JP2025507083A - 折り畳みバックルを有する留め金 - Google Patents
折り畳みバックルを有する留め金 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2025507083A JP2025507083A JP2024553319A JP2024553319A JP2025507083A JP 2025507083 A JP2025507083 A JP 2025507083A JP 2024553319 A JP2024553319 A JP 2024553319A JP 2024553319 A JP2024553319 A JP 2024553319A JP 2025507083 A JP2025507083 A JP 2025507083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clasp
- blade
- closed position
- bracelet
- central
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C5/00—Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
- A44C5/18—Fasteners for straps, chains or the like
- A44C5/22—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps
- A44C5/24—Fasteners for straps, chains or the like for closed straps with folding devices
Landscapes
- Buckles (AREA)
Abstract
【解決手段】
装着者の手首周りにブレスレットを保持するよう設計された閉鎖位置と、装着者の手からブレスレットを取り外すのに適した開放位置とを占めることができる、ブレスレットの留め金(1)であって、中央ストリップ(10)と、中央ストリップ(10)の一端部(11)上に、第一端部(21)を介して旋回可能に搭載された少なくとも1つの中間ストリップ(20)と、中間ストリップ(20)の第二端部(24)上に、第一端部(31)を介して旋回可動に搭載され、第二端部(34)においてブレスレットストランド(2)を受ける部材を含む、少なくとも1つの端部ストリップ(30)と、を含み、中央ストリップ(10)、少なくとも1つの中間ストリップ(20)、及び少なくとも1つの端部ストリップ(30)は、留め金の閉鎖位置において、留め金に直角の方向にあらゆる過度な厚さを形成することなく、横断方向に組み合わされる、留め金。
【選択図】 図1
装着者の手首周りにブレスレットを保持するよう設計された閉鎖位置と、装着者の手からブレスレットを取り外すのに適した開放位置とを占めることができる、ブレスレットの留め金(1)であって、中央ストリップ(10)と、中央ストリップ(10)の一端部(11)上に、第一端部(21)を介して旋回可能に搭載された少なくとも1つの中間ストリップ(20)と、中間ストリップ(20)の第二端部(24)上に、第一端部(31)を介して旋回可動に搭載され、第二端部(34)においてブレスレットストランド(2)を受ける部材を含む、少なくとも1つの端部ストリップ(30)と、を含み、中央ストリップ(10)、少なくとも1つの中間ストリップ(20)、及び少なくとも1つの端部ストリップ(30)は、留め金の閉鎖位置において、留め金に直角の方向にあらゆる過度な厚さを形成することなく、横断方向に組み合わされる、留め金。
【選択図】 図1
Description
本発明は、時計ブレスレット用展開バックルを有する留め金と、当該留め金を含むブイレスレットそのものに関する。本発明はまた、当該留め金を含む、腕時計に関する。
最先端技術において、時計のブレスレット用展開バックルを有する留め金は、一般的に、2つのストランドの端部への固定を常に維持するために、当該ブレスレットの2つのストランド間に配置される。このような留め金は、ブレスレットと留め金が、時計を固定することを可能にする全体長さを有することで、手首の周囲にわたって延びる、時計の装着のために設けられる閉鎖位置と、留め金から取り外すことなく、ブレスレットの2つのストランドの2つの端部を分離することで、ブレスレットと留め金の長さの増加を可能にし、これにより手の通過と小型時計の取り外しを可能にする開放位置の、2つの位置を占める。留め金の当該開放構成において、ブレスレットの2つのストランドは分離されず、これにより腕時計の落下のリスクを最小化する。
この文脈において、最先端技術のこのような留め金は、中央ブレードの2つの端部においてそれぞれ回転可動に適合され、当該中央ブレード上に折り畳まれることができる2つのブレードと、留め金が閉鎖位置から開放位置へ切り替わるよう、留め金を解放可能にする押しボタン装置とを含む。
しかしながら、このような留め金の欠点の一つは、とりわけ作動及び係止機構、重ね合わされたブレードを含む、留め金を構成するパーツの複雑な組立を有することによる著しいバルクであり、これら部品は、審美的理由から、カバーの、またはブレスレットの下にしばしば配置される。このようなバルクは、結果として、時計の装着に関連する快適性を大幅に変えることになる。更に当該バルクは、追加で、留め金の、そしてそのため時計の、審美的外観に、著しく且つマイナスの影響を与える。
本発明の目的は、最先端技術に関連付けられたこれら欠点を軽減するものである。
このため、本発明は、装着者の前記手首周りにブレスレットを保持するよう設計された閉鎖位置と、装着者の前記手から前記ブレスレットを取り外すのに適した開放位置とを占めることができる、ブレスレットの留め金であって、中央ブレードと、前記中央ブレードの端部上に、第一端部を介して旋回可動に適合された少なくとも1つの中間ブレードと、前記中間ブレードの第二端部上に、第一端部により旋回可動に適合され、第二端部においてブレスレットストランドを受ける要素を含む、少なくとも1つの端部ブレードと、を含み、前記中央ブレード、前記少なくとも1つの中間ブレード、及び前記少なくとも1つの端部ブレードは、前記留め金の前記閉鎖位置において、前記留め金に直角の前記方向にあらゆる厚さ超過を形成することなく、前記横断方向に組み合わされる、留め金に関連する。
前記留め金は、前記留め金の前記閉鎖位置を安定化させる弾性保持装置を含んでもよい。
前記留め金の前記閉鎖位置において、前記中央ブレード、前記少なくとも1つの中間ブレード、及び前記少なくとも1つの端部ブレードは、垂直重ね合わせによる、前記留め金のあらゆる厚さ超過を生成しない。
前記留め金の前記閉鎖位置において、前記中央ブレード、前記少なくとも1つの中間ブレード、及び前記少なくとも1つの端部ブレードは、自身の上面が連続面を形成するような構成を占めてもよい。
前記少なくとも1つの中間ブレードは、前記留め金の前記閉鎖位置において前記横断方向に前記中央ブレードの両側に位置決めされる、2つの平行分岐を含み、前記少なくとも1つの端部ブレードも同様に、前記留め金の前記閉鎖位置において前記横断方向に、前記少なくとも1つの中間ブレードの前記平行分岐の両側それぞれに位置決めされる2つの平行分岐を含んでもよい。
前記中央ブレード、前記少なくとも1つの中間ブレード、及び前記少なくとも1つの端部ブレードは、実質的に同一の最大厚さまたは平均厚さを有してもよい。
閉鎖位置における前記留め金の前記最大厚さ、または平均厚さは、3.5mm以下、または3mm以下、または2.8mm以下であってもよい。
前記少なくとも1つの中間ブレードの前記長さと、前記少なくとも1つの端部ブレードの前記長さは、実質的に等しくてもよい。
前記中央ブレードは、前記留め金の前記閉鎖位置において、前記中間ブレードの横断分岐を、厚さ超過なくして、収容するためのセットバック部分を含んでもよい。
前記留め金は、前記中央ブレードに形成された貫通スリットを含む、弾性保持装置を含んでもよい。
前記留め金は、同一の中央ブレード上で旋回するよう適合された2つの中間ブレードと、各中間ブレード上で旋回するようそれぞれ適合された2つの端部ブレードと、を含み、前記留め金の横断正中面に対して対称構造を形成してもよい。
本発明はまた、前述の留め金に固定された2つのブレスレットストランドを含む、ブレスレットに関する。
前記留め金の前記閉鎖位置において、少なくとも1つのブレスレットストランドの前記上面は、前記留め金の前記上面と連続してもよい。
本発明は、前述のブレスレットを含む、時計、とりわけ腕時計、または宝飾品に関する。
本発明はまた、展開バックルを有する当該留め金を含む、時計用ブレスレットに関する。本発明はまた、当該留め金を含む、時計自体に関する。
他の利点及び特徴は、非限定的例示として与えられ、添付の図面に示される、本発明の特定の実施形態についての以下の説明において、より明白になる。
以下の記載において、同一の参照番号は、同一または類似機能を持つパーツを示す。
「上」と「下」の形容詞は、それぞれ、留め金または留め金を含むブレスレットを装着するユーザが見ることができる側に向けたパーツまたは表面と、留め金または留め金を含むブレスレットを装着するユーザの手首に向けた、反対側のパーツまたは表面を示すために用いられる。
加えて、慣例により、縦方向の文言は、ブレスレットの留め金を含む、手首上に配置されたブレスレットの長さに沿ったあらゆる方向に用いられる。横断方向は、ブレスレットのまたは留め金の平面内で、縦方向に直角な方向である。垂直方向は、ブレスレットまたは留め金の下部から上部へ向かう、先行する2方向に対して直角である。
展開バックルを有する留め金の特定の実施形態を、非限定的態様で、以下に詳細に説明する。
図1から6に示すように、本実施形態にかかる展開バックルを有する留め金1は、垂直横断正中面周りに対称な構造を有する。このため、対称的に配置された部品を示すために、同一の参照番号が用いられる。もちろん、本発明は、非対称留め金にも、2つの側の一方のみに限定された構造を含むものにも、適用可能である。
留め金1は、図3、5、及び6に示す、ブレスレットを装着者の手首周りに保持するのに適した閉鎖位置と、図1、2、及び4に示す、装着者の手からブレスレットを取り外すのに適した開放位置を占めることができる。
このような留め金1は、中央ブレード10を含み、中央ブレード10の2つの端部11のそれぞれに、2つの中間ブレード20が旋回により可動に配置される。より具体的には、各中間ブレード20の第一端部21が、図示しない横軸を介して、中央ブレード10の端部11に回転可動に配置される。
中央ブレード10は追加で、本実施形態によればその中央パーツに、後述のように留め金の閉鎖位置において各中間ブレード20の第二端部24に配置された横断パーツ23を受けることが意図される、セットバック部分15を上面に含む。
本実施形態によれば、中央ブレードのセットバック部分15は、留め金の閉鎖位置が安定するように、留め金の閉鎖位置において中間ブレード20を保持する弾性保持装置が設けられる。留め金は、誤って開放されることはない。
中間ブレード20は、2つの平行分岐22を含む、U字形状を有し、平行分岐22は、中央ブレード10に連結される第一端部21とは反対側の第二端部24において、横断分岐23により連結される。当該構造は、2つの平行分岐22が、留め金の閉鎖位置において、横断方向に鑑みて中央ブレード10の両側に、実質的に縦方向に位置決めされるようになるものである。当該閉鎖位置において、中間ブレード20の横断分岐23は、中央ブレード10のセットバック部分15に収容される。このため、留め金の厚さ超過を引き起こすことなく、セットバック部分15により形成された凹部内に収容可能なように、横断分岐23は減少された厚さを有する。換言すれば、中央ブレード10のセットバック部分において厚さに追加された、横断分岐23の厚さは、セットバック部分15外の中央ブレード10の厚さと実質的に等しく、中間ブレード20の平行分岐22の厚さと実質的に等しい。
留め金1は追加で、2つの平行分岐32を含む、端部ブレード30を含み、平行分岐32は、図示しない横軸を介して、中間ブレード20の第二端部24に回転可動に適合される第一端部31を含む。これら端部ブレード30は追加で、そのそれぞれの第二端部34において、ブレスレットストランド2の端部を受ける手段を含む。有利には、ブレスレットストランド2は、当該第二端部34において、端部ブレード30に対して旋回で可動に適合される。この適合は、取り外し可能であってもよい。ブレスレットストランド2の固定には、あらゆる既知の機械的解決策が実施可能である。
当該構成は、端部ブレード30の2つの平行分岐32が、留め金の閉鎖位置において、横断方向に鑑みて中間ブレード20の平行分岐22の両側に、実質的に縦方向の方向に位置決めされるようになるものである。
本発明は、図3に示すように、閉鎖位置における留め金のバルクの強力な減少を可能にするという利点を提供する。実際、本実施形態によれば、留め金の3つのブレード10、20、30は、横方向において、互いに適合されるまたは連結される。ブレードは、小さな厚みであって、中央ブレードのセットバック部分15に収容される、中間ブレード20の横断分岐23を除き、垂直方向に重ね合わされない。当該構成により、当該重ね合わせは、上述のように、あらゆる厚さ超過を引き起こさない。このため、留め金の閉鎖位置において、ブレード10、20、30は、ブレスレットまたは留め金カバーも含む、少なくとも2つのブレードの垂直重ね合わせを含む従来の構成で得られるものとは反対に、留め金1のあらゆる厚さ超過を発生させない。留め金の全てのブレードと部品は、このように、中央閉鎖パーツを除き、垂直方向における重ね合わせなくして、好ましくは横断方向に独占的に適合される。このため、閉鎖位置における留め金の全体最大厚さは、留め金の最も厚いブレードの最大厚さに対応する。留め金の閉鎖位置は、その完全に展開した位置と比較して厚さを増大させることはない。
また、最適には、中間ブレード20と端部ブレード30の長さは、中央ブレード10の長さの半分に対応するよう選択される。加えて、横断方向で測定されるこれら3つのブレードの幅は、留め金の全体幅が、ブレスレットストランド2の幅に対応するようにされる。最後に、垂直方向に測定される各ブレード10、20、30の厚さは、最小化される。
本実施形態によれば、留め金のブレードの幅は、留め金の閉鎖位置において、より少ない遊びをもって、つまり、間に見ることができる空間を残すことなく、横断方向に適合されるようなものである。加えて、ブレード間の厚さは、同程度の大きさである。ブレードは、実際、実質的に同一の最大厚さまたは平均厚さを有する。このため、閉鎖位置において、連続する、留め金の上面を形成することが可能になる。有利には、当該表面は、手首の形状に追従するよう、曲面である。
加えて、閉鎖位置での留め金の当該上面は、好ましくは、留め金に連結されたブレスレットストランド2の上面と連続する。当該閉鎖位置において、中央ブレード10の端部11、中間ブレード20の第一端部21、及び端部ブレード30の第二端部34は、横断方向に整列して位置決めされる。当該端部はこのように、端部ブレード30に固定されたブレスレットストランド2と接触する。当該形状は留め金に、区別可能な留め金ではなく、ブレスレットの一部であるような印象を与えることを可能にする。実際、当該上面は全体として連続面を形成し、その厚さも同様に実質的に一定及びまたは連続を維持する。したがって、解決策は、留め金のバルクを最小化するだけでなく、特に興味深い独特の審美的結果を達成することを可能にする。当該効果を支援するため、留め金とブレスレットストランドの間で、同一素材または類似素材を選択することが可能である。
留め金の中央パーツでは、2つの中間ブレード20の2つの横断分岐23が、留め金の2つの対称側面の間の、そしてその延長で2つのブレスレットストランド間の、連続性を保証するため、互いに接触する。このため、中央ブレード10のセットバック部分15は、収容すべき2つの横断分岐23の長さに対応する長さを有する。
留め金は閉鎖位置において、ブレスレットストランド2の厚さよりもわずかに大きい、最小化された厚さを有するように見える。とりわけ、閉鎖位置における留め金の最大厚さは、3.5mm以下、または3mm以下、または2.8mm以下、例えば2.6mm程度である。当該最大厚さは、留め金の中央に位置する。側部において、厚さは狭まり、例えば1.5mm以下、または2mm以下と、ブレスレットストランドの厚さに近似する厚さを有する。
留め金の全てのブレードは、同一素材で提示されてもよい。変形例において、異なる素材が選択されてもよい。当該素材は、チタン、鋼、または金といった金属でもよい。変形例として、当該素材は、セラミック、及びまたは炭素系複合材料及びまたは他の素材であってもよい。
上述のように、当該留め金には好ましくは、その閉鎖位置を維持するための弾性保持装置が設けられる。留め金の当該閉鎖位置は、誤って開放されることがないよう、十分に安定するよう選択される。一実施形態によれば、当該保持装置は、弾性要素の使用に依拠し、その作動により発揮する弾性作用力に対抗することで、留め金が開放または閉鎖することを可能にする。静止状態において、弾性要素の弾性作用力は、留め金がその閉鎖位置を維持するよう作用する。
当該実施形態によれば、保持装置は、セットバック部分15において中央ブレードの厚みに形成された、単純なスリット16により形成される。より具体的には、図示した例においては、4つのスリット16が形成され、中央ブレード10の中心点に対して対称的に配置される。各スリット16は、セットバック部分15の横方向端部から、横断方向に延長し、その後四分円を形成して縦方向に延長し、中央ブレード10の最も厚い部分で停止する。これら4つのスリット16の機能は、留め金の弾性保持装置を形成することを可能にするため、中央ブレード10に、縦及びまたは横断方向に弾性変形の性質を与えることである。これらスリット16は、中央ブレードの全厚さにわたり延長する貫通スリットである。もちろん、例えば独立した弾性ブレードに基づくものや、その他弾性保持システムに基づくものといった、他の保持装置が実施されてもよい。変形例として、留め金の構造が、十分に安定だと見做されるその閉鎖位置の維持を保証してもよく、この場合、弾性保持装置はもはや必須ではない。このため、任意となる。
本発明にかかる留め金1の操作を以下に説明する。留め金1の開放、すなわち広げられた位置から、中間ブレード20が中央ブレード10の端部11周りに旋回する。この運動は、横断分岐23が中央ブレード10の空洞部分15内に収納されるまで継続される。当該位置に到達するにあたり、中央ブレード10に弾性作用力が発揮され、その後中間ブレード20をその閉鎖位置に維持する傾向を与える弾性戻し作用力を発揮する。このため、中央ブレード10は、スリット16において、中間ブレード20の平行分岐22の内部側面に配置された対応形状27と協働する、わずかな突起側面17を含んでもよい。このため、平行分岐22が、中央ブレード10の側面と対向すると、対応する形状27が、突起側面17に重みをかけ、突起側面17は弾性変形する。これは、中間ブレード20の当該対応形状27に発揮される横断弾性作用力をもたらし、両者を閉鎖位置に維持することに寄与する。したがって、スリット16、突起側面17、及び対応形状27の組み合わせは、留め金の弾性保持装置を形成する。
端部ブレード30は、中間ブレード20と同じ高さに、平行になるまで、中間ブレード20の第二端部24周りを旋回する。好ましくは、これら端部ブレード30の最終位置を定義するため、支台28が設けられる。実施形態によれば、当該支台28は、中間ブレード20の平行分岐22の第一端部21において、外部側面に配置された、ピンにより形成される。端部ブレード30の平行分岐32の内部側面は、支台位置に到達すると、当該ピンが収容される空洞38を含む。端部ブレード30の位置は、留め金の閉鎖位置において、本質的に安定することを注記する。2つの中間20及び端部30ブレードを互いに明確に維持するために補完的保持装置を設ける義務はない。
留め金1の開放は、弾性保持装置が発揮する弾性作用力を克服するのに十分な作用力を発揮し、その後、異なるブレードを互いに展開するという、逆の作動で行われる。
変形例において、中央ブレード10タイプの第一ブレード、中間ブレード20タイプの第二ブレード、端部ブレード30タイプの第三ブレードで形成される組立体を、例として説明したものよりも小さな厚みの留め金を形成するために用いることができる。留め金は、説明した実施形態のような対称構造のように2つではなく、上述の単一の組立体のみを含んでもよい。
加えて、この3つのブレードの組立体は、垂直方向にあらゆる厚さ超過を形成しないよう、また閉鎖位置において厚い留め金を形成しないよう、3つのブレードが閉鎖位置において、垂直方向ではなく横断方向に、少なくとも部分的に重ね合わされる限り、上述のものとは異なる形状を有してもよい。
有利には、3つのブレード10、20、30は、剛性ブレードである。
本発明は、当該留め金1を組み込んだあらゆるブレスレットに関する。ブレスレットは、腕時計のブレスレットであってもよい。当該留め金は、より一般的には、手首またはその他の部分に固定される、あらゆる物体に用いることができる。当該物体は、例えば、深さ計や潜水ダイビングコンピュータといった潜水ダイビングアクセサリ、または宝飾品部品であってもよい。ブレスレットは、例えば、軟質プラスチック素材製の、皮革製の、または金属リンクの組立体で形成された、といった、あらゆるタイプのものであってもよい。
本発明は、最後に、当該ブレスレットまたは当該留め金を含む、時計、とりわけ腕時計に関する。
Claims (15)
- 装着者の手首周りにブレスレットを保持するよう設計された閉鎖位置と、装着者の手から前記ブレスレットを取り外すのに適した開放位置とを占めることができる、ブレスレットの留め金(1)であって、
中央ブレード(10)と、前記中央ブレード(10)の端部(11)上に、第一端部(21)を介して旋回可動に適合された少なくとも1つの中間ブレード(20)と、前記中間ブレード(20)の第二端部(24)上に、第一端部(31)により旋回可動に適合され、第二端部(34)においてブレスレットストランド(2)を受ける要素を含む、少なくとも1つの端部ブレード(30)と、を含み、
前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記少なくとも1つの端部ブレード(30)は、前記留め金の前記閉鎖位置において、前記留め金に直角の方向にあらゆる厚さ超過を形成することなく、横断方向に組み合わされる、
留め金(1)。 - 前記閉鎖位置において、前記留め金の全最大厚さは、前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記端部ブレード(30)のうち、前記留め金の最も厚いブレードの最大厚さに対応する、
請求項1に記載の留め金(1)。 - 前記留め金の前記閉鎖位置を安定化させる弾性保持装置を含む、
請求項1または2に記載の留め金(1)。 - 前記閉鎖位置において、前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記少なくとも1つの端部ブレード(30)は、垂直重ね合わせによる、前記留め金(1)のあらゆる厚さ超過を生成しない、または前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記少なくとも1つの端部ブレード(30)は、重ね合わせなくして、前記横断方向に、実質的に独占的に組み合わされる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 閉鎖位置において、前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記少なくとも1つの端部ブレード(30)は、これらの上面が連続面を形成するような構成を占める、
請求項1から4のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 前記少なくとも1つの中間ブレード(20)は、閉鎖位置において前記横断方向に前記中央ブレード(10)の両側に位置決めされる、2つの平行分岐(22)を含み、前記少なくとも1つの端部ブレード(30)も同様に、閉鎖位置において前記横断方向に、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)の前記平行分岐(22)の両側それぞれに位置決めされる2つの平行分岐(32)を含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 前記中央ブレード(10)、前記少なくとも1つの中間ブレード(20)、及び前記少なくとも1つの端部ブレード(30)は、実質的に同一の最大厚さまたは平均厚さを有する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 閉鎖位置における前記留め金の最大厚さは、3.5mm以下、または3mm以下、または2.8mm以下である、
請求項1から7のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 前記少なくとも1つの中間ブレード(20)の前記長さと、前記少なくとも1つの端部ブレード(30)の前記長さは、実質的に等しい、
請求項1から8のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 前記中央ブレード(10)は、閉鎖位置において、前記中間ブレード(20)の横断分岐(23)を、厚さ超過なくして、収容するためのセットバック部分(15)を含む、
請求項1から9のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 前記中央ブレード(10)に形成された貫通スリット(16)を含む、弾性保持装置を含む、
請求項1から10のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 同一の中央ブレード(10)上で旋回するよう適合された2つの中間ブレード(20)と、各中間ブレード(20)上で旋回するようそれぞれ適合された2つの端部ブレード(30)と、を含み、前記留め金(1)の横断正中面に対して対称構造を形成する、
請求項1から11のいずれか一項に記載の留め金(1)。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の留め金(1)に固定された2つのブレスレットストランド(2)を含む、ブレスレット。
- 前記留め金の前記閉鎖位置において、少なくとも1つのブレスレットストランド(2)の上面は、前記留め金の上面と連続する、
請求項13に記載のブレスレット。 - 請求項13または14に記載のブレスレットを含む、時計、とりわけ腕時計、または宝飾品。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR2202015 | 2022-03-08 | ||
FR2202015A FR3133300B1 (fr) | 2022-03-08 | 2022-03-08 | Fermoir a boucle deployante |
PCT/EP2023/055860 WO2023170128A1 (fr) | 2022-03-08 | 2023-03-08 | Fermoir a boucle deployante |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2025507083A true JP2025507083A (ja) | 2025-03-13 |
Family
ID=81448286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024553319A Pending JP2025507083A (ja) | 2022-03-08 | 2023-03-08 | 折り畳みバックルを有する留め金 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20250176677A1 (ja) |
EP (1) | EP4489613A1 (ja) |
JP (1) | JP2025507083A (ja) |
CN (1) | CN119255725A (ja) |
FR (1) | FR3133300B1 (ja) |
WO (1) | WO2023170128A1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1830042A (en) * | 1930-12-10 | 1931-11-03 | Hadley Company Inc | Bracelet attachment |
FR3094873A1 (fr) * | 2019-04-09 | 2020-10-16 | Michel Gigoux | mini boucle déployante avec longerons rigides |
CH716561B1 (fr) * | 2019-09-04 | 2023-01-13 | Richemont Int Sa | Fermoir à système de verrouillage sans surépaisseur par rapport à un bracelet. |
-
2022
- 2022-03-08 FR FR2202015A patent/FR3133300B1/fr active Active
-
2023
- 2023-03-08 CN CN202380025883.9A patent/CN119255725A/zh active Pending
- 2023-03-08 WO PCT/EP2023/055860 patent/WO2023170128A1/fr active Application Filing
- 2023-03-08 JP JP2024553319A patent/JP2025507083A/ja active Pending
- 2023-03-08 EP EP23710305.6A patent/EP4489613A1/fr active Pending
- 2023-03-08 US US18/842,346 patent/US20250176677A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20250176677A1 (en) | 2025-06-05 |
WO2023170128A1 (fr) | 2023-09-14 |
FR3133300B1 (fr) | 2025-06-13 |
CN119255725A (zh) | 2025-01-03 |
EP4489613A1 (fr) | 2025-01-15 |
FR3133300A1 (fr) | 2023-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108991661B (zh) | 链扣钩 | |
EP2606762B1 (fr) | Fermoir à différents réglages de longueur de bracelet | |
US10506853B2 (en) | Watch strap | |
CN105899098B (zh) | 包括用于精细调节手链有效长度的装置的手链扣环 | |
CN109106012B (zh) | 用于手表的扣件 | |
JP6224333B2 (ja) | ブレスレットの折り重ね留め金 | |
US10470532B2 (en) | Adjusting device for bracelet | |
WO2016131508A1 (fr) | Montre a bracelet extensible | |
US11445788B2 (en) | Bracelet clasp | |
JP2025507083A (ja) | 折り畳みバックルを有する留め金 | |
US12048359B2 (en) | Clasp for a bracelet | |
US6289562B1 (en) | Unfolding clasp for a bracelet | |
JP7462669B2 (ja) | ブレスレット用の留め金 | |
EP2319348B1 (fr) | Maillon pour bracelet extensible et bracelet muni d'un tel maillon | |
KR102686537B1 (ko) | 조정가능한 팔찌 클래스프 | |
JP7541134B2 (ja) | ブレスレットのクラスプ | |
KR970000461Y1 (ko) | 길이조절이 가능한 손목시계용 버클식 가죽밴드 | |
HK40001563A (en) | Bracelet clasp | |
KR100689104B1 (ko) | 손목시계밴드용 버클 | |
CH701804B1 (en) | Clasp of bracelet with setting feature length. | |
CN114617344A (zh) | 用于腕带或束带的搭扣 | |
HK1228218A1 (en) | Watch with extending watchband | |
HK1228218B (en) | Watch with extending watchband | |
HK1098312B (en) | Watch case including a strap clasp | |
HK1010661B (en) | Unfolding buckle-type clasp for a bracelet |