JP2025045987A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
定着装置および画像形成装置Info
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Abstract
【課題】定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすること。
【解決手段】媒体(S)の像を定着する定着手段(Fh)と、媒体(S)の搬送方向に対して前記定着手段(Fh)の下流側に配置されて媒体(S)を案内する案内手段(2)と、定着手段(Fh)と案内手段(2)との間の隙間(7)に対応して設けられ、隙間(7)に清掃手段(21)を進入させる清掃進入手段(6)と、を備えた定着装置(F)。
【選択図】図3
【解決手段】媒体(S)の像を定着する定着手段(Fh)と、媒体(S)の搬送方向に対して前記定着手段(Fh)の下流側に配置されて媒体(S)を案内する案内手段(2)と、定着手段(Fh)と案内手段(2)との間の隙間(7)に対応して設けられ、隙間(7)に清掃手段(21)を進入させる清掃進入手段(6)と、を備えた定着装置(F)。
【選択図】図3
Description
本発明は、定着装置および定着装置を有する画像形成装置に関する。
画像記録装置で像を定着させる定着装置に関し、下記の特許文献1~3に記載の技術が従来公知である。
特許文献1,2には、定着器の定着ベルト(171)やヒートロール(172)を、第1の清掃ロール(210,310)で清掃する技術が記載されている。特許文献1では、第1の清掃ロール(210,310)は、定着ベルト(171)やヒートロール(172)の軸方向に沿って延びるローラ状に形成されている。
特許文献3には、定着ベルト(14)に付着した未定着トナーをオイルローラ(13d)で拭い取り、オイルローラ(13d)が拭い取った未定着トナーをクリーニングローラ(13e)で除去する構成が記載されている。
本発明は、定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
媒体の像を定着する定着手段と、
媒体の搬送方向に対して前記定着手段の下流側に配置されて媒体を案内する案内手段と、
前記定着手段と前記案内手段との間の隙間に対応して設けられ、前記隙間に清掃手段を進入させる清掃進入手段と、
を備えたことを特徴とする。
媒体の像を定着する定着手段と、
媒体の搬送方向に対して前記定着手段の下流側に配置されて媒体を案内する案内手段と、
前記定着手段と前記案内手段との間の隙間に対応して設けられ、前記隙間に清掃手段を進入させる清掃進入手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記定着手段よりも媒体の搬送方向の上流側に配置されて、媒体を搬送する搬送手段であって、媒体の幅方向に対して予め定められた位置に配置された前記搬送手段に対して、前記搬送手段の幅方向の位置に対応する位置に設けられた前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする。
前記定着手段よりも媒体の搬送方向の上流側に配置されて、媒体を搬送する搬送手段であって、媒体の幅方向に対して予め定められた位置に配置された前記搬送手段に対して、前記搬送手段の幅方向の位置に対応する位置に設けられた前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、
媒体が給紙される給紙手段で構成された前記搬送手段、
を備えたことを特徴とする。
媒体が給紙される給紙手段で構成された前記搬送手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記定着手段の筐体に形成された開口により構成された前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする。
前記定着手段の筐体に形成された開口により構成された前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の定着装置において、
前記定着手段への配線が配策された前記筐体と、
前記配線の外側を覆って保護する保護手段であって、前記開口を塞ぐ塞ぎ手段を有する前記保護手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記定着手段への配線が配策された前記筐体と、
前記配線の外側を覆って保護する保護手段であって、前記開口を塞ぐ塞ぎ手段を有する前記保護手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,6に記載の発明によれば、定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい搬送手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
請求項3に記載の発明によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい給紙手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
請求項4に記載の発明によれば、筐体の開口を通じて粉体を除去できる。
請求項5に記載の発明によれば、定着手段を塞ぎ手段で保護することができる。
請求項2に記載の発明によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい搬送手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
請求項3に記載の発明によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい給紙手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
請求項4に記載の発明によれば、筐体の開口を通じて粉体を除去できる。
請求項5に記載の発明によれば、定着手段を塞ぎ手段で保護することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,-X,Y,-Y,Z,-Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,-X,Y,-Y,Z,-Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、画像記録手段の一例であって画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取手段の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、画像記録手段の一例であって画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取手段の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容手段の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイ
TG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ローラU3bが配置されている。
TG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ローラU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取部の一例としての読取ユニットU2aが配置されている。実施例1の読取ユニットU2aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、副走査方向の一例としての左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取ユニットU2aは、画像処理部GSに電気的に接続されている。
図2は実施例1の画像の記録部の要部説明図である。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成手段の一例としての露光装置LHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
実施例1の露光装置LHy~LHkは、一例として、複数のLEDが主走査方向に並んだLEDヘッドにより構成されている。露光装置LHy~LHkは、書込回路DLから入力された信号に応じて、Y,M,C,Kの各色に対応した書込光を出力可能に構成されている。
前記書込回路DLや電源回路Eは、制御手段の一例としての制御部Cからの制御信号に応じて、書込時期や電源の供給時期が制御される。
図1において、露光装置LHy~LHkの上方には、像保持手段の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。図1、図2において、各感光体PRy~PRkに書込光が照射される領域により、書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kが構成されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成手段の一例としての露光装置LHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
実施例1の露光装置LHy~LHkは、一例として、複数のLEDが主走査方向に並んだLEDヘッドにより構成されている。露光装置LHy~LHkは、書込回路DLから入力された信号に応じて、Y,M,C,Kの各色に対応した書込光を出力可能に構成されている。
前記書込回路DLや電源回路Eは、制御手段の一例としての制御部Cからの制御信号に応じて、書込時期や電源の供給時期が制御される。
図1において、露光装置LHy~LHkの上方には、像保持手段の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。図1、図2において、各感光体PRy~PRkに書込光が照射される領域により、書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kが構成されている。
各感光体PRy~PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y~Q1kの上流側には、帯電手段の一例としての帯電ローラCRy,CRm,CRc,CRkが配置されている。実施例1の帯電ローラCRy~CRkは、感光体PRy~PRkに接触して従動回転可能に支持されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y~Q1kの下流側には、現像手段の一例としての現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。各感光体PRy~PRkと各現像装置Gy~Gkとが対向する領域により、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kが構成されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y~Q1kの下流側には、現像手段の一例としての現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。各感光体PRy~PRkと各現像装置Gy~Gkとが対向する領域により、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kが構成されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、現像装置Gy~Gkの下流側には、1次転写手段の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。各感光体PRy~PRkと各1次転写ローラT1y~T1kとが対向する領域により、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kが構成されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、1次転写ローラT1y~T1kの下流側には、清掃手段の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、感光体クリーナCLy~CLkの下流側には、除電手段の一例であって除電装置の一例としての除電器Jy,Jm,Jc,Jkが配置されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、1次転写ローラT1y~T1kの下流側には、清掃手段の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
感光体PRy~PRkの回転方向に対して、感光体クリーナCLy~CLkの下流側には、除電手段の一例であって除電装置の一例としての除電器Jy,Jm,Jc,Jkが配置されている。
前記Y色の感光体PRy、帯電ローラCRy、露光装置LHy、現像装置Gy、1次転写ローラT1y、感光体クリーナCLy、除電器Jyにより、Y色のトナー像を形成する実施例1のY色の可視像の形成手段の一例としてのY色の作像部Uyが構成されている。同様に、各感光体PRm,PRc,PRk、帯電ローラCRm,CRc,CRk、露光装置LHm,LHc,LHk、現像装置Gm,Gc,Gk、1次転写ローラT1m,T1c,T1k、感光体クリーナCLm,CLc,CLk、除電器Jm,Jc,Jkにより、前
記M,C,K色の作像部Um,Uc,Ukが構成されている。
記M,C,K色の作像部Um,Uc,Ukが構成されている。
前記感光体PRy~PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、像保持手段の一例であって、中間転写手段の一例としての中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、無端帯状の部材により構成されている。
実施例1の中間転写ベルトBは、張架手段の一例としてのテンションローラRtと、片寄りの補正手段の一例としてのウォーキングローラRwと、従動手段の一例としてのアイドラローラRfと、2次転写領域の対向手段の一例としてのバックアップローラT2aと、1次転写ローラT1y~T1kと、駆動部材の一例としての駆動ローラRdにより回転可能に支持されている。実施例1では、駆動ローラRdに駆動が伝達された場合に、中間転写ベルトBが回転する。
実施例1の中間転写ベルトBは、張架手段の一例としてのテンションローラRtと、片寄りの補正手段の一例としてのウォーキングローラRwと、従動手段の一例としてのアイドラローラRfと、2次転写領域の対向手段の一例としてのバックアップローラT2aと、1次転写ローラT1y~T1kと、駆動部材の一例としての駆動ローラRdにより回転可能に支持されている。実施例1では、駆動ローラRdに駆動が伝達された場合に、中間転写ベルトBが回転する。
前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップローラT2aに対向する位置には、2次転写手段の一例としての2次転写ローラT2bが配置されている。バックアップローラT2aおよび2次転写ローラT2b等により、転写装置の一例としての実施例1の2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ローラT2bと中間転写ベルトBとが接触する領域により2次転写領域Q4が構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃装置の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ローラT1y~T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、転写手段の一例としての実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy~Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy~Uk+T1+T2+Bが構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃装置の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ローラT1y~T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、転写手段の一例としての実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy~Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy~Uk+T1+T2+Bが構成されている。
図1において、作像部Uy~Ukの下方には、案内手段の一例としての左右一対のガイドレールGRが4段設けられている。各ガイドレールGRには、媒体の収容手段の一例としての給紙トレイTR1,TR2,TR3,TR4が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1~TR4には、媒体の一例としての記録用紙Sが収容される。
給紙トレイTR1~TR4の左上方には、取出手段の一例としてのピックアップローラRpが配置されている。記録用紙Sの搬送方向に対して、ピックアップローラRpの下流側には、捌き手段の一例としての捌きローラRsが配置されている。捌きローラRsは、搬送手段の一例としてのフィードローラRs1と、停止手段の一例としてのリタードローラRs2とを有する。記録用紙Sの搬送方向に対して、捌きローラRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送手段の一例としての複数の搬送ローラRaが配置されている。
給紙トレイTR1~TR4の左上方には、取出手段の一例としてのピックアップローラRpが配置されている。記録用紙Sの搬送方向に対して、ピックアップローラRpの下流側には、捌き手段の一例としての捌きローラRsが配置されている。捌きローラRsは、搬送手段の一例としてのフィードローラRs1と、停止手段の一例としてのリタードローラRs2とを有する。記録用紙Sの搬送方向に対して、捌きローラRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送手段の一例としての複数の搬送ローラRaが配置されている。
複写機Uの左下部には、媒体の収容手段の一例としての手差しトレイTR0が配置されている。手差しトレイTR0の右上部には、ピックアップローラRp0が配置され、手差し給紙路SH0が延びている。手差し給紙路SH0は給紙路SH1に合流している。
給紙路SH1には、2次転写領域Q4の上流側に、搬送時期の調節手段の一例としてのレジローラRrが配置されている。レジローラRrから2次転写領域Q4に向けて搬送路SH2が延びている。
給紙路SH1には、2次転写領域Q4の上流側に、搬送時期の調節手段の一例としてのレジローラRrが配置されている。レジローラRrから2次転写領域Q4に向けて搬送路SH2が延びている。
記録用紙Sの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、定着手段の一例としての定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ローラFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ローラFpと、を有する。加熱ローラFhと加圧ローラFpとの接触領域により定着領域Q5が構成されている。加熱ローラFhの内部には、熱源の一例としてのヒータが収容されている。加圧ローラFpは、加熱ローラFhに対して、予め定められた定着圧力で押し当てられている。
プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての下段排紙トレイTRhが形成されている。なお、実施例1では、下段排紙トレイTRhに後処理装置の一例としてのフィニッシャーU4が設置されている。定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙
路SH3が下段排紙トレイTRhに向けて延びている。排紙路SH3の下流端には、媒体の搬送手段の一例としての排紙ローラRhが配置されている。
プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての下段排紙トレイTRhが形成されている。なお、実施例1では、下段排紙トレイTRhに後処理装置の一例としてのフィニッシャーU4が設置されている。定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙
路SH3が下段排紙トレイTRhに向けて延びている。排紙路SH3の下流端には、媒体の搬送手段の一例としての排紙ローラRhが配置されている。
下段排紙トレイTRhの上方には、媒体の排出部の一例としての上段排紙トレイTRh2が配置されている。定着装置Fの上方には、排紙路SH3から分岐して、上段排紙トレイTRh2に向けて延びる上方搬送路SH4が形成されている。
上方搬送路SH4には、媒体の搬送手段の一例としての正逆回転可能な反転ローラRbが配置されている。排紙路SH3と上方搬送路SH4との分岐位置よりも上方には、媒体の搬送路の一例としての反転路SH6が上方搬送路SH4から左下方に分岐している。
上方搬送路SH4には、媒体の搬送手段の一例としての正逆回転可能な反転ローラRbが配置されている。排紙路SH3と上方搬送路SH4との分岐位置よりも上方には、媒体の搬送路の一例としての反転路SH6が上方搬送路SH4から左下方に分岐している。
排紙路SH3と上方搬送路SH4との分岐部分と、上方搬送路SH4と反転路SH6との分岐部分とに渡る形で、切替手段の一例としてのゲートGT1が配置されている。ゲートGT1は、定着装置Fからの記録用紙Sを下段排紙トレイTRhに向けて案内すると共に、上方搬送路SH4から反転路SH6に記録用紙Sを案内する第1の案内位置(第2の位置)と、定着装置Fからの記録用紙Sを上方搬送路SH4に案内する第2の案内位置(第1の位置)との間で切替可能に支持されている。
前記反転路SH6には、媒体の搬送手段の一例としての複数の搬送ローラRaが配置されている。反転路SH6の下流端は、レジローラRrの上流側で給紙路SH1に合流している。
前記反転路SH6には、媒体の搬送手段の一例としての複数の搬送ローラRaが配置されている。反転路SH6の下流端は、レジローラRrの上流側で給紙路SH1に合流している。
(画像形成動作の説明)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合には、読取ユニットU2aが初期位置から左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿Giが、露光されながら走査される。また、前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿Giを搬送して複写を行う場合には、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置に順次搬送されて通過し、原稿の排紙トレイTG2に排出される。プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giは、読取ユニットU2aに露光されて走査される。なお、原稿Giからの反射光は、読取ユニットU2aで受光される。前記読取ユニットU2aは、受光された原稿Giの反射光を電気信号に変換する。なお、原稿Giの両面読取りが行われる場合には、読取りセンサでも原稿Giが読み取られる。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合には、読取ユニットU2aが初期位置から左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿Giが、露光されながら走査される。また、前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿Giを搬送して複写を行う場合には、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置に順次搬送されて通過し、原稿の排紙トレイTG2に排出される。プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giは、読取ユニットU2aに露光されて走査される。なお、原稿Giからの反射光は、読取ユニットU2aで受光される。前記読取ユニットU2aは、受光された原稿Giの反射光を電気信号に変換する。なお、原稿Giの両面読取りが行われる場合には、読取りセンサでも原稿Giが読み取られる。
画像処理部GSは、読取ユニットU2aから出力された電気信号が入力される。画像処理部GSは、読取ユニットU2aが読み取ったR,G,Bの色の画像の電気信号を、潜像形成用のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換後の画像情報をプリンタ部U1の書込回路DLに出力する。なお、画像処理部GSは、画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報を書込回路DLに出力する。
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、露光装置LHy~LHkに出力する。露光装置LHy~LHkは、制御信号に応じた書込光を出力する。
書込回路DLは、入力された画像情報に応じた制御信号を、露光装置LHy~LHkに出力する。露光装置LHy~LHkは、制御信号に応じた書込光を出力する。
各感光体PRy~PRkは、画像形成が開始されると回転駆動する。帯電ローラCRy~CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。したがって、感光体PRy~PRkの表面は、帯電ローラCRy~CRkにより帯電される。帯電された感光体PRy~PRkは、書込領域Q1y~Q1kにおいて、露光装置LHy~LHkにより、表面に静電潜像が形成される。感光体PRy~PRkの静電潜像は、現像領域Q2y~Q2kにおいて、現像装置Gy~Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y~Q3kに搬送される。1次転写領域Q3y~Q3kにおいて、1次転写ロ
ーラT1y~T1kには、電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、各感光体PRy~PRk上のトナー像は、1次転写ローラT1y~T1kにより、中間転写ベルトBに転写される。なお、多色のトナー像の場合、上流側の1次転写領域で中間転写ベルトBに転写されたトナー像に重ねて、下流側のトナー像が転写される。
1次転写後の感光体PRy~PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy~CLkにより清掃される。清掃後の感光体PRy~PRk表面は、除電器Jy~Jkで除電される。除電後の感光体PRy~PRkの表面は、帯電ローラCRy~CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y~Q3kで1次転写ローラT1y~T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
ーラT1y~T1kには、電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、各感光体PRy~PRk上のトナー像は、1次転写ローラT1y~T1kにより、中間転写ベルトBに転写される。なお、多色のトナー像の場合、上流側の1次転写領域で中間転写ベルトBに転写されたトナー像に重ねて、下流側のトナー像が転写される。
1次転写後の感光体PRy~PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy~CLkにより清掃される。清掃後の感光体PRy~PRk表面は、除電器Jy~Jkで除電される。除電後の感光体PRy~PRkの表面は、帯電ローラCRy~CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y~Q3kで1次転写ローラT1y~T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
画像が記録される記録用紙Sは、使用される給紙トレイTR1~TR4のピックアップローラRpにより取り出される。ピックアップローラRpで取り出された記録用紙Sは、複数枚の記録用紙Sが重ねて取り出された場合、捌きローラRsにより1枚ずつに分離される。すなわち、最も上の記録用紙SはフィードローラRs1で下流側に搬送されるとともに、重なった記録用紙SはリタードローラRs2で停止されて、1枚ずつに分離される。捌きローラRsで分離された記録用紙Sは、搬送ローラRaにより給紙路SH1を搬送される。給紙路SH1を搬送された記録用紙Sは、レジローラRrに送られる。手差しトレイTR0に積載された記録用紙Sも、ピックアップローラRp0で手差し給紙路SH0を通じて給紙路SH1に送られる。
レジローラRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、記録用紙Sを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ローラT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBから記録用紙Sに転写される。
レジローラRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、記録用紙Sを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ローラT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBから記録用紙Sに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、表面に付着した付着物等がベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録用紙Sは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録用紙Sは、後処理が行われる場合には、下段排紙トレイTRhに設置された後処理装置の一例としてのフィニッシャーU4に搬送される。記録用紙Sに後処理が行われない場合には、記録用紙Sは上段排紙トレイTRh2に搬送される。下段排紙トレイTRhに記録用紙Sが搬送される場合は、ゲートGT1が第1の案内位置に移動する。したがって、定着装置Fから送り出された記録用紙Sは、排紙路SH3を搬送される。排紙路SH3を搬送された記録用紙Sは、排紙ローラRhによりフィニッシャーU4および下段排紙トレイTRhに向けて搬送される。
フィニッシャーU4は、記録用紙Sに対して、後処理の一例としての綴じ処理を行った後、下段排紙トレイTRhに記録用紙Sを排出する。
前記トナー像が2次転写された記録用紙Sは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録用紙Sは、後処理が行われる場合には、下段排紙トレイTRhに設置された後処理装置の一例としてのフィニッシャーU4に搬送される。記録用紙Sに後処理が行われない場合には、記録用紙Sは上段排紙トレイTRh2に搬送される。下段排紙トレイTRhに記録用紙Sが搬送される場合は、ゲートGT1が第1の案内位置に移動する。したがって、定着装置Fから送り出された記録用紙Sは、排紙路SH3を搬送される。排紙路SH3を搬送された記録用紙Sは、排紙ローラRhによりフィニッシャーU4および下段排紙トレイTRhに向けて搬送される。
フィニッシャーU4は、記録用紙Sに対して、後処理の一例としての綴じ処理を行った後、下段排紙トレイTRhに記録用紙Sを排出する。
記録用紙Sが上段排紙トレイTRh2に排出される場合は、ゲートGT1が第2の案内位置に移動して、上段排紙トレイTRh2に排出される。
記録用紙Sが両面印刷される場合、ゲートGT1が第2の案内位置に移動する。そして、記録用紙Sの後端がゲートGT1を通過すると、ゲートGT1が第1の案内位置に移動すると共に、反転ローラRbが逆回転する。したがって、記録用紙Sは、ゲートGT1に案内されて、反転路SH6に送られる。反転路SH6を搬送された記録用紙Sは、表裏が反転された状態でレジローラRrに送られる。
記録用紙Sが両面印刷される場合、ゲートGT1が第2の案内位置に移動する。そして、記録用紙Sの後端がゲートGT1を通過すると、ゲートGT1が第1の案内位置に移動すると共に、反転ローラRbが逆回転する。したがって、記録用紙Sは、ゲートGT1に案内されて、反転路SH6に送られる。反転路SH6を搬送された記録用紙Sは、表裏が反転された状態でレジローラRrに送られる。
(定着装置の説明)
図3は実施例1の定着装置の拡大図である。
図4は図3の矢印IV方向から見た図である。
図5は図4から保護手段を取り外した状態の説明図である。
図3~図5において、実施例1の定着装置Fは、筐体の一例としてのハウジング1を有する。ハウジング1は、加熱ローラFhを囲む加熱ハウジング部1aと、加圧ローラFpを囲む加圧ハウジング部1bとを有する。
加熱ハウジング部1aには、加熱ローラFhの用紙搬送方向下流側の位置に、案内手段の一例としての下流側シートガイド2が支持されている。下流側シートガイド2は、定着領域Q5を通過した記録用紙Sに接触してガイドする。下流側シートガイド2は、先端部2aが加熱ローラFhの外表面に近接して配置されている。したがって、実施例1の下流側シートガイド2は、記録用紙Sを加熱ローラFhから剥離して、加熱ローラFhへの張り付き、巻き込みを抑制する剥離手段としての機能も有する。
図3は実施例1の定着装置の拡大図である。
図4は図3の矢印IV方向から見た図である。
図5は図4から保護手段を取り外した状態の説明図である。
図3~図5において、実施例1の定着装置Fは、筐体の一例としてのハウジング1を有する。ハウジング1は、加熱ローラFhを囲む加熱ハウジング部1aと、加圧ローラFpを囲む加圧ハウジング部1bとを有する。
加熱ハウジング部1aには、加熱ローラFhの用紙搬送方向下流側の位置に、案内手段の一例としての下流側シートガイド2が支持されている。下流側シートガイド2は、定着領域Q5を通過した記録用紙Sに接触してガイドする。下流側シートガイド2は、先端部2aが加熱ローラFhの外表面に近接して配置されている。したがって、実施例1の下流側シートガイド2は、記録用紙Sを加熱ローラFhから剥離して、加熱ローラFhへの張り付き、巻き込みを抑制する剥離手段としての機能も有する。
加熱ハウジング部1aには、清掃進入手段の一例としての掃除孔6が形成されている。実施例1の掃除孔6は、加熱ローラFhの外面と加熱ハウジング部1aの隙間7に対応する位置に形成されている。さらに具体的には、加熱ローラFhの回転中心8に対して下流側、且つ、加熱ローラFhの外周の下流側の頂点9よりも下流側の隙間7に対応して掃除孔6が形成されている。
図5において、加熱ローラFhの軸方向(長手方向)、すなわち、記録用紙Sの幅方向において、掃除孔6は、搬送手段の一例であって、給紙手段の一例としてのフィードローラRs1の位置に対応する位置に形成されている。
図5において、加熱ローラFhの軸方向(長手方向)、すなわち、記録用紙Sの幅方向において、掃除孔6は、搬送手段の一例であって、給紙手段の一例としてのフィードローラRs1の位置に対応する位置に形成されている。
図4、図5において、実施例1の定着装置Fでは、加熱ローラFhの表面の温度を検出する図示しない温度センサが設置されている。したがって、温度センサに給電したり、信号の送受信を行う配線の一例としてのハーネス11が配策されている。そして、ハーネス11の外側には、保護部材の一例としてのハーネスカバー12が配置されている。ハーネスカバー12は、ハーネス11を覆う形で配置されている。したがって、ハーネスカバー12は、ハーネス11を保護する。
実施例1のハーネスカバー12には、掃除孔6に対応する位置に、塞ぎ手段の一例としての清掃保護部12aが形成されている。したがって、掃除孔6は、清掃保護部12aで外側を塞がれている。したがって、掃除孔6が塞がれない場合に比べて、加熱ローラFhの外表面が外部に露出することが抑制される。したがって、清掃保護部12aで加熱ローラFhが保護される。
ハーネスカバー12は、加熱ハウジング部1aに対してねじ止めされている。ハーネスカバー12は、ハーネス11の点検、交換等の保守作業を行う場合や、掃除孔6を通じて清掃を行う場合には、ネジを緩めて着脱することが可能である。
実施例1のハーネスカバー12には、掃除孔6に対応する位置に、塞ぎ手段の一例としての清掃保護部12aが形成されている。したがって、掃除孔6は、清掃保護部12aで外側を塞がれている。したがって、掃除孔6が塞がれない場合に比べて、加熱ローラFhの外表面が外部に露出することが抑制される。したがって、清掃保護部12aで加熱ローラFhが保護される。
ハーネスカバー12は、加熱ハウジング部1aに対してねじ止めされている。ハーネスカバー12は、ハーネス11の点検、交換等の保守作業を行う場合や、掃除孔6を通じて清掃を行う場合には、ネジを緩めて着脱することが可能である。
図6は加熱ローラの清掃時の説明図である。
図6において、掃除孔6には、清掃手段の一例としての掃除棒21を挿入して掃除を行うことが可能である。掃除棒21は、長手方向に延びる平板状の棒で構成されている。掃除棒21は、可撓性を有する構成とすることが可能であり、弾性変形可能な構成であることが好ましい。掃除棒21の先端部には、清掃手段本体の一例としてのフェルト22が配置されている。フェルト22は、布製の材料で構成されているが、これに限定されない。清掃手段本体は、発泡材料やゴム材料等に変更することも可能である。
図6において、掃除孔6には、清掃手段の一例としての掃除棒21を挿入して掃除を行うことが可能である。掃除棒21は、長手方向に延びる平板状の棒で構成されている。掃除棒21は、可撓性を有する構成とすることが可能であり、弾性変形可能な構成であることが好ましい。掃除棒21の先端部には、清掃手段本体の一例としてのフェルト22が配置されている。フェルト22は、布製の材料で構成されているが、これに限定されない。清掃手段本体は、発泡材料やゴム材料等に変更することも可能である。
したがって、掃除棒21を掃除孔6から挿入して、フェルト22で加熱ローラFhの表面を清掃したり、加熱ローラFhと下流側シートガイド2の先端部2aとの間の隙間部分の清掃が可能である。ここで、加熱ローラFhと下流側シートガイド2の先端部2aの隙間部分は、加熱ローラFhの頂点9よりも下方に配置されている。これに対して、実施例1の掃除棒21は弾性変形可能な構成となっており、掃除棒21を押し込むことで掃除棒21の先端部分が下方に曲がって、隙間部分にフェルト22が進入可能である。
また、実施例1では、掃除棒21を挿入して、前記隙間部分に蓄積した紙粉や炭酸カルシウム、タルク等の填料のようなごみを、定着領域Q5側に押し出して、掃除棒21での清掃後に、テスト紙を搬送して押し出されたごみをテスト紙に付着することで、ごみを回収することが可能である。これに限定されず、フェルト22に吸着材を付与しておきごみを掃除棒21側に吸着して回収することも可能である。他にも、掃除棒21に替えて、空気と共にごみを吸引する吸引型の掃除機を清掃手段として使用することも可能である。
また、実施例1では、掃除棒21を挿入して、前記隙間部分に蓄積した紙粉や炭酸カルシウム、タルク等の填料のようなごみを、定着領域Q5側に押し出して、掃除棒21での清掃後に、テスト紙を搬送して押し出されたごみをテスト紙に付着することで、ごみを回収することが可能である。これに限定されず、フェルト22に吸着材を付与しておきごみを掃除棒21側に吸着して回収することも可能である。他にも、掃除棒21に替えて、空気と共にごみを吸引する吸引型の掃除機を清掃手段として使用することも可能である。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、定着装置Fを通過した記録用紙Sは下流側シートガイド2に接触しながら下流側に搬送される。この時、記録用紙Sと下流側シートガイド2との接触、擦れにより、記録用紙Sから紙粉や炭酸カルシウム等の填料のような粉体が脱離する。脱離した粉体は浮遊して、下方の加熱ローラFhの表面に落下する。加熱ローラFhに落下した粉体は、加熱ローラFhの回転に伴って、間隔の狭い加熱ローラFhと下流側シートガイド2との隙間部分に蓄積しやすい。粉体が経時的に蓄積すると、局所的に定着温度が不足して定着不良が発生したり、紙詰まりや加熱ローラFhの損傷等が発生したりする恐れがある。
粉体の蓄積は、紙粉や填料(白色粉末、炭酸カルシウム等)が多い記録用紙Sを使用した場合だけでなく、本発明者らの研究の結果、用紙幅方向で特定の位置に発生しやすいことが確認された。用紙幅方向では、フィードローラRs1の位置での発生が顕著であった。これは、停止していた記録用紙Sが給紙される際に、リタードローラRs2との間で挟まれて記録用紙Sが圧力を受けつつ、フィードローラRs1の回転で記録用紙Sの表面が擦られたり、扱かれたりする。したがって、フィードローラRs1での給紙時に紙粉や填料の記録用紙Sへの結合が緩み、下流側シートガイド2との接触で紙粉等が脱離して、定着領域Q5の下流側で蓄積しやすいものと推察される。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、定着装置Fを通過した記録用紙Sは下流側シートガイド2に接触しながら下流側に搬送される。この時、記録用紙Sと下流側シートガイド2との接触、擦れにより、記録用紙Sから紙粉や炭酸カルシウム等の填料のような粉体が脱離する。脱離した粉体は浮遊して、下方の加熱ローラFhの表面に落下する。加熱ローラFhに落下した粉体は、加熱ローラFhの回転に伴って、間隔の狭い加熱ローラFhと下流側シートガイド2との隙間部分に蓄積しやすい。粉体が経時的に蓄積すると、局所的に定着温度が不足して定着不良が発生したり、紙詰まりや加熱ローラFhの損傷等が発生したりする恐れがある。
粉体の蓄積は、紙粉や填料(白色粉末、炭酸カルシウム等)が多い記録用紙Sを使用した場合だけでなく、本発明者らの研究の結果、用紙幅方向で特定の位置に発生しやすいことが確認された。用紙幅方向では、フィードローラRs1の位置での発生が顕著であった。これは、停止していた記録用紙Sが給紙される際に、リタードローラRs2との間で挟まれて記録用紙Sが圧力を受けつつ、フィードローラRs1の回転で記録用紙Sの表面が擦られたり、扱かれたりする。したがって、フィードローラRs1での給紙時に紙粉や填料の記録用紙Sへの結合が緩み、下流側シートガイド2との接触で紙粉等が脱離して、定着領域Q5の下流側で蓄積しやすいものと推察される。
従来技術のように、加熱ローラFhの全域に接触するローラで清掃する技術では、フィードローラRs1の幅方向の位置に対応する特定箇所での粉体の蓄積には対応しづらい。すなわち、特定箇所での清掃能力を確保すると、他の大部分の領域については清掃能力が過剰となる。清掃能力が過剰になると、清掃用のローラの押付や摺擦等で加熱ローラFhが摩耗したりしやすい問題がある。一方、清掃用のローラの清掃能力を、特定箇所以外の部分の領域に対応して設定すると、特定箇所で清掃能力が不足する問題がある。
これらに対して、実施例1では、フィードローラRs1に対応する位置に掃除孔6が設けられており、掃除棒21で清掃が可能である。よって、定着領域Q5の下流側での粉体の蓄積を解消できる。
これらに対して、実施例1では、フィードローラRs1に対応する位置に掃除孔6が設けられており、掃除棒21で清掃が可能である。よって、定着領域Q5の下流側での粉体の蓄積を解消できる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)~(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット方式や熱転写方式等、任意の画像形成装置に適用可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)~(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット方式や熱転写方式等、任意の画像形成装置に適用可能である。
(H02)前記実施例において、複写機Uとして、4色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、単色の画像形成装置や、3色以下または5色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、像保持手段の一例として、無端帯状の中間転写ベルトBを例示したが、これに限定されない。例えば、円筒状の中間転写ドラムや、感光体ドラム、感光体ベルトにも適用可能である。また、中間転写体を有せず、感光体から直接記録用紙Sに画像を記録する構成にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、像保持手段の一例として、無端帯状の中間転写ベルトBを例示したが、これに限定されない。例えば、円筒状の中間転写ドラムや、感光体ドラム、感光体ベルトにも適用可能である。また、中間転写体を有せず、感光体から直接記録用紙Sに画像を記録する構成にも適用可能である。
(H04)前記実施例において、掃除孔6の位置は幅方向の1か所設ける場合を例示したが、これに限定されない。粉体が蓄積しやすい箇所に応じて2か所以上設けることも可能である。したがって、フィードローラRs1の幅方向の位置とは異なる位置で粉体が蓄積しやすい場合は、フィードローラRs1とは異なる位置に掃除孔6を設けることも可能である。
(H05)前記実施例において、清掃保護部12aをハーネスカバー12に設ける構成とすることが望ましいが、これに限定されない。ハーネスカバー12とは個別に清掃保護部12aを設けることも可能である。また、清掃保護部12aを設けない構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、清掃保護部12aをハーネスカバー12に設ける構成とすることが望ましいが、これに限定されない。ハーネスカバー12とは個別に清掃保護部12aを設けることも可能である。また、清掃保護部12aを設けない構成とすることも可能である。
(付記)
(((1)))
媒体の像を定着する定着手段と、
媒体の搬送方向に対して前記定着手段の下流側に配置されて媒体を案内する案内手段と、
前記定着手段と前記案内手段との間の隙間に対応して設けられ、前記隙間に清掃手段を進入させる清掃進入手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
(((2)))
前記定着手段よりも媒体の搬送方向の上流側に配置されて、媒体を搬送する搬送手段であって、媒体の幅方向に対して予め定められた位置に配置された前記搬送手段に対して、前記搬送手段の幅方向の位置に対応する位置に設けられた前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする(((1)))に記載の定着装置。
(((3)))
媒体が給紙される給紙手段で構成された前記搬送手段、
を備えたことを特徴とする(((2)))に記載の定着装置。
(((4)))
前記定着手段の筐体に形成された開口により構成された前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする(((1)))ないし(((3)))のいずれかに記載の定着装置。
(((5)))
前記定着手段への配線が配策された前記筐体と、
前記配線の外側を覆って保護する保護手段であって、前記開口を塞ぐ塞ぎ手段を有する前記保護手段と、
を備えたことを特徴とする(((4)))に記載の定着装置。
(((6)))
像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する(((1)))ないし(((5)))のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(((1)))
媒体の像を定着する定着手段と、
媒体の搬送方向に対して前記定着手段の下流側に配置されて媒体を案内する案内手段と、
前記定着手段と前記案内手段との間の隙間に対応して設けられ、前記隙間に清掃手段を進入させる清掃進入手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
(((2)))
前記定着手段よりも媒体の搬送方向の上流側に配置されて、媒体を搬送する搬送手段であって、媒体の幅方向に対して予め定められた位置に配置された前記搬送手段に対して、前記搬送手段の幅方向の位置に対応する位置に設けられた前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする(((1)))に記載の定着装置。
(((3)))
媒体が給紙される給紙手段で構成された前記搬送手段、
を備えたことを特徴とする(((2)))に記載の定着装置。
(((4)))
前記定着手段の筐体に形成された開口により構成された前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする(((1)))ないし(((3)))のいずれかに記載の定着装置。
(((5)))
前記定着手段への配線が配策された前記筐体と、
前記配線の外側を覆って保護する保護手段であって、前記開口を塞ぐ塞ぎ手段を有する前記保護手段と、
を備えたことを特徴とする(((4)))に記載の定着装置。
(((6)))
像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する(((1)))ないし(((5)))のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(((1)))に係る定着装置によれば、定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすることができる。
(((2)))に係る定着装置によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい搬送手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
(((3)))に係る定着装置によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい給紙手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
(((4)))に係る定着装置によれば、筐体の開口を通じて粉体を除去できる。
(((5)))に係る定着装置によれば、定着手段を塞ぎ手段で保護することができる。
(((6)))に係る画像形成装置によれば、定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすることができる。
(((2)))に係る定着装置によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい搬送手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
(((3)))に係る定着装置によれば、粉体が局所的に蓄積しやすい給紙手段に対応する位置で粉体の蓄積を解消できる。
(((4)))に係る定着装置によれば、筐体の開口を通じて粉体を除去できる。
(((5)))に係る定着装置によれば、定着手段を塞ぎ手段で保護することができる。
(((6)))に係る画像形成装置によれば、定着領域の下流側で粉体の蓄積を解消できるようにすることができる。
1a…定着手段の筐体、
2…案内手段、
6…清掃進入手段、開口、
7…隙間、
11…配線、
12…保護手段、
12a…塞ぎ手段、
21…清掃手段、
F…定着装置、
Fh…定着手段、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持手段、
Rs1…搬送手段、給紙手段、
S…媒体、
T1+T2+B…転写手段、
U…画像形成装置。
2…案内手段、
6…清掃進入手段、開口、
7…隙間、
11…配線、
12…保護手段、
12a…塞ぎ手段、
21…清掃手段、
F…定着装置、
Fh…定着手段、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持手段、
Rs1…搬送手段、給紙手段、
S…媒体、
T1+T2+B…転写手段、
U…画像形成装置。
Claims (6)
- 媒体の像を定着する定着手段と、
媒体の搬送方向に対して前記定着手段の下流側に配置されて媒体を案内する案内手段と、
前記定着手段と前記案内手段との間の隙間に対応して設けられ、前記隙間に清掃手段を進入させる清掃進入手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。 - 前記定着手段よりも媒体の搬送方向の上流側に配置されて、媒体を搬送する搬送手段であって、媒体の幅方向に対して予め定められた位置に配置された前記搬送手段に対して、前記搬送手段の幅方向の位置に対応する位置に設けられた前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 媒体が給紙される給紙手段で構成された前記搬送手段、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 前記定着手段の筐体に形成された開口により構成された前記清掃進入手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記定着手段への配線が配策された前記筐体と、
前記配線の外側を覆って保護する保護手段であって、前記開口を塞ぐ塞ぎ手段を有する前記保護手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 - 像保持手段と、
前記像保持手段に保持された像を媒体に転写する転写手段と、
媒体に転写された像を定着する請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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