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JP2025019749A - 包装箱 - Google Patents

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JP2025019749A
JP2025019749A JP2023123539A JP2023123539A JP2025019749A JP 2025019749 A JP2025019749 A JP 2025019749A JP 2023123539 A JP2023123539 A JP 2023123539A JP 2023123539 A JP2023123539 A JP 2023123539A JP 2025019749 A JP2025019749 A JP 2025019749A
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flap
inner flap
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line
outer flap
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JP2023123539A
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Inventor
貴史 五十嵐
Takashi Igarashi
圭人 豊島
Keito Toyoshima
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Tomoku KK
Original Assignee
Tomoku KK
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Publication date
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Abstract

Figure 2025019749000001
【課題】 製函の際の成形性を向上することができる包装箱を提供する。
【解決手段】 収容箱1は、胴部2と、上面封止部3と、下面封止部4とを備え、胴部2は、左側板5、前側板6、右側板7及び後側板8を備える。上面封止部3の上面前内フラップ3aを、折目線L5に沿って折り曲げる方向に力を加えた場合、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dに突き当たると、リード罫線L18,L20に沿って外側方向に折り曲げられる。これにより、上面前内フラップ3aを折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に上面前内フラップ3aを沿って折り曲げることができる。上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げると、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、前凹部5a及び前凹部7aに挿入されるので、容易に上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを折り曲げることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、段ボール板紙等を組み立てて構成される包装箱に関する。
現在、宅配やネット通販用の包装箱として、背の低いA式の段ボール箱が用いられることがある。しかし、このようなA式箱は印刷、抜き、貼りの一貫工程で製造できず、一般に多くの工程が必要となるため、コストアップにつながっていた。背の低いA式箱を一貫工程で製造する方法としては、天面側若しくは底面側の内フラップと外フラップとの間に溝の無いスリットを入れる方法が知られている。
例えば、特許文献1に記載の箱用シートには、一対の上側内フラップと第1側面パネル及び第3側面パネルとの連接部の両端からこの連接部の左右方向内側に伸びる各一対の第1スリットと、これらの各一対の第1スリットの先端から上記連接部の左右方向内側かつ一対の上側内フラップの延出方向先端側に伸びる第2スリットが形成されている。第1スリットは、溝の無いフラップ間のスリットに接続されている。
そして、上側内フラップにおける側縁と第1スリット及び第2スリットとによって画定される基端側端部Xは、第1側面パネルにおける第1スリットの下側部分の内側に押し込んだ状態で保持される。
一対の上側外フラップを内側に折り曲げて一対の上側外フラップの先端同士を突き合せた状態では、一対の上側外フラップの幅方向の両端部は下方に少し凹む。これにより、一対の上側外フラップによる一対の上側内フラップの保持状態が安定化する(特許文献1参照)。
実用新案登録第3207852号
しかしながら、特許文献1の包装箱は、フラップ間の溝を無くしているため(図2参照)、封かん時に内フラップと外フラップが干渉して蓋が閉じにくく、製函の際の成形性が悪いという問題があった。
また、内フラップを折り曲げた場合に、内フラップの側面が、外フラップが連接された側板の内面に当接して該側板が外側方向に押し広げられ、外フラップも基準位置よりも外側方向に配置される。このため、外フラップを折り曲げ難く、製函の際の成形性が悪いという問題があった。さらに、外フラップを折り曲げた場合に、互いに対向する2個の外フラップの先端同士の間に隙間が生じ、美観を損なうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、製函の際の成形性を向上することができる包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
前記第1内フラップには、前記第1外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第1リード罫線と、前記第1リード罫線の下端から前記第1外フラップとの境界線まで伸びる第1切目線と、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第2リード罫線と、前記第2リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第2切目線と、が形成され、
前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第3リード罫線と、前記第3リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第3切目線と、が形成されていることを特徴とする。
なお、第1内フラップ及び第2内フラップの上端、下端及び下方向とは、各内フラップを折り曲げる前の上下方向に立設した状態の上端、下端及び下方向を示すものである。
各内フラップ及び各外フラップが分離線(切れ目)を介して連接されている場合、製函の際に四角筒状の胴部を成形し、各内フラップ及び各外フラップを折り曲げる前の状態では、第1内フラップの両側縁部が、第1外フラップ及び第2外フラップと重なる。このため、第1内フラップを折り曲げる方向に力を加えると、第1内フラップの両側縁部は、第1外フラップ及び第2外フラップに突き当たる。
本発明では、第1内フラップには、第1リード罫線と、第1切目線と、第2リード罫線と、第2切目線と、が形成されているので、第1内フラップを折り曲げる方向に力を加えた場合、第1内フラップの両側縁部は、第1外フラップ及び第2外フラップに突き当たると、第1リード罫線及び第2リード罫線に沿って外側方向に折り曲げられる。これにより、第1内フラップを折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に第1内フラップを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。
第1内フラップと同様に、第2内フラップを折り曲げる方向に力を加えた場合、第2内フラップの側縁部は、第2外フラップに突き当たると、第3リード罫線に沿って外側方向に折り曲げられる。これにより、第2内フラップも折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に第2内フラップを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。
前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線とは逆側の端部上端から下方向に延びる第4リード罫線と、前記第4リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁まで伸びる第4切目線と、が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2内フラップを折り曲げる方向に力を加えた場合、第2内フラップの側縁部は、第1外フラップに突き当たると、第4リード罫線に沿って外側方向に折り曲げられる。これにより、第2内フラップを折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に第2内フラップを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。
本発明は、四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
前記第3側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第1外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第1凹部が形成され、
前記第4側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第2凹部と、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第3凹部とが形成されていることを特徴とする包装箱。
本発明によれば、第1内フラップ及び第2内フラップを折り曲げると、第1内フラップ及び第2内フラップの側縁部は、第1~第3凹部に挿入され、第3側板及び第4側板が外側方向に押し広げられることがない。これにより、第1~第3凹部がなく、第3側板及び第4側板が外側方向に押し広げられる従来のものに比べて、容易に外フラップを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。さらに、第1外フラップ及び第2外フラップを折り曲げた場合に、第1外フラップの先端と第2外フラップの先端との間の隙間発生が抑制されるので、美観を損なうことが抑制される。
前記第3側板の上端部には、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部に対向する位置に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部が挿入可能な第4凹部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2内フラップを折り曲げると、第2内フラップの側縁部は、第4凹部に挿入され、第3側板が外側方向に押し広げられることがない。これにより、第4凹部がなく、第3側板が外側方向に押し広げられる従来のものに比べて、容易に外フラップを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。さらに、第1外フラップ及び第2外フラップを折り曲げた場合に、第1外フラップの先端と第2外フラップの先端との間の隙間発生が抑制されるので、美観を損なうことが抑制される。
前記第1内フラップと前記第1外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第1つなぎ線を介して連接され、
前記第2内フラップと前記第2外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第2つなぎ線を介して連接されていることが好ましい。
第1~第4側板の高さが低いローハイトの包装箱では、第1~第4側板の境界線に沿って折り曲げた場合に、該境界線が破断してしまうことがある。
本発明では、上記境界線に連続するつなぎ線が形成されているので、つなぎ線の代わりに切れ目が形成されているものに比べて、折り曲げ加工された場合の剛性が強く、破断することが抑制される。
包装箱を示す斜視図。 包装箱を展開して示す展開図。 包装箱を示す斜視図。 包装箱の上面前内フラップ及び上面後内フラップの折り曲げを開始した状態を示す斜視図。 上面前内フラップを折り曲げて、上面前内フラップの側縁部が左側板の前凹部に挿入された状態を示す端面図。 上面後内フラップを折り曲げて、上面後内フラップの側縁部が左側板の後凹部に挿入された状態を示す端面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る包装箱について説明する。
図1に示すように、包装箱1は、四角筒状の胴部2と、互いに対向する上面封止部3及び下面封止部4とを備え、四角箱状に形成されている。
胴部2は、前後左右4枚の側板としての左側板5(第3側板)、前側板6(第1側板)、右側板7(第4側板)及び後側板8(第2側板)を備え、左側板5及び右側板7が左右一対で互いに対向し、前側板6及び後側板8が互いに対向し、四角筒状に形成されている。
図2に示すように、包装箱1は、大略矩形状に打抜いて形成された段ボール板紙10により組み立てられる。
段ボール板紙10は、図2において展開して示すように、左右方向及び前後方向に延びる矩形状の左側板5の前側縁(図2における右側縁)に、折目線L1を介して矩形状の前側板6が連接され、左側板5の後側縁(図2における左側縁)に、折目線L2を介して接着片11(止め代)が連接されている。
前側板6の右側縁(図2における右側縁)に、折目線L3を介して矩形状の右側板7が連接され、右側板7の後側縁(図2における右側縁)に、折目線L4を介して矩形状の後側板8が連接されている。
上面封止部3は、互いに対向する一対の上面前内フラップ3a(第1内フラップ)及び上面後内フラップ3b(第2内フラップ)と、互いに対向する一対の上面左外フラップ3c(第1外フラップ)及び上面右外フラップ3d(第2外フラップ)とから構成され、胴部2の上端開口を封止する。
上面前内フラップ3aは、前側板6の上端縁に折目線L5を介して連接され、上面後内フラップ3bは、後側板8の上端縁に折目線L6を介して連接されている。
上面左外フラップ3cは、左側板5の上端縁に折目線L7を介して連接され、上面右外フラップ3dは、右側板7の上端縁に折目線L8を介して連接されている。
上面左外フラップ3cの前側縁(図2における右側縁)は、つなぎ線L9を介して上面前内フラップ3aが連接されている。つなぎ線L9は、分離線(切れ目)と、つながった部分とを有する線から構成されている。
上面前内フラップ3aの右側縁(図2における右側縁)は、つなぎ線L10を介して上面右外フラップ3dが連接されている。つなぎ線L10は、分離線(切れ目)と、つながった部分とを有する線から構成されている。
上面右外フラップ3dの後側縁(図2における右側縁)は、つなぎ線L11を介して上面後内フラップ3bが連接されている。つなぎ線L11は、分離線(切れ目)と、つながった部分とを有する線から構成されている。
本実施形態では、一対の上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dの先端を突き合わせてガムテープ(図示せず)を貼着することで封緘される。このガムテープは、前側板6から上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを介して、後側板8まで貼り付けられる。
下面封止部4は、互いに対向する一対の下面内フラップ4a,4bと、互いに対向する一対の下面外フラップ4c,4dから構成され、胴部2の下端開口を封止する。
下面内フラップ4aは、前側板6の下端縁に折目線L12を介して連接され、下面内フラップ4bは、後側板8の下端縁に折目線L13を介して連接されている。
下面外フラップ4cは、左側板5の下端縁に折目線L14を介して連接され、下面外フラップ4dは、右側板7の下端縁に折目線L15を介して連接されている。
接着片11には、第1接着部11aと第2接着部11bとが形成され、その境目には、折目線L16が形成されている。左側板5の後側縁(図2における左側縁)に、折目線L2を介して第1接着部11aが連接され、第1接着部11aの上端縁に、折目線L16を介して第2接着部11bが連接されている。第2接着部11bは、上面左外フラップ3cの後側縁(図2における左側縁)との間に隙間を空けて形成されている。
第1接着部11aは、後側板8に接着され、第2接着部11bは、上面後内フラップ3bに接着されている。
左側板5には、厚み方向において内面から外面に向けて凹状に潰された前凹部5a及び後凹部5bが形成されている。前凹部5aは、左側板5の上端部であって折目線L1から後側(図2における左側)に延びて矩形状に形成されている。後凹部5bは、左側板5の上端部であって折目線L2から前側(図2における右側)に延びて矩形状に形成されている。
前凹部5a及び後凹部5bの高さ(図2における上下方向の長さ)は、例えば段ボール板紙10の厚みの1.5倍以上の高さで形成されている。前凹部5aと後凹部5bとの間には隙間があり、この隙間部分は凹状に潰されていない。
右側板7には、前凹部5aと後凹部5bと同様の前凹部7a及び後凹部7bが形成されている。前凹部7aは、左側板5の上端部であって折目線L3から後側(図2における右側)に延びて矩形状に形成されている。後凹部7bは、左側板5の上端部であって折目線L4から前側(図2における左側)に延びて矩形状に形成されている。
上面前内フラップ3a(第1内フラップ)の左端部(図2における左端部)には、上端から下方向に向けて、上面前内フラップ3aの上下方向の中央部付近まで延びるリード罫線L18が形成されている。上面前内フラップ3aには、リード罫線L18の下端から分離線L9まで横方向に延びる分離線L19(切れ目)が形成されている。
上面前内フラップ3aの右端部(図2における右端部)には、リード罫線L18と同様のリード罫線L20が形成されている。上面前内フラップ3aには、リード罫線L20の下端から分離線L10まで横方向に延びる分離線L21(切れ目)が形成されている。
上面後内フラップ3b(第2内フラップ)の右端部(図2における左端部)には、上端から下方向に向けて、上面後内フラップ3bの上下方向の中央部付近まで延びるリード罫線L22が形成されている。上面後内フラップ3bには、リード罫線L22の下端から分離線L11まで横方向に延びる分離線L23(切れ目)が形成されている。
上面後内フラップ3bの左端部(図2における右端部)には、上端から下方向に向けて、上面後内フラップ3bの上下方向の中央部付近まで延びるリード罫線L24が形成されている。上面後内フラップ3bには、リード罫線L22の下端から分離線L11まで横方向に延びる分離線L25(切れ目)が形成されている。
本実施形態では、リード罫線L18,L20,L22,L24は、例えば所謂ミシン刃により形成され、折れ曲がる方向に力が加わった場合に、通常の折目線よりも簡単に折り曲がる。
次に、図3~図6を参照して、段ボール板紙10を折り曲げて包装箱1を組み立てる作業を説明する。
図3に示すように、段ボール板紙10を折目線L1~L4に沿って折り曲げ、さらに、段ボール板紙10を折目線L12,L13に沿って折り曲げた後に、折目線L14,L15に沿って折り曲げる。そして、ガムテープ(図示せず)を、前側板6から下面外フラップ4c,4dを介して、後側板8まで貼り付ける。これにより、胴部2の下端開口を封止する下面封止部4が形成される。
本実施形態のようなローハイトの包装箱1では、高さ(各側板5~8の高さ)が低いため、段ボール板紙10を折目線L1~L4に沿って折り曲げた場合に、折目線L1,L3,L4(特に折目線L1,L4)が破断してしまうことがある。本実施形態では、折目線L1に連続するつなぎ線L9が形成され、折目線L3に連続するつなぎ線L10が形成され、折目線L4に連続するつなぎ線L11が形成されているので、つなぎ線L9~L11の代わりに切れ目が形成されているものに比べて、折り曲げ加工された場合の剛性が強く、破断することが抑制される。
次に、接着片11の第1接着部11aを後側板8に接着し、第2接着部11bを上面後内フラップ3bに接着する。
そして、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げ、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げる。
上面前内フラップ3aと上面左外フラップ3cとは、つなぎ線L9を介して連接されており、力が加わっていない状態では連接された状態が保たれ、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げるように力が加わるとつなぎ線L9が破断することで、容易に連接が解除されて分離される。
上面前内フラップ3aと上面右外フラップ3dとは、つなぎ線L10を介して連接されており、力が加わっていない状態では連接された状態が保たれ、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げるように力が加わるとつなぎ線L10が破断することで、容易に連接が解除されて分離される。
上面後内フラップ3bと上面右外フラップ3dとは、つなぎ線L11を介して連接されており、力が加わっていない状態では連接された状態が保たれ、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げるように力が加わるとつなぎ線L11が破断することで、容易に連接が解除されて分離される。
図3に示す状態では、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dと重なっている。このため、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げる方向に力を加えると、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dに突き当たる。
本実施形態では、上面前内フラップ3aの左端部には、リード罫線L18と分離線L19とが形成され、上面前内フラップ3aの右端部には、リード罫線L20と分離線L21とが形成されている。
このような構成により、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げる方向に力を加えた場合、図4に示すように、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dに突き当たると、リード罫線L18,L20に沿って外側方向(前側方向)に折り曲げられる。
これにより、上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げることができる。
また、図3に示す状態では、上面後内フラップ3bの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dと重なっている。このため、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げる方向に力を加えると、上面後内フラップ3bの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dに突き当たる。
なお、本実施形態では、通常であれば、上面後内フラップ3bの左側縁部が、上面左外フラップ3cに突き当たることはない構造となっているが、変形等により、上面後内フラップ3bの左側縁部が、上面左外フラップ3cに突き当たる場合について説明する。
本実施形態では、上面後内フラップ3bの左端部には、リード罫線L22と分離線L23とが形成され、上面後内フラップ3bの右端部には、リード罫線L24と分離線L25とが形成されている。
このような構成により、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げる方向に力を加えた場合、図4に示すように、上面後内フラップ3bの右側縁部は、上面右外フラップ3dに突き当たると、リード罫線L22に沿って外側方向(後側方向)に折り曲げられる。また、上面後内フラップ3bの左側縁部が、上面左外フラップ3cに突き当たると、リード罫線L24に沿って外側方向(後側方向)に折り曲げられる。
これにより、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げることができる。
上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げ、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げた後、上面左外フラップ3cを折目線L7に沿って折り曲げ、上面右外フラップ3dを折目線L8に沿って折り曲げる。
各上面フラップの間の溝を無くした包装箱の場合、上面前内フラップの左右側縁部は、上面左外フラップ及び上面右外フラップと重なる。このため、上面前内フラップを折り曲げると、上面前内フラップの左側縁部が左側板の内面に当接して左側板を外側方向(左側方向に)に押し広げ、その結果、上面前内フラップの右側縁部が右側板を外側方向(右側方向に)に押し広げる。
同様に、上面後内フラップを折り曲げると、上面後内フラップの左側縁部が左側板の内面に当接して左側板を外側方向(左側方向に)に押し広げ、その結果、上面後内フラップの右側縁部が右側板の内面に当接し、右側板を外側方向(右側方向に)に押し広げる。
このような左右側板の押し広げが発生すると、上面左外フラップ及び上面右外フラップを折り曲げた場合に、上面左外フラップの先端(右側縁)と上面右外フラップの先端(左側縁)との間に隙間が生じる。
本実施形態では、左側板5には、前凹部5a及び後凹部5bが形成され、右側板7には、前凹部7a及び後凹部7bが形成されている。上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げると、図5に示すように、上面前内フラップ3aの左側縁部は、前凹部5aに挿入されるので、左側板5が外側方向に押し広げられることがない。同様に、上面前内フラップ3aの右側縁部は、前凹部7aに挿入されるので、右側板7が外側方向に押し広げられることがない。
同様に、上面後内フラップ3bを折目線L6に沿って折り曲げると、図6に示すように、上面後内フラップ3bの左側縁部は、後凹部5bに挿入されるので、左側板5が外側方向に押し広げられることがない。同様に、上面後内フラップ3bの右側縁部は、後凹部7bに挿入されるので、右側板7が外側方向に押し広げられることがない。なお、第2接着部11bは、上面左外フラップ3cの後側縁(図2における左側縁)との間に隙間を空けて形成されているので、通常であれば、第2接着部11bは後凹部5bに挿入されることはないが、変形等により、第2接着部11bが図6における左側に突出した場合にも、後凹部5bに挿入される。
このような構成により、各凹部5a,5b,7a,7bがなく、左側板5及び右側板7が外側方向に押し広げられる従来のものに比べて、容易に上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを折り曲げることができ、製函の際の成形性を向上することができる。
さらに、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを折り曲げた場合に、上面左外フラップ3cの先端(右側縁)と上面右外フラップ3dの先端(左側縁)との間の隙間発生を抑制することができる(図1参照)。これにより、隙間発生による美観低下を抑制することができる。
次に、ガムテープ(図示せず)を、前側板6から上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを介して、後側板8まで貼り付ける。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
上記実施形態では、包装箱1を段ボール板紙10により構成しているが、紙や樹脂等により構成してもよい。
上記実施形態では、上面前内フラップ3aに、リード罫線L18(第1リード罫線)と、分離線L19(第1切目線)と、リード罫線L20(第2リード罫線)と、分離線L21(第2切目線)と、を形成し、上面後内フラップ3b(第2内フラップ)に、リード罫線L22(第3リード罫線)と、分離線L23(第3切目線)と、を形成した第1の発明と、左側板5(第3側板)に、前凹部5a(第1凹部)と、後凹部5b(第2凹部)と、を形成し、第4側板に、前凹部7a(第3凹部)と、後凹部7b(第4凹部)と、を形成した第2の発明との両方を包装箱1に実施しているが、いずれか一方のみを実施するようにしてもよい。いずれの場合にも、製函の際の成形性を向上することができる。
上記実施形態の包装箱1は、高さ方向が比較的低い箱であったが、立方体形状等の様々な包装箱に本発明を適用することができる。
上記実施形態では、上面後内フラップ3b(第2内フラップ)に、リード罫線L24と、分離線L25(切れ目)とを形成しているが、形成しなくてもよい。
上記実施形態では、左側板5に、後凹部5bを形成しているが、形成しなくてもよい。
上記実施形態では、つなぎ線L9~L11を設けているが、つなぎ線に代えて、分離線(切れ目)を設けるようにしてもよい。また、つなぎ線L9,L11を設け、つなぎ線L10を分離線(切れ目)に代えてもよい。
上記実施形態では、前凹部5a、後凹部5b、前凹部7a及び後凹部7bの高さ(図2における上下方向の長さ)を、段ボール板紙10の厚みの1.5倍以上の高さで形成しているが、少なくとも後凹部5bの高さが段ボール板紙10の厚みの1.5倍以上の高さであればよく、前凹部5a、前凹部7a及び後凹部7bの高さは、段ボール板紙10の厚み以上の高さであればよい。
1…包装箱、2…胴部、3…上面封止部、3a…上面前内フラップ(第1内フラップ)、3b…上面後内フラップ(第2内フラップ)、3c…上面左外フラップ(第1外フラップ)、3d…上面右外フラップ(第2外フラップ)、4…下面封止部、5…左側板(第3側板)、5a…前凹部(第1凹部)、5b…後凹部(第4凹部)、6…前側板(第1側板)、7…右側板(第4側板)、7a…前凹部(第2凹部)、7b…後凹部(第3凹部)8…後側板(第2側板)、11…接着片(止め代)、L9…つなぎ線(第1つなぎ線)、L11…つなぎ線(第2つなぎ線)、L18…リード罫線(第1リード罫線)、L19…分離線(第1切目線)、L20…リード罫線(第2リード罫線)、L21…分離線(第2切目線)、L22…リード罫線(第3リード罫線)、L23…分離線(第3切目線)、L24…リード罫線(第4リード罫線)、L25…分離線(第4切目線)

Claims (5)

  1. 四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
    前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
    前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
    前記第1内フラップには、前記第1外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第1リード罫線と、前記第1リード罫線の下端から前記第1外フラップとの境界線まで伸びる第1切目線と、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第2リード罫線と、前記第2リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第2切目線と、が形成され、
    前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第3リード罫線と、前記第3リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第3切目線と、が形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線とは逆側の端部上端から下方向に延びる第4リード罫線と、前記第4リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁まで伸びる第4切目線と、が形成されていることを特徴とする包装箱。
  3. 四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
    前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
    前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
    前記第3側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第1外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第1凹部が形成され、
    前記第4側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第2凹部と、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第3凹部とが形成されていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項3に記載の包装箱において、
    前記第3側板の上端部には、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部に対向する位置に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部が挿入可能な第4凹部が形成されていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の包装箱において、
    前記第1内フラップと前記第1外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第1つなぎ線を介して連接され、
    前記第2内フラップと前記第2外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第2つなぎ線を介して連接されていることを特徴とする包装箱。
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