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JP2503804B2 - 液体ポンプ - Google Patents

液体ポンプ

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Publication number
JP2503804B2
JP2503804B2 JP12839091A JP12839091A JP2503804B2 JP 2503804 B2 JP2503804 B2 JP 2503804B2 JP 12839091 A JP12839091 A JP 12839091A JP 12839091 A JP12839091 A JP 12839091A JP 2503804 B2 JP2503804 B2 JP 2503804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
discharge
piston
suction
pressure
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP12839091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04329355A (ja
Inventor
克明 海藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP12839091A priority Critical patent/JP2503804B2/ja
Publication of JPH04329355A publication Critical patent/JPH04329355A/ja
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Publication of JP2503804B2 publication Critical patent/JP2503804B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体クロマトグラフで移
動相を送液する場合などに用いられる液体ポンプに関
し、特にピストンが往復動する型式の液体ポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ピストンが往復動する液体ポンプで吐出
圧力の変動を少なくして送液を行なうためには一定速度
での吐出の後、高速での吸引と高速での吐出を行ない、
その後ピストンの速度を通常の速度に戻す。高速吸引の
後の高速吐出により吸引時に降下した圧力が速やかにも
とに復帰するため、圧力変動が小さくなる。吸引後の高
速吐出から一定速度の吐出に戻すために、ポンプの吐出
側流路に設けた圧力検出器からの吐出圧力をモニタして
おき、吐出圧力が予め定められたレベルに戻った時点で
高速吸引・高速吐出終了の信号を発生させ、その信号に
基づいて吐出速度を高速から一定速度に戻している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高速吸引・高速吐出終
了の信号を発生させるために、吐出圧力をモニタし、吸
引開始時のレベルと比較し、高速吸引・高速吐出終了の
信号を発生させる検出装置が必要になり、ポンプのコス
ト上昇を招く。本発明は高速吸引・高速吐出終了の信号
を発生させる検出装置を用いずに従来と同様に圧力変動
を小さくするようにポンプヘッドを制御する液体ポンプ
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1により本発明を示
す。2は入口弁と出口弁をもつチャンバ内でピストンが
往復動するポンプヘッド、4はポンプヘッド2のピスト
ンを往復動させる駆動装置であり、ポンプ出口側流路に
設けられた圧力検出器6とその信号から圧力を検出する
圧力検出回路8により圧力検出手段を構成している。1
0はポンプヘッド2の吸引行程の開始時点を検出する検
知手段、12は検知手段10からの信号を基にして駆動
装置4を介して吸引行程と吐出行程でのピストンの速度
を制御する制御部であり、制御部12は一定のピストン
速度での吐出行程の後、検知手段10から吸引開始の信
号を得ると、一定のピストン速度での吐出行程の吐出流
量により定まるピストンのモータの回転数f、一定のピ
ストン速度での吐出行程の吐出圧力P及び溶媒の圧縮率
αを変数とする次式、 W=A(f0−f)2+(α+B)P+C ……(1) で定まる時間Wだけピストンの速度を大きくして吸引と
吐出を行なった後、再びもとの一定スピードの吐出行程
に戻るように制御する。ここで、f0は高速吸引時のピ
ストンのモータの回転数であり、A,B,Cは圧力変動
が最少になるように実験的に定められた係数である。
【0005】
【作用】高速吸引・高速吐出中の挙動に機体差はほとん
どない。そのため、予め定めた上記の関数(1)により
決まる時間Wによって高速吸引・高速吐出を終了させて
も、従来のように吐出圧力をモニタして検出装置により
圧力フィードバック法で高速吸引・高速吐出の終了点を
決定するのと同じ作用を行なう。
【0006】図2に動作を示す。(A)はピストンを往
復動させるモータの回転角と回転速度の関係を表わし
ものであり、(B)は時間に対する吐出圧力の変動を表
わしたものである。(A)に示されるように、吐出行程
においては設定流量に対応する一定速度でモータが駆動
され、吸引行程と圧縮行程では高速で駆動される。圧縮
行程は高速吐出行程である。吸引行程が始まるとモータ
のスピードが徐々に加速され、その後定速で高速駆動さ
れる。一定の高速で吸引と圧縮が行なわれる時間Wは
(1)式で圧力変動が最小になるように実験的に係数が
定められて式が決定され、その式に変数のf,α,Pが
代入されて決定された時間である。この加速区間Wは次
のようにして導かれたものである。ピストン往復動型の
ポンプにおいては、吐出行程の初めに、溶媒の圧縮性の
影響で、ポンプ室内の溶媒が圧縮されて室外の圧力より
も高い圧力になるまでは吐出が行なわれない非吐出区間
が生じ、これが圧力変動の原因になる。この圧力変動を
抑えるために、通常、吐出区間の初めにモータスピード
を大きくして高速で溶媒を圧縮し、圧縮が完了したらモ
ータスピードを元に戻している。この圧縮区間の終点の
決定を従来は圧力センサからの信号をモニタすることに
よって行なっているが、圧縮区間の幅は機体差があまり
ないことから、予め決めた近似式によって決めておくこ
とができる。 図2に示されるように、加速区間Wを吸引
区間W 1 と圧縮区間W 2 に分けることができる。 W=W 1 +W 2 (2) 1 はカムの吸引区間(一定であり、C 1 とする)からモ
ータの立上りaの区間を引いたものであるので、次のよ
うに表わすことができる。 1 =C 1 −C 2 (f 0 −f) 2 (3) 2 は定数である。 2 は実験により、溶媒の圧力Pと圧
縮率αにより、次のように近似できることがわかった。 2 =(α+C 3 )P+C 4 (4) 3 、C 4 は定数である。 (2),(3),(4)より W=−C 2 (f 0 −f) 2 +(α+C 3 )P+(C 1 +C 4 となり、−C 2 →A、C 3 →B、(C 1 +C 4 )→Cとすれ
ば、 W=A(f 0 −f) 2 +(α+B)P+C となって、(1)式が導出される。
【0007】高速動作時間Wが決定された後の動作は図
3に示されているように行なう。すなわち、一定速度で
の吐出動作の後、吸引開始点にくると高速での吸引行程
に入り、その後求められた高速駆動時間Wが経過するま
で高速での吐出を行ない、再び一定速度での吐出動作に
戻る。この動作を停止信号が入力されるまで続ける。
【0008】
【実施例】図4にシングルピストン往復駆動型ポンプに
おける実施例を示す。ポンプヘッド2は入口弁20と出
口弁22をもち、チャンバ内でピストン24が往復方向
に移動する。ピストン24の基端部はカム26に当接し
ている。カム26はモータ28により回転される。30
はモータ駆動回路である。カム26、モータ28及びモ
ータ駆動回路30は図1の駆動装置4に対応している。
カム26の回転の原点を検出するために光センサ32が
設けられており、光センサ32の検出出力から回転角検
出回路34で回転角が検出される。光センサ32と回転
角検出回路34は図1の検知手段10に対応している。
ポンプヘッド2の吐出側流路は液体クロマトグラフの分
析流路へ導かれており、そのポンプヘッドの吐出側流路
には圧力検出器6が設けられ、圧力検出器6の検出信号
は圧力検出回路8へ導かれて吐出圧力が検出される。制
御部12は回転角検出回路34からの回転角信号と、圧
力検出回路8からの吐出圧力を取り込み、吸引行程と圧
縮行程での時間Wを決定して吐出と吸引の動作をモータ
駆動回路30を介して制御する。
【0009】このように、吐出流量(または吐出流量に
より定まるピストンのモータの回転数)、吐出圧力及び
液体の圧縮率により最適な時間だけ高速吸引・高速吐出
を行なうことにより、吸引によって降下した圧力が速や
かに吸引前のレベルに復帰して圧力変動の少ない送液動
作を行なうことができる。
【0010】
【発明の効果】本発明では吐出圧力の変動を少なくする
ための高速吸引・高速吐出の時間を算出し、その算出値
によりポンプヘッドの駆動を制御するようにしたので、
従来のように吐出圧力をモニタし、吸引開始時の圧力と
比較して高速吸引・高速吐出終了の信号を発生させる検
出装置を用いたものに比べると、同様の動作を簡単な構
造で実現することができ、コスト低下に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を示す図であり、(A)はモータ
の回転角度と回転速度の関係を示す図、(B)は吐出側
流路の圧力を示す図である。
【図3】動作を説明するフローチャート図である。
【図4】一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ポンプヘッド 4 駆動装置 6 圧力検出器 8 圧力検出回路 10 検知手段 12 制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口弁と出口弁をもつチャンバ内でピス
    トンが往復動するポンプヘッドと、前記ピストンを往復
    動させる駆動装置と、ポンプ出口側流路に設けられた圧
    力検出器を含む圧力検出手段と、前記ポンプヘッドの吸
    引行程の開始時点を検出する検知手段と、前記検知手段
    からの信号を基にして前記駆動装置を介して吸引行程と
    吐出行程での前記ピストンの速度を制御する制御部とを
    備え、この制御部は一定のピストン速度での吐出行程の
    後、前記検知手段から吸引開始の信号を得ると、一定の
    ピストン速度での吐出行程の吐出流量により定まるピス
    トンのモータの回転数f、一定のピストン速度での吐出
    行程の吐出圧力P及び溶媒の圧縮率αを変数とする次
    式、 W=A(f0−f)2+(α+B)P+C で定まる時間Wだけピストンの速度を大きくして吸引と
    吐出を行なった後、再びもとの一定スピードの吐出行程
    に戻るように制御するものである液体ポンプ。ここで、
    0は高速吸引時のピストンのモータの回転数であり、
    A,B,Cは圧力変動が最小になるように実験的に定め
    られた係数である。
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JP2010261461A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Lewa Gmbh 容積形ポンプにおける搬送流量の均一化方法及び装置

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CN107304758B (zh) * 2016-04-25 2019-06-07 上海汽车集团股份有限公司 高压油输出装置及其控制方法

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