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JP2502317Y2 - 押出し成形金型用研掃材 - Google Patents

押出し成形金型用研掃材

Info

Publication number
JP2502317Y2
JP2502317Y2 JP5908491U JP5908491U JP2502317Y2 JP 2502317 Y2 JP2502317 Y2 JP 2502317Y2 JP 5908491 U JP5908491 U JP 5908491U JP 5908491 U JP5908491 U JP 5908491U JP 2502317 Y2 JP2502317 Y2 JP 2502317Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding die
cleaning material
polishing
extrusion molding
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5908491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512121U (ja
Inventor
光行 小林
真人 佐藤
勝義 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5908491U priority Critical patent/JP2502317Y2/ja
Publication of JPH0512121U publication Critical patent/JPH0512121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502317Y2 publication Critical patent/JP2502317Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、成形金型に付着した
汚濁物、酸化物等を除去研掃し成形機能を回復させるた
め使用する押出し成形金型用研掃材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、合成樹脂を材料として各種成形
品を製造する押出し成形機の主要部を示す断面図であ
る。固形の熱可塑性合成樹脂の成形材料をホッパ21か
らヒータ22により加熱されているシリンダ(バレル)
23内に供給し、シリンダ23内に装備したスクリュー
24の回転によって樹脂を加熱・混練・可塑化し、シリ
ンダ23の先端に装着した成形金型(ダイ)25に圧送
して成形する装置である。26はブレーカプレートであ
り、多数の貫通孔を有し溶融樹脂を整流して成形金型2
5の各部分に均一に供給するためのものであり、成形品
の寸法精度、外観、表面の円滑性つや等を向上させる効
果を有するものである。
【0003】図4は、上記シリンダ24にパイプ製造用
の成形金型25を装着した例の断面図である。パイプ等
のように中空部を有する押出し成形品用の成形金型25
は、外周部を成形する金型本体25aの内部に芯金(コ
ア)25bを固定した構造となっており、金型本体25
aと芯金(コア)25bとの間の環状空隙から溶融樹脂
を押出し成形する構成となっている。なお、金型本体2
5aの外周部にもヒータ22aが装着され成形金型25
を加熱保温してある。
【0004】そして、例えばパイプの成形製造の場合
は、成形金型25から連続して押し出される成形品は付
設した水槽で冷却し、引取り機で引出しカッターで所定
の長さに切断する構成となっている。
【0005】上記説明から明らかなように、溶融樹脂と
直接に接触し圧力を保持して樹脂流を誘導し成形する成
形金型25の成形表面の平滑さが成形作業性、製品の寸
法精度、表面の平滑性・美観等を決定づけるものであ
る。しかし、成形金型の表面は、圧送される高温の溶融
樹脂による物理的、化学的な影響にさらされ、特に塩化
ビニール成形等で溶融樹脂の流動状態が変化したときに
は樹脂の熱分解とそれに伴う炭化物の流出そして酸性ガ
スが発生し成形金型が急速に汚濁・汚染・酸化腐食され
ることがある。そして一旦、表面に汚濁・汚染・酸化物
が付着すると、加速度的に成形金型表面の汚濁・汚染・
酸化物の付着・汚染が進行することになり製品の品質低
下、作業性の悪化となる。
【0006】このため、成形金型に付着する汚濁物、酸
化物等を除去研掃する保守作業は極めて重要であり、従
来は電動バフ機に真ちゆう製のバフを装着して実施し、
隅の部分等、電動バフ機では作業困難な個所はサンドペ
ーパにより実施していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の押出し成形金型の研掃方法では、研掃にムラが生じ
やすく、また真ちゅうバフでは成形金型表面のメッキを
損傷するおそれがあり、工数を多く必要とする。またコ
ーナ部分等ではサンドペーパによる手作業となり面倒、
そしてメッキ損傷の危険も増え工数が増加するといった
問題があった。
【0008】金属表面の錆落とし、ペイント落とし等に
広く使用されている砂を研掃材としたブラスト装置によ
る表面処理方法(サンドブラスト)では、金型表面を傷
付ける問題があり、押出し成形金型の研掃に使用された
実績はない。
【0009】この考案は、上記従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、成形金型表面のメッキを損
傷することなく、成形金型に付着した汚濁物、酸化物等
を容易に効率よく除去研掃できる押出し成形金型用研掃
材を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、この考案は、
成形金型に付着した汚濁物、酸化物等をブラスト装置に
より除去研掃し成形機能を回復させる際に使用する押出
し成形金型用研掃材であって、くるみの実を殻皮と共に
潰砕・乾燥させた粒度25.4mm当り30メッシュ程
度の潰砕破砕片状物であることを特徴とし、前記の目的
を達成しようとするものである。
【0011】
【作用】上記考案の押出し成形金型用研掃材は、適度の
凹凸と鋭どさの潰砕破砕断面と、硬い繊維束を表面や内
部に有し、しかも金属や、岩石粒のような高い硬度でも
ないので、ブラスト装置で圧縮空気流に混入して押出し
成形金型に噴射することにより、成形金型表面のメッキ
を損傷することなく、成形金型に付着した汚濁物、酸化
物等を容易に効率よく除去研掃できる。
【0012】
【実施例】以下、この考案に係る押出し成形金型用研掃
材を実施例により説明する。図1は、この考案に係る押
出し成形金型用研掃材を使用して成形金型を研掃するブ
ラスト装置の構成概要を示すブロック図である。
【0013】1はブラスト装置、2は圧縮空気タンクで
あり空気圧縮機から送られてくる加圧した空気を油分、
水分を除去し一時貯溜しておく。3は研掃材4を貯溜し
ておく研掃材タンク、5は圧縮空気流に研掃材4を混入
させる混合器、6はホース、7は噴射ノズルである。
【0014】研掃作業を行うには、まず空気バルブ8を
開き、圧縮空気タンク2の圧縮空気を混合器5、ホース
6を通して噴射ノズル7から噴射させる。次に、混合バ
ルブ9を開き研掃材タンク3内の研掃材4を落下させ混
合器5内の圧縮空気流に吸引混合させ、噴射ノズル7か
ら噴射させる。この研掃材4を混入した空気流を成形金
型の所要個所に打ち当てて付着している汚濁物、酸化物
等を研掃する。
【0015】図2は、上記ブラスト装置による研掃作業
に使用する本考案に係る押出し成形金型用研掃材4の一
実施例の拡大外観図である。
【0016】実施例の研掃材4は、くるみの実を殻皮と
共に潰砕・乾燥させた粒度25.4mm当り30メッシ
ュ程度の潰砕破砕片状物であり、適度の凹凸と鋭どさの
潰砕破砕断面と、硬い繊維束を表面や内部に有してお
り、しかも金属や、岩石粒のような高い硬度でもない。
【0017】この研掃材4を使用して、ブラスト装置に
より押出し成形金型に噴射することにより、成形金型表
面のメッキを損傷することなく、成形金型に付着した汚
濁物、酸化物等を容易に効率よく除去研掃できる。また
コスト的にも有利である。
【0018】なお、実施例の研掃材4、および他の研掃
材、即ち、ポリアセタールビーズ、ポリスチレンビー
ズ、ガラスビーズ、酸化アルミニウムを素材とした各研
掃材を、空気圧力を4.0〜4.5Kg/平方糎として
ブラストによる除去研掃効果の比較実験を実施した結
果、本実施例の研掃材4が最も除去研掃効果に勝り、一
番短時間に完全に、しかもメッキ面を損傷することなく
実施でき、更に、コストも安くできることが確認でき
た。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、押出し成形金型用研掃材は、適度の凹凸と鋭どさの
潰砕破砕断面と、硬い繊維束を表面や内部に有し、しか
も金属や、岩石粒のような高い硬度でもないので、ブラ
スト装置で圧縮空気流に混入して押出し成形金型に噴射
することにより、押出し成形金型表面のメッキを損傷す
ることなく、押出し成形金型に付着した汚濁物、酸化物
等を容易に効率よく除去研掃できる。
【0020】ブラスト装置が利用できることにより、一
度に広範囲をムラなく除去研掃できるだけでなく、従来
方法では困難であった隅の部分にまで研掃材を噴射して
除去研掃することができ、作業効率を大幅に向上でき、
また研掃作業のコストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に使用するブラスト装置のブロック図
である。
【図2】 一実施例の拡大外観図である。
【図3】 押出し成形機の主要部断面図である。
【図4】 パイプ製造用の成形金型を装着した要部断面
図である。
【符号の説明】
1 ブラスト装置 2 圧縮空気タンク 3 研掃材タンク 4 研掃材 5 混合器 7 噴射ノズル 21 ホッパ 22,22a ヒータ 23 シリンダ 24 スクリュー 25 押出し成形金型 25a 金型本体 26a 芯金(コア) 28 スクリュー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し成形機に装着する成形金型に付着
    した汚濁物、酸化物等をブラスト装置により除去研掃し
    成形機能を回復させる際に使用する押出し成形金型用研
    掃材であって、くるみの実を殻皮と共に潰砕・乾燥させ
    た粒度25.4mm当り30メッシュ程度の潰砕破砕片
    状物であることを特徴とする押出し成形金型用研掃材。
JP5908491U 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材 Expired - Lifetime JP2502317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5908491U JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

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JP5908491U JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512121U JPH0512121U (ja) 1993-02-19
JP2502317Y2 true JP2502317Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=13103126

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JP5908491U Expired - Lifetime JP2502317Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 押出し成形金型用研掃材

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JPS52168025U (ja) * 1976-06-11 1977-12-20

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JPH0512121U (ja) 1993-02-19

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