[go: up one dir, main page]

JP2024132621A - 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法 - Google Patents

改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024132621A
JP2024132621A JP2023043464A JP2023043464A JP2024132621A JP 2024132621 A JP2024132621 A JP 2024132621A JP 2023043464 A JP2023043464 A JP 2023043464A JP 2023043464 A JP2023043464 A JP 2023043464A JP 2024132621 A JP2024132621 A JP 2024132621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical frame
frame cover
frame
cover cap
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023043464A
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 大東
Masaki Daito
淳司 筒井
Junji Tsutsui
裕之 冨田
Hiroyuki Tomita
真吾 北村
Shingo Kitamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2023043464A priority Critical patent/JP2024132621A/ja
Publication of JP2024132621A publication Critical patent/JP2024132621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

Figure 2024132621000001
【課題】改装建具の施工時の作業性を向上できる改装建具用の縦枠カバーキャップを提供すること。
【解決手段】改装建具1用の縦枠カバーキャップ7は、建物躯体100の開口部に設けられる既設枠2と、既設枠2の内周側に取り付けられる新設枠3と、を備える改装建具1に用いられ、新設枠3に設けられる縦枠カバー部53に取り付けられる改装建具1用の縦枠カバーキャップ7であって、縦枠カバーキャップ7は、縦枠カバー部53から延出して形成され新設枠3に設けられる下枠カバー材52の外面の一部を覆う被覆部分72を有し、被覆部分72は、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される。
【選択図】図7

Description

本開示は、改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法に関する。
従来、建物躯体の開口部をリフォーム等で改装する方法として開口部に新たな建具を設置するカバー工法が採用されている。カバー工法において、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、既設枠の内周側に配置される新設枠と、を備える改装建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の改装建具において、新設下枠の室外側には、下枠カバー材が取り付けられ、新設縦枠の室外側には、縦枠カバー部が取り付けられている。
特開2022-121234号公報
新設下枠の室外側に下枠カバー材が取り付けられると共に、新設縦枠の室外側に縦枠カバー部が取り付けられる改装建具において、下枠カバー材と縦枠カバー部との境界部分を覆うために、縦枠カバー部から下枠カバー材側に延出する縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける構成のものがある。縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける場合、新設枠に下枠カバー材及び縦枠カバー部を取り付けた後に、室外側から、縦枠カバー部に縦枠カバーキャップを取り付ける必要があるため、室外側からの作業が必要になり、作業性が好ましくない。そのため、縦枠カバーキャップを縦枠カバー部に取り付ける際の改装建具の施工時の作業性の改善が望まれる。
本開示は、改装建具の施工時の作業性を向上できる改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法を提供することを目的とする。
本開示は、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具に用いられ、前記新設枠に設けられる縦枠カバー部に取り付けられる改装建具用の縦枠カバーキャップであって、前記縦枠カバーキャップは、前記縦枠カバー部から延出して形成され前記新設枠に設けられる下枠カバー材の外面の一部を覆う被覆部分を有し、前記被覆部分は、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される、改装建具用の縦枠カバーキャップに関する。
第1実施形態の改装建具の正面図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 第1実施形態の縦枠カバーキャップを室外側から見た場合の斜視図である。 第1実施形態の縦枠カバーキャップを取り外した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の縦枠カバーキャップの断面図である。 第1実施形態の縦枠カバーキャップの軟質樹脂延出被覆部を退避させた状態で下枠カバーを取り付ける状態を示す図である。 第2実施形態の縦枠カバーキャップを室外側から見た場合の斜視図である。 第2実施形態の縦枠カバーキャップを取り外した状態を示す斜視図である。 第2実施形態の縦枠カバーキャップの断面図である。 第2実施形態の縦枠カバーキャップの軟質樹脂延出被覆部を退避させた状態で下枠カバーを取り付ける状態を示す図である。 第3実施形態の縦枠カバーキャップを室外側から見た場合の斜視図である。
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の改装建具1は、例えば、マンション等のビルなどの建物躯体100の開口部11に設けられる。図1は、改装建具1を室内側から見た様子を示している。改装建具1は、すでに設置されている既設枠2に、新設枠3を取り付ける改修を行って形成される。
本明細書において、「見付方向」とは、建物躯体100の壁に形成された開口部11に納められた改装建具1における障子12の面材の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記面材の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見付面」は、改装建具1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味し、「見込面」は、改装建具1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、改装建具1の見込方向の室外側を室外側X1とし、改装建具1の見込方向の室内側を室内側X2とする。改装建具1の見付方向における横方向を左右方向とする。
改装建具1は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11に設置された既設枠2の内周側に新設枠3を取り付けることで構成される。改装建具1は、既設枠2と、新設枠3と、を有する。新設枠3の内側には、障子12,12が開閉可能に納められる。
既設枠2は、窓枠10と一体若しくは別体で構成され、開口部11に設けられる枠体である。既設枠2は、矩形の枠状に形成される。既設枠2は、アルミニウム製、アルミ樹脂複合製又は樹脂製の形材により構成される。既設枠2は、既設上枠21と、既設下枠22と、左右一対の既設縦枠23と、を有する。
既設上枠21は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。既設下枠22は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
新設枠3は、既設枠2の内周側に配置される。新設枠3は、矩形の枠状に形成される。新設枠3は、アルミニウム製の形材により構成される。新設枠3は、新設上枠31と、新設下枠32と、左右一対の新設縦枠33と、を有する。
新設上枠31は、開口部11の上方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。新設下枠32は、開口部11の下方で左右方向に沿って延びる長尺の部材である。一対の新設縦枠33は、開口部11の左右方向の両端部で上下方向に延びる長尺の部材である。
図2により、既設下枠22及び新設下枠32の固定構造について説明する。
既設下枠22は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11の下部側に取り付けられている。既設下枠22は、図2に示すように、段差状に形成される。
既設下枠22は、室内側X2に設けられる上段部221と、室外側X1に設けられる下段部222と、上段部221と下段部222との間に設けられる中段部223と、上段部221の室内側X2の端部から上方に延びる室内側上下方向延出板224と、下段部222の室外側X1の端部から上方に突出する室外側突出板225と、上方に向けて立設される既設障子用のガイドレール226、227と、上段部221の室内側X2の端部から下方に突出する室内側下方突出板22aと、下段部222の下面から下方に突出する室外側下方突出板22bと、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材228と、を有する。ガイドレール226は、上段部221と中段部223との境に設けられる。ガイドレール227は、中段部223と下段部222との境に設けられる。
既設下枠22は、開口部11の下方において、L字状のL字接続部材228を介して、建物躯体100の額縁部材101に固定されていると共に、室内側下方突出板22a及び室外側下方突出板22bが、建物躯体100の下部材102に固定されている。なお、本実施形態では、既設下枠22の室内側X2の端部に別体のL字接続部材228を接続したが、これに限定されない。L字接続部材228を設けずに、既設下枠22と一体で既設下枠22から突出するリブを設けてもよい。
新設下枠32は、既設下枠22に固定される。新設下枠32は、新設下枠本体320(新設枠本体)と、下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)と、を有する。下枠アタッチメント42は、既設下枠22の内周側に接続される。新設下枠本体320は、既設下枠22に接続された下枠アタッチメント42の内周側に固定される。
下枠アタッチメント42は、段差状に形成され室内外方向に延びる室内外方向延在板421と、室内外方向の室内側X2の端部に配置される室内側端部延出部422と、室内外方向延在板421の室外側X1の端部から下方に延びる下方延出板423と、下方延出板423の下端部に配置される高さ調整機構424と、を有する。
室内側端部延出部422は、図2に示すように、室内外方向延在板421の室内側X2の端部に形成され、室内外方向に延びる。室内側端部延出部422は、ネジ111により、既設下枠22のL字接続部材228の水平板部228aに固定される。
室内側端部延出部422の上方には、室内側端部延出部422及びネジ111を覆うように、端部カバー部材429が取り付けられている。端部カバー部材429は、ネジ112により、室内側端部延出部422、既設下枠22のL字接続部材228の水平板部228a及び額縁部材101に固定される。
高さ調整機構424は、左右方向に間隔をあけて、下枠アタッチメント42の長手方向に沿って複数設けられる。高さ調整機構424は、下方延出板423の下端部において、既設下枠22に対する下枠アタッチメント42の上下方向の位置を調整することが可能である。
高さ調整機構424は、下方延出板423の下端部に接続される下方開放枠部425と、下方開放枠部425の内部に回転可能に保持される高さ調整ネジ426と、高さ調整ネジ426の下方に配置される高さ移動部材427と、高さ移動部材427の下部に接続されると共に既設下枠22に固定される下端固定部428と、を備える。
高さ調整機構424において、下枠アタッチメント42の上下方向の位置調整を行う場合、下方開放枠部425の上方側から、下方開放枠部425の上面に形成される貫通孔425aを介して上方に向けて露出する高さ調整ネジ426の頭部を、ドライバーにより回転操作することで、高さ移動部材427を上下方向に移動させる。これにより、高さ調整機構424は、下枠アタッチメント42の上下方向に位置を調整できる。高さ調整機構424は、下枠アタッチメント42の上下方向に位置を調整した状態で、ネジ113により、既設下枠22のガイドレール227に固定される。
新設下枠本体320は、下枠アタッチメント42の内周側(下枠アタッチメント42の上方)に取り付けられる。新設下枠本体320は、高さ調整機構424により、下枠アタッチメント42の上下方向の位置が調整された状態で、下枠アタッチメント42の上方に配置される。
新設下枠本体320は、室内側X2に配置される室内側中空部321と、室内側中空部321の室外側X1に配置される室外側中空部322と、ガイドレール323,324と、を有する。室内側中空部321は、室内外方向に延びる長方形状の中空状に形成される。室外側中空部322は、全体形状がL字状の中空状に形成され、室内側X2及び下方側が開放する。室外側中空部322の室内側X2の部分は、ネジ114により、下枠アタッチメント42に固定される。
室内側中空部321と室外側中空部322の室内側X2との部分は、下枠アタッチメント42の室内外方向延在板421の上部に配置されている。
室外側中空部322の室外側X1の下端部には、ヒレ部材326が取り付けられている。室外側中空部322の室外側X1の上部の室外側X1の面に下枠カバー材52が取り付けられることで、新設下枠32の下枠アタッチメント42には、下枠カバー材52が設けられる。
下枠カバー材52は、室外側中空部322の室外側X1の上部の室外側X1の面から下方側(建物躯体100側)に延びる。下枠カバー材52は、新設下枠本体320の見付面を室外側X1から覆い隠している。
下枠カバー材52は、室外側X1を向く面を有する見付方向延在板521と、見付方向延在板521の背面側に形成される一対の係合突起522と、を有する。一対の係合突起522は、見付方向延在板521の背面から突出すると共に、下枠カバー材52の長手方向に延びる。
一対の係合突起522は、新設下枠本体320の室外側X1の面から室外側X1に突出する一対の係合突起3221に係合する。一対の係合突起3221は、新設下枠本体320の長手方向に延びる。
ガイドレール323,324は、室内側中空部321及び室外側中空部322から、上方に向けて立設される。ガイドレール323,324は、障子12,12(図1参照)の下部をガイドする。室内側X2にガイドレール323が設けられ、室外側X1にガイドレール324が設けられる。
ガイドレール323とガイドレール324との間において、室内側中空部321及び室外側中空部322の上面には、室内側中空部321及び室外側中空部322のアルミニウムが露出された部分を覆うように、樹脂カバー材325が取り付けられている。樹脂カバー材325は、室内側中空部321及び室外側中空部322の上面において、ガイドレール323とガイドレール324との間のレール間を覆うカバーである。
新設下枠本体320の室内側X2の上部には、樹脂アングル部材622が取り付けられる。樹脂アングル部材622には、室内側化粧カバー623が取り付けられる。
次に、図3により、既設縦枠23及び新設縦枠33の固定構造について説明する。
既設縦枠23は、図3に示すように、建物躯体100の開口部11の左右方向の両端部に取り付けられている。既設縦枠23は、室内外方向に延びる室内外方向延在板231と、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の内側に延びる室外側延出板232と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の内側に延びる室内側延出板233と、室内外方向延在板231の室内側X2の端部から左右方向の外側に突出する室内側L字片23aと、室内外方向延在板231の室外側X1の端部から左右方向の外側に突出する室外側L字片23bと、室内側X2の端部に設けられるL字接続部材234と、を有する。
既設縦枠23は、開口部11の左右方向の両端部において、室内側X2の端部が、L字状のL字接続部材234を介して、建物躯体100の額縁部材103に固定されていると共に、室内側L字片23a及び室外側L字片23bにおいて、建物躯体100に固定されている。なお、本実施形態では、既設縦枠23の室内側X2の端部に別体のL字接続部材234を接続したが、これに限定されない。L字接続部材234を設けずに、既設縦枠23と一体で既設縦枠23から突出するリブを設けてもよい。
新設縦枠33は、既設縦枠23に固定される。新設縦枠33は、新設縦枠本体330(新設枠本体)と、縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)と、を有する。縦枠アタッチメント43は、既設縦枠23の内周側に接続される。新設縦枠本体330は、既設縦枠23に接続された縦枠アタッチメント43の内周側に固定される。
縦枠アタッチメント43は、室内外方向に延びる。縦枠アタッチメント43は、室内外方向に延びる室内外方向延在板431と、室内外方向延在板431の室内側X2の端部から室内側X2に延出する室内側端部延出部432と、室内外方向延在板431の室内外方向の途中の室外側X1の端部側において左右方向の外側に突出するL字突出片433と、を有する。
室内外方向延在板431は、室内外方向の途中において、ネジ131により、既設縦枠23の室内外方向延在板231に固定される。L字突出片433は、既設縦枠23の室外側延出板232の室内側X2の面に沿って、左右方向の外側に突出する。
室内外方向延在板431の室外側X1の端部に縦枠カバー部53が固定されることで、新設縦枠33には、縦枠カバー部53が設けられる。縦枠カバー部53は、新設縦枠33の一部である。縦枠カバー部53は、L字状のL字固定片531と、L字固定片531の室外側X1の端部に接続されるL字カバー部532と、を有する。縦枠カバー部53は、上下方向に延びる。
L字固定片531は、室内側X2及び左右方向の外側に向けて開放するL字状に形成される。L字固定片531は、室内外方向に延びる固定片531aと、固定片531aの室外側X1の端部から左右方向の外側に延びる延在片531bと、を有する。
固定片531aは、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の室外側X1の端部側に、ネジ132により固定される。
延在片531bは、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の室外側X1の端部において、固定片531aの室外側X1の端部から、左右方向の外側に屈曲して、左右方向の外側に延びる。固定片531aの室内側X2の面には、気密材533が取り付けられる。気密材533は、延在片531bの室内側X2の面と、既設縦枠23の室外側延出板232の室外側X1の面との間に配置される。
L字カバー部532は、既設縦枠23よりも室外側X1に突出して配置され、室内側X2及び左右方向の内側に向けて開放するL字状に形成される。L字カバー部532は、新設縦枠本体330の室外側X1及び左右方向の外側に配置される。L字カバー部532は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部の少なくとも一部を覆うように配置される。
L字カバー部532は、L字固定片531の延在片531bの左右方向の外側の端部から室外側X1に延出する室内外方向延出板5321と、室内外方向延出板の室外側X1の端部から左右方向の内側に延出する見付方向延出板5322と、見付方向延出板の左右方向の内側の端部から室内側X2に突出する突出片5323と、を有する。
縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部の室外側X1の面には、図3及び図4に示すように、縦枠カバーキャップ7が取り付けられる。縦枠カバーキャップ7の詳細については後述する。
新設縦枠本体330は、図3に示すように、縦枠アタッチメント43の内周側(縦枠アタッチメント43の左右方向の内側)に、スペーサ部材631を介して、取り付けられる。新設縦枠本体330は、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431の左右方向の内側の面との間に、板状のスペーサ部材631を挟んだ状態で、スペーサ部材631の左右方向の内側の面に配置される。
新設縦枠本体330は、新設縦枠室外側中空部331と、新設縦枠室内側中空部332と、室外側開放部333と、を有する。
新設縦枠室外側中空部331及び新設縦枠室内側中空部332は、いずれも室内外方向に延びる細長い長方形状の中空状に形成され、室内外方向に並んで配置される。新設縦枠室外側中空部331が室外側X1に配置され、新設縦枠室内側中空部332が室内側X2に配置されている。
新設縦枠室外側中空部331は、室内外方向の途中において、ネジ133により、縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431に固定される。ネジ133は、左右方向の内側から外側に向けて順に、新設縦枠室外側中空部331、スペーサ部材631及び縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431を貫通する。これにより、ネジ132は、新設縦枠室外側中空部331、スペーサ部材631及び縦枠アタッチメント43の室内外方向延在板431を共締めにより固定することで、新設縦枠室外側中空部331を縦枠アタッチメント43に固定する。
室外側開放部333は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部において、室外側X1に向けて開放して形成される。室外側開放部333には、気密材配置部材334が取り付けられる。気密材配置部材334の室外側X1には、気密材335が取り付けられる。気密材335は、新設縦枠本体330の室外側X1の端部の室外側X1の面と、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の室内側X2の面との間に配置される。これにより、室外側X1において、縦枠アタッチメント43の縦枠カバー部53と新設縦枠本体330との間には、気密材335が配置される。
新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面には、L字固定部材635が固定される。L字固定部材635は、室内側X2及び左右方向の内側に向けて開放するL字状に形成される。L字固定部材635は、縦枠アタッチメント43の室内側端部延出部432の左右方向の内側の面と新設縦枠本体330の新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面とに亘るL字状に形成され、縦枠アタッチメント43の室内側端部延出部432の左右方向の内側の面と新設縦枠本体330の新設縦枠室内側中空部332の室内側X2の面とを固定する。
新設縦枠本体330の室内側X2の左右方向の内側の部分には、樹脂アングル部材632が取り付けられる。樹脂アングル部材632には、縦枠室内側化粧カバー633が取り付けられる。縦枠室内側化粧カバー633は、室外側X1及び左右方向の外側が開放されたL字状に形成され、縦枠アタッチメント43の室内側X2の端部側及び新設縦枠本体330の室内側X2の端部側を覆うように配置される。
縦枠カバーキャップ7の詳細について説明する。図4に示すように、縦枠カバーキャップ7は、新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に設けられる縦枠カバー部53の室外側X1の面の下端部に取り付けられる。
図4~図6に示すように、縦枠カバーキャップ7は、縦枠カバー部53に取り付けられる取付部71と、取付部71に連結され縦枠カバー部53から下枠カバー材52側に延出する軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)と、を有する。縦枠カバーキャップ7は、取付部71と軟質樹脂延出被覆部72とが連結されることで、左右方向(見付方向)に延びて形成され、縦枠カバー部53と下枠カバー材52とに跨って配置されている。取付部71は、表面平面板711と、先端屈曲板712と、一対の背面嵌合突起713と、取付部側C字状嵌合連結部714と、を有する。
表面平面板711は、平面板状に形成され、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部の室外側X1の面を覆うように配置される。表面平面板711は、縦枠カバー部53の下端部の室外側X1の面に沿って延びる平面状に形成される。表面平面板711は、室外側X1から見た形状が四角形状に形成される。
先端屈曲板712は、表面平面板711の左右方向の外側の端部から室内側X2に屈曲して室内側X2に突出すると共に、表面平面板711の左右方向の外側の端部において上下方向に延びる。
一対の背面嵌合突起713は、表面平面板711の背面において左右方向に離れて配置され、表面平面板711の背面(室内側X2の面)から室内側X2に突出する。一対の背面嵌合突起713は、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に形成される方形状の嵌合開口部5322aの左右方向の両側に形成される縁部に嵌合する。一対の背面嵌合突起713が、縦枠カバー部53のL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に形成される嵌合開口部5322aの左右方向の両側に形成される縁部に嵌合することで、縦枠カバーキャップ7の取付部71は、縦枠カバー部53に嵌合により取り付けられる。
取付部側C字状嵌合連結部714は、表面平面板711の左右方向の内側の端部において、室外側X1に突出すると共に、上下方向に延びる。取付部側C字状嵌合連結部714は、室内側X2が開放するC字状に形成される。取付部側C字状嵌合連結部714には、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723(後述)が連結される。
軟質樹脂延出被覆部72は、左右方向の外側の端部が取付部71に連結しており、縦枠カバー部53から左右方向の内側に延出して形成される。軟質樹脂延出被覆部72は、弾性変形可能であり、例えば、軟質樹脂製である。
軟質樹脂延出被覆部72は、図4及び図6に示すように、下枠カバー材52の室外側X1の外面に沿って配置され、下枠カバー材52の外面の一部を覆う。軟質樹脂延出被覆部72は、図7に示すように、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される。軟質樹脂延出被覆部72は、図4~図6に示すように、被覆部本体721と、見付方向延出板722と、被覆部側嵌合連結突起部723と、突出板724と、を有する。
被覆部本体721は、下枠カバー材52の一部を覆うように配置される。被覆部本体721は、室内方向に厚みを有する板状に形成され、被覆部本体721の左右方向の外側の端部に形成される見込面(室内外方向に延びる面)が、縦枠カバー部53のL字カバー部532の突出片5323の左右方向の内側の見込面(室内外方向に延びる面)に沿って配置される。
見付方向延出板722は、被覆部本体721の室外側X1の端部において左右方向の外側の端部から、左右方向の外側に延出する板状に形成される。見付方向延出板722は、室内外方向の位置が取付部71の表面平面板711と同じ位置に配置され、取付部71の表面平面板711と同じ厚さの板状に形成される。
被覆部側嵌合連結突起部723は、見付方向延出板722の左右方向の外側の端部から室外側X1に突出した後に室外側X1の先端において左右方向の両側に突出する。突出板724は、被覆部側嵌合連結突起部723よりも左右方向の内側において、見付方向延出板722から室外側X1に突出する。
被覆部側嵌合連結突起部723には、取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714が嵌合して連結される。これにより、取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714と、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723とは、嵌合により連結される。取付部71の取付部側C字状嵌合連結部714と、軟質樹脂延出被覆部72の被覆部側嵌合連結突起部723とが、嵌合により連結された状態においては、突出板724は、取付部側C字状嵌合連結部714の左右方向の内側の面に沿って配置されている。
軟質樹脂延出被覆部72は、被覆部本体721が下枠カバー材52を被覆した状態から弾性変形することで、室外側X1に退避可能に構成される。具体的には、図7に示すように、被覆部本体721の先端側を、例えば指で室外側X1に持ち上げることで、下枠カバー材52を被覆した状態から、弾性変形させて退避させることができる。
これにより、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させることができる。縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させた状態で、図7に示すように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
次に、縦枠カバーキャップ7を取り付ける手順について説明する。
まず、図3に示す状態のように、既設縦枠23に縦枠アタッチメント43を取り付ける。次に、縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する前に、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53から延出した状態で縦枠カバー部53に取り付ける(縦枠カバーキャップ取付工程)。そして、下枠カバー材52を取り付ける前に、図7に示すように、縦枠カバーキャップ7が取り付けられた縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する(縦枠カバー部固定工程)。
続けて、図7に示すように、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させる。そして、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入して配置する(下枠カバー材配置工程)。そして、図2に示すように、下枠カバー材52を新設下枠32の新設下枠本体320に固定する(下枠カバー材固定工程)。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の改装建具1用の縦枠カバーキャップ7は、新設縦枠33に設けられる縦枠カバー部53に取り付けられる改装建具1用の縦枠カバーキャップ7であって、縦枠カバーキャップ7は、縦枠カバー部53から延出して形成され下枠カバー材52の外面の一部を覆う軟質樹脂延出被覆部72を有し、軟質樹脂延出被覆部72は、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される。
これにより、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53に取り付ける場合、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバーキャップ7を取り付けた縦枠カバー部53を新設縦枠33に取り付けて、その後、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避させることで、下枠カバー材52を取り付けることができる。よって、下枠カバー材52及び縦枠カバー部53を取り付けた後に、縦枠カバーキャップ7を、縦枠カバー部53に室外側X1から取り付けなくてよいため、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、軟質樹脂延出被覆部72は、弾性変形可能である。これにより、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から容易に退避させることができる。よって、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、軟質樹脂延出被覆部72は、軟質樹脂製である。これにより、軟質樹脂延出被覆部72を、軟質樹脂製とすることで、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から容易に退避させることができる。よって、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
また、本実施形態の改装建具の施工方法は、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53から延出した状態で縦枠カバー部53に取り付ける縦枠カバーキャップ取付工程と、縦枠カバーキャップ7が取り付けられた縦枠カバー部53を新設縦枠33の縦枠アタッチメント43に固定する縦枠カバー部固定工程と、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7の軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置する下枠カバー材配置工程と、下枠カバー材を前記新設枠に固定する下枠カバー材固定工程と、を含む。
これにより、縦枠カバーキャップ7を縦枠カバー部53に取り付ける場合、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバーキャップ7を取り付けた縦枠カバー部53を新設縦枠33に取り付けて、その後、軟質樹脂延出被覆部72を、下枠カバー材52の外面の一部を覆う状態から退避させることで、下枠カバー材52を取り付けることができる。よって、下枠カバー材52及び縦枠カバー部53を取り付けた後に、縦枠カバーキャップ7を、縦枠カバー部53に室外側X1から取り付けなくてよいため、改装建具1の施工時の作業性を向上できる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8~図10に示すように、第2実施形態の縦枠カバーキャップ7A(改装建具用の縦枠カバーキャップ)は、第1実施形態の縦枠カバーキャップ7と比べて、縦枠カバーキャップ7Aと縦枠カバー部53Aとの固定構造が異なる。
第2実施形態の縦枠カバーキャップ7Aは、取付部71Aと、軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)と、を有する。軟質樹脂延出被覆部72(被覆部分)は、第1実施形態と同様の構成であるため、説明を省略する。
取付部71Aは、ピン挿通孔7111(図10参照)が形成された表面平面板711Aと、表面平面板711Aにおけるピン挿通孔7111の周縁から室内側X2に突出する複数の嵌合突起715と、先端屈曲板712と、取付部側C字状嵌合連結部714と、を有する。
第2実施形態においては、図9及び図10に示すように、縦枠カバー部53AのL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に、第1実施形態の嵌合開口部5322aに代えて、図9に示すように、円形状の嵌合開口部5322bが形成されている。
第2実施形態において、縦枠カバー部53AのL字カバー部532の見付方向延出板5322の下端部に縦枠カバーキャップ7Aを固定する場合には、嵌合開口部5322bに取付部71Aの複数の嵌合突起715を室外側X1から挿入した状態で、室外側X1から嵌合ピン73を挿通させる。
これにより、嵌合ピン73が、取付部71Aの複数の嵌合突起715を径方向の外側に押し広げて、複数の嵌合突起715が嵌合開口部5322bの周縁部に嵌合することで、縦枠カバーキャップ7Aは、嵌合により、縦枠カバー部53Aに取り付けられる。この状態において、嵌合ピン73の先端側には、径方向の外側に突出する抜け防止規制突起731が設けられている。これにより、嵌合ピン73の抜け防止規制突起731の室外側X1への移動が、複数の嵌合突起715の先端により規制され、嵌合ピン73が室外側X1に移動して抜けてしまうことを防止できる。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、軟質樹脂延出被覆部72は、被覆部本体721が下枠カバー材52を被覆した状態から弾性変形することで、室外側X1に退避可能に構成される。具体的には、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、図11に示すように、被覆部本体721の先端側を、例えば指で室外側X1に持ち上げることで、下枠カバー材52を被覆した状態から、弾性変形させて退避させることができる。
これにより、第1実施形態と同様に、下枠カバー材52を取り付ける前に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72を弾性変形させて退避させることができる。縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72を退避させた状態で、図11に示すように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52の外面の一部が縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72に覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Aの軟質樹脂延出被覆部72の内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、第3実施形態の縦枠カバーキャップ7B(改装建具用の縦枠カバーキャップ)は、第1実施形態の縦枠カバーキャップ7が取付部71及び軟質樹脂延出被覆部72により別体で構成されていたのに対して、硬質樹脂製の一体成型品により構成される。
第3実施形態の縦枠カバーキャップ7Bは、硬質樹脂製である。縦枠カバーキャップ7Bは、取付部71Bと、薄板部74を介して連続して形成される延出被覆部72B(被覆部分)と、を有する。縦枠カバーキャップ7Bは、取付部71B、薄板部74及び延出被覆部72Bが連続して形成されることで、硬質樹脂製の一体成型品で構成される。
取付部71Bは、表面平面板711と、先端屈曲板712と、一対の背面嵌合突起(図示せず)と、を有する。延出被覆部72Bは、被覆部本体721を有する。表面平面板711、先端屈曲板712、一対の背面嵌合突起(図示せず)及び被覆部本体721は、第1実施形態の表面平面板711、先端屈曲板712、一対の背面嵌合突起713及び被覆部本体721と同様の構成であるため、説明を省略する。
取付部71Bの表面平面板711の下枠カバー材52側には、薄板部74が連続して形成され、薄板部74の下枠カバー材52側には、延出被覆部72Bが連続して形成される。薄板部74は室内外方向に厚みを有し、左右方向に幅を有して上下方向に延びる板状に形成される。薄板部74の室外側X1には、取付部71Bと延出被覆部72Bとの間に、室外側X1から室内側X2に凹んで上下方向に延びる凹溝75が形成される。
縦枠カバーキャップ7Bは、凹溝75の室内側X2において薄板部74が形成されており、縦枠カバーキャップ7Bを薄板部74において折り曲げることが可能である。そのため、縦枠カバーキャップ7Bを薄板部74において室外側X1に折り曲げることで、延出被覆部72Bを、下枠カバー材52の室外側X1の外面の一部を覆う状態から室外側X1に退避させることが可能である。
これにより、第1実施形態の図7に示す状態と同様に、縦枠カバー部53から延出して形成された縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bを退避させた状態で、下枠カバー材52Bを縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bの内側(室内側X2)に挿入することで、下枠カバー材52Bの外面の一部が縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bに覆われるように、下枠カバー材52を縦枠カバーキャップ7Bの延出被覆部72Bの内側(室内側X2)に配置して固定することができる。
第3実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本開示の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、改装建具1を引違い窓タイプの改装サッシに適用した場合について説明した。しかし、これに限定されない。改装建具を、例えば、回転軸を中心に戸体が回転して開閉する開閉式の改装建具や、縦辷り出し式の改装建具に適用してもよい。また、改装建具を、例えば、枠に対して開閉しないで固定してガラスが取り付けられるFIX式の改装建具に適用してもよい。
前記実施形態においては、新設下枠32を、新設下枠本体320(新設枠本体)及び下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)を別体で構成して、これらを固定することにより構成した。また、新設縦枠33を、新設縦枠本体330(新設枠本体)及び縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)を別体で構成して、これらを固定することにより構成した。しかし、これに限定されない。新設下枠32を、新設下枠本体320(新設枠本体)及び下枠アタッチメント42(新設枠アタッチメント部)を一体としたもので構成してもよいし、新設縦枠33を、新設縦枠本体330(新設枠本体)及び縦枠アタッチメント43(新設枠アタッチメント部)を一体としたもので構成してもよい。
1 改装建具、2 既設枠、3 新設枠、7,7A,7B 縦枠カバーキャップ(改装建具用の縦枠カバーキャップ)、11 開口部、33 新設縦枠、42 下枠アタッチメント(新設枠アタッチメント部)、43 縦枠アタッチメント(新設枠アタッチメント部)、52 下枠カバー材、53 縦枠カバー部、72 軟質樹脂延出被覆部(被覆部分)、72B 延出被覆部(被覆部分)、320 新設下枠本体(新設枠本体)、330 新設縦枠本体(新設枠本体)

Claims (6)

  1. 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具に用いられ、前記新設枠に設けられる縦枠カバー部に取り付けられる改装建具用の縦枠カバーキャップであって、
    前記縦枠カバーキャップは、前記縦枠カバー部から延出して形成され前記新設枠に設けられる下枠カバー材の外面の一部を覆う被覆部分を有し、
    前記被覆部分は、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避可能に構成される、改装建具用の縦枠カバーキャップ。
  2. 前記被覆部分は、弾性変形可能である、請求項1に記載の改装建具用の縦枠カバーキャップ。
  3. 前記縦枠カバーキャップは、硬質樹脂製であり、前記縦枠カバーキャップを折り曲げることで、前記被覆部分を、前記下枠カバー材の外面の一部を覆う状態から退避させることが可能である、請求項1に記載の改装建具用の縦枠カバーキャップ。
  4. 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、
    前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、
    前記新設枠に設けられる前記下枠カバー材と、
    前記新設枠に設けられる前記縦枠カバー部と、
    前記縦枠カバー部に取り付けられる請求項1~3のいずれかに記載の改装建具用の縦枠カバーキャップと、を備える改装建具。
  5. 前記新設枠は、新設枠本体と、新設枠アタッチメント部と、を有する、請求項4に記載の改装建具。
  6. 建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠の内周側に取り付けられる新設枠と、を備える改装建具の施工方法であって、
    縦枠カバーキャップを縦枠カバー部から延出した状態で前記縦枠カバー部に取り付ける縦枠カバーキャップ取付工程と、
    前記縦枠カバーキャップが取り付けられた前記縦枠カバー部を前記新設枠に固定する縦枠カバー部固定工程と、
    前記縦枠カバー部から延出して形成された前記縦枠カバーキャップの被覆部分を退避させた状態で、下枠カバー材の外面の一部が前記被覆部分に覆われるように、前記下枠カバー材を前記被覆部分の内側に配置する下枠カバー材配置工程と、
    前記下枠カバー材を前記新設枠に固定する下枠カバー材固定工程と、を含む改装建具の施工方法。
JP2023043464A 2023-03-17 2023-03-17 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法 Pending JP2024132621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023043464A JP2024132621A (ja) 2023-03-17 2023-03-17 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023043464A JP2024132621A (ja) 2023-03-17 2023-03-17 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024132621A true JP2024132621A (ja) 2024-10-01

Family

ID=92909143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023043464A Pending JP2024132621A (ja) 2023-03-17 2023-03-17 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024132621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7544611B2 (ja) 改装サッシ
JP2024132621A (ja) 改装建具用の縦枠カバーキャップ、改装建具及び改装建具の施工方法
JP7681466B2 (ja) 改装建具
JP2024132622A (ja) 改装建具用の縦枠カバーキャップ及び改装建具
JP6797542B2 (ja) 建具
JP7689035B2 (ja) 改装建具
JP7041019B2 (ja) 建具
JP7693450B2 (ja) 改装建具
JP7709873B2 (ja) 改装建具
JP7641853B2 (ja) 改装建具
JP7709874B2 (ja) 改装建具
JP7695842B2 (ja) 改装建具
JP7695843B2 (ja) 改装建具の施工方法
JP2008133693A (ja) 部分被覆の改装ドア枠
JP7403692B2 (ja) 改装建具及び改装建具の施工方法
JP7528027B2 (ja) 建具
JP7511494B2 (ja) 改装サッシ
JP7511493B2 (ja) 改装サッシ
KR20190018872A (ko) 재단 및 조립이 용이한 입면 분할 창호
JP7527988B2 (ja) 建具
JP7545337B2 (ja) 改装サッシ
JP7544612B2 (ja) 改装サッシの製造方法
JP7545336B2 (ja) 改装サッシ
JP7526652B2 (ja) 間仕切り窓
JP2024056354A (ja) 改装建具