JP2025007447A - 電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】バックアップ制御が可能か診断する際に、第2電源の電力消費を抑えることができる電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、接続部と、コントローラとを備える。接続部は、第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する。コントローラは、起動後に第2系統によって第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、第1系統の電源失陥を検出した場合に、接続部を遮断してバックアップ制御を行う。第2系統には第3電源が接続される。コントローラは、接続部を遮断したうえで、第3電源から第2負荷に給電することにより診断処理を行う。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、接続部と、コントローラとを備える。接続部は、第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する。コントローラは、起動後に第2系統によって第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、第1系統の電源失陥を検出した場合に、接続部を遮断してバックアップ制御を行う。第2系統には第3電源が接続される。コントローラは、接続部を遮断したうえで、第3電源から第2負荷に給電することにより診断処理を行う。
【選択図】図1
Description
開示の実施形態は、電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムに関する。
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを備え、自動運転走行中に第1系統の電源失陥を検出した場合、第2系統によって第1系統をバックアップするバックアップ制御を行う冗長電源システムがある。
また、冗長電源システムにおいて、第2電源から通常より小さな電流を第2負荷に給電してバックアップ制御が可能かを診断する先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、先行技術では、バックアップ制御が可能かを診断する際に、第2電源の電力を消費するため、診断後に第2電源を充電して第2電源の電圧がバックアップ可能な電圧になるまで自動運転に移行させることができない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、バックアップ制御が可能か診断する際に、第2電源の電力消費を抑えることができる電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る電源制御装置は、接続部と、コントローラとを備える。前記接続部は、第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する。前記コントローラは、起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行う。前記第2系統には第3電源が接続される。前記コントローラは、前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う。
実施形態の一態様に係る電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムによれば、バックアップ制御が可能か診断する際に、第2電源の電力消費を抑えることができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。実施形態に係る電源制御装置は、自動運転機能を備える電気自動車、ハイブリッド自動車、または、内燃機関によって走行するエンジン自動車などに搭載される。
[1.第1実施形態]
[1-1.制御システムの構成]
図1は、第1実施形態に係る制御システム100の構成例を示す説明図である。図1に示すように、実施形態に係る制御システム100は、電源制御装置1と、第1電源10とを含む。電源制御装置1は、第1電源10、車両のイグニッションスイッチ(以下、「IG61」と記載する)、自動運転制御装置62、第1負荷101、第2負荷102と電気的に接続される。
[1-1.制御システムの構成]
図1は、第1実施形態に係る制御システム100の構成例を示す説明図である。図1に示すように、実施形態に係る制御システム100は、電源制御装置1と、第1電源10とを含む。電源制御装置1は、第1電源10、車両のイグニッションスイッチ(以下、「IG61」と記載する)、自動運転制御装置62、第1負荷101、第2負荷102と電気的に接続される。
第1電源10は、電源制御装置1がエンジン自動車に搭載される場合、12Vの鉛バッテリ(以下、「PbB11」と記載する)と、発電機12とを含む。なお、第1電源10の電池は、PbB11以外の任意の2次電池であってもよい。
発電機12は、例えば、走行する車両の運動エネルギーを電気に変換して発電するオルタネータである。発電機12は、発電した電力によりPbB11および後述する第2電源20の充電を行う。また、第1電源10は、車両に搭載される複数の電気負荷に電力を供給する。
第1電源10は、電源制御装置1が電気自動車またはハイブリッド自動車に搭載される場合、DC/DCコンバータ(以下、「DCDC」と記載する)と、PbB11とを含む。この場合、DCDCは、発電機と、PbB11よりも電圧が高い高圧バッテリとに接続され、発電機および高圧バッテリの電圧を降圧して複数の電気負荷に電力を供給する。高圧バッテリは、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される車両駆動用のバッテリである。
IG61は、車両が起動されていない状態において、ユーザにより、例えば、プッシュ操作されると、起動信号を電源制御装置1に送信して車両を起動させるスイッチである。IG61は、車両が起動されている状態において、ユーザにより、例えば、プッシュ操作されると、終了信号を電源制御装置1に送信して車両の起動を終了させる。
自動運転制御装置62は、電源制御装置1と電気的に接続される。自動運転制御装置62は、電源制御装置1との間で情報通信が可能である。自動運転制御装置62は、GPS(Global Positioning System)を備え、車両を自動運転走行制御させる装置である。
電源制御装置1は、車両に搭載される複数の電気負荷への給電制御を行う装置である。図1に示す例では、電源制御装置1は、第1負荷101および第2負荷102に電力を供給する。
第1負荷101は、手動運転および自動運転による車両の走行自体に関係する電気負荷と、手動運転および自動運転による車両の走行自体には関係しない電気負荷とを含む。自動運転による車両の走行自体に関係する電気負荷は、例えば、電動ステアリング装置、電動ブレーキ装置、車載カメラ、センサ、およびレーダなどを含む。
手動運転および自動運転による車両の走行自体には関係しない電気負荷は、例えば、ディスプレイ、エアコン、オーディオ、ビデオ、各種ライト、ドライブレコーダ、セキュリティ装置、通信装置、および各種センサなどを含む。
また、第2負荷102は、手動運転および自動運転による車両の走行自体に関係する電気負荷を含む。第2負荷102は、第1負荷101に含まれる電気負荷のうち、自動運転走行に最低限必要な電気負荷を含む。なお、第2負荷102は、第1負荷101に含まれる手動運転および自動運転による車両の走行自体に関係する電気負荷と同一の電気負荷を含むように構成されてもよい。
第1負荷101および第2負荷102は、手動運転中に、運転者のステアリング操作、アクセル操作、およびブレーキ操作などをアシストする。また、第1負荷101および第2負荷102は、自動運転中に、自動運転制御装置62によって制御されて車両を自動運転走行させる。
電源制御装置1は、第2電源20と、第3電源30と、コントローラ3と、第1系統110と、第2系統120と、系統間ライン130とを備える。また、電源制御装置1は、接続部(以下、「系統間スイッチ41」と記載する)と、第1スイッチ(以下、「バックアップスイッチ42」と記載する)と、第2スイッチ(以下、「電池用スイッチ43」と記載する)とを備える。さらに、電源制御装置1は、第1電圧センサ51と、第2電圧センサ52と、第3電圧センサ53と、第4電圧センサ54とを備える。
第2電源20は、第1電源10による電力供給ができなくなった場合のバックアップ用電源である。第2電源20の満充電時の電圧は、PbB11の電圧より高く、例えば16Vである。第2電源20は、リチウムイオンバッテリ(以下、「LiB21」と記載する)を備える。なお、第2電源20の電池は、LiB21以外の任意の2次電池であってもよい。
第3電源30は、第2系統120に電気的に接続される。第3電源30は、コンデンサ31を備える。コンデンサ31は、LiB21から第2負荷102に給電される電流よりも少ない電流を第2系統120に給電可能な蓄電素子である。
第1系統110は、第1電源10の電力を第1負荷101に供給する電力供給ラインである。第2系統120は、第2電源20の電力を第2負荷102に供給する電力供給ラインである。系統間ライン130は、第1系統110と第2系統120とを電気的に接続する接続ラインである。
系統間スイッチ41は、系統間ライン130に設けられる。系統間スイッチ41は、第1系統110と第2系統120とを接続および遮断可能なスイッチである。なお、系統間スイッチ41は、DCDCであってもよい。この場合、DCDCは、動作することによって第1系統110と第2系統120とを電気的に接続する。DCDCは、動作を停止することによって第1系統110と第2系統120との電気的接続を遮断する。
バックアップスイッチ42は、第3電源30と第2系統120の接続点Pから第2負荷102までの第1経路R1を接続および遮断するスイッチである。電池用スイッチ43は、接続点Pから第2電源20までの第2経路R2を接続および遮断するスイッチである。
第1電圧センサ51は、第1系統110の電圧(以下、「第1系統電圧V1」と記載する)を検出し、検出結果をコントローラ3に出力する。第2電圧センサ52は、バックアップスイッチ42と第2負荷102とを接続する接続ラインの電圧を検出し、検出結果をコントローラ3に出力する。第3電圧センサ53は、電池用スイッチ43とバックアップスイッチ42とを接続する接続ラインの電圧を検出し、検出結果をコントローラ3に出力する。第4電圧センサ54は、第2電源20と電池用スイッチ43とを接続する接続ラインの電圧を検出し、検出結果をコントローラ3に出力する。
コントローラ3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。なお、コントローラ3は、その一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
コントローラ3は、CPUがROMに記憶された電源制御プログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより、系統間スイッチ41、バックアップスイッチ42、および電池用スイッチ43の動作を制御する。電源制御プログラムは、外部から通信回線などを通して記憶デバイスに記憶されていてもよい。
コントローラ3は、第1系統110および第2系統120の電源失陥を検出しない通常時には、図1に示すように、電池用スイッチ43を遮断した状態で、系統間スイッチ41およびバックアップスイッチ42を導通する。これにより、第1電源10から第1負荷101および第2負荷102に給電される。このとき、第3電源30のコンデンサ31は、第1電源10から供給される電力によって充電される。
[1-2.第1系統失陥時動作]
次に、図2および図3を参照して、第1系統110が失陥した場合のコントローラ3の動作について説明する。図2および図3は、実施形態に係るコントローラ3の第1系統地絡時動作の説明図である。ここでは、第1系統110で地絡200が発生した場合について説明する。
次に、図2および図3を参照して、第1系統110が失陥した場合のコントローラ3の動作について説明する。図2および図3は、実施形態に係るコントローラ3の第1系統地絡時動作の説明図である。ここでは、第1系統110で地絡200が発生した場合について説明する。
コントローラ3は、第1系統110または第2系統120の電圧または電流に応じたパラメータに基づいて、電源失陥の兆候を検出する。ここでは、コントローラ3が第2系統120の電圧に基づいて電源失陥の兆候を検出する場合について説明する。コントローラ3は、第1系統110および第2系統120の電流に基づいて、電源失陥の兆候を検出するように構成されてもよい。
通常時の第2系統120の電圧は、第3電源30のコンデンサ31の電圧(以下、「第3電源電圧V3」と記載する)に等しい。このため、ここでは、コントローラ3が第3電源電圧V3に基づいて電源失陥の兆候を検出するものとする。
コントローラ3は、例えば、第3電圧センサ53によって検出される第3電源電圧V3が地絡閾値以下になると、第1系統110または第2系統120に地絡200の兆候があると判定する。コントローラ3は、地絡200の兆候を検出すると、地絡200が発生した可能性があると仮判定し、図2に示すように、系統間スイッチ41を遮断(以下、「プレ遮断」と記載する)する。
続いて、コントローラ3は、第1系統110と第2系統120とのどちらに地絡200が発生しているかを第1系統110および第2系統120の電圧または電流に応じたパラメータに基づいて判定する本判定処理を行う。
ここでは、コントローラ3が第1系統電圧V1に基づいて第1系統110の本判定処理を行い、第3電源電圧V3に基づいて第2系統120の本判定処理を行う場合について説明する。
ここで、第1系統電圧V1は、第2系統120で地絡が発生し、第1系統110が正常であった場合、系統間スイッチ41が遮断されると、第1電源10による給電により地絡閾値を超える電圧まで回復する。これに対して、第1系統電圧V1は、第1系統110で地絡200が発生していた場合、系統間スイッチ41が遮断されても地絡閾値以下の電圧に維持される。このため、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、第1系統電圧V1が一定時間継続して地絡閾値を超えると、第1系統110は正常であると本判定する。また、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、第1系統電圧V1が一定時間継続して地絡閾値以下である場合、第1系統110で地絡200が発生したと本判定する。
また、図3に示すように、コントローラ3は、例えば、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、電池用スイッチ43を導通し、第2電源20から第2負荷102に給電したうえで、第2系統120に地絡200が発生しているかを本判定することが可能である。
このとき、第3電源電圧V3は、第1系統110で地絡200が発生し、第2系統120が正常であった場合、系統間スイッチ41が遮断されると、第2電源20による給電により地絡閾値を超える電圧まで回復する。これに対して、第3電源電圧V3は、第2系統120で地絡が発生していた場合、系統間スイッチ41が遮断されても地絡閾値以下の電圧に維持される。
このため、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、電池用スイッチ43を導通して第3電源電圧V3が一定時間継続して地絡閾値を超えると、第2系統120は正常であると本判定する。また、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、電池用スイッチ43導通しても第3電源電圧V3が一定時間継続して地絡閾値以下の電圧である場合、第2系統120で地絡が発生したと本判定する。
しかしながら、電源制御装置1は、本判定のために電池用スイッチ43を導通すると、第2電源20の電力を消費するため、その後に第2電源20の電力を使用して行われる退避走行の走行可能時間が短くなる。
そこで、コントローラ3は、本判定において、第3電源30の電力の変化状態に基づいて、第2系統120に電源失陥が発生しているかを判定する。具体的には、図2に示すように、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、電池用スイッチ43を遮断した状態で、第3電圧センサ53の検出結果を監視する。
ここで、図4~図6を参照して、コントローラ3が第3電圧センサ53の検出結果に基づいて行う第2系統120の本判定動作について説明する。図4~図6は、実施形態に係るコントローラ3が行う第2系統120の本判定動作の説明図である。
図4に示すように、第2系統120で地絡が発生していた場合、第3電源電圧V3は、0[V]まで低下する。このため、コントローラ3は、時刻T1で系統間スイッチ41をプレ遮断してから一定時間経過後の時刻T2まで継続して第3電源電圧V3が地絡閾値以下となるため、第2系統120で地絡が発生していると本判定できる。
これに対して、第1系統110で地絡200が発生していた場合、時刻T1で系統間スイッチ41をプレ遮断するまでに地絡200の影響によって、第3電源電圧V3が低下する可能性がある。例えば、コンデンサ31の容量が小さすぎた場合、第3電源電圧V3は、プレ遮断までに地絡閾値以下まで低下する恐れがある。
このため、例えば、図5に示すように、第3電源電圧V3は、時刻T1でプレ遮断されるまでに地絡閾値以下になると、一定時間経過後の時刻T2でも地絡閾値以下となる。この場合、コントローラ3は、第1系統110で地絡200が発生しており、第2系統120で地絡が発生してないにも関わらず、第2系統120で地絡が発生していると誤判定してしまう。
このため、コントローラ3は、例えば、時刻T1で第2系統電圧V2(コンデンサ31の電圧)が地絡閾値(プレ遮断用)を下回ると、地絡を検知して、図6に示すように、系統間スイッチ41をプレ遮断する。
このとき、第2系統120が正常であれば、第3電源電圧V3は、系統間スイッチ41をプレ遮断された時点から電圧の急激な低下から、第2負荷102への給電による緩やかな電圧低下に切り替わる。これに対して、第2系統120が地絡している場合、第3電源電圧V3は、系統間スイッチ41がプレ遮断されて以降も急激な低下を続ける。
そこで、コントローラ3は、系統間スイッチ41のプレ遮断後、第3電源電圧V3が第1期間Pr1以上の期間、継続して地絡閾値(本判定用)を上回っていれば、第2系統120は正常と本判定する。
また、コントローラ3は、系統間スイッチ41のプレ遮断後、第3電源電圧V3が第2期間Pr2以上の期間、継続して地絡閾値(本判定用)を下回っていれば第2系統120は地絡と本判定する。これにより、コントローラ3は、第2系統120で地絡が発生してないにも関わらず、第2系統120で地絡が発生していると誤判定することを防止できる。
このように、コントローラ3は、第2電源20の電力を使用することなく、第3電源30の電力を使用して、第2系統120に電源失陥が発生しているかを判定するので、第2電源20の電力消費を抑制できる。したがって、電源制御装置1は、第2電源20の電力を使用して行われる退避走行の走行可能時間が短くなることを抑制できる。
そして、コントローラ3は、第2系統120が正常であり、第1系統110で地絡200が発生している本判定すると、図3に示すように、系統間スイッチ41を遮断した状態で、電池用スイッチ43を導通する。これにより、第2電源20から第2負荷102に給電される。このため、電源制御装置1は、自動運転制御装置62によって第2負荷102を使用させて退避走行を行わせることができる。このとき、コンデンサ31は、第2電源20から供給される電力によって充電される。
また、コントローラ3は、第1系統110が正常であり、第2系統120で地絡が発生していると本判定した場合、系統間スイッチ41、バックアップスイッチ42、および電池用スイッチ43を遮断する。これにより、第1電源10から第1負荷101に給電される。このため、電源制御装置1は、自動運転制御装置62によって第1負荷101を使用させて退避走行を行わせることができる。
なお、コントローラ3は、プレ遮断後の本判定において、第1系統110と第2系統120がどちらも正常であると判定した場合は、過負荷等による一過性の電圧低下であったと判断し、系統間スイッチ41および電池用スイッチ43を図1に示す通常状態に戻す。
このように、コントローラ3は、第1系統110の電源失陥を検出した場合、系統間スイッチ41を遮断し、バックアップスイッチ42および電池用スイッチ43を導通して、第2系統120によって第1系統110のバックアップを行うバックアップ制御を行う。
このとき、電源制御装置1は、例えば、バックアップスイッチ42または電池用スイッチ43が遮断状態で固着するオフ固着故障していると、第2電源20から第2負荷102に給電できず、バックアップ制御を行うことができない。
このため、コントローラ3は、車両の起動後に、第2系統120によって第1系統110のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行う。以下、コントローラ3が行う診断処理について説明する。
[1-3.診断処理時動作]
図7および図8は、実施形態に係るコントローラ3が行う診断処理時の動作例を示す説明図である。コントローラ3は、IG61から起動信号を受信すると、診断処理を実行する。
図7および図8は、実施形態に係るコントローラ3が行う診断処理時の動作例を示す説明図である。コントローラ3は、IG61から起動信号を受信すると、診断処理を実行する。
コントローラ3は、起動信号を受信すると、まず、電池用スイッチ43を遮断し、系統間スイッチ41を導通して第1電源10によりコンデンサ31を充電する。これにより、コンデンサ31の電圧はPbB11と同じ12Vとなる。その後、図7に示すように、系統間スイッチ41を遮断したうえで、第3電源30から第2負荷102に給電することにより診断処理を行う。具体的には、コントローラ3は、系統間スイッチ41および電池用スイッチ43を遮断した状態で、バックアップスイッチ42を導通して、第1経路R1が正常であるかを判断する。
そして、コントローラ3は、第2電圧センサ52によってコンデンサ31の電圧と同等の電圧が検出されれば、第1経路R1を正常と判断する。具体的には、第1経路R1が正常、つまり、バックアップスイッチ42がオフ固着していなければ、第2電圧センサ52の検出電圧と第3電圧センサ53の検出電圧とがほぼ等しくなる。そこで、コントローラ3は、第2電圧センサ52の検出電圧と第3電圧センサ53の検出電圧の差が0に近い所定値以下であれば第1経路R1を正常、つまり、バックアップスイッチ42がオフ固着していないと判断する。
また、コントローラ3は、第2電圧センサ52によって電圧が検出されなければ、第1経路R1を異常と判断する。具体的には、バックアップスイッチ42がオフ固着していれば、第3電圧センサ53にはコンデンサ31の電圧が印可され、第2電圧センサ52には電圧が印可されないため、両者の電圧差は大きくなる。そこで、コントローラ3は、第2電圧センサ52の検出電圧と第3電圧センサ53の検出電圧との差がコンデンサ31の電圧に近い所定値以上であれば第1経路R1を異常、つまり、バックアップスイッチ42がオフ固着していると判断する。
なお、第2電圧センサ52の検出電圧は、第1経路R1が正常であれば0より大きく、バックアップスイッチ42がオフ固着していれば0になる。そこで、コントローラ3は、第2電圧センサ52の検出電圧が0に近い閾値(例えば1V)より大きい場合は第1経路R1が正常、当該閾値以下の場合は異常と判定してもよい。
このように、コントローラ3は、第2電源20の電力を使用することなく、第3電源30の電力を使用して、第1経路R1およびバックアップスイッチ42の診断を行えるので、第2電源20の電力消費を抑制できる。
さらに、コントローラ3は、引き続いて、図8に示すように、系統間スイッチ41およびバックアップスイッチ42を遮断した状態で、電池用スイッチ43を導通して、第2経路R2が正常であるかを判断する。
前述した通り、第2電源20の電圧は第3電源30の電圧より高く16Vである。一方、第3電源30の電圧は、第1電源10により充電されて12Vである。第2経路R2が正常であるか診断するときは、第1経路R1の診断により、コンデンサ31の電圧は12Vより少し減少している。
そのため、コントローラ3が第2経路R2の診断を行うために電池用スイッチ43を導通すると、第2経路R2が正常であれば、コンデンサ31は第2電源20によって充電される。したがって、第3電圧センサ53の検出電圧と第4電圧センサ54の検出電圧とはほぼ等しくなる。一方、電池用スイッチ43がオフ固着している場合、第3電圧センサ53の検出電圧は12Vより少し低い電圧であり、第4電圧センサ54の検出電圧は16Vであるため、第3電圧センサ53と第4電圧センサ54の検出電圧に4V以上の差が生じる。
そこで、コントローラ3は、第3電圧センサ53と第4電圧センサ54との差が0に近い閾値(例えば1V)未満であれば、第2経路R2を正常、つまり、電池用スイッチ43はオフ固着していないと判断する。また、コントローラ3は、第3電圧センサ53と第4電圧センサ54との差が前記閾値(例えば1V)以上であれば、第2経路R2を異常、つまり、電池用スイッチ43はオフ固着していると判断する。
このとき、第2電源20から第3電源30に給電されるが、コンデンサ31が第2電源20により充電される量は数V程度とわずかであるため、電源制御装置1は、第2電源20の電力消費を抑制することができる。
このように、コントローラ3は、バックアップスイッチ42を導通すると共に電池用スイッチ43を遮断して第1経路R1が正常であるかを判断する。さらに、コントローラ3は、バックアップスイッチ42を遮断すると共に電池用スイッチ43を導通して第2経路R2が正常であるかを判断する。これにより、コントローラ3は、第2系統120の断線状態やバックアップスイッチ42、電池用スイッチ43のオフ固着を確実に診断することができる。
なお、コントローラ3は、車両の起動後であれば、例えば、自動運転走行が開始される前に診断処理を実行するように構成されてもよい。この場合、コントローラ3は、自動運転制御装置62から自動運転を開始することを示す信号を受信すると、上記した手順と同一の手順によって診断処理を行う。そして、コントローラ3は、第2系統120を正常と判断した場合に、自動運転開始の許可信号を自動運転制御装置62に送信する。
以上の説明では、第1経路R1、第2経路R2の診断を電圧を用いて行ったが、電流によって診断してもよい。その場合、第2系統120における接続点Pに電流センサが設けられる。コントローラ3が第1経路R1の診断を行うとき、第1経路R1が正常であれば、コンデンサ31から電流センサを介して第2負荷102に電流が流れる。一方、バックアップスイッチ42がオフ固着している場合は、電流センサに電流が流れない。
そこで、コントローラ3は、第1経路R1の診断を行うとき、電流センサで検出した電流値が0より大きい場合は、第1経路R1は正常であると判断し、電流センサで検出した電流値が0の場合は、第1経路R1は異常であると判断する。
また、コントローラ3が第2経路R2の診断を行うときは、第2経路R2が正常であれば第2電源20から電流センサを介してコンデンサ31に充電電流が流れる。一方、電池用スイッチ43がオフ固着している場合は、電流センサに電流が流れない。
そこで、コントローラ3は、第2経路R2の診断を行うとき、電流センサで検出した電流値が0より大きい場合は、第2経路R2は正常であると判断し、電流センサで検出した電流値が0の場合は、第2経路R2は異常であると判断する。
[1-4.本判定の他の実施例]
次に、図9を参照して、本判定の他の実施例について説明する。図9は、実施形態に係るコントローラ3が行う本判定動作の他の実施例の説明図である。
次に、図9を参照して、本判定の他の実施例について説明する。図9は、実施形態に係るコントローラ3が行う本判定動作の他の実施例の説明図である。
図5を参照して説明したように、第2系統120が正常であり、第1系統110で地絡200が発生していた場合、第3電源電圧V3は、プレ遮断までに地絡閾値以下まで低下する恐れがある。この場合、コントローラ3は、第1系統110で地絡200が発生しているにも関わらず、第2系統120で地絡が発生していると誤判定してしまう。
そこで、コントローラ3は、図9に示すように、他の実施例においては、時刻T1で系統間スイッチ41をプレ遮断した後、時刻T1-2から時刻T1-3までの一定時間電池用スイッチ43を導通し、第2電源20によって第3電源30を充電し、第3電源電圧V3を地絡閾値よりも高くする。その後、コントローラ3は、第3電源30の電圧状態に基づいて、第2系統120に電源失陥が発生しているかを判定する。
これにより、第3電源電圧V3は、第2系統120で地絡が発生していなければ、地絡閾値よりも高い値を維持する。したがって、コントローラ3は、時刻T1-3から一定時間経過後の時刻T2で、第3電源電圧V3が地絡閾値より高ければ、誤判定することなく、第2系統120は地絡していないと正確に判定することができる。
一方、第2系統120で地絡が発生していれば、時刻T1-2から時刻T1-3までの一定時間電池用スイッチ43を導通しても、第3電源30は充電されず、第3電源電圧V3は、時刻T1以降も継続して地絡閾値を下回る。そこで、コントローラ3は、時刻T1から一定時間地絡閾値を下回った場合に第2系統120で地絡が発生したと判定する。したがって、コントローラ3は、第2系統120で地絡が発生したことを正確に判定することができる。
[1-5.第1実施形態に係るコントローラが実行する処理]
次に、図10を参照して、第1実施形態に係るコントローラ3が実行する処理について説明する。図10は、第1実施形態に係るコントローラ3が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
次に、図10を参照して、第1実施形態に係るコントローラ3が実行する処理について説明する。図10は、第1実施形態に係るコントローラ3が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ3は、車両が起動されると、図10に示す処理を開始する。具体的には、コントローラ3は、まず、系統間スイッチ41を遮断し、バックアップスイッチ42を導通し、電池用スイッチ43を遮断する(ステップS101)。
続いて、コントローラ3は、第1経路R1が正常か否かを判定する(ステップS102)。コントローラ3は、第2電圧センサ52によって検出される電圧が0[V]に近い閾値(例えば1V)より高ければ、第1経路R1を正常と判定する。また、コントローラ3は、第2電圧センサ52によって検出される電圧が当該閾値以下であれば、第1経路R1を異常と判定する。なお、コントローラ3は、第2電圧センサ52によって検出される電圧と第3電圧センサ53によって検出される電圧と差に基づいて、第1経路R1が正常か異常かを判断してもよい。
コントローラ3は、第1経路R1を正常と判定した場合(ステップS102,Yes)、バックアップスイッチ42を遮断し、電池用スイッチ43を導通する(ステップS103)。続いて、コントローラ3は、第2経路R2が正常か否かを判定する(ステップS104)。
コントローラ3は、第3電圧センサ53によって検出される電圧と第4電圧センサ54によって検出される電圧との差が、0に近い閾値(例えば1V)未満であれば、第2経路R2を正常と判定する。コントローラ3は、第3電圧センサ53によって検出される電圧と第4電圧センサ54によって検出される電圧との差が、前記閾値(例えば1V)以上であれば、第2経路R2を異常と判定する。
コントローラ3は、第2経路R2を正常と判定した場合(ステップS104,Yes)、バックアップ制御可能と判定する(ステップS105)。続いて、コントローラ3は、自動運転制御装置62に自動運転許可信号を送信する(ステップS106)。
続いて、コントローラ3は、系統間スイッチ41を導通し、バックアップスイッチ42を導通し、電池用スイッチ43を遮断する(ステップS107)。その後、コントローラ3は、地絡検知処理を実行して(ステップS108)、処理を終了する。地絡検知処理の具体例については、図10を参照して後述する。
また、コントローラ3は、第1経路R1が正常でないと判定した場合(ステップS102,No)、または、第2経路R2が正常でないと判定した場合(ステップS104,No)、バックアップ制御不可能と判定する(ステップS109)。そして、コントローラ3は、自動運転制御装置62に自動運転禁止信号を送信し(ステップS110)、第2電源の放電を防止するために電池用スイッチ43を遮断して(ステップS111)、処理を終了する。
次に、図11を参照して、コントローラ3が実行する地絡検知処理について説明する。図11に示すように、コントローラ3は、地絡検知処理を開始すると、まず、第1系統電圧V1または第2系統電圧V2が地絡閾値(仮判定用)以下であるか否かを判定する(ステップS201)。
コントローラ3は、第1系統電圧V1または第2系統電圧V2が地絡閾値(仮判定用)以下でないと判定した場合(ステップS201,No)、ステップ201から再度処理を開始する。また、コントローラ3は、第1系統電圧V1または第2系統電圧V2が地絡閾値(仮判定用)以下であると判定(仮判定)した場合(ステップS201,Yes)、系統間スイッチ41をプレ遮断する(ステップS202)。
その後、コントローラ3は、第1系統地絡本判定処理を実行する(ステップS203)。第1系統地絡本判定処理において、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、第1系統電圧V1が地絡閾値以下の電圧に維持される場合、第1系統110で地絡200が発生したと本判定する。また、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、第1系統電圧V1が一定時間継続して地絡閾値を超えると、第1系統110は正常であると本判定する。
続いて、コントローラ3は、第2系統地絡本判定処理を実行する(ステップS204)。第2系統地絡本判定処理において、コントローラ3は、図6を参照して説明した第2系統120の本判定処理、または、図9を参照して説明した第2系統120の本判定処理を行う。
図6に示す本判定処理を行う場合、コントローラ3は、系統間スイッチ41のプレ遮断後、第3電源電圧V3が第1期間Pr1以上の期間、継続して地絡閾値(本判定用)を上回っていれば、第2系統120は正常と本判定する。
また、コントローラ3は、系統間スイッチ41のプレ遮断後、第3電源電圧V3が第2期間Pr2以上の期間、継続して地絡閾値(本判定用)を下回っていれば第2系統120は地絡と本判定する。
図9に示す本判定処理を行う場合、コントローラ3は、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、一定時間電池用スイッチ43を導通し、第2電源20によって第3電源30を充電し、第3電源電圧V3を地絡閾値よりも高くする。
そして、コントローラ3は、第3電源30を充電後、第3電源電圧V3が一定時間継続して地絡閾値を超えていれば、第2系統120は正常と本判定する。また、コントローラ3は、プレ遮断後、第3電源電圧V3が一定時間以上地絡閾値以下になれば、第2系統120は地絡していると本判定する。
なお、ここでは、コントローラ3が第1系統地絡本判定処理を実行後に、第2系統地絡本判定処理を実行しているが、コントローラ3は、第2系統地絡本判定処理を実行後に、第1系統地絡本判定処理を実行してもよい。
コントローラ3は、第1系統地絡本判定処理および第2系統地絡本判定処理の結果、第1系統110の地絡であったか否かを判定する(ステップS205)。コントローラ3は、第1系統110の地絡であったと判定した場合(ステップS205,Yes)、電池用スイッチ43を導通して(ステップS206)、地絡判定処理を終了する。これにより、第2電源20から第2負荷102に給電される。
また、コントローラ3は、第1系統110の地絡でなかったと判定した場合(ステップS205,No)、第2系統120の地絡であったか否かを判定する(ステップS207)。コントローラ3は、第2系統120の地絡であったと判定した場合(ステップS207,Yes)、電池用スイッチ43を遮断して(ステップS208)、地絡判定処理を終了する。これにより、第1電源10から第1負荷101への給電が継続される。
また、コントローラ3は、第2系統120の地絡でなかったと判定した場合(ステップS207,No)、第1系統110にも第2系統120にも地絡は発生していなかったとし、系統間スイッチ41を再度導通して(ステップS209)、処理をステップS201へ移す。
[2.第2実施形態]
[2-1.制御システムの構成]
次に、図12を参照して、第2実施形態に係る制御システム100Aについて説明する。図11は、第2実施形態に係る制御システム100Aの構成例を示す説明図である。
[2-1.制御システムの構成]
次に、図12を参照して、第2実施形態に係る制御システム100Aについて説明する。図11は、第2実施形態に係る制御システム100Aの構成例を示す説明図である。
図12に示すように、制御システム100Aは、電源制御装置1Aの構成が、図1に示す電源制御装置1とは異なる。第2実施形態に係る電源制御装置1Aは、第2系統120における接続点Pとコンデンサ31とを接続および切断するスイッチ44を備える。また、電源制御装置1Aは、第2系統に失陥が発生しているかの本判定を行う際の動作が図1に示す電源制御装置1とは異なる。
図12に示すように、電源制御装置1Aのコントローラ3Aは、通常時および系統間スイッチ41のプレ遮断時共に、電池用スイッチ43を遮断する。そして、コントローラ3Aは、第1系統110に地絡200が発生したと本判定し、その後の第2系統120によるバックアップ時に、電池用スイッチ43を導通する。
また、コントローラ3Aは、通常時には、スイッチ44を導通してコンデンサ31を充電した後、スイッチ44を遮断し、系統間スイッチ41のプレ遮断時に、スイッチ44を導通する。つまり、コントローラ3は、通常時にはスイッチ44を遮断し、電源失陥の兆候を検出した場合にはスイッチ44を導通したうえで、第3電源30の電力の変化状態に基づいて第2系統120に電源失陥が発生しているかを本判定する。
このように、コントローラ3Aは、第1系統110に地絡200が発生していた場合、系統間スイッチ41をプレ遮断する時点までは、スイッチ44によって第3電源30と第2系統120との電気的接続が遮断する。
このため、電源制御装置1では、第1系統110に地絡200が発生していた場合、系統間スイッチ41をプレ遮断した後、スイッチ44が導通された時点からは、第3電源電圧V3が地絡閾値以下になることはない。
したがって、コントローラ3Aは、第1系統110に地絡200が発生していた場合に、第2系統120に地絡が発生したと誤判定することなく、第1系統110に地絡200が発生していると正確に判定することができる。
なお、電源制御装置1,1Aは、コントローラ3,3Aが第1系統110または第2系統120の電流に基づいて電源失陥を検出する場合、第1系統110を流れる電流を検出する第1電流センサと、第2系統120を流れる電流を検出する第2電流センサとを備える。
この場合、コントローラ3,3Aは、第1系統110または第2系統120に流れる電流が電流に関する地絡閾値以上になる場合、電源失陥の兆候があると判定して、系統間スイッチ41をプレ遮断する。その後、コントローラ3,3Aは、第1系統110または第2系統120のうち、電流が流れた方の系統を地絡が発生していない系統と本判定し、電流が流れない方の系統を地絡が発生した方の系統と本判定する。
[3.付記]
付記として、本発明の特徴を以下の通り示す。
(1)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置であって、
前記第2系統には第3電源が接続され、
前記コントローラは、
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
電源制御装置。
(2)
前記第3電源と前記第2系統との接続点から前記第2負荷までの第1経路を接続および遮断する第1スイッチと、前記接続点から前記第2電源までの第2経路を接続および遮断する第2スイッチとをさらに備え、
前記コントローラは、
前記第1スイッチを導通すると共に前記第2スイッチを遮断して前記第1経路が正常であるかを判断し、前記第1スイッチを遮断すると共に前記第2スイッチを導通して前記第2経路が正常であるかを判断することによって前記診断処理を行う
前記(1)に記載の電源制御装置。
(3)
コントローラは、
前記第1系統または前記第2系統の電圧または電流に応じたパラメータにより電源失陥の兆候を検出した場合、前記接続部を遮断して前記第1系統と前記第2系統とのどちらに電源失陥が発生しているかを前記パラメータに基づいて判定する本判定処理を行い、
本判定処理において、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(1)または(2)に記載の電源制御装置。
(4)
前記コントローラは、
前記電源失陥の兆候を、第1の地絡閾値と前記パラメータとの比較により検出し、
前記本判定処理において、前記第2系統の前記パラメータが前記第1の地絡閾値より地絡側に設定される第2の地絡閾値に対して一定時間以上非地絡側であることを示している場合、前記第2系統を正常と判定し、
前記第2系統の前記パラメータが前記第2の地絡閾値に対して一定時間以上地絡側であることを示している場合、前記第2系統を異常と判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(5)
前記コントローラは、
前記本判定処理において、前記第2電源により一定時間前記第3電源を充電した後、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(6)
前記第3電源と前記第2系統とを接続および遮断するスイッチをさらに備え、
前記コントローラは、
通常時には前記スイッチを遮断し、電源失陥の兆候を検出した場合には前記スイッチを導通したうえで、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(7)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラが
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
ことを含む電源制御方法。
(8)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラに
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う手順を実行させる
電源制御プログラム。
付記として、本発明の特徴を以下の通り示す。
(1)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置であって、
前記第2系統には第3電源が接続され、
前記コントローラは、
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
電源制御装置。
(2)
前記第3電源と前記第2系統との接続点から前記第2負荷までの第1経路を接続および遮断する第1スイッチと、前記接続点から前記第2電源までの第2経路を接続および遮断する第2スイッチとをさらに備え、
前記コントローラは、
前記第1スイッチを導通すると共に前記第2スイッチを遮断して前記第1経路が正常であるかを判断し、前記第1スイッチを遮断すると共に前記第2スイッチを導通して前記第2経路が正常であるかを判断することによって前記診断処理を行う
前記(1)に記載の電源制御装置。
(3)
コントローラは、
前記第1系統または前記第2系統の電圧または電流に応じたパラメータにより電源失陥の兆候を検出した場合、前記接続部を遮断して前記第1系統と前記第2系統とのどちらに電源失陥が発生しているかを前記パラメータに基づいて判定する本判定処理を行い、
本判定処理において、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(1)または(2)に記載の電源制御装置。
(4)
前記コントローラは、
前記電源失陥の兆候を、第1の地絡閾値と前記パラメータとの比較により検出し、
前記本判定処理において、前記第2系統の前記パラメータが前記第1の地絡閾値より地絡側に設定される第2の地絡閾値に対して一定時間以上非地絡側であることを示している場合、前記第2系統を正常と判定し、
前記第2系統の前記パラメータが前記第2の地絡閾値に対して一定時間以上地絡側であることを示している場合、前記第2系統を異常と判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(5)
前記コントローラは、
前記本判定処理において、前記第2電源により一定時間前記第3電源を充電した後、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(6)
前記第3電源と前記第2系統とを接続および遮断するスイッチをさらに備え、
前記コントローラは、
通常時には前記スイッチを遮断し、電源失陥の兆候を検出した場合には前記スイッチを導通したうえで、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
前記(3)に記載の電源制御装置。
(7)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラが
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
ことを含む電源制御方法。
(8)
第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラに
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う手順を実行させる
電源制御プログラム。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,1A 電源制御装置
3,3A コントローラ
10 第1電源
11 PbB
12 発電機
20 第2電源
21 LiB
30 第3電源
31 コンデンサ
41 系統間スイッチ
42 バックアップスイッチ
43 電池用スイッチ
44 スイッチ
51 第1電圧センサ
52 第2電圧センサ
53 第3電圧センサ
54 第4電圧センサ
62 自動運転制御装置
100,100A 制御システム
101 第1負荷
102 第2負荷
110 第1系統
120 第2系統
130 系統間ライン
200 地絡
P 接続点
R1 第1経路
R2 第2経路
V1 第1系統電圧
V3 第3電源電圧
3,3A コントローラ
10 第1電源
11 PbB
12 発電機
20 第2電源
21 LiB
30 第3電源
31 コンデンサ
41 系統間スイッチ
42 バックアップスイッチ
43 電池用スイッチ
44 スイッチ
51 第1電圧センサ
52 第2電圧センサ
53 第3電圧センサ
54 第4電圧センサ
62 自動運転制御装置
100,100A 制御システム
101 第1負荷
102 第2負荷
110 第1系統
120 第2系統
130 系統間ライン
200 地絡
P 接続点
R1 第1経路
R2 第2経路
V1 第1系統電圧
V3 第3電源電圧
Claims (8)
- 第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置であって、
前記第2系統には第3電源が接続され、
前記コントローラは、
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
電源制御装置。 - 前記第3電源と前記第2系統との接続点から前記第2負荷までの第1経路を接続および遮断する第1スイッチと、前記接続点から前記第2電源までの第2経路を接続および遮断する第2スイッチとをさらに備え、
前記コントローラは、
前記第1スイッチを導通すると共に前記第2スイッチを遮断して前記第1経路が正常であるかを判断し、前記第1スイッチを遮断すると共に前記第2スイッチを導通して前記第2経路が正常であるかを判断することによって前記診断処理を行う
請求項1に記載の電源制御装置。 - 前記コントローラは、
前記第1系統または前記第2系統の電圧または電流に応じたパラメータにより電源失陥の兆候を検出した場合、前記接続部を遮断して前記第1系統と前記第2系統とのどちらに電源失陥が発生しているかを前記パラメータに基づいて判定する本判定処理を行い、
前記本判定処理において、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
請求項1に記載の電源制御装置。 - 前記コントローラは、
前記電源失陥の兆候を、第1の地絡閾値と前記パラメータとの比較により検出し、
前記本判定処理において、前記第2系統の前記パラメータが前記第1の地絡閾値より地絡側に設定される第2の地絡閾値に対して一定時間以上非地絡側であることを示している場合、前記第2系統を正常と判定し、
前記第2系統の前記パラメータが前記第2の地絡閾値に対して一定時間以上地絡側であることを示している場合、前記第2系統を異常と判定する
請求項3に記載の電源制御装置。 - 前記コントローラは、
前記本判定処理において、前記第2電源により一定時間前記第3電源を充電した後、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
請求項3に記載の電源制御装置。 - 前記第3電源と前記第2系統とを接続および遮断するスイッチをさらに備え、
前記コントローラは、
通常時には前記スイッチを遮断し、電源失陥の兆候を検出した場合には前記スイッチを導通したうえで、前記第3電源の電力の変化状態に基づいて前記第2系統に電源失陥が発生しているかを判定する
請求項3に記載の電源制御装置。 - 第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラが
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う
ことを含む電源制御方法。 - 第1電源から第1負荷に給電する第1系統と、第2電源から第2負荷に給電する第2系統とを接続および遮断する接続部と、
前記第2系統に接続される第3電源と、
起動後に前記第2系統によって前記第1系統のバックアップを行うバックアップ制御が可能であるかを診断する診断処理を行い、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記接続部を遮断して前記バックアップ制御を行うコントローラと
を備える電源制御装置の前記コントローラに
前記接続部を遮断したうえで、前記第3電源から前記第2負荷に給電することにより前記診断処理を行う手順を実行させる
電源制御プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2023108839A JP2025007447A (ja) | 2023-06-30 | 2023-06-30 | 電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2025007447A true JP2025007447A (ja) | 2025-01-17 |
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Family Applications (1)
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JP2023108839A Pending JP2025007447A (ja) | 2023-06-30 | 2023-06-30 | 電源制御装置、電源制御方法、および電源制御プログラム |
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JP (1) | JP2025007447A (ja) |
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2023
- 2023-06-30 JP JP2023108839A patent/JP2025007447A/ja active Pending
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