JP2024076701A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体噴射装置に関する。
従来から、対象物に対して液体を噴射させる様々な液体噴射装置が使用されている。このような液体噴射装置のうち、連続状態で噴射された液体が液滴となる液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置がある。例えば、特許文献1には、高圧に加圧した液体に気体を混入させてノズルから該液体を噴射することで、液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させることが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されるような液滴化された液滴を対象物に衝突させる構成の従来の液体噴射装置においては、高速で液体を噴射する場合、液滴化距離が長くなっていた。液滴化距離が長くなると、噴射部から対象物までの間隔を長くしなければならないので、作業空間を広く確保しなければいけなくなるなど、作業性は低下する。そこで、様々な条件で液滴化させるため、本発明者らは、例えば、特許文献2に開示されるように、圧電素子を用いて液体を振動させる技術を組み合わせることを考えた。しかしながら、単純にこれらの技術を組み合わせただけでは、様々な条件で液滴化させることは困難であった。
上記課題を解決するための本発明の液体噴射装置は、液体を噴射するノズルと、前記液体を前記ノズルまで搬送する液体搬送管と、前記液体、前記ノズル及び前記液体搬送管のうちの少なくともいずれか1つに接し、振動を生成する振動生成部と、を備え、前記振動生成部は、振動板と、前記振動板上に配置され互いに共振周波数の異なる複数の振動素子と、を有することを特徴とする。
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体噴射装置は、液体を噴射するノズルと、前記液体を前記ノズルまで搬送する液体搬送管と、前記液体、前記ノズル及び前記液体搬送管のうちの少なくともいずれか1つに接し、振動を生成する振動生成部と、を備え、前記振動生成部は、振動板と、前記振動板上に配置され互いに共振周波数の異なる複数の振動素子と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体噴射装置は、液体を噴射するノズルと、前記液体を前記ノズルまで搬送する液体搬送管と、前記液体、前記ノズル及び前記液体搬送管のうちの少なくともいずれか1つに接し、振動を生成する振動生成部と、を備え、前記振動生成部は、振動板と、前記振動板上に配置され互いに共振周波数の異なる複数の振動素子と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、振動生成部は振動板上に共振周波数の異なる複数の振動素子を有する。すなわち、共振周波数の異なる複数の振動素子を所望の条件に合わせて駆動し分けることができる。したがって、液体を連続流で噴射するとともに該連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させることが可能な液体噴射装置において様々な条件で液滴化させることができる。
本発明の第2の態様の液体噴射装置は、前記第1の態様において、前記振動素子として、第1振動素子と、第2振動素子と、を有し、前記第1振動素子と前記第2振動素子とは、前記液体の噴射方向と交差する方向に並んで配置されることを特徴とする。
本態様によれば、振動素子として第1振動素子と第2振動素子とを有し、第1振動素子と第2振動素子とは液体の噴射方向と交差する方向に並んで配置される。このため、第1振動素子と第2振動素子とを並べるという簡単な構成で振動生成部を構成することができる。
本発明の第3の態様の液体噴射装置は、前記第2の態様において、前記第1振動素子は、前記第2振動素子よりも共振周波数が高く、前記第2振動素子よりも前記ノズルに近い位置に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、第2振動素子よりも共振周波数が高い第1振動素子が第2振動素子よりもノズルに近い位置に配置される。このような構成とすることで、微細な作業に好適な液体噴射装置とすることができる。
本発明の第4の態様の液体噴射装置は、前記第1の態様において、前記振動素子として、第1振動素子と、第2振動素子と、を有し、前記第2振動素子は、前記第1振動素子を囲むように配置されることを特徴とする。
本態様によれば、振動素子として第1振動素子と第2振動素子とを有し、第2振動素子は第1振動素子を囲むように配置される。このような構成とすることで、第1振動素子及び第2振動素子のいずれの振動素子もノズルに近い位置に配置させることが可能になり、ノズルに近い位置において所望の共振周波数にする精度を高くすることができる。
本発明の第5の態様の液体噴射装置は、前記第4の態様において、前記第1振動素子は、前記第2振動素子よりも共振周波数が高く、前記第2振動素子よりも前記ノズルに近い位置に配置されることを特徴とする。
本態様によれば、第2振動素子よりも共振周波数が高い第1振動素子が第2振動素子よりもノズルに近い位置に配置される。このような構成とすることで、液滴化効果を高くすることができる。
本発明の第6の態様の液体噴射装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記振動生成部が振動を生成しない状態で前記ノズルから噴射した前記液体が複数の液滴となって飛翔し所定の位置を単位時間に通過する前記液滴の個数を自己液滴化周波数とするとき、前記振動素子の少なくとも1つが生成する振動の周波数は、前記自己液滴化周波数の1.5倍以下であることを特徴とする。
本態様によれば、振動生成部が生成する振動の周波数は自己液滴化周波数の1.5倍以下である。振動生成部が生成する振動の周波数を大きくしすぎると適正に液滴化することができない場合があるが、振動生成部が生成する振動の周波数を自己液滴化周波数の1.5倍以下とすることで、適正に液滴化しなくなることを抑制することができる。
本発明の第7の態様の液体噴射装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、複数の前記振動素子は、互いに厚みが異なることを特徴とする。
本態様によれば、複数の振動素子は互いに厚みが異なる。このため、例えば同じ材料を用いて共振周波数の異なる複数の振動素子を形成することができる。
本発明の第8の態様の液体噴射装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、複数の前記振動素子は、互いに材質が異なることを特徴とする。
本態様によれば、複数の振動素子は互いに材質が異なる。このため、例えば同じ大きさや厚みの複数の振動素子で、共振周波数の異なる複数の振動素子を形成することができる。
本発明の第9の態様の液体噴射装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記振動板は、前記液体の噴射方向において前記振動素子の形成面が前記ノズルと対向することを特徴とする。
本態様によれば、振動板は液体の噴射方向において振動素子の形成面がノズルと対向する。このため、複数の振動素子が液体の噴射方向に沿う方向に振動する振動生成部を形成することができる。
本発明の第10の態様の液体噴射装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記振動板は、前記液体の噴射方向において前記ノズルと並んで配置されるとともに前記振動素子の形成面が前記液体の噴射方向と交差する方向に面することを特徴とする。
本態様によれば、振動板は液体の噴射方向においてノズルと並んで配置されるとともに振動素子の形成面が液体の噴射方向と交差する方向に面する。このため、複数の振動素子が液体の噴射方向と交差する方向に振動する振動生成部とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。最初に、図1を参照して本発明の一実施例に係る液体噴射装置1の概要について説明する。ここで、本実施例の液体噴射装置1は、例えば歯科治療用等で用いることができる。液体噴射装置1を、歯科治療用等で用いる場合、少水量、高速の噴射液体をノズル26直近で液滴化することが必要である。そのためには液体室25内のアクチュエーターで流量脈動を誘起し、液滴化距離Lを短縮させることが可能である。この液滴化周波数は、流量脈動無しで液滴化する自己液滴化周波数が最も安定し、液滴化距離Lも短縮できる。自己液滴化周波数は流量とノズル26の内径によって概ね決まってくる。
一方、破砕除去を目的とする齲蝕の状態によって、流量を変化させることによって噴射液体速度を変化させることが望ましい。その際には自己液滴化周波数は異なってしまうため、単一のアクチュエーターでは、最も効率の良い共振周波数で使用することができなくなってしまう。ここで、アクチュエーターの共振周波数とは、液体室25に設置され、ダイアフラム41等を介して、液体3と接した場合の共振周波数である。また、自己液滴化周波数以外の周波数で流量脈動させることによって、液滴径を変化させることができる。液滴体積は液滴径の3乗に比例するため、同一流量すなわち同一速度であれば、液滴径が大きいほど破砕力が高くなる。従って、使用目的に応じて、液滴径を制御できる構成とすることで、この点でも有用となる。
図1に示す液体噴射装置1は、液体3を噴射するヘッド部2と、噴射する液体3を送る送液ポンプ6と、噴射する液体3を貯留するタンク8と、タンク8と送液ポンプ6とをつなぐ液体吸引チューブ7と、送液ポンプ6とヘッド部2とをつなぐ送液チューブ9と、を備えている。また、ヘッド部2への駆動信号線51と送液ポンプ6への制御信号線52とを有する制御装置5を備えている。
ユーザーは、このような構成の液体噴射装置1を用い、把持部21を把持し、ヘッド部2から液体3を噴射させ、所望の対象物に液体3を衝突させることにより、各種作業を行う。各種作業とは、例えば、歯科治療が挙げられるが、歯科治療以外でも、対象物に関して、洗浄、バリ取り、剥離、はつり、切除、切開、破砕等することが挙げられる。本実施例の液体噴射装置1は、ヘッド部2に設けられたノズル26から噴射方向bに連続状態で噴射された液体3の連続流3aが液滴3bとなる液滴化された状態で該液滴3bを対象物に衝突させる液体噴射装置である。
次に、液体噴射装置1の要部であるヘッド部2について図2を参照して詳細に説明する。ヘッド部2は、図2で表されるように、把持部21内において液体搬送管を構成する導入流路23、流入流路開口部24、を有している。タンク8からヘッド部2に対して方向aに流入した液体3は、導入流路23及び流入流路開口部24を通り、液体室25に導かれ、図1で表されるようにノズル26から高速の連続流3aとして噴射方向bに噴射される。
液体室25は、振動生成部としての役割をする上ケース31と、上ケース31に設けられた穴部に設置された振動素子42と、振動板であるダイアフラム41と、下ケース20と、によって構成された空間である。ここで、振動素子42として、厚みの異なる単板圧電素子42a(第1振動素子)及び単板圧電素子42b(第2振動素子)を有している。また、図6などで表されるように、ダイアフラム41として、単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bの液体室25側に夫々固着された金属薄膜からなるダイアフラム41a及びダイアフラム41bを有している。単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bは、BaTiO3、PZT、PbTiO3等によるセラミック系の圧電素子であり、数百kHzでの共振周波数の調整も容易で、早い流速での液滴化が可能になる。
次に、本実施例の液体噴射装置1の具体的動作について説明する。また、併せて、流量脈動による液滴化促進時の効果についても説明する。図1に示す制御装置5からの制御信号線52を介して送液ポンプ6にポンプ駆動信号が送られることにより送液ポンプ6は、液体3をタンク8から液体吸引チューブ7を通じて吸引し送液チューブ9に高圧で送液し、ヘッド部2に送る。噴射液体4は例えば図2の矢印aに示すように流入流路開口部24を通り、液体室25に流入する。
まず、液滴化促進を行わない場合、ノズル26から噴射された液体3は、図2で表されるように、連続流3aとして噴射され、やがて液体3自体の持つ表面張力によって分断されて、液滴3bとして飛翔する。この時、単位時間あたりに生成される液滴3bの数を自己液滴化周波数と呼ぶ。別の表現をすると、振動生成部が振動を生成しない状態でノズル26から噴射した液体3が複数の液滴3bとなって飛翔し所定の位置を単位時間に通過する液滴3bの個数を自己液滴化周波数とする。
液体3が対象物に衝突した際に、対象物が液体3から受ける力は、連続流3a状態のときには、動作液体の速度をV、動作液体密度をρとして、1/2×ρ×V2の淀み点圧として与えられる。一方、液滴3b状態では、液体3中での音速をCとして、ρ×C×Vで示される衝撃圧となる。例えば水中での音速は約1500m/sであるため、液体3の噴射速度が100m/sの場合、連続流3a状態に対し液滴化した状態では対象物に与える力が30倍になり、破砕や切除が同一流量でも極めて効果的に行うことができる。
しかし、液滴化促進を行わない場合、連続流3a状態が長く続くので、ノズル26から対象物までの距離を長くとらないと破砕や切除に効果的な液滴3b状態で対象物に液体3があたらない。そこで、本実施例の液体噴射装置1においては、上ケース31に、液体室25、ダイアフラム41(ダイアフラム41a及びダイアフラム41b)、振動素子42(単板圧電素子42a及び単板圧電素子42b)によって、振動生成部が形成される。送液ポンプ6により、液体3が圧送されノズル26から液体3が噴射されている状態で、駆動信号線51により振動素子42の一方にその共振周波数の交流電圧が印加させると、単板圧電素子42aまたは単板圧電素子42bは共振周波数で厚み方向(本実施例では噴射方向bに沿う方向)に振動する。その振動はダイアフラム41aまたはダイアフラム41bを介して液体室25の液体3に伝えられこの振動がノズル26から噴射する液体3に伝達されて液滴化が促進される。
ここで、上記の動作概念について図2から図5を用いて説明する。図2から図5で表されるように、薄い単板圧電素子42aと厚い単板圧電素子42bとが、ダイアフラム41を介して液体3に接している。セラミック系の単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bにおいて、単体での共振周波数fはf=N/tで示される。ここで、Nは厚み方向の振動の周波数定数であり、tは厚さである。つまり薄いほうが共振周波数は高くなる。振動素子42がダイアフラム41を介して液体3に接する場合、ダイアフラム41の質量や液体3の質量、粘性によりこの式とは異なり複雑になるが、共振周波数には振動素子42の厚みが支配的要素である。
まず、図2を参照して、薄い単板圧電素子42a及び厚い単板圧電素子42bの両方が動作していない状態について説明する。前述したように、ノズル26から連続流3aとして噴射されたある流速の液体3は、一定距離飛翔後に表面張力によって液滴化される。なお、この際の噴射液体速度は、噴射液体速度V1であり、図2から図5の白抜き矢印の大きさは噴射液体速度の大きさを概念的に表している。
次に、厚い単板圧電素子42bのみを動作させている状態について説明する。図3は、厚い単板圧電素子42bのみを動作させている状態を表している。図3で表されるように、厚い単板圧電素子42bに、その共振周波数の交流電圧を印加すると、単板圧電素子42bは伸縮し、流量の脈動が発生し液滴化が促進されるため、液滴化距離Lを短縮できる。図2と図3を比較すると明らかなように、図2で表される液滴化距離L0に比べて、図3で表される液滴化距離L1は短い。
ここで、図3で表される場合よりも早い噴射液体速度で液滴3bを衝突させることをユーザーが望む場合、送液ポンプ6によって液体3の流量を増加させればよい。ただし、そのとき、同時に自己液滴化周波数は高くなる。そこで、そのとき、厚い単板圧電素子42bの代わりに、より高い共振周波数となる薄い単板圧電素子42aをその共振周波数で駆動することにより、液滴化を促進することができる。図4は、図3の場合よりも送液ポンプの送液圧を高くして送液するとともに薄い単板圧電素子42aのみを動作させている状態を表している。より高い共振周波数の薄い単板圧電素子42aを共振周波数で駆動することにより、液滴化が促進できる。なお、図3における液滴3bの状態の噴射液体速度V1に対して、図4における液滴3bの状態の噴射液体速度V2では、噴射液体速度が速くなっているため、自己液滴化周波数は高くなっている。
また、図3で表される場合よりも小さい液滴3bを対象物に対して衝突させることをユーザーが望む場合、図3で表される場合に対して液体3の流量を変えることなく薄い単板圧電素子42aをその共振周波数で駆動すればよい。このようにすることで、液滴3bを小さくさせるとともに液滴3bの個数を増加させて微小部分の加工等に適用することができる。図5は、図3の場合に対して送液ポンプの送液圧を変えることなく送液するとともに薄い単板圧電素子42aのみを動作させている状態を表している。図5で表されるように、図3の場合と比べて小さい液滴3bを対象物に対して多く衝突させることができる。
なお、共振周波数の異なる複数の振動素子42を設ける場合、これらを駆動する周波数の少なくとも1つは、所望の流量時の自己液滴化周波数とは異なる場合もある。しかしながら、これらのうちの少なくとも一方の周波数は、自己液滴化周波数もしくはその近傍であることが望ましい。そうすることにより、自己液滴化周波数近傍での液滴化が容易になり、液滴化しやすい自己液滴化周波数での駆動となるため、自己液滴化周波数近傍の周波数で駆動する振動素子42の面積を減らして他の振動素子42の配置面積を大きくすることができるとともに、アクチュエーターの小型化や、消費電力削減につながるためである。
さらには、振動素子42の少なくとも1つが生成する振動の周波数は、自己液滴化周波数の1.5倍以下であることが好ましい。本実施例の上ケース31のような振動生成部が生成する振動の周波数を大きくしすぎると適正に液滴化することができない場合があるが、振動生成部が生成する振動の周波数を自己液滴化周波数の1.5倍以下とすることで、適正に液滴化しなくなることを抑制することができるためである。
上記のように、本実施例の液体噴射装置1は、液体3を噴射するノズル26を備えている。また、液体3をノズル26まで搬送する液体搬送管としての、液体吸引チューブ7、送液チューブ9、導入流路23、流入流路開口部24などを備えている。また、液体3、ノズル26及び液体搬送管のうちの少なくともいずれか1つに接し、振動を生成する振動生成部としての上ケース31を備えている。そして、上ケース31は、振動板としてのダイアフラム41と、ダイアフラム41上に配置され互いに共振周波数の異なる複数の振動素子42と、を有している。このような構成としていることで、本実施例の液体噴射装置1は、共振周波数の異なる複数の振動素子42を所望の条件に合わせて駆動し分けることができる。したがって、本実施例の液体噴射装置1は、液体3を連続流3aで噴射するとともに該連続流3aを液滴化させて液滴3b状で対象物に衝突させることが可能な液体噴射装置1において様々な条件で液滴化させることができる。
また、本実施例の液体噴射装置1は、振動素子42として、第1振動素子としての単板圧電素子42aと、第2振動素子としての単板圧電素子42bと、を有している。そして、図2から図6で表されるように、単板圧電素子42aと単板圧電素子42bとは、液体3の噴射方向bと交差する方向cに並んで配置されている。このため、本実施例の液体噴射装置1は、第1振動素子としての単板圧電素子42aと第2振動素子としての単板圧電素子42bとを並べるという簡単な構成で、振動生成部としての上ケース31を構成することができている。
また、本実施例の液体噴射装置1においては、図2から図5で表されるように、複数の振動素子42である単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bは、互いに厚みが異なる。共振周波数は振動素子42の厚みに大きく影響されるので、このような構成とすることで、例えば同じ材料を用いて共振周波数の異なる複数の振動素子42を形成することができる。ただし、このような構成に限定されない。
複数の振動素子42は、互いに材質が異なる構成としてもよい。互いに材質が異なる複数の振動素子42とすることには、異なる種類の素材を用いたピエゾ素子を使用することなどのほか、磁歪アクチュエーターや静電アクチュエーター等の異種の振動素子42を用いることも含まれる。互いに材質が異なる複数の振動素子42とすることで、例えば同じ大きさや厚みの複数の振動素子42で、共振周波数の異なる複数の振動素子42を形成することができるためである。
また、本実施例の液体噴射装置1においては、図2から図5で表されるように、振動板としてのダイアフラム41は、液体3の噴射方向bにおいて振動素子42の形成面411がノズル26と対向する配置となっている。このような構成とすることで、複数の振動素子42が液体3の噴射方向bに沿う方向に振動する振動生成部を形成することができる。なお、本実施例の液体噴射装置1においては、ダイアフラム41は上ケース31のダイアフラム形成面311に形成されている。ここで、「振動素子42の形成面411」とは、ダイアフラム41において、振動素子42が配置されるダイアフラム形成面311側の面と、振動素子42が配置される側とは反対側であるノズル26と対向する側の面と、のいずれであってもよい意味である。
[実施例2]
以下に、実施例2の液体噴射装置1について図7を参照して説明する。図7は実施例1の液体噴射装置1における図6に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図7では上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下に、実施例2の液体噴射装置1について図7を参照して説明する。図7は実施例1の液体噴射装置1における図6に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図7では上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
上記のように、実施例1の液体噴射装置1においては、単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bの各々に対応して、ダイアフラム41a及びダイアフラム41bとダイアフラム41を2つ備えていた。一方、図7で表されるように、本実施例の液体噴射装置1においては、ダイアフラム41として、単板圧電素子42a及び単板圧電素子42bの両方が形成面411に配置される1つのみのダイアフラム41cを備えている。
別の表現をすると、実施例1の液体噴射装置1においては、ダイアフラム41を複数の振動素子42の夫々に配していたが、本実施例の液体噴射装置1のように、噴射方向bにおける形成面411の位置が同一ならば、複数の振動素子42を有していても図7で表されるように1枚のダイアフラム41で全体をカバーしてもよい。
なお、アクチュエーターとして誘電体を電極で挟んだ静電アクチュエーターを用いることにより、安価かつ形状自由度の高いアクチュエーターによる局面形状等の液体室設計が可能になる。さらに、アクチュエーターとしてランタノイド元素等を主原料とした超磁歪素子周囲にコイルを配した磁歪アクチュエーターを用いれば、このようなアクチュエーターは熱や振動に強いため、液体3として熱水等を用いて対象物の破砕、洗浄効果を向上することができる。
[実施例3]
以下に、実施例3の液体噴射装置1について図8及び図9を参照して説明する。図8は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。また、図9は実施例1の液体噴射装置1における図6に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1及び実施例2の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1及び実施例2の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図8及び図9では上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下に、実施例3の液体噴射装置1について図8及び図9を参照して説明する。図8は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。また、図9は実施例1の液体噴射装置1における図6に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1及び実施例2の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1及び実施例2の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図8及び図9では上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
上記のように、実施例1及び実施例2の液体噴射装置1においては、複数の振動素子42は、噴射方向bと交差する方向cに並んで配置されていた。一方、図8及び図9で表されるように、本実施例の液体噴射装置1においては、噴射方向bと沿う方向から見て振動素子42としての単板圧電素子42cの周りを囲うように振動素子42としての単板圧電素子42dが配置されている。なお、単板圧電素子42cと単板圧電素子42dの厚みは等しいが、これは、材質が異なることで共振周波数が異なる単板圧電素子を用いることで、共振周波数を変更したものである。こうすることにより、圧電素子設置面を同一面にできるため加工が容易になる。ただし、このような構成に限定されず、複数の振動素子42の各々厚みを変化させることで、共振周波数を変えてもよい。さらに、前述した静電アクチュエーターや磁歪アクチュエーターを少なくとも一方のアクチュエーターとして用いることで共振周波数を変えてもよい。
単板圧電素子42dは、単板圧電素子42cより、低い共振周波数を持つ。これは、ノズル26の近傍での振動のほうが、流量脈動効果が大きくなるため、振幅が小さくなる高い共振周波数の単板圧電素子42cをノズル26に近く配置しているためである。ただし、このような構成とはせず、単板圧電素子42dを自己液滴化周波数もしくはその近傍の周波数の共振周波数とし、単板圧電素子42cを単板圧電素子42dよりも自己液滴化周波数から離れた共振周波数としてもよい。このような構成でも、ノズル26の近傍での脈動のほうがより効果的にノズル26から噴射される液体3の液滴化を促進できるため、液滴化しにくい自己液滴化周波数と異なる周波数で容易に液体3を液滴化することができる。
なお、円形の液体室25に流入する流入流路開口部24は、オフセットされ、液体室25の接線方向(図中の方向cに沿う方向)から流入する配置となっている。このような構成とすることで、液体室25内に旋回流が発生し、軽い気泡が遠心力で、ノズル26付近に集まり容易に排出される。気泡はその圧縮性のため、微小な単板圧電素子等のアクチュエーターの変位を吸収してしまう。従って、気泡が排出されることにより、脈動の効果を上げることができるのである。
上記のように、本実施例の液体噴射装置1は、振動素子42として、第1振動素子としての単板圧電素子42c、第2振動素子としての単板圧電素子42dとを有し、単板圧電素子42dは、ダイアフラム41dの形成面411に単板圧電素子42cを囲むように配置されている。このような構成とすることで、単板圧電素子42c及び単板圧電素子42dのいずれの振動素子42をもノズル26に近い位置に配置させることが可能になり、ノズル26に近い位置において所望の共振周波数にする精度を高くすることができる。
さらには、本実施例の液体噴射装置1では、単板圧電素子42cは、単板圧電素子42dよりも共振周波数が高く、単板圧電素子42dよりもノズル26に近い位置に配置されている。このような構成とすることで、周波数が高くなれば共振周波数でもその振幅が小さくなるため、液滴化効果が高くなる。
[実施例4]
以下に、実施例4の液体噴射装置1について図10を参照して説明する。図10は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1から実施例3の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1から実施例3の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図10では上記実施例1から実施例3と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下に、実施例4の液体噴射装置1について図10を参照して説明する。図10は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1から実施例3の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1から実施例3の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図10では上記実施例1から実施例3と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
上記のように、実施例1から実施例3の液体噴射装置1においては、噴射方向bにおいてダイアフラム41における振動素子42の形成面411がノズル26と対向する配置で形成されていた。一方、図10で表されるように、本実施例の液体噴射装置1においては、ダイアフラム41(ダイアフラム41e及びダイアフラム41f)は、噴射方向bにおいてノズル26と並んで配置されるとともに振動素子42の形成面411が噴射方向bと交差する方向に面する構成となっている。このため、本実施例の液体噴射装置1は、上ケース31及び下ケース20を複数の振動素子42が噴射方向bと交差する方向に振動する振動生成部とすることができている。このような構成とすることで、ペン型の液体噴射装置1の先端から液体3を噴射する構造が構築でき、微細加工や微細洗浄に有効な構造とすることができる。
なお、本実施例の液体噴射装置1においては、下ケース20に第1振動素子としての薄い単板圧電素子42e、上ケース31に第2振動素子としての厚い単板圧電素子42fを有している。そして、単板圧電素子42eと単板圧電素子42fとは同じ材質である。ただし、このような構成に限定されない。例えば、上ケース31に第1振動素子としての薄い単板圧電素子42eを設け、下ケース20に第2振動素子としての厚い単板圧電素子42fを設けてもよい。
[実施例5]
以下に、実施例5の液体噴射装置1について図11を参照して説明する。図11は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1から実施例4の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1から実施例4の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図11では上記実施例1から実施例4と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下に、実施例5の液体噴射装置1について図11を参照して説明する。図11は実施例1の液体噴射装置1における図2から図5に対応する図である。本実施例の液体噴射装置1は、以下で説明する構成以外については、実施例1から実施例4の液体噴射装置1と同様である。このため、本実施例の液体噴射装置1は、下記の説明箇所以外については実施例1から実施例4の液体噴射装置1と同様の特徴を有している。そこで、図11では上記実施例1から実施例4と共通する構成部材は同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
上記のように、実施例4の液体噴射装置1においては、第1振動素子としての薄い単板圧電素子42eと第2振動素子としての厚い単板圧電素子42fとが対向する配置で設けられていた。一方、図11で表されるように、本実施例の液体噴射装置1においては、共に円筒状で夫々の厚さが異なる同じ材質の圧電素子42gと圧電素子42hとを備える。そして、圧電素子42gと圧電素子42hとは、円筒の収縮方向に対し異なる共振周波数を持つ。圧電素子42g及び圧電素子42hは先端部材である上ケース31に挿入され、固定リング32とともに接着固定されている。圧電素子42g及び圧電素子42hの内径は同一であるため、薄肉パイプ状のダイアフラム41gが、圧電素子42g及び圧電素子42hの夫々に固着されている。なお、後部部材33は把持部21の一部を兼ねている。このような構造では、非常に細いペン型の液体噴射装置が構成できるために、彫刻、手術等の微細な作業に好適となる。
別の観点から説明すると、本実施例の液体噴射装置1は、第1振動素子としての圧電素子42gは、第2振動素子としての圧電素子42hよりも共振周波数が高く、圧電素子42hよりもノズル26に近い位置に配置されている。このような構成とすることで、微細な作業に好適な液体噴射装置とすることができる。また、本実施例の液体噴射装置1のように、例えば、断面が円形のアクチュエーター周囲に、中心に穴の空いた断面が円形アクチュエーターを配すれば、断面が円形の液体室25に最大面積のアクチュエーターを収めることができ、液体室25を小型化できるため、液体噴射装置1の小型化が可能になる。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。圧電素子に関しては、共振周波数が高くでき、簡単な構造の単板圧電素子を用いて説明したが、用いる共振周波数によっては、駆動電圧を低くできる積層圧電素子も使用可能である。
1…液体噴射装置、2…ヘッド部、3…液体、3a…連続流、3b…液滴、5…制御装置、6…送液ポンプ、7…液体吸引チューブ(液体搬送管)、8…タンク、9…送液チューブ(液体搬送管)、20…下ケース、21…把持部、23…導入流路(液体搬送管)、24…流入流路開口部(液体搬送管)、25…液体室、26…ノズル、31…上ケース(振動生成部)、32…固定リング、33…後部部材、40…振動生成部、41…ダイアフラム(振動板)、41a…ダイアフラム、41b…ダイアフラム、41c…ダイアフラム、41d…ダイアフラム、41e…ダイアフラム、41f…ダイアフラム、41g…ダイアフラム、41g…ダイアフラム、42…振動素子、42a…単板圧電素子(第1振動素子)、42b…単板圧電素子(第2振動素子)、42c…単板圧電素子(第1振動素子)、42d…単板圧電素子(第2振動素子)、42e…単板圧電素子(第1振動素子)、42f…単板圧電素子(第2振動素子)、42g…圧電素子(第1振動素子)、42h…圧電素子、51…駆動信号線、52…制御信号線、311…ダイアフラム形成面、411…形成面
Claims (10)
- 液体を噴射するノズルと、
前記液体を前記ノズルまで搬送する液体搬送管と、
前記液体、前記ノズル及び前記液体搬送管のうちの少なくともいずれか1つに接し、振動を生成する振動生成部と、
を備え、
前記振動生成部は、振動板と、前記振動板上に配置され互いに共振周波数の異なる複数の振動素子と、を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記振動素子として、第1振動素子と、第2振動素子と、を有し、
前記第1振動素子と前記第2振動素子とは、前記液体の噴射方向と交差する方向に並んで配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項2に記載の液体噴射装置において、
前記第1振動素子は、前記第2振動素子よりも共振周波数が高く、前記第2振動素子よりも前記ノズルに近い位置に配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記振動素子として、第1振動素子と、第2振動素子と、を有し、
前記第2振動素子は、前記第1振動素子を囲むように配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記第1振動素子は、前記第2振動素子よりも共振周波数が高く、前記第2振動素子よりも前記ノズルに近い位置に配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記振動生成部が振動を生成しない状態で前記ノズルから噴射した前記液体が複数の液滴となって飛翔し所定の位置を単位時間に通過する前記液滴の個数を自己液滴化周波数とするとき、
前記振動素子の少なくとも1つが生成する振動の周波数は、前記自己液滴化周波数の1.5倍以下であることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
複数の前記振動素子は、互いに厚みが異なることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
複数の前記振動素子は、互いに材質が異なることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記振動板は、前記液体の噴射方向において前記振動素子の形成面が前記ノズルと対向することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記振動板は、前記液体の噴射方向において前記ノズルと並んで配置されるとともに前記振動素子の形成面が前記液体の噴射方向と交差する方向に面することを特徴とする液体噴射装置。
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