JP2024132621A - 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法に関する。
従来、建物躯体の開口部をリフォーム等で改装する方法として開口部に新たな建具を設置するカバー工法が採用されている。カバー工法において、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、既設枠の内周側に配置される新設枠と、を備える改装建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の改装建具において、新設下枠の室外側には、下枠カバー材が取り付けられ、新設縦枠の室外側には、縦枠カバー部が取り付けられている。
新設下枠の室外側に下枠カバー材が取り付けられると共に、新設縦枠の室外側に縦枠カバー部が取り付けられる改装建具において、下枠カバー材と縦枠カバー部との境界部分を覆うために、縦枠カバー部から下枠カバー材側に延出する縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける構成のものがある。縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける場合、新設枠に下枠カバー材及び縦枠カバー部を取り付けた後に、室外側から、縦枠カバー部に縦枠カバーキャップを取り付ける必要があるため、室外側からの作業が必要になり、作業性が好ましくない。そのため、縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける際の改装建具の施工時の作業性の改善が望まれる。
本開示は、改装建具の施工時の作業性を向上できる改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法を提供することを目的とする。
本開示は、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具に用いられ、前記新設枠に設けられる縦枠カバー部に取り付けられる改装建具用の縦枠カバーキャップであって、前記縦枠カバーキャップは、前記縦枠カバー部から延出して形成され前記新設枠に設けられる下枠カバー材の外面の一部を覆う被覆部分を有し、前記被覆部分は、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される、改装建具用の縦枠カバーキャップに関する。
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の改装建具1は、例えば、マンション等のビルなどの建物躯体100の開口部11に設けられる。図1は、改装建具1を室内側から見た様子を示している。改装建具1は、すでに設置されている既設枠2に、新設枠3を取り付ける改修を行って形成される。
本明細書において、「見付方向」とは、建物躯体100の壁に形成された開口部11に納められた改装建具1における障子12の面材の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記面材の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見付面」は、改装建具1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味し、「見込面」は、改装建具1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、改装建具1の見込方向の室外側を室外側X1とし、改装建具1の見込方向の室内側を室内側X2とする。改装建具1の見付方向における横方向を左右方向とする。
改装建具1は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11に設置された既設枠2の内周側に新設枠3を取り付けることで構成される。改装建具1は、既設枠2と、新設枠3と、を有する。新設枠3の内側には、障子12,12が開閉可能に納められる。
既設枠2は、窓枠10と一体若しくは別体で構成され、開口部11に設けられる枠体である。既設枠2は、矩形の枠状に形成される。既設枠2は、アルミニウム製、アルミ樹脂複合製又は樹脂製の形材により構成される。既設枠2は、既設上枠21と、既設下枠22と、左右一対の既設縦枠23と、を有する。
既設上枠21は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。既設下枠22は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
新設枠3は、既設枠2の内周側に配置される。新設枠3は、矩形の枠状に形成される。新設枠3は、アルミニウム製の形材により構成される。新設枠3は、新設上枠31と、新設下枠32と、左右一対の新設縦枠33と、を有する。
新設上枠31は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。新設下枠32は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の新設縦枠33は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
図2により、既設下枠22及び新設下枠32の固定構造について説明する。
既設下枠22は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11の下部側に取り付けられている。既設下枠22は、図2に示すように、段差状に形成される。
既設下枠22は、室内側X2に設けられる上段部221と、室外側X1に設けられる下段部222と、上段部221と下段部222との間に設けられる中段部223と、上段部221の室内側X2の端部から上方に延びる室内側上下方向延出板224と、下段部222の室外側X1の端部から上方に突出する室外側突出板225と、上方に向けて立設される既設障子用のガイドレール226、227と、上段部221の室内側X2の端部から下方に突出する室内側下方突出板22aと、下段部222の下面から下方に突出する室外側下方突出板22bと、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材228と、を有する。ガイドレール226は、上段部221と中段部223との境に設けられる。ガイドレール227は、中段部223と下段部222との境に設けられる。
既設下枠22は、開口部11の下方において、L字状のL字接続部材228を介して、建物躯体100の額縁部材101に固定されていると共に、室内側下方突出板22a及び室外側下方突出板22bが、建物躯体100の下部材102に固定されている。なお、本実施形態では、既設下枠22の室内側X2の端部に別体のL字接続部材228を接続したが、これに限定されない。L字接続部材228を設けずに、既設下枠22と一体で既設下枠22から突出するリブを設けてもよい。
新設下枠32は、既設下枠22に固定される。新設下枠32は、新設下枠本体320(新設枠本体)と、下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)と、を有する。下枠アタッチメント42は、既設下枠22の内周側に接続される。新設下枠本体320は、既設下枠22に接続された下枠アタッチメント42の内周側に固定される。
下枠アタッチメント42は、段差状に形成され室内外方向に延びる室内外方向延在板421と、室内外方向の室内側X2の端部に配置される室内側端部延出部422と、室内外方向延在板421の室外側X1の端部から下方に延びる下方延出板423と、下方延出板423の下端部に配置される高さ調整機構424と、を有する。
室内側端部延出部422は、図2に示すように、室内外方向延在板421の室内側X2の端部に形成され、室内外方向に延びる。室内側端部延出部422は、ネジ111により、既設下枠22のL字接続部材228の水平板部228aに固定される。
室内側端部延出部422の上方には、室内側端部延出部422及びネジ111を覆うように、端部カバー部材429が取り付けられている。端部カバー部材429は、ネジ112により、室内側端部延出部422、既設下枠22のL字接続部材228の水平板部228a及び額縁部材101に固定される。
高さ調整機構424は、左右方向に間隔をあけて、下枠アタッチメント42の長手方向に沿って複数設けられる。高さ調整機構424は、下方延出板423の下端部において、既設下枠22に対する下枠アタッチメント42の上下方向の位置を調整することが可能である。
高さ調整機構424は、下方延出板423の下端部に接続される下方開放枠部425と、下方開放枠部425の内部に回転可能に保持される高さ調整ネジ426と、高さ調整ネジ426の下方に配置される高さ移動部材427と、高さ移動部材427の下部に接続されると共に既設下枠22に固定される下端固定部428と、を備える。
高さ調整機構424において、下枠アタッチメント42の上下方向の位置調整を行う場合、下方開放枠部425の上方側から、下方開放枠部425の上面に形成される貫通孔425aを介して上方に向けて露出する高さ調整ネジ426の頭部を、ドライバーにより回転操作することで、高さ移動部材427を上下方向に移動させる。これにより、高さ調整機構424は、下枠アタッチメント42の上下方向に位置を調整できる。高さ調整機構424は、下枠アタッチメント42の上下方向に位置を調整した状態で、ネジ113により、既設下枠22のガイドレール227に固定される。
新設下枠本体320は、下枠アタッチメント42の内周側(下枠アタッチメント42の上方)に取り付けられる。新設下枠本体320は、高さ調整機構424により、下枠アタッチメント42の上下方向の位置が調整された状態で、下枠アタッチメント42の上方に配置される。
新設下枠本体320は、室内側X2に配置される室内側中空部321と、室内側中空部321の室外側X1に配置される室外側中空部322と、ガイドレール323,324と、を有する。室内側中空部321は、室内外方向に延びる長方形状の中空状に形成される。室外側中空部322は、全体形状がL字状の中空状に形成され、室内側X2及び下方側が開放する。室外側中空部322の室内側X2の部分は、ネジ114により、下枠アタッチメント42に固定される。
室内側中空部321と室外側中空部322の室内側X2との部分は、下枠アタッチメント42の室内外方向延在板421の上部に配置されている。
室外側中空部322の室外側X1の下端部には、ヒレ部材326が取り付けられている。室外側中空部322の室外側X1の上部の室外側X1の面に下枠カバー材52が取り付けられることで、新設下枠32の下枠アタッチメント42には、下枠カバー材52が設けられる。
下枠カバー材52は、室外側中空部322の室外側X1の上部の室外側X1の面から下方側(建物躯体100側)に延びる。下枠カバー材52は、新設下枠本体320の見付面を室外側X1から覆い隠している。
下枠カバー材52は、室外側X1を向く面を有する見付方向延在板521と、見付方向延在板521の背面側に形成される一対の係合突起522と、を有する。一対の係合突起522は、見付方向延在板521の背面から突出すると共に、下枠カバー材52の長手方向に延びる。
一対の係合突起522は、新設下枠本体320の室外側X1の面から室外側X1に突出する一対の係合突起3221に係合する。一対の係合突起3221は、新設下枠本体320の長手方向に延びる。
ガイドレール323,324は、室内側中空部321及び室外側中空部322から、上方に向けて立設される。ガイドレール323,324は、障子12,12(図1参照)の下部をガイドする。室内側X2にガイドレール323が設けられ、室外側X1にガイドレール324が設けられる。
ガイドレール323とガイドレール324との間において、室内側中空部321及び室外側中空部322の上面には、室内側中空部321及び室外側中空部322のアルミニウムが露出された部分を覆うように、樹脂カバー材325が取り付けられている。樹脂カバー材325は、室内側中空部321及び室外側中空部322の上面において、ガイドレール323とガイドレール324との間のレール間を覆うカバーである。
新設下枠本体320の室内側X2の上部には、樹脂アングル部材622が取り付けられる。樹脂アングル部材622には、室内側化粧カバー623が取り付けられる。
次に、図3により、既設縦枠23及び新設縦枠33の固定構造について説明する。
既設縦枠23は、図3に示すように、建物躯体100の開口部11の左右方向の両端部に取り付けられている。既設縦枠23は、室内外方向に延びる室内外方向延在板231と、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の内側に延びる室外側延出板232と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の内側に延びる室内側延出板233と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の外側に突出する室内側L字片23aと、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の外側に突出する室外側L字片23bと、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材234と、を有する。
既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部において、室内側X2の端部が、L字状のL字接続部材234を介して、建物躯体100の額縁部材103に固定されていると共に、室内側L字片23a及び室外側L字片23bにおいて、建物躯体100に固定されている。なお、本実施形態では、既設縦枠23の室内側X2の端部に別体のL字接続部材234を接続したが、これに限定されない。L字接続部材234を設けずに、既設縦枠23と一体で既設縦枠23から突出するリブを設けてもよい。
新設縦枠33は、既設縦枠23に固定される。新設縦枠33は、新設縦枠本体330(新設枠本体)と、縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)と、を有する。縦枠アタッチメント43は、既設縦枠23の内周側に接続される。新設縦枠本体330は、既設縦枠23に接続された縦枠アタッチメント43の内周側に固定される。
縦枠アタッチメント43は、室内外方向に延びる。縦枠アタッチメント43は、室内外方向に延びる室内外方向延在板431と、室内外方向延在板431の室内側X2の端部から室内側X2に延出する室内側端部延出部432と、室内外方向延在板431の室内外方向の途中の室外側X1の端部側において左右方向の外側に突出するL字突出片433と、を有する。
室内外方向延在板431は、室内外方向の途中において、ネジ131により、既設縦枠23の室内外方向延在板231に固定される。L字突出片433は、既設縦枠23の室外側延出板232の室内側X2の面に沿って、左右方向の外側に突出する。
室内外方向延在板431の室外側X1の端部に縦枠カバー部53が固定されることで、新設縦枠33には、縦枠カバー部53が設けられる。縦枠カバー部53は、新設縦枠33の一部である。縦枠カバー部53は、L字状のL字固定片531と、L字固定片531の室外側X1の端部に接続されるL字カバー部532と、を有する。縦枠カバー部53は、上下方向に延びる。
L字固定片531は、室内側X2及び左右方向の外側に向けて開放するL字状に形成される。L字固定片531は、室内外方向に延びる固定片531aと、固定片531aの室外側X1の端部から左右方向の外側に延びる延在片531bと、を有する。
固定片531aは、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の室外側X1の端部側に、ネジ132により固定される。
延在片531bは、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の室外側X1の端部において、固定片531aの室外側X1の端部から、左右方向の外側に屈曲して、左右方向の外側に延びる。固定片531aの室内側X2の面には、気密材533が取り付けられる。気密材533は、延在片531bの室内側X2の面と、既設縦枠23の室外側延出板232の室外側X1の面との間に配置される。
L字カバー部532は、既設縦枠23よりも室外側X1に突出して配置され、室内側X2及び左右方向の内側に向けて開放するL字状に形成される。L字カバー部532は、新設縦枠本体330の室外側X1及び左右方向の外側に配置される。L字カバー部532は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部の少なくとも一部を覆うように配置される。
L字カバー部532は、L字固定片531の延在片531bの左右方向の外側の端部から室外側X1に延出する室内外方向延出板5321と、室内外方向延出板の室外側X1の端部から左右方向の内側に延出する見付方向延出板5322と、見付方向延出板の左右方向の内側の端部から室内側X2に突出する突出片5323と、を有する。
縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部の室外側X1の面には、図3及び図4に示すように、縦枠カバーキャップ7が取り付けられる。縦枠カバーキャップ7の詳細については後述する。
新設縦枠本体330は、図3に示すように、縦枠アタッチメント43の内周側(縦枠アタッチメント43の左右方向の内側)に、スペーサ部材631を介して、取り付けられる。新設縦枠本体330は、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の左右方向の内側の面との間に、板状のスペーサ部材631を挟んだ状態で、スペーサ部材631の左右方向の内側の面に配置される。
新設縦枠本体330は、新設縦枠室外側中空部331と、新設縦枠室内側中空部332と、室外側開放部333と、を有する。
新設縦枠室外側中空部331及び新設縦枠室内側中空部332は、いずれも室内外方向に延びる細長い長方形状の中空状に形成され、室内外方向に並んで配置される。新設縦枠室外側中空部331が室外側X1に配置され、新設縦枠室内側中空部332が室内側X2に配置されている。
新設縦枠室外側中空部331は、室内外方向の途中において、ネジ133により、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431に固定される。ネジ133は、左右方向の内側から外側に向けて順に、新設縦枠室外側中空部331、スペーサ部材631及び縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431を貫通する。これにより、ネジ132は、新設縦枠室外側中空部331、スペーサ部材631及び縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431を共締めにより固定することで、新設縦枠室外側中空部331を縦枠アタッチメント43に固定する。
室外側開放部333は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部において、室外側X1に向けて開放して形成される。室外側開放部333には、気密材配置部材334が取り付けられる。気密材配置部材334の室外側X1には、気密材335が取り付けられる。気密材335は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部の室外側X1の面と、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の室内側X2の面との間に配置される。これにより、室外側X1において、縦枠アタッチメント43の縦枠カバー部53と新設縦枠本体330との間には、気密材335が配置される。
新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面には、L字固定部材635が固定される。L字固定部材635は、室内側X2及び左右方向の内側に向けて開放するL字状に形成される。L字固定部材635は、縦枠アタッチメント43の室内側端部延出部432の左右方向の内側の面と新設縦枠本体330の新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面とに亘るL字状に形成され、縦枠アタッチメント43の室内側端部延出部432の左右方向の内側の面と新設縦枠本体330の新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面とを固定する。
新設縦枠本体330の室内側X2の左右方向の内側の部分には、樹脂アングル部材632が取り付けられる。樹脂アングル部材632には、縦枠室内側化粧カバー633が取り付けられる。縦枠室内側化粧カバー633は、室外側X1及び左右方向の外側が開放されたL字状に形成され、縦枠アタッチメント43の室内側X2の端部側及び新設縦枠本体330の室内側X2の端部側を覆うように配置される。
縦枠カバーキャップ7の詳細について説明する。図4に示すように、縦枠カバーキャップ7は、新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に設けられる縦枠カバー部53の室外側X1の面の下端部に取り付けられる。
図4~図6に示すように、縦枠カバーキャップ7は、縦枠カバー部53に取り付けられる取付部71と、取付部71に連結され縦枠カバー部53から下枠カバー材52側に延出する軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)と、を有する。縦枠カバーキャップ7は、取付部71と軟質樹脂延出被覆部72とが連結されることで、左右方向(見付方向)に延びて形成され、縦枠カバー部53と下枠カバー材52とに跨って配置されている。取付部71は、表面平面板711と、先端屈曲板712と、一対の背面嵌合突起713と、取付部側C字状嵌合連結部714と、を有する。
表面平面板711は、平面板状に形成され、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部の室外側X1の面を覆うように配置される。表面平面板711は、縦枠カバー部53の下端部の室外側X1の面に沿って延びる平面状に形成される。表面平面板711は、室外側X1から見た形状が四角形状に形成される。
先端屈曲板712は、表面平面板711の左右方向の外側の端部から室内側X2に屈曲して室内側X2に突出すると共に、表面平面板711の左右方向の外側の端部において上下方向に延びる。
一対の背面嵌合突起713は、表面平面板711の背面において左右方向に離れて配置され、表面平面板711の背面(室内側X2の面)から室内側X2に突出する。一対の背面嵌合突起713は、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に形成される方形状の嵌合開口部5322aの左右方向の両側に形成される縁部に嵌合する。一対の背面嵌合突起713が、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に形成される嵌合開口部5322aの左右方向の両側に形成される縁部に嵌合することで、縦枠カバーキャップ7の取付部71は、縦枠カバー部53に嵌合により取り付けられる。
取付部側C字状嵌合連結部714は、表面平面板711の左右方向の内側の端部において、室外側X1に突出すると共に、上下方向に延びる。取付部側C字状嵌合連結部714は、室内側X2が開放するC字状に形成される。取付部側C字状嵌合連結部714には、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723(後述)が連結される。
軟質樹脂延出被覆部72は、左右方向の外側の端部が取付部71に連結しており、縦枠カバー部53から左右方向の内側に延出して形成される。軟質樹脂延出被覆部72は、弾性変形可能であり、例えば、軟質樹脂製である。
軟質樹脂延出被覆部72は、図4及び図6に示すように、下枠カバー材52の室外側X1の外面に沿って配置され、下枠カバー材52の外面の一部を覆う。軟質樹脂延出被覆部72は、図7に示すように、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される。軟質樹脂延出被覆部72は、図4~図6に示すように、被覆部本体721と、見付方向延出板722と、被覆部側嵌合連結突起部723と、突出板724と、を有する。
被覆部本体721は、下枠カバー材52の一部を覆うように配置される。被覆部本体721は、室内方向に厚みを有する板状に形成され、被覆部本体721の左右方向の外側の端部に形成される見込面(室内外方向に延びる面)が、縦枠カバー部53のL字カバー部532の突出片5323の左右方向の内側の見込面(室内外方向に延びる面)に沿って配置される。
見付方向延出板722は、被覆部本体721の室外側X1の端部において左右方向の外側の端部から、左右方向の外側に延出する板状に形成される。見付方向延出板722は、室内外方向の位置が取付部71の表面平面板711と同じ位置に配置され、取付部71の表面平面板711と同じ厚さの板状に形成される。
被覆部側嵌合連結突起部723は、見付方向延出板722の左右方向の外側の端部から室外側X1に突出した後に室外側X1の先端において左右方向の両側に突出する。突出板724は、被覆部側嵌合連結突起部723よりも左右方向の内側において、見付方向延出板722から室外側X1に突出する。
被覆部側嵌合連結突起部723には、取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714が嵌合して連結される。これにより、取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714と、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723とは、嵌合により連結される。取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714と、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723とが、嵌合により連結された状態においては、突出板724は、取付部側C字状嵌合連結部714の左右方向の内側の面に沿って配置されている。
軟質樹脂延出被覆部72は、被覆部本体721が下枠カバー材52を被覆した状態から弾性変形することで、室外側X1に退避可能に構成される。具体的には、図7に示すように、被覆部本体721の先端側を、例えば指で室外側X1に持ち上げることで、下枠カバー材52を被覆した状態から、弾性変形させて退避させることができる。
これにより、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させることができる。縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させた状態で、図7に示すように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
次に、縦枠カバーキャップ7を取り付ける手順について説明する。
まず、図3に示す状態のように、既設縦枠23に縦枠アタッチメント43を取り付ける。次に、縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する前に、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53から延出した状態で縦枠カバー部53に取り付ける(縦枠カバーキャップ取付工程)。そして、下枠カバー材52を取り付ける前に、図7に示すように、縦枠カバーキャップ7が取り付けられた縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する(縦枠カバー部固定工程)。
続けて、図7に示すように、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させる。そして、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入して配置する(下枠カバー材配置工程)。そして、図2に示すように、下枠カバー材52を新設下枠32の新設下枠本体320に固定する(下枠カバー材固定工程)。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の改装建具1用の縦枠カバーキャップ7は、新設縦枠33に設けられる縦枠カバー部53に取り付けられる改装建具1用の縦枠カバーキャップ7であって、縦枠カバーキャップ7は、縦枠カバー部53から延出して形成され下枠カバー材52の外面の一部を覆う軟質樹脂延出被覆部72を有し、軟質樹脂延出被覆部72は、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される。
これにより、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53に取り付ける場合、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバーキャップ7を取り付けた縦枠カバー部53を新設縦枠33に取り付けて、その後、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避させることで、下枠カバー材52を取り付けることができる。よって、下枠カバー材52及び縦枠カバー部53を取り付けた後に、縦枠カバーキャップ7を、縦枠カバー部53に室外側X1から取り付けなくてよいため、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、軟質樹脂延出被覆部72は、弾性変形可能である。これにより、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から容易に退避させることができる。よって、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、軟質樹脂延出被覆部72は、軟質樹脂製である。これにより、軟質樹脂延出被覆部72を、軟質樹脂製とすることで、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から容易に退避させることができる。よって、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態の改装建具の施工方法は、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53から延出した状態で縦枠カバー部53に取り付ける縦枠カバーキャップ取付工程と、縦枠カバーキャップ7が取り付けられた縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する縦枠カバー部固定工程と、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置する下枠カバー材配置工程と、下枠カバー材を前記新設枠に固定する下枠カバー材固定工程と、を含む。
これにより、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53に取り付ける場合、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバーキャップ7を取り付けた縦枠カバー部53を新設縦枠33に取り付けて、その後、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避させることで、下枠カバー材52を取り付けることができる。よって、下枠カバー材52及び縦枠カバー部53を取り付けた後に、縦枠カバーキャップ7を、縦枠カバー部53に室外側X1から取り付けなくてよいため、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8~図10に示すように、第2実施形態の縦枠カバーキャップ7A(改装建具用の縦枠カバーキャップ)は、第1実施形態の縦枠カバーキャップ7と比べて、縦枠カバーキャップ7Aと縦枠カバー部53Aとの固定構造が異なる。
第2実施形態の縦枠カバーキャップ7Aは、取付部71Aと、軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)と、を有する。軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)は、第1実施形態と同様の構成であるため、説明を省略する。
取付部71Aは、ピン挿通孔7111(図10参照)が形成された表面平面板711Aと、表面平面板711Aにおけるピン挿通孔7111の周縁から室内側X2に突出する複数の嵌合突起715と、先端屈曲板712と、取付部側C字状嵌合連結部714と、を有する。
第2実施形態においては、図9及び図10に示すように、縦枠カバー部53AのL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に、第1実施形態の嵌合開口部5322aに代えて、図9に示すように、円形状の嵌合開口部5322bが形成されている。
第2実施形態において、縦枠カバー部53AのL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に縦枠カバーキャップ7Aを固定する場合には、嵌合開口部5322bに取付部71Aの複数の嵌合突起715を室外側X1から挿入した状態で、室外側X1から嵌合ピン73を挿通させる。
これにより、嵌合ピン73が、取付部71Aの複数の嵌合突起715を径方向の外側に押し広げて、複数の嵌合突起715が嵌合開口部5322bの周縁部に嵌合することで、縦枠カバーキャップ7Aは、嵌合により、縦枠カバー部53Aに取り付けられる。この状態において、嵌合ピン73の先端側には、径方向の外側に突出する抜け防止規制突起731が設けられている。これにより、嵌合ピン73の抜け防止規制突起731の室外側X1への移動が、複数の嵌合突起715の先端により規制され、嵌合ピン73が室外側X1に移動して抜けてしまうことを防止できる。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、軟質樹脂延出被覆部72は、被覆部本体721が下枠カバー材52を被覆した状態から弾性変形することで、室外側X1に退避可能に構成される。具体的には、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、図11に示すように、被覆部本体721の先端側を、例えば指で室外側X1に持ち上げることで、下枠カバー材52を被覆した状態から、弾性変形させて退避させることができる。
これにより、第1実施形態と同様に、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させることができる。縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、図11に示すように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、第3実施形態の縦枠カバーキャップ7B(改装建具用の縦枠カバーキャップ)は、第1実施形態の縦枠カバーキャップ7が取付部71及び軟質樹脂延出被覆部72により別体で構成されていたのに対して、硬質樹脂製の一体成型品により構成される。
第3実施形態の縦枠カバーキャップ7Bは、硬質樹脂製である。縦枠カバーキャップ7Bは、取付部71Bと、薄板部74を介して連続して形成される延出被覆部72B(被覆部分)と、を有する。縦枠カバーキャップ7Bは、取付部71B、薄板部74及び延出被覆部72Bが連続して形成されることで、硬質樹脂製の一体成型品で構成される。
取付部71Bは、表面平面板711と、先端屈曲板712と、一対の背面嵌合突起(図示せず)と、を有する。延出被覆部72Bは、被覆部本体721を有する。表面平面板711、先端屈曲板712、一対の背面嵌合突起(図示せず)及び被覆部本体721は、第1実施形態の表面平面板711、先端屈曲板712、一対の背面嵌合突起713及び被覆部本体721と同様の構成であるため、説明を省略する。
取付部71Bの表面平面板711の下枠カバー材52側には、薄板部74が連続して形成され、薄板部74の下枠カバー材52側には、延出被覆部72Bが連続して形成される。薄板部74は室内外方向に厚みを有し、左右方向に幅を有して上下方向に延びる板状に形成される。薄板部74の室外側X1には、取付部71Bと延出被覆部72Bとの間に、室外側X1から室内側X2に凹んで上下方向に延びる凹溝75が形成される。
縦枠カバーキャップ7Bは、凹溝75の室内側X2において薄板部74が形成されており、縦枠カバーキャップ7Bを薄板部74において折り曲げることが可能である。そのため、縦枠カバーキャップ7Bを薄板部74において室外側X1に折り曲げることで、延出被覆部72Bを、下枠カバー材52の室外側X1の外面の一部を覆う状態から室外側X1に退避させることが可能である。
これにより、第1実施形態の図7に示す状態と同様に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bを退避させた状態で、下枠カバー材52Bを縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bの内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52Bの外面の一部が縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bに覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bの内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本開示の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、改装建具1を引違い窓タイプの改装サッシに適用した場合について説明した。しかし、これに限定されない。改装建具を、例えば、回転軸を中心に戸体が回転して開閉する開閉式の改装建具や、縦辷り出し式の改装建具に適用してもよい。また、改装建具を、例えば、枠に対して開閉しないで固定してガラスが取り付けられるFIX式の改装建具に適用してもよい。
前記実施形態においては、新設下枠32を、新設下枠本体320(新設枠本体)及び下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)を別体で構成して、これらを固定することにより構成した。また、新設縦枠33を、新設縦枠本体330(新設枠本体)及び縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)を別体で構成して、これらを固定することにより構成した。しかし、これに限定されない。新設下枠32を、新設下枠本体320(新設枠本体)及び下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)を一体としたもので構成してもよいし、新設縦枠33を、新設縦枠本体330(新設枠本体)及び縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)を一体としたもので構成してもよい。
1 改装建具、2 既設枠、3 新設枠、7,7A,7B 縦枠カバーキャップ(改装建具用の縦枠カバーキャップ)、11 開口部、33 新設縦枠、42 下枠アタッチメント(新設枠アタッチメント部)、43 縦枠アタッチメント(新設枠アタッチメント部)、52 下枠カバー材、53 縦枠カバー部、72 軟質樹脂延出被覆部(被覆部分)、72B 延出被覆部(被覆部分)、320 新設下枠本体(新設枠本体)、330 新設縦枠本体(新設枠本体)
Claims (6)
- 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具に用いられ、前記新設枠に設けられる縦枠カバー部に取り付けられる改装建具用の縦枠カバーキャップであって、
前記縦枠カバーキャップは、前記縦枠カバー部から延出して形成され前記新設枠に設けられる下枠カバー材の外面の一部を覆う被覆部分を有し、
前記被覆部分は、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される、改装建具用の縦枠カバーキャップ。 - 前記被覆部分は、弾性変形可能である、請求項1に記載の改装建具用の縦枠カバーキャップ。
- 前記縦枠カバーキャップは、硬質樹脂製であり、前記縦枠カバーキャップを折り曲げることで、前記被覆部分を、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避させることが可能である、請求項1に記載の改装建具用の縦枠カバーキャップ。
- 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、
前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、
前記新設枠に設けられる前記下枠カバー材と、
前記新設枠に設けられる前記縦枠カバー部と、
前記縦枠カバー部に取り付けられる請求項1~3のいずれかに記載の改装建具用の縦枠カバーキャップと、を備える改装建具。 - 前記新設枠は、新設枠本体と、新設枠アタッチメント部と、を有する、請求項4に記載の改装建具。
- 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具の施工方法であって、
縦枠カバーキャップを縦枠カバー部から延出した状態で前記縦枠カバー部に取り付ける縦枠カバーキャップ取付工程と、
前記縦枠カバーキャップが取り付けられた前記縦枠カバー部を前記新設枠に固定する縦枠カバー部固定工程と、
前記縦枠カバー部から延出して形成された前記縦枠カバーキャップの被覆部分を退避させた状態で、下枠カバー材の外面の一部が前記被覆部分に覆われるように、前記下枠カバー材を前記被覆部分の内側に配置する下枠カバー材配置工程と、
前記下枠カバー材を前記新設枠に固定する下枠カバー材固定工程と、を含む改装建具の施工方法。
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