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JP2503067B2 - エポキシ組成物 - Google Patents

エポキシ組成物

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JP2503067B2
JP2503067B2 JP1041059A JP4105989A JP2503067B2 JP 2503067 B2 JP2503067 B2 JP 2503067B2 JP 1041059 A JP1041059 A JP 1041059A JP 4105989 A JP4105989 A JP 4105989A JP 2503067 B2 JP2503067 B2 JP 2503067B2
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JP
Japan
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weight
epoxy resin
epoxy composition
fused silica
silane coupling
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JP1041059A
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啓司 萱場
泰司 澤村
正幸 田中
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、半田耐熱性、成形性および耐溶剤性に優れ
たエポキシ組成物に関するものである。
<従来の技術> エポキシ樹脂は耐熱性、耐湿性、電気特性および接着
性などに優れており、さらに配合処方により種々の特性
が付与できるため、塗料、接着剤および電気絶縁材料な
ど工業材料として利用されている。
たとえば、半導体装置などの電子回路部品の封止方法
としては、従来より金属やセラミックスによるハーメチ
ックシールと、フェノール樹脂、シリコーン樹脂および
エポキシ樹脂などによる樹脂封止が提案されているが、
経済性、生産性および物性のバランスの点から、エポキ
シ樹脂による樹脂封止が中心になっている。
一方、最近はプリント基板への部品実装においても高
密度化、自動化が進められており、従来のリードピンを
基板の穴に挿入する“挿入実装方式”に代り、基板表面
に部品を半田付けする“表面実装方式”が盛んになって
きた。
それに伴い、パッケージも従来のDIP(デュアル・イ
ンライン・パッケージ)から高密度実装、表面実装に適
した薄型のFPP(フラット・プラスチック・パッケー
ジ)に移行しつつある。
そして、表面実装方式への移行に伴い、従来あまり問
題にならなかった半田付け工程が大きな問題になってき
た。
すなわち、従来のピン挿入実装方式では半田付け工程
はリード部が部分的に加熱されるだけであったが、表面
実装方式ではパッケージ全体が熱媒に浸され加熱され
る。
この表面実装方式における半田付け方法としては、半
田浴浸漬、不活性ガスの飽和蒸気による加熱(ペーパー
フェイズ法)や赤外線リフロー法などが用いられるが、
いずれの方法でもパッケージ全体が210〜270℃の高温に
加熱されることになるため、従来の封止樹脂で封止した
パッケージにおいては、半田付け時に樹脂部分にクラッ
クが発生し、信頼性が低下して製品として使用できない
という問題がおきるのである。
半田付け工程におけるクラックの発生は、後硬化して
から実装工程の間までに吸湿した水分が半田付け加熱時
に爆発的に水蒸気化、膨脹することに起因するといわれ
ており、その対策として後硬化したパッケージを完全に
乾燥し密封した容器に収納して出荷する方法が用いられ
ている。
このような背景から、封止用樹脂の改良が従来から種
々検討されており、たとえば、封止用樹脂にゴム成分を
配合し、内部応力を低下させる方法(特開昭58−219218
号公報、特開昭59−96122号公報)、無機充填剤の品種
を選択する方法(特開昭58−19136号公報、特開昭60−2
02145号公報)、無機充填剤の形状を球形化したり粒子
径をコントロールすることにより応力、歪みを均一化さ
せる方法(特開昭60−171750号公報、特開昭60−17937
号公報、特開昭62−74924号公報、特開昭62−124143号
公報、特開昭62−209128号公報、特公昭63−26128号公
報)および撥水性の添加剤やワックスにより吸水性を低
下させ、半田浴で水蒸気により発生する応力を低下させ
る方法(特開昭60−65023号公報)などが提案されてい
る。
<発明が解決しようとする課題> しかるに、乾燥パッケージを容器に封入する方法は製
造工程および製品の取扱作業が繁雑になるうえ、製品価
格が高価になる欠点がある。
また、種々の方法で改良された樹脂も、それぞれ少し
づつ効果をあげてきているが、いまだに十分とはいえな
い。
たとえば、本発明者らは先にエポキシ樹脂に対しスチ
レン系ブロック共重合体を添加する方法(特願昭62−82
851号)を提案したが、この方法によれば半田耐熱性は
向上するものの、成形時に熱時硬度が低く、溶剤による
洗浄で退色するなど、成形性および耐溶剤性に問題があ
り、実用的ではないことが明らかになった。
本発明の目的は、かかる半田付け工程で生じるクラッ
クの問題を解消し、成形時の熱時硬度が高く、溶剤によ
る洗浄での退色がない、半田耐熱性、成形性および耐溶
剤性に優れるエポキシ組成物を提供することにあり、表
面実装できる樹脂封止半導体装置を可能にすることにあ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、エポキシ樹脂に対し、スチレン系ブロ
ック共重合体と共に、特定構造のシランカップリング剤
を併用添加することにより、上記の課題が達成でき、上
記目的に合致したエポキシ組成物が得られることを見出
し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、エポキシ樹脂(A)、硬化剤
(B)、スチレン系ブロック共重合体(C)、アミノ基
を含有するシランカップリング剤(D)および充填剤
(E)からなることを特徴とするエポキシ組成物を提供
するものである。
以下、本発明の構成を詳述する。
本発明におけるエポキシ樹脂(A)は、1分子中にエ
ポキシ基を2個以上有するものであれば特に限定され
ず、これらの具体例としては、たとえばクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、ビスヒドロキシビフェニル型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、線状脂
肪族型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エ
ポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂およびスピロ環含
有エポキシ樹脂などが挙げられる。
用途によっては二種以上のエポキシ樹脂を併用しても
よいが、半導体装置封止用としては耐熱性、耐湿性の点
からクレゾールノボラック型エポキシ樹脂およびビスヒ
ドロキシビフェニル型エポキシ樹脂などのエポキシ当量
が500以下、特に300以下のエポキシ樹脂を全エポキシ樹
脂中に50重量%以上含むことが好ましい。
本発明において、エポキシ樹脂(A)の配合量は通常
5〜25重量%の範囲が好適であり、5重量%未満では成
形性や接着性が不十分であり、25重量%を越えると線膨
脹係数が大きくなり、低応力化が困難になるため好まし
くない。
本発明における硬化剤(B)は、エポキシ樹脂(A)
と反応して硬化させるものであれば特に限定されず、そ
れらの具体例としては、たとえばフェノールノボラッ
ク、クレゾールノボラックなどのノボラック樹脂、ビス
フェノールAなどのビスフェノール化合物、無水マレイ
ン酸、無水フタル酸、無水ピロメリット酸などの酸無水
物およびメタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノジフェニルスルホンなどの芳香族アミ
ンなどが挙げられる。
半導体装置封止用硬化剤としては、耐熱性、耐湿性お
よび保存性の点から、フェノールノボラック、クレゾー
ルノボラックなどのノボラック樹脂が好ましく用いら
れ、用途によっては二種以上の硬化剤を併用してもよ
い。
本発明において、硬化剤(B)の配合量は通常2〜15
重量%である。
さらには、エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)の配合
比は、機械的性質および耐湿性の点から(A)に対する
(B)の化学当量比が0.5〜1.6、特に0.8〜1.3の範囲に
あることが好ましい。
また、本発明においてエポキシ樹脂(A)と硬化剤
(B)の硬化反応を促進するため硬化触媒を用いてもよ
い。
硬化触媒は硬化反応を促進するものならば特に限定さ
れず、たとえば2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メ
チルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾールなど
のイミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジ
メチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2
−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、1,8−ジアザ
ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7などの3級アミン化
合物、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニウムテ
トラプロポキシド、テトラキス(アセチルアセトナト)
ジルコニウム、トリ(アセチルアセトナト)アルミニウ
ムなどの有機金属化合物およびトリフェニルホスフィ
ン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、ト
リブチルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホス
フィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィンなどの有機
ホスフィン化合物が挙げられ、なかでも信頼性および成
形性の点から、有機ホスフィン化合物が好ましく、トリ
フェニルホスフィンが特に好ましく用いられる。これら
の硬化触媒は、用途によっては二種以上を併用してもよ
く、その添加量はエポキシ樹脂(A)100重量部に対し
て0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
本発明におけるスチレン系ブロック共重合体(C)と
しては、ガラス転移温度が通常25℃以上、好ましくは50
℃以上の芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックとガラス
転移温度が0℃以下、好ましくは−25℃以下の共役ジエ
ン重合体ブロック共重合体が含まれる。
前記の芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン、α
−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、1,3−ジメチルスチレンおよびビニルナフタレ
ンなどが挙げられ、なかでもスチレンが好ましく使用で
きる。
前記の共役ジエンとしては、ブタジエン(1,3−ブタ
ジエン)、イソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエ
ン)、メチルイソプレン(2,3−ジメチル−1,3−ブタジ
エン)および1,3−ペンタジエンなどが挙げられ、なか
でもブタジエン、イソプレンが好ましく使用できる。
スチレン系ブロック共重合体(C)中に占めるガラス
相ブロックである芳香族ビニル炭化水素重合体ブロック
の割合は10〜50重量%、ゴム相ブロックである共役ジエ
ン重合体ブロックの割合は90〜50重量%の範囲が好まし
い。
ガラス相ブロックとゴム相ブロックとの組み合せは多
数ありそのいずれでも良いが、中間のゴム相ブロックの
両端にガラス相ブロックが結合したトリブロック共重合
体が好ましい。
この場合のガラス相ブロックの数平均分子量は好まし
くは5,000〜150,000、特に好ましくは7,000〜60,000で
ある。また、ゴム相ブロックの数平均分子量は好ましく
は10,000〜300,000、特に好ましくは30,000〜150,000で
ある。
スチレン系ブロック共重合体(C)は公知のリビング
アニオン重合法を用いて製造できるが、特にこれに限定
されることなく、カチオン重合法、ラジカル重合法によ
っても製造することができる。
スチレン系ブロック共重合体(C)には、上記で説明
したブロック共重合体の不飽和結合の一部が水素添加に
より還元された、水添ブロック共重合体も含まれる。
ここで、芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックの芳香
族二重結合の25%以下および共役ジエン重合体ブロック
の脂肪族二重結合の80%以上が水添されていることが好
ましい。
スチレン系ブロック共重合体(C)の好ましい具体例
としては、ポリスチレン/ポリブタジエン/ポリスチレ
ントリブロック共重合体(SBS)、ポリスチレン/ポリ
イソプレン/ポリスチレントリブロック共重合体(SI
S)、SBSの水添共重合体(SEBS)およびSISの水添共重
合体が挙げられ、なかでも耐熱性の点からSBSの水添共
重合体(SEBS)およびSISの水添共重合体が特に好まし
く用いられる。
本発明において、スチレン系ブロック共重合体(C)
の配合量は通常0.2〜5重量%、好ましくは1〜4重量
%の範囲が好適であり、0.2重量%未満では半田耐熱性
が不十分で、また5重量%を越えると成形性および耐溶
剤性が低下するため好ましくない。
本発明におけるアミノ基を含有するシランカップリン
グ剤(D)の具体例としては、下記式(I)、(II)、
(III)、(IV)または(V)で表されるものが挙げら
れる。
(R1,R2,R3は水素原子または炭素数1〜20の一価の炭化
水素基、R4,R5は炭素数1〜20の二価の炭化水素基、n
は1〜3の整数を各々示す。) なかでも信頼性の点で、含有するアミノ基がすべて二
級のアミノ基であるアミノ基を含有するシランカップリ
ング剤(D)が好ましく、上記式(I)において、R1
フェニル基、R2およびR3がメチル基および/またはエチ
ル基、R4がプロピレン基、nが2または3の、アミノ基
を含有するシランカップリング剤(D)が特に好ましく
用いられる。
このアミノ基を含有するシランカップリング剤(D)
の添加量は、成形性と信頼性の点から通常、充填剤100
重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.2〜3重量
部、特に好ましくは0.3〜1.5重量部であり、用途に応じ
てさらにエポキシシランやメルカプトシランなどの他の
シランカップリング剤を併用することができる。
本発明においては、充填剤(E)をアミノ基を含有す
るシランカップリング剤(D)およびさらにエポキシシ
ランやメルカプトシランなどの他のシランカップリング
剤であらかじめ表面処理することが、信頼性の点で好ま
しい。
本発明における充填剤(E)としては、溶融シリカ
(e)、結晶性シリカ、三酸化アンチモン、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、マグネシア、クレ
ー、タルク、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、アスベス
トおよびガラス繊維などが挙げられるが、なかでも溶融
シリカ(e)は線膨脹係数を低下させる効果が大きく、
低応力化に有効なため好ましく用いられる。
さらには充填剤(E)の割合が全体の75〜90重量%で
あり、かつ充填剤(E)が平均粒径12μm以下の破砕溶
融シリカ(E′)90〜40重量%および平均粒径40μm以
下の球状溶融シリカ(E″)10〜60重量%からなる溶融
シリカ(e)を含むことが、半田耐熱性の点で好まし
い。なお、ここで平均粒径とは累積重量50%になる粒径
(メジアン径)を意味する。
本発明のエポキシ組成物にはハロゲン化エポキシ樹脂
などのハロゲン化合物、リン化合物などの難燃剤、三酸
化アンチモンなどの難燃助剤、カーボンブラック、酸化
鉄などの着色剤、シリコーンゴム、オレフィン系共重合
体、変性シリコーンオイル、変性ニトリルゴム、変性ポ
リブタジエンゴムなどのエラストマー、ポリエチレンな
どの熱可塑性樹脂、チタネートカップリング剤などのカ
ップリング剤、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の金属塩、長鎖
脂肪酸のエステル、長鎖脂肪酸のアミド、パラフィンワ
ックスなどの離型剤および有機過酸化物などの架橋剤を
任意に添加することができる。
本発明のエポキシ組成物は溶融混練することが好まし
く、たとえばバンバリーミキサー、ニーダー、ロール、
単軸もしくは二軸の押出機およびコニーダーなどの公知
の混練方法を用いて溶融混練することにより、製造され
る。
<実施例> 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1〜13、比較例1、2 表1に示した配合処方に対し、表2に示したスチレン
系ブロック共重合体(C)、表3に示したシランカップ
リング剤(D)および表4に示した溶融シリカ(e)
を、夫々表5に示した組成比でミキサーによりドライブ
レンドし、これをロール表面温度90℃のミキシングロー
ルを用いて5分間加熱混練後、冷却、粉砕してエポキシ
組成物を製造した。
この組成物を用い、低圧トランスファー成形法により
175℃×2分の条件で成形して熱時硬度を測定した。
また、模擬素子を封止した80pinQFPを成形して175℃
×5時間ポストキュアした。
半田耐熱性の測定は、ポストキュア後の80pinQFPを用
い、85℃、85%RHで50時間加湿後、250℃の半田浴に10
秒間浸漬し、クラックの発生しないQFPの割合を求め
た。
信頼性の測定は、ポストキュア後の80pinQFPを用い、
130℃、85%RH、バイアス電圧10VでUSPCBTを行い、累積
故障率50%になる時間を求めた。
耐溶剤性の測定は、ポストキュア後の80pinQFPを用
い、超音波洗浄機を用いてトリクレン中で30分間洗浄
し、樹脂部分の退色の有無を観察して判定した。
これらの結果を合せて表5に示す。
表5にみられるように、本発明のエポキシ組成物(実
施例1〜13)は半田耐熱性、熱時硬度などの成形性およ
び耐溶剤性に優れている。
なかでも、アミノ基を含有するシランカップリング剤
(D)のアミノ基がすべて二級アミノ基の場合(実施例
5〜8)は、特に信頼性に優れている。
また、充填剤(E)の割合が全体の75〜90重量%であ
り、かつ充填剤(E)が平均粒径12μm以下の破砕溶融
シリカ(E′)90〜40重量%および平均粒径40μm以下
の球状溶融シリカ(E″)10〜60重量%からなる溶融シ
リカ(e)を含む場合(実施例10〜12)は、特に半田耐
熱性に優れている。
これに対して、本発明のアミノ基を含有するシランカ
ップリング剤(D)を含有しない場合(比較例1)は、
熱時硬度などの成形性および耐溶剤性に劣っている。
また、本発明のスチレン系ブロック共重合体(C)を
含有しない場合(比較例2)は、半田耐熱性に劣ってい
る。
<発明の効果> 本発明のエポキシ組成物は、エポキシ樹脂、硬化剤、
スチレン系ブロック共重合体、アミノ基を含有するシラ
ンカップリング剤および充填剤を配合したために、半田
耐熱性、成形性および耐溶剤性が均衡に優れており、特
に半導体封止用として理想的な特性を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−75922(JP,A) 特開 昭63−251419(JP,A) 特開 昭63−241061(JP,A) 特開 昭63−41527(JP,A) 特開 昭57−155753(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、スチ
    レン系ブロック共重合体(C)、アミノ基を含有するシ
    ランカップリング剤(D)および充填剤(E)からなる
    ことを特徴とするエポキシ組成物。
  2. 【請求項2】アミノ基を含有するシランカップリング剤
    (D)が、そのアミノ基のすべてが二級アミノ基である
    シラン化合物を必須成分として含有することを特徴とす
    る請求項(1)に記載のエポキシ組成物。
  3. 【請求項3】充填剤(E)の割合が全体の75〜90重量%
    であり、かつ充填剤(E)が平均粒径12μm以下の破砕
    溶融シリカ(E′)90〜40重量%および平均粒径40μm
    以下の球状溶融シリカ(E″)10〜60重量%からなる溶
    融シリカ(e)を含むことを特徴とする請求項(1)ま
    たは(2)に記載のエポキシ組成物。
  4. 【請求項4】半導体封止用である請求項(1)〜(3)
    いずれかに記載のエポキシ組成物。
  5. 【請求項5】請求項(4)のエポキシ組成物によって封
    止された半導体装置。
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