JP2025033475A - 力覚センサおよびコントローラ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、力覚センサおよびコントローラに関する。
下記特許文献1には、押下式ボタンとしても機能するタッチパッドを備えた入力装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、起歪体に設けられた複数の歪センサによって、操作板に加えられた、X軸に沿った力と、Y軸に沿った力と、Z軸に沿った力と、X軸,Y軸,Z軸のそれぞれの回転モーメントとを検出可能な力覚センサが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている入力装置は、タッチパッドの回転操作および傾倒操作を行うことができない。仮に、特許文献1に開示されている入力装置に対し、特許文献2に開示されている力覚センサを組み合わせて、タッチパッドの回転操作および傾倒操作を可能にした場合、力覚センサの構成が複雑となるため、比較的簡単な部品構成で、傾倒操作および回転操作を高感度に検出することができない。
一実施形態に係る力覚センサは、起歪体と、回転操作検出用の第1の歪センサと、傾倒操作検出用の第2の歪センサとを備え、起歪体は、板状の基部と、基部の一方の面に設けられた第1の支柱と、基部の他方の面において、第1の支柱を中心とする同一円周上に設けられた複数の第2の支柱とを有し、第1の歪センサは、起歪体の基部において、複数の第2の支柱と同一円周上に配置されており、第2の歪センサは、起歪体の基部において、第1の支柱の周囲に配置されている。
一実施形態に係る力覚センサによれば、比較的簡単な部品構成で、傾倒操作および回転操作を高感度に検出することができる。
以下、一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、便宜上、図中X軸方向を、前後方向とし、図中Y軸方向を、左右方向とし、図中Z軸方向を、上下方向とする。但し、X軸正方向を前方向とし、Y軸正方向を右方向とし、Z軸正方向を上方向とする。これらは、装置内の相対的な位置関係を示すものであり、装置の設置方向や操作方向を限定するものではなく、装置内の相対的な位置関係が同等なものは、設置方向や操作方向が異なっているものも全て、本発明の権利範囲に含まれるものである。
(コントローラ100の概要)
図1は、一実施形態に係るコントローラ100の外観斜視図である。図1に示すコントローラ100は、例えば、ゲーム機に用いられ、操作者(すなわち、ゲームのプレイヤー)によって操作される。
図1は、一実施形態に係るコントローラ100の外観斜視図である。図1に示すコントローラ100は、例えば、ゲーム機に用いられ、操作者(すなわち、ゲームのプレイヤー)によって操作される。
図1に示すように、コントローラ100は、筐体110を備える。筐体110は、コントローラ100の外形状をなす樹脂製の部材である。
筐体110は、中央部110Aと、中央部110Aよりも左側(Y軸負側)に設けられた左側把持部110Bと、中央部110Aよりも右側(Y軸正側)に設けられた右側把持部110Cとを有する。左側把持部110Bおよび右側把持部110Cは、中央部110Aよりも前後方向(X軸方向)に長く、且つ、中央部110Aの後面よりも後方(X軸負方向)に突出した形状を有する。
これにより、筐体110は、操作者が、左手によって左側把持部110Bを把持し易く、且つ、右手によって右側把持部110Cを把持し易い形状となっている。
また、筐体110の中央部110Aにおける前端部(X軸正側の端部)には、筐体の上面110Eから下方(Z軸負方向)に向かって凹んだ形状の凹部110Dが形成されている。そして、コントローラ100は、筐体110の凹部110D内に、タッチパッドユニット120を備える。
なお、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、凹部110Dおよびタッチパッドユニット120は、いずれも左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状を有する。タッチパッドユニット120がなす長方形状は、上側筐体111の凹部110Dがなす長方形状よりも小さい。これにより、タッチパッドユニット120の外周と、凹部110Dの内周との間には、隙間が設けられている。
また、筐体110の上面110E(Z軸正側の面)と、タッチパッドユニット120の上面120A(Z軸正側の面)とは、同一平面上に設けられている。
タッチパッドユニット120は、上面120A(Z軸正側の面)に、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状のタッチ操作面120Bを有する。タッチパッドユニット120は、操作者によるタッチ操作面120Bに対するタッチ操作が可能である。
また、タッチパッドユニット120は、筐体110に対して変位可能に設けられており、操作者による押圧操作、傾倒操作、および回転操作が可能である。
なお、タッチパッドユニット120の押圧操作とは、タッチパッドユニット120のタッチ操作面120Bの中央部を下方(Z軸負方向)に押す操作である。押圧操作により、タッチパッドユニット120を水平状態のまま下方(Z軸負方向)に圧縮荷重が加わる。
また、タッチパッドユニット120の傾倒操作とは、タッチパッドユニット120のタッチ操作面120Bの周辺部(中央部以外の部分)を下方(Z軸負方向)に押す操作である。傾倒操作により、タッチパッドユニット120は、当該タッチパッドユニット120の中心を通る中心軸(Z軸と平行な中心軸)に対して曲げ荷重が加わる。
また、タッチパッドユニット120の回転操作とは、タッチパッドユニット120を、当該タッチパッドユニット120の中心を通る中心軸(Z軸と平行な中心軸)の軸回りに捻る操作である。回転操作により、タッチパッドユニット120は、当該タッチパッドユニット120の中心を通る中心軸(Z軸と平行な中心軸)を中心に捻じり荷重が加わる。
また、コントローラ100は、実際には、タッチパッドユニット120以外にも、複数のボタン、アナログスティック等の他の入力装置が搭載されるが、本書では、これらの他の入力装置の図示および説明を省略する。
(コントローラ100の構成)
図2は、一実施形態に係るコントローラ100の断面図である。図3は、一実施形態に係るコントローラ100の上方(Z軸正方向)から視た分解斜視図である。図4は、一実施形態に係るコントローラ100の下方(Z軸負方向)から視た分解斜視図である。
図2は、一実施形態に係るコントローラ100の断面図である。図3は、一実施形態に係るコントローラ100の上方(Z軸正方向)から視た分解斜視図である。図4は、一実施形態に係るコントローラ100の下方(Z軸負方向)から視た分解斜視図である。
図2~図4に示すように、コントローラ100は、筐体110、タッチパッドユニット120、力覚センサ200、および基板140を備える。
筐体110は、コントローラ100の外形状をなす部材であり、他の構成部品を支持する部材である。筐体110は、比較的硬質な樹脂素材が用いられて形成される。筐体110は、当該筐体110の上側(Z軸正側)の部分を構成する上側筐体111と、当該筐体110の下側(Z軸負側)の部分を構成する下側筐体112とを有する。筐体110は、上側筐体111と下側筐体112とが互いに結合した状態で、互いにネジ止め固定されている。すなわち、筐体110は、ネジ止め固定を解除することにより、上側筐体111と下側筐体112とに2分割可能である。上側筐体111の前部(X軸の正側の部分)は、上側(Z軸正側)から見るとU字型になっている。凹部110Dは、上側筐体111のU字型の部分の中心部分である。凹部110Dは、下側筐体112において、底がある窪みである。上側筐体111の凹部110Dの幅は、下側筐体112の凹部110Dの幅よりも狭い。
タッチパッドユニット120は、ホルダ121、タッチパッド122、カバープレート123、および操作板124を有する。
ホルダ121は、タッチパッド122およびカバープレート123を保持する樹脂製の部材である。ホルダ121は、上下方向(Z軸方向)において薄型の直方体形状を有する。また、ホルダ121は、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状を有する。ホルダ121は、当該ホルダ121の上面121Aから下方(Z軸負方向)に向かって凹んだ形状の凹部121Bを有する。凹部121Bは、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状を有する。凹部121Bの内部には、タッチパッド122が配置される。
タッチパッド122は、操作者の指によるタッチ操作面120Bに対するタッチ操作を検出する水平な平板状の装置である。例えば、タッチパッド122は、樹脂製且つ平板状の回路基板と、回路基板の上面に重ねて設けられたシート状の静電センサとを有して構成される。タッチパッド122は、タッチ操作面120Bに対する操作者の指の接触位置を、静電センサによって検出する。タッチパッド122は、ホルダ121の凹部121B内に、水平な姿勢で配置される。タッチパッド122は、ホルダ121の凹部121B内に配置された状態において、当該タッチパッド122の上面122Aが、ホルダ121の上面121Aと同一平面上となる。
カバープレート123は、水平な平板状の部材である。カバープレート123は、ホルダ121の上面121Aに重ねて設けられることにより、ホルダ121の上面121Aおよびタッチパッド122の上面122Aを覆う。カバープレート123は、硬質な素材(例えば、樹脂、ガラス等)が用いられて形成される。本実施形態では、一例として、カバープレート123は、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、ホルダ121と同形状の矩形状を有する。なお、カバープレート123の上面は、タッチパッドユニット120のタッチ操作面120Bとなっている。
操作板124は、水平な平板状の部材である。操作板124は、ホルダ121の下面121Cに重ねて設けられ、ホルダ121の下面121Cに固定される。操作板124は、硬質な素材(例えば、樹脂素材、金属素材等)が用いられて形成される。本実施形態では、一例として、操作板124は、下方(Z軸負方向)からの平面視にて、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状を有する。操作板124は、当該操作板124の下面の中央部に、力覚センサ200(後述する第1の支柱212)が固定される固定部124Aを有する。固定部124Aの突起124Cは、第1の支柱212の窪み212Aに固定される。操作板124は、力覚センサ200を介して、基板140に固定される。
操作板124は、当該操作板124の下面の左右両端部の各々に、当該操作板124の短辺に沿って設けられたストッパ124Bを有する。ストッパ124Bは、操作板124が基板140に対して、所定角度傾倒したときに、基板140の上面140Aに当接することにより、操作板124の変位量(傾倒角度)を規制する。なお、ストッパ124Bは、基板140の上面140Aに設けられてもよい。
上記のように構成されたタッチパッドユニット120は、筐体110の上側筐体111に形成されている凹部110D内に配置される。タッチパッドユニット120は、操作板124の固定部124Aと、力覚センサ200(後述する第1の支柱212)を介して基板140に固定される。これにより、タッチパッドユニット120は、筐体110の凹部110D内において、力覚センサ200によって変位可能に支持され、力覚センサ200を操作可能となる。
なお、タッチパッドユニット120は、「操作部」の一例である。タッチパッドユニット120は、当該タッチパッドユニット120の上面120Aにおける左右両端部の近傍に、左右一対の滑り止め部120Cを有する。本実施形態では、滑り止め部120Cは、平面視にて円形状を有する突起である。また、本実施形態では、滑り止め部120Cは、タッチパッドユニット120のカバープレート123に一体に設けられている。
滑り止め部120Cは、操作者が両手でコントローラ100を把持した状態で、操作者の手の親指を掛止可能な位置に設けられている。滑り止め部120Cは、操作者の手の親指を掛止することにより、操作者が、コントローラ100を両手で把持した状態のまま、タッチパッドユニット120に荷重を加える操作を容易に行うことができる。左右の親指を前後逆方向に動かす力を加えると、ねじり荷重(回転操作)を検出できる。左右のいずれか一方の親指を下に押すと、曲げ荷重(傾倒操作)を検出できる。また、左右の親指で、タッチパッドユニット120の前方を下に押した場合と、左右の親指でタッチパッドユニット120の後方を下に押した場合も、曲げ荷重(傾倒操作)を検出できる。
また、タッチパッドユニット120は、筐体110の凹部110D内に設けられており、タッチパッドユニット120が有する前側(X軸正側)の側面120Dは、筐体110が有する前側(X軸正側)の側面110Gと同一平面上に設けられている。
また、上記のとおり、タッチパッドユニット120は、静電式のタッチパッド122を有する。そして、タッチパッドユニット120において、タッチパッド122は、左右一対の滑り止め部120Cの間に設けられている。
なお、滑り止め部120Cの形状、数、位置は、本実施形態で例示したものに限らない。また、滑り止め部120Cは、カバープレート123とは別体に設けられ、カバープレート123に取り付けられるものであってもよい。
力覚センサ200は、筐体110の凹部110D内において、タッチパッドユニット120の下側(Z軸負側)、且つ、基板140の上側(Z軸正側)に設けられる。力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の変位を検出する。具体的には、力覚センサ200は、起歪体210を有しており、当該起歪体210の第1の支柱212においてタッチパッドユニット120の操作板124に固定され、当該起歪体210の4つの第2の支柱213において基板140に固定される。これにより、力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の操作(傾倒操作、回転操作、および押圧操作)がなされたときに起歪体210に歪みが生じ、当該歪みを起歪体210に設けられた複数の歪センサ222,233によって検知できるようになっている。第1の支柱212は、タッチパッドユニット120の中央に固定される。このため、タッチパッドユニット120の左端と右端を、前後逆方向(X軸正方向とX軸負方向)に押す力は、捻じり荷重となり、回転操作として検出される。また、タッチパッドユニット120の一端を下方(Z軸負方向)に押す力は、曲げ荷重となり、傾倒操作として検出される。また、タッチパッドユニット120の両端を下方(Z軸負方向)に押す力は、圧縮荷重となり、押圧操作として検出される。なお、力覚センサ200の詳細な構成については、図5~図10を用いて後述する。
基板140は、樹脂製且つ水平な平板状の部材である。基板140は、上方(Z軸正方向)からの平面視にて、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状を有する。基板140の幅(Y軸方向の長さ)は、下側筐体112の凹部110Dより狭い。基板140の幅(Y軸方向の長さ)は、上側筐体111の凹部110Dより広い。このため、基板140を、下側筐体112の凹部110D内で動かすことができる。プッシュスイッチ141の押圧部141Aの復帰力により、基板140の上面の左端部および右端部は、上側筐体111に接触している。プッシュスイッチ141の押圧部141Aの復帰力が弱い場合には、基板140と筐体110の底面110Fとの間に圧縮コイルばねを設けてもよい。
基板140の上面140Aには、十字状に配置された4つの円形の凹部142が形成されている。4つの凹部142の各々は、上面140Aから下方(Z軸負方向)に向かって凹んだ形状を有しており、上下方向(Z軸方向)に所定の深さを有し、且つ、上方(Z軸正方向)から平面視にて円形状を有する。4つの円形の凹部142の各々には、力覚センサ200の起歪体210が有する4つの第2の支柱213の各々が上方(Z軸正方向)から挿通され、当該4つの第2の支柱213の各々が下方(Z軸負方向)からネジ止め固定される。
基板140の下面140Bの中央部には、押圧部141Aが下向きになるように、プッシュスイッチ141が設けられている。すなわち、プッシュスイッチ141は、押圧部141Aが筐体110の凹部110Dの底面110Fと対向するように設けられている。基板140の厚みとプッシュスイッチ141の厚みを足した長さは、下側筐体112の凹部110Dの深さとほぼ等しい。このため、基板140の上面の左端部および右端部が、上側筐体111の下面に接触する。タッチパッドユニット120と力覚センサ200を合わせた厚みは、上側筐体111の厚みに等しく、タッチパッドユニット120の上面と、上側筐体111の上面とが、同一平面上にある。プッシュスイッチ141は、押圧部141Aが押圧されると、オフ状態からオン状態に切り替わるように構成されている。タッチパッドユニット120を下方(Z軸負方向)に押すと、プッシュスイッチ141の押圧部141Aが筐体110の凹部110Dの底面110Fによって押圧されることにより、オン状態に切り替わる。タッチパッドユニット120の中央を下方(Z軸負方向)に押すか、タッチパッドユニット120の左右の端を同時に下方(Z軸負方向)に押した場合、タッチパッドユニット120が平行な向きを保ったまま、下方(Z軸負方向)に移動し、プッシュスイッチ141がオン状態に切り替わる。タッチパッドユニット120の一端を下方(Z軸負方向)に押した場合、タッチパッドユニット120が、基板140と共に傾いてから、プッシュスイッチ141がオンになる。タッチパッドユニット120の端を下に押した場合、基板140の逆側の端が支点となり、第2種梃として動作する。これにより、プッシュスイッチ141は、タッチパッドユニット120に対する押圧操作を検出できる。
(コントローラ100の動作)
一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120に対する傾倒操作がなされたとき、まず、タッチパッドユニット120と、力覚センサ200と、基板140とが共に傾き、プッシュスイッチ141がオン状態になる。そして、基板140の下面の一端が下側筐体112の底面110Fに接触すると共に、基板140の上面の他端が上側筐体111の下面に接触すると、基板140が筐体110に固定されて動かなくなる。さらに、タッチパッドユニット120の端部に、下向きの力を加えると、タッチパッドユニット120に固定されている起歪体210の第1の支柱212に曲げ荷重が加わることで、起歪体210の基部211における第1の支柱212の周囲に歪みが生じる。一実施形態に係るコントローラ100は、起歪体210の基部211に設けられている4つの第2の歪センサ233によって、この起歪体210の基部211における第1の支柱212の周囲の歪みを検出することで、タッチパッドユニット120に対する傾倒操作(傾倒方向および荷重の大きさ)を検出できる。プッシュスイッチ141は、オン状態になるときに反力が変動しクリック感覚が得られる。このため、操作者は、傾倒操作の下限値を感覚的に理解できる。
一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120に対する傾倒操作がなされたとき、まず、タッチパッドユニット120と、力覚センサ200と、基板140とが共に傾き、プッシュスイッチ141がオン状態になる。そして、基板140の下面の一端が下側筐体112の底面110Fに接触すると共に、基板140の上面の他端が上側筐体111の下面に接触すると、基板140が筐体110に固定されて動かなくなる。さらに、タッチパッドユニット120の端部に、下向きの力を加えると、タッチパッドユニット120に固定されている起歪体210の第1の支柱212に曲げ荷重が加わることで、起歪体210の基部211における第1の支柱212の周囲に歪みが生じる。一実施形態に係るコントローラ100は、起歪体210の基部211に設けられている4つの第2の歪センサ233によって、この起歪体210の基部211における第1の支柱212の周囲の歪みを検出することで、タッチパッドユニット120に対する傾倒操作(傾倒方向および荷重の大きさ)を検出できる。プッシュスイッチ141は、オン状態になるときに反力が変動しクリック感覚が得られる。このため、操作者は、傾倒操作の下限値を感覚的に理解できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120に対する押圧操作がなされたとき、タッチパッドユニット120が水平状態を保ったまま下方(Z軸負方向)へ移動し、プッシュスイッチ141がオン状態になる。更にタッチパッドユニット120の中央に力を加えるか、タッチパッドユニット120の両端に均等に力を加えると、タッチパッドユニット120に固定されている起歪体210の第1の支柱212に圧縮荷重が加わり、起歪体210の基部211における中心部の周囲に歪みが生じる。一実施形態に係るコントローラ100は、起歪体210の基部211に設けられている4つの第2の歪センサ233によって、この起歪体210の基部211における中心部の周囲の歪みを検出することで、タッチパッドユニット120に対する押圧操作(荷重の大きさ)を検出できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120に対する回転操作がなされたとき、タッチパッドユニット120が中心軸の軸回りに僅かに回転する。この際、タッチパッドユニット120に固定されている起歪体210の基部211が僅かに回転して、起歪体210の4つの第2の支柱213の各々が傾倒することで、4つの第2の支柱213の各々の周囲に歪みが生じる。一実施形態に係るコントローラ100は、起歪体210の基部211に設けられている8つの第1の歪センサ222によって、この起歪体210の基部211における4つの第2の支柱213の各々の周囲の歪みを検出することで、タッチパッドユニット120に対する回転操作(回転方向および荷重)を検出できる。なお、タッチパッドユニット120と、上側筐体111との間の隙間を調整することで、起歪体210に過度の捻じり荷重が加わることを防止できる。
(力覚センサ200の詳細な構成)
図5は、一実施形態に係る力覚センサ200の上方(Z軸正方向)から視た外観斜視図である。図6は、一実施形態に係る力覚センサ200の下方(Z軸負方向)から視た外観斜視図である。図7は、一実施形態に係る力覚センサ200の上方(Z軸正方向)から視た分解斜視図である。図8は、一実施形態に係る力覚センサ200の下方(Z軸負方向)から視た分解斜視図である。
図5は、一実施形態に係る力覚センサ200の上方(Z軸正方向)から視た外観斜視図である。図6は、一実施形態に係る力覚センサ200の下方(Z軸負方向)から視た外観斜視図である。図7は、一実施形態に係る力覚センサ200の上方(Z軸正方向)から視た分解斜視図である。図8は、一実施形態に係る力覚センサ200の下方(Z軸負方向)から視た分解斜視図である。
図5~図8に示すように、力覚センサ200は、起歪体210と、第1のフレキシブル基板220と、第2のフレキシブル基板230とを備える。
起歪体210は、タッチパッドユニット120からの操作荷重を受けることで歪が生じる樹脂製の部材である。起歪体210は、基部211と、第1の支柱212と、4つの第2の支柱213と、中央突起214と、4つの第1の貫通孔215と、4つの第2の貫通孔216と、4つの係合突起217とを有する。
基部211は、上下方向(Z軸方向)に一定の厚さを有する、水平な円盤状の部分である。
第1の支柱212は、基部211の上面の中央部から上方(Z軸正方向)に向かって垂設された円柱状の部分である。第1の支柱212は、主に、タッチパッドユニット120の傾倒操作を検出するために設けられている。第1の支柱212の上部は、円盤状を有している。第1の支柱212の上部には、外周から中心に向かって窪んだ形状の一対の窪み212Aが、180度間隔で形成されている。
4つの第2の支柱213は、基部211の下面における中央突起214(すなわち、基部211の中央部)を中心とする同一円周上において、中央突起214を基準とする4方向に等間隔(すなわち、90°間隔)に設けられている、下方(Z軸負方向)に向かって垂設された円柱状の部分である。すなわち、4つの第2の支柱213は、第1の支柱212を基準として、90度ずつ異なる4方向に設けられている。4つの第2の支柱213は、主に、タッチパッドユニット120の回転操作を検出するために設けられている。
中央突起214は、基部211の下面の中央部から下方(Z軸負方向)に向かって突出して設けられた円柱状の部分である。中央突起214は、第2のフレキシブル基板230の基部230Aが有する中央開口部231に挿通されることにより、第2のフレキシブル基板230の基部230Aの中心位置を位置決めできる。
また、中央突起214は、基板140の上面140Aに対して、所定距離離間して対向配置されている。このため、中央突起214は、タッチパッドユニット120の押圧操作のストローク量が所定距離に達したとき、基板140の上面140Aと当接することにより、それ以上の基部211の変形(沈み込み)を規制する。これにより、中央突起214は、各歪センサ222,233の過剰な変形による破損を抑制することができる。
4つの第1の貫通孔215は、基部211における第1の支柱212の周囲に設けられており、第1の支柱212を基準として、90度ずつ異なる4方向に設けられている。4つの第1の貫通孔215の各々は、基部211を上下方向(Z軸方向)に貫通する。特に、4つの第1の貫通孔215の各々は、第1の支柱212を基準として、隣り合う2つの第2の支柱213の間の方向(すなわち、第2の支柱213が設けられている方向とは異なる方向)に設けられている。
4つの第2の貫通孔216は、基部211における4つの第2の支柱213の各々の外径側に設けられている。4つの第2の貫通孔216の各々は、基部211を上下方向(Z軸方向)に貫通する。
4つの係合突起217は、基部211における4つの第2の貫通孔216の各々の外径側に設けられている。4つの係合突起217の各々は、基部211の上面から上方(Z軸正方向)に突出している。4つの係合突起217の各々は、第1のフレキシブル基板220の基部220Aの外縁部に形成されている4つの係合部223の各々に係合する。
第1のフレキシブル基板220は、可撓性を有するフィルム状の配線部材である。第1のフレキシブル基板220は、基部220Aと、引き出し部220Bとを有する。
基部220Aは、円環状を有し、起歪体210の基部211の上面に固定される部分である。基部220Aの中央部には、円形の開口部221が形成されている。開口部221の内側には、起歪体210の第1の支柱212が挿通される。
引き出し部220Bは、基部220Aの外周縁部から外方(X軸負方向且つY軸正方向)に向かって直線状に延びる帯状の部分である。引き出し部220Bは、その先端部において、基板140と電気的に接続される。
第1のフレキシブル基板220において、基部220Aの上面における開口部221の周囲(すなわち、起歪体210が有する第1の支柱212の周囲)には、8つの第1の歪センサ222が設けられている。8つの第1の歪センサ222の各々は、基部220Aの上面に印刷された抵抗体である。8つの第1の歪センサ222は、主に、タッチパッドユニット120の回転操作を検出するために設けられている。
また、第1のフレキシブル基板220において、基部220Aの外縁部には、4つの第2の支柱213が設けられている4方向と同じ4方向に、内径側に向かって凹んだ形状の4つの係合部223が形成されている。4つの係合部223の各々は、起歪体210の基部211に設けられている4つの係合突起217の各々に係合する。
第1のフレキシブル基板220は、8つの第1の歪センサ222の各々によって検知された、基部211の歪みを表す歪み検出信号(アナログ信号)を、引き出し部220Bを介して、基板140へ出力することができる。
第2のフレキシブル基板230は、可撓性を有するフィルム状の配線部材である。第2のフレキシブル基板230は、基部230Aと、引き出し部230Bとを有する。
基部230Aは、円環状を有し、起歪体210の基部211の下面に固定される部分である。基部230Aの中央部には、円形の中央開口部231が形成されている。中央開口部231には、起歪体210の基部211の下面に設けられている中央突起214が挿通される。
また、基部230Aにおける中央開口部231の周囲には、中央開口部231(すなわち、基部230Aの中央部)を中心とする同一円周上に、いずれも円形の4つの周辺開口部232が等間隔(すなわち、90°間隔)で形成されている。4つの周辺開口部232の各々には、起歪体210が有する4つの第2の支柱213の各々が挿通される。
引き出し部230Bは、基部230Aの外周縁部から外方(X軸負方向且つY軸負方向)に向かって直線状に延びる帯状の部分である。引き出し部230Bは、その先端部において、基板140と電気的に接続される。
第2のフレキシブル基板230において、基部230Aの下面における中央開口部231の周囲(すなわち、起歪体210が有する中央突起214の周囲)には、4つの第2の歪センサ233が設けられている。4つの第2の歪センサ233の各々は、基部230Aの下面に印刷された抵抗体である。4つの第2の歪センサ233は、主に、タッチパッドユニット120の傾倒操作を検出するために設けられている。
第2のフレキシブル基板230は、4つの第2の歪センサ233の各々によって検知された、基部211の歪みを表す歪み検出信号(アナログ信号)を、引き出し部230Bを介して、基板140へ出力することができる。
(第1の歪センサ222の配置)
次に、図9を参照して、力覚センサ200における8つの第1の歪センサ222の配置について説明する。図9は、一実施形態に係る力覚センサ200の正面図である。
次に、図9を参照して、力覚センサ200における8つの第1の歪センサ222の配置について説明する。図9は、一実施形態に係る力覚センサ200の正面図である。
図9に示すように、力覚センサ200は、起歪体210の基部211の上面に、第1の支柱212を基準とする4方向(右方(Y軸正方向)、左方(Y軸負方向)、前方(X軸正方向)、および後方(X軸負方向))の各方向に、2つずつの第1の歪センサ222が設けられている。各方向において、2つの第1の歪センサ222は、互いに所定の間隔を有して、裏側(Z軸負側)に設けられている4つの第2の支柱213を通る第1の円周C1と同一円周上に設けられており、すなわち、第1の円周C1の円周方向に並べて設けられている。これにより、第1の支柱212の周囲には、4つの第2の支柱213を通る第1の円周C1と同一円周上に、8つの第1の歪センサ222が設けられている。さらに、8つの第1の歪センサ222は、裏側(Z軸負側)に設けられている第2の支柱213の外縁と重なる位置に設けられている。
また、8つの第1の歪センサ222の各々は、第1の円周C1の円周方向が検出方向となる向きで設けられている。これにより、8つの第1の歪センサ222の各々は、タッチパッドユニット120の回転操作がなされたときに、第1の円周C1の円周方向に伸張または収縮して抵抗値が変化し、当該回転操作を検知できるようになっている。
なお、起歪体210の基部211の上面には、第1の支柱212を取り囲む円環状の第1のフレキシブル基板220の基部220Aが設けられている。8つの第1の歪センサ222は、第1のフレキシブル基板220の基部220Aの上面において、第1の支柱212を取り囲むように、4つの第2の支柱213を通る第1の円周C1と同一円周上に設けられている。
8つの第1の歪センサ222の各々は、タッチパッドユニット120の回転操作がなされて、4つの第2の支柱213を介して基部211(4つの第2の支柱213の周囲)に歪みが生じたときに、当該基部211の歪みに応じて変形(伸張または収縮)することで、抵抗値が変化する。これにより、8つの第1の歪センサ222の各々は、タッチパッドユニット120の回転操作による基部211の歪みを検知でき、よって、タッチパッドユニット120の回転操作を検知できる。
ここで、一実施形態に係る力覚センサ200は、8つの第1の歪センサ222が、第1の支柱212の周囲において、4つの第2の支柱213の設置方向に対応する4方向(右方(Y軸正方向)、左方(Y軸負方向)、前方(X軸正方向)、および後方(X軸負方向))に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の回転操作がなされたときに、4つの第2の支柱213の各々が傾倒することによって4方向の各々に生じる基部211の歪みを、各方向に2つずつ設けられている第1の歪センサ222によって確実に捉えることができ、よって、当該回転操作を高感度に検出できる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200は、8つの第1の歪センサ222が、起歪体210の基部211の上面において、4つの第2の支柱213を通る第1の円周C1と同一円周上、且つ、第2の支柱213の外縁と重なる位置に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の回転操作がなされて4つの第2の支柱213の各々が回転方向に傾倒したときに、起歪体210の基部211における最も大きな歪みが生じる位置(第1の円周C1と同一円周上、且つ、第2の支柱213の外縁と重なる位置)で、当該歪みを第1の歪センサ222によって検出できるため、タッチパッドユニット120の回転操作を高感度に検出できる。
さらに、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の回転操作を検出するための構成部のうち、4つの第2の支柱213は、基部230Aの下面に設けられており、8つの第1の歪センサ222は、基部230Aの上面に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、第2の支柱213と干渉することなく、8つの第1の歪センサ222を好適な位置(第1の円周C1と同一円周上、且つ、第2の支柱213外縁と重なる位置)に配置することができ、したがって、4つの第2の歪センサ233によって、タッチパッドユニット120の回転操作を高感度に検知できる。
(第2の歪センサ233の配置)
次に、図10を参照して、力覚センサ200における4つの第2の歪センサ233の配置について説明する。図10は、一実施形態に係る力覚センサ200の底面図である。
次に、図10を参照して、力覚センサ200における4つの第2の歪センサ233の配置について説明する。図10は、一実施形態に係る力覚センサ200の底面図である。
図10に示すように、力覚センサ200は、起歪体210の基部211の下面に、中央突起214を基準とする4方向(右方(Y軸正方向)、左方(Y軸負方向)、前方(X軸正方向)、および後方(X軸負方向))の各方向に対して、1つの第2の歪センサ233が設けられている。すなわち、4つの第2の歪センサ233は、中央突起214の周囲において、十字状に配置されている。各方向において、第2の歪センサ233は、中央突起214と第2の支柱213との間に設けられている。特に、各方向において、第2の歪センサ233は、裏側(Z軸正側)に設けられている第1の支柱212の根元部分の外縁が成す第2の円周C2と同一円周上に設けられている。これにより、中央突起214の周囲には、4つの第2の支柱213の内側、且つ、第1の支柱212の根元部分の外縁が成す第2の円周C2と同一円周上に、4つの第2の歪センサ233が設けられている。
また、4つの第2の歪センサ233の各々は、第1の支柱212の傾倒方向が検出方向となる向きで設けられている。これにより、4つの第2の歪センサ233の各々は、タッチパッドユニット120の傾倒操作がなされたときに、第1の支柱212の傾倒方向に伸張または収縮して抵抗値が変化し、当該傾倒操作を検知できるようになっている。
なお、起歪体210の基部211の下面には、中央突起214を取り囲む円環状の第2のフレキシブル基板230の基部230Aが設けられている。4つの第2の歪センサ233は、第2のフレキシブル基板230の基部230Aの下面において、中央突起214を取り囲むように、第1の支柱212の根元部分の外縁が成す第2の円周C2と同一円周上に設けられている。
4つの第2の歪センサ233の各々は、タッチパッドユニット120の傾倒操作がなされて、第1の支柱212を介して基部211(第1の支柱212の根元部分の周囲)に歪みが生じたときに、当該基部211の歪みに応じて変形(伸張または収縮)することで、抵抗値が変化する。これにより、4つの第2の歪センサ233の各々は、タッチパッドユニット120の傾倒操作による基部211の歪みを検知でき、よって、タッチパッドユニット120の傾倒操作を検知できる。
ここで、一実施形態に係る力覚センサ200は、4つの第2の歪センサ233が、中央突起214の周囲において、タッチパッドユニット120の傾倒操作方向に対応する4方向(右方(Y軸正方向)、左方(Y軸負方向)、前方(X軸正方向)、および後方(X軸負方向))に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120が4方向(右方(Y軸正方向)、左方(Y軸負方向)、前方(X軸正方向)、および後方(X軸負方向))のうちのいずれの方向に傾倒操作された場合であっても、第1の支柱212を介して生じる基部211の歪みを、その操作方向に設けられている第2の歪センサ233によって確実に捉えることができ、よって、当該傾倒操作を高感度に検出できる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200は、4つの第2の歪センサ233が、起歪体210の基部211の下面において、第1の支柱212の根元部分の外縁が成す第2の円周C2と同一円周上に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の傾倒操作がなされて第1の支柱212が傾倒したときに、起歪体210の基部211における最も大きな歪みが生じる位置(第2の円周C2と同一円周上の位置)で、当該歪みを第2の歪センサ233によって検出できるため、タッチパッドユニット120の傾倒操作を高感度に検出できる。
さらに、一実施形態に係る力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の傾倒操作を検出するための構成部のうち、第1の支柱212は、基部230Aの上面に設けられており、4つの第2の歪センサ233は、基部230Aの下面に設けられている。これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、第1の支柱212と干渉することなく、4つの第2の歪センサ233を好適な位置(第1の支柱212の外縁と重なる位置)に配置することができ、したがって、4つの第2の歪センサ233によって、タッチパッドユニット120の傾倒操作を高感度に検知できる。
(回転操作検出用回路241の構成)
次に、図11および図12を参照して、力覚センサ200が備える回転操作検出用回路241の構成について説明する。図11は、一実施形態に係る力覚センサ200における8つの第1の歪センサ222の配置を示す図である。図12は、一実施形態に係る力覚センサ200が備える回転操作検出用回路241の回路図である。
次に、図11および図12を参照して、力覚センサ200が備える回転操作検出用回路241の構成について説明する。図11は、一実施形態に係る力覚センサ200における8つの第1の歪センサ222の配置を示す図である。図12は、一実施形態に係る力覚センサ200が備える回転操作検出用回路241の回路図である。
図11および図12において、「S42」および「S43」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える8つの第1の歪センサ222のうち、X軸正側に配置された2つの第1の歪センサ222を意味する。
また、図11および図12において、「S21」および「S23」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える8つの第1の歪センサ222のうち、X軸負側に配置された2つの第1の歪センサ222を意味する。
また図11および図12において、「S32」および「S34」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える8つの第1の歪センサ222のうち、Y軸正側に配置された2つの第1の歪センサ222を意味する。
また、図11および図12において、「S12」および「S14」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える8つの第1の歪センサ222のうち、Y軸負側に配置された2つの第1の歪センサ222を意味する。
図12に示すように、力覚センサ200が備える回転操作検出用回路241は、互いに直列接続された2つのブリッジ回路を有しており、各ブリッジ回路は、4つの第1の歪センサ222によって構成される。
グランドGND側の一方のブリッジ回路は、上方(Z軸正方向)から視て、4つの方向の各々において第2の支柱に対して反時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S42,S34,S12,S23)によって構成される。
電源電圧VCC側の他方のブリッジ回路は、上方(Z軸正方向)から視て、4つの方向の各々において第2の支柱に対して時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S43,S32,S14,S21)によって構成される。
このため、回転操作検出用回路241では、タッチパッドユニット120の反時計回りの回転操作がなされたとき、反時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S42,S34,S12,S23)の全てが、収縮することで抵抗値が-方向に変化し、時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S43,S32,S14,S21)の全てが、伸張することによって抵抗値が+方向に変化する。これにより、回転操作検出用回路241では、一方のブリッジ回路の合成抵抗と、他方のブリッジ回路の合成抵抗との比が変化することで、当該ブリッジ回路の間の出力分圧Rが変化するようになっている。したがって、回転操作検出用回路241は、出力分圧Rの電圧値に基づいて、タッチパッドユニット120の反時計回りの回転操作を検出できる。
反対に、回転操作検出用回路241では、タッチパッドユニット120の時計回りの回転操作がなされたとき、反時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S42,S34,S12,S23)の全てが、伸張することによって抵抗値が+方向に変化し、時計回り側に設けられている4つの第1の歪センサ222(S43,S32,S14,S21)の全てが、収縮することで抵抗値が-方向に変化する。これにより、回転操作検出用回路241では、一方のブリッジ回路の合成抵抗と、他方のブリッジ回路の合成抵抗との比が変化することで、当該ブリッジ回路の間の出力分圧Rが変化するようになっている。したがって、回転操作検出用回路241は、出力分圧Rの電圧値に基づいて、タッチパッドユニット120の時計回りの回転操作を検出できる。
(傾倒操作検出用回路242の構成)
次に、図13および図14を参照して、力覚センサ200が備える傾倒操作検出用回路242の構成について説明する。図13は、一実施形態に係る力覚センサ200における4つの第2の歪センサ233の配置を示す図である。図14は、一実施形態に係る力覚センサ200が備える傾倒操作検出用回路242の回路図である。
次に、図13および図14を参照して、力覚センサ200が備える傾倒操作検出用回路242の構成について説明する。図13は、一実施形態に係る力覚センサ200における4つの第2の歪センサ233の配置を示す図である。図14は、一実施形態に係る力覚センサ200が備える傾倒操作検出用回路242の回路図である。
図13および図14において、「X+」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える4つの第2の歪センサ233のうち、X軸正側に配置された第2の歪センサ233を意味する。
また、図13および図14において、「X-」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える4つの第2の歪センサ233のうち、X軸負側に配置された第2の歪センサ233(X-)を意味する。
また、図13および図14において、「Y+」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える4つの第2の歪センサ233のうち、Y軸正側に配置された第2の歪センサ233(Y+)を意味する。
また、図13および図14において、「Y-」と記された抵抗は、力覚センサ200が備える4つの第2の歪センサ233のうち、Y軸負側に配置された第2の歪センサ233(Y-)を意味する。
図14に示すように、力覚センサ200が備える傾倒操作検出用回路242は、4つの第2の歪センサ233によって構成されるブリッジ回路を有する。
具体的には、傾倒操作検出用回路242では、第2の歪センサ233(X+)と、第2の歪センサ233(X-)とが、直列に接続されている。第1の支柱212のX軸方向へ傾倒したとき、当該2つの第2の歪センサ233の抵抗値は、互いに正負が異なる方向に変化する。これにより、傾倒操作検出用回路242では、第1の支柱212のX軸方向への傾倒に応じて、当該2つの第2の歪センサ233の抵抗値の比が変化することで、当該2つの第2の歪センサ233の間の中間点Xの電圧値が変化するようになっている。したがって、傾倒操作検出用回路242は、中間点Xの電圧値に基づいて、タッチパッドユニット120のX軸方向の傾倒方向および傾倒角度を検出できる。
また、傾倒操作検出用回路242では、第2の歪センサ233(Y+)と、第2の歪センサ233(Y-)とが、直列に接続されている。第1の支柱212のY軸方向へ傾倒したとき、当該2つの第2の歪センサ233の抵抗値は、互いに正負が異なる方向に変化する。これにより、傾倒操作検出用回路242では、第1の支柱212のY軸方向への傾倒に応じて、当該2つの第2の歪センサ233の抵抗値の比が変化することで、当該2つの第2の歪センサ233の間の中間点Yの電圧値が変化するようになっている。したがって、傾倒操作検出用回路242は、中間点Yの電圧値に基づいて、タッチパッドユニット120のY軸方向の傾倒方向および傾倒角度を検出できる。
なお、本実施形態のコントローラ100は、タッチパッドユニット120のX軸方向への傾倒操作と、タッチパッドユニット120のY軸方向への傾倒操作とを同時に行うことができる。この場合、傾倒操作検出用回路242では、第1の支柱212がX軸方向へ傾倒するのに伴って中間点Xの電圧値が変化するのと同時に、第1の支柱212がY軸方向へ傾倒するのに伴って中間点Yの電圧値が変化する。したがって、傾倒操作検出用回路242は、中間点Xの電圧値と中間点Yの電圧値とに基づいて、同時に行われた、タッチパッドユニット120のX軸方向への傾倒操作(傾倒方向および荷重)と、タッチパッドユニット120のY軸方向への傾倒操作(傾倒方向および荷重)との双方を検出できる。
また、傾倒操作検出用回路242では、第1の支柱212が下方(Z軸負方向)へ押し下げられたとき、4つの第2の歪センサ233の抵抗値が、均等に変化する。これにより、傾倒操作検出用回路242では、第1の支柱212が下方(Z軸負方向)へ押し下げ量に応じて、4つの第2の歪センサ233によって構成されるブリッジ回路と、当該ブリッジ回路と直列に接続された抵抗(図示省略)との間の分圧Zoutが変化するようになっている。したがって、傾倒操作検出用回路242は、分圧Zoutの電圧値に基づいて、タッチパッドユニット120の下方(Z軸負方向)の押し下げ量を検出できる。
(滑り止め部の変形例)
図15は、一実施形態に係るコントローラ100が備える滑り止め部120Cの変形例を示す図である。図16は、図15に示すコントローラ100が備えるタッチパッドユニット120の分解斜視図である。
図15は、一実施形態に係るコントローラ100が備える滑り止め部120Cの変形例を示す図である。図16は、図15に示すコントローラ100が備えるタッチパッドユニット120の分解斜視図である。
図15および図16に示す例では、左右一対の滑り止め部120Cの各々は、左右方向(Y軸方向)に沿った複数の溝120Caからなる。複数の溝120Caは、前後方向(X軸方向)に並べて設けられる。図15および図16に示す例では、複数の溝120Caの各々は、上面120Aから下方(Z軸負方向)に向かって凹んだ形状を有しており、且つ、左右方向(Y軸方向)を長手方向とする長円形状を有する。
一実施形態に係るコントローラ100は、複数の溝120Caの各々が、上記した凹状且つ長円形状を有することにより、操作者の親指の前後方向(X軸方向)への滑り止め効果を高めることができる。また、一実施形態に係るコントローラ100は、複数の溝120Caが前後方向(X軸方向)に並べて設けられていることにより、操作者の親指の滑り止め効果を、前後方向(X軸方向)における広範囲に亘って得ることができる。
また、図15および図16に示す例では、滑り止め部120Cと重なる位置にも、タッチパッド122のセンサ電極を設けられており、すなわち、タッチパッド122上に、左右一対の滑り止め部120Cが設けられている。これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、左右一対の滑り止め部120Cを含むタッチパッドユニット120の上面全体を、タッチ操作領域として有効利用でき、指の位置を広範囲にわたって検出できる。
(効果)
以上説明したように、一実施形態に係る力覚センサ200は、起歪体210と、回転操作検出用の第1の歪センサ222と、傾倒操作検出用の第2の歪センサ233とを備え、起歪体210は、板状の基部211と、基部211の一方の面に設けられた第1の支柱212と、基部211の他方の面において、第1の支柱212を中心とする同一円周上に設けられた複数の第2の支柱213とを有し、第1の歪センサ222は、起歪体210の基部211において、複数の第2の支柱213と同一円周上に配置されており、第2の歪センサ233は、起歪体210の基部211において、第1の支柱212の周囲に配置されている。
以上説明したように、一実施形態に係る力覚センサ200は、起歪体210と、回転操作検出用の第1の歪センサ222と、傾倒操作検出用の第2の歪センサ233とを備え、起歪体210は、板状の基部211と、基部211の一方の面に設けられた第1の支柱212と、基部211の他方の面において、第1の支柱212を中心とする同一円周上に設けられた複数の第2の支柱213とを有し、第1の歪センサ222は、起歪体210の基部211において、複数の第2の支柱213と同一円周上に配置されており、第2の歪センサ233は、起歪体210の基部211において、第1の支柱212の周囲に配置されている。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、回転操作を検出するための構成(第2の支柱213および第1の歪センサ222)と、傾倒操作を検出するための構成(第1の支柱212および第2の歪センサ233)とを分離できるため、回転操作を検出するための構成と、傾倒操作を検出するための構成とを、個別に適正化し易くすることができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200は、第2の支柱213の裏側で、第1の歪センサ222によって回転操作を検出し、第1の支柱212の裏側で、第2の歪センサ233によって傾倒操作を検出できるため、第1の歪センサ222および第2の歪センサ233を、起歪体210における歪みが生じ易い好適な位置に容易に配置することでき、よって、回転操作および傾倒操作を高感度に検出することができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200は、第1の支柱212を基部211の一方の面に設け、第2の支柱213を基部211の他方の面に設けたため、第1の支柱212および第2の支柱213を、互いに干渉しないように好適な位置に容易に配置することでき、よって、回転操作および傾倒操作を高感度に検出することができる。
さらに、一実施形態に係る力覚センサ200は、少なくとも、第1の支柱212と第2の支柱213とが起歪体210に一体に設けられているため、比較的少ない部品点数で、回転操作および傾倒操作を高感度に検出することができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200において、第1の支柱212および第2の支柱213は、円柱状を有する。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、操作方向に依らずに、同様に起歪体210に歪みを生じさせることできるため、第1の歪センサ222および第2の歪センサ233の検出値のばらつきを抑制することができ、よって、回転操作および傾倒操作を高精度に検出することができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200において、第1の歪センサ222は、起歪体210の基部211の一方の面において、第2の支柱213の外縁と重なる位置に設けられており、第2の歪センサ233は、起歪体210の基部211の他方の面において、第1の支柱212の外縁と重なる位置に設けられている。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、最も大きな歪みが生じる位置で、回転操作の歪みと傾倒操作時の歪みとを検出できるため、回転操作および傾倒操作を高感度且つ高精度に検出することができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200において、起歪体210は、4つの第2の支柱213を備え、4つの第2の支柱213は、第1の支柱212を基準として、90度ずつ異なる4方向に設けられている。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、第1の支柱212を基準として、4つの第2の支柱213が設けられている4方向に傾倒操作時の歪みを生じ易くすることができ、当該4方向に第2の歪センサ233を配置することで、傾倒操作を高精度に検出することができる。
また、一実施形態にかかる力覚センサ200において、起歪体210は、基部211における第1の支柱212の周囲に設けられた4つの第1の貫通孔215を備え、4つの第1の貫通孔215の各々は、第1の支柱212を基準として、隣り合う2つの第2の支柱213の間の方向に設けられる。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、傾倒操作を高感度に検出できる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200において、起歪体210は、基部211における4つの第2の支柱213の各々の外径側に設けられた4つの第2の貫通孔216と、基部211における4つの第2の貫通孔216の各々の外径側に設けられた4つの係合突起217とを備え、第1の歪センサ222は、起歪体210の基部211の一方の面に配置された第1のフレキシブル基板220に設けられており、第1のフレキシブル基板220は、4つの係合突起217の各々に係合する4つの係合部223を有する。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、4つの第2の貫通孔216を設けたことにより、4つの第2の支柱213の各々に回転操作時の歪みを生じ易くすることができ、よって、回転操作を高感度且つ高精度に検出することができる。また、一実施形態に係る力覚センサ200は、第1の歪センサ222を第1のフレキシブル基板220に設けたことで、第1の歪センサ222を起歪体210の基部211に容易に設置することができる。
また、一実施形態に係る力覚センサ200において、第2の歪センサ233は、起歪体210の基部211の他方の面に配置された第2のフレキシブル基板230に設けられており、第2のフレキシブル基板230は、4つの第2の支柱213の各々が挿通される4つの周辺開口部232を有する。
これにより、一実施形態に係る力覚センサ200は、第2の歪センサ233を第2のフレキシブル基板230に設けたことで、第2の歪センサ233を起歪体210の基部211に容易に設置することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、筐体110と、筐体110の内部に設けられた力覚センサ200と、筐体110の内部に設けられ、力覚センサ200の起歪体210が有する第1の支柱212の上部に固定される操作板124と、筐体110の内部に設けられ、操作板124の変位量を規制するストッパ124Bとを備える。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、ストッパ124Bを設けたことにより、傾倒操作時の操作板124の変位量を規制することができ、よって、起歪体210の過剰な変形による損壊を抑制することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、操作板124は、長方形状を有し、ストッパ124Bは、操作板124の長辺方向における両端部に設けられている。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、操作板124が長辺方向へ傾倒したときに、当該操作板124の長辺方向への傾倒を、ストッパ124Bによって効果的に規制することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、操作板124上に設けられたタッチパッドユニット120を備える。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の傾倒操作および回転操作を可能にし、当該タッチパッドユニット120の傾倒操作および回転操作を高感度に検出できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、タッチパッドユニット120は、筐体110の凹部110Dに設けられ、タッチパッドユニット120の上面120Aと筐体110の上面110Eとが同一平面上に設けられ、タッチパッドユニット120の外周と筐体110の凹部110Dの内周との間に隙間を有する。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の外周が筐体110の凹部110Dの内周に当接することで、タッチパッドユニット120の回転操作時の回転を規制することができる。このため、一実施形態に係るコントローラ100は、隙間の幅を調整することで、タッチパッドユニット120の回転操作時の回転可能角度を調整することができ、起歪体210の過剰な変形による損壊を抑制することができる。
また、一実施形態にかかるコントローラ100において、筐体110の内部に設けられた基板140を有し、基板140には、4つの凹部142が形成され、第2の支柱213が凹部142に挿通され、基部211の他方の面の中央に中央突起214が設けられ、基板140と中央突起214との間に隙間がある。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、中央突起214が基板に当接することで、タッチパッドユニット120の押圧操作時の変形を規制できる。このため、一実施形態に係るコントローラ100は、隙間の幅を調整することで、起歪体210の過剰な変形による損壊を抑制することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、筐体110と、筐体110に設けられ、筐体110から露出した板状のタッチパッドユニット120(操作部)と、タッチパッドユニット120の回転操作を検出する力覚センサ200とを備え、力覚センサ200は、タッチパッドユニット120と接続された起歪体210と、起歪体210に設けられた第2の歪センサ233(歪センサ)とを有し、タッチパッドユニット120は、当該タッチパッドユニット120の上面120Aにおける左右両端部の近傍に、左右一対の滑り止め部120Cを有する。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、操作者が、左右一対の滑り止め部120Cの各々に対して両手の各々の親指を掛止することで、タッチパッドユニット120に回転方向の力(捻じり荷重)を加える回転操作をし易くなる。且つ、力覚センサ200が当該回転操作を第2の歪センサ233によって検出できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、滑り止め部120Cは、タッチパッドユニット120に一体に設けられた突起である。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、操作者が、左右一対の滑り止め部120Cの各々に対して両手の各々の親指を掛止しやすく、且つ、両手の各々の親指を置くべき位置を、直感的に容易に把握することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、操作部(タッチパッドユニット120)は、静電式のタッチパッド122を有する。また、タッチパッド122は、左右一対の滑り止め部120Cの間に設けられている。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の回転操作に加えて、タッチパッド122に対するタッチ操作を行うことが可能となり、よって、多様な操作を行うことが可能となる。また、左右一対の滑り止め部120Cの間のスペースを、タッチ操作領域として有効利用できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、滑り止め部120Cは、操作部(タッチパッドユニット120)に設けられた複数の溝120Caからなる。複数の溝120Caは、左右方向に沿っている。また、複数の溝120Caは、前後方向に並んで設けられる。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、操作者が、左右一対の滑り止め部120Cの各々に対して両手の各々の親指を掛止しやすく、且つ、両手の各々の親指を置くべき位置を、直感的に容易に把握することができる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、タッチパッドユニット120は、静電式のタッチパッド122を有する。また、タッチパッド122上に、左右一対の滑り止め部120Cが設けられる。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の回転操作に加えて、タッチパッド122に対するタッチ操作を行うことが可能となり、よって、多様な操作を行うことが可能となる。また、左右一対の滑り止め部120Cを含むタッチパッドユニット120の上面全体を、タッチ操作領域として有効利用できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、タッチパッドユニット120は、筐体110の凹部110Dに設けられており、タッチパッドユニット120が有する一の側面120Dは、筐体110の一の側面110Gと同一平面上に設けられている。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の前方に隙間を設けることなく、タッチパッドユニット120の回転操作に筐体110が干渉しないようにできるため、当該コントローラ100の小型化を実現できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100において、力覚センサ200は、タッチパッドユニット120の前後方向の傾倒操作と、タッチパッドユニット120の左右方向への傾倒操作とを同時に検出できる。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、単一の力覚センサ200によって、タッチパッドユニット120の前後方向への傾倒操作と、タッチパッドユニット120の左右方向への傾倒操作とを同時に検出できる。
また、一実施形態に係るコントローラ100は、力覚センサ200の下側に設けられ、力覚センサ200が固定される基板140と、基板140の下側に設けられたプッシュスイッチ141とを備える。
これにより、一実施形態に係るコントローラ100は、タッチパッドユニット120の回転操作及び傾倒操作に加えて、タッチパッドユニット120に対する押下操作を行うことが可能となり、よって、多様な操作を行うことが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
100 コントローラ
110 筐体
111 上側筐体
112 下側筐体
110A 中央部
110B 左側把持部
110C 右側把持部
110D 凹部
110E 上面
110F 底面
110G 側面
120 タッチパッドユニット(操作部)
120A 上面
120B タッチ操作面
120C 滑り止め部
120Ca 溝
120D 側面
121 ホルダ
121A 上面
121B 凹部
121C 下面
122 タッチパッド
122A 上面
123 カバープレート
124 操作板
124A 固定部
124B ストッパ
124C 突起
140 基板
140A 上面
140B 下面
141 プッシュスイッチ
141A 押圧部
142 凹部
200 力覚センサ
210 起歪体
211 基部
212 第1の支柱
212A 窪み
213 第2の支柱
214 中央突起
215 第1の貫通孔
216 第2の貫通孔
217 係合突起
220 第1のフレキシブル基板
220A 基部
220B 引き出し部
221 開口部
222 第1の歪センサ
223 係合部
230 第2のフレキシブル基板
230A 基部
230B 引き出し部
231 中央開口部
232 周辺開口部
233 第2の歪センサ
C1 第1の円周
C2 第2の円周
110 筐体
111 上側筐体
112 下側筐体
110A 中央部
110B 左側把持部
110C 右側把持部
110D 凹部
110E 上面
110F 底面
110G 側面
120 タッチパッドユニット(操作部)
120A 上面
120B タッチ操作面
120C 滑り止め部
120Ca 溝
120D 側面
121 ホルダ
121A 上面
121B 凹部
121C 下面
122 タッチパッド
122A 上面
123 カバープレート
124 操作板
124A 固定部
124B ストッパ
124C 突起
140 基板
140A 上面
140B 下面
141 プッシュスイッチ
141A 押圧部
142 凹部
200 力覚センサ
210 起歪体
211 基部
212 第1の支柱
212A 窪み
213 第2の支柱
214 中央突起
215 第1の貫通孔
216 第2の貫通孔
217 係合突起
220 第1のフレキシブル基板
220A 基部
220B 引き出し部
221 開口部
222 第1の歪センサ
223 係合部
230 第2のフレキシブル基板
230A 基部
230B 引き出し部
231 中央開口部
232 周辺開口部
233 第2の歪センサ
C1 第1の円周
C2 第2の円周
Claims (12)
- 起歪体と、
回転操作検出用の第1の歪センサと、
傾倒操作検出用の第2の歪センサと
を備え、
前記起歪体は、
板状の基部と、
前記基部の一方の面に設けられた第1の支柱と、
前記基部の他方の面において、前記第1の支柱を中心とする同一円周上に設けられた複数の第2の支柱とを有し、
前記第1の歪センサは、
前記起歪体の前記基部において、前記複数の第2の支柱と同一円周上に配置されており、
前記第2の歪センサは、
前記起歪体の前記基部において、前記第1の支柱の周囲に配置されている
ことを特徴とする力覚センサ。 - 前記第1の支柱および前記第2の支柱は、円柱状を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の力覚センサ。 - 前記第1の歪センサは、前記起歪体の前記基部の前記一方の面において、前記第2の支柱の外縁と重なる位置に設けられており、
前記第2の歪センサは、前記起歪体の前記基部の前記他方の面において、前記第1の支柱の外縁と重なる位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の力覚センサ。 - 前記起歪体は、4つの前記第2の支柱を備え、
前記4つの第2の支柱は、前記第1の支柱を基準として、90度ずつ異なる4方向に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の力覚センサ。 - 前記起歪体は、前記基部における前記第1の支柱の周囲に設けられた4つの第1の貫通孔を備え、
前記4つの第1の貫通孔の各々は、前記第1の支柱を基準として、隣り合う2つの前記第2の支柱の間の方向に設けられる90度ずつ異なる4方向に設けられる
ことを特徴とする請求項4に記載の力覚センサ。 - 前記起歪体は、
前記基部における前記4つの第2の支柱の各々の外径側に設けられた4つの第2の貫通孔と、
前記基部における前記4つの第2の貫通孔の各々の外径側に設けられた4つの係合突起と
を備え、
前記第1の歪センサは、
前記起歪体の前記基部の前記一方の面に配置された第1のフレキシブル基板に設けられており、
前記第1のフレキシブル基板は、
前記4つの係合突起の各々に係合する4つの係合部を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の力覚センサ。 - 前記第2の歪センサは、
前記起歪体の前記基部の前記他方の面に配置された第2のフレキシブル基板に設けられており、
前記第2のフレキシブル基板は、
前記4つの第2の支柱の各々が挿通される4つの周辺開口部を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の力覚センサ。 - 筐体と、
前記筐体の内部に設けられた、請求項6に記載の力覚センサと、
前記筐体の内部に設けられ、前記力覚センサの前記起歪体が有する前記第1の支柱の上部に固定される操作板と、
前記筐体の内部に設けられ、前記操作板の変位量を規制するストッパと
を備えることを特徴とするコントローラ。 - 前記操作板は、長方形状を有し、
前記ストッパは、前記操作板の長辺方向における両端部に設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載のコントローラ。 - 前記操作板上に設けられたタッチパッドユニットを備える
ことを特徴とする請求項8に記載のコントローラ。 - 前記タッチパッドユニットは、前記筐体の凹部に設けられ、
前記タッチパッドユニットの上面と前記筐体の上面とが同一平面上に設けられ、
前記タッチパッドユニットの外周と前記筐体の前記凹部の内周との間に隙間を有する
ことを特徴とする請求項10に記載のコントローラ。 - 前記筐体の内部に設けられた基板を有し、
前記基板には、4つの凹部が形成されており、
前記第2の支柱は、前記基板の前記凹部に挿通され、
前記基部の他方の面の中央に中央突起が設けられ、
前記基板と前記中央突起との間に隙間がある
ことを特徴とする請求項11に記載のコントローラ。
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