (ja) | 1995-05-02 |
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