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JP2024098876A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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JP2024098876A
JP2024098876A JP2023002664A JP2023002664A JP2024098876A JP 2024098876 A JP2024098876 A JP 2024098876A JP 2023002664 A JP2023002664 A JP 2023002664A JP 2023002664 A JP2023002664 A JP 2023002664A JP 2024098876 A JP2024098876 A JP 2024098876A
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香治 村上
Koji Murakami
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Abstract

Figure 2024098876000001
【課題】エンジンの自動停止および再始動を適切に実行することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置において、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを所定の目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するとともに、前記バッテリーの充電に許容される電力として充電許容電力を取得し、前記充電許容電力が所定の基準電力量よりも小さい場合に、前記自動停止の実行を禁止する(ステップS4)。
【選択図】図3

Description

この発明は、駆動力源としてエンジン(内燃機関)およびモータを搭載したハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
特許文献1には、エンジンを停止する際に、バッテリーの状態にかかわらず、予め定めた目標停止範囲内にクランクシャフトが停止するように制御することを目的としたハイブリッド車両の制御装置が記載されている。この特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置は、エンジンの運転を停止する際に、バッテリーの残容量(SOC)が判定閾値以上である場合には、クランクシャフトの停止位置が目標停止範囲内に入るように、モータを制御する。バッテリーのSOCが判定閾値未満である場合には、クランクシャフトの停止位置が目標停止範囲内に入るように、エンジンの動弁機構を制御する。
なお、特許文献2には、バッテリーの残量を適切に維持しながら、エンジンの再始動性能を向上させることを目的とした車両の制御装置が記載されている。この特許文献2に記載された車両の制御装置は、エンジンの自動停止条件が成立して燃料供給を停止した場合、所定時間にわたり再始動モータを作動状態にして、エンジンのクランクシャフトを駆動する。そして、所定時間の経過後に、エンジンの膨張行程気筒におけるエンジン停止時のピストンの位置が予め設定された停止位置となるように、再始動モータを、作動状態、ニュートラル状態、または、発電状態のいずれかに切り換えて、クランクシャフトに対する駆動力または負荷(抵抗)を調整する。バッテリーの残量が下限値よりも少ない場合は、再始動モータをニュートラル状態または発電状態の何れかに切り換え、出力軸に対する負荷のみを調整して、ピストンの停止位置を調整する。一方、バッテリーの残量が上限値よりも多い場合には、再始動モータを作動状態にして、クランクシャフトを駆動する所定時間を延長する。
また、特許文献3には、始動用モータの出力が低下している場合であってもエンジン再始動を行うことを目的としたエンジン駆動装置が記載されている。この特許文献3に記載されたエンジン駆動装置は、複数のシリンダのうちいずれか1つのシリンダが圧縮行程となるときに他の1つのシリンダが膨張行程となる構成のエンジンを対象にして、エンジンの再始動前に、膨張行程にあるシリンダの排気バルブが開く位置まで、始動用モータによってクランクシャフトにトルクを加える再始動前制御を実行する。具体的には、特許文献3に記載されたエンジン駆動装置は、始動用モータの温度、および、バッテリーの劣化度を検出し、それら温度および劣化度が第1範囲にある場合に、再始動前制御を実行し、上記の温度および劣化度が第1範囲よりも小さい第2範囲にある場合には、再始動前制御を実行しない。更に、上記の温度および劣化度が第1範囲よりも大きい第3範囲にある場合には、エンジンのアイドリングストップを実行せず、かつ、再始動前制御も実行しない。
特開2012-126269号公報 特開2006-170068号公報 特開2020-200798号公報
上記の特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置では、ハイブリッド車両におけるエンジンの自動停止および再始動が行われる。エンジンを自動停止する際にモータを力行して、クランクシャフトを目標停止範囲内に停止させる(すなわち、エンジン停止位置制御を実行する)ことにより、エンジンを再始動する際のトルクや振動を低減し、始動性の向上を図っている。但し、モータを力行してクランクシャフトの回転位置を調整しているので、エンジンを停止する際の停止時間を短縮することはできない。それに対して、エンジン停止位置制御を実行する際にモータを回生して、クランクシャフトの回転を制動することにより、速やかにかつ精度よくエンジンを停止させることができる。図1のタイムチャートに示すように、モータを回生してエンジンを停止させる場合(破線)は、モータの制御を入れずに成り行きでエンジンが停止する場合やモータを力行してエンジンを停止させる場合(実線)と比較して、停止時間を短縮することができる。また、停止時間が短縮されることにより、共振が発生しやすい回転数域(または、周波数域)を速やかに通過させてエンジンの回転数Neを低下させることができる。そのため、エンジンが停止する際の共振の発生を抑制し、スムーズにエンジンを停止させることができる。
しかしながら、モータと電力をやり取りするバッテリーの状態によっては、モータを回生することができず、上記のようなエンジン停止位置制御を適切に実行することができない場合がある。例えば、直前までの走行でモータの回生状態が続き、バッテリーの充電許容電力(充電可能残量)に余裕がない場合は、モータを回生してエンジンを停止させることができない。そのため、図1のタイムチャートに矢印で示すように、結局、エンジンの停止時間を短縮することができなくなってしまう。そして、モータの回生トルクでクランクシャフトの回転位置を調整できないので、エンジンを自動停止する際に、エンジン停止位置制御を実行することができず、クランクシャフトを目標停止範囲内に精度よく停止させることができなくなってしまう。その結果、エンジンを再始動する際の始動性が低下してしまう。
この発明は上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、エンジンのクランクシャフトに連結するモータの回生トルクでエンジン停止位置制御を実行するハイブリッド車両を対象にして、エンジンの自動停止および再始動を適切に実行することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに動力伝達可能に連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを予め定めた目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、前記コントローラは、前記バッテリーの充電に許容される電力として充電許容電力を取得し、前記充電許容電力が予め定めた基準電力量よりも小さい場合に、前記自動停止の実行を禁止することを特徴とするものである。
また、この発明における前記コントローラは、前記自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定するように構成してもよい。
一方、この発明は、エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに動力伝達可能に連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを予め定めた目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、前記コントローラは、前記バッテリーの電流値に基づいて、前記バッテリーの劣化状態を定量的に推定した電池ダメージを算出し、前記電池ダメージが予め定めた基準ダメージ量よりも大きい場合に、前記自動停止の実行を禁止することを特徴とするものであってもよい。
また、この発明における前記コントローラは、前記自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、前記電池ダメージに基づいて、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定するように構成してもよい。
更に、この発明は、エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを所定の目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、前記コントローラは、前記バッテリーの電流値に基づいて、前記バッテリーの劣化状態を定量的に推定した電池ダメージを算出し、前記自動停止を実行するのに先立って、予め、前記電池ダメージに基づいて、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定することを特徴とするものであってもよい。
そして、この発明における前記コントローラは、前記電池ダメージが大きいほど前記時間間隔を長くするように構成してもよい。
この発明で制御の対象にするハイブリッド車両は、駆動力源として、エンジンおよびモータを備えている。また、モータに対して電力の授受を行う、すなわち、モータに電力を供給するとともに、モータが発電した回生電力で充電される(蓄電する)バッテリーを備えている。モータは、エンジンのクランクシャフトに動力伝達可能に連結されており、エンジンの出力トルクにより駆動されて発電する。言い換えると、モータは、エンジンの出力トルクを受けて回生される際に、回生トルク(制動トルク)をクランクシャフトに付加し、クランクシャフトの回転を制動する。そして、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、例えば、アイドリングストップや走行モードの切り替えの際に、エンジンの自動停止および再始動を行う。エンジンを自動停止する際には、エンジン停止位置制御を実行する。エンジン停止位置制御は、モータの回生トルクでエンジンのクランクシャフトを制動し、クランクシャフトの回転位置が所定の目標停止位置範囲内に収まるように、クランクシャフトの回転を止めて、エンジンの運転を停止させる。それにより、速やかに、かつ、スムーズにエンジンの自動停止を行うことができる。また、エンジンの再始動時の始動性を向上させることができる。
更に、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、バッテリーの充電許容電力(入力制限)が、バッテリーの入力制限の下限を設定した基準電力量よりも小さい場合に、エンジンの自動停止の実行を禁止する。バッテリーの充電許容電力が小さく、モータの回生電力を充電できない状態では、モータの回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行することができない。仮に、そのような状態でエンジンの自動停止が行われると、クランクシャフトを目標停止位置範囲内に確実に停止させることができなくなり、その後の再始動が適切に実行できなくなってしまう可能性がある。そこで、この発明のハイブリッド車両の制御装置では、バッテリーの充電許容電力が小さく、モータの回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行できない場合には、エンジンの自動停止の実行が禁止される。そのため、エンジン停止位置制御に失敗してしまうことを回避できる。
また、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、上記のようにエンジンの自動停止の実行を禁止する際には、そのエンジンの自動停止の実行を禁止することに先立って、予め、エンジンの自動停止の実行が禁止される時間間隔が設定されている。言い換えると、エンジンの自動停止が実行可能になるインターバル時間が予め設定されている。そのため、バッテリーの充電許容電力を基に、エンジンの自動停止の実行を禁止することと合わせて、その自動停止の実行を禁止する時間間隔が予め設定されていることにより、エンジンの自動停止が長期間にわたって禁止されてしまうことを回避できる。
一方、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、バッテリーの電池ダメージが、基準ダメージ量よりも大きい場合に、エンジンの自動停止の実行を禁止する。電池ダメージは、バッテリーの電流値を基にバッテリーの劣化状態を定量的に推定した指標である。この電池ダメージが大きくバッテリーの劣化が進行した状態では、バッテリーの充電許容電力が小さくなり、モータの回生電力をバッテリーで充電できない場合がある。仮に、そのような状態でエンジンの自動停止が行われると、クランクシャフトを目標停止位置範囲内に確実に停止させることができなくなり、その後の再始動が適切に実行できなくなってしまう可能性がある。そこで、この発明のハイブリッド車両の制御装置では、バッテリーの電池ダメージが大きく、モータの回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行できない可能性のある場合には、エンジンの自動停止の実行が禁止される。そのため、エンジン停止位置制御に失敗してしまうことを回避できる。
また、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、上記のようにエンジンの自動停止の実行を禁止する際には、そのエンジンの自動停止の実行を禁止することに先立って、予め、エンジンの自動停止の実行が禁止される時間間隔が設定されている。言い換えると、エンジンの自動停止が実行可能になるインターバル時間が予め設定されている。そのため、バッテリーの電池ダメージを基に、エンジンの自動停止の実行を禁止することと合わせて、その自動停止の実行を禁止する時間間隔が予め設定されていることにより、エンジンの自動停止が長期間にわたって禁止されてしまうことを回避できる。
更に、この発明のハイブリッド車両の制御装置は、エンジンの自動停止を行う際には、そのエンジンの自動停止を実行をすることに先立って、予め、エンジンの自動停止の実行が禁止される時間間隔が設定されている。言い換えると、エンジンの自動停止が実行可能になるインターバル時間が予め設定されている。そのため、エンジンの自動停止を実行することと合わせて、その自動停止の実行を禁止する時間間隔が予め設定されていることにより、エンジンの自動停止が長期間にわたって禁止されてしまうことを回避できる。
なお、この発明のハイブリッド車両の制御装置では、エンジンの自動停止の実行を禁止する時間間隔は、バッテリーの電池ダメージに基づいて設定される。例えば、電池ダメージが大きいほど時間間隔が長くなるように設定される。モータの回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行した場合に、バッテリーに充電されるモータの回生電力はわずかであるため、エンジン停止位置制御を実行することによってバッテリーが満充電状態になるケースは少ない。それに対して、バッテリーの電池ダメージが大きくなると、バッテリーの充電に支障を来す懸念がある。この発明のハイブリッド車両の制御装置では、バッテリーの電池ダメージに基づいて自動停止の実行を禁止する時間間隔が予め設定されていることにより、実際のバッテリーの状態に即して、エンジンの自動停止の実行、および、その自動停止の実行を禁止する制御を適切に行うことができる。
したがって、この発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、エンジンのクランクシャフトに連結するモータの回生トルクでエンジン停止位置制御を実行するハイブリッド車両を対象にして、エンジンの自動停止および再始動を適切に実行することができる。
従来技術のエンジン停止位置制御における課題を説明するための図であって、モータの回生トルクでエンジン停止位置制御を実行する場合のエンジンの停止時間と、成り行きで(または、モータの力行トルクで)エンジン停止位置制御を実行する場合のエンジンの停止時間とを比較したイメージを示すタイムチャートである。 この発明で制御の対象にするハイブリッド車両を説明するための図であって、そのハイブリッド車両の構成および制御系統の一例を示す図である。 この発明のハイブリッド車両の制御装置によって実行される制御を説明するための図であって、バッテリーの充電許容電力に基づいてエンジンの自動停止の禁止を判断する制御を示すフローチャートである。 この発明のハイブリッド車両の制御装置によって実行される制御を説明するための図であって、バッテリーの電池ダメージに基づいてエンジンの自動停止の禁止を判断する制御を示すフローチャートである。 この発明のハイブリッド車両の制御装置によって実行される制御を説明するための図であって、充電許容電力と電池ダメージとの関係、および、基準ダメージ量等を示す図である。 この発明のハイブリッド車両の制御装置によって実行される制御を説明するための図であって、バッテリーの電池ダメージに基づいてエンジンの自動停止を禁止する時間間隔(エンジン停止インターバル時間)を設定する制御を示すフローチャートである。 この発明のハイブリッド車両の制御装置によって実行される制御を説明するための図であって、電池ダメージに応じて大きい値に設定する時間間隔(エンジン停止インターバル時間)等を示す図である。
この発明の実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、この発明を具体化した場合の一例に過ぎず、この発明を限定するものではない。
この発明の実施形態で制御の対象にする車両は、駆動力源としてエンジンおよびモータを搭載したハイブリッド車両である。モータは、エンジンのクランクシャフトに動力伝達可能に連結されており、エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能な構成になっている。そして、そのモータに対して電力の授受が可能なバッテリーを備えている。図2に、この発明の実施形態で制御の対象にするハイブリッド車両の構成の概要を示してある。
図2に示す車両Veは、いわゆる、マイルドハイブリッド、あるいは、48Vハイブリッドなどと称されるハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車両であって、駆動力源として、エンジン(ENG)1、および、モータ(MG)2を備えている。また、車両Veは、高圧バッテリー(High-Voltage Battery)3、および、自動変速機(T/M)4を備えている。そして、車両Veは、各種制御を実行するために、検出部5、および、コントローラ(ECU)6を備えている。
エンジン1は、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど、燃料を燃焼させて動力(機械的エネルギ)を得る内燃機関である。エンジン1は、出力の調整、ならびに、始動および停止などの作動状態が電気的に制御されるように構成されている。ガソリンエンジンであれば、スロットルバルブの開度、燃料の供給量または噴射量、点火の実行および停止、ならびに、点火時期などが電気的に制御される。ディーゼルエンジンであれば、燃料の噴射量、燃料の噴射時期、あるいは、EGRシステムにおけるスロットルバルブの開度などが電気的に制御される。
モータ2は、エンジン1のクランクシャフト1aに動力伝達可能に連結されている。したがって、モータ2は、エンジン1の出力トルクによって駆動され、回生して発電可能なように構成されている。図2に示す例では、モータ2は、上述のマイルドハイブリッドシステム、あるいは、48Vハイブリッドシステムで用いられるいわゆるモータージェネレータであり、エンジン1をクランキングするスタータモータ、エンジン1の出力をアシストするアシストモータ、および、発電機(ジェネレータ、または、オルタネータ)として機能する。
また、図2に示す例では、モータ2は、モータ2が出力するトルクを、ベルト伝動機構7を介してエンジン1に伝達し、エンジン1をクランキングする。ベルト伝動機構7は、プーリと、プーリに巻き掛けられる伝動ベルトとによって構成される巻き掛け伝動機構である。ベルト伝動機構7は、エンジン1のクランクシャフト1aに一体に取り付けられた大径プーリ7a、モータ2の出力軸2aに一体に取り付けられた小径プーリ7b、および、それらプーリ7a,7bに巻き掛けられた伝動ベルト7cによって構成されている。なお、図2に示す例では、エアコンディショナ用のコンプレッサ(A/C Compressor)8が、ベルト伝動機構7と同様のベルト伝動機構9によって、エンジン1に接続されている。また、ベルト伝動機構7、および、ベルト伝動機構9は、伝動ベルト7cを共用して一体的に動力伝達を行う、いわゆる多軸伝動の構成であってもよい。
高圧バッテリー3は、この発明の実施形態における“バッテリー”に相当するものであり、モータ2に対して電力の授受が可能なように、モータ2に電気的に接続されている。高圧バッテリー3は、例えば、定格電圧が48Vのリチウムイオン電池などで構成される二次電池であり、車両Veの発進時や加速時に、モータ2に電力を供給する。そして、モータ2が出力するトルクで車両Veの駆動力をアシストする。また、高圧バッテリー3は、車両Veの減速時には、モータ2で発電した電力によって充電される。また、図2に示す例では、モータ2で発電した電力は、DC・DCコンバータ(DC/DC)10で、電圧が変換され、例えば、定格電圧が12Vの低圧バッテリー(Low-Voltage Battery)11を充電する。低圧バッテリー11は、従来、一般的に用いられている鉛蓄電池などの二次電池であり、スタータモータ(Starter)12、および、補機類(Accessories)13などに電力を供給する。なお、スタータモータ12は、従来、一般的に用いられているエンジン始動用のモータであり、低圧バッテリー11から供給される電力で駆動され、エンジン1をクランキングする。
自動変速機4は、トルクコンバータ(図示せず)を介して、エンジン1の出力側に連結されている。自動変速機4は、エンジン1の回転数を変速するとともに、エンジン1が出力するトルクを、ドライブシャフト(図示せず)等を介して、駆動輪(図示せず)に伝達する。自動変速機4は、従来、一般的に用いられている車両用の変速機であり、例えば、複数の遊星歯車機構(図示せず)の間の動力伝達状態を制御するステップ式(有段)の自動変速機である。あるいは、ベルト式無段変速機やデュアルクラッチトランスミッションなどの他の形式の変速機であってもよい。
なお、この図2に示す例のような48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載する車両Veでは、基本的に、モータ2のみの出力による通常の走行は想定していない。但し、例えば、車両Veの発進時、あるいは、極低速走行時に、モータ2のみの出力による、いわゆるクリープ走行や、それに準ずる極低速で低負荷の走行が可能である。そのため、この発明の実施形態では、上記のようなモータ2も広義の駆動力源としている。また、この発明の実施形態における車両Veは、図2に示す例のような構成の車両Veに限らず、エンジン1、および、エンジン1のクランクシャフト1aに動力伝達可能に連結したモータ2(モータージェネレータ)を備えた、他の構成のハイブリッド車両であってもよい。
検出部5は、車両Veを制御する際に必要な各種のデータや情報を取得するための機器あるいは装置であり、例えば、電源部、マイクロコンピュータ、センサー、および、入出力インターフェース等を含む。特に、この発明の実施形態における検出部5は、エンジン1、および、モータ2をそれぞれ制御するためのデータを検出する。例えば、検出部5は、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサー5a、モータ2の回転数を検出するモータ回転数センサー5b、高圧バッテリー3の電流値を検出するバッテリー電流センサー5c、高圧バッテリー3の充電状態(SOC)を検出するSOCセンサー5d、高圧バッテリー3の温度を検出するバッテリー温度センサー5e、および、制御内容の経過時間等を計測するタイマー5fなどの各種センサー・機器を有している。そして、検出部5は、後述するコントローラ6と電気的に接続されており、上記のような各種センサーや機器・装置等の検出値または算出値に応じた電気信号を検出データとしてコントローラ6に出力する。
コントローラ6は、例えば、マイクロコンピュータを主体にして構成される電子制御装置であり、主に、エンジン1、および、モータ2の動作をそれぞれ制御する。コントローラ6には、上記の検出部5で検出または算出された各種データが入力される。コントローラ6は、入力された各種データおよび予め記憶させられているデータや計算式等を使用して演算を行う。そして、コントローラ6は、その演算結果を制御指令信号として出力し、上記のような、エンジン1、および、モータ2の動作等をそれぞれ制御するように構成されている。特に、この発明の実施形態におけるコントローラ6は、例えば、エンジン1のアイドリングストップや、車両Veの走行モードを切り替える際に、エンジン1の自動停止および再始動を実行する。
また、コントローラ6は、上記のような車両Veを制御対象にして、エンジン1を自動停止する際には、エンジン停止位置制御を実行する。エンジン停止位置制御は、モータ2を発電機として駆動し、その際の発生するモータ2の回生トルク(すなわち、制動トルク)でエンジン1のクランクシャフト1aを制動して、クランクシャフト1aの回転位置が所定の目標停止位置範囲内に収まるように、クランクシャフト1aの回転を止める。すなわち、エンジン1の運転を停止させる。モータ2の回生トルクでこのエンジン停止位置制御を実行することにより、速やかに、かつ、スムーズにエンジンの自動停止を行うことができる。そして、エンジン停止位置制御によってクランクシャフト1aを目標停止位置範囲内に停止させることにより、エンジン1の再始動をスムーズに行うことができ、エンジン1の再始動時の始動性を向上させることができる。なお、図2では一つのコントローラ6だけを図示しているが、コントローラ6は、制御する装置や機器毎に、あるいは制御内容毎に、複数設けられていてもよい。
前述したように、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置は、上記のようなモータ2の回生トルクでエンジン停止位置制御を実行する車両Veを対象にして、エンジン1の自動停止および再始動を適切に実行することを目的にして構成されている。そのためにコントローラ6で実行される制御の一例を、図3のフローチャートに示してある。
図3のフローチャートにおいて、先ず、ステップS1では、高圧バッテリー3の充電許容電力が算出される。充電許容電力は、高圧バッテリー3の充電に許容される電力の入力制限であり、この充電許容電力が残っている分、高圧バッテリー3を充電することができる。充電許容電力は、従来の制御技術と同様に、高圧バッテリー3の温度およびSOCの検出値などに基づいて算出することができる。なお、充電許容電力は、“充電制限電力”、“入力制限”、“Win”などと称され、負数で表される場合もある。但し、この発明の実施形態の説明では、充電許容電力は、絶対値として扱い、例えば、後述する図5のグラフでは、正数として表している。
ステップS2では、算出された充電許容電力が基準電力量よりも小さいか否かが判断される。基準電力量は、算出された充電許容電力を基に、モータ2の回生電力を高圧バッテリー3に充電可能であるか否かを判断するための閾値である。基準電力量は、実験やシミュレーション等の結果を基に予め定められている。充電許容電力が基準電力量以上であれば、モータ2の回生電力を高圧バッテリー3に充電可能である、すなわち、モータ2の回生トルクでエンジン停止位置制御を実行することが可能であると判断される。
したがって、充電許容電力が基準電力量以上であることにより、このステップS2で否定的に判断された場合は、ステップS3へ進み、エンジン1の自動停止の実行が許可される。そして、ステップS3でエンジン1の自動停止の実行を許可する状態が設定される、または、継続されると、この図3のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
それに対して、充電許容電力が基準電力量よりも小さいことにより、ステップS2で肯定的に判断された場合には、ステップS4へ進み、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。そして、ステップS4でエンジン1の自動停止の実行を禁止する状態が設定される、または、継続されると、この図3のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
一方、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置では、次の図4のフローチャートに示すように、高圧バッテリー3の電池ダメージに基づいてエンジン1の自動停止の禁止を判断するように制御することもできる。
図4のフローチャートにおいて、先ず、ステップS11では、高圧バッテリー3の電池ダメージが算出される。電池ダメージは、高圧バッテリー3の電流値に基づいて、高圧バッテリー3の劣化状態を定量的に推定した値である。高圧バッテリー3の劣化が進行して電池ダメージの値が大きくなった状態では、高圧バッテリー3の充電に許容される電力が制限され、充電許容電力が小さくなる。そのため、この図4のフローチャートで示す制御では、電池ダメージが大きい場合に、エンジン1の自動停止の実行を禁止する。
なお、電池ダメージは、従来の制御技術と同様に、高圧バッテリー3に対して入出力される電気の電流値に基づいて算出することができる。例えば、特開2021-93258号公報の明細書には、バッテリーに対して入出力される電気の電流値、および、その通電時間に基づく、バッテリー内の塩濃度の偏りに起因したバッテリーの“ダメージ量”の算出方法、ならびに、その“ダメージ量”の積算値を用いて算出されるバッテリーの“劣化度”に関する記載がある。そのような公知の制御技術と同様に、あるいは、公知の制御技術を参照して、この発明の実施形態における電池ダメージ(ダメージ量)を求めることができる。
ステップS12では、算出された電池ダメージが基準ダメージ量よりも大きいか否かが判断される。基準ダメージ量は、算出された電池ダメージを基に、モータ2の回生電力を高圧バッテリー3に充電可能であるか否かを判断するための閾値である。基準ダメージ量は、実験やシミュレーション等の結果を基に予め定められている。電池ダメージが基準ダメージ量未満であれば、モータ2の回生電力を高圧バッテリー3に充電可能である、すなわち、モータ2の回生トルクでエンジン停止位置制御を実行することが可能であると判断される。
したがって、電池ダメージが基準ダメージ量未満であることにより、このステップS12で否定的に判断された場合は、ステップS13へ進み、エンジン1の自動停止の実行が許可される。そして、ステップS13でエンジン1の自動停止の実行を許可する状態が設定される、または、継続されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
それに対して、電池ダメージが基準ダメージ量よりも大きいことにより、ステップS12で肯定的に判断された場合には、ステップS14へ進み、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。そして、ステップS14でエンジン1の自動停止の実行を許可する状態が設定される、または、継続されると、この図4のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
上記のように、高圧バッテリー3の劣化が進行して電池ダメージの値が大きくなると、高圧バッテリー3の充電許容電力が小さくなる。それとともに、電池ダメージは長期にわたって蓄積した結果であるので、電池ダメージが所定のダメージ量を超えて大きくなり、一旦、充電許容電力が低下すると、その充電許容電力が回復するのに長い時間を要することになる。例えば、図5に示すように、電池ダメージに基づいてエンジン1の自動停止の禁止を判断する場合、その際の判断閾値として、上述したような基準ダメージ量dが設定される。また、その基準ダメージ量dに対して、制御のハンチングを避けるために、自動停止の禁止を解除する方向にヒステリシスを持たせた基準ダメージ量d(d<d)が設定されてもよい。そのような場合には、電池ダメージが基準ダメージ量dを超えてエンジン1の自動停止が禁止された際に、電池ダメージから回復して、自動停止の禁止が解除されるまでに一層時間を要してしまう。
そこで、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置では、高圧バッテリー3の充電許容電力または電池ダメージに基づいて、エンジン1の自動停止の禁止を判断することに加えて、その自動停止の実行を禁止する場合に、その自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、自動停止の実行を禁止する時間間隔(期間)が設定される。次の図6のフローチャートでは、高圧バッテリー3の電池ダメージに基づいて、エンジン1の自動停止の禁止を判断するとともに、エンジン1の自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する制御の例を示してある。
図6のフローチャートにおいて、先ず、ステップS21では、高圧バッテリー3の電池ダメージが算出される。上述のように、電池ダメージは、従来の制御技術と同様に、高圧バッテリー3に対して入出力される電気の電流値に基づいて算出することができる。
ステップS22では、エンジン停止インターバル時間が算出される。エンジン停止インターバル時間は、エンジン1の自動停止の実行を禁止する時間間隔である。このエンジン停止インターバル時間が設定されると、高圧バッテリー3の充電許容電力または電池ダメージに基づいてエンジン1の自動停止の実行が禁止される際に、エンジン停止インターバル時間が経過するまでの期間、その自動停止の実行が禁止される。すなわち、この図6のフローチャートに示す制御では、後述するステップS24でエンジン1の自動停止の実行を禁止する制御に先立って、予め、エンジン1の自動停止の実行を禁止する時間間隔(エンジン停止インターバル時間)が設定される。
なお、エンジン停止インターバル時間(エンジン1の自動停止の実行を禁止する時間間隔)は、電池ダメージの大きさに応じて変化するように設定してもよい。前述の図5に示したように、高圧バッテリー3の充電許容電力(Win)は、電池ダメージが小さい間はほぼ一定である。但し、電池ダメージが大きくなり、所定のダメージ量dを超えると、充電許容電力は、電池ダメージが増加するにつれて低下する(0に近くなる)。そのような高圧バッテリー3の特性に基づいて、図7に示すように、電池ダメージがダメージ量dを超える領域で、エンジン停止インターバル時間を、電池ダメージが大きいほど、長い時間となるように設定してもよい。
ステップS23では、エンジンON時間がエンジン停止インターバル時間よりも短いか否かが判断される。エンジンON時間は、エンジン1を連続して運転している時間である。このエンジンON時間がエンジン停止インターバル時間よりも短い間、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。すなわち、エンジン1を連続運転している時間がエンジン停止インターバル時間に到達するまで、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。
したがって、エンジンON時間がエンジン停止インターバル時間よりも短いことにより、このステップS23で肯定的に判断された場合は、ステップS24へ進み、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。要するに、エンジン停止インターバル時間が経過するまで、エンジン1の自動停止の実行が禁止され、エンジン1の連続運転が継続される。そして、このステップS24でエンジン1の自動停止の実行を禁止する状態が設定される、または、継続されると、この図6のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
一方、エンジンON時間がエンジン停止インターバル時間以上であることにより、ステップS23で否定的に判断された場合には、ステップS25へ進み、エンジン1の自動停止の実行が許可される。要するに、エンジン停止インターバル時間が経過したことにより、エンジン1の自動停止の実行が許可され、エンジン1を自動停止させることが可能な状態になる。そして、ステップS245エンジン1の自動停止の実行を許可する状態が設定される、または、継続されると、この図6のフローチャートで示すルーチンを一旦終了する。
なお、上記の図6のフローチャートで示した制御は、前述の図3のフローチャートまたは図4のフローチャートで示した制御と併行して、もしくは、複合的に実行されてもよい。あるいは、各フローチャートで示した制御は、それぞれ、単独で、もしくは、選択的に実行されてもよい。
例えば、図3のフローチャートで示した制御内容と、図6のフローチャートで示した制御内容の一部とを組み合わせて、“バッテリーの充電許容電力に応じてエンジンの自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、エンジンの自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する”ように制御を実行してもよい。
あるいは、図6のフローチャートで示した制御内容の一部を抄出して、“バッテリーの劣化状態を定量的に推定した電池ダメージに基づいて、エンジンの自動停止を実行するのに先立って、予め、エンジンの自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する”ように制御を実行してもよい。
以上のように、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置では、高圧バッテリー3の充電許容電力が小さく、モータ2の回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行できない場合、あるいは、高圧バッテリー3の電池ダメージが大きく、モータ2の回生トルクによるエンジン停止位置制御を実行できない可能性のある場合には、エンジン1の自動停止の実行が禁止される。そのため、エンジン1の自動停止が行われてエンジン停止位置制御に失敗してしまうことを回避できる。更に、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置では、上記のようにエンジン1の自動停止の実行を禁止する際には、その自動停止の実行を禁止する時間間隔が予め設定されている。そのような時間間隔が、高圧バッテリー3の電池ダメージに基づいて設定されていることにより、エンジンの自動停止が長期間にわたって禁止されてしまうことを適切に回避できる。
したがって、この発明の実施形態におけるハイブリッド車両の制御装置によれば、エンジン1のクランクシャフト1aに連結するモータ2の回生トルクでエンジン停止位置制御を実行する車両Veを対象にして、エンジン1の自動停止および再始動を適切に実行することができる。
1 エンジン(ENG)
1a (エンジンの)クランクシャフト
2 モータ(MG)
2a (モータの)出力軸
3 高圧バッテリー(High-Voltage Battery)
4 自動変速機(T/M)
5 検出部
5a (検出部の)エンジン回転数センサー
5b (検出部の)モータ回転数センサー
5c (検出部の)バッテリー電流センサー
5d (検出部の)SOCセンサー
5e (検出部の)バッテリー温度センサー
5f (検出部の)タイマー
6 コントローラ(ECU)
7 ベルト伝動機構
7a (ベルト伝動機構の)大径プーリ
7b (ベルト伝動機構の)小径プーリ
7c (ベルト伝動機構の)伝動ベルト
8 コンプレッサ(A/C Compressor)
9 (コンプレッサ用の)ベルト伝動機構
10 DC・DCコンバータ(DC/DC)
11 低圧バッテリー(Low-Voltage Battery)
12 スタータモータ(Starter)
13 補機類(Accessories)
Ve 車両(ハイブリッド車両)

Claims (6)

  1. エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを所定の目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記バッテリーの充電に許容される電力として充電許容電力を取得し、
    前記充電許容電力が所定の基準電力量よりも小さい場合に、前記自動停止の実行を禁止する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを所定の目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記バッテリーの電流値に基づいて、前記バッテリーの劣化状態を推定した電池ダメージを算出し、
    前記電池ダメージが所定の基準ダメージ量よりも大きい場合に、前記自動停止の実行を禁止する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記自動停止の実行を禁止するのに先立って、予め、前記電池ダメージに基づいて、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. エンジンと、前記エンジンのクランクシャフトに連結し、前記エンジンの出力トルクにより駆動されて発電可能なモータと、前記モータに対して電力の授受が可能なバッテリーと、を備え、前記エンジンの自動停止および再始動を行うハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記エンジンおよび前記モータを制御するとともに、前記自動停止を行う際に、前記モータを回生させて前記クランクシャフトに制動トルクを付加し、前記クランクシャフトを所定の目標停止位置で停止させるエンジン停止位置制御を実行するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記バッテリーの電流値に基づいて、前記バッテリーの劣化状態を推定した電池ダメージを算出し、
    前記自動停止を実行するのに先立って、予め、前記電池ダメージに基づいて、前記自動停止の実行を禁止する時間間隔を設定する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項4または5に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記電池ダメージが大きいほど前記時間間隔を長くする
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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